ISU Communication No. 2019 日本語訳

国際スケート連盟
コミュニケーション No. 2019
アイス・ダンス
I.
第 56 回 ISU 総会で承認された一般規程,特別規程および技術規程の変更点
アイス・ダンスに関する非常に重要な変更を以下に示す.変更箇所および/または追加箇所には下線を
付した.
1.
各グループの最初に滑走する競技者に対し,開始の姿勢を取るまでに追加で 30 秒の時間を与える
部分は削除する.
第 350 条 第 2 項
この項の後半を削除:
各ウォームアップ・グループで最初に滑走する競技者には,スタートのための呼び出し後,追加で 30
秒の時間を与える.前述の時間制限は,追加で与えられた 30 秒が経過した時点から適用する.
2.
ジャッジにより与えられる GOE の数を規程から削除し,将来的に 7 段階から 11 段階に増やせる可
能性を残す.
第 353 条 第 1 項 b)
以下のとおり削除:
各ジャッジはセクション/要素ごとに出来栄えを 7 段階で評価する.各段階は SOV 表で示される正
または負の数的価値を持つ.
第 504 条 第 1 項 c)
以下のとおり挿入:
c) 各ジャッジは,各要素の出来栄えを,エクセキューションのよい点とエラーを考慮して,7 段階の
GOE 尺度,すなわち+3, +2, +1, 基礎値(BV), -1, -2, -3 で採点する.
シーズン 2018-2019 より,GOE 尺度は 11 段階とする.
第 353 条第 1 項 h)の(i)および(ii)ならびに第 1 項 i)により,ジャンプ・コンビネーション,ジャンプ・シー
クェンス(シングル&ペア・スケーティング),およびコンビネーション・リフト(アイス・ダンス)は,「1 つ
の単位」として評価する.
3.
「コンビネーション・ステップ・シークェンス」の導入(シーズン 2018-2019 より有効)
第 353 条 第 1 項 ii)(新規)
コンビネーション・ステップ・シークェンスは,ワン・フット・ステップ・シークェンスとステップ・シークェン
スの基礎値を加算したものに GOE を適用し,1 つの単位として評価する.コンビネーション・ステップ・
シークェンスの GOE はこれら 2 グループのステップ・シークェンスの対応する GOE の対応する GOE
の合計値と等しい.
4.
結果の公表におけるジャッジの匿名性は取りやめる.
第 353 条 第 4 項 結果の公表 c)
日本語訳 第 1 版(2016 年 9 月 15 日)
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5.
ISU フィギュアスケートの他の競技種目のための国際または ISU ジャッジ/レフェリーの ISU リストに
すでに掲載されているジャッジに対しては,50 歳の年齢制限を適用しない.
第 413 条 第 1 項 a)
1.a) 推薦を受ける暦年に 24 歳に達しなければならず,50 歳に達してはならない(もしジャッジが ISU
フィギュアスケートの他の競技種目のための国際または ISU ジャッジ/レフェリーの ISU リストにすで
に掲載されているならば,50 歳の年齢制限を適用しない).
6.
酌量すべき状況であれば,例外として,ホスト・メンバーのナショナル・テクニカル・スペシャリスト 1 名
またはナショナル・データまたはリプレイ・オペレーター1 名を,アシスタント・テクニカル・スペシャリスト
またはデータまたはリプレイ・オペレーターとして用いることができる.
第 420 条 第 5 項 b)
第 2 文と第 3 文を以下のように変更する:
酌量すべき状況であれば,例外として,ホスト・メンバーのナショナル・テクニカル・スペシャリスト 1 名
またはナショナル・データ・オペレーターかナショナル・リプレイ・オペレーターのいずれか 1 名を,アシ
スタント・テクニカル・スペシャリストまたはデータ・オペレーターかリプレイ・オペレーターのいずれかと
して用いることができる.この場合,その者は当該メンバー所属のアシスタント・テクニカル・スペシャリ
ストまたはデータ・オペレーターかリプレイ・オペレーターと称さなければならない.
7.
可能であれば,レフェリーとテクニカル・コントローラーが直接コミュニケーションを取れるようにする
第 430 条 第 3 項(新規)
可能であれば,競技中レフェリーとテクニカル・コントローラー同士が直接連絡可能な設備が備えられ
るべきである.
8.
アイス・ダンス技術委員会が「衣装」規定に対し例外を設けられるようにする.
第 501 条 第 1 項
以下の文を追加:
アイス・ダンスついては,ショート・ダンスに対して選ばれたリズムにふさわしいならば,本制限への例
外をアイス・ダンス技術委員会が発表することができる.
9.
ショート・ダンスの許される演技時間は 2 分 50 秒±10 秒のままとする.フリー・ダンスについても変わ
らず 4 分±10 秒とする.
