平成24年度 事業報告書

2012年度
事
業 報
告 書
2012 年 4 月 1 日から 2013 年 3 月 31 日まで
学校法人 平安女学院
Heian Jogakuin(St.Agnes’)School
目
次
Ⅰ
「建学の精神」について
・・・・・
1
Ⅱ
理事長・院長・大学学長からのメッセージ
・・・・・
2
Ⅲ
法人の概要
1.設置する学校・学部・学科等
・・・・・
3
2.キャンパス
・・・・・
3
3.入学定員、学生数等の状況
・・・・・
4
4.理事・監事・評議員
・・・・・
6
5.学校長、副学長・副校長、大学学部長
・・・・・
6
6.教職員の人数
・・・・・
7
7.学院の沿革
・・・・・
8
・・・・・
9
Ⅳ
事業の概要
1.法人
…主要行事、寄附金募集事業、校友会の活動、今後の課題
2.大学・短期大学部
・・・・・ 14
…主な教育活動とイベント、施設整備、高大連携教育、地域連携・産官学連携事業
就職支援、後援会との連携、文化創造センターの活動、課題、主要データ・資料
3.中学校・高等学校
・・・・・ 29
…現状と概要、教務部・生徒部・中学指導部・進路部・入学センター・チャプレン室の
活動、メンタルサポート、国際交流、授業料と修学支援金、主要データ・資料
4.幼稚園
・・・・・ 36
…教育内容、地域との交流・子育て支援、大学との交流、園外保育、園内の行事、
預かり保育、今後の課題、主要データ
Ⅴ
Ⅵ
2012年度決算の概要
1.資金収支計算書
・・・・・ 40
2.消費収支計算書
・・・・・ 42
3.貸借対照表
・・・・・ 44
4.監査の実施
・・・・・ 45
5.財務状況の推移と比較
・・・・・ 45
6.財産目録
・・・・・ 47
7.監査報告書
・・・・・ 48
8.学校法人会計の概要と用語説明
・・・・・ 49
登録有形文化財 有栖館の話
・・・・・ 50
Ⅰ 「建学の精神」について
知性を広げ 望みを高くし 感受性を豊かにし そして神を知らせる
この言葉は、大阪の川口居留地で米国聖公会宣教師として活躍していたクインビー司祭
が、1875(明治 8)年 3 月 20 日付で本国へ書き送った手紙の中に見いだされ、米国聖公会
ミッションの中心人物であったウイリアムズ主教による女学校設立の方針に沿って、その
準備にとりかかっていた時に述べられたものです。
この建学の精神は、本学院の教育の根底に流れていますキリスト教精神に基づいた教育
理念=フィロソフィであり、その言葉の具体的な内容は次のとおりです。
「知性を広げ」
学校という教育の場において、多くの知識を身につけ、自ら考える力を養う。自己の意
見や考えを表現できる総合的な知性を育てるため、体力を養い、感性を磨き、表現力を豊
かにして、何事も受け身の姿勢でなく自主的・自発的な学びの場としてゆく。
「望みを高くし」
目的意識を持つ人とそうでない人では、努力や集中力に違いが生ずる。早い時期に、自
身が進むべき目標を見出し、努力が実った時の達成感を味わう喜びを通じて人格を成長さ
せてゆく。そして、目標や希望をより高く掲げ、人生の未来に常に希望を持ち続ける。
「感受性を豊かにし」
道端に咲く草花の美しさに感動し、悩める友の痛みを共有し、自身のことばかりでなく
他人のことを思いやることができる。すなわち“すべてのものを愛する心”。小さな草花か
ら地球レベルの環境問題まで、また身近な人間関係から世界の平和問題まで、柔軟かつ優
しい心をもって周囲に接することが出来る豊かな心を育てる。
「そして神を知らせる」
キリスト教精神に則り、神に対する考え方や人間に対する見方を知る。それは人間の力
みわざ
をはるかに越えて働く神の御業がすべてのものを創造し、存在させ、支えていることを認
めていくということであり、私たち人間が、考えや行動において神のようになろうとする
傲慢さに気づき、謙虚に神をおそれ敬い真理を求めるということである。
〔クインビー司祭の手紙〕
School for Girls
“The girl school which we feel more and more to be necessary to the success of our work, has occupied
thoughts and endeavors for several months. Bright, lovely, innocent little girls have been offered us, to
take them for a number of years. What an opportunity to enlarge their minds, elevate their aspirations,
cultivate their hearts and make them know of Him who can sanctify them wholly-body, soul and spirit.”
(The extracts from the Rev. J. H. Quinby’s letter dated March 20, 1875)
女学校の創設、それは私たちの仕事の成功にとって、ますます必要なものと思われるようになってきたの
ですが、そのことがこの数ヵ月の間、私の思いをとらえ、そのために努力してまいりました。聡明で、可愛
く、無邪気な少女達が私たちの手にゆだねられ、数ヵ年の間、その教育にあたることになりました。彼女達
の知性を広げ、望みを高くし、感受性を豊かにし、身も心もそのすべてを受け入れて下さる神様を彼女たちに
知らせるのに何という素晴らしい機会でしょう。
-1-
Ⅱ 理事長・院長・大学学長からのメッセージ
本学院は、昨秋、茶道裏千家の千玄室大宗匠を名誉理事長にお迎えし、12 月には、名誉称
号授与式と併せて、記念講演会を盛大に開催いたしました。
千玄室大宗匠は、ユネスコ親善大使として、平和の尊さ、文化の大切さを伝えるために、
世界各国を飛び回っておられます。たいへんお忙しいお立場ではありますが、私から名誉理
事長ご就任のお願いを申し上げたところ、快く引き受けてくださいました。
また本年 3 月には、千玄室大宗匠と私の間で教育協定基本合意書を結び、2013 年度から大
学の国際観光学部と子ども学部において、茶道の授業『伝統文化論(茶道)
』を必修科目とし
てカリキュラムに取り入れました。平安女学院大学では「伝統文化研究センター」を学内に
設置し、伝統文化の振興と学術・教育・文化の発展のための業務を推進して参ります。
裏千家との緊密な連携によって、平安女学院の格式と知名度の向上につながることはもと
より、学生生徒が茶道を通じた日々の学びによって、日本文化への理解を深め、
『貴品女性』
としての誇りと所作を備えてくれることを念願しています。
本学院は、創立140周年を2年後に控え、地域社会との連携や、京都の特色ある教育学
術活動を強化することによって、更なる発展を目指して参ります。
学校法人平安女学院 理事長・院長
平 安 女 学 院 大 学 学 長
山岡 景一郎
「平安女学院のミッション宣言」
平安女学院は、21 世紀に生きる夢のある学院として、輝くビジョンを
旗印として掲げ、教職員は魅力ある人間となるため、常に研鑽に務め、危
機感を持ち、勇気と創造力により改革を推進します。
全学院が一致協力のもと、中高大一貫教育を進めるための、教育課程を
根本から見直すと共に、夢のある学科コースの創造に務めます。
労使協調のもと、健全な財政に基づき、教学の強化発展を図り、建学の
精神であるキリスト教の教えに立ち、心身ともに自立し、日々変革する社
会に適応しながら、感受性豊かで、知性と愛のある女性を育成します。
人間 の「立ち 居振る舞 い」すな わち発
する コトバ・ 表情・歩 き方・食 事の仕
方・ 接遇など の良し悪 しで、そ の人の
品格を判断する。知識や学歴・肩書き・
家系 などは関 係しない 。気品が 備わっ
ている人と接するのはとても快い。
石こ ろでも美 しく、気 品があり 、尊い
もの は「貴石 」という 。人も磨 けば磨
くほ ど「気品 」を通り 越して「 貴品」
ある 人間とな る。平安 女学院で は、創
立者ミス・エディのような「 貴*品女性」
を多く輩出したいと考えている。
*創立者ミス・エディに因み、気品高く優美
な女性を「貴品女性」という言葉とシルエッ
トで表現し、学院のシンボルとして商標登録
しています。
-2-
Ⅲ 法人の概要
1.設置する学校・学部・学科等
(2012年4月1日現在)
(1)
.平安女学院大学
国際観光学部 国際観光学科 (京都キャンパス)
子ども学部
子ども学科
(高槻キャンパス)
(2)
.平安女学院大学短期大学部 (高槻キャンパス)
保育科
(3)
.平安女学院高等学校(全日制課程 普通科) (京都キャンパス)
(4)
.平安女学院中学校 (京都キャンパス)
(5)
.平安女学院大学附属幼稚園 (高槻キャンパス)
2.キャンパス
(2012 年 4 月 1 日現在)
①学校法人平安女学院 法人本部
②平安女学院大学 国際観光学部 国際観光学科
京都キャンパス
③平安女学院高等学校
④平安女学院中学校
所在地
京都府京都市上京区下立売通烏丸西入五町目町 172 番地の 2
①平安女学院大学 子ども学部 子ども学科
高槻キャンパス
②平安女学院大学短期大学部 保育科
③平安女学院大学附属幼稚園
所在地
大阪府高槻市南平台五丁目 81 番 1 号
-3-
3.入学定員、学生数等の状況
(2012年5月1日現在)
(1)
.平安女学院大学
(単位:人)
学 部
学 科
入学
定員
収容
定員
※1
1年
2年
3年
4年
計
在学生数
国際観光学部
国際観光学科
90
380
50
41
39
64
194
子ども学部
子ども学科
90
380
47
52
45
35
179
180
760
97
84
99
373
小 計
人間社会学部
国際観光コミュニケーション学科※2
総
計
※1 編入学定員を含む
93
―
―
―
1
1
97
93
84
100
374
※2 2007 年度から募集停止
【設置学部学科】
2006 年度
人間社会学部
2007 年度
2009 年度
*国際観光学部
・福祉臨床学科
国際観光学部
*国際観光学科
*国際観光コミュニケーション学科
生活環境学部
・国際観光学科
(京都キャンパス)
(京都キャンパス)
*生活福祉学部
・生活環境デザイン学科
*子ども学部
*生活福祉学科
*子ども学科
(高槻キャンパス)
(高槻キャンパス)
* 印は名称変更した学部・学科
(2)
.平安女学院大学短期大学部 保育科
入学
定員
収容
定員
100
200
(単位:人)
在学生数
1年
2年
計
74
72
146
(3)
.平安女学院高等学校
入学
定員
収容
定員
320
960
(単位:人)
在学生数
1年
2年
3年
計
109〔5〕
98〔4〕
99〔4〕
306〔13〕
〔 〕内は学級数
(4)
.平安女学院中学校
入学
定員
収容
定員
160
480
(単位:人)
在学生数
1年
2年
3年
計
59〔3〕
67〔3〕
76〔4〕
202〔10〕
〔 〕内は学級数
-4-
(5)
.平安女学院大学附属幼稚園
3歳児
定員
収容
定員
25
95
(単位:人)
在園児数
3歳児
4歳児
5歳児
計
25〔1〕
30〔1〕
36〔1〕
91〔3〕
〔 〕内は学級数
(6).平安女学院 学生・生徒・園児総数・新入生総数
(単位:人)
学生・生徒・園児数
2011 年 5 月 1 日現在
2012 年 5 月1日現在
年間増減
平安女学院大学
国際観光学部
229 ( 42)
194 ( 50)
-35 (+8)
子ども学部※
138 ( 54)
179 ( 47)
+41 (-7)
33 ( 0)
1 ( 0)
-32 ( 0)
400 ( 96)
374 ( 97)
-26 (+1)
部
169 ( 72)
146 ( 74)
-23 (+2)
平安女学院高等学校
302 (102)
306 (107)
+4 (+5)
平安女学院中学校
223 ( 67)
202 ( 59)
-21 (-8)
大 学 附 属 幼 稚 園
86 ( 33)
91 ( 34)
+5 (+1)
1,180 (370)
1,119 (371)
-61 (+1)
その他
小 計
短
期
大
学
在学生総数
( )内は「新入生数」
※子ども学部は 2009 年 4 月設置
(7).平安女学院 学生・生徒・園児総数の推移
(単位:人)
< >は 2008 年比の増減
1,433
93
189
1,316
87
1,265
85
1,180
86
216
91
237
321
1,119
223
202
中学
295
303
302
282
<+13>
306
233
197
548
2008年
幼稚園
<-2>
169
高校
<-15>
146
短大
<-136>
485
443
400
374
2009年
2010年
2011年
2012年
-5-
大学
<-174>
4.名誉理事・理事・監事・評議員
(2012 年 4 月 1 日現在)
〔名誉理事〕 (1人) ※2012 年 11 月 1 日付就任
名誉理事長
〔理
千
玄室
裏千家今日庵 大宗匠
事〕 (5人)
理 事 長
山岡景一郎
院長、大学学長
常務理事
小林 敬三
法人本部事務局長
常務理事
坂口 慶治
大学副学長
理
事
梶浦 恒男
大学名誉教授、元大学副学長
理
事
宮嶋
聖光幼稚園理事長・園長
〔監
眞
事〕 (2人)
監
事
上羽新一郎
税理士
監
事
中島 俊則
弁護士
※2013 年 3 月 31 日現在の監事は次のとおり
監
事
鶴田 憲次
京都市立芸術大学副理事長
監
事
下元 光明
司法書士
評 議 員
山岡景一郎
理事長、院長、大学学長
評 議 員
小林 敬三
常務理事、法人本部事務局長
評 議 員
坂口 慶治
常務理事、大学副学長
評 議 員
梶浦 恒男
理事、大学名誉教授
評 議 員
宮嶋
理事、聖光幼稚園理事長・園長
評 議 員
磯野眞紀子
大学附属幼稚園園長
評 議 員
谷口 弘
大学副学長、中学校高等学校校長
評 議 員
浦地 洪一
日本聖公会京都教区退職司祭
評 議 員
黒井 いく
国際観光学部准教授
評 議 員
格谷佳与子
校友会常任幹事
評 議 員
戸田 貴子
大学後援会顧問
〔評 議 員〕 (11 人)
眞
5.学校長、副学長・副校長、大学学部長
〔平安女学院大学・短期大学部〕
学
長
(2012 年 4 月 1 日現在)
〔平安女学院中学校高等学校〕
山岡 景一郎
校
副 学 長
坂口 慶治
副 校 長
副 学 長
谷口 弘
国際観光学部長
坂口 慶治
子ども学部長
広滝 道代
短期大学部保育学科長
金子 眞理
-6-
長
谷口 弘
今井 千和世
〔平安女学院大学附属幼稚園〕
園
長
磯野 眞紀子
6.教職員の人数
(2012 年 5 月 1 日現在)
(1).教 員
平安女学院大学・短期大学部 ( )内は、特任教員内数
(単位:人)
専任(特任)
区 分
教授
兼 任
(非常勤講師)
講師
助教・助手
11( 5)
6(1)
4(1)
0(0)
21( 7)
12
34
子ども学部
8( 4)
3(0)
3(0)
0(0)
14( 4)
13
26
短期大学部
5( 2)
3(1)
3(2)
1(1)
12( 6)
6
18
計
24(11)
12(2)
10(3)
1(1)
47(17)
31
78
国際観光学部
計
合 計
准教授
平安女学院高等学校
(単位:人)
専
区 分
任
兼 任
学校長
副校長
教諭
助教諭
常勤講師
計
(非常勤講師)
1
1
22
0
2
26
27
全 校
平安女学院中学校
53
(単位:人)
専
区 分
任
兼 任
学校長
副校長
教諭
助教諭
常勤講師
計
(非常勤講師)
0
0
17
1
3
21
8
全 校
合 計
合 計
29
※学校長・副校長は中学校・高等学校兼務
平安女学院大学附属幼稚園
(単位:人)
専
区 分
全 園
任
園長
教諭
嘱託
計
1
3
2
6
(2).職 員
兼任
合計
0
6
(単位:人)
区 分
法人本部
専任職員
大学短大
