№209 2013年10月発行 岡山済生会総合病院 Page1 〒700-8511 岡山市北区伊福町1-17-18 http://www.okayamasaiseikai.or.jp [email protected] 発行責任者:大原 利憲 地域医療連携室 : 鷹取 康晴 寺尾 浩司 新居 理恵 TEL:086-252-2698 水田 尚美 有生 FAX:086-254-8036 菅 眼瞼下垂~加齢とともにまぶたが下がってきていませんか?~ 形成外科医長 山下 修二 上眼瞼挙筋の終末部である腱膜が、加齢とともに瞼板からゆるんだり、はずれたりする ことでまぶたが下がってしまう状態を腱膜性眼瞼下垂といい、加齢性変化のひとつと考え られています。社会の高齢化に伴い、このような眼瞼下垂の患者さんは増加傾向にありま す。また、まぶたが まぶたが下 まぶたが下 がることで頭位 がることで頭位が 頭位が不自然な 不自然な 位置となり 位置となり、 となり、続発症状として 続発症状として肩 として肩 こり、 こり、頭 痛、不眠などの 不眠などの不定愁訴 などの 不定愁訴を 不定愁訴を生じることもあります。 じることもあります。治療は 治療は、手術を 手術を行うことで、 うことで、まぶたの 下垂を 下垂を改善することができます 改善することができます。 することができます。 手術は局所麻酔で行っており、日帰り手術あるいは1泊入院で行っています。上眼瞼縁 (睫毛から6~7mm)に沿って切開を加え、ゆるんだりもしくははずれたりした腱膜を生理 的な位置になるように瞼板に固定します。皮膚の余剰がある場合は、皮膚も同時に切除し ます。手術翌日から洗顔、洗髪をしてもらい、通常の生活を送っていただいています。抜 糸は術後1週間で行います。手術を行ってから3ヵ月経過すれば、自然なまぶたの形態に なります。 眼瞼下垂外来(担当医:山下)は、地域医療連携室(086-252-2698)から予約をとるこ とができます。 〔形成外科 外来診療担当表〕 月 午前 火 午後 永瀬 吉岡 手術 手術 水 午前 午後 午前 永瀬 13:30-15:00 永瀬 山下 レーザー 外来 吉岡 (完全 予約制) 第2を除く 山下 木 午後 午前 金 午後 山下 手術 手術 吉岡 手術 手術 土 午前 午後 永瀬 13:30-15:00 山下 レーザー 外来 吉岡 (完全 予約制) 第4を除く ※受付時間(午前)初診:8:00~11:30、再診:7:30~11:45 手術前の 手術前の状態 手術後3 手術後3ヶ月の状態 午前 第2・4のみ 当日 担当医 (再診予約 のみ) C◎RE情報 №209 2013年10月発行 Page2 8 月号より 月号 より、 より、当院の 当院 の若手医師を 若手医師 を中心にスポットを 中心にスポットを当 にスポットを当 ててご紹介 ててご紹介しています 紹介しています。 しています 。医師になったキッカケや 医師になったキッカケや今後力 になったキッカケや今後力を 今後力を入 れて いきたい領域 領域、 いきたい 領域、患者に 患者に対 する想 する想いなどを紹介 いなどを 紹介することで 紹介することで、 することで、済生会病院の 済生会病院の医師を 医師を 一人でも 一人でも多 でも多く知っていただきたいと考 っていただきたいと考 えています。 えています。 重症救急患者救命のために 救急科医長心得 稲葉 基高 平成25年4月より岡山済生会総合病院に戻り、 救急センターで勤務しております稲葉基高と申し ます。私は長崎大学を卒業後、倉敷中央病院で研 修を行い、当院で外科医として5年間勤務させて いただきました。その間に自分の父が救命セン ターでの治療を受けたことがきっかけとなり、救 急医療と集中治療を学ぶべく、大阪府の千里救命 救急センターへ2年間勤務して参りました。大阪 でも老舗の救命救急センターで、科をこえた重症 患者を診療させていただき、充実感のある日々で ありました。しかし、私は生まれも岡山県であり、やはり岡山の救急医療に貢献したいと の思いから古巣の岡山済生会総合病院へ戻らせていただくことを決めました。 当院の救急センターは2次救急対応としていますが、軽症からときには超重症患者の搬 入があります。救急患者は“何科の患者か”搬入時にはわからないのが常です。当院救急 センターは従来、各科乗り入れ型で、症状などから各科の医師が対応しておりましたが、 平成25 平成25年 25年6月からは体制 からは体制を 体制を変更し 変更し、救急専門医2 救急専門医2名、脳外科系救急医、 脳外科系救急医、内科後期研修医、 内科後期研修医、 外科後期研修医、 外科後期研修医、初期研修医から 初期研修医から編成 から編成された 編成された“ された“救急科” 救急科”のチームとして救急 のチームとして救急センターの 救急センターの患 センターの患 者対応に 者対応に当たっております( たっております(※現時点では 現時点では平日日勤帯 では平日日勤帯のみの 平日日勤帯のみの運用 のみの運用)。 運用)。この )。この体制 この体制により 体制により、 により、科 を超えて全身的 えて全身的な 全身的な初期診療を 初期診療を開始でき 開始でき、 でき、必要時に 必要時に専門科へ 専門科へ引 き継いで専門治療 いで専門治療を 専門治療を行うとい う流れが確立 れが確立されつつあります 確立されつつあります。 されつつあります。