映像閲覧やコメント記載等の機能 - NTTアドバンステクノロジ株式会社

2011 年 9 月 7 日
NTTアドバンステクノロジ株式会社
~ クライアントソフトが iPhone/iPad に対応。
映像閲覧やコメント記載等の機能も拡充 ~
モバイルビデオコラボレーションシステム
「RealityVision」ver3.1 をリリース
NTTアドバンステクノロジ株式会社(以下:NTT-AT、本社:東京都新宿区、代表取締
役社長:花澤
隆)は、RealityMobile LLC(本社:アメリカ・バージニア州、CEO:David Kramer)
が開発したモバイルビデオコラボレーションシステム「RealityVision」
の最新版 ver3.1 を本日、
2011 年 9 月 7 日(水)よりリリースします。
今回リリースする ver.3.1 では、これまで Android/WindowsMobile/Blackberry 対応だった
RealityVision Mobile クライアントソフトが、iPhone 4/iPad/iPad2 に対応したほか、グルー
プでの協働作業が一層効率的に行えるようにクライアントソフトの映像閲覧やコメント記載
等の機能を充実させています。
NTT-ATでは、「RealityVision」を 2011 年 10 月 19 日(水)~21(金)に東京ビッグサ
イトで開催される「危機管理産業展 2011」に出展します。
「RealityVision」は、対策本部(指令室)のサーバーと、遠隔地に設置した定点カメラやチ
ームメンバーが持ち歩いているスマートフォンを含む携帯電話や PC などのクライアント端末
を、携帯電話網/Wi-Fi 網/衛星通信網で繋ぎ、映像データのやり取りや通話が行えるシステ
ムです。
■今回(ver3.1)追加された主な機能
1. モバイルクライアントとして、iPhone 4/iPad/iPad2 をサポート
2. 現場作業者による状況把握向上のための機能追加
(1) 現場作業者の iPhone 4/iPad/iPad2、アンドロイド端末でも映像閲覧中にカメラの位置
を示す地図を閲覧可能(マネージメントコンソール、PC クライアントでは実装済の機能)。
さらに、映像に付属したコメントを同時に閲覧可能。
(2) iPhone 4/iPad/iPad2、アンドロイド端末で表示中の映像を停止・巻戻・早送・ライブ
に戻す(ライブ映像の場合)機能を追加
(3) 地図に表示されたカメラなどの映像ソース群から見たい映像をクリックし閲覧。特に
iPad/iPad2 では、地図上で複数箇所を同時に映像閲覧可能。
(4) 過去に自身が送信した映像を、指令室を経由せずに閲覧可能。
(5) 現場作業者主導で映像を閲覧する場合、「お気に入り/ユーザ映像/定点カメラ映像/ス
クリーンキャスト/ビデオファイル/送信ビデオ履歴」と分類され、見たい映像に直ぐにア
クセス可能。
3. 現場作業者が映像にコメント記載可能
(1)クライアント(アンドロイド端末、iPhone/iPad)からアクセス閲覧あるいは、指令室
からプッシュ閲覧中の映像ストリームやストリーム内の特定フレームにコメントを新
規・追加記載でき、映像に関する情報量が増加。
(2)クライアントがライブ映像送信を終了時、自らがコメントを記載可能。
■「RealityVision」でできること(利用シーンの例)
1. 現場作業者から離れた場所にある対策本部(指令室)へ、電話連絡に加えてクライアント端
末で撮影したライブ/保存映像を送信できる。
2. 対策本部(指令室)から現場作業者へ、必要なライブ/保存映像やファイル、指示をボタン
1つでプッシュ送信できる。
3. チームメンバーは国内外のどこにいても、各自のクライアント端末経由で、定点カメラや現
場の情報・対策本部(指令室)からの指示を共有できる。
4. 同様に、対策本部(指令室)は離れた場所にいる専門家とライブ/保存映像、ファイルを共
有できるので、迅速に対策の検討、意思決定が行える。
5. 対策本部(指令室)・専門家・現場作業員が、リアルタイムに一体化して情報の収集・意思
決定・現場作業ができる。あたかも高度に訓練された技術者が現場にいるのと同様の作業効
果と効率・生産性が期待できる。
6. 携帯電話の GPS 機能を使うことで、映像を位置情報とともに把握でき、地図情報との連動も
可能になる。
7. 開発キットを利用することで、映像監視システムの構築や、既存の映像監視システムとの統
合も簡単に行える。
■今後の予定
「RealityVision」を 2011 年 10 月 19 日(水)~21(金)まで、東京ビッグサイトで開催さ
れる「危機管理産業展 2011」に出展します。NTT-ATブースにて「RealityVision」のデモ
をご覧いただけます。その他にも本システムの紹介およびデモを行うプライベートセミナーを
NTT-ATにて開催中です。セミナーの案内はhttp://ngw.ntt-at.co.jp/realityvision/ をご覧くだ
さい。
■価
格
標準価格は、最小 20 ライセンスで 1,800 万円~
システムの内容・規模に応じて異なりますので、詳細についてはお問い合わせください。
<RealityMobile社について>
2003年にアメリカのバージニア州で設立。企業や官庁向けにリアルタイムモバイル映像・データ
コラボレーションを提供。連邦政府関係機関、州や地方の自治体や売上規模全米上位500社に入る
大企業に導入実績がある。NTT-ATは、同社の製品「RealityVision」の代理店として販売およ
び技術サポートを行います。
本件に関するお問い合わせ先
NTTアドバンステクノロジ株式会社
グローバルプロダクツ事業本部
メディアコミュニケーションプロダクツビジネスユニット
RealityVision 担当
TEL:03-5956-9052
FAX:03-5956-9058
E-mail:
URL:http://ngw.ntt-at.co.jp/realityvision/
※ 本お知らせに記載している商品名、サービス名等は、各社の商標または登録商標です。
<参考>
■「RealityVision」の基本構成
1. システムの構成には、市販の定点カメラ、サーバー、パソコン、スマートフォンが使用で
き、通信ネットワークには携帯電話網/Wi-Fi 網/衛星通信網を利用できるため、特別な
準備が要らず、比較的容易にシステムを構築できます。
2. 以下のアプリケーションで構成されます。
(1) RealityVision server software : システムのコア機能を提供。本 software と外部機器と
の通信(ライブビデオストリームを含む)はユーザ認証と SSL 暗号化で保護される。
(2) RealityVision management console : 対策本部(指令室)にて使用し、システム内の全
てのデータトラフィックを可視化・モニタリング・管理できる。現場作業者・専門家を含
むチームメンバーにボタン1つで迅速に必要な情報をプッシュ送信できる。
(3) RealityVision Mobile クライアント : スマートフォンを含む携帯電話で動作。Android、
iPhone 4/iPad/iPad2、WindowsMobile、Blackberry に対応。現場の映像を内蔵カメラでシ
ステム内に送信。GPS データの送信。定点カメラ映像表示。指令室からの各種情報を受信。
(4) RealityVision PC クライアント : Windows PC で RealityVision Mobile クライアントと同
様の機能を提供。カメラを接続し、現場の映像を送信可能。
図1 RealityVision ソフトウェアコンポーネント
図 2 モバイルクライアントの画面イメージ