10. ステップ・シークェンスにベーシック・レベルを導入する.
第 504 条 第 1 項 b)
表 ― アイス・ダンスの部分を以下のように変更:
シングル&ペア・スケーティング
アイス・ダンス
リフト,ツイスト・リフト,デス・スパイラル(ペ
ア),スピン,ステップ(シングルおよびペア)
は,獲得した特徴の数に応じて 5 つの難度レ
ベルに分類される.すなわち,獲得した特徴が
無しの場合にはベーシック・レベル,特徴が 1
つの場合にはレベル 1,特徴が 2 つの場合に
はレベル 2,特徴が 3 つの場合にはレベル 3,
特徴が 4 つ以上の場合にはレベル 4 となる.
ステップ・シークェンスとコレオグラフィック・エレメント
を除く全ての必須要素は難度レベル分類される.リフ
ト,スピン,ツイズルおよびステップ・シークェンスには
難度に応じて 4 つのレベルがある.ステップ・シークェ
ンスには,要素は完了したがレベル 1 の要件が達せ
られなかった場合のベーシック・レベルが追加であ
る.コレオグラフィック・エレメントには,レベルは与えら
れないが,その要素を定義する最小要件が満たされ
た場合に確定(コンファーム)される.
日本語訳 第 1 版(2016 年 9 月 15 日)
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11. 重複の可能性を避け,評価項目より分かりやすく明確にするため,演技構成(コンポーネンツ)の定
義を更新する.
第 504 条 第 3 項
以下のように変更:
スケーティング・スキル
スケーティング全体の正確さと確実さにより定義される.すなわちエッジ・コントロールや氷上における
流れのことである.これらはスケーティングの諸手段(エッジ,ステップ,ターン等)を自在に駆使する
こと,技術が明確であること,さらに無駄な力なく加速しスピードを変化させることにより示される.スケ
ーティング・スキルを評価する際には以下を考慮しなければならない.
深いエッジ,ステップおよびターンの利用
バランス,リズミカルな膝の動き,足運びの正確さ
流れと滑り
パワー,スピード,加減速の多様な利用
あらゆる方向へのスケーティングの利用
片足でのスケーティングの利用
トランジション
すべての要素をつなぐ,複雑なフットワーク,ポジション,動作,ホールドが多様であることと,これらを
はっきりとした目的を持って用いることである.トランジションを評価する際には以下を考慮しなければ
ならない.
ある要素から別の要素への動作の連続性(全種目)
多様さ(アイス・ダンスにおけるホールドの多様さを含む)
難しさ
質
パフォーマンス
音楽と構成の意図を伝える際にスケーター/ペア/カップルの体の動き,感情の表現,知性の表出
が十分にあること.パフォーマンスを評価する際には以下を考慮しなければならない.
体の動き,感情の表現,知性の表出および投射
身のこなしと動作の明確さ
動作とエネルギーの多様さとめりはり
個性/人柄
ユニゾンと「一体性」(ペア・スケーティングおよびアイス・ダンス)
パートナー間の空間的認識-スケーター間の距離の調整,ホールド変更の手際(ペア・スケーティン
グおよびアイス・ダンス)
コンポジション(構成)
計画的,発展的,および/または独創的な各種動作の構成のことで,音楽のフレーズ,空間,パター
ン,構造の諸原則に従う.コンポジションを評価する際には以下を考慮しなければならない.
目的(アイデア,コンセプト,ビジョン,雰囲気)
パターン/氷面の十分な利用
空間の多次元的な利用と動作のデザイン
フレージングと形式(動作および部分が音楽のフレーズに合っていること)
構成の独創性
音楽の解釈(インタープリテーション)/タイミング(アイス・ダンス)
音楽のリズム,特徴,内容を個性的に,創造的に,偽りなく,氷上の演技へ移し換えること.音楽の解
釈(/タイミング)を評価する際には以下を考慮しなければならない.
音楽(タイミング)にあった動作とステップ
音楽の特徴/感情の表現,およびはっきりと識別できるときにはリズムの表現
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音楽の細部とニュアンスを反映するフィネス*の利用
音楽の特徴とリズムを反映させたスケーター同士の関係(ペア・スケーティング,アイス・ダンス)
ショート・ダンスでは主としてリズミカルなビートにのって滑走すること,フリー・ダンスではビートに合わ
せた滑走とメロディに合わせた滑走のバランスがよいこと(アイス・ダンス)
12. フリー・ダンスの最後の 2 グループの滑走順の抽選方式の変更(第 513 条 第 2 項 h))
上記内容を取り扱うコミュニケーションが別途公表される予定である.
