2015年10月 - 社会福祉法人 緑寿会

(1)第86号
花咲かだより ( 初 秋 号 )
社会福祉法人 緑寿会
特別養護老人ホーム
山科苑
デイサービスセンター 山 科 苑
居宅介護支援センター 山 科 苑
京都市山科区大塚野溝町 3 番地
TEL (075)593‐0800
Mail:yamash[email protected]
www. http://ryokujukai.com/
題字 森 キヨさん
食欲の秋とはおっしゃいますが
年中いつでも好きな 時に
好きな 物を、
好きな だけ作って食べたい♪
花咲かだより ( 初 秋 号 )
(2)第86号
ご挨拶
施設長 吉澤 英樹
秋冷の候、ますます御健勝のこととお喜び申し上げます。
日頃より当法人運営にご支援ご協力を賜り、誠にありがとうござ
います。
つい先日までは、夏のように暑かった毎日があっという間に肌寒
さを感じる季節になってしまいました。皆様、いかがお過ごしでし
ょうか。
この度、十一月八日に山科苑におきまして夢かなえる介護を目指
してをテーマに「地域公開セミナー」を開催する運びとなりました。
午前・午後の二部制としており、午前の部では、山科苑にお住い
のご利用者さんと一緒に山科苑の取り組みについて発表会を行い
ます。お昼の休憩をはさみまして午後は介護技術セミナーを紫野庵
の青山幸広先生をお迎えして実施します。その後、山科苑見学ツア
ーを行います。地域の皆様にご参加いただくことにより当施設を知
っていただき、交流を深める機会になればと考えております。詳細
につきましては別紙のお知らせチラシをご覧ください。ご参加の
程、お待ちしております。
また、山科苑では今後の長期的な取り組みといたしまして、現在、
各居室のリニューアルについて検討しております。ご利用者さんの
お部屋のプライバシーについて検討していきたいと考えておりま
す、また、ご家族様からのご指摘のありました照明器具関係につき
ましても、非常に老朽化が進んでおりますので居室内、共用部につ
いてリニューアルを進めていきたいと思います。今後は、改修内容
を検討し、来年の十月頃より工事着工の予定で進めて参ります。
皆様方には、また、ご不便ご迷惑をお掛けすると思いますがご理
解ご協力の程宜しくお願い致します。
以前、花咲かだよりのコーナーにて「ちょこっと日記」としてキャ
ンプの話を書いたことがありました。あれが2012年の2月号、も
う3年もたったかと思うと驚きです。
その後は、香川県の大池オートキャンプ場、湖北の奥琵琶湖キャン
プ場、高島市の六ッ矢崎浜オートキャンプ場、富士宮市のふもとっぱ
らと、リフレッシュをしに行っておりました。六ッ矢崎浜オートキャ
ンプ場は、ソロキャンプにはとっても優しい料金にて泊まれますので
何度か宿泊しています。雄大な琵琶湖を見ながらキャンプをしますと、
とても気持ちが洗われます。一度行ってみたかった富士山の麓にあり
ますキャンプ場「ふもとっぱら」にも5月に行ってまいりました。普
段見る事のない富士山を目の前に、感動と興奮の最高のキャンプとな
りました。
(しつこいですが、新幹線から見るのとは違います。
)富士
山の周りには本当にたくさんの行ってみたいキャンプ場があります。
また、3年後に報告させていただきます(笑)
(3)第86号
花咲かだより ( 初 秋 号 )
DS
デイサービスセンター
座ったまま走る
大人気の競技!
バーチャルかけっこ!
足元に敷かれた布の上を椅子
に座ったまま走る競技です。
布が手繰り寄せられた分だ
け、もう片方の端につけられ
た人形が走ってきます。
なんと、石川県の施設から作
り方を教えてほしいと問い合
わせがありましたっ!
楽しんでくださいね~。
新しい競技“だるま送り”!
紐を交互に引くと達磨さんが前に進みます。
皆様、負けん気が出る出る~(左下写真)
新しい競技“だるま釣り”!
