MAC 日本語版総合カタログ ディービー株式会社 DiiBii Ltd. 概要 Magnetic Analysis Corporation MAC(Magnetic Analysis Corporation) は1928年の創業以 MACの経験豊かなフィールドエンジニアは米国、 来非破壊検査の業界を常にリー ヨーロッパ、オーストラリア、中国を拠点としていま ドしてきました。私は金属業界 が経済的混乱や技術革新を受け、 す。 また訓練を受けた担当者は、アルゼンチン、ブラジル、 年とともに変化してきたのを見 チリ、インド、韓国、メキシコ、ロシア、ルーマニア、 てきました。 南アフリカ、スペイン、台湾、タイ、トルコ、アラブ MACは常に顧客のニーズを満足させる最新 首長国連邦、ウクライナに滞在しています。 のトレンドに焦点を合わせてきました。現 下記対応が可能です。 在の動向はエネルギーの効率化に向いてお ・試験機のコンサルタント り、MACはAPIやASTM,EN,DIN,ほか他の厳 ・機器の設置 しい規格に合致し、OCTG(油井管)や ・オペレータおよび品質管理部署への教育 ・修理、機器構成 SBQ鋼などの生産に適合したシステムを開 発してきました。 弊社は信頼性が高く再現性の良いワイヤ、バー材、チューブ他パーツ用などの試験機を提供します。 ロシアやインド、中国、他東南アジア諸国への大規模な投資に従い、弊社は現地において補修や修 理などを含めた顧客サービスを提供するため現地スタッフを増員しました。その成果は世界中に広 がりました。MACはチューブ、バー材、線材、部品の検査として渦流探傷、超音波探傷、漏洩磁束 探傷など複合した試験機を提供できる世界規模のメーカーとして業界をリードしてきました。 弊社は特殊仕様を含小規模な装置から複雑な装置までのニーズを満足させる見積もりを無料で行い ます。トレーニングやリースなどの相談ほかNDTに関して、遠慮なくお問い合わせください。われ われは貴社の可能性を最大限に広げることに喜んで協力いたします。 3点ガイドロール コイル 回転渦流 自動マーキング 回転超音波 3点ガイドロールベンチ 概要 Magnetic Analysis Corporation MAC の渦流探傷装置、超音波探傷装置、漏洩磁束探傷装置 Magnetic Analysis Corporationは完璧な非破壊検査ラインを製造します ・渦流探傷、超音波探傷、漏洩磁束探傷の検査装置、システム ・バー材、ロッド、チューブ、ワイヤ、板、その他パーツのオンライン/オフライン装置 ・表面欠陥、皮下欠陥、内部欠陥および内外面欠陥の探傷 ・チューブ、パイプの肉厚、内外径、楕円率、偏心率の寸法測定 ・合金鋼における熱処理、硬度、グレードのばらつき検査 ・生産ライン向け装置の設計 ・特殊仕様の装置、制御あるいは完全なシステムに合致した最適な設計 MACのシステムは、石油化学関連や自動車産業向けの高品質なチューブ、バー材の検査に対して API5L、612、ASTM 213、108、434、276、564、そしてEN 10893などの規格に適合します。 MAC のユニークなリースオプション MACは最も標準的な試験装置の短期および長期のリースを提供しています。Macの自身のフィールド スタッフによる設置支援、トレーニング、およびサービスは、リース契約の一部として提供されています。 またそれらのシステムに関する請負契約や、その都度ごとの訪問に関しても対応は可能です。 試験装置 渦流探傷、超音波探傷、漏洩磁束探傷 ニーズに合ったシステム設計 試験は製品を不合格にするものではありません。顧客の仕様を満足させ、いつも最大限に出荷させるため のものです。試験装置は、最も厳しい顧客の要求を満たすか、あるいは品質の名声を維持するための独自 の社内基準に適合しているかどうか、の目的を持って設計されるべきです。 シンプルな試験装置 渦流探傷器 多くのアプリケーションではシンプルな渦流探傷器で仕様を満足することができます。たとえば銅管の例で は1ないし2チャンネルのMultiMac®をコイラーとりコイラーの間に設置し、表面きずやピンホール他のきず の検査を行います。コイルを固定し位置決めするコイルプラットホームは完全なシステム構築に必要です。 