ナマ オペラは生がいちばん! ……なのではありますが、それもいろいろ、たいへんなので… 図書館上映会の大画面で 芸術の秋を楽しもう!! 3 ヴェルディ作曲 歌劇《椿姫》(全曲) 日時:平成28年10月24日 (月) 14:00~16:15 場所:スタジオ C(山口情報芸術センター2階) 定員:100名 (入場無料) ※ 日本語字幕が付きます。 山口市立中央図書館 ■登場人物:歌手 ヴィオレッタ:アンジェラ・ゲオルギュー(ソプラノ) パリの高級娼婦「椿姫」 。結核を病んでいる。 アルフレード・ジェルモン:フランク・ロパード(テノール) プロヴァンス生まれの純真な青年。 ジョルジョ・ジェルモン:レオ・ヌッチ(バリトン) アルフレードの父親。 フローラ・リー:マリアン・ジョーンズ(メゾ・ソプラノ) ヴィオレッタの友人。 アンニーナ:ジリアン・ナイト(メゾ・ソプラノ) ヴィオレッタの忠実な召使。 ガストン子爵:ロビン・レガーテ(テノール) アルフレードの友人。 ドゥフォール男爵:リチャード・ヴァン・アラン(バス) ヴィオレッタのパトロン。 ドビニー侯爵:ロデリク・アール(バス) 医師グランヴィル:マーク・ビーズリー(バス) ジュゼッペ、使者、フローラの召使 ほか 演奏:コヴェント・ガーデン・ロイヤル・オペラ合唱団・管弦楽団 指揮:サー・ゲオルグ・ショルティ 収録:1994 年 12 月 ロンドン コヴェント・ガーデン・ロイヤル・オペラハウスにおけるライヴ ■構成 前奏曲 第1幕 パリにあるヴィオレッタの家の客間 第 2 幕 第 1 場 パリ郊外のヴィオレッタとアルフレードの家 第 2 場 パリにあるフローラのサロン 第3幕 ヴィオレッタの寝室 ■物語 19世紀半ばのパリ。裏社交界で花形の高級娼婦ヴィオレッタは、結核にかかって長 くは生きられない身。上流階級の人々を相手に享楽的な日々を送っている。 ある日、地方出身の青年アルフレードが友人に連れられてサロンにやってくる。アル フレードは彼女の健康を気遣い、今の生活を改めるように忠告。ヴィオレッタの心は揺 れる。やがて二人はパリを離れ、郊外の家で幸せに暮らし始めるが……。 ■作曲者 ジュゼッペ・ヴェルディ (1813-1901) イタリア・オペラの頂点を築いた作曲家。代表作に「椿姫」 「ナブッコ」 「リゴレット」 「アイーダ」等がある。 ■「椿姫」とは 原作はアレクサンドル・デュマ・フィス (1824-1895) の自伝的小説。題名はヒロイ ンが椿の花を好んで身につけることに由来する。オペラの原題は「ラ・トラヴィアータ (道を踏み外した女)」だが、日本では小説の題名に従って「椿姫」と訳されることが 多い。 ヒロインは、美貌や知性や機知に富んだ会話を魅力として、上流階級を客に選べる高 級娼婦。人気のあるうちは貴婦人のような生活ができるが、容姿や健康が衰えたときに は厳しい現実が待っている。歌劇『椿姫』は当時の社会を描いた現代劇でもあった。 1853 年 3 月の初演は失敗するが、現在では最も人気の高い歌劇の一つとなっている。 ■聴きどころ 「乾杯の歌」 第 1 幕 アルフレードとヴィオレッタに始まる合唱 「ああ、そは彼(か)の人か」 第 1 幕 ヴィオレッタのアリア。 「プロバンスの海と陸」 第 2 幕 ジェルモンのアリア 「パリを離れて」 第 3 幕 ヴィオレッタとアルフレードの二重唱 ■あわせて読みたい図書館の本 ◇物語を知るなら 『椿姫』 アレクサンドル・デュマ・フィス・著 朝比奈弘治・訳 新書館 (F テア) 新庄嘉章・訳 新潮社 (BF テア) 西永良成・訳 KADOKAWA (BF テア) 『マンガ世界の文学6 わたなべまさこ・著 椿姫』デュマ・フィス・原作 世界文化社 (T908 セカ) 『オペラでたのしむ名作文学』 中野京子・著 さ・え・ら書房 (K766 ナキ) ◇作者を知るなら 『ヴェルディ オペラ改革者の素顔と作品』 加藤浩子・著 平凡社 (762 ヘシ) 『ヴェルディ 太陽のアリア』 ひのまどか・著 リブリオ出版 (K762 ヘシ) ◇オペラについて、その他 『わたしのヴェルディ 16 人のアーティストが語る 12 の傑作オペ ラ』 レオネッタ・ベンティヴォリオ・編著 音楽之友社 (766 ヘレ) 『オペラって何』 木晃・著/永竹由幸・著 実業之日本社 ◇原作のヒロインの愛読書 『マノン・レスコー』 アベ・プレヴォー・著 青柳瑞穂・訳 (762 ヘシ) 新潮社 (BF フア)
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