皆さんの真剣かつ笑いが、運動会を盛り上
げてくださいました。
(左上写真)
デイサービスの久米です。
今までの経験を活かして、楽しいデイサービスをと思っています。
どうぞ宜しくお願いします。
いっぱい楽しんで、思いっきり笑って、元気になって
「歩行練習する人~っ!」と声をかけたのは、今から約10年程前、まだレクと言えば集団で行なうものだった頃です。 せ
いぜい2~3人の方が参加されるかなぁと思っていたところ、当時30名のご利用者の内20名近くの方が希望されました。
「歩けなくなるのが怖い」と笑顔で話されるその方の目は真剣でした。
驚きと共に「歩く」と言う事の意味を考えさせてくださった瞬間でした。 家族との食卓へ行く、トイレに自分で行く、お
風呂に自分で入る。誰に気を使う事なく、自分で行ないたい事です。
「歩く」という事は、単なる移動手段ではなく、その先には目的があり、その内には自尊心が在るのだと気づかせていただ
きました。
「皆様にいつまでも歩いていただきたい」と、それから、デイではご利用者の方から歩行時の不安をお聞きしたり、歩行動
作をビデオで撮らせていただいたり、高齢者の歩行の特徴や歩行に必要な機能を学ばせていただきました。
結果、私たちが現在考える歩行の為に必要な機能の優先順位は、
「平行感覚」>「関節の可動域」>「筋力」です。 また、必要な筋力の優先順位は、
「足首」>「膝」>「太もも~腰」です。
この結論に基づき、関節に痛みのある方を含め様々なメニューで運動を提供させていただいています。
もちろん自由参加なのですが、ご利用者様の意欲の成果は下記の通りです。
90歳以上のご利用者16名、最高齢99歳、全員が歩行されています。
(手引き歩行や歩行器の使用を含んでいます)
皆様がいつまでも歩けます様に・・・。お手伝いさせていただきます。
安冨
月 日に敬老祝賀会をお祝いさせていただき
ました。本年も祝い歳の方は前に出ていただいてご紹
介させていただきました。皆さんと一緒にこの日に、
お祝いすることができて本当に嬉しいです。今年は、
百歳超 名、白寿 名、卒寿 名、喜寿 名をご
紹介させていただきました。お祝い記念行事として、
苑にゆかりのある方、ご利用者のゆかりのある日本舞
踊の会の方に演舞をしていただきました。演舞の最後
には『山科音頭』を踊っていただき、みなさん一緒に
混ざっての音頭でにぎやかな会となっていました。お
祝いの記念品は、おひとりおひとりの名前を刺繍し
た、ガーゼ手ぬぐいを贈らせていただきました。
「え
えもん、もろた」と喜んでいただき、我々も選んでよ
かったと思いました。お料理は昨年から好評のお刺身
の盛り合わせと天麩羅御膳で、お出しすると「わぁ、
きれいやね」
「美味しそう」と声が上がりました。み
なさま、これからもずっとお元気に長生きしてくださ
いと心より思う日となりました。
山科苑の住所地学区で、敬老祝賀会をされるという
ことで参加してきました。
「敬老の集い」と題された会
で、衆議院議員、府市議会議員の方々も来られていま
した。参加されたお年寄りは、地元の方を中心に声か
けさせていただき、久しぶりに会った近所の方と懐か
しい話に花が咲いていました。出し物としては、はじ
めに和太鼓の演奏があり、見事な演奏に聴き入ってい
ました。その後に響竜也さんの歌のショーがありまし
た。お年寄りも、我々も正直なところ「誰?」という
イメージでみていました。響さん自身は祇園で店も出
されている方で、ラジオもされているようです。歌謡
ショーが始まりましたが、
(やはり皆さんそれほどのリ
アクションもなく鑑賞されていました。
)歌が終わり、
トークショーになるとそのトークのおもしろいこと。
一人一人に握手しながら、話していく話術にいつのま
にか皆さん、我々も引き込まれ、次第に笑顔になって
行きました。楽しかったショーも終わり、ビンゴゲー
ムが始まり。皆さんくじ運強く、全員『ビンゴ』され
て、景品を持って帰られました。今回初めての参加と
なりましたが、こんなに楽しい行事が近くで行われて
いたことを知り、もっと地域に出て行って交流をして
いきたいと思う一日でした。
響さんと握手
ビンゴしました
刺繍入りタオル
お祝い御膳
お祝い演舞
百二歳
百九歳
百五歳
花咲かだより ( 初 秋 号 )
(4)第86号
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3
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1
1
今年度よりお風呂祭!日本一周温泉巡りを開催し