13. ショート・ダンスとフリー・ダンスのウォーム・アップの時間は変わらず 5 分のままとする.
14. スケーターがコールされてから開始の姿勢を取るまでの間に中断が発生した際の取り扱い
第 515 条
新たに第 6 項を挿入し,それに伴い現行の第 6 項と第 7 項の数字を振り直す:
6. 競技者が,コールされてから開始の姿勢を取るまでの間に負傷したり,競技者あるいは競技者の
用具に関連した不運な条件によって滑走が妨げられたりする場合には,規程第 350 条第 2 項を適用
する.その不運な条件を解消するための時間が 60 秒では不十分な場合には,レフェリーは競技者に
対し最大 3 分間の時間を与えるものとする.この場合,レフェリーは,上記第 3 項 b)による減点を適
用する.
15. 選出されたメンバーがジャッジの名前を登録する締切日を,その選手権大会の最初のイニシャル・ジ
ャッジズ・ミーティングの 21 日前に変更する.
第 521 条 第 4 項 d)
ISU メンバーは,選出された各 ISU 選手権大会の各種目に対して,サブスティチュート・ジャッジ 1 名
を含むジャッジの名前を,その ISU 選手権大会の最初のイニシャル・ジャッジズ・ミーティングの 21 日
前までに登録する.
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16. ステップ・シークェンスのタイプ,グループ,スタイルの定義
第 703 条 第 4 項
この項全体を以下のように置き換える:
4. ステップ・シークェンス ― ショート(リズム)・ダンスまたはフリー・ダンスにおける定められた,また
は特に定めのない一連のステップ,ターンおよび動作.ステップ・シークェンスにはタイプ,グループ,
スタイルの分類がある.
a)
ステップ・シークェンスには以下のタイプがあり,いずれも,ホールドを組んで(イン・ホールド)もし
くは互いに触れあわないで(非接触,ノット・タッチング)滑る.
i)
ステップ・シークェンス・イン・ホールドは,既知のダンス・ホールドまたはその変形のホールド
で滑らなければならない(アイス・ダンス技術委員会の指定が別途ある場合を除く).ホール
ド変更のために互いが離れる場合,音楽の 1 小節を超えてはならない.
ノット・タッチング
ii)
非接触ステップ・シークェンスは,ミラー(互いに対称)および/またはマッチング(互いに同
じ形状)のフットワークを組み入れなければならない.パートナー同士は互いのトレースを横
切ることができ,マッチング・フットワークからミラーに,またはその逆に切り替えてもよい(アイ
ス・ダンス技術委員会の指定が別途ある場合を除く).パートナー同士は可能な限り近接し
続けなければならないが,互いに触れてはならない.パートナー同士の距離は概して両手
間隔を超えてはならない.ただし,パートナー同士がエッジおよびターンを互いに反対方向
に行う場合の短い距離を除く.
b)
ステップ・シークェンスの各タイプは以下のグループに分類される:
i)
グループ A:ストレート・ライン・ステップ・シークェンス
ミッドライン(中央線) ― ロング・アクシス上を氷面の全長にわたって滑る.
ダイアゴナル(対角線) ― リンクのコーナーから対角のコーナーへできる限りその全長を滑
る.
ii)
グループ B:カーブド・ステップ・シークェンス
サーキュラー(円形) ― ショート・アクシス方向に氷面の全幅を使う(進行方向は時計回り
でも反時計回りでもよい)
サーペンタイン(蛇行) ― ロング・アクシスの一端のリンク際からいずれかの方向へ開始し,
3 つの大きなカーブまたは 2 つの大きなカーブ(S 字形)を進み,ロング・アクシスの逆端のリ
ンク際で終わる.氷面の全幅を使用したパターンであること.
iii) グループ C:パーシャル・ステップ・シークェンス
パターン・ダンス・タイプ・ステップ・シークェンス ― 氷面の任意の場所で行う,もしくはアイ
ス・ダンス技術委員会が定めた通りに行う.
ワン・フット・ステップ・シークェンス ― 各パートナーが同時に片足で,ホールドを組んで,
もしくは互いに離れて行う.
iv) グループ D:コンビネーション・ステップ・シークェンスはワン・フット・ステップ・シークェンスと
グループ A または B のステップ・シークェンスで構成される.
c)
ステップ・シークェンスのスタイル:
ステップ・シークェンスのレベルの特徴をまとめたものをスタイルと呼び,継続的に有効な技
術要件であり,ISU コミュニケーションにて発表される.
アイス・ダンス技術委員会によって決定された,グループの変化形や組み合わせ,またはステップ・シ
ークェンスの他のグループについては,ISU コミュニケーションにて説明,発表される.
