株式会社あきんどスシロー

SAP Customer Success Story | Consumer Products |株式会社あきんどスシロー
© 2014 SAP SE or an SAP affiliate company. All rights reserved.
株式会社あきんどスシロー:
海外店舗の拡大を視野に、AWS 上に
IFRS 対応のグローバル会計システムを構築
導入パートナー
SAP Customer Success Story | Consumer Products |株式会社あきんどスシロー
概要
会社紹介
導入の背景 /目的
SAP 選択の理由
社名
株式会社あきんどスシロー
業種
食品・消費財
事業内容
「スシロー」のブランドで日本全国ほか海外にも店舗を展開する
国内最大級の回転寿司チェーン
導入ハイライト
Web サイト
www.akindo-sushiro.co.jp
ソリューションの活用
SAP® ソリューション
SAP® ERP(FI/CO)
導入効果
今後の計画
パートナー
株式会社 NTT データ グローバルソリューションズ
テレビ CMでもお馴染みの「スシロー」
ブランドで、
日本全国に 372 店舗
(2014 年 8月現在)
を展開する
株式会社あきんどスシロー。国内最大級の回転寿司チェーンとして急成長を続け、2011 年には韓国への
出店も果たした同社は、
「SUSHI」文化のさらなる海外展開を見据え、国際会計基準
(IFRS)
に対応した
アマゾン ウェブ サービス
(AWS)
上にわずか 5 カ月という短期間で構築。
SAP® ERP 環境を、
会計業務の標準化、効率化とともに、将来にわたる柔軟かつ戦略的な IT 基盤の確立に成功しました。
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概要
会社紹介
導入の背景 /目的
SAP 選択の理由
導入ハイライト
寿司の鮮度管理と顧客満足度の向上に
10 億件以上のビッグデータを活用
あきんどスシローは、1975 年に大阪阿倍野の 1 軒のすし店から
情報システム部 部長の田中覚氏は「年間 10 億件以上収集され
腹一杯。うまいすしで、心も一杯。
」を企業理念にライバルを圧倒
り組み、いつでもおいしいお寿司をお客様にお腹一杯に召し上
スタートした回転寿司業界の急成長企業です。
「うまいすしを、 る売上データなどを分析し、需要予測やオペレーション改善に取
を展開してい
し、現在は日本全国に 372 店舗(2014 年 8 月時点)
、2011 年に
ます。年間の売上高は 1,193 億円(2013 年 9 月時点)
がっていただけるように努力しています」と語ります。
は国内の回転寿司チェーンで売上高日本一を達成しました。
ソリューションの活用
導入効果
1 皿 100 円(+ 税)の寿司ながら、原価率 50% の旬なネタを提供
し、約 80 種類もの豊富なメニューに加え、最近では 1 皿 180 円
(+ 税)の「吟味ネタ」を提供するなど、付加価値の高いサービス
に取り組んでいます。
今後の計画
従来から IT の活用にも積極的な同社では、2002 年には寿司皿
リアルタイムの単品管理を実現する
の下に IC タグを取り付けて、
「回転すし総合管理システム」を世界で初めて開発。現在は来店
客の管理機能やタッチパネルを使った注文管理機能と組み合わ
せて、いつ、どんな寿司がレーンに流され、どのタイミングで消費
毎年 10 億件以上蓄積される
データを分析し、
寿司のネタや量を最適化
されたのかを把握しながら、寿司の鮮度や売れ筋商品のチェック
を行っています。
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概要
会社紹介
導入の背景 /目的
SAP 選択の理由
導入ハイライト
ソリューションの活用
導入効果
「SUSHIRO」
ブランドの海外展開を視野に
グローバル会計システムの導入を検討
世界的な日本食ブームが続く中、寿司は海外からもっとも大きな
理にしか対応していなかったため、韓国の会計処理と連結処理
ち早く察知し、2011 年 12 月には韓国への出店を果たすなど、国
ことが懸念されていました」と語ります。
る回転寿司チェーンの最大手あきんどスシロー。
国内の会計処理で利用していた既存システムは、長年にわたる
アジア、欧米など世界各国への進出を目指すにあたり経営課題と
力や手作業も多く発生していました。機能面も十分でなく、特に
「すべての店舗の状況を正確に把握し、海外ビジネスで成功を収
用側でも限界を感じていたといいます。そこで、同社は IFRS への
注目を集めている日本の伝統食です。こうしたブームの到来をい
内にとどまらず、海外ビジネスにおいても大きな躍進が期待され
なっていたのが、国際会計基準(IFRS)への対応でした。田中氏は
めるためには、現在の日本と韓国の会計基準に加え、IFRS への
対応が不可欠です。しかし、既存の会計システムは日本の会計処
は手作業で行っており、今後の海外展開の足かせとなってしまう
改修の過程で運用の属人化、ブラックボックス化が進み、二重入