高等学校
中学校
幼稚園
合 計
15
23
6
3
1
48
2
13
4
0
0
19
1
1
2
0
0
4
パートタイマー
1
4
2
0
6
13
計
19
41
14
3
7
84
嘱
託
契約職員
(3).教員・職員数の推移
300
287
4
22
250
200
150
45
31
75
(単位:人)
282
275
7
29
6
43
28
70
32
110
105
261
6
40
28
64
97
250
6
29
48
53
22
18
高校教員
<+8>
59
60
短大教員
<-13>
86
84
2011年
2012年
0
2008年
2009年
2010年
-7-
幼稚園教員
<+2>
中学教員
<+7>
48
100
50
< >は 2008 年比の増減
大学教員
<-15>
職員
<-26>
計<-37>
7.学院の沿革
1875年 9月
米国聖公会宣教師ミス・エレン・G・エディが、大阪の川口にあつた居留地内に
「エディの学校」を設立、生徒3名
1880年 4月
学校名を聖書の言葉から「照暗女学校」
(英語名St.Agne’s School)と改称
1892年 7月
米国聖公会は、京都での宣教を決議し、照暗女学校についても京都移転を決定
フィラデルフィア市聖三一教会からの寄附3,000ドルにより、学校と教会の用地
1,672坪(5,520㎡)を御所の向いに取得(現京都キャンパスの一部)
1894年11月
校名を「平安女学院」と改め、翌年4月の京都での開校を決定
1895年 4月
文部省が制定した「高等女学校規則」を参考に、二年の予備科を置き、普通科
は四年、裁縫科は三年、高等科(文学部、師範部)は二年とし、定員は150名と
して仮開校。入学生は5名であった
6月
新校舎(現明治館)が落成
9月
始業式。9月に新入生12名が加わり、生徒は20名となった
1915年 4月
「聖三一幼稚園」を開設
1947年 4月
戦後の六三制教育制度のスタートに合わせ、
「平安女学院中学校」を設置
1948年 4月
「平安女学院高等学校」を設置
1950年 4月
「平安女学院短期大学」を開学
1966年 4月
聖三一幼稚園を「平安女学院幼稚園」に改称
1987年 4月
短期大学、幼稚園を大阪府高槻市南平台に新設した高槻キャンパスに移転
2000年 4月
創立125周年を機に「平安女学院大学」を、新設した滋賀県守山市のびわ湖守山
キャンパスにて開学
2002年 4月
短期大学を「平安女学院大学短期大学部」に改称
2005年 4月
高槻キャンパスにびわ湖守山キャンパスを統合
2007年 4月
研究環境を考慮し、
「国際観光学部」を京都キャンパスに開設
幼稚園を大学の附属とし、
「平安女学院大学附属幼稚園」に改称
2008年 4月
中学校・高等学校に「アグネス総合進学コース」
、
「立命館コース」を新設
8月
旧京都地方裁判所所長官舎(2,148㎡)を大学施設として取得(現「有栖館」
)
2009年 4月
2007年に高槻キャンパスで開設した「生活福祉学部」の募集を停止し、新たに
「子ども学部」を開設
-8-
Ⅳ 事業の概要
1.法人
(1)
.主要行事等
ア 名誉理事長就任
2012 年 11 月 1 日付で、裏千家今日庵
千玄室大宗匠を名誉理事長としてお迎え
しました。
名誉理事長就任を記念して、京都を代表
する著名人や各界の方々をお招きし、12
月 22 日 13 時 30 分より、聖アグネス教会
で称号授与式を挙行し、14 時よりアグネ
スホールで千玄室名誉理事長による就任
記念講演会を開催いたしました。
「狭き門
を求めよ」と題してのご講演は、ご自身の戦争体験、キリスト教と茶道の交わりなど、1
時間以上にわたる熱意あふれるお話に、約 300 名の聴衆は深い感銘を受けました。
イ 裏千家と教育協定の締結
2013 年 3 月 27 日、山岡理事長・大学学長は、本学院の名誉理事長に就任した裏千家今
日庵 千玄室大宗匠との間に「教育協定」を交わし、次の事項について合意しました。
①平安女学院大学において「伝統文化論(茶道)」を教学とカリキュラムの中に取り入れ
る。千玄室名誉理事長が、
「伝統文化論(茶道)」の指導理念について教示する。
②国際観光学部、子ども学部の 1 年次全員に、
「伝統文化論(茶道)」を必修科目とする。
2・3・4年次生においても、希望者は履修することができる。4年間履修した者の
中で、成績優秀な学生は裏千家の資格と許状を取得することができる。子ども学部に
おいては、茶道を教えることのできる教員の養成が、新しい教学の特色となる。
③上記の事項を、大学内外において推進・広報するために、
「平安女学院大学 伝統文
化研究センター」を大学内に設置する。
④「平安女学院大学 伝統文化研究センター」の設置に当たって、裏千家事務総長・一
般社団法人茶道裏千家淡交会副理事長 関根秀治氏を所長(特任教授)に、倉斗宗覚
業躰を客員教授に、2013 年 5 月 1 日付をもって任命する。
⑤これらの実施に当たって、平安女学院大学における研究・教育のための施設等、環境
整備に対し、千玄室大宗匠が協力支援を行う。
この協定書の締結により、茶道を通じて裏千家と平安女学院による互恵精神に基づく友
好信頼関係を促進し、伝統文化の更なる振興と、学術・教育・文化の発展のために共に力
を合わせて取り組むことが確認されました。
ウ 「有栖館の桜」
日本画の大家である浜田泰介画伯より、山
岡理事長・学長とのご縁をもって、「有栖館
の桜」(80 号)を寄贈していただきました。
浜田画伯は、1957 年に京都市立美術大学
大学院を終了後、国内外で個展を開催。近年
では、大覚寺の障壁画(1992 年)
、醍醐寺の
障壁画(1999 年)
、東寺の襖絵(2000 年)の
他、大宰府、伏見稲荷大社、上賀茂神社、
石清水八幡宮等、有名寺社の障壁画を手がけられた日本を代表する日本画の大家です。
-9-
エ 辞令交付式
2012 年 4 月 1 日、平安女学院礼拝堂(聖アグネス教会)において辞令交付式を挙行し
ました。礼拝形式にて 2012 年度の辞令交付式が厳かに執り行われ、山岡景一郎理事長・
大学学長から 40 名の教職員へ辞令が交付されました。
引続き、山岡景一郎理事長・大学学長、校長、学部長と、新任教職員の懇談会を催しま
した。新任教職員の自己紹介や抱負を聞き、和やかな時間を持ちました。
オ 聖公会関係学校六校交歓会
2012 年 5 月 26 日、神戸国際大学を会場に「聖公会関係学校六校交歓会」が開催されま
した。約 150 名が、ソフトボールをはじめとした競技や「聖歌を歌おう」などのプログラ
ムに参加し交流を深めました。懇親会では、各校の近況報告のほか、
「聖歌を歌おう」の
参加者による聖歌合唱も披露されました。
カ 有栖館特別公開
(ア)春の特別公開…期
間:2012 年 4 月 3 日(火)~4 月 8 日(日) 6 日間
入館者数:1,220 人
(イ)秋の特別公開…期
間:2012 年 10 月 31 日(水)~11 月 4 日(日) 5 日間
入館者数:1,158 人
キ 逝去者記念礼拝
諸聖徒の日にあたる 2012 年 11 月 1 日、学院創立以来のすべての逝去者ならびにこの1
年間に亡くなった卒業生 11 名・元教職員 4 名、その他平安女学院に関係するすべての逝
去者の方々の霊魂の平安を祈るために、ご遺族の方々をはじめ教職員、大学・高校・中学
の学生・生徒による「逝去者記念礼拝」を京都と高槻のチャペルで執り行いました。
ク アグネス・イルミネーション 2012
2012 年度のテーマは『ティアラからの贈りもの~キラキラの国のふしぎな物語』です。
京都キャンパスのイルミネーション委員会の学生たちは 4 月から活動を始め、夏休みを返
上して準備を進めました。
そして、
11 月 24 日学院関係者及び一般の見学者が多数参加して点灯式を華やかに行い、
準備に取り組んできたイルミネーション委員会のメンバーの目にキラリと涙が光ってい
ました。11 月 24 日~12 月 25 日の期間に点灯しました。
ケ 138 周年創立記念式典および永年勤続・アグネス賞表彰
2013 年 1 月 21 日、京都キャンパス アグネスホールで平安女学院138周年創立記念
式典を挙行しました。創立記念礼拝に引き続き催した祝賀会では、永年勤続およびアグネ
ス賞を授与し、学院に貢献いただいた方々を表彰しました。
(ア)永年勤続(25 年)表彰 (敬称略)
氏
いのうえ
名
ようこ
井上 容子
ふじかわ
み ち こ
藤川 美知子
所 属 等
就任年 月日
幼稚園 教諭
1987 年 4 月 1 日
高等学校 実習助手
1987 年 4 月 1 日
- 10 -
(イ)アグネス賞表彰者一覧表
氏名・団体名
賞区分
貢献賞
協力賞
功労賞
功労賞
功労賞
努力賞
(敬称略)
はまだ
表 彰 理 由
たいすけ
浜田 泰介 (日本画家)
「有栖館の桜」を描いた作品を寄附。
平安女学院大学 後援会
施設整備助成、学生就職活動対策費、高槻キャン
パスイルミネーション補助費として、合計 250 万
円を寄附。
みやた
まさこ
(会長 宮田 雅子)
やまもと
たくじ
いわぶち
よしみ
くらんど
としゆき
山本 卓治
(京都旅館ホテル生活衛生同業組合
青年部 部会長)
長年、京都キャンパスのイルミネーションに携
わり学生のサポートをし、また昨年高槻キャン
パスのイルミネーションを立ち上げ、学院に貢
献した。
岩渕 善美
(子ども学部 教授 )
蔵人 俊幸
(アグネス寮 オーナー)
長年、聖アグネス寮を提供してくださり、さら
に値下げをしていただき、学院に貢献した。
イベント実行委員会
(委員長・国際観光学部
イベント実行委員会委員長、また京都府警の学
生ボランティア組織の会長など、様々なボラン
ティア・地域活動に参加し学院の名声を高めた。
かめい
り の
3年 亀井 莉乃 )
努力賞
イルミネーション実行委員会
(委員長・国際観光学部
そうがわ
はるか
3年 寒川 春香)
アグネス寮寮生
努力賞
たなか
ゆきな
(子ども学部4年 田中 幸奈、
つちだ
ゆ り
たかはし
さ ち
槌田 有里、高橋 嵯知)
努力賞
努力賞
4年間にわたり寮生として学生生活を過ごし、
オープンキャンパス時には入寮希望の受験生に
対し、丁寧に案内するなど、アグネス寮の価値
を高めた。
2010 年度から毎冬開催。本学の学生生活のPR
にもなり、近隣の市民の方々が見学に 来られ、
クラブ活動自体が社会貢献となっている。
高槻キャンパス コーラス部
オープンキャンパス、平女祭、クリスマス会等
の学院行事に積極的に参加し、また老人ホーム
に慰問に行くなど、クラブ活動自体が社会貢献
となっている。
中学から 6 年間、新体操部部員、部長として数々
の賞を受賞した。集団演技の副団長としても活
躍し、また学業の面でも優秀な成績を収め、学
業とクラブ活動の両立を実践した。
ち さ
本郷 千紗
(高等学校AⅡ類 3年生)
その
努力賞
2012 年度イルミネーション「ティアラからの贈
り物 ~キラキラの国のふしぎな物語 」を成功
させ、テレビ番組などにも出演し、大学の広報
に貢献した。
高槻キャンパス
イルミネーションクラブ
ほんごう
努力賞
大学の授業の中で、連携事業としてご協力くだ
さり、講義や見学などでさまざまな支援をして
いただいた。
その取り組みがメディアに取上げられ、学院の
PRに大きく貢献していただいた。
女優業のかたわら、社会人入学者として国際観
光学部に入学し、左京ふれあい祭の司会、高槻
キャンパス学園祭におけるトークショーなど、
大学の広報活動や大学行事に貢献した。
ひでこ
園 英子
(国際観光学部 4年)
- 11 -
コ 囲碁女流名人戦
産経新聞社主催の囲碁タイトル戦「第 25 期 囲碁女流名人戦3番勝負」の第2局が、
2013 年 3 月 13 日 10 時から本学の有栖館で行われ、謝依旻(しぇい・いみん)女流名人が、
シリーズ2連勝で6連覇を果たしました。室町館での大盤解説会にも約 100 名の参加者が
あり、盛況のうちに終えることができました。
本学明治館では、対局に際して、12 日に前夜祭、14 日には対局者と本学学生との交流
会が行われました。トークタイムでは、ご両人から囲碁を始めたころの秘話や囲碁を通じ
て得たことなど、年代の近い学生にとって関心の深い話が披露され、みんな興味津々の表
情で聴き入っていました。
また、トークタイムのあとには、学生を相手に「指導碁」を行っていただき、最後には
エール交換、仲良く記念撮影をするなど、会場は終始和やかな雰囲気に包まれていました。
(2)
.寄附金募集事業
2012 年度は、4 月に新入生・在校生への寄附をお願いし、24 件 226 万円の寄附が集まりま
した。8 月と 10 月には同窓生に寄附のお願いを送付、34 件 30.5 万円の寄附をいただきまし
た。また、1年を通じて教職員や元教職員から 18 件 145 万円を頂戴しております。
特別な寄附として、学部廃止に伴い短期大学部外国語文化学科英学会より 253 万円と、
生活福祉学部生活福祉学科より 276 万円の使途指定寄附(図書館充実の為や高槻キャンパス
コアスイッチ装置購入)を頂いたことから、昨年実績を 13%上回りました。
《2012 年度 寄附金(募金)額の前年比》
寄
附
内訳
① 教
育
研
内
究
保
個
強
訳
化
事
護
人
・
法
人
・
団
件数
業
6,334,303
69.3
者
24
2,260,000
86.9
体
54
4,074,303
62.3
5
1,207,600
146.0
業
196
624,000
105.9
附
12
12,902,028
159.6
会
1
5,000,000
100.0
会
3
2,431,822
121.6
中 学 ・ 高 校 保 護 者 会
3
961,400
97.3
そ
5
4,508,806
3094.7
291
21,067,931
113.0
④ 使
学
途
内 訳
校
大
金
前年比(%)
78
② 文 化 財 保 存 整 備 事 業
③ 奨
金 額(円)
指
事
定
寄
友
学
後
の
合 計
援
他
(3)
.校友会の活動
ア 校友会京都支部会を開催
2012 年 9 月 15 日、
南禅寺門前の京割烹
「大安苑」
にて校友会京都支部会を開催しました。
礼拝、菅原さと子京都支部長と山岡景一郎校友会
名誉会長の挨拶に続き、
(株)山田松香木店 山田英
夫様に「日本の香り」をテーマとしてご講演いただ
きました。香席のしつらえの中で、香木を目の前に
お話しを伺い、実際に聞香を体験することもできま
した。
その後、小川治兵衞先生作庭のお庭を眺めながら
お食事を頂き、交友を深めた良き秋の一日となりました。
- 12 -
イ ホームカミングデー2012
2012 年 11 月 24 日に、恒例のホームカミングデーを京
都キャンパスエディホールで開催し、広島からご参加の方
を含め約 100 名の会員に参加いただきしました。
感謝礼拝の後、校友会および京都支部総会を開催し、引
続き懇親会では、評判のケーキを楽しみながら盛り上がり
ました。最後に、校歌を斉唱し楽しい時間を持ちました。
ウ 常任幹事会・幹事会
2012 年 7 月 19 日の常任幹事会において、次期役員案を決定したほか、京都支部会など
の活動が報告されました。11 月 20 日には、常任幹事会・幹事会合同会議を開き、2011
年度決算・事業報告案、2012 年度予算・事業計画案などが承認されました。
エ 校友会総会
2012 年 11 月 24 日、校友会総会を開催し、役員改選、校友会奨学金創設、前年度決算
と事業報告、今年度予算と事業計画が承認されました。引き続き、校友会京都支部総会を
開催し、前年度決算と事業報告、今年度予算と事業計画が承認されました。
【平安女学院校友会 役員・会計監査 名簿 】※幹事(11 名)は省略
役 員
氏 名
会員区分
役 員
名誉会長
山岡 景一郎
第 2 号会員
常任幹事
会 長
磯野 眞紀子
第 1 号会員
副会長
黒井 いく
〃
氏 名
会員区分
前田 康子
第1号会員
〃
今井 千和世
第 2 号会員