日本語訳 第 1 版(2016 年 9 月 15 日)
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17. ツイズルとスピンとリフトの変化形や組み合わせを許容する.
第 704 条 第 12 項,第 14 項および第 16 項
各項の末尾に以下を追加:
アイス・ダンス技術委員会によって決定された変化形や組み合わせは,ISU コミュニケーションにて説
明,発表される.
18. ショート・リフトの最大時間を増やす.
第 704 条 第 16 項
ショート・リフト ― リフトの時間は67秒を超えてはならない.
19. 違反要素から「パートナーの肩や背中に座る」を削除
第 704 条 第 16 項
違反となるリフトの動作/ポーズ ― リフト中,以下のような動作および/またはポーズは違反となる.
パートナーの頭上で横になったり座ったりする.
パートナーの肩や背中に座ったり立つったりする.
リフトされるパートナーが倒立開脚姿勢をとる(両大腿部の保持された角度が45度を超える).
以下の形で,リフトするパートナーがリフトされるパートナーを振り回す.
i) 完全に伸ばした腕(片腕/両腕)のみで,あるいは手や腕の補助なしで,ブレード/スケ
ート靴または脚を持っている
ii) 両パートナーが腕(片腕/両腕)を完全に伸ばして手を取りあっている.
e) リフトするパートナーのリフトする手/腕とリフトされたパートナーの身体との接触点がリフトする
パートナーの頭より継続的には高いくない.
f) リフトする手/腕のうち,補助のため追加の支えとしてまたはバランスをとるためのみに用いら
れているもの,またはリフトされたパートナーの身体のどこかに接触しているものについて,その
手/腕が 2 秒を超えて当人の頭より上に保たれているない.
a)
b)
c)
d)
確立(継続)しない,あるいはポーズを変更するためにのみ用いる場合,a)~e)のポーズをさっと経由
することは許される.
20. アドバンスト・ノービスでは,パターン・ダンスのレベルはテクニカル・パネルによってコールされる.
第 708 条 第 3 項 a) ii)
i) セクションのレベル
国際アドバンスト・ノービス競技会および要項に置いてそのように指定された競技会では,テクニカ
ル・スペシャリストがパターン・ダンスのセクションごとにレベルを決定する(ISU コミュニケーション
でパターン・ダンスのセクションに対するレベルの記述とその価値尺度表が与えられている場合).
セクションのレベルを決める特徴の説明は ISU コミュニケーションで公表・更新する.
21. ショート・ダンスの音楽がスポーツの一競技としてのアイス・ダンスにふさわしいものであることを保証
する.
第 709 条 第 1 項 c)
第 2 文に追加:
ボーカル音楽でもよいが,スポーツの一競技としてのアイス・ダンスにふさわしいものでなくてはならない.
22. ショート・ダンスでは,そのシーズンに指定されたリズムによっては手(片手・両手)で氷面に触れること
を許容する.
第 709 条 第 1 項 j)
文の末尾に追加:
ただし,アイス・ダンス技術委員会が許可し,コミュニケーションで発表された場合を除く.
日本語訳 第 1 版(2016 年 9 月 15 日)
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23. フリー・ダンスの音楽制限を修正し,テンポ/リズムおよび表現の変化を含むようにする.
第 710 条 第 1 項 c) ii)
音楽はテンポ/リズムおよび表現の変化が最低 1 回なければならない.
音楽について,テンポが同じだがリズムが大きく異なるというケースがある.自分たちのフリー・ダンス
に変化を付けるために,カップルがリズムまたはテンポを変えるのは正しい.
24. フリー・ダンスでは,ストップとセパレーションに関する振り付け制限をアイス・ダンス技術委員会がシ
ーズンごとにコミュニケーションで指定することを可能にする.
第 710 条 第 1 項 f)と h)
ストップとセパレーションに関する文の末尾に以下を追加:
ただし,別途 ISU コミュニケーションで指定がある場合を除く.
25. ウェルバランス・フリー・ダンス・プログラムに 2 つ以上のコレオグラフィック・エレメントが含まれることを
許容する.
第 710 条 第 2 項
ノービス,ジュニア,シニアにおけるフリー・ダンスのウェルバランス・プログラムに含まれるべき必須要
素およびその要件は,毎年 ISU コミュニケーションに発表する.
以下が必須要素として含まれ得る選択肢である:

ダンス・リフト ― 第 704 条 第 16 項を参照

ダンス・スピン ― 第 704 条 第 14 条 e)を参照

ステップ・シークェンス ― 第 703 条 第 4 項(グループ A および B)を参照

セット・オブ・シンクロナイズド・ツイズル ― 第 704 条 第 12 項 b)を参照

コレオグラフィック・エレメント(1 つを超えないこと) ― 第 704 条 第 19 項を参照
II. ISU コミュニケーション第 1998 号と第 2003 号の修正
(2016/17 シーズンの技術規程の要件,2016 年 7 月 1 日から継続的に有効な要件)
2016 年 ISU 総会の決議の結果
コミュニケーション第 1998 号と第 2003 号の規定で 2016 年 ISU 総会での決定待ちとなっていたも
のは,第 502 条第 3 項(ショート・ダンスの演技時間)を除き,すべて可決された.
