義務履行証明書に関する事務取扱要領

義務履行証明書に関する事務取扱要領
(趣旨)
1. 「義務履行証明書」とは、石垣市に対する税や使用料等における滞納がないことを証明する
ものであり、市発注工事の入札に参加する際や市民が行政サービスを受ける際に提出が義務づ
けられてきた。
しかしながら、義務履行証明書における証明事項は、個人情報に該当し、発行事務を取り扱
う職員には、守秘義務が課せられている。
一方において、義務履行証明書発行における市民の負担を軽減し、市民サービスの向上を図
るため、証明箇所のワンストップ化が求められている。
そこで、個人情報の保護を図りながら、義務履行証明書のワンストップ化サービスを適切に
行うため、この要領を定める。
(守秘義務)
2. 地方公務員は、地方公務員法において、職務上知りえた秘密を漏らしてはならないとされ、
その違反に対しては1年以下の懲役又は3万円以下の罰金に処するとされている。(地方公務
員法第34条第1項、第60条第2号)
これに加え、地方税法においては、地方税の事務に従事している者又は従事していた者は、
その事務に関して知りえた秘密を洩らし、又は窃用した場合には2年以下の懲役又は30万円
以下の罰金に処するとされ、更に罰則が重くなっている。(地方税法第22条)
石垣市においては、石垣市個人情報保護条例により、実施機関の職員は、その職務に関して
知り得た個人情報を漏らしてはならないと定められている。
(石垣市個人情報保護条例第3条
第2項)
従って、義務履行証明書に係る証明事項については、守秘義務の観点から、その取扱いに留
意する必要がある。
(本人による申請)
3. 義務履行証明書(様式1)により発行する。
(1) 個人の場合
本人確認は、運転免許証・健康保険証・沖縄県離島住民割引カード等による確認を
原則とする。例外として、聴聞による本人確認、預金通帳・キャッシュカード等によ
る本人確認も可能である。
申請者本人と同様に扱うことが可能な者は、本人と生計を一つにする同居の配偶者
及び親族である。通常は、本人の承諾があったものと推定されるので、本人の場合と
同様の確認をする。
(2) 法人の場合
社印又は代表者印の押印があれば、本人確認を要しない。
(代理人による申請)
4. 本人からの委任状(様式2)を要する。
代理人の本人確認は、運転免許証・健康保険証・沖縄県離島住民割引カード等による確認を
原則とする。例外として、聴聞による本人確認、預金通帳・キャッシュカード等による本人確
認も可能である。
(有効期間)
5. 義務履行証明書の有効期間は、証明日より1カ月とする。
(コピーの取扱)
6. 有効期間内であるならば、義務履行証明書のコピーでの提出も可とする。
附 則
この要領は、平成26年4月1日から施行する。
様式1
義
証 明 事 項
◆ 納入すべき
主 管 課
納
務
履
証明
行
年
月
年
月
証
日
係
明
係
書
長
課
長
備
考
税 課
諸 税 等
◆ 保 険 税 等
健康保険課
◆ 土 地 売 払
契約管財課
貸 付 料 等
平成
日
◆ 港 湾 施 設
使 用 料 ・土地
港 湾 課
売払貸付料等
◆水道料金納付
水 道 部
に 添 付 書 類 と し て 必 要 で す の で 、上 記 関 係 課 に 完 納
されていることを証明願います。
また、上記証明事項について、納税課において、納入状況等を確認し、証明書を発行すること
に同意いたします。
※個人情報の保護のため、申請時に窓口にみえた方の「本人確認」をさせていただきます。
なお、代理の場合は、「委任状」が必要で、代理人にも「本人確認」をさせていただきます。
※税又は使用料等を2週間以内に納付された方は、領収書の提示をお願いします。
※義務履行証明書の有効期間は証明日より1ヶ月以内とし、その期間内ならコピーを可とします。
※義務履行証明は、12:00~13:00の間は扱っておりませんのでご注意ください。
平成
年
月
日
住
所
(フリガナ)
氏
石
垣
市
長
中
山
義
名
隆
印
殿
様式2
委
住
任
状
所
代理人
氏
名
私は、上記の者を代理人として下記の行為を委任します。
記
1. 私の石垣市に対する義務履行証明書の交付申請及び受領に関すること
2. 義務履行に係る証明事項について、納入状況の告知を受けること
上記委任事実に相違ありません。
平成
年
月
日
住所
委任者
氏名
代理人の本人確認
免許証
保険証
その他(
印
離島住民割引カード
)
「義務履行証明書ワンストップサービス」にかかわる注意事項について
平成 26 年 4 月 1 日
「義務履行証明書」とは、石垣市に対する税や使用料等における滞納がないことを
証明するものであり、市発注の公共工事等の入札に参加する際や市民が行政サービス
を受ける際に提出が義務づけられています。
これまで数カ所回ることを余儀なくされてきた市民負担の軽減を図るため、平成 26
年 2 月から納税課において「義務履行証明書ワンストップサービス」が実施されまし
た。
そこで、このサービスに伴い複数の納税にかかわる個人情報を扱う納税課では、
「義
務履行証明書に関する事務取扱要領」を作成し、4 月 1 日から取り扱っていくうえで
の注意事項は次の通りです。
① 「法人」ではなく「個人」においては、申請時に窓口にみえた方の「本人確認」
を行っておりますので、確認できる免許書等の提示をお願いします。
なお、代理の場合は、「委任状」が必要で、代理人にも「本人確認」をさせて
いただきます。
② 納付からシステムへ反映されるまで時間を要す場合もありますので、税等を2週
間以内に納付された方は、その領収書の提示をお願いします。
③ 義務履行証明書の有効期間は証明日より 1 ヶ月とし、その期間ならばコピーを「可」
とします。
④ 義務履行証明書発行は、12 時~13 時までのお昼休み時間は実施しておりません。