第1号会員
〃
大峯 有次郎
第 2 号会員
菅原 さと子
第1号会員
〃
坂口 慶治
第 2 号会員
〃
小林 敬三
第 2 号会員
〃
谷口 弘
第 2 号会員
〃
戸田 貴子
第 3 号会員
〃
宮嶋 眞
第 2 号会員
格谷 佳与子
第 1 号会員
会計監査
上羽 新一郎
第 2 号会員
木村 厚実
第 1 号会員
〃
森
第 2 号会員
常任幹事
〃
天宏
※任期は 2012 年 10 月 1 日~2013 年 9 月 30 日
(4)
.今後の課題
ア 140 周年記念事業
2015 年 1 月 21 日に創立 140 周年を迎えるにあたり、建学の精神に基づく健全な学院運
営と各種記念事業の円滑な推進のために、多額の資金が必要であり、募金活動を本格化さ
せてまいります。
主な事業計画として①学院耐震診断・工事事業、②学院奨学基金、③昭和館・有栖館等
の文化財保存・改修、④全寮制推進事業、⑤海外留学制度の充実等。また、140 周年記念
誌編纂委員会(仮称)を立ち上げ、記念誌の資料収集に取り掛かりました。
イ 学生募集プラス15プロジェクトチームの発足
2012 年 7 月 6 日に辞令が交付され、大学の学生募集業務に関するプロジェクトチーム
が発足しました。2013 年度の「定員確保」は喫緊の最重要課題であり、各学部長・学科
長のリーダーシップのもと、3学科それぞれ昨年実績プラス 15 名という明確な数値目標
を掲げてスタートしました。入学センターと教職員が一体となって、高校への募集活動、
進学相談会、オープンキャンパスなどに取り組みました。
その結果、2013 年度入学生は3学科合計で 211 名となり、前年比プラス 40 名の入学生
を確保することができました。
- 13 -
2.大学・短期大学部
(1)
.主な教育活動とイベント
ア 大学としての主な出来事
(ア)人間社会学部の廃止
人間社会学部は、2007 年 4 月 1 日付の国際観光学部開設に伴い学生募集を停止し、
2013 年 3 月 31 日をもって人間社会学部の在籍者が全員卒業しましたので、廃止する
こととなりました。
(イ)京都西山高校と高大連携協定を締結
2012 年 10 月 15 日に平安女学院大学と京都西山高等学校との連携に関する協定およ
び同協定に基づく 2012 年度高大連携事業についての覚書を締結しました。
本協定は各々の教学理念を尊重しつつ、相互の信頼と友好関係に基づき平等互恵の
立場で高大連携事業を行うものです。特に大学子ども学部・短期大学部保育科と保育
系・幼児教育系への進学を考える京都西山高校「こども夢コース」との連携が期待さ
れています。
(ウ)台湾の長栄大学と学術教育交流協定を締結
2013 年 3 月 4 日に山岡理事長・大学学長が台湾の長栄大学を訪問し、同大学と「学
術及び教育交流協定書」を取り交わしました。
長栄大学は台南市郊外にある学生数 12,000 人の総合大学で、本学と同じくキリスト
教主義に基づく教育を行っています。本学とは、今後、学生の交換をはじめ、教育・
研究での交流などを進めていく計画であり、2013 年度には長栄大学人文学院応用日語
学系(日本語学科)の学生を研修生として受け入れる予定です。
(エ)日本食育・健康研究所の新食育メニュー発表会を開催
2012 年 6 月 9 日に、食育を学んだ小学生の開発した「食育ランチ」発表会が、京都
キャンパスにて開催されました。発表会では、招待された小学生と保護者、審査委員
の方々が、塩分控えめで低カロリーの和食を楽しみました。
今回用意したメニューは、食育を学んだ小学生のアイデアをもとに専門家の意見を
加え、ランチメニューで表現したものです。発表会には、「食の大切さを実感しまし
た」という感想が多く寄せられました。
(オ)天津商業大学との交流
2012 年 6 月 28 日、本学の協定校である天津商業大学(中国・天津市)から、天津商
業大学外国学院院長王永祥様、事務局主任白文生様、日本語学科副学科長荊紅艶様ご
一行が京都キャンパスにお越しになり、両校の交流強化のため本学の山岡理事長・大
学学長、毛利国際観光学科長と協議されました。
ご一行は翌 29 日、中国からの留学生らと懇談のあと、「伝統文化演習Ⅰ茶道」「伝
統文化演習Ⅱ華道」の授業ならびに明治館、有栖館などの施設を見学され、30 日に帰
国の途に就かれました。
(カ)平成 24 年度 教員免許状更新講習
2012 年 8 月 6 日から 10 日の 5 日間にわたって,京都・高槻両キャンパスにて教員
免許状更新講習を開催しました。今年度は全国から延べ 331 名の受講者が全ての教員
に共通する事項を扱う必修領域(教育の最新事情に関する事項)及び学校種・教科種
などに応じた内容を扱う選択領域(教科指導、生徒指導その他教育の充実に関する事
項)の講座を受講されました。
高槻キャンパスでは必修領域1講座と選択領域3講座,京都キャンパスでは選択2
- 14 -
講座と両キャンパスの特性を活かした講座を開講し,本学教員を中心とした講師及び
ゲストスピーカーによる講習を行いました。
《受講状況の詳細》
(単位:人)
受講状況
講習名
予約
出席
履修認定
教職の諸課題と解決の方法
105
104
104
京都の伝統文化Ⅰ(理論と実践)
56
56
56
京都の伝統文化Ⅱ(理論と実践)
65
65
65
国語科教育法
38
38
38
体育科教育法
32
32
32
生徒指導に関する今日的課題
36
36
36
332
331
331
合
計
イ 学長が行った主な講演
(ア)
「京都観光経営トップセミナー」で講演
2013 年 1 月 15 日に、京都観光の経営
に携わる方々を対象に、京都市と京都大
学の連携プロジェクト「京都観光の未来
を考える担い手育成事業」の一環として、
京都大学で「京都観光経営トップセミナ
ー」が行われ、山岡景一郎学長が講師と
して登壇しました。
『京都観光のポテンシャル』と題して
行われた講義の中で、山岡学長は国際観
光都市である京都が国内外からの観光客をどのように誘致するべきかという課題にそ
くして、京都の文化や伝統、都市計画法について、具体的な体験談や事例を交えなが
ら話を進めました。
京都の 16 業界を束ねる京都府生活衛生営業指導センターの理事長をはじめ、数多く
の経営指導の経験を持つ山岡学長の柔軟な発想と語り口に、会場からは時折笑いが巻
き起こるなど、参加された皆さんは、終始興味深く耳を傾けておられました。
(イ)高槻市総合市民交流センターで開催の「夏休み子ども大学」で授業を担当
2012 年 8 月 10 日、実験や観察を通じて楽しく学ぶ「夏休みこども大学」において、
本学の山岡景一郎学長と山岡広和教授が授業を担当しました。
塩素が含まれていることを示す赤く染まった水に野菜を入れると、透明の水に変わ
るという、山岡学長の「科学マジック」を子どもたちは興味津々の様子で見つめ、山
岡広和教授が担当したキラキラ首飾り・ケーキ作りに夢中で取り組んでいました。
この催しは、今まで一般向けに開講していた「5大学リレー市民講座」を、未来を
担う子どもたちを対象にリニューアルしたものです。高槻市内にある 5 つの大学(平
安女学院大学、関西大学、大阪医科大学、京都大学大学院農学研究科附属農場、大阪
薬科大学)の教員が担当しています。
- 15 -
ウ 国際観光学部の活動
(ア)国際観光学部の留学生の状況と活躍
a 交流留学2期生の卒業
厦門大学嘉庚学院と天津商業大学からの交流留学生の2期生 10 名は 2012 年7月
20 日に卒論を提出。帰国する学生もいることを考慮して、7月 25 日に卒業式を行
いました。式では一人ひとり名前が呼ばれて学長からの記念品を受け取り、課外活
動で活躍した学生、優秀な卒業論文を作成した学生が表彰されました。
b 交流留学4期生の入学
2012 年度秋学期が始まり、秋学期編入生として、国際観光学部に中国から 11 名
の交流留学生(10 名が厦門大学嘉庚学院、1 名が天津商業大学出身)を迎えました。
2012 年 9 月 19 日午後、関空に到着した交流留学4期生 11 名は、18 時から京都
キャンパス食堂で開かれた歓迎会に出席。学長をはじめ、教員、職員、先輩学生に
よる熱烈な歓迎を受けました。
c 留学生から4年連続で「京都府名誉友好大使」が任命
2012 年 6 月 19 日、京都と世界の各地域との懸け橋の役に任ずる「京都府名誉友
好大使」に、京都府内の大学から新しく 15 名が任命されました。
その1名に国際観光学部3年の陳思穎(チン・シエイ)さんが任命され、本学は、
2009 年度マユバルさん、2010 年度ラクセイさん、2011 年度リナさんと、国際観光
学部の留学生から4年連続で友好大使が選ばれました。
(イ)国際観光学部が特別講義「東日本大震災 女性記者は何を見たのか」を開催
2012 年 6 月 26 日、讀賣新聞京都総局の上田真央・南暁子の両記者を招き、京都キ
ャンパスにおいて、「東日本大震災 女性記者は何を見たのか」のテーマで、国際観
光学部1・2年次生対象の特別講義を行いました。
この講義は国際観光学部の「ジェネリックスキル」という正課の授業として行われ
たもので、「地域振興」という重要なテーマに即して見識を深めるとともに、同世代
の女性記者の貴重な体験談の中から、社会人としての確かな視野、しっかりした職業
観へのモチベーションアップを図る目的で企画されました。
また。京都キャンパスでは、特別講義の前後3日間にわたって読売新聞社の提供に
よる震災写真展を行いました。
(ウ)海外でのフィールドワークをオーストラリアで実施
2012 年 9 月 12 日~19 日、2年次生から4
年次生 22 名の学生が参加し、海外フィールド
ワークをオーストラリアで行いました。
シドニーでは小グループごとに事前に学習
したプランに従って観光地を訪ね、それぞれ
に「今日のハイライト」としてまとめました。
そのなかには、1 日ツアーに参加し、郊外の
ブルーマウンテンズを訪ねた学生もいました。
キャンベラでは、全員がオーストラリア国立
大学で講義を受けた後、自然保護区を訪ねて
カンガルーを観察するなど、大陸の自然を体感し学習を深めました。
(エ)
「ビジネスインターンシップ懇親会」を開催
国際観光学部では、夏休みを利用し、数多くの協力企業様の協力を得て、職場で職
業体験を積む「ビジネスインターンシップ」という授業を行っています。そのインタ
ーンシップの参加報告と、各企業のご担当者との懇親を兼ねた「ビジネスインターン
シップ懇親会」を 2012 年 9 月 20 日、京都キャンパスで開催しました。
- 16 -
第1部では、受講生を代表して 5 名の学生が、出版社やホテル、香木店などでの職
業体験から得た知識や気づきについて発表。第2部の懇親会では、受講生や教員と企
業のご担当者との和やかな交流が行われました。
エ 子ども学部・短期大学部保育科の活動
(ア)子ども学部の農園活動
2012 年 6 月 6 日、子ども学部1年次生が附属幼稚園の園児と一緒に「さつまいもの
苗植え」、「田植え」をしました。学生たちは事前に「日本の農業」、「さつまいも」
「田植え」について調べた上で農園活動に取り組みました。
10 月 31 日にはサツマイモ掘りと稲刈りを行いました。当日は天候にも恵まれ、1 年
次生と附属幼稚園の園児が参加して、収穫を行いました。
12 月 19 日には、1年次生全員で収穫祭を行い、家庭科調理の学びを兼ねて秋に収
穫したお米とお芋を活用しておにぎりと豚汁、そしてスイートポテトを作りました。
(イ)子ども学部が「模擬運動会」を開催
2012 年 7 月 7 日、子ども学部では教科体育の授業で「模擬運動会」を開催しました。
「教科体育」は小学校教諭を目指す2年次生を対象にした科目の一つで、小学校で行
われている教科としての「体育」を学びます。
(ウ)子ども学部の学生が高槻市市民スポーツ祭に参加
2012 年 10 月 8 日、高槻市総合スポーツセンターにて開催された第 33 回高槻市民ス
ポーツ祭に、ボランティアとして子ども学部の学生が参加しました。
ボランティア参加者は、2年次生、3年次生、4年次生の計 92 名。今年で3回目と
なります。「なかよしキッズダンス」、「赤ちゃん広場」、「物品販売」、「エアー
遊具」、「その他会場案内」等を担当、子どもたちと接することで自身の学びにもつ
ながっています。
(エ)短期大学部保育科の壁面制作
高槻キャンパス3号館入口正面の壁には、月替わりで保育科2年生クラスが順番に
「壁面」を制作しています。
2012 年 7 月のテーマは七夕。図画工作で習ったスパッタリングの技法を用いて天の
川を描き、綿の雲に乗る織姫と彦星の体には新聞紙を入れ、立体的にしました。折り
紙で作った星には、それぞれの願いを書き入れました。
2012 年 10 月は、たくさんのコスモスとトンボたちに囲まれたかわいい1枚。画用
紙で作ったコスモスは、花びらがカールしていて立体的になっています。
(オ)子ども学部と保育科の合同実施
a 実習園合同懇談会を開催
2012 年 8 月 28 日、ホテルグランヴィア京都にて、2012 年度実習園合同懇談会を
開催しました。今年度から子ども学部と保育科の2学科合同での実施となり、日ご
ろお世話になっている実習先の先生方との連携を密にしました。
また、「平安女学院大学の教育について」とのタイトルで山岡景一郎理事長・学
長が講演を行い、本学への理解を深めていただきました。
b 高槻市主催の文化祭への作品出展
2012 年 10 月 20 日~22 日、高槻市現代劇場文化ホール2階の展示室において恒
例の高槻市主催の文化祭が開催され、子ども学部の山岡広和教授の指導による子ど
も学部生と短期大学部保育科生の造形作品を多数出展しました。会場への作品の搬
入、ディスプレイも山岡先生の「子ども学専門演習」のゼミ生 7 名が奮闘しました。
- 17 -
オ 学生主体のイベントおよび活動
(ア)第3回運動会を高槻キャンパスで開催
2012 年 5 月 19 日、高槻キャンパスグランドにおいて、学生会主催の第3回運動会
が高槻キャンパスグランドにて開催されました。この運動会は、国際観光学部、子ど
も学部、保育科との合同開催によるものです。
当日は晴天にも恵まれ、50m 走、大玉運び、パン食い競争、大縄跳び、リレーなど、
1 日中グランドで体を動かしました。
特に綱引きは、学科対抗になり、各学科ともに応援にも熱が入りました。
(イ)プロ野球のオープニングセレモニーでコーラス部が国家斉唱
2012 年 7 月 7 日・8 日、高槻市立萩谷総合公園野球場において、北摂地区では初め
てのプロ野球が開催され、コーラス部が国歌斉唱を行いました。
2012 年ウエスタン・リーグ公式戦「オリックス・バファローズ vs 広島東洋カープ」
のオープニングセレモニーで、濱田高槻市長の開会宣言に続いて、コーラス部は、全
員起立・脱帽した満員の球場の中、堂々と美しい歌声で国家を斉唱しました。
(ウ)
「第 10 回京都学生祭典」に本学も参加
2012 年 10 月 7 日、京都の平安神宮・岡崎公園一帯で行われた「第 10 回京都学生祭
典」に、本学からイベント実行委員会のメンバーが模擬店に参加しました。
販売したのは、和歌山県産有田みかんを使った手作りのフルーツポンチ。
子どもたちには、かわいいバルーンアートをプレゼントしました。
(エ)平女祭の開催
a 京都平女祭
京都学生会とイベント実行委員会が中心となり、1年次から3年次までの学生が
総がかりで準備を進めてきた 2012 年度京都平女祭が 10 月 21 日、京都キャンパス
で行われました。京都平女祭は、京都の生活関連業界 16 組合が主催する「京都 SeeL
フェア」とコラーボレートした行事です。政官界の VIP をお招きして、開会のテー
プカットで始まり、天候にも恵まれ近年最高の参加者で賑った1日となりました。
b 高槻平女祭
11 月 3 日に開催した高槻平女祭のテーマは「スマイル~子供の笑顔は宝物~」。
東日本大震災から 1 年半あまりが過ぎた今、自分たちに何ができるかを考え、子ど