2016/17 シーズンのショート・ダンスの要件(コミュニケーション第 1998 号 2 ページ)
3.1 時間
2 分 50 秒±10 秒
2016/17 シーズンのパターン・ダンス要素のキー・ポイントとキー・ポイントの特徴
(コミュニケーション第 1998 号 5 ページ)
置き換え:
注:ステップの最後の拍でのチェンジ・エッジは次のステップへのプッシュ/移行の準備のためで
あれば許される(キー・ポイントでの例:1BL と 2BL のキー・ポイント 1 のステップ 7)
理由:誤記
日本語訳 第 1 版(2016 年 9 月 15 日)
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2016/17 シーズンのフリー・ダンスの要件(コミュニケーション第 1998 号 7 ページ)
置き換え:
 コレオグラフィック・ツイズル・ムーブメント:必須のセット・オブ・ツイズルを行った後に行われるツイ
ズル動作で2つの部分からなるもの.
以下の要件を満たすこと:
2 つの部分とも:片足で,または両足で,またはこれらの組み合わせ
最初の部分:同時に少なくとも続けて 2 回転し,かつ両パートナーは移動しなくてはならない
(1 箇所に留まらないこと)(パートナー同士は離れていなければならない)
2 つ目の部分:少なくとも一方のパートナーは少なくとも続けて 2 回転しなくてはならず,一方
または両方のパートナーは一箇所に留まるかまたは移動するかまたはこれらの組み合わせで
よい.(パートナー同士はホールドを組んでもよい)
理由:明確化
全ての必須要素に適用されるコールの基本原則
(コミュニケーション第 2003 号 5 ページ 2 番,3 番,6 番,7 番)
置き換え:
1. テクニカル・パネルは,演技予定要素表に挙げられたものに関わらず,演技されたものを認定する.
2. レベルの調整は,満たされたレベルの特徴により決定されたレベルに対して適用する.レベル1(ステ
ップ・シークェンスではベーシック・レベル)の要件を満たす限り,レベルの調整により必須要素がノ
ー・レベルになることはない.
3. 何らかのレベルを得るためには,その必須要素はレベル1(ステップ・シークェンスではベーシック・レ
ベル)の要件をすべて満たさなければならない.
4. 両パートナーが何かの要素を実施している間にプログラムが終わった場合,動作が完全に止まるま
でにその要素とレベルを認定する.
5. 要求されている演技時間(+10秒まで許される)の後に開始された要素は認定されない.
6. ショート・ダンスまたはフリー・ダンスにおいて,ダンス・リフトがステップ・シークェンスの中で実施され
た場合,そのダンス・リフトは(種類が認定できるならば)種類とともに認定され,ノー・レベルが与えら
れる.このリフトはボックスを占める.
7. ショート・ダンスにおいてダンス・スピンが実施された場合,ダンス・スピンは認定されない(ダンス・
スピンは必須要素ではなく,またこれを余分な要素と認定する規定も存在しない).
フリー・ダンスにおいて,ダンス・スピンがステップ・シークェンスの中で実施された場合,そのダン
ス・スピンはダンス・スピンの 1 つとして認定され,ノー・レベルが与えられる.このダンス・スピンはボ
ックスを占める.
8. 必須のステップ・シークェンス(パーシャル・ステップ・シークェンスを含む)の中で実施されたセット・
オブ・ツイズルは,認定されない.
9. テクニカル・パネルは,レベルの特徴を満たすための要点(フィーチャー)が認められるかどうかを決
定する.ただし,現行のコミュニケーションやテクニカルパネル・ハンドブックにて,レベルを与えるに
値しないと明示的に指定されている場合を除く.(たとえば,ダンス・スピンで,テクニカル・パネルは
例のリストに含まれてないキャメルの基本姿勢のバリエーションにレベルを与えることができるが,女
性による単なるキャメルには与えることはできない.)
理由:レベルの特徴と要件に合わせる
ダンス・スピン(コミュニケーション 2003 号 10 ページ)
置き換え:
ダンス・スピンのオプション
 スピン オプション1:スピンの回転方向を変えない
 スピン オプション2:両パートナーが同時にスピンの回転方向を変え,各方向で少なくとも2回転
 コンビネーション・スピン オプション1:どのパートも回転方向が同じ
 コンビネーション・スピン オプション2:両パートナーが同時に回転方向を変える.回転方向の転
換は,足換えと同時に行うか(各方向で少なくとも 3 回転),またはどちらか一方のパートで行うこと
(そのパート内で各方向少なくとも 2 回転).