渦流探傷器は溶接、引き抜き、矯正、冷間成型などの他の機器と一緒にインラインに設置されてます。絶 縁ワイヤやケーブルの断線や溶接の検査にはMinimac®のようなシンプルな探傷器が使用されます。 超音波探傷器 シンプルな超音波探傷アプリケーションは2またはは4チャンネルのEchomac®FD5を使用し、溶接部に沿っ て接触媒質のためのシュー方式固定プローブを使用する方法や、噴流式または同様のカップリング方式、 あるいは管回転式の水浸探傷でフルボディー探傷を行う例などががあります。 尐量の検査のため装置に投資しますか? Contact MAC at +1 (330) 758-1367 Boardman, Ohio Test Facility MAC所有のISO認定NDT試験設備 MACはお客様の依頼検査業務をを行います ・直径3.5”(89mm)、長さ45ft(13.7m) ・貫通コイル、または回転渦流試験 ・高速回転超音波探傷試験 ・表面、表皮下、内部の探傷 ・合金鋼の測長やグレードや硬度の測定 ・チューブの肉厚測定:分解能0.00003”(0.008mm) ・工業規格の適合(ASTME-213、ASTME-243、 Mill STD2154) ・試験及び返送は48時間以内 MACオハイオラボにおける 鋼バー材の検査 より厳しい仕様も満たします 漏洩磁束探傷 漏洩磁束探傷技術は炭素鋼の厚肉チューブの試験や、内外面の表面きずよび内質のきず試験に最適な 方法の一つです。 MACの周方向、軸方向用回転式試験機Rotoflux®は油井管に求められる内外面5%の 欠陥検出が可能です。(ただし材料の種類は条件により異なります。) 優れた電子制御と検査材とセンサーのための精密な機構部を持った漏洩磁束探傷装置は、渦流探傷装 置や超音波探傷装置との一つあるいは複数の組み合わせができ、最も困難な生産速度での検査のパ フォーマンスを高めることができます。 試験装置 チューブ&パイプのアプリケーション 溶接管&シームレス鋼管 インライン ステンレス管用の渦電流試験は2チャンネルの探 傷器を使用し、溶接部の欠陥検出用のコイルと ベースメタル全周の欠陥検出用貫通コイルをライ ン上の異なる点2か所に設置し行います。実際の 試験装置は2チャンネルの渦流探傷器MultiMacと、 Coil Platformsに取り付けられた貫通コイルとセク タコイルとを使用します。 冷間引き抜きやさらに厳しい条件の溶接管やシー ムレス管の場合小径であっても回転超音波探傷 器Echomacが最適な選択となります。 オフライン Echomac FD-5 /Echomac Rotary;溶接鋼管検 査の代表的な試験装置で肉厚測定、溶接不 良などの周方向/軸方向探傷の回転超音波 検査装置 ・MultiMac;溶接部の微小欠陥、インクルー ジョン、ボイド、キャビティー用の渦流探傷器 ・Varimac ®;合金のチェックをする電磁気式 異材弁別器 ・Coil Platforms /Elevating Tables/ Automatic Markers/ Learn Drive/ Auto-Diameter Feed System;豊富な周辺装置を提供します。 左の装置は小径厚肉の溶接管 検査機として設計されています。 管サイズは3.5”(88.9mm)まで適 用します。 検出欠陥は周方向、軸方向およ びオブリックの内外面欠陥です。 このシステムは肉厚5%欠陥の検 出のような厳しい規格、API5Lや ASTM E213 に準拠しています。 Echomac回転超音波探傷装置は 3点ガイドロールベンチ上におか れ溶接ラインの最終工程に設置 されます。マーキング装置、給水 装置も設備に含まれます。 油井管の工業規格に適合 増大する油井管の厚肉化の要求に対し軸方向欠陥 同様に周方向欠陥の検出能な漏洩磁束探傷機が開 発されました。漏洩磁束探傷機と超音波探傷機の組 み合わせはAPI5LやASTMA252に代表される API,ASTM,DIN,ENなどの規格に適合した総合的な検 査装置となります。 最新のMACの漏洩磁束探傷装置Rotofluxは、軸方 向欠陥用の回転機構部に加え周方向欠陥用の第2 の回転機構部を持っています。回転超音波探傷装置 Echomacは肉厚測定に加えラミネーション検査がで きます。 