も学部と保育科の学生が日々大学で学んでいること、実習で学んだことを生かし、
「子供の笑顔を大切にしよう」という考えをもとにテーマを決めて準備しました。
当日は、子どもイベントのプラバンあそび他、さまざまなイベントが行われ、高
槻市のマスコットキャラクター「はにたん」も登場し、子どもたちに大人気でした。
(オ)アグネス・イルミネーション
2012 年 11 月 24 日、京都キャンパスに
おいて、ホームカミングデーとアグネ
ス・イルミネーション点灯イベントを相
次いで開催しました。
エディホールで行われた校友会総会と
校友会京都支部総会。総会後の懇親会で
は、ケーキバイキングを楽しみながら、
各地から参集された校友の皆さんが旧交
を温められました。
続いて会場をアグネスホールに移し、
- 18 -
アグネス・イルミネーション点灯プレイベントの「音楽の夕べ」。短期大学部保育科
の講師でプロのソプラノ歌手・田邉織恵先生の独唱、大学吹奏楽部や中高吹奏楽部の
演奏、中高保護者会「アグネスリートクラブ」の合唱と続き、大トリにはかわいい柊
野保育園の園児たちによる合奏が披露されました。
日が暮れて、室町館前庭の人だかりが次第に大きくなる中、アグネス・イルミネー
ション点灯イベントが行われました。中高のディ-ン先生の名司会のもと、参加者と
声をあわせてカウントダウン!山岡理事長・学長、大学生、高校生代表により、2012
年アグネス・イルミネーションが点灯。
この日に向けて 1 年に及ぶ準備に取り組んできたイルミネーション委員会のメンバ
ーの目にキラリと涙が光っていました。イベントに集まった人たちも、美しい光の饗
宴にくぎ付けの様子でした。年々クオリティが上がっていくイルミネーション。見れ
ば見るほど、一つ一つのパーツの繊細な技巧に驚かされます。
(カ)第2回「被災地へ絵本を贈ろうプロジェクト」活動
昨年度に引き続き、東北大震災で被災した子どもたちのために、大学祭模擬店の売
上の 1 割で絵本を購入し、次の幼稚園に贈りました。
《贈呈先》 福島市みその幼稚園、いわき市聖テモテ幼稚園、郡山市セントポール幼稚園、
会津若松市若松聖愛幼稚園
(キ)クラブ活動…後記の「(11).クラブの主な活動」のとおり
(2)
.施設・設備関係の整備状況
ア 施設・設備関係
整備工事項目
食堂厨房食洗機、各種冷蔵庫、ショーケース、スチームオーブン機修理工事
2号館1階学生研究室タイルカーペット、照明器具、ドア改修工事
食堂厨房内排水管つまり改修工事
2号館1階どんぐりの森コンピュータ線配線工事
セントラル空調屋外冷温水機用ラインポンプ配管漏れ改修工事
各棟,各室雨漏り改修工事
セントラル空調設備用送油システム故障改修工事
落雷による破損消防設備感知器改修工事
4号館側面ドコモアンテナ設備設置工事
1号館ピロティ掲示板 6 台撤収工事
7号館体育館後方暗幕改修工事
8号館セミナー室を茶室に改修工事
電気個別空調機及びガス個別空調機各種修理工事
防火対象物定期点検及び消防設備定期点検施工
セントラル空調設備冷温水機2号機修理工事
校内消火器取り替え
イ 図書館関係
2012 年度中に受け入れた図書は、寄贈分を含め 550 冊、雑誌は 61 タイトルでした。
2012 年度末の蔵書数は、高槻キャンパス・京都キャンパス含め、図書 195,030 冊、
学術雑誌 320 タイトル、視聴覚資料 1,705 タイトルになりました。
年間貸出冊数は両キャンパス合わせて 3,500 冊(2011 年度 3,711 冊)
、入館者数は延べ
27,940 人(2011 年度 24,546 人)でした。
- 19 -
(3)
.高大連携教育の実施状況
2012 年度は、平安女学院高校の高大連携講座を大学と短期大学部の教員が行いました。
テ ー マ
教 員
ブライダルとホスピタリティ・マナー
山岡 祥子 (国際観光学科 准教授)
永田 美江子(国際観光学科 講師)
観光に活かせる英語力アップを目指して
森 千里
幼児教育・初等教育の基礎を知る
岩渕 善美 (子ども学科 教授)
金子 眞理 (保育科 教授)
観光文化の基礎
毛利 憲一 (国際観光学科 准教授)
井上 学
(国際観光学科 准教授)
観光英語
森 千里
幼児教育・初等教育の基礎を身につける
山岡 広和 (子ども学科 教授)
田邉 織恵 (保育科 講師)
英語及び幼児教育・初等教育の基礎
吉岡 誠次 (国際観光学科 教授)
磯野 眞紀子(子ども学科 准教授)
(国際観光学科 教授)
(国際観光学科 准教授)
(4)
.地域連携・産官学連携事業の展開
ア 国際観光学部と京都府旅館組合との連携事業
「次代を担う若い女性の感覚で、
『売れる旅館プラン』を!」という、京都府旅館ホテ
ル生活衛生同業組合青年部の要請に応え、国際観光学部1・2年次生約 100 人が「ジェネ
リックスキル」科目の授業の一環として、新しい旅館プラン作りに取り組みました。
2012 年 10 月 31 日には、14 チームに分かれてプレゼンテーションを行い、旅館の若旦
那さん・若女将さんが審査員となり、提案された商品プランに対する「入札」審査が行わ
れました。その結果、14 チーム中 11 チームが「落札」され、そのうち「江戸時代へタイ
ムスリップ~幕末ゆかりの地と料理を楽しむ旅~」が商品となり、1月に公表されました。
イ 国際観光学部の学生が京都市のパイロット事業に取り組み
2012 年 12 月 19 日、京都市学生向けパイロット事業「食の安全安心を考えたリスクコ
ミュニケーション企画」が、本学国際観光学部と連携して行われました。
テーマは「やってみよう!食のこだわりクッキング!!」
、京都市保健局の方を招き、
手洗い体験や調理実習を通じて食の安全安心を考えました。
なお、この授業の模様はKBSテレビで紹介されました。
ウ 高槻市立 芥川小学校の地域公開授業に参加
2012 年 6 月 16 日、子ども学部 1 年次生履修科目「教職総合演習Ⅰ」の時間を活用して、
高槻市立芥川小学校の地域公開授業に参加し、実際の教育現場を見て学びを深める取り組
みを行いました。
エ 高槻キャンパスで子ども教室を開催
子ども学に関する高度な専門的知識と実践力の涵養、教育・保育の分野に幅広く携わる
人間性豊かな人材の育成を目的とする子ども学部の特色を生かし、子どもの体験教室とし
て、小学生に「学ぶ楽しさ」
「知る喜び」を伝える「子ども教室」を開催しました。
楽器作り、造形遊び、マップ作り、科学遊び、折り紙、運動遊び等、多彩なプログラム
を展開しました。
- 20 -
実施日
プログラム
人数
1
7 月 16 日
世界トップ選手の動きにならって
3
2
7 月 16 日
世界トップ選手の動きにならって
5
3
7 月 16 日
自然の太陽の力を調べよう
6
4
8月4日
身近な自然の観察を科学っぽくしてみよう
4
5
8月4日
身近なもので楽器を作ってみよう
5
6
8月5日
自然の太陽の力を調べよう
43
7
8月5日
ユニット折り紙で遊ぼう
13
8
8 月 26 日
高槻の町のようすをマップにしよう
1
9
8 月 26 日
昔の遊び探検隊
2
10
9 月 22 日
五感をひろげて造形あそび
10
11
9 月 22 日
今日から君もメッシ
24
12
10 月 28 日
身近なもので楽器を作ってみよう
3
13
10 月 28 日
昔の遊び探検隊
8
14
11 月 18 日
身近な自然の観察を科学っぽくしてみよう
2
15
11 月 18 日
大学でしか学べないクラシックバレエ教室
1
合計
130
オ 高槻市地域子育て支援拠点事業「平安女学院大学“どんぐりの森”」の活動
2007 年 11 月より高槻市の委託事業として補助金を受け、乳幼児と保護者の交流の場と
して設置した「平安女学院大学“どんぐりの森”」も、2012 年度はさらに充実した活動を
行い、地域および高槻市全域での知名度、利用度も定着してきました。定期的に開催して
いる種々の講習会はもちろん、教員による講座も、2012 年度は毎月1回の開催が定着し、
和やかな雰囲気の場の提供と支援内容の充実を図ることができました。
また、2010 年 6 月からは、附属幼稚園とともに、高槻市の子育て支援事業「あかちゃ
んの駅」の登録施設にもなり、地域の子育て環境整備の一助となっています。
附属幼稚園との連携については、磯野園長によるお話し会の開催や幼稚園の園庭開放に
おける交流等を通じて深めることができました。どんぐりの森利用者の入園が8割に上る
など着実に増加しており、子どもや保護者にとって慣れた環境のなかで幼稚園生活を始め
られることは大きなメリットであるといえます。
さらに、学生ボランティアの参加だけでなく、保育科2年次の授業においても利用者と
の交流を図りました。
- 21 -
(5)
.就職支援活動
厚生労働省・文部科学省発表では、全国大卒内定率 81.7%(2013 年 3 月 15 日発表)で、
引き続き、就職活動の厳しい状況が続く中、内定率全学科 90%超達成に向けて、できる限り
の支援体制の整備に向けて注力しました。2013 年 4 月 30 日現在、大学・短期大学部あわせ
た内定率は 100%となりました。
支援の軸として、就職講座・就職ガイダンスと個別相談に重きをおき、学生個人に合わせ
た就職支援に積極的に取り組みました。
第一に、就職講座・ガイダンスでは、大学・短大の各学科に合わせプログラムを実施。各
プログラムとも講義形式ではなく、ディスカッションやワークスタイルを取り入れ、実践的
なもの、学生自身の力になるものを志向した内容としました。
また、完成年度を迎えた子ども学部は、小学校教員希望学生については、3年次からガイ
ダンスや教員採用試験模試、対策講座の受講等を、支援プログラムとして提供しました。
《学科別就職内定率》
2013 年 4 月 30 日現在
学部・学科
大学
短期大学部
卒業生数
就職希望人数
内定人数
内定率
国際観光学部
47 人
40 人
40 人
100%
子ども学部
33 人
32 人
32 人
100%
保育科
69 人
59 人
59 人
100%
149 人
131 人
131 人
合 計
-
ア 主な就職先
(ア)大学
<企 業> ㈱京都銀行、近畿日本ツーリスト㈱、㈱エイチ・アイ・エス、
郵便局㈱、㈱鶴屋吉信、京都中央農業協同組合、
京都第一赤十字病院 他
<小学校> 京都府、大阪府、高槻市
<幼稚園> 大阪市立幼稚園、親愛幼稚園、山崎幼稚園、光が丘幼稚園、
敬応幼稚園 他
<保育所> 高槻市立保育所、大津市立保育所、洛西保育園 他
<福祉施設> 鳥飼さつき園
(イ)短期大学部 <幼稚園> 安威幼稚園、川西幼稚園、夢窓幼稚園、茨木みのり幼稚園 他
<保育園> 亀岡市立保育所、高槻市立保育所、阿武山たつの子保育園、
たんぽぽ安威保育園、山手台保育園 他
イ 完成年度を迎えた子ども学部の就職先
公立小学校教諭
5人
介護職
〃 学童保育
1人
(内、キリスト教系 2 人)
公立保育所保育士
3人
児童養護施設
2人
公立幼稚園教諭
2人
私立保育園保育士
9人
私立幼稚園教諭
4人
(小計)
3人
一般企業
(26 人)
3人
(小計)
(6 人)
<合計
32 人>
…就職者 32 名の内、26 名(81%)が教員免許・保育士資格を活かした専門職の道に進
みました。
- 22 -
(6)
.後援会との連携
ア 後援会助成金の使途
後援会からは、学生の勉学及びキャンパスライフ全般にわたり支援をいただき、就職活
動支援でいただいた 150 万円は、次のとおり有効に活用しました。
①職業適性検査受検料
④MOS検定対策講座受講料
②リクルートメイクアップ講座料
⑤集団面接トレーニング受講料
③筆記試験対策講座受講料
⑥教員採用試験対策講座受講料 など
イ 2012 年度の保護者就職懇談会
2013 年 2 月 9 日、ホテルグランヴィア京都にて、保護者を対象とした後援会共催の就
職懇談会を開催しました。保護者 49 名、後援会役員 4 名、教員 39 名の計 92 名が参加し、
山岡理事長・学長から本学のキャリア支援についての説明の後、キャリアサポートセンタ
ーから就職状況・支援内容について報告、内定学生によるパネルディスカッションを行い
ました。また、後半は担任教員が個別相談に対応しました。
(7)
.文化創造センターの活動
ア キリスト教学担当
キリスト教学担当は、建学の精神に培われた素晴らしい歴史と伝統を継承し、本学につ
らなるすべての人々の心の拠り所となるべく活動をしています。運営はチャプレンを中心
とした運営委員が主体となり、礼拝を中心に活動を行っています。
イ 礼拝
チャペルアワー(昼の祈り):学期中実施
聖アグネス寮の晩祷:学期中の第 2,4 火曜日
附属幼稚園園児のための礼拝:月 2 回
ウ 年間特別礼拝と行事
【大学及び短期大学部】
4 月 6 日 入学感謝礼拝(聖書贈呈)
12 月 16 日 クリスマス・カンタータ
6 月 6 日 花の日礼拝
12 月 20 日 教職員クリスマス礼拝
11 月 1 日 逝去者記念礼拝
1 月 8 日 新年賀詞交歓会
11 月 3 日 大学祭開会礼拝
1 月 16 日 成人祝福感謝礼拝
11 月 16 日 クリスマス・カンタータ発会式
3 月 20 日 卒業礼拝
【聖アグネス寮】
4 月 1 日 2012 年度 入寮式
12 月 14 日 クリスマス礼拝、祝会
2 月 8 日 2012 年度 退寮式
3 月 31 日 2013 年度 入寮式
【附属幼稚園児のための礼拝】
6 月 13 日 花の日礼拝
11 月 15 日 幼児祝福式
11 月 7 日 収穫感謝祭
12 月 15 日 クリスマス礼拝
- 23 -
(8).今後の課題
ア 教育研究
(ア)文部科学省初等中等教育局管掌の「教員免許状更新制における免許状更新講習」を、
本学においても 8 月 6 日~10 日に実施しました。開設内容は、教育の最新事情に関す
る事項(必修)と教科指導、生徒指導その他教育の充実に関する事項(選択)の2領
域で、そのうち高槻キャンパスでは「教職の諸課題と解決の方法」
、
「国語科教育法」、
「体育科指導法」
、
「生徒指導における今日的課題」の4講習を、京都キャンパスでは
「京都の伝統文化Ⅰ・Ⅱ(理論と実践)
」の2講習です。いずれも受講者が多数で、好
評であったので、次年度は募集定員を増やし、
「音楽科教育法」
、
「英語科教育法」
、
「京
都の伝統文化Ⅲ」の3講習を追加して実施する計画です。
(イ)11 月 26 日には文部科学省初等中等教育局教職員科管掌の中央教育審議会初等中等教
育分科会教員養成委員による「教職課程認定大学実地視察」があり、結果は良好に運
営されているとの講評をうけ、留意事項無しの評価を得ました。
(ウ)教職員の研究活動の公開の場として「平安女学院大学研究年報第 12 号、第 12-2 号」
を刊行し、8 編の論説を掲載しました。
(エ)来年度は、入学者が増加したことで、基礎学力のばらつきが大きくなると考えてお
り、リメディアル教育に加えて、意欲の高い学生に応える場も設けたい。
(オ)国際観光学部は、国際観光都市である京都のまち全体をキャンパスに見立て、ジェ
ネリックスキルを活用して実地学習を展開すると共に、国内・海外フィールドワークで
調査研究の手法を学ばせるとともに、語学留学コースの 1 期生を迎え、海外研修を充
実させたい。
(カ)子ども学部と保育科については、日常の学習と実習を「PDCAサイクル」で考え、
相乗効果が出るような学びの構造を展開します。
イ 学生生活・指導
(ア)2012 年度は第2回目の標語募集及び優秀作の発表を行い、マナーアップの意識を新
たにしました。それ受けて、2013 年度には京都キャンパスでの茶道授業を充実させ、
高槻キャンパスにも茶道授業を新規開講し、
「躾・心得・愛」を実地に体得させます。
(イ)複数回の授業欠席者に対しては、引き続き早期に多角的な指導を行い、学修支援の
体制を固めて、休学や退学を抑制し、学業を貫徹させたい。
(ウ)卒業生の職場での勤務評価が、在学生の就職活動に影響することを考えて、卒業後
3年以内の者を対象とした「つどいの場」を設けることを検討します。
ウ 入試・学生募集