ています。草津温泉から始まり、登別温泉へ。次回は
熱海温泉と皆さんの思い出の温泉地を目指して行こ
うと思っています。ただ温泉のお湯につかってもらう
だけではなく。いろいろな所にその温泉地の風景写真
を飾り、効能表などをみていただいています。
「この
温泉は美人の湯らしいですよ。
」
「そうか、ほんなら綺
麗になるな」と湯船につかりながら、会話がはずんで
いました。また、その土地の民謡を流しています。普
段は静かに入っている方が急に「
「この歌懐かしいわ
ぁ」と口ずさむ事があり、一緒にお風呂を楽しむとい
ったひとときもあった様です。他にも温泉に行った気
分になっていただける様に工夫しています。その一つ
に女将さんが登場します。女将さんはまず出迎えてく
れて。温泉に入るまでを見送ってくれます。お湯から
上がってきたら、お好みの飲み物で出迎えてくれま
す。浴衣を着てのお出迎えに、皆さん楽しんでいただ
いている様子でした。これからもいろんなお風呂企画
で楽しい山科苑生活を過ごしてもらいたいと思って
います。
花咲かだより ( 初 秋 号 )
(5)第86号
苑の日々についてのご報告です。山科苑では日々、
いろんなことが行われています。前回の花咲だより
号では『花咲せようプロジェクト』
、その人の希望
の花を咲かせようということで、その希望に対して、
とことん叶えられることをしていく取り組みを報告
させていただきました。
『お年寄りの話を聞く。聞い
た事はする』このルールが、我々に定着してきたのか、
以前ならなかなか出来なかった事も、今や日常となっ
ています。例えば、お菓子作りなどは給食委員会が中
心に、お月見団子作りや、お彼岸にはおはぎ作りを一
緒につくって、飾って食べる。また、普段の会話の中
から「たこ焼き食べたいなぁ」や、
「節分やし、巻き
寿司作らんと」
、
「昔は子供によくかき氷作ったなぁ」
などの「食べたいなぁ」に対して「じゃ、作りましょ
う」のテンポで出来るようになりました。
また、近くの外出も気軽に出られるようになりまし
た。お年寄りの時間は我々の時間感覚と一緒には出来
ません。出来るだけ、その気持ちのうちに外出できる
ように心がけています。合い言葉は、
『いつ行くの?』
『今でしょ!』です。
(古い)
85
少し前になりますが、 月に亀岡市の湯ノ花温泉。
烟河へ出かけてきました。今回の旅行コンセプトは、
『ちかくで、ゆっくりだらだら過ごしてな~んにもし
ない』でした。出発からゆったりと準備をおこないな
るべくせかせかしないようにと、昼過ぎから出かけま
した。亀岡のどこが近場なんだと言われそうなのです
が、実は山科苑からは、京都東インターチェンジから
高速道路を経由して片道 分で亀岡までいけます。
道中「わいわい」
」
「ガヤガヤ」話しながら向かいます
と「アッ」という間の時間です。現地についてからも、
ゆっくりと部屋に入って、夕食までくつろがれる方、
さっそく温泉に入られる方とさまざまに過ごされま
した。夕食はお座敷をかりて飲めや歌えのわいわい、
ガヤガヤの宴会?となりました。カラオケ大会では職
員の一人が美空ひばりを歌うと、大合唱になっていま
した。ちなみに、その職員は男性です(笑)
。次の日
も朝ご飯をゆっくりと食べて、ゆっくりと苑に帰って
きました。嬉しかった事は、その旅行から帰って ヶ
月ほどたった後に、あるお年寄りから「あの旅行楽し
かったなぁ、また行こな!」とお声をいただいた事で
す。まだまだ、旅行に関しては外出ほどに気軽に行け
ていないことに反省をしつつ、必ず企画しますと心に
誓う出来事でした。
月 日 第 回山科苑創立記念大運動
会を開催。今年は紅組(3階)優勝しました
勝っても、負けてもハイタッチ♪
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月 日 山科苑 夏祭りをおこないまし
た。年々にぎやかに、楽しく、盛り上がってい
ます♪
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(6)第86号
花咲かだより ( 初 秋 号 )
~食事プロジェクト~
昨
年の 11 月から山科苑では食事、入浴、排泄の三大介護についてそれ
ぞれの内容を極めるという取り組みをしています。食事部門につい
ては「一人ひとりのこだわりを大切に。食べたい時に食べたい物を」をコンセ
プトとして
山科苑の
あれこれ
*素材にこだわる(シンプルな料理でも美味しく、なるべく普通の形態で)
*一人ずつの食べたい物、好きな物を食べる(時にはインスタントや出前OK!)