日本語訳 第 1 版(2016 年 9 月 15 日)
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ダンス・リフト レベルの調整(コミュニケーション 2003 号 18 ページ)
置き換え:
1.
2.
ローテーショナル・リフトで,仮にリフトするパートナーがしばらく回転して,回転が止まり,続けて
何回転かするとき,もしリフトされるパートナーがレベルの与えられる難しい姿勢の最中か,レベ
ルの与えられる姿勢変更を実施するか,リフトするパートナーが回転の止まった際にレベルの
与えられるワン・ハンド/アーム・リフトの特別な特徴を実施したならば,レベルは回転が止まるご
とに1段階下げられる.
もしダンス・リフト開始後にコントロールを失って追加の支え(リフトするパートナーによるフリー・
レッグ/フットのタッチ・ダウンおよび/またはリフトされたパートナーまたはリフトするパートナー
による手のタッチ・ダウン)を要したが,ダンス・リフトがタッチ・ダウン後(中断せずに)続けられ
るならば,タッチ・ダウンごとにレベルを1段階下げる(コンビネーション・リフトでは,タッチ・ダウ
ンが起こったショート・リフトのレベルだけを1段階下げる).
理由:他の要素での調整と揃えるため.
日本語訳 第 1 版(2016 年 9 月 15 日)
9
ステップ・シークェンスのスタイル B のレベルの特徴(コミュニケーション 2003 号,ページ 23
置き換え:
レベル・ベース
ステップ・シークェ
ンスにおいて,つ
まずきや転倒,そ
の他の理由での中
断が,パターン全
体の50%を超えな
い.少なくとも 1 つ
のホールドが確立
されていなければ
ならない(ステッ
プ・シークェンス・
イン・ホールドの
み)
レベル1
レベル2
レベル3
レベル4
(パートナーそれぞれに対し)
(パートナーそれぞれに対し)
(パートナーそれぞれに対し)
(パートナーそれぞれに対し)
ステップ・シークェンスにおい
て,つまずきや転倒,その他の
理由での中断が,パターン全
体の50%を超えない.
ステップ・シークェンスにおい
て,つまずきや転倒,その他の
理由での中断が,パターン全
体の25%を超えない.
ステップ・シークェンスにおい
て,つまずきや転倒,その他の
理由での中断が,パターン全体
の10%を超えない.
ステップ・シークェンスにおいて,
つまずきや転倒,その他の理由で
の中断が,全くない.
かつ
かつ
かつ
かつ
少なくとも1つの難しいターン
を含むフットワーク
少なくとも異なる3種類の難し
いターンを含むフットワーク(う
ち1つはツイズル またはダブ
ル・ツイズル)
少なくとも異なる4種類の難しい
ターンを含むフットワーク(うち1
つはダブル・ツイズル)
少なくとも異なる5種類の難しいタ
ーンを含むフットワーク(うち1つは
ダブル・ツイズル)
かつ(ステップ・シークェンス・
イン・ホールドのみ)
かつ(ステップ・シークェンス・
イン・ホールドのみ)
かつ
かつ
ターンが両方向
少なくとも2回のホールド変更
を含む
ターンが両方向
少なくとも1回のホールド変更
を含む
かつ(ステップ・シークェンス・イ
ン・ホールドのみ)
かつ
かつ少なくとも2つの異なるダ
ンス・ホールドを含む
少なくとも2回のホールド変更を
含む
かつ(ステップ・シークェンス・イ
ン・ホールドのみ)
かつ
少なくとも3回のホールド変更を含
む
少なくとも3つの異なるダンス・
ホールドを含む
ステップ/ターンがクリーン
かつ
少なくとも3つの異なるダンス・ホ
ールドを含む
理由:2016-2017 シーズンのショート・ダンスの要件(スタイル B の非接触ステップ・シークェンス)に合わせるため
日本語訳 第 1 版(2016 年 9 月 15 日)
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ステップ・シークェンス(パーシャル・ステップ・シークェンスを含む)
(コミュニケーション第 2003 号 21 ページ)
コールの追加原則
1.
要求される種類の最初に行われるステップ・シークェンスが,要求される種類のステップ・シークェン
スとして認定され,レベルを与えられるか,もしベーシック・レベルの要件に満たないならばノー・レベル
を与えられる.次に実施された要求される種類のステップ・シークェンスやショート・ダンスやウェルバ
ランス・フリー・ダンス・プログラムの必須要素にない種類のステップ・シークェンスは,認定されない.