(ア)2012 年度は「プラス15」のプロジェクトを展開し、学部学科がより主体的に学生
募集に取り組んだ結果、2013 年 3 月卒業生(150 人)と 2013 年 4 月新入生(211 人)
との比較で在籍者数が 61 人の増加となった。2013 年度もこのプロジェクトの取り組
みを継続し、特にオープンキャンパスや校内及び会場説明会など、高校生と直接に会
う機会を重視して、全学部・学科をあげて対応していきたい。
(イ)大学入試センター試験は、平成 25(2013)年度試験からは追手門学院大学との共同
実施で参加した。2013 年 4 月新入生のうちセンター利用型入試による者は 21 人。近
畿圏以外から、そして基礎学力の高い層の入学も期待されるので、今後とも参加を継
続し、積極的に広報していきます。
エ 教育環境整備
(ア)両キャンパスとも建物の耐震化や壁面クラックの対応など、施設・設備の改善が必
要であるが、特に高槻キャンパスでは空調機器の更新が急がれます。
(イ)両キャンパスで茶道授業に必要な教室の基本整備が行われたが、備品類の補充が課
題となっています。
(ウ)マイクロソフト社の「Windows XP」
「office2003」
「Internet Explorer6」のサポートが
2014 年 4 月 9 日で終了するため、
学生用及び事務用パソコンの更新対応が急がれます。
- 24 -
(9).大学の主要データ
① 在籍者数(2013 年 3 月 31 日現在)
《大学》
学部
(単位:人)
学科
1 年次
2 年次
3 年次
4 年次
合計
国際観光学部
国際観光学科
49
39
38
64
190
子ども学部
子ども学科
47
52
45
35
179
人間社会学部
国際観光コミュニケ
ーション学科
―
―
―
1
1
96
91
83
100
370
合 計
《短期大学部》
学科
1 年次
2 年次
合計
保育科
71
71
142
② 2012 年度 免許・資格等取得者数
(単位:人)
《国際観光学部 国際観光学科》
観光ビジネス実務士
上級ビジネス実務士
上級情報処理士
15
11
21
幼稚園教諭一種免許状
小学校教諭一種免許状
保育士資格
29
17
28
《子ども学部 子ども学科》
《短期大学部》
幼稚園教諭二種免許状
保育士資格
67
64
③ 学生納付金
《大学》
種別
金額
備考
入
学
金
250,000円
入学時
授
業
料
980,000円
1年次~4年次 年額
170,000円
1年次年額
280,000円
2年次以降年額
教 育 充 実 費
《短期大学部》
種別
金額
備考
入
学
金
250,000円
入学時のみ
授
業
料
930,000円
1年次~2年次 年額
170,000円
1年次年額
340,000円
2年次年額
教 育 充 実 費
- 25 -
(10).「どんぐりの森」資料
① 月別利用状況(単位:人)
月
4
5
6
7
8
9
10
11
12
1
2
3
合計
子ども
198
181
222
216
319
269
262
256
223
170
191
260
2,767
大人
167
161
198
188
266
230
217
216
177
140
161
205
2,326
合計
365
342
420
404
585
499
479
472
400
310
352
465
5,093
② 子どもの年齢内訳
③ 利用者内訳
年齢
0
1
2
3
他
合計
利用者内訳
人数
人数
603
720
609
635
200
2,767
高槻市民
4,924
高槻市民以外
169
合計
④ 相談状況(単位:件)
内容
5,093
⑤ 子育て関連情報の発行状況(単位:部)
件数
名称
基本的生活習慣
47
今月の予定(月 1 回)
発育・発達
37
どんぐり日記(月 1 回)
育児方法
10
病気等
2
その他
1
合計
97
発行部数
2,490
HP にて提供
⑥ 従事者の資質・技能等向上のための取組、研修会、セミナー等への参加状況(単位:人)
講習会名
人数
高槻市子育て支援総合コーディネート事業講習会
1
キッズいわきぱふ代表 岩城敏之と本音トーク
「保育と子育て~感性を育む大人のかかわり~」
キッズいわきぱふ代表 岩城敏之と本音トーク
「保育と子育て~生きる勇気を育むかかわり~」
特別支援講座
「将来を見据えて~今出来る家庭・学校での支援~」
1
1
1
合計
4
⑦ 学生ボランティアの活動状況(単位:人)
月
活動内容
人数
10
運動遊び補助
4
手遊び・おままごと・読み聞かせ等
8
11
手遊び・読み聞かせ、紙芝居
5
手遊び・おままごと・読み聞かせ・制作
43
12
6
手遊び・おままごと・読み聞かせ・制作
12
1
7
手遊び・おままごと・読み聞かせ
ベビーマッサージ補助・おままごと
1
1
2
8
手遊び・おままごと・読み聞かせ
1
3
9
おままごと・相談補助
1
- 26 -
1
手遊び・おままごと・読み聞かせ
1
1
20
5
手遊び・おままごと
10
手 遊 び ・ お ま ま ご と
2
1
3
2
手作りおもちゃ講習会補助
手遊び・おままごと・もの作り補助
手遊び・おままごと
手遊び・おままごと・講習会補助
合計
113
⑧ 子育て支援に関する講習の実施状況(月1回以上実施)
No
月/日
講習名
()は専属スタッフ以外の講師名
人数
No
月/日
講習名
()は専属スタッフ以外の講師名
1
4/9
0 歳児リトミック(三ヶ山貴久子)
20
40
10/9
0 歳児リトミック(三ヶ山貴久子)
22
2
4/13
1 歳児リトミック(三ヶ山貴久子)
21
41
10/12
ハロウィン飾り講習会
45
3
4/16
2.3 歳児リトミック(三ヶ山貴久子)
35
42
10/15
2.3 歳児リトミック(三ヶ山貴久子)
25
4
4/24
こいのぼりつくり講習会
45
43
10/16
運動あそび講習会(中村泰介)
51
5
4/26
ベビーマッサージ(神戸真美子)
26
44
10/22
ベビーマッサージ(神戸真美子)
26
6
5/14
親子ヨガ(白石美佐子)
44
45
11/5
1 歳児リトミック(三ヶ山貴久子)
20
7
5/15
0 歳児リトミック(三ヶ山貴久子)
24
46
11/8
「英語で遊ぼう」講習会(伊藤紀美江)
58
8
5/24
手作りおもちゃ講習会
27
47
11/12
タッチセラピー(白石美佐子)
29
9
5/28
1 歳児リトミック(三ヶ山貴久子)
20
48
11/13
0 歳児リトミック(三ヶ山貴久子)
20
10
5/29
2.3 歳児リトミック(三ヶ山貴久子)
16
49
11/19
2.3 歳児リトミック(三ヶ山貴久子)
21
11
5/31
ベビーマッサージ(神戸真美子)
26
50
11/22
リース制作講習会
51
12
6/7
おもちゃとのかかわり講習会(津田勇)
55
51
11/30
ベビーマッサージ(神戸真美子)
24
13
6/11
1 歳児リトミック(三ヶ山貴久子)
21
52
12/6
手作りおもちゃ講習会(川北典子)
18
14
6/12
0 歳児リトミック(三ヶ山貴久子)
29
53
12/10
タッチセラピー(白石美佐子)
22
15
6/15
タッチセラピー(白石美佐子)
30
54
12/11
0 歳児リトミック(三ヶ山貴久子)
16
16
6/19
七夕の笹飾り講習会
39
55
12/13
1 歳児リトミック(三ヶ山貴久子)
20
17
6/25
2.3 歳児リトミック(三ヶ山貴久子)
23
56
12/17
2.3 歳児リトミック(三ヶ山貴久子)
23
18
6/28
ベビーマッサージ(神戸真美子)
20
57
12/20
ベビーマッサージ(神戸真美子)
20
19
7/2
0歳児リトミック(三ヶ山貴久子)
19
58
12/27
祝膳の箸袋制作講習会
45
20
7/3
虫除けスプレーつくり
45
59
1/11
手作りタンバリン講習会(井上厚子)
38
21
7/9
タッチセラピー(白石美佐子)
28
60
1/18
ベビーマッサージ(神戸真美子)
19
22
7/12
1 歳児リトミック(三ヶ山貴久子)
20
61
1/21
タッチセラピー(白石美佐子)
26
23
7/13
子どもと住宅環境講習会(松尾光洋)
45
62
1/22
0 歳児リトミック(三ヶ山貴久子)
18
24
7/23
2.3 歳児リトミック(三ヶ山貴久子)
24
63
1/24
1 歳児リトミック(三ヶ山貴久子)
25
25
7/26
ベビーマッサージ(神戸真美子)
12
64
1/28
2.3 歳児リトミック(三ヶ山貴久子)
20
26
8/6
タッチセラピー(白石美佐子)
31
65
1/31
おにのお面作り講習会
28
27
8/9
0歳児リトミック(三ヶ山貴久子)
28
66
2/4
1 歳児リトミック(三ヶ山貴久子)
16
28
8/20
1 歳児リトミック(三ヶ山貴久子)
14
67
2/8
ベビーマッサージ(神戸真美子)
15
29
8/21
ベビーマッサージ(神戸真美子)
17
68
2/12
0 歳児リトミック(三ヶ山貴久子)
16
30
8/27
2.3 歳児リトミック(三ヶ山貴久子)
24
69
2/13
絵本の講習会(金子眞理)
19
31
8/30
講習会「幼児の発達」(磯野眞紀子)
46
70
2/18
2.3 歳児リトミック(三ヶ山貴久子)
22
32
9/3
2.3 歳児リトミック(三ヶ山貴久子)
24
71
2/21
おひなさま作り講習会
42
33
9/7
親子ヨガ(白石美佐子)
51
72
3/4
食育講習会(露口小百合)
45
34
9/10
1 歳児リトミック(三ヶ山貴久子)
19
73
3/14
0 歳児リトミック(三ヶ山貴久子)
24
35
9/11
0 歳児リトミック(三ヶ山貴久子)
39
74
3/15
手作りおもちゃ講習会
45
36
9/14
絵手紙作成講習会
36
75
3/18
ベビーマッサージ(神戸真美子)
11
37
9/20
子どもの発達講習会(志澤康弘)
58
76
3/25
1 歳児リトミック(三ヶ山貴久子)
14
38
9/28
ベビーマッサージ(神戸真美子)
56
77
3/28
2.3 歳児リトミック(三ヶ山貴久子)
22
39
10/1
1 歳児リトミック(三ヶ山貴久子)
31
合 計
- 27 -
人数
2,209
(11).クラブの主な活動
日付
内容
場所
① 吹奏楽部演奏
7 月 22 日
8月4日
8 月 10 日
10 月 21 日
11 月 3 日
11 月 21 日
12 月 23 日
12 月 16 日
依頼演奏
オープンキャンパス
依頼演奏
SeeL フェア・平女祭
平女祭:St. Agnes’Festival 2012
音楽の夕べ、アグネス・イルミネーション 2012 点灯式
クリスマスコンサート
クリスマス・カンタータ
芝生老人福祉センター
高槻キャンパス
わかくさ福祉会
京都キャンパス
高槻キャンパス
京都キャンパス
ミング阪急高槻
ウィリアムズホール
② ちょこっとボランティアクラブ
4 月 29 日
5 月 26 日
7月7日
7 月 21 日
7 月 28 日
8 月 4~5 日
8 月 27 日
9 月 20 日
10 月 17 日
11 月 11 日
12 月 15 日
1 月 20 日
2 月 18 日
3月2日
3月7日
会場スタッフ(こいのぼりフェスタ)
会場スタッフ(プレイフル・サンドアート in 須磨)
七夕祭
バルーンアート披露
夏祭
高槻まつり出店(くじびき・わなげ)
工作
パネルシアター・人形劇
防犯防止チラシ配布
バルーンアート他
クリスマス会
子どもまつり
園児への出し物(バルーンアート他)
北阿武野文化展
「お姉さんと遊ぼう」子どもへの出し物
桜堤公園
JR 須磨駅前砂浜
赤大路コミュニティセンター
阿武山公民館
みどりヶ丘デイサービスセンター
高槻市立桃園小学校
高槻津之江さくら幼稚園
守山市児童館
阪急高槻駅
阿武野コミュニティセンター
阿武山公民館
今城塚公民館
宇治保育所
北阿武野コミュニティセンター
滋賀県守山市児童館
③ ハンドベル部
12 月 8 日
12 月 15 日
依頼演奏
依頼演奏
赤大路コミュニティセンター
今城塚公民館
依頼演奏(桜バザー)
依頼演奏(こどもフェスティバル)
依頼演奏
第 9 回和太鼓フェスティバル
大阪水上隣保館
摂津市役所教育センター
宝塚厚生幼稚園
高槻現代劇場
依頼演奏
依頼演奏
依頼演奏
大津聖マリア教会
芝生老人福祉センター
高槻萩谷総合公園野球場
依頼演奏
第 9 回和太鼓フェスティバル第 1 回実行委員会
依頼演奏
第 9 回和太鼓フェスティバル
大阪水上隣保館
高槻現代劇場
川西中学校グラウンド
高槻現代劇場
④ ゴスペル部
4 月 14 日
5 月 13 日
8 月 25 日
3月3日
⑤ コーラス部
4 月 29 日
6 月 24 日
7月7日
⑥ 和太鼓部
4 月 15 日
10 月 25 日
11 月 10 日
3月3日
⑦ レセプショニスト
6月3日
6月9日
7 月 18 日
8月8日
10 月 6 日
10 月 12 日
~13 日
「第 25 回ニュートリノ宇宙物理国際会議」の受付
日本食育・健康研究会」の受付
日経教育事業打合せ会の受付
「京都創生推進フォーラム」受付
「都のかなで」のレセプション
京都テルサ
平安女学院大学
グランヴィア京都
金剛能楽堂
上賀茂神社
国際学会での受付
京都府立大学青蓮会館
- 28 -
3.中学・高等学校
(1)
.中高の現状と概要
ア 2012 年度の生徒数は中学校 202 名、高校 304 名でスタート
2012 年度は、中学校 59 名、高校 107 名の新入生を迎え、中学校 202 名、高校 304 名、
総数 506 名で新年度が始まりました。高校3年生の進学実績はアグネスⅠ類では前年に比
べAO入試での健闘が目立ち好成績を残しました。Ⅱ類・立命館コースでは、立命館コー
ス 27 名の内 23 名が立命館大学に入学する等、一定の実績を残すことができました。
イ
平安女学院中学校・高等学校がユネスコスクールに認定
2011 年度より、ユネスコスクールとして認定申請を行ってきました。
その結果、2012 年 8 月 30 日に正式に認定が許可されました。
これからは、建学の精神に基づき、持続発展教育を教育の柱の1つに据え、次のことを
推進していきます。
(ア)ユネスコスクール加盟校として、次の4つの基本分野の学びを深めていきます。
① 貧困・飢餓など地球規模の問題に関する国連システムの理解
② 人権・民主主義の理解と促進
③ 他国の文化センターや、大使館などと連携をとりながら異文化理解の促進
④ 環境教育を通して、化学が人類の将来に果たす役割を考える
(イ)持続発展教育を教育の柱の1つに据えます。
私たちとその子孫が、この地球上で生きていくことを困難にするような問題につ
いて考え、立ち向かい、解決するための学びです。これを持続発展教育(ESD)
と名付け、この実践における必要な観点として次の 2 点に取り組みます。
① 人格の発展や、自律心、判断力、責任感などの人間性を育むこと
② 他人との関係性、社会との関係性、自然環境との関係性を認識し、
「かかわり」
「つながり」を尊重できる個人を育むこと
ウ 各種行事・活動では優秀な成績と表彰を受ける
各種行事については、体育祭をはじめとして、上級生の奮闘が下級生に良い影響を及ぼ
す学校文化が定着してきています。また、自主活動面においては、新体操がインターハイ
出場を勝ち取った他、新体操・器械体操共に個人の部において優秀な成績を収めました。
また、吹奏楽部は京都府大会で金賞を受賞しました。
エ その他
東日本大震災被災地応援実行委員会は、地道な社会活動が評価され、2年連続でボラン
ティアスピリット賞を受賞しています。
- 29 -
(2)
.教務部の活動
ア 学習アンケート、授業報告書による授業改善の取り組み
2012 年 7 月と 12 月、生徒に授業についてのアンケートを実施しました。
7 月は、授業への満足度や理解度調査と生徒の学習習慣、さらに高校では先生への一言