*温かいものは温かく、冷たいものは冷たく
*食器(暖かみのある物、マイ箸や茶碗など自分愛用の食器を大切に扱う)
*環境(好きな人、好きな場所で)
*職員も一緒に作って一緒に食べる
*厨房の職員もフロアで調理してもらってお年寄りの顔と名前や好物がわかるように、お
年寄りにも「どんな人が作っているのか知ってもらえるような関わり」をしています。
その一環として、今年の7月1日から「おやつを介してお年寄り同士や職員との輪を作って関わりを深め、
大切にする」を目指して、時間を決めずおやつを食べながら楽しいひと時を過ごす形へと変わりました。仲の
良い方たち同士、そこに職員も混ざって一緒に過ごす中で色々なお話がきけます。
「歯が無いけど、実は甘い
物より硬いせんべいが好き!」
「○○の店の○○が好きやねん」などのお話を聞いて一緒に食べに出かけたり、
ご家族からは「母は料理をしなかったけど、ぜんざいだけは小豆から炊いて、よく食べていました。よっぽど
好きなんでしょうね」などのお話を聞いて、今まで以上にお年寄りのことを知るキッカケになりました。
また、みんなで季節を感じるお食事を計画して、一緒に買い物に行くことから始めて品選び、調理、盛り付
けなどお家にいたころ自然にしていた事を思い出していただき、一緒に作って食べます。
今年のお盆供養をする際に、お年寄りに「おはぎをたくさん作ってお昼ご飯にしょうか?」と持ちかけたとこ
ろ「そりゃあいいわぁ~!」と楽しみにされ、前日から餅米を水に漬けて、当日の朝から米を炊き、あんこ、
きな粉、青のり、黒ごまなどのおはぎを沢山作り、3階にあるお仏壇にお供えして法要をしました。お昼ご飯
には大きなおはぎを 1 人3個ずつほおばって皆さん満面の笑みを浮かべておられました。
これからもお年寄りの笑顔と「山科苑で暮らしてよかった」と満足の声が聞けるよう、色々な取り組みをして
行きたいと思います。
管理栄養士 山下 咲子
z
2月
3月
5月
7月
8月
9月
<山科苑 食事プロジェクトの取り組み抜粋>
巻き寿司、2 階たこ焼、餃子作り、3 階カレーライス作り
デコレーションひな寿司、3 階たたきごぼう
鯉のぼりケーキ、母の日お好み焼き
おやつの提供方法の変更、3 階七夕葛饅頭
お盆供養のおはぎ作り、2 階フルーツかき氷
お彼岸供養のおはぎ作り、月見団子作り
(7)第86号
花咲かだより
初 秋 号 )
居宅介護支援センターだより
“ 多 事 想 論 ”
副施設長より
間主観性に立ち返って
今年の特養の方針として「誰のためのケアなのかを考え、誰しもがケ
アの意味を語り、その人の想いを中心に職域を超えて実践できる職員集
団にする」とし、対人援助研修を連続シリーズで行い、
「援助とはその人
の気懸かりである苦しみを和らげ、無くすこと」
(村田久行氏)という援
助の意味を演習形式で深めている。しかし問われるのは実践力である。
そこには傾聴する者としてのプロとしての弛まぬ修練が必要である。
3回目の研修は、以前も行った一枚の写真を記録して、お互いの記録
から自らの記録のクセや書き方を学ぶという研修である。前回の研修では援助者としていかに良い記録を
書くかを問い、ストレングスの視点から援助の連続性を担保する記録に力点を置いた。今回はさらにギア
を上げて記録の中の客観的事実の曖昧さについて考える研修にした。写真から明らかに事実だと思ったも
のがほんの少し疑問を入れることでその確かさが簡単に崩れてしまうということ。
(おばあちゃんは実は
おじいちゃん?おにぎりでなく作り物?CG合成?・・・)
。まさしく私たちは神様にはなれず、思い込
みの混じった主観的な見方を超えられない。私たちは世界をこの私の身体(目・耳・鼻・口・手足)を介
してしか触れることも見ることも理解することも出来ないというすごく当たり前の事実に気づかされる
のである。だからこそ、他人事としての匿名化された客観性や一般論の中の相対的な幻想に逃げることな
く、自ら感じとった主観的なありのまま感じた事実から世界を読み解くしかないのである。思い過ごしや
個人的な意見、偏見を恐れずに当事者と向き合い、お互いに見える世界を語り合う。その主観と主観との
相互作用の中で共通の言語を持ち、より高度な間主観性(相互主観性)の中で世界を観てとるのである。
相手の思いに向き合い心を込めて一つひとつの動作を丁寧に行う介護と同じよう
に、その人の想いにスルーすることなく、その人が抱える主観的な気懸かりに焦点
をあてて傾聴し、お互いの主観との相互作用を通して共感し共に築き上げること。