2.
もし転倒か中断がステップ・シークェンスの入りか最中に生じたがただちに再開された場合,要素は
認定され,転倒や中断が起こる前と後に満たされた要件にしたがってレベルを与えられるか,ベーシ
ック・レベルの要件に合わないならばノー・レベルが与えられる.
レベルの調整(コミュニケーション第 2003 号 23 ページ)
置き換え:
レベルの調整:
1.
2人のパートナーが異なるレベルを得る場合,ステップ・シークェンスは2つのレベルの低い方か,もし
ベーシック・レベルの要件を一方のパートナーが満たさないならばノー・レベルが与えられる.
2.
パーシャル・ステップ・シークェンスにおいて,もしパートナー同士が常には接触のある状態ではない
ならば,たとえホールド変更や許されたストップの最中であっても,レベルは 1 段階下げられる(要素ご
とに).この規定は,転倒により接触を失うときには適用しない.
3.
ホールドがレベルに考慮されるためには確立されなければならない.
理由:総会の決定の結果
日本語訳 第 1 版(2016 年 9 月 15 日)
11
コレオグラフィック・エレメント 追加のコール原則(コミュニケーション第 2003 号 24 ページ)
1.
もしコレオグラフィック・エレメント要求され,選択肢としてコレオグラフィック・スピニング・ムーブメント,
コレオグラフィック・ダンス・リフト,コレオグラフィック・ツイズリング・ムーブメントがあるならば,必須の
ダンス・スピンの後に行われた最初のコレオグラフィック・スピニング・ムーブメントか,必須のダンス・リ
フトの後に行われた最初のダンス・リフトか,必須のセット・オブ・シンクロナイズド・ツイズルの後に行わ
れた最初のセット・オブ・ツイズリング・ムーブメントか,最初に行われたいずれか2つが,その種類のコ
レオグラフィック・エレメント(コレオグラフィック・スピニング・ムーブメント,またはコレオグラフィック・ダ
ンス・リフト,またはコレオグラフィック・ツイズリング・ムーブメント)として認定される.その後行われたコ
レオグラフィック・スピニング・ムーブメントやコレオグラフィック・ツイズリング・ムーブメントは,ダンス・
スピンではないならば認定されない(ダンス・スピンのコールの追加原則を参照).その後行われたダ
ンス・リフトは認定される(ダンス・リフトのコールの追加原則を参照).
2.
コレオグラフィック・ダンス・リフトは,その要素の入りで認定され,リフトするパートナーによる保持が認
定されることで確定(コンファーム)される.
3.
コレオグラフィック・スピニング・ムーブメントは,その要素の入りで認定され,もし両パートナーが同時
に2回転したならば,確定(コンファーム)される.
4.
コレオグラフィック・ツイズリング・ムーブメントは,その要素の入りで認定され,もし最初のパートで両パ
ートナーが同時に移動しながら途切れることなく2回転し,かつ次のパートで少なくともパートナーの一
方が途切れることなく2回転以上しているならば,確定(コンファーム)される.
5.
ダンス・スピンが必須要素ではないフリー・ダンスでは,それまでに他のコレオグラフィック・エレメント
が認定されかつ確定(コンファーム)されていないならば,最初に行われたダンス・スピンまたはスピン
動作がコレオグラフィック・スピニング・ムーブメントとして認定される.
理由:明確化
GOE の調整 ― ダンス・リフト:調整(コミュニケーション第 2003 号 26 ページ)
置き換え:
ダンス・リフト:調整
独創的な入り/出
最大
下げる
理由:他の要素に合わせる
2016/17 シーズンのフリー・ダンスの要件 ベーシック・ノービス
(コミュニケーション第 1998 号 6 ページ 4.1)
置き換え:
*注:

コレオグラフィック・ツイズル・ムーブメント:必須のセット・オブ・ツイズルを行った後に行われるツイズ
ル動作で2つの部分からなるもの.
以下の要件を満たすこと:
- 2 つの部分とも:片足で,または両足で,またはこれらの組み合わせ
- 最初の部分:同時に少なくとも続けて 2 回転し,かつ両パートナーは移動しなくてはならない(1
箇所に留まらないこと)(パートナー同士は離れていなければならない)
- 2 つ目の部分:少なくとも一方のパートナーは少なくとも続けて 2 回転しなくてはならず,一方また
は両方のパートナーは一箇所に留まるかまたは移動するかまたはこれらの組み合わせでよい(パ
ートナー同士でホールドを組んでもよい).