コメントをアンケート項目にしました。このアンケート結果と 1 学期の成績を元に担任か
ら授業報告書を提出してもらい、生徒実態の把握と、より良い授業への改善を行いました。
12 月は、学習習慣を再度確認し、担任の指導に生かしました。
イ 学習習慣の確立
中学校での生活点検帳の取り組みが定着し、各担任がこまめに点検することにより、学
習習慣の確立ができています。高校でも1年生の年度当初に行う学習点検で、担任が生徒
の学習状況をつかみ、指導をすることができました。
ウ 模擬試験の実施
学力を把握する手段として、例年通り中学の学力推移調査、大阪進研模試、高校のスタ
ディサポート、進研模試を行っています。これまでのデータの積み重ねを元に、経年変化
や多年度変化を提示し、各学年、各教科の指導に生かしてもらっています。
エ アグネスタイムなどの新しい取り組み
朝礼前とSHR(ショートホームルーム)に1日2回の「アグネスタイム(英語による
5分間のヒアリングタイム)
」を実施しています。高校は、曜日別にトピックスを変え、
ニュース、歌、物語など多様な内容で行いました。中学 1 年は、最初の2カ月間、朝礼前
のアグネスタイムは英語のヒアリングに代えて 100 マス計算を行いました。全員の単純計
算の速度に伸びが見られ、朝から集中する習慣がつきました。
オ 成績不振者に対する取り組み
成績不振者は各教科担当者による「学習ウィーク」
(定期考査直前週)の活用、日常の
補習等を繰り返し行ってきました。高校の不認定科目に対する補習、追認考査は 8 月、1
月の2回、高校3年生のみ 2 月を含め3回行い、出願者は全員合格しました。
カ 学籍異動の生徒数… ・転出:中学 2 名、高校 1 名(3 名とも進路変更のため)
・休学:高校 2 名(留学、病気)
・退学:高校 2 名(進路変更、病気)
キ 教員研修…教員研修は、中学3年生の全国一斉学力テストの生徒状況分析を行いました。
(3)
.生徒部の活動
ア 生徒指導に関すること
次のような取り組みを継続して行い、落ち着いた学校生活を過ごすことができました。
(ア)通学路指導を毎学期最初の数日間連日行い、その他に毎週月・水・金の 3 日間、
1 年を通して実施しました。
(イ)服装啓発週間を毎学期1回ずつ設定し、身だしなみの徹底のためのキャンペーン
を実施しました。
(ウ)自転車通学者のための「安全講習会」、携帯電話の使用についての「メディア講
習会」を実施しました。
イ 高校生徒会指導
本部役員 12 名で発足し、次のような取り組みを行いました。
【1学期】新入生歓迎会・クラブ紹介、前期生徒総会、体育祭、私学フェア等
【2学期】第 62 回文化祭「St,Agnes’ Festival」
(延べ 800 名の入場者)
【3学期】スポーツフェスティバル、後期生徒総会、卒業生を送る会
- 30 -
ウ クラブ指導
後記の「
(12)
.クラブ活動 成果・表彰一覧表」のとおり。
エ その他
東日本大震災被災地応援実行委員会は、震災発生時から今日まで継続的に活動を続け、
実行委員会たより「轍(わだち)
」を 42 号まで発行しています。
今後もこの活動を東北の復興が完了するまで続けていきます。
(4)
.中学指導部の活動
「各学年のチームワークを強め、中学が一帯となって生徒・保護者の満足度を高める」
方針にそって、担任は生徒と向き合い、保護者に対応しながら積極的な働きをもちました。
ア 学習面では、毎日の学習記録「DAYS」のチェックを通して、生徒の生活状況把握に担
任は務め、学習が不十分な生徒に声かけをして、学習習慣の確立の指導をしました。
イ 自主活動では、春季体育大会開会式に参加してその意識を高め、少しずつ向上してい
ます。外に目を向けてより高いところを目指せるように引き続き行っていきます。
また、生徒会行事では、合唱コンクールでの取り組みでレベルの高いものを創り上
げました。時間を有効に使いながら、学習との両立を目指します。
(5)
.進路部の活動
ア 平安女学院大学・短期大学部への内部進学状況
高校3年生を対象に、6月に生徒保護者向けの平安女学院大学ガイダンスを実施、夏の面談
を経て、9月に教学内容や学内推薦について説明会を実施しました。9月に校内選考を行い、
学内推薦者を決定しました。10月には特別一般入試を74名が受験し、68名が合格しました。
イ 進路ガイダンスの実施
自分の適性にあった進路を見つけるために、次のことを実施しました。
(ア)各学年とも LHR(ロングホームルーム)にガイダンスを実施し、アグネスⅡ類につい
ては、別途生徒保護者向けのガイダンスを行いました。
(イ)大学説明会・オープンキャンパスへの参加を案内、指示しました。
(ウ)「進路の手引き」を見やすく改訂、発行しました。
ウ キャリア教育の実施
(ア)中学校ではインターネットを使った職業調べや適性検査、パナソニックの出前授業
などを実施しました。
(イ)高校では適性検査の実施のほか、様々な分野の方の講演を通じて、学問分野につい
て知り、大学進学を具体的にイメージする取り組みを行いました。
エ 補習・学習合宿の実施
各コースの目標に沿って夏・冬休み期間中や放課後に進学補習を行いました。
また、アグネスⅡ類では夏休みに2泊3日で学習合宿を実施しました。
オ 学習室の利用
学習室では、受験を目前にした生徒が、学習に打ち込んでいます。また、別に設置したグ
ループ学習室は、進路相談、学習相談、質問など多目的に利用されています。
(6)
.入学センター(中学校・高等学校)の活動
ア 中学入試の活動
新校長のもと、明確な目標に沿ったコースに 2013 年度から再編することを決定し、よ
- 31 -
り多くの受験希望者とその保護者、および塾関係者への周知を図ることを重点としました。
イ 高等学校入試の活動
国の就学支援制度の周知と京都府や大阪府で実施されている授業料減免措置の拡充が
浸透しつつあるなか、次の点をアピールポイントとして生徒募集にあたりました。
(ア)立命館コースは、卒業生の希望者全員が立命館大学への進学を果たせたこと。
(イ)アグネス総合進学コースⅡ類は、2013 年度から ES(エクスパート・ステップ)
コースとしてカリキュラムを改編し、より希望進路の実現を図ること。
(ウ)アグネス総合進学コースⅠ類は、本学院の教育理念のもと目標とする女性の育成
をめざすこと。
ウ 学校の紹介
オープンスクールを2回開催した他、「私学フェア KYOTO」等に参加しました。
エ 中学教員対象説明会の実施
8 月の下旬から、京都府、滋賀県、奈良県に関してはそれぞれ京都府私立中学高等学校
連合会および各行政区ごとの進路主事会の主催する合同説明会に参加しました。また、大
阪府については、京都私学有志 7 校の担当者が実行委員会を結成して、高槻・茨木方面お
よび枚方・寝屋川方面の各中学校にそれぞれ働きかけて独自の説明会を開催しました。
オ 塾・進学教室対象説明会の実施
新コース立ち上げの説明を、ホテルグランヴィア京都を会場として 2012 年 9 月 5 日に行
い、103 塾 116 名の参加をいただきました。
カ 業者・塾・進学教室主催入試説明会への参加
学習塾主催の説明会に 12 回、業者主催の説明会に 6 回参加しました。
(7)
.チャプレン室の活動
ア
建学の精神を深め、命を大切にするために、朝の礼拝(朝礼)、チャペル朝礼、クリス
マス・カンタータ等を実施しました。
イ クリスマス献金(23 万円)はチャイルド・ファンド・ジャパンやJOCS(日本キリス
ト教海外医療協力金)
、本校の東日本大震災被災地応援実行委員会など国内外 8 ヶ所に寄
附しました。
また、収穫感謝礼拝では、生徒教職員にお米を持ってきてもらい、神様におささげした
お米を大阪・釜ヶ崎でホームレス支援活動をしている「いこい食堂」に寄附しました。
(8)
.メンタルサポート(保健室、修学支援室、相談室)
ア 健康管理
今年度は特に身長や体重変化の把握、三者面談を活用した健康診断事後措置の充実、ア
レルギー等健康状況の詳細な把握に重点をおきました。
イ 生徒・保護者の心身や生活への支援
悩みを抱えた生徒の支援を実現するため、生徒のカウンセリング時間をとることに重点
をおきました。
(ア)保健室…保健室で実施する健康相談については記録を作成し、生徒の到達点を明
らかにして、方針を見直すケース会議の資料として活用しました。学校医健康
相談を 3 回行い、保護者との連絡を密に取るよう努めました。
(イ)支援室…教育相談窓口としての機能を果たしながら、教室に入りにくい生徒の支
援として、カウンセラーからアドバイスをもらい、担任と相談しながら、保健
- 32 -
室とも連携して粘り強い対応を行いました。発達課題を持つ生徒に対しては、
相談室・支援室・保健室を活用しながら、学校生活全般の援助、保護者の理解・
協力・連携、担任や教科担当者への周知、教科への要請、進級・卒業を認めて
いくために必要な課題検討等を行い支援をしました。
(ウ)相談室…生徒のカウンセリング時間をとることに重点をおきました。保護者に対
する相談は、生徒カウンセリングの時間確保と両立するため、昨年度まで開催
してきた保護者のためのグループカウンセリングを休会し、個別相談を中心に
行いました。今後も時機を逸することなく悩みを抱えた生徒の支援を実現する
ため、生徒カウンセリングに重点を置いていきます。また、ストレスマネジメ
ントや事件・事故被害生徒の心のケア、大学相談室や医療機関、福祉機関との
つなぎ役も果たしました。
(9)
.国際交流
ア 姉妹校交流
1995 年からアイバンホー・ガールズ・グラマースクール(オーストラリア)と姉妹校交
流を続けています。隔年で訪問・受け入れを実施することになっています。
今年度は、2012 年 9 月 14 日~21 日まで 24 名の生徒と 3 名の教職員をオーストラリア
から受け入れました。
イ 修学旅行
(ア)中学 3 年生(2012 年 11 月 7 日~11 月 10 日)
3 年目の「マカオ修学旅行」を実施し、現地学生の案内によるマカオ世界遺産研修・
キリスト教の歴史・ファティマ女学院との学校交流を実施しました。
(イ)高校 2 年生アグネスコース(2012 年 10 月 30 日~11 月 6 日)
「ニュージーランド(オークランド)研修旅行」を実施し、ファームステイとホーム
ステイを通じて、異文化を体験し、有意義に過ごしました。
(ウ)高校 2 年生立命館コース(2013 年 3 月 12 日~3 月 29 日)
「オーストラリア(ブリスベン)研修旅行」を実施し、クレイフィールド(女子校)
で文化や語学を学び、またホストファミリーと充実した時間を過ごしました。
ウ 単位認定留学
2012 年 4 月に「単位認定制度(1 年間)」説明会を実施し、1 名(高校 1 年生)の生徒が
単位認定留学をしています。
エ 受入れ留学生
留学生あっせん団体で、2012 年 10 月 9 日~26 日の 3 週間、ニュージーランドとタイか
ら 2 名の留学生を受け入れました。またキズナプロジェクトは、12 月 7 日~11 日までオセ
アニア・アジアから 5 名の留学生を受け入れ、
本校の震災復興委員会と交流を行いました。
オ その他の新しい取り組み
2012 年 7 月 21 日~30 日まで中国・北京で行われたインターナショナルキャンプに、中
学 2 年生から高校 3 年生までの 20 名の生徒が参加しました。キャンプに集まった世界約
20 カ国、700 名以上の生徒達と英語や中国語で交流を行うことができました。
(10)
.高等学校の授業料と修学支援金
京都府の就学支援制度により、年収 500 万円程度未満の家庭には、65 万円まで補助が行
われます。本校の授業料、教育充実費は合計 75 万 5 千円であるため、65 万円を越える 10
万 5 千円については本来保護者負担となります。これを学院で負担することにしたことに
より、今年度は 62 名の生徒が授業料、教育充実費無償となりました。
- 33 -
(11)
.中学・高等学校の主要データ
① 在籍者数(2013 年 3 月 31 日現在)
(1)
.高等学校
( )内は前年比
1年
2年
3年
クラス数
人数
クラス数
人数
クラス数
アグネスコースⅠ類
2
36( 0 )
1
32(-18)
2
アグネスコースⅡ類
1
14(- 7)
1
21(- 1)
立 命 館 コース
2
55(+10)
2
合 計
5
105(+ 3)
4
計
人数
クラス数
人数
50(+5)
5
118(-13)
1
22(+1)
3
57(- 7)
45(+18)
1
27(-3)
5
127(+25)
98(- 1)
4
99(+3)
13
302(+ 5)
(2)
.中学校
( )内は前年比
1年
クラス数
2年
人数
クラス数
3年
人数
クラス数
計
人数
クラス数
人数
アグネスコース
2
30(-15)
2
44(+ 6)
2
36(-5)
6
110(-14)
立命館コース
1
28(+ 6)
1
22(-18)
2
40(+3)
4
90(- 9)
合 計
3
58(- 9)
3
66(-12)
4
76(-2)
10
200(-23)
② 2012 年度卒業生の進路一覧 ( )内は前年比
(1)
.高等学校
進
(2)
.中学校
コース
路
進
計
路
人数
立命館
学
42(+9)
21(+2)
27(-3)
90(+8)
短期大学
3(-1)
0
0
3(-1)
他 高校
8(-9)
専門学校
3(-2)
0
0
3(-2)
その他
1(+1)
職
1(0)
0
0
1( 0)
合 計
76(-2)
そ の 他
1(0)
1(-1)
0
2(-1)
50(+6)
22(+1)
27(-3)
99(+4)
大
就
合
計
③ 主な大学の合格者数(既卒者含む)
大学
(大学)
合格者
進学
Ⅱ類
進学
Ⅰ類
平安女学院高校
(合格者)
立教大学
3
68
関西大学
3
5
京都大学
1
立命館大学
26
滋賀大学
1
同志社女子大学
13
関西学院大学
1
同志社大学
1
平安女学院大学
平安女学院短期大学部
京都女子大学
9
④ 生徒納付金
種別
中学校
高等学校
入
学
金
100,000 円
100,000 円
施
授
教
設
業
充
費
料
費
20,000 円
580,000 円
175,000 円
20,000 円
580,000 円
175,000 円
育
実
- 34 -
備考
入学時
1~3 年次
年額
67(+6)
(12).クラブ活動の成果・表彰一覧表
日時
クラブ名
大会名
成績
体操部
京都市中学校
春季総合体育大会
【新体操】 団体総合2位
個人総合 3位
中3 井尻有香
種目別(リボン)3位 中3 井尻有香
【体操競技】 団体総合優勝
個人総合 優勝
中2 佐藤美貴
種目別(平均台、ゆか、段違い平行棒)
優勝 中2 佐藤美貴
(段違い平行棒)3位 中2 中田万結
(跳馬)2位 中2 佐藤美貴
6月2日
~3 日
体操部
京都府高等学校
体操競技・新体操
春季選手権大会
【新 体 操】 団体優勝 ※インターハイ出場決定
【体操競技】 下記2名の近畿大会出場決定
個人総合7位 高1 木村摩耶
13 位 高2 中村紗基
6 月 17 日
バドミントン
部
京都府私学総合体育大会
中学バドミントン
【団 体】 準優勝
7 月 15,16
22,23 日
テニス部
京都市中学校
夏季選手権大会
【団 体】 3位
【ダブルス】 ベスト 16
5月4日
~6 日
7 月 21 日
~23 日
体操部
京都市中学校
夏季総合体育大会
【新体操】 団体優勝
個人総合4位 中3 井尻有香
6位 中2 宮地星詞留
【体操競技】 団体優勝
個人総合4位 中2 佐藤美貴
7 月 27 日
~28 日
体操部
京都ジュニア新体操
選手権大会
【新体操】 団体2位
7 月 28 日
~30 日
体操部
京都府中学校
総合体育大会
【新 体 操】 団体2位
【体操競技】 団体3位
8月5日
吹奏楽部
京都府吹奏楽コンクール
小編成の部 金賞
8 月 11 日
体操部
全国高等学校総合体育大会
(インターハイ)
【新体操】 団体 31 位
10 月 8 日
体操部