付帯設備として消磁装置Demagnetizerとアップセット パイプエンド用の関節式ロール式送り装置がありま す。これれの装置は3点ガイドロールベンチTriple Guide Roll Benchに設置されます。 試験装置 チューブ&パイプのアプリケーション 熱交換器用チューブ Echomac回転超音波探傷装置はクロム鋼、 オーステナイト、チタン合金、銅および他の金 属の大径の溶接管、シームレス管の検査をカ バーします。製品の外径や諸条件に合った高 処理能力を持ち、端部の不感帯は50mm以下 の能力があります。 システムはEchomac FD-5で構成され最大32 チャンネル、ネットワークによる遠隔操作と表 示が可能であり、モニターにはマルチチャンネ ルのAスコープとストリップチャートが同時表示 されます。このシステムはASTM E213とEN10893規格に準拠します。 複雑な車用チューブ MACは車のサスペンションやクロスメンバー用 の肉厚にばらつきのあるパイプ検査用の軸方 向欠陥用のRotofluxを実用化しました。このパ イプは焼き入れ/冷間加工/矯正された炭素鋼 のERWパイプです。 目的とする欠陥は、溶接部欠陥、内外面のク ラック、スライバー、溶接不良、溶接部のポロ シティーなどです。3点ガイドロール Triple Guide Roll Benchは機械精度を保ちながら迅 速な段取り替えを行います。 EZ dropの特長は 材料に傷をつけないようハンドリングを行うこと です。システムはインライン装置です。また ASTM E570 や EN 61000の規格に準拠します。 シグマ相検出 シグマ相はチューブやバー材が脆くなる原因 で、広範囲な熱処理によりおこり、靭性や耐食 性の低下を引きおこします。かなりの長さがあ り点状ではないため非常に複雑な検査条件を が必要です。 MultiMacを使用した検査装置は アブソリュートチャンネルと特殊コイル、客先か ら提供される基準TPを使用し、断面積比2.6% のシグマ相が検出できました。 装置はASTM A923に準拠します。 非鉄金属中の第一鉄インクルージョン フィン付きツールなどになるチューブの製造中に混入する金属介在物は3mg程度の大きさです。した がって通常の簡単な渦流探傷コイルでは検出できません。このようなケースでは、より良い結果を出す ために漏洩磁束のMagnetic Inclusion Detector(MID)を使用する必要があります。このために、特殊コ イルを備えた MultiMacは第一鉄の検出に必要な直流磁場を形成します。 試験装置 バー材&ビレットのアプリケーション 非鉄金属中の第一鉄インクルージョン 非磁性体ロッド/バー材中の強磁性体の小さな介在物の検出には空芯コイルを持ったProduction Comparator ® PC-VIがオフラインおよびインラインで使用されます。PC-VIは丸、六角あるいは特殊形状 のいろいろな条件のバー材のオーステナイト系の製品の検査に使用されます。チューブ、バー材の介 在物検査装置は ASTM E309, EN 10246-3, あるいはDIN 17679などの規格に準拠し試験されます。 冷間引き抜き炭素鋼のバー材 冷間引き抜きバー検査の回転渦流探傷装置(左) と貫通コイルとコイルプラットホーム(右) MultiMac回転渦流探傷装置はバー材の長手方 向のすじきず、ラップ、ひっかき傷あるいはクラッ クなどの表面きずの検出するため材料表面をプ ローブを回転させ検査します。貫通コイル装置は Coil Platform 上に配置された貫通コイルにより すじきず、クラック、ひっかき傷などの短い傷検出 に使われます。さらに貫通渦流装置は設定され たパラメータにい従材料中に浸透し皮下の異常 を検出ることができます。磁性体の検査には磁気 飽和タイプの装置を使用します。MACは十分に 磁化できる直流のコイルプラットホームを提供し ます。装置はASTM A564規格に準拠し試験され ます。 熱間圧延バーの検査 黒皮のバー材の検査にもMultiMac回転渦流探傷装置は使用可能です。 MultiMac回転渦流探傷装置は表面状態や斜めきずに対して高検出能 を持ち、AIR RIDE や距離補正によりプローブを保護し、スケールの影 響を受けずにバー材の検査を行います。