固定資産管理は Excel を使った別管理を余儀なくされるなど、運
対応と会計業務の効率化を見据えて、新たなパッケージの具体
的な選定に着手しました。
今後の計画
「会計業務を標準化して BPR を実現するとともに、
内部統制を強化して会計の透明性を確保することを
目指しました」
田中覚氏 株式会社あきんどスシロー 情報システム部 部長
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概要
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導入の背景 /目的
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導入ハイライト
ソリューションの活用
導入効果
今後の計画
ベストプラクティスによる
徹底した業務プロセスの標準化
新たな会計パッケージの選定に着手したあきんどスシローは、複 「SAP は高価なシステムと考えられがちですが、カスタマイズしな
数のグローバル会計の対応製品を評価・検証した中から、SAP®
ERP の採用を決定します。選定の大きな理由は、幅広い実績の
中で実証された標準プロセス
(ベストプラクティス)
を内包する製
品であること、製品に業務を合わせることで最適な業務改革が実
ければ導入後の保守・運用費はそこまで高価ではありません。
SAP を使える技術者も世界中に っており、最終的に ROI が
(田中氏)
一番高いと判断されたのが SAP 製品でした」
現できることにありました。導入ベンダーや連携ツールが豊富で、 一方、SAP ERP を運用するインフラ基盤には、店舗システムなど
多くの選択肢が用意されている点も評価のポイントになったとい
ですでに利用していたアマゾンのクラウドサービス
(AWS)上に
います。
構築する方針を決定します。導入パートナーには、グローバル企
同社が SAP ERP を採用した背景には、事業の飛躍的な成長と
バルソリューションズ株式会社(以下、
NTT データ GSL)を指名し、
情もあります。それだけに、情報システム部門のリソースは消費
ました。
は裏腹に、情報システム部門の人員がわずか 5 名という社内事
者においしい寿司を提供するための店舗システムの開発・運用
業に向けた SAP ERP の導入実績が豊富な NTT データ グロー
同社が提供する会計テンプレートを活用した短期導入を目指し
に集中させ、競争原理の働かない会計業務においてはできるだ
け手間をかけないというのが基本的な考えでした。その中で中長
期的な投資効果を加味して、最終的に選定したのが SAP ERP
でした。
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導入の背景 /目的
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導入ハイライト
ソリューションの活用
“中とろ”を上回る投資効果を目指し
アドオンレスで 5カ月の短期導入に成功
2013 年 10 月にスタートした SAP ERP の導入プロジェクトは
5 カ月で終了し、2014 年 3 月初旬には新たな会計システムの運
ウドの場合、サーバーの調達、サイジングなどのインフラ設計は
の 1 つとして、会計テンプレートの標準機能を活用する方針を
だけのリソースをすぐに確保することができます。バックアップや
用が始まりました。これほどの短期間での導入が実現した要因
徹底し、
アドオン開発をゼロに抑えたことがあります。
田中氏は「当社の経営陣は “中とろ販促” も “IT” も同じ投資と
して捉え、何かにお金をかけるなら “中とろ” を上回るだけの価
値を生み出さなければならないと考えています。今回はこの考
AWS を活用したことも、クイックスタートにつながりました。クラ
一切不要で、開発環境、本番環境も必要なタイミングで、必要な
も標
監視などの運用環境も簡単に構築でき、災害対策環境(DR)
準サポートされていることも、AWS で大きなメリットです。
一方、AWS 上で運用している統合 DB、DWH をはじめ、他社製
のパッケージで構築した BI ツール、BPM /ワークフロー、POS
導入効果
えをベースに、経理部門には標準機能に変更を加えることなく、 システム、給与系システムなど、周辺システムとの連携もポイント
今後の計画
した」と語ります。
運用でカバーするように理解を求め、現場はそれに応えてくれま
になりました。
「個々のインターフェースを開発すると手間がかかるため、データ
抽出・統合ツール(ETL ツール)を活用して統合 DB や DWH と
つなぎ、これをハブに周辺システムと連携する仕組みを構築しま
した。これにより、SAP ERP のデータ形式を変えることなく、統合
DB や DWH へのデータを転送が可能になり、経営分析や予算管
理などで活用できます」
(田中氏)
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概要
