浦添市訪問サービス A 業務委託仕様書 浦添市訪問サービス A 業務受託者が行う内容およびその範囲等は、この仕様書によるものとす る。 1.趣旨 この仕様書は、浦添市訪問サービス A 業務受託者が行う内容及び履行方法等について定める ことを目的とする。 2.事業運営における基本的考え方 介護予防とは、単に高齢者の運動機能や栄養状態といった個々の要素の改善だけを目指すも のではなく、これら心身機能の改善や環境調整などを通じて、個々の高齢者の生活機能(活動レ ベル)や参加(役割レベル)の向上をもたらし、それによって一人ひとりの生きがいや自己実現の ための取り組みを支援して、生活の質(QOL)の向上を目指すものである。これにより、健康寿命を 出来る限りのばすとともに、真に喜ぶに値する長寿社会を創生することを介護予防は目指してい る。 また、介護予防に取り組むうえで以下の 3 つの要素にバランスよく働きかけることが重要である。 (1)「心身機能」:体の働き精神の働き (2)「活動」:ADL、家事、職業能力や屋外歩行といった生活行為全般 (3)「参加」:家庭や社会生活で役割を果たすこと 訪問サービス A の対象者は要支援1、要支援2及び介護予防・生活支援サービス事業対象者 である。これらの対象者は、歩行が不安定であったり、認知機能が低下していたりと虚弱状態(支 援を要する状態)であることが多い。このような高齢者特有の心身の状況等を考慮したうえで事業 を実施し、対象者と関わりをもつことも求められる。 3.業務の内容 業務受託者が行う業務の内容は、次のとおりとする。 【浦添市訪問サービス A 実施要項】より抜粋 (1)介護予防の必要性及び継続することの重要性の周知 (2)調理 (3)衣類の洗濯 (4)居住等の清掃及び整理整頓 (5)生活必需品の買物 (6)生活、身の上又は介護に関する相談 (7)その他必要な相談及び助言 (1) ア イ ウ エ 事業実施の安全性を確保したうえで、具体的な事業内容は下記のとおりとする。 てだこ元気手帳やパンフレットを活用し、介護予防についての知識の普及啓発。 配膳、後片付け、一般的な調理。 洗濯、手洗いによる洗濯、乾燥(物干し)、洗濯物取り入れ、収納、アイロンがけ。 居室内の清掃、トイレ、卓上等の清掃、ゴミ出し。 オ 生活必需品の買物、薬の受け取り カ 利用者からの相談に対する助言、必要に応じて関係機関への案内。 キ 認知症等により、コミュニケーション及び社会との関わりが困難である者の支援、必要に応じ て関係機関と協力し、包括的かつ多角的に支援する。 (2)事業の利用頻度等について ・事業は、1回あたり 1 時間、週に 1 回利用できる。利用期間は6か月~1年。 ・訪問については、原則、毎週月曜日~金曜日の 9:00~17:00(祝祭日除く)の中で行い、固定 制(毎週○曜日)とする。 (3)訪問サービス A 事業の類型 訪問サービス A 事業は、実施できる事業の種類により 2 類型に分類される。 (1) (2) ・介護予防の必要性及び継続する ・介護予防の必要性及び継続する ことの重要性の周知 ことの重要性の周知 ・調理 ・衣類の洗濯 ・衣類の洗濯 ・居住等の清掃及び整理整頓 ・居住等の清掃及び整理整頓 ・生活、身の上又は介護に関する ・生活必需品の買物 相談 ・生活、身の上又は介護に関する ・その他必要な相談及び助言 相談 ・その他必要な相談及び助言 (4)利用料の徴収 利用料(委託料の 1 割)は、受託者で徴収すること。徴収した利用料は市の請求により指定され た銀行で納付すること。 4.実績報告書 受託者は毎月 10 日までに実績報告書等を市長に提出すること。 (1)実績報告書 (2)請求書 (3)利用状況報告書 (4)その他関係資料 5.業務に従事する人員や施設等について ・人員について 訪問サービス A 事業の従事者は、訪問介護員(介護福祉士・介護職員初任者研修を修了した 者)である必要はない ※訪問サービス A 事業の主な従事者として、1名以上配置すること。 ・備品について 訪問サービス A 事業を行うことができる備品を有していること。 6. 研修について 事業実施にあたり一定の研修を受講する必要がある。研修のカリキュラム例は下記のとおりであ るので、事業を実施するにあたり、各事業所で従事者に対し、研修を実施すること。 (訪問サービス A 事業従事者研修カリキュラム例) ・介護保険制度について ・高齢者の特性や認知症について ・家事援助の方法について ・接遇・マナーについて 7.その他 この仕様書にない事項については、市と受託者が協議のうえ、処理すること。
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