MultiMacのFlaw Verifyの特長 は表面スケールによりおこる誤判定を排除することにあり、ショットブラ ストを不要のものとしました。この装置はASTM A29規格に準拠します。 Rotomac®BQは、キュリー点以上の材料温度のような極端な高温の条 件で動作が可能です。この渦流探傷機は長手のすじ状の欠陥検出の ため、固定型と回転型のプローブが熱間圧延のバー/ワイヤのラインに 直接取り付けられます。この装置はASTM E1003規格に準拠します。 丸および角ビレットの検査 MACは熱間圧延の9”(228.6mm)の角ビレット と、最大9”(228.6mm)の丸棒の内部欠陥検査 用としての超音波ビレット検査装置と、角ビレッ トの平面部とコーナー部表面検査用の渦流探 傷装置を提供します。(MIL STD 2154) 超音波装置は36チャンネルのEchomac特別仕 様の機構部を持ちます。渦流装置は8チャンネ ルのMultiMacを使用し平面用として4個の回 転プローブ、コーナー用として4個のセクタープ ローブを持ちます。 ビレット用の渦流探傷装置は平面用の4台のヘッド プレートとコーナ用の4個のプローブで構成される。 試験装置 ワイヤ&ストリップのアプリケーション 帯鋼のラミネーション検査 ワイヤ、ロッド、絶縁ケーブルの 不連続部及び溶接部の検査 Minimac® MAC 40渦流探傷装置はワイヤ、ロッ ド、絶縁ケーブルの検査に最適です。鋼、ステン レス合金ほか非磁性体などの表面、皮下の短 いクラック、突合せ溶接部、介在物などを検査し ます。 アルミニューム帯鋼用渦流探傷装置 方形の差動コイルを使用したMinimac MAC 40渦 流探傷装置で接点用の銅/銀張り合わせ帯鋼の ラミネーション検査を行います。銅の帯鋼に銀の レイヤーを張り合わせると良好な接点ができます が、製造工程中に銅と銀の張り合わせ部に隙間 やラミネーションが発生し、検査する必要があり ます。 高周波オプションによりタングステンフィラメントの ような細いワイヤの溶接部やロウ付け部の検出が 可能です。CP10やCP15などのコイルプラットホー ムがケーブルやワイヤのような小径の検査に最適 です。さらに高いアプリケーションの要求に対して はMultiMacACやMultiMacSMなどの機器を用意し ています。 バイメタルの欠陥検査 プレート検査に導入されたEchoMac超音波探傷装置 プレート、シート、ストリップ用の カスタム検査システム 2個の9RプローブMultiMacACにより、鋼合金(弱 磁性)と突合せ溶接接合したバイメタルに生じるへ こみ、ピットほか溶接欠陥を容易に検出します。バ イメタルの表裏両面を同時に検査します。 MACには磁性体/非磁性体のプレート、シート、ス トリップ用のカスタム超音波システム、渦流システ ムがあります。表面探傷用として渦流システムが ありラミネーションの100%探傷用として超音波シ ステムがあり、幅5mまでのプレート、シートに対 応します。非鉄金属シートの第一鉄介在物検出 はMACのMIDテクノロジーにより可能です。 MACの Echomac FD5は既設の水浸式、スカータ 式、噴流式ほかいろいろなNDT装置を、Cスキャン ソフトウェアを含めて容易に更新できます。 Echomac FD5に更新して、処理速度を犠牲にする ことなく選出能を向上させS/Nを高めることができ ます。 エッジ部から0.1”の溶接欠陥の信号を示す 試験装置 部品検査のアリケーション 部品検査 渦流コイル 上の写真はModel570パーツ ゲートと選別コイルを備えた Vairmacで手動選別が必要 だった長いピン部品の選別を 行っている 比較コイルを使用した Varimacは合金などの部 品の熱処理、硬度、寸法 違いあるいはクラック検 出を含めばらつきを検査 します。 MAC Parts Gates(左の写真)は毎秒6 個の速度で3つのグルー プに弁別し数量カウントし ます。選別回路は正確な 調整により最適な弁別を 可能とします。 Vairmacのスクリーンと選別コイル(左) 部品検査の代表的アプリケーション 電磁コイル 高感度の低周波測定器Production Comparatorは信 号の位相、振幅、高調波歪の変化により弁別する選 別回路を持ちます。