日本語訳 第 1 版(2016 年 9 月 15 日)
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上げる
1 段階
III. シーズン 2017/18 のショート・ダンスについての技術規程の要件の一部
規程第 709 条第 1 項 a)ではリズムおよび/またはテーマはアイス・ダンス技術委員会によってシーズ
ンごとに毎年選ばれると定めている.
規程第 709 条第 2 項ではショート・ダンスの構成に含まれるべき必須要素のリストおよびその要素の
要件は本規定で与えられた要素の中から毎年発表されると定めている.
1.
リズム
規程第 709 条第 1 項 a)ではリズムおよび/またはテーマはアイス・ダンス技術委員会によってシーズ
ンごとに毎年選ばれると定めている.2017/18 シーズンは以下のリズムが選ばれた.
シニアおよびジュニア
次のラテン・アメリカン・リズムから 1 つ以上:チャチャ,ルンバ,サンバ,マンボ,メレンゲ,サルサ,バ
チャータ,その他密接に関連したラテン・アメリカン・リズムまたはカリビアン・リズム
シニア
パターン・ダンス要素は上記のリズムであればどのリズムで滑走してもよいが,選んだラテン・アメリカ
ン・リズムのスタイルで滑走すること.テンポは毎分 172~180 拍.パターン・ダンス要素の音楽のテン
ポは最初から最後まで一定でなければならない.
ジュニア
パターン・ダンス要素はチャチャのスタイルでチャチャのリズムで滑走しなくてはならない.テンポは 1
小節 4 拍子で毎分 28~30 小節(毎分 112~120 拍).パターン・ダンス要素の音楽のテンポは最初
から最後まで一定でなければならない.
ラテン・アメリカン・リズムは『ISU Ice Dance Music Rhythms Booklet 1995』の 13~20 ページに説明
がある(注:タンゴとパソ・ドブレは説明には含まれず,許されない).
2.
必須要素
パターン・ダンス要素
シニア:ルンバのステップ 1 番~16 番+1 番~4 番からなるシークェンスを 1 つ
(ルンバの 1 シークェンスに次のシークェンスの再スタートからステップ 4 番まで)
パターン・ダンス要素のステップ 1 番はジャッジの左側で滑ること.
ジュニア:チャ・チャ・コンゲラードを 2 セクション

セクション 1:ステップ 1 番~12 番

セクション 2:ステップ 13 番~38 番
セクション 1 に続けてセクション 2 を滑ること.ステップ 1 番はジャッジの反対側で滑ること.
パターン・ダンスの説明,表,ダイアグラムは『ISU Handbook Ice Dance 2003』に含まれている.
他の必須要素は今後のコミュニケーションで発表される.
3.
採点基準と変更
今後のコミュニケーションで発表される.
日本語訳 第 1 版(2016 年 9 月 15 日)
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IV. 2015/16 シーズンのショート・ダンスの中でシニアのカップルにより行われたパーシャル・
ステップ・シークェンスから選ばれた新しいパターン・ダンス
レフェリー達による非常に肯定的なレポートや 2015/16 シーズンを通じて寄せられた提案に基づき,アイス・
ダンス技術委員会およびクリスチナ・レゲーツィ スポーツ局員は,2 つの新たなパターン・ダンスを既存の
リストに追加することを ISU 理事会に提案しました.その 2 つとはシニアのアイス・ダンス競技会で実演され
たパーシャル・ステップ・シークェンスから選ばれたもので,次のとおりです.

マーチ

フォックストロット ナタリア・カリシェク/マクシム・スポディレフ組による
(コーチ:シルヴィア・ノヴァク=トレンバツカ)
パイパー・ギレス/ポール・ポワリエ組による
(コーチ:キャロル・レイン,ユーリス・ラザグリアエフ)
アイス・ダンス技術委員会が別の新しいパターン・ダンスであるルンバ・ダムールに関する作業を再開する
ことについても理事会に提案したことを謹んでお知らせします.ルンバ・ダムールは 1993 年にジェーン・トー
ヴィル/クリストファー・ディーン組により創られ,1994 年のヘルシンキで行われたヨーロッパ世界選手権に
て初めて演じられたものです.アイス・ダンス技術委員会は,このダンスとパーシャル・ステップ・シークェン
スから選ばれた新しい 2 つのパターン・ダンスを,次のオリンピック・サイクルの 2018-2020 年に導入したい
と考えています.
ドゥブロヴニクでの理事会にてこれらの新しいパターン・ダンスのプロジェクトが承認されました.
アイス・ダンス技術委員会は,このような新しいパターン・ダンスの候補が新しいリズムの他の価値あるダン
スによってこの先ますます増えていくことを願っています.
Tubbergen,
June 23, 2016
Lausanne,
日本語訳 第 1 版(2016 年 9 月 15 日)
Jan Dijkema, President
Fredi Schmid, Director General
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