第 63 回私学
総合体育大会
【体操競技】中学の部 団体総合 優勝
個人総合 優勝 中1 荒川紗季
2位 中2 中田万結
3位 中1 竹本月深
高校の部 団体総合 優勝
個人総合 優勝 高 1 木村摩耶
3位 高1 奈佐碧
-
書道部
一文字書道コンクール
銅賞 中2 楞田 琴音
高2 金田 佳純
高3 深尾 香奈
私学総合体育大会
【新体操】中学の部 団体優勝
個人総合 2位
3位
個人中3の部
高校の部 団体優勝
個人総合 優勝
11 月
18 日
体操部
- 35 -
中2 宮地星詞留
中1 成田結
優勝 井尻有香
高1 細川聖彩
4.幼 稚 園
(1)
.教育内容
幼稚園教育要領に則り、本学の建学の精神であるキリスト教を基本として、幼児の健やか
な成長を願い、遊びを通して、幼児期にふさわしい体験が豊富にできるように、また生活を
営むことができるように指導を展開しています。
<教育時間>
曜 日
教育時間帯
時 間
月・火・木・金
9:00~14:20
5 時間 20 分
水
9:00~12:20
3 時間 20 分
(2)
.地域との交流・子育て支援
ア こいのぼりフェスタ 1000
こいのぼりフェスタ 1000 推進協議会主催の催し物(2012 年 4 月 22 日~5 月 8 日)に、
5 歳児(年長組)が製作したこいのぼりを出展しました。
イ ミス・ブール記念ホームの慰問
2012 年 6 月 14 日、花の日の一環として、5歳児が慰問に出かけました。
ウ 高槻アート博覧会
高槻アート博覧会実行委員会主催の巨大絵画アーケード展(2012 年 11 月 1 日~30 日)
に出展した作品が、
「サンスター賞」を受賞しました。
エ 園庭開放
毎月第2・4火曜日に園庭を開放し、地域の方々に、親子で遊ぶ場の提供を行いました。
また、毎回どんぐりの森からも遊びに来られ、交流をもつことができました。
年間の参加人数は、427 組でした。
(3)
.大学との交流
ア 実習生の受け入れ
短期大学部保育科から春学期 4 名、秋学期 6 名の幼稚園教育実習を受け入れました。
大学子ども学部からも春学期に 4 名を受け入れました。
イ こいのぼりのトンネル遊び
2012 年 4 月 24 日、短期大学部保育科2
年生(山岡広和授業)製作の大きなこいの
ぼりで、学生とトンネル遊びをしました。
ウ さわやか農園の活動
春にサツマイモの苗植えと田植えを、5
歳児が学生と行ないました。
秋には芋ほりと稲刈りを全園児が行な
いました。
こいのぼりのトンネル遊び
- 36 -
エ 平女祭(高槻)への参加
2012 年 11 月 3 日の平女祭(高槻)オープニングで「空飛ぶ UFO」のダンスを、希望者
約 50 名で踊りました。
オ 大学クリスマスカンタータへの参加
2012 年 12 月 16 日、5歳児が聖歌隊の衣装を着て、聖歌を 2 曲歌いました。
(4)
.園外保育
ア 遠足
春は 2012 年 5 月 24 日に深北緑地に全園児
で出かけました。秋は 2012 年 10 月 25 日に
万博記念公園に全園児で出かけました。
イ キャンプ
2012 年 7 月 15 日~16 日に5歳児が、宇治
YMCA リトリートセンターで一泊保育を行な
いました。
ウ 雪遊び
2013 年 1 月 29 日に全園児で、六甲山人工
スキー場に雪遊びに出かけました。
キャンプ場で楽しい食事
(5)
.園内の行事
ア 運動会
2012 年 10 月 13 日、大学グランドにて行ないました。
イ アグネス広場
2012 年 11 月 4 日、保護者によるフリーマーケットや、保育者によるゲームコーナー、
おやじの会によるフードコーナーなど、家族で楽しめるお祭りを行ないました。
ウ クリスマス礼拝
2012 年 12 月 15 日、5歳児ページェントによる礼拝、17 日サンタクロースを招いて祝
会を行いました。
スキー場で雪遊び
運動会
- 37 -
(6)
.預かり保育
ア 保育時間
曜 日
保育時間帯
時 間
月・火・木・金
保育終了後~17:00
保育を含めて 8 時間
水
保育終了後~17:00
〃
長期休暇中
9:00~17:00
8 時間
イ 利用状況
2012 年度は、前年度より 337 人増加し、多くの方が利用されました。
年度
預
り
保
育
日
数
人数
2011 年度
189 日
546 人
2012 年度
221 日
883 人
(7)
.今後の課題
ア 未就園児クラスの実施
園児募集の安定化を図るため、また子育て支援のため、未就園児クラスの実施を予定
しています。
イ 教育環境の整備
子どもの安全のために、老朽化が進んでいるすのこやゴムマットの整備を予定してい
ます。
巨大絵画アーケード展「サンスター賞」受賞
- 38 -
(8).幼稚園の主要データ
① 園児の在籍者数(2013 年 3 月 31 日現在)
3歳児
( )内は前年比
4歳児
5歳児
合計
クラス数
人数
クラス数
人数
クラス数
人数
クラス数
人数
1
25( 0)
1
29(-6)
1
35(+8)
3
89(+2)
② 保育料
(単位:円)
種 別
月 額
年 額
入園料
-
100,000
保育料
21,000
252,000
教育充実費
5,000
60,000
合計
26,000
412,000
③ 保護者への補助金
年収の目安
(単位:円)
高槻市私立幼稚園
在籍園児保護者補助金
3歳
4・5歳
高槻市私立幼稚園
就園奨励費補助金
3・4・5歳
生活保護法の保護を受けている世帯
0
0
226,200
市町村民税の非課税世帯
0
0
196,200
所得割課税額 77,100 円以下の世帯
0
0
112,200
所得割課税額 211,200 円以下の世帯
0
18,600
49,800
27,600
51,000
-
所得割課税額 211,200 円を超える世帯
④ 預り保育料金
(単位:円)
曜 日
午後保育(月・火・木・金)
料金
800
午前保育(水)
1,200
長期休暇中
2,000
- 39 -
Ⅴ
2012 年度決算の概要
1.資金収支計算書…次ページの「資金収支計算書」(表1)をご参照
(1).収入の部
ア 学生生徒等納付金収入は、合計 1,100 百万円、前年比 63 百万円の減少です。
学生生徒園児数(2012 年 5 月 1 日現在)は前年比 61 人の減少の 1,119 人です。
イ 手数料収入は、入学検定料 13,960 千円、大学入試センター試験実施手数料 139 千円、試
験料・証明手数料 916 千円の合計 15,015 千円で、前年比 39 千円の減少です。
ウ 寄付金収入は、合計 21,068 千円、前年比 1,660 千円の増加です。学院関係諸団体では、
平安女学院校友会 5,000 千円、大学後援会 2,432 千円、中高保護者会 961 千円、そして一法
人より受配者指定寄付として 2,000 千円の寄付をいただきました。
エ 補助金収入は、国庫補助 84,195 千円と地方公共団体補助等 321,507 千円の合計 405,702
千円、前年比 19,516 千円の減少です。
オ 事業収入は、京都学生用マンション賃貸料 15,964 千円、アグネス寮の寮費 等 11,744 千
円、およびピアノレッスン料の 7,075 千円、他 3,754 千円の合計 38,537 千円で、前年比 2,297
千円の減少です。
カ 前受金収入は、本年度に受入れた次年度入学者の学納金 236,521 千円で、前年比 20,112
千円の増加です。前年比 20 百万円以上の増加は、2006 年度以来 6 年振りです。
キ その他の収入は、前期末未収入金の回収 15,508 千円、預り金受入(所得税・共済掛金・
学生諸費等)459,570 千円、立替金回収 44,261 千円、他 4,409 千円の合計 523,748 千円で、
前年比 62,445 千円の減少です。
⇒収入の主要3科目(学生生徒納付金収入・寄付金収入・補助金収入)の合計金額を比較す
ると、当年度計は 1,526 百万円で前年比 81 百万円の減少です。
(2).支出の部
ア 人件費支出は、合計 966 百万円、前年比 65 百万円の減少です。内訳としては、教員人件
費 625,076 千円、職員人件費 332,905 千円、役員報酬 1,725 千円、退職金 5,827 千円です。
イ 教育研究経費支出は、合計 335,544 千円、前年比 4,085 千円の増加です。
主たる経費は、奨学費 114,213 千円(34.0%)、報酬・委託・手数料 101,462 千円(30.2%)、
光熱水費 45,665 千円(13.6%)、消耗品費 18,666 千円(5.6%)です。
カッコ内(%)は、教育研究経費に占めるシェアーを示しています。
ウ 管理経費支出は、合計 210,096 千円、前年比 2,714 千円の増加です。
主たる経費は、報酬・委託・手数料 54,651 千円(26.0%)、広報費 54,290 千円(25.8%)、
賃借料 33,000 千円(15.7%)、印刷製本費 16,533 千円(7.9%)です。
カッコ内(%)は、管理経費に占めるシェアーを示しています。
エ 借入金等利息支出は、借入金 1,656,536 千円(期首残高)の約定利息額 31,333 千円です。
オ 借入金返済支出は、当年度約定返済額 85,636 千円です。なお、期末の借入金総残高は
1,570,900 千円です。
カ 資産運用支出は、減価償却・借入金返済特定預金への繰入に各 40,000 千円、京都学生用
マンションの敷金 750 千円の合計 80,750 千円です。
キ その他の支出は、前期末未払金 44,704 千円、預り金(所得税・共済掛金・学生諸費等)
450,509 千円、立替金 44,084 千円、他 8,861 千円の合計 548,158 千円で、前年比 81,106 千
円の減少です。
⇒支出の主要3科目(人件費支出・教育研究経費支出・管理経費支出)の合計金額を比較する
と、当年度計は 1,511 百万円で前年比 58 百万円の減少です。
- 40 -
資金収支計算書(表1)(単位:千円)
収 入 の 部
科
目
学生生徒等納付金収入
手 数 料 収 入
寄 付 金 収 入
補 助 金 収 入
①
2012 年度予算
②
2012 年度決算
③
2011 年度決算
(①-②)
当年予算対比
(②-③)
前年決算対比
資 産 運 用 収 入
資 産 売 却 収 入
事
業
収
入
雑
収
入
前 受 金 収 入
そ の 他 の 収 入
資金収入調整勘定
前年度繰越支払資金
1,109,973
11,980
20,300
384,088
(66,538)
(317,200)
(350)
2,800
0
39,684
8,790
212,001
537,520
△227,409
566,127
1,099,644
15,015
21,068
405,702
(84,195)
(321,157)
(350)
3,795
0
38,537
12,932
236,521
523,748
△227,900
566,128
1,162,912
15,054
19,408
425,218
(106,489)
(318,179)
(550)
10,761
83,811
40,834
9,122
216,409
586,193
△235,510
608,255
10,329
△3,035
△768
△21,614
(△17,657)
(△3,957)
(0)
△995
0
1,147
△4,142
△24,520
13,772
491
△1
△63,268
△39
1,660
△19,516
(△22,294)
(2,978)
(△200)
△6,966
△83,811
△2,297
3,810
20,112
△62,445
7,610
△42,127
収 入 の 部 合 計
2,665,854
2,695,190
2,942,467
△29,336
△247,277
(国庫補助金収入)
(地方公共団体補助金収入)
(その他の補助金収入)
支 出 の 部
①
2012 年度予算
②
2012 年度決算
③
2011 年度決算
(①-②)
当年予算対比
人 件 費 支 出
教 育 研 究 費 支 出
管 理 経 費 支 出
借入金等利息支出
借入金等返済支出
施 設 関 係 支 出
設 備 関 係 支 出
資 産 運 用 支 出
そ の 他 の 支 出
予
備
費
資金支出調整勘定
次年度繰越支払資金
979,825
336,321
211,580
31,327
85,636
7,000
30,777
80,450
578,203
20,000
△38,166
342,901
965,533
335,544
210,096
31,333
85,636
6,001
23,364
80,750
548,158
-
△44,309
453,085
1,030,650
331,459
207,382
33,543
106,096
4,601
9,081
80,210
629,264
-
△55,947
566,128
14,292
777
1,484
△6
0
999
7,413
△300
30,045
20,000
6,143
△110,184
△65,117
4,085
2,714
△2,210
△20,460
1,400
14,283
540
△81,106
-
11,638
△113,043
支 出 の 部 合 計
2,665,854
2,695,190
2,942,467
△29,336
△247,277
科
目
※財務諸表の金額は千円未満を四捨五入しています。
- 41 -
(②-③)
前年決算対比
2.消費収支計算書…次ページの「消費収支計算書」(表2)をご参照
(1).収入の部
ア.帰属収入
(ア)寄付金は、資金収支計算書(表 1)の寄付金収入 21,068 千円に現物寄付 25,184 千円
を加えた 46,252 千円です。
(イ)雑収入は、資金収支計算書(表 1)の雑収入に退職給与引当金戻入額 36,301 千円を
加えた 49,233 千円です。
このほかは、資金収支計算書の科目と同一内容です。
⇒以上により、当年度の帰属収入合計は、1,658,179 千円です。
イ.基本金組入額
(ア)第 1 号基本金は、当年度取得した固定資産(建物・機器備品・図書等)52,134 千円
と、過年度に借入金により取得した固定資産の当期借入金返済額等 62,036 千円合計
114,170 千円が組入額となります。
一方、1 号基本金の取崩しとして機器備品等の除却 37,631 千円があるため、組入額か
ら取崩額を差引いた 76,539 千円を組入ました。
(イ)第 4 号基本金は、当年度恒常的に保持すべき資金が前年度の額を下回るために組入
れは生じません。
⇒以上により、
消費収入合計は、
帰属収入から基本金組入額を差引いた 1,581,640 千円です。
(2).支出の部
ア.人件費は、資金収支計算書(表 1)の人件費から退職給与引当金の取崩額 2 百万円を差
引いた 964 百万円で、前年比 67 百万円の減少です。
イ.教育研究経費は、資金収支計算書(表 1)の教育研究経費に減価償却額 119,033 千円を
加えた 454,578 千円で、前年比 1,772 千円の増加です。
ウ.
管理経費は、
資金収支計算書
(表 1)
の管理経費に減価償却額 15,822 千円を加えた 225,918
千円で、前年比 3,207 千円の増加です。
エ.減価償却額は、教育研究経費で 119,033 千円 前年比 2,313 千円減少、管理経費で 15,822
千円 前年比 493 千円増加、合計で前年比 1,820 千円減少の 134,855 千円を計上していま
す。
このほかは、資金収支計算書の科目と同一内容です。
⇒以上により、当年度消費支出合計は 1,679,699 千円です。
(3).当年度消費支出超過額および翌年度繰越消費支出超過額
ア.当年度消費収支は、消費収入合計 1,582 百万円から、消費支出合計 1,680 百万円を差し
引いた 98 百万円の支出超過です。
イ.