狭い範囲で選別することが可能 です。オプションののマルチ周波数ソフトウェアは8周 波数の同時分析ができ複雑なテスト要件を満たすこ とを可能です。 PC-VIは、炭素鋼製品の焼き入れ深さ、 内部硬度、等級ド及び組織の変化を検出することが 可能です。 ・ワッシャーと エキスパンダ ・コイルばね ・ベアリングレース ・ベアリングの インナー、アウター ・ボールベアリング ・ファスナー ・ストラッドロッド ・CV ジョイント ・ピストン、ピストンピン ・リベット、釘、ねじ ・ナット、スタッド、ボルト ・注射針 ・手術用メス ・CV ジョイント ・ピストン/ピストンピン ・その他各種部品 チューブ、バー、プレート ワイヤなど *アプリケーションの確実なNDTソリューションを 得るため、どんな部品でもMACの経験豊富な技 術者による無料の評価を行います。 曲げ加工や成型加工前のチューブやバー材などのより厳しい検査のため、MACは優れた渦流探傷装置、 超音波探傷装置、漏洩磁束探傷装置を顧客の要求に合わせ提供します。 回転渦流装置 回転漏洩磁束装置 回転渦流探傷装置は貫通コイルと合わせてクラック、 ラップ、スライバーなどの表面および皮下欠陥をカ バー率100%で検査することができます。 回転超音波装置 部品や管状の製品の検査のその他の方法と して、MACのRotoflux回転漏洩磁束探傷装置 があります。この技術は厚肉材料の周方向 欠陥/軸方向欠陥の検査に適用されます。 MACは最近切断後の、肉厚のばらつきが大 きく複雑な自動車用チューブの検査として漏 内部欠陥、肉厚測定、 洩磁束探傷機を導入しました。 内径測定は、超音波 探傷器Echomac 特殊な部品や検査条件に対して、MACは過 FD5 が最適です。 流探傷、超音波探傷、漏洩磁束探傷の統合 化を含めカスタマイズすることができます。 超音波探傷 Echomac® Test Systems 表面および内部探傷、肉厚測定、内外径測定用 超音波計測機器 ECHOMAC® FD-5 超音波計測装置 ・FD-5は最大32チャンネルの同時励振装置を構成できます。 ・縦波、横波探傷 ・反射法、透過法 ・探傷および肉厚測定はチャンネルごとにユーザー設定可能 ・マルチチャンネル探傷時問題になるゴースト対策として送信 のシーケンス調整可能 ・16セグメントの距離振幅補正(DAC)搭載 ・ネットワークによる完全なリモート表示およびコントロール Echomac® FD5 超音波計測機セットアップ表示 新しいFD-5はラックマウント式のディスプレーと引き出し付きのキーボードを収納したキャビネット構成になっています。上に示され ているディスプレーのAスコープは横波による外表面ノッチを示しています。内表面も同様です。ゲート表示している水平バーはス レッシュホールドを示します。スクリーン下部に表示しているストリップチャート表示はゲート内のピーク振幅を示します。 MAC独自のソフトウェアは計測機器を制御し、設定パラメー、全チャンネルのAスコープ、ストリップチャート を同時表示します。また4個の独立したゲートを持っています。FDシリーズは回転超音波、水浸法、噴流法、 スカータ法ほかどのような超音波システムにも適用できます。機器更新の際はプローブ交換なしでアップグ レード可能です。 代表的アプリケーション ・バー材、ビレット、ワイヤ、プレートなどの要求の厳しい表面、皮下、内部探傷 ・高度な、チューブやパイプの内外面探傷、肉厚/内外径測定 ・渦流探傷ではできない六角棒、角棒、丸棒の内部探傷 ・適用例;油井管、熱交換器用チューブ、ボイラーチューブ、アンビリカルチューブおよび高品質の バー材など MAC回転超音波装置 ECHOMAC回転超音波探傷装 置は高速の処理能力を有し ます。回転プローブは横波 (表面/皮下探傷)と縦波(内 部欠陥および肉厚測定など の寸法測定)に使用されます。 標準タイプは1/4”~ 14”(6.35mm~360mm)まであ ります。搬送速度は最大 400fpm(120mpm)です。ただ し材料径や条件により異なり ます。 