実現部門 優秀賞 クラウド型のデジタルサイネージ をつかった旅館への

実現部門
優秀賞
タイトル
クラウド型のデジタルサイネージ
をつかった旅館への情報発信
提案者:青木敬博
デジタルサイネージとは
内容
伊東では各所に「デジタルサイネージ」が置いて
ありますが、あれは『コンテンツを差し替える仕組み』
のサイネージだと思います。
差し替える仕組みだと、いちいち人がその場所に
いって、情報を差し替えなくてはならず、非効率な上
に、リアルタイムの送信ができなません。
ところが今はコンテンツを差し替える必要のある「デ
ジタルサイネージ」ではなく、たとえば市役所で一元
管理をして、インターネットを通じて、テレビに情報を
映し出すデジタルサイネージサービスがあります。
デジタルサイネージとは
これを宿泊施設に設置してもらう、テレビは大分
安価になってきたし、初期費用としては負担は少なく、
月額の費用は3千円程度なので、旅館側にもっても
らう。
旅館側としても手間がかかることなく、伊東のイベン
ト情報を伝える事ができるので、WIN-WINの関係に
なります。
『デジタル』は紙面に限りがあるといっ
た従来の印刷物等と異なり、基本無
限に情報を流すことができます。また、
スペースはテレビ画面一つ分。いまま
でのようにポスターを何枚もはるス
ペースは必要ありません。この方法は
小さい宿にもメリットがあります。
旅館側が自分達にあったサイズ
のテレビやモニターを用意すれば
いいので、『大きいポスターは貼
れない』といったような問題もク
リアになります。
また、これらは『プッシュ情
報』です。『プッシュ情報』とは
本人の意思とは関係無く入ってく
る情報の事。(逆=PULL情報
HPなどが当てはまる。検索する
言葉をいれて引き寄せる情報。
これが何を意味するかというと『知らない事は探せ
ない』『思い出さないことは探さない』ということに
なる。例えば「按針祭」の認知度は「旅の販促研究
所」というところの2007年の資料によると全国で
8.6%しか認知度がない。
いくら自分のHP内で情報を更新しても、8.6%
の中の、しかも『探したい』と思った人にしか情報が
届く可能性がないということです。)
今は情報が溢れているので『プッシュ情報』で届け
ることに意味があります。
按針祭もこの程度の認知度なので、他のイベントは
まだまだ知られていないと推測できます。(実際に同
じ資料では大田楽認知度1.2% 花笠踊り3.9% め
ちゃくちゃ市1.8%)伊東市が後援を決めたイベント
は大なり小なり全部流す。
そうすることで宿泊施設側も知らなかった情報
も出てくるだろうから、宿泊施設側もすすめやす
くなります。
また、自社のホームページやブログにも書きやす
くなり、発信者が増えることでさらなる効果を期
待できます。
モバイルPCでも持ち出せば、その場で写真を撮っ
て、リアルな状況も映し出せるので、そうすれば街に
歩きだそうと思う人も多くなるのではないか、歩き出
せば、お客がいないからと早くから閉めてしまう商店
街もお店を開けるようになるのではと思います。
コンテンツを作り込む費用の問題を提起する人もい
ると思うが基本、コンテンツは作り込む必要がありま
せん。
チラシなどを作った場合かならずデジタルデー
ターになるので、それを掲載すれば。コンテンツに
お金はかかりません。このパターンの『デジタルサ
イネージ』編集などの作業も生まれません。
駅を降りて宿にまっすぐ行って、そこで飲食をし、
翌朝帰るだけでは、『ただ飲む場所を変えただけ』
で、感動もなにもありません。
お土産やカラオケの施設は一部の宿泊施設で
は「無料」になり、有料のところは維持費が負
担と辞めるところも出てきた。
無料でも流行っているかとそうでもなく、ただ単
に『時間つぶし』といった傾向が見られます。
なぜなら、それらは全て都会でも出来る物だから。
観光客が求めているのは「非日常」。
今の伊東の現状は『イベント』をやっても、やっ
ていることすら知られていない。
そもそも『情報』が伝わっていないため、効果が
でていないと考えるべきです。
『情報』を『無駄なく』そして、『労力をすくな
く』届ける方法として上記を提案します。
さらに言うと、イベントに観光客をだすことができる
と、さらなる『情報』の拡散が見込めます。
ツイッター、フェイスブックという言葉を聞いたこと
があると思いますが、
今、これらが大きく『情報』の流れを変えています。
ツイッター、Facebookはいまや雑紙より影響力がありま
す。
ツイッター、フェイスブックの最大の特徴は一人一人
が発信者になれるということです。
一人一人が発信者になると、どんなメディアもかない
ません。
たとえば、一人が100人づつしか情報を届けられなくて
も、それが1,000人いたとします。イベントに出てい
る人数を考えればそんなに難しくないと思います。
これはもう雑誌以上の数字です。
今、この『情報』の流れに気づいた所だけが、勝ち組
になっています。一つ大きい『情報』が流れている
のです。
旧態依然の販促物だけでは、それ以上に数をだす『情
報』があるので『情報』が届かないのです。
デジタルサイネージを起点として、イベントに人を出
すことで、さらなる『情報』を発信することができ、
また、この仕組みは災害時には災害情報も出すことが
できます。
進め方
まずはデジタルサイネージの会社を決定。
旅館組合等に働きかけて設置の依頼
市役所内に1ケ所(一人)発信の人をつくる
財源案
基本は旅館側に持ってもらう。旅館側として
も手間がかかることなく、伊東のイベント情報を
伝える事ができるので、WINーWINの関係に
なる。
さらに費用は旅館側がほとんどもっているの
で、市民の税金使用に対する不信感は少なくなる
と思う。
効果見込
そもそも伊東市のイベントは『情報』が届いて
いないというところに起因していると思います。
『情報』が届けば経済効果が出てくると思います。
また、人口が減っていくこれからはリピートの
ないビジネスでは未来はありません。
逆に『思い出』をつくれる状況を作ってあげれ
ばリピートが生まれ、経済効果があると思います。