重症患者搬入時にはマンパワーをそこに 重症患者搬入時にはマンパワーをそこに集中 にはマンパワーをそこに集中することも 集中することも 可能で 可能で、以前より 以前より、 より、より重症患者 より重症患者の 重症患者の受け入れが可能 れが可能となってきました 可能 となってきました。 となってきました。 私はその中で、救 急・外科専門医としての立場で、診断から外科的 治 療 と その 後 の集 中治 療 をシ ー ムレ ス に行 う 「Acute Care Surgery」の実践を目指して、外科 の先生の助けを借りながら日々研鑽を積んでおり ます。 救急センターでは地域医療連携室を通じて地域 の先生方とのつがなりを実感している毎日です。 救急センターもまだまだ設備、マンパワーともに 十分ではなく地域の先生方のご期待に十分応えら れていないのが現状ですが、今後新病院へ向けて ソフト、ハードともに充実が予定されておりま す。「患者さんのためになる医療」を最大の目標 としつつ、地域の先生方からの期待に応えられる ように頑張りますので、今後ともご指導のほどよ ろしくお願いいたします。 C◎RE情報 №209 2013年10月発行 Page3 第61回 病診連携研修会(緩和ケア)を開催 多数の方のご参加をお待ちしております。 〔 日 時 〕 11月 12日(火)18:30~20:00 当院駐車場をご利用ください 受付で無料駐車券をお渡しします 「在宅緩和ケア研修会」 〔 場 所 〕 済生会病院 西館1階 第2会議室 〔 第1部 〕 事例検討 司 会:緩和ケア認定看護師 前川 礼子 事例提供者:緩和ケア病棟看護師 林 千春 〔 第2部 〕 ミニレクチャー「臨床心理士からのワンポイント」 講 師:緩和ケアチーム臨床心理士 越智 千尋 ※ 生涯教育制度1.5単位 (5 医師-患者関係とコミュニケーション、10 チーム医療、81 終末期のケア) 肝臓病教室 開催のお知らせ 参加自由です。患者さんで肝臓病が気になる方がおられましたら、ご案内ください。 〔 日 時 〕 10月 22日(火)14:30~16:00 〔テ ー マ〕 ますます増える「脂肪肝」 * 診察券をご持参ください 藤岡内科主任医長、検査技師、看護師、管理栄養士、理学療法士 〔 場 所 〕 済生会病院 本館12階デイルーム(面談室) 〔参 加 費〕 管理栄養士が担当する教室は、集団栄養指導料金(保険適用で240円) 〔問 合 せ〕 予防医学部 ℡086-252-2211(代表) 内線3201・3204 医局人事異動のお知らせ ◆ 新任(10/1付、非常勤・研修医除く) 診療科 氏 名 内 科 齊藤 俊 介 内 科 髙見 勇一郎 産婦人科 尾嶋 真由子 さ いと う たかみ お じ ま しゅんすけ ゆ う いち ろう ま ゆ こ 役 職 大学名 卒年 医 長 関西医科大学 H12 福山市民病院 医 長 宮崎医科大学 H12 名古屋大学附属病院 医 員 近畿大学 H21 岡山赤十字病院 ◆ 退職(9/30付、非常勤・研修医除く) 診療科 氏 名 役 職 赴任先 内 科 山本 久美子 医 長 香川県立中央病院 産婦人科 乃美 志保 医 員 屋島総合病院 前勤務先など C◎RE情報 №209 2013年10月発行 Page4 10月のカンファレンス 院外の先生方にもご参加いただけます。多数のご参加をお待ちしております。 日 カンファレンス名 テーマ 時 間 場 所 24日(木) 消化管カンファレンス 症例検討 18:00-19:00 西館3階カンファ室 31日(木) 画像診断カンファレンス 症例検討 18:00-19:00 西館3階カンファ室 C◎RE情報のメール配信をご希望される方は、地域医療連携室までご連絡ください ご不要な場合もお気軽にご連絡ください 電話(086)252-2698 メール:[email protected] 平成 25 年 10 月 14 日 関係各位 第 2 回がん診療連携拠点病院研修会開催のご案内 岡山済生会総合病院 がん診療連携拠点病院総括責任者 赤在 義浩 平素より当院のがん診療に際しまして、ご理解ご協力を賜り感謝申し上げます。 さて、昨年より地域の先生方をはじめ医療従事者の方々にがん診療に関する知識を さらに深めて日常の業務に役立てていただきたく、研修会を開催いたしております。 本年度も以下の通り開催しますので、ご多忙の折とは存じますがご参加くださいま すようお願い申し上げます。 【第 2 回がん診療連携拠点病院研修会】 日 場 内 講 時 所 容 師 平成25年11月21日(木) 16:00~17:00 岡山済生会総合病院 西館 1 階 第2会議室 化学療法による消化器症状(嘔気・下痢・口内炎等)について 外科医長 宇野太医師 がん薬物療法認定薬剤師 藤森浩美薬剤師 がん化学療法看護認定看護師 竹井淳子師長 参加申込み 参加申込み書 TEL 施設名 FAX ふりがな 職種 参加者氏名 役職 ふりがな 職種 参加者氏名 役職 ふりがな 職種 参加者氏名 役職 参加希望 参加希望の 希望の方は、ご記入の 記入の上 086- 086-252- 252-7375 までFax までFaxにて Faxにてお にてお申込ください 申込ください。 担当部署: 担当部署:医学資料室 電話番号: 電話番号:086- 086-252- 252-2211(内線 2211(内線 2410・ 2410・2413)
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