漏洩磁束探傷 Rotoflux® Test Systems ROTOFLUX®計測装置 Rotoflux漏洩磁束探傷機は軸方向欠陥用の最大 24チャンネルと、周方向欠陥用の48チャンネルが あります。それぞれのプローブの感度、フィルター、 スレッシュホールドなどの関連するパラメータ設定 は画面上のメニューによりマウスとキーボードで行 います。ソフトウェアはWindows®プラットホーム上 で動作し、設定や保存を行います。 6出力のいずれにも適用できるきずのトラッキング の設定および端部のブランキングはソフトウェアで 行われます。ディスプレーにはすべてのチャンネ ルのIDとODを分離して表示されます。ストリップ 上の信号表示は13”(330mm)の鋳工パイプの チャートの表示はIDとODの最大値をオペレータの 内面クラックを表示している 設定する時間(msec単位)ホールドし表示されます。 各チャンネルはマルチスクリーン上に独立してズームアップすることができます。またスレッシュホールド はID,OD独立して設定できます。 厚肉磁性体チューブの軸方向、周方向欠陥探傷用漏洩磁束探傷装置 軸方向用ROTOFLUX® 軸方向欠陥はヘッドプレート上に取り付けられた磁化コイルと検出コ イルを回転して検出されます。すじきず、ラップ、溶接線上のきずなど の軸方向欠陥の検出にトラバース状に配置された磁化コイルが使用 されます。溶接鋼管の溶接部信号を抑制するための特殊動作モード を選択することができます。 Rotofluxの機構部は通常引き出し機構と昇降機構部を持ちます。こ の機構部は試験材に対する正確な位置決めや校正、メンテナンスあ るいは磁極の交換などの際ライン から退避する際に使用されます。 軸方向用回転機構部 周方向用ROTOFLUX® 周方向欠陥を検出するために、磁化極は被試験材料の軸に垂直な固定 位置に配置されています。被検査材が磁場を通過して、周方向の欠陥に よって発生する漏れ磁束を回転するセンサーで検出します。 周方向の欠陥検出装置と軸方向検出装置を使用することにより、チュー ブの生産者は、API5L、ASTM E570に代表されるAPIおよびASTM規格に準 拠した検査を行うことができます。 軸方向用回転機構部 代表的アプリケーション ・油井管用の厚肉チューブや他の石油、ガス関連のチューブ ・応用例;ドリルパイプ、ケーシング、サッカーロッド、アンビリカルコイル、カップリング 現在の装置は材質や条件によりますが、外径2”(50mm)~16”(406mm)、肉厚3/4”(19mm)の範 囲で、内外面5%の軸方向、周方向欠陥に対応します。 またこの探傷装置は磁性体部品の内面、内質、外面の欠陥を検出します。 渦流探傷 Eddy Current Inspection Systems 渦流探傷装置はすじ状の周方向欠陥、不連続欠陥、軸方向欠陥を検出します MACの渦流探傷システムはコンピュータベースで構築され、試験コイル、プローブ、コイルプラットホームほか 回転機構部、ハンドリング機構、および制御装置をそろえ最適な試験環境を提供いたします。 MULTIMAC® 貫通渦流、セクタープローブ、回転渦流に使用されるマルチタイプ 渦流探傷器です。 汎用性の高いMULTIMAC®は周方向欠陥、不連続欠陥、軸 方向欠陥のすじ状の表面欠陥を検出します。 この探傷器の特長は任意の組み合わせで最大8チャンネル あり、1KHz~5MHzの広い周波数レンジを持ち、優れたグラ フィカルインターフェースを有します。装置はOSとして Windows®を搭載した高速の工業用コンピュータとMACの専 用ソフトウェアより構成されます。 MULTIMACは幅広い非鉄 金属の検査、および直流 磁気飽和による磁性体の 検査に適用できます。 端部抑制回路は、オプションセンサーとの組み合わせにより、先後端の 切断部分から発生する疑似信号を抑制することができます。 MultiMac SM(上写真)とACは2チャンネルタイプです MAC 400 MINIMAC® MAC 40 貫通渦流、セクターコイル用マルチ探傷器 低価格のシングル チャンネルタイプ 専用アプリケー ション用探傷器 MAC400は独立した4つ のチャンネルと持ち周 方向の不連続欠陥の 試験に使用されます。 複数のエンコーダ入力 を持ち、複数のライン の検査が同時にできま す。