GaiaMX/21 トラブル シューティング クライアント新規インストール時や起動時にエラーコード 「065-000-000」、「サーバーコンピュータ(コンピュータ名) に接続できませんでした」の後「RPC サーバーを利用でき ません。」と表示される <注意> 作業を行う際は、Administrator 権限のあるユーザーでログオンして 下さい。 いずれの作業もネットワーク管理者の許可を得てから行って下さい。 ≪現象≫ エラーコード:「065-000-000」 詳 細 内 容:「RPC サーバーを利用できません。 」 <GaiaMX クライアント起動時の画面> <GaiaMX クライアントインストール時の画面> ※ネットワーク接続自体に問題がある場合や、クライアントのインストール時に入力した サーバー名が間違っている場合などに発生します。 1 ■確認事項 しばらく正常に動作していて LAN の設定なども変更していないのに、突然「RPC サーバーを 利用できません。」のエラーが出た場合は、まず以下の内容からご確認下さい。 ・LAN ケーブルが抜けていないか。 ・サーバーのパソコンが起動しているか。 ・ハブを経由して接続している場合、ハブとルーターの電源が入っているか。 ・一時的な障害の可能性もあるため、サーバー・クライアント両方のパソコンを再起動する。 ≪対処方法1 ネットワーク接続の確認≫ サーバーとクライント間のネットワーク接続自体に問題がないかを確認します。 ※コマンドプロンプトにて Ping コマンドを使って、サーバーとクライント間のネットワーク 接続自体に問題がないかを確認します。 クライアントで行います。 Windows の[スタート]-[プログラム]- [アクセサリ]-[コマンドプロンプト] を起動し、 「ping ***」と入力します。 (*** = GaiaMX Server のコンピュータ名) (Ping の後には半角スペースが入ります。) ■サーバーコンピュータ名の確認方法 サーバーで行います。 ①デスクトップ上の[マイコンピュータ]を 右クリックして、[プロパティ]を選択します。 ②「システムのプロパティ」画面で 「コンピュータ名」タブの 「フル コンピュータ名」欄をご確認下さい。 例)サーバーのコンピュータ名が 「sys2005」の場合 2 ① ② 例)サーバーのコンピュータ名が 「sys2005」の場合 上図①: Ping request could not find host sys205. Please check the name and try again. 上記メッセージが表示された場合は、入力した名称のコンピュータと接続できていないことを 示します。 サーバーの名称・ネットワーク環境をご確認下さい。 ※メッセージ内容は異なる場合があります。 上図②: Pinging sys2005[192.168.2.90] with 32 bytes of data: Reply Reply Reply Reply from from from from 192.168.2.90: 192.168.2.90: 192.168.2.90: 192.168.2.90: bytes=32 bytes=32 bytes=32 bytes=32 time=1ms time=1ms time=1ms time=1ms TTL=128 TTL=128 TTL=128 TTL=128 Ping statistics for 192.168.2.90: Packets: Sent = 4, Received = 4, Lost = 0 (0% loss), Approximate round trip times in milli-seconds: Minimum = 0ms, Maximum = 0ms, Average = 0ms 上記のメッセージが表示された場合、サーバーと通信自体はできています。 ただ、他のパソコンと通信がつながってしまった可能性もあるため、GaiaMXServer が インストールされているパソコンの IP アドレスが正しく表示されているかを「■サーバーの IP アドレス確認方法」を参照してご確認下さい。 3 ■サーバーの IP アドレス確認方法 サーバーで行います。 Windows の[スタート]-[プログラム]- [アクセサリ]-[コマンドプロンプト]を 起動し、「ipconfig」と入力します。 下図の「IP Address」の欄に表示されて いる数字がサーバーの IP アドレスです。 4 ≪対処方法2 システム環境変数を修復する≫ サーバーとクライント間のネットワーク接続自体に問題がないかを確認します。 ※システム環境変数が正常でない場合は Ping コマンドが正常に機能しませんので、 RemakePathMx.exe でシステム環境変数を修復してから、ネットワーク接続の確認をします。 ①サーバーで行います。 GaiaMX の CD-ROM(Ver7.1Build0.3 以降)を パソコンにセットします。 「Installation」の画面が自動起動しますが、 終了させて下さい。 デスクトップ上の[マイコンピュータ]を 右クリックし、[エクスプローラ]を選択します。 ②GaiaMX の CD-ROM 内の SharedDll\ RemakePathMx.exe をダブルクリックします。 ③右図の画面が出ましたら[OK]をクリックします。 パソコンを再起動しないと、システム環境変数 の修復内容が反映されませんので、必ず再起動 を行って下さい。 GaiaMX のクライアントで「クライアント/サーバーモード」での起動確認を行って下さい。 5 ≪対処方法3 サーバー名を再入力する≫ クライアントのインストール時に入力したサーバー名が間違っていないかを確認します。 ※サーバー名の入力は全角と半角の区別をしますので、正確に入力することが必要です。 ①クライアントで設定を行います。 GaiaMX がインストールされているドライブの ○\Program Files\Being\GaiaMXClient \ClientSetupMX.exe をダブルクリックします。 ②サーバー名を再入力して[OK]をクリック します。 ※全角と半角の違いまで、正確に入力されて いますか? ※「―」と「-」、「0」と「O」、「1」と「I」 などの間違いはありませんか? 右図の画面が表示されたら、[OK]を クリックします。 GaiaMX のクライアントで「クライアント/サーバーモード」での起動確認を行って下さい。 6 ≪対処方法4 ウイルスソフトの確認をする≫ サーバーに『NortonSystemWorks(ノートンシステムワークス)』、 『NortonAntiVirus(ノートンアンチウイルス)2005』または『NortonAntiVirus2006』が インストールされている場合、インターネットワーム防止機能の「Internet Worm Protection」 をオフにするとエラーが改善することが分かっています。 この設定は、ウイルスの二次感染を防ぐ機能です。外部からの一次感染はブロックされて います。 各社のファイアウォールソフトがインストールされ、常駐している場合は設定画面を開き、 パーソナルファイアウォール設定を一時的に解除して下さい。 設定を解除することでエラーが改善する場合は、パーソナルファイアウォール設定がされて いても起動できるように設定を変更して下さい。 ●GaiaMX で使用している接続ポート サーバーに設定が必要なのは、以下のポートです。 (番号) (プロトコル) (許可) (目的) 135 TCP 受信 分散 COM の起動 2638 TCP/UDP 受信 サービスへの接続 6712、6713 TCP 送信 クライアントシャットアウト指示 49036 TCP 受信 同期処理 ※135、2638、49036 の他に 1024~65535 のすべてのポートで受信が開放されていないと 正常に動作しないこともあります。 クライアントに設定が必要なのは、以下のポートです。 (番号) (プロトコル) (許可) (目的) 135 TCP 送信 分散 COM の起動 1024~65535 TCP 送信 分散 COM の起動 2638 TCP/UDP 送信 サービスへの接続 6712、6713 TCP 受信 クライアントシャットアウト指示 49036 TCP 送信 同期処理 ※具体的な操作方法は各ソフトのマニュアルをご確認下さい。 上記設定を行った後、≪対処方法3 サーバー名を再入力する≫の作業を行って下さい。 GaiaMX のクライアントで「クライアント/サーバーモード」での起動確認を行って下さい。 7
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