翌年度繰越支出超過額は、
前年度繰越の 5,378 百万円に当年度の 98 百万円が加わり 5,476
百万円となりました。
(4).帰属収支差額
当年度の帰属収支差額(帰属収入合計-消費支出合計)は、22 百万円の支出超過となり、
2期連続のマイナスとなりました。
- 42 -
消費収支計算書(表2)
(単位:千円)
消 費 収 入 の 部
科
目
学 生 生 徒 等 納 付 金
①
2012 年度予算
②
2012 年度決算
③
2011 年度決算
1,109,973
1,099,644
1,162,912
10,329
△63,268
(①-②)
(②-③)
当年予算対比 前年決算対比
手
数
料
11,980
15,015
15,054
△3,035
△39
寄
付
金
22,300
46,252
22,403
△23,952
23,849
(2,000)
(25,184)
(2,995)
(△23,184)
(22,189)
(うち現物寄付金)
補
助
金
( 国 庫 補 助 金 )
(地方公共団体補助金)
(その他の補助金)
資
産
△21,614
△19,516
(66,538)
(84,195)
(106,489)
(△17,657)
(△22,294)
(317,200)
(321,157)
(318,179)
(△3,957)
(2,978)
(350)
(350)
(550)
(0)
(△200)
3,795
10,761
△995
△6,966
入
39,684
38,537
40,834
1,147
△2,297
入
41,175
49,233
57,152
△8,058
△7,919
計
1,612,000
1,658,179
1,734,334
△46,179
△76,155
基 本 金 組 入 額 合 計
△65,612
△76,539
-
10,927
△76,539
消 費 収 入 の 部 合 計
1,546,388
1,581,640
1,734,334
△35,252
△152,694
業
雑
収
425,218
2,800
帰
用
405,702
入
事
運
384,088
収
収
属
収
入
合
消 費 支 出 の 部
①
2012 年度予算
②
2012 年度決算
③
2011 年度決算
費
979,825
963,517
1,030,272
16,308
△66,755
費
455,418
454,578
452,806
840
1,772
(119,097)
(119,033)
(121,346)
(64)
費
227,102
225,918
222,711
1,184
(うち減価償却額)
(15,522)
(15,822)
(15,329)
(△300)
科
人
教
目
件
育
研
究
経
(うち減価償却額)
管
理
経
(①-②)
(②-③)
当年予算対比 前年決算対比
(△2,313)
3,207
(493)
借
入
金
等
利
息
31,327
31,333
33,543
△6
△2,210
資
産
処
分
差
額
3,058
2,980
99,962
78
△96,982
(2,058)
(2,008)
(98,430)
(50)
(△96,422)
1,500
1,373
0
127
1,373
費
20,000
-
-
20,000
-
消 費 支 出 の 部 合 計
1,718,230
1,679,699
1,839,294
38,531
△159,595
当年度消費支出超過額
171,842
98,059
104,960
前年度繰越消費支出超過額
5,378,055
5,378,055
5,350,635
基 本 金 取 崩 額 合 計
-
-
77,540
翌年度繰越消費支出超過額
5,549,897
5,476,114
5,378,055
帰
△106,230
△21,520
△104,960
84,710
83,440
(うち有価証券処分差額)
徴収不能引当金繰入額
予
備
属
収
支
差
額
- 43 -
3.貸借対照表
(1).資産の部合計は 7,456 百万円となり、前年度より 125 百万円減少しました。
内訳として固定資産は 7 百万円の減少、流動資産は 118 百万円減少しました。
(2).負債の部合計は 2,358 百万円となり、前年度より 103 百万円減少しました。
(3).基本金の部合計は 10,574 百万円、
基本金の組入により前年度より 76 百万円増加しました。
(4).消費収支差額の部合計は 5,476 百万円の支出超過となり、前年度より 98 百万円増加しま
した。
貸借対照表(表3)
(単位 千円)
資産の部
科
目
固定資産
有形固定資産
土地
建物
その他の有形固定資産
その他の固定資産
流動資産
現金預金
その他の流動資産
資
産
の
部
合
計
本年度末
前年度末
増 減
(6,982,534) (6,989,734)
(△7,200)
(6,683,337) (6,764,616) (△81,279)
3,349,072
3,349,072
0
2,539,472
2,640,523
△101,051
794,793
775,021
19,772
(299,197)
(225,118)
(74,079)
(473,758)
(591,418) (△117,660)
453,085
566,128
△113,043
20,673
25,290
△4,617
7,456,292
7,581,152
備 考
主に減価償却による減少
減価償却資産の増加
特定預金の増加 80 百万円
特定預金へ繰入 80 百万円
△124,860
負債の部
科
固定負債
目
本年度末
前年度末
増 減
(1,539,837) (2,070,254) (△530,417)
長期借入金
1,078,800
退職給与引当金
流動負債
短期借入金
前受金
その他の流動負債
負
債
の
部
合
計
461,037
(818,142)
492,100
236,521
89,521
1,570,900
499,354
(391,066)
85,636
216,409
89,021
△492,100
△38,317
(427,076)
406,464
20,112
500
2,357,979
2,461,320
△103,341
本年度末
10,318,426
256,000
前年度末
10,241,887
256,000
増 減
76,539
0
10,574,426
10,497,887
76,539
科
目
翌年度繰越消費支出超過額
本年度末
△5,476,114
前年度末
△5,378,055
増 減
△98,059
消費収支差額の部合計
△5,476,114
△5,378,055
△98,059
本年度末
前年度末
7,456,292
7,581,152
備 考
借入圧縮のため繰上返済
318,500 千円
当年度約定返済 173,600 千円
残り 318,500 千円は繰上返済分
基本金の部
科
第1号基本金
第4号基本金
目
基 本 金 の 部 合 計
備 考
主に過年度未組入高の当期組入
消費収支差額の部
科
目
負債の部、基本金の部及び
消費収支差額の部合計
増 減
備 考
備 考
△124,861
(2013 年 3 月 31 日現在)
- 44 -
4.監査の実施
2012 年度決算についての監査は次の通りです。
(1).公認会計士による監査
2013 年 5 月 10 日(金)から 5 月 16 日(木)までの 5 日間、顧問の公認会計士による 2012 年
度決算の監査が実施されました。決算書類についての指摘事項はありませんでした。
本年度は、消費収支差額は 98 百万円の赤字であるが、減価償却費として 135 百万円を計
上しており、赤字額は減価償却内であるため、決算状況はほぼ良好であるとのコメントを頂
きました。
(2).監事による監査
2013 年 5 月 16 日(木)に、2012 年度決算書類に基づき監事による財産状況についての監
査が実施されました。監事からの指摘事項はなく、結果については後記の監査報告書の通
りです。
5.財務状況の推移と比較
(1).主要財務比率の前年度比較および前年度の全国平均との比較
比
率
算式(×100)
2011
年度
※全国
2011
全国比
2012
年度
前年度比
人 件 費 依 存 率
人件費 / 学生生徒納付金
88.6%
107.7%
○
87.6% 改善
○
人 件 費 比 率
人件費
/ 帰属収入
59.4%
57.0%
△
58.1% 改善
○
教育研究費比率
教育研究経費 / 帰属収入
26.1%
31.5%
×
27.4% 若干増加
○
管 理 経 費 比 率
管理経費
/ 帰属収入
12.8%
10.1%
×
13.6% 若干悪化
△
帰 属収支差 額比率
帰属収入-消費支出/帰属収入
△6.1%
△7.5%
△
△1.3%
流
流動資産
流動負債
151.2%
324.8%
△
57.9%
基本金 / 基本金要組入高
89.9%
97.0%
△
90.4% 改善
2008
年度
2009
年度
2010
年度
2011
年度
2012
年度
動
比
率
基 本 金 比 率
/
マイナスな
がら改善
△
短期借入増によ
る一時的悪化
×
○
※全国は 530 法人の単純平均値
(2).主要財務比率の過去5年間の推移
評価
2002
年度
人 件 費 依 存 率
▼
142.2%
82.7%
83.8%
86.4%
88.6%
87.6% 若干悪化傾向
人 件 費 比 率
▼
81.4%
56.5%
55.4%
58.5%
59.4%
58.1%
教育研究費比率
△
17.7%
24.0%
22.3%
22.1%
26.1%
27.4% 順次改善
管 理 経 費 比 率
▼
7.4%
14.0%
12.4%
12.4%
12.8%
帰属収支差額比率
△
△11.0%
2.9%
7.8%
4.9%
△6.1%
流
率
△
60.7%
150.8%
185.6%
193.8%
151.2%
基 本 金 比 率
△
91.7%
88.4%
89.0%
89.4%
89.9%
比
動
率
比
評価 = △:高い方がよい ▼:低い方がよい
- 45 -
直近5年間の傾向
直近3年は横這
い
直近3期は
若干悪化傾向
直近2期は
△1.3%
マイナス
短期借入増によ
57.9% る一時的悪化
13.6%
90.4% 改善傾向
(3).帰属収支差額とその主な内訳
(単位 百万円)
2002
年度
帰属収入
2005
年度
2008
年度
2009
年度
2010
年度
2011
年度
2012
年度
3,953
3,093
2,067
1,982
1,866
1,734
1,658
2,217
1,732
1,411
1,310
1,263
1,163
1,100
補助金
531
517
509
490
485
425
406
寄付金
73
757
29
44
32
22
46
事業収入
17
31
34
38
42
41
39
1,115
56
84
100
44
83
67
4,387
6,300
2,008
1,827
1,774
1,839
1,680
3,218
1,241
1,167
1,098
1,091
1,030
964
教育研究費
701
569
496
442
413
453
455
管理経費
291
331
289
246
232
223
226
借入金等利息
88
54
51
41
36
34
31
その他
89
4105
5
0
2
99
4
学生生徒等納付金
その他
消費支出
人件費
(減価償却額)
帰属収支差額
(328)
△434
(199)
△3,207
(196)
(181)
59
155
(146)
92
(137)
△105
(135)
△22
(4).帰属収入と消費支出
2,100
帰属収入
2,000
消費支出
1,900
1,800
1,700
1,600
2008年
2009年
2010年
2011年
2012年
ア.2005 年度に守山キャンパスの処理を行った後、2006 年度から主に支出の抑制により、
2010 年度まで 5 年連続で帰属収支差額のプラスを維持してきました。
イ.2011 年度には収入の 67%を占める「学生生徒等納付金」が 2002 年度の 50%近くまで漸
減する一方、支出が前年度比増加に転じたため帰属収支差額がマイナスとなりました。
ウ.2012 年度は、159 百万円の支出抑制を行ったものの、収入も 76 百万円減少したため、
帰属収支差額の大幅改善にとどまり、マイナスの解消までには至りませんでした。
- 46 -
6.財産目録
(1).基本財産と運用財産を合計した資産は、前年度末比 125 百万円の減少となりました。
ア.基本財産は、建物・機器備品・図書が 54 百万円増加しましたが、当期減価償却が 135
百万円ありましたので、81 百万円の減少となりました。
イ.運用財産は、現預金が減価償却特定預金・借入金返済特定預金へ各 40 百万円の繰入れ
で、80 百万円減少する一方、その他が同額増加。現預金の取崩し 33 百万円があり、運用
財産は 44 百万円減少となりました。
(2).負債は、借入金 86 百万円の返済と、退職給与引当金 38 百万円の戻入が主たる要因で、
前年度末比 103 百万円減少となりました。
⇒資産から負債を差し引いた当年度正味財産は 5,098 百万円で、前年度末から 22 百万円
減少しました。
財 産 目 録
科 目
Ⅰ.
2012 年度末
資
(単位:千円)
2011 年度末
増 減
産
1 基本財産
土
地
111,028.51 ㎡
3,349,072
3,349,072
0
建
物
44,487.73 ㎡
2,539,472
2,640,523
△101,051
794,793
775,021
19,772
そ
の
他
小計
(6,683,337)
(6,764,616)
(△81,279)
2 運用財産
現
預
金
453,085
566,128
△113,043
そ
の
他
319,870
250,409
69,461
(772,955)
(816,536)
(△43,581)
(7,456,292)
(7,581,152)
(△124,860)
長 期 借 入 金
1,078,800
1,570,900
△492,100
退職給与引当金
461,037
499,354
△38,317
小計
資 産 総 額
Ⅱ.
負
債
1 固定負債
小計
(1,539,837)
2,070,254
(△530,417)
2 流動負債
短 期 借 入 金
492,100
85,636
406,464
前
受
金
236,521
216,409
20,112
そ
の
他
89,521
89,021
500
(818,142)
391,066
(427,076)
負 債 総 額
(2,357,979)
2,461,320
(△103,341)
正 味 財 産
5,098,313
5,119,832
△21,519
小計
Ⅲ.
(注 1) 正味財産 = 資産総額 - 負債総額
- 47 -
7.監査報告書
監 査 報 告 書
平成25年5月16日
学校法人
理
平安女学院
事
会
(評 議 員 会
御 中
御 中)
監 事
鶴 田
憲 次
印
監 事
下 元
光 明
印
私たちは、私立学校法第37条第3項に基づく監査報告を行うため、
学校法人平安女学院の平成24年度(平成24年4月1日から平成25年3月
31日まで)の、学校法人の業務又は財産の状況について監査を行った結果、
学校法人の業務又は財産に関し、不正の行為又は法令若しくは寄附行為に違反
する重大な事実のないことを認めます。
以上
- 48 -
8.学校法人会計の概要と用語説明
1.計算書類(決算書)
国または地方公共団体から経常費補助金の交付を受ける学校法人は、私立学校振興助成法の定
めにより「学校法人会計基準」に従い、会計処理を行い、計算書類を作成し、公認会計士また
は監査法人による監査を受けて所轄庁に届け出ることが義務づけられています。
「学校法人会計基準」に定められている計算書類は、
「資金収支計算書」、
「消費収支計算書」、
「貸借対照表」の 3 つの財務諸表で構成されています。また、私立学校法によりこれらの他に
財産目録、事業報告書を作成することになっています。
(1).資金収支計算書
学校法人の当該年度(4 月 1 日~3 月 31 日)の諸活動に対応する、すべての収入と支出
の内容を明らかにし、当該年度における支払資金の収入および支出の顛末を表すものです。
(2).消費収支計算書
学校法人の当該年度(4 月 1 日~3 月 31 日)の収支状況を表す重要な計算書類です。
帰属収入と消費支出の内容を明らかにし、また消費支出が消費収入により賄われている
かなど、財務の健全性を表します。(企業会計の損益計算書の目的に類似した計算書で
す。)
・帰属収入=学生生徒等納付金、寄付金、補助金などの学校法人の負債とならない収入
・消費収入=帰属収入-基本金組入額(固定資産を取得するための支出や積立金など)
・消費支出=人件費、消耗品費、光熱水費などの消費する支出
・帰属収支差額=帰属収入-消費支出
=純資産の増加又は減少
(企業会計では、収益-費用で利益に相当)
・基本金=学校法人がその諸活動に必要な資産を継続的に保持するために維持すべき額。
消費支出に充てる前の帰属収入のうちから控除して組み入れる(確保する)
こととなっています。
第 1 号基本金
取得した固定資産の価額
第 2 号基本金
学校規模の拡大若しくは教育の充実向上のために将来取得する固定資
産に充てる金銭その他の額
第 3 号基本金
各種基金(奨学基金 等)
第 4 号基本金
恒常的に保持すべき資金(運転資金)
(3).賃借対照表
年度末における財政状態を表したものです。学校法人の資産、負債の内容、正味財産(資
産-負債)の額を明らかにします。資金収支計算書と消費収支計算書が単年度ごとの状況
を表す一方、貸借対照表は、学校法人の行ってきた活動の積み重ねの結果を表します。
2.財 産 目 録
貸借対照表の資産や負債について、具体的内容を表したものです。学校法人が所有する土地や
建物の面積、図書の冊数などを知ることができます。
財産目録は、基本財産と運用財産に区分して記載することになっています。
・ 基本財産 = 私立学校に必要な施設および設備またはこれらに要する資金
・ 運用財産 = 私立学校の経営に必要な財産
- 49 -
有栖館は、1891 年(明治 24 年)以来、長らく京都地方裁判所
の所長宿舎として使用されていたものを、2008 年(平成 20 年)
8 月に平安女学院が教育施設として取得しました。
有栖川宮旧邸
有栖川宮邸は、江戸時代末期に京都御所建礼
門の前に建てられ、明治に入り京都裁判所の仮
庁舎として使用されました。
その後、1891 年(明治 24 年)に京都地方裁
判所長宿舎として、その一部が現在の場所に移
築され、2007 年まで使用されていました。
「書院造」の屋敷は中庭を囲む「玄関棟」
「住
居棟」「客間棟」の3つの棟で構成され、客間
棟には 15 畳板張りの能舞台もあります。
しだれ桜
1952 年(昭和 27 年)3 月に、当時の裁判所
長であった石田孝氏と親交のあった堂本印象
画伯の発案により、醍醐寺三宝院内にあった実
生(みしょう)の桜を当時の岡田戒玉門跡の快
諾を得て分譲移植したものです。
太閤秀吉が醍醐の花見の宴をした当時の桜
の子孫にあたることが DNA 分析の結果、判明
しています。2 本の大きなしだれ桜は、あたか
も 1 本の樹のような枝振りを見せ、春には美し
い景観を見せてくれます。
青天門
烏丸通に面した門は、銅版と真鍮板で葺かれ
た豪壮な趣を持つ平唐門で、歌人吉井勇氏が
1952 年(昭和 27 年)に李白の詩から字を取っ
て「青天門」と名付けました。
この門は、三井一族の総長三井高保氏が 1912
年(大正元年)に京都市中京区室町通竹屋町角
の邸宅表門として新築したものを、1952 年(昭
和 27 年)に官舎表門として、現在地に移築し
たものです。総ヒノキ造、扉はケヤキの1枚板。
平成の植治の庭
庭園は、2009 年「植治」の十一代目小川治兵
衞氏により、「玄関庭」「書院庭」「中庭」の3
庭園を作庭いただきました。
一番大きな書院前庭園は、建物の床の高さに
対して庭園の地面の高さが低くかったために、
庭園全体の地面の高さを約 30cm 程上げるべく
客土し、横幅が広く奥行きが狭い平面庭を庭の
手前に目線を留められるように作庭。
当初、作庭された当時の御公家様の趣きを生
かした作庭復元整美をしていただきました。
1875 年(明治 8 年)生まれの平安女学院は 2015 年に創立 140 周年を
迎えます。
大阪の川口居留地から、1895 年に京都の現在地に移転開校しました。
その 6 月に、新校舎として落成したのが明治館です。
長い歴史を通じて、私たちに大きな宝物を残してくれました。
2012 年度 事 業 報 告 書
発行・編集 : 学校法人平安女学院 法人本部事務局
京都市上京区下立売通烏丸西入五町目町 172-2
電話 075(414)8155
http://www.heian.ac.jp
発
行 日 : 2013年5月28日