Windowsベースで 構築され、オプションの 大型スクリーン上に設 定や試験結果が表示 されます。 タッチペンやマウス、キーボードを使用し、タッチス クリーン上で“ドラッグアンドドロップ”操作により簡 単な操作が可能です。また完全なネットワーク対応 です。 オペレータの調整 が不要の簡単に セットアップできる 連続製造ライン向 けの探傷器です。 設定は位相、フィル ター、感度と周波数が 可能です。 試験データはモニターを 使用しキーボードにより保存、送信、印字が可 能です。Minimacはネットワーク対応でき、磁性、 非磁性チューブ/ワイヤ/バー材の検査で最大 4000fpm(1200mpm)での検査が可能です。 渦流探傷 Test Coils & Rotary Probes 最適な試験用センサーの選択 渦流センサーは試験材料と機器にて処理されるデータ相互と関係します。 基本的な渦流探傷のセンサーは貫通/セクターコイルと回転渦流の2種類です。 貫通/セクターコイル技術 貫通/セクターコイルによる探傷は試験材を交流電流により励磁されたコイルに貫 通または近接させて行われます。この時試験材の周辺あるいはセクターコイルの 場合はコイル下部に渦電流が発生します。短いあるいは断続的な異常や欠陥は 渦電流の乱れを生じさせ測定器により検出されます。アブソリュートコイル、差動コ イルあるいはそれらの組み合わせコイルが使用されます。 回転渦流技術 溶接管用354タンジェント コイルプラットホーム 回転渦流技術は試験材を直進させ、試験プローブを回転させてらせん状の 試験パターンで検査します。プローブが欠陥を横切ると渦電流の乱れが検 出されます。確実に検出できるきず最小長さは、プローブ回転数、プローブ サイズ、材料とのギャップそして材料速度により決まります。 バー材用回転渦流装置 MACの回転渦流装置の特長は、処理速度を犠牲にせずに短い傷を検出す るための無段変速の高速回転数(1800~6000RPM)とヘッドプレート上のマ ルチプローブにあります。同様の結果は試験プローブを固定し、材料を回転 させた場合でも得られます。回転渦流試験は非磁性、磁性体のワイヤや バー材の線状の表面欠陥検出の方法です。MACの回転渦流装置は直径最 大180mmまで対応します。 代表的アプリケーション 貫通/セクター試験技術 ・非磁性体/磁性体のワイヤ、バー材、チューブのインライン、オンラインの 表面/表面直下きずの検出 ・溶接管の溶接部、あるいは全周の短い内面または外面きず検査 ・方形、長方形、六角、丸などを含む均一な断面をもった試験体 ・小径のワイヤ、チューブなどの試験体の短い傷の検査 ・単芯、多芯ケーブルの導通、溶接位置のチェック 回転渦流試験技術 ・冷間引き抜きワイヤあるいは切断されたバー材の線状表面きず検査 ・伸線や成型、巻き線や矯正切断などの工程のある線材の連続インライン検査 ・切断後の検査は通常オフラインで行われる ・シャフトやベアリングなどの短い試験体の長手方向の表面きず検査 貫通あるいはセグメントタイプ の渦流探傷用の65㎜コイルプ ラットホーム 試験材を飽和させる電磁石が 搭載されている ハンドリング装置 Magnetic Analysis Corporation モジュラータイプ搬送システム MACは14”までの材料の特殊仕様 の搬送/ハンドリング装置を提供し ます。このシステムはテストベンチ、 複数の検査装置あるいはピンチな どのシーケンス制御を含みます。 大量の入出力はプログラマブルロ ジックコントローラ(PLC)により制御 されます。 3点ロールテストベンチ V ロールテストベンチ MACの標準テスト ベンチは120度の Vロールとピンチ ロールで試験体 の芯出しと保持を します。下部固定 側のVロールと上 部のフラットロー ルで試験体を3点 接触させて誤判定のもとになる試験体の振動を抑 制します。フラットロールの位置は試験体のサイズ により自動あるいは手動で調整します。搬送機構 は必要に応じて試験体をコイルプラットホームまた は回転機構部の搬送を行います。 通常大型の回転機構部を持つため、テストベンチ 上に独立した昇降プラットホームが設けられます。 角材のためには90度のロールが使用されます。