他人事としてのケアでなくありのままの自分から逃げることなく交錯しあう勇気
が必要である。その勇気がケアするものとケアされるものとの境界線を超えてお互
いの世界、文化を新たに創造しあうのかと思うところである。
副施設長
岸田 光彦
泣く女 ピカソ
自宅であっても施設であっても
できるかぎり、住み慣れた自宅で過ごしたい。それは誰しもが願っている
ことのひとつだと思います。ケアプランをたてるにあたって、ご意向をうか
がうと、まずそのように答えてくださいます。しかし、加齢や病気、けがな
どで、お体が不自由になったり、もの忘れが多くなってくると、日常生活に
困りごとが増えてきます。どうしていけばこの困難な状況を解決できるの
か、少しでも改善できるのかを一緒に考えていくのが私の仕事です。
Aさんも、自宅で過ごしたいというお気持ちの強い方です。ご病気の進行に伴って、自分だけの力で
頑張るのは難しくなってきました。でも、こちらが提案することはことごとく「要らない」
「大丈夫」
という返答。それでも、体調の変化に伴って、自宅を離れる以外のことは徐々に受け入れてくださるよ
うになり、地域の方やヘルパーさん、看護師さんなど、いろんな方々の力を借りながら自宅で過ごして
おられました。しかし、今夏は厳しく一気に体力を消耗、このまま放っておけないとご本人をなんとか
説得して、というよりは無理やりに近く?の施設をご利用していただくことに。初めは不安そうにして
おられたものの、日に日に笑顔が増え、柔らかい表情をみせてくださるようになりました。そのご様子
をみていると、ご本人の希望だったとはいえ、こちらの想像以上にこれまで気を張って過ごして来られ
たのだなあと感じ、もっと何かできなかったのかなあと反省したり。自宅であっても、施設であっても、
また、いろんな方々の力を借りながら、その方がよりよく過ごしていただけるようにこれからも関わっ
ていきたいと思っています。
ケアマネジャー 中村 里美
花咲かだより ( 初 秋 号 )
(8)第86号
・3月 28日 バイオリン・ピアノデュオ
・4月 5日 メディカル合奏団演奏会
・4月 24日 スライド朗読ショー
・7月 1日 西念寺保育園七夕訪問
・7月 18日 京都女子大学 落研訪問
・10月 16日 大正琴 野菊の会
・歌声サークル
大西 いつ子 様
・生け花クラブ
松井 智津甫 様
・ちぎり絵クラブ
橋本 和子 様
・デイサービス
澤 信子 様、鈴木 啓子 様
・
・
・
・
東総合支援学校 職場実習 1 名
京都橘大学 プライマリケア実習 15 名
華頂短期大学 3名
京都福祉専門学校 2名
介護福祉士 区分②-Ⅱ
・ ランゲート 5名
実務者研修科企業実習
・ 福祉就活プログラムインターシップ 2名
・ 大宅小学校3年生 次世代育成プロジェクト
では、悲しい事件があ
り、より一層福祉業界
は暗雲立ちこめる世界
国の事では、我々の
に見える、これも見方
安全を守る為だと法
を変えれば業界の資本
律が改正され。決議を
化がもたらした結果な
させまいと、国の代表
のかもしれない。◆悪
達が、押し合い、へし
い事ばかりではない。
合いとする光景。本当
ラグビーでは日本が活
の平和はそこにある
躍した。ノーベル賞で
のか。時の総理はどう
は、素粒子ニュートリ
思ったのか、老人施設
ノの性質が初めて明ら
の増設をテレビカメ
か に な っ た 事に 対 し
ラに向かって話して
て。また、寄生虫によ
いる。◆本当にこれか
る熱帯病の治療薬の開
らの老人福祉情勢を
発に貢献した事に対し
憂いでいるのであれ
て贈られた。◆ただ、
ば、まずは介護の
日々の生活では、好き
を打ち消す法案など
な人と、好きな物を、
を出して、介護をした
好きなだけ食べて笑っ
い若者を育てて、その
て過ごせるのが一番な
後に建物を作って欲
の か も し れ ない と 思
しいと思う。◆某施設
う。
『花咲かだより』
号 初秋号 平成 年
発 行 所/ 社会福祉法人 緑寿会
特別養護老人ホーム デイサービスセンター
居宅介護支援センター
27
月吉日
■ 相談・苦情受付連絡先
京都市山科区大塚野溝町3番地
緑寿会
山科苑
(075)593‐0800
■ 苦情解決責任者
施設長
吉澤 英樹
■ 相談・苦情受付窓口
副施設長
岸田 光彦
3K
発行担当/ 山科苑広報委員会
広報委員/ 中村 里美、安冨 友視、
中谷 博己
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