試 験体のサイズ替えの際には試験機構部を調整す るために、自動外径制御が使われます。 コイルプラットホームと駆動 試験機器の正確な保持と位置決めの機構部、 テストコイル/プローブと駆動装置は正確で一貫 性のある試験には不可欠です。 MACは広い範囲のコイルプラットホーム、駆動 装置、昇降機構部ほか必要な付帯設備を提供 します。 センタリングのための 3点ガイドロールは MACの試験設備の 様々な機械コンポー ネントのオプションで す。このベンチは試験 材の振動による誤判 定を低減します。 3点ロールはベンチの 両サイドに付きます。 それぞれのロールは超硬加工され、センタリングしな がら個別のACモーターにより試験体を駆動します。 周波数可変モータにより同期運転されます。調整時 やメンテナンス時は引き出し機構によりオフラインに 移動します。 ベンチ全体は 試験コイルを 試験材にセン タリングするた め上下調整さ れます。ベンチ の高さ調整と 3点ピンチロー ルの調整は試 回転超音波用の昇降機構、引き出し機 験体のサイズ 構のついた3点ロールベンチ に合わせシーケ ンスコントローラにより自動的に行われます。 このようなセンタリングベンチは変形した端部の材 料やアプセットパイプあるいは矯正の難しい材料に 対して有効です。 講習会 Magnetic Analysis Corporation 電磁気レベルⅠ、Ⅱ講習会 これらのコースは年2回MACニューヨークで行わ れ、客先設備での開催も可能です*。修了書は ASNT資格に適合したとして授与されます。 内容 ・電磁気理論 ・非磁性体の渦流理論 ・磁性体の渦流理論 ・探傷原理 ・選択の仕方 ・試験原理の応用 ・探傷用の貫通コイルタイプ ・コイルとプローブ† ・選別機器-原理 ・選別機器-応用 ・回転渦流探傷 ・読み出し機器 ・電子機器の操作 ・実習 超音波レベルⅠ、Ⅱ講習会 内容 ・超音波試験の紹介 ・音響の基本原理 ・トランスデューサの動作と理論 ・超音波試験装置 ・超音波試験の基本 ・MAC FD5の操作† ・回転超音波装置の操作 *広さや出席者数に条件があります。 †これらのコースはMACによって設計製造された NDT機器に基づいて行われます。 追加情報やコース受講をご希望の方は、ホームページよりお問い合わせのページにアクセスしフォームに必要事項を記入す るか、または[email protected]にメールを送ってください。 機器リファレンスガイド 渦流 渦流コイル、回転渦流探傷機の操作 Varimac (渦流材料弁別器)とコイル プロダクションコンパレータ (電磁気)とコイル MultiMac試験機 (8チャンネル)とコイル MultiMac SM or AC (2チャンネル)とコイル Minimac MAC40 (1チャンネル) MAC 400試験機 (4チャンネル) Rotomac BQ (2チャンネル) 漏洩磁束 MFL T & L回転探傷機の操作 Rotoflux TRFX & LRFX探傷機および機構部 向かって左側はMACのVロールテストベンチ上の自動マーカー。 ロールの向こう側に保護シールドがある。中央部は引き出しと 昇降機構部上の回転超音探傷機。その奥は独立した引き出し と昇降機構部上の回転漏洩磁束探傷機(T&L)。この装置はAPI 規格に対応する厚肉の磁性油井管用に設計されたもの。 超音波 回転超音波探傷機の操作 FD5探傷機(32チャンネル) ECHOMAC回転機構部(最大外径14.2”/360mm) AUTOSORT, ECHOMAC, MAC, MINIMAC, MULTIMAC, PROMAC, ROTOFLUX, ROTOMAC, VARIMAC ECHOHUNTER はMagnetic Analysis Corporationの登録商標です。 Windows はMicrosoft Corporationの登録商標です。 お問い合わせ ディービー株式会社 DiiBii Ltd. 〒610-0352京都府京田辺市花住坂1-2-1-3F ☎ 0774-27-2314 Fax 0774-27-2315 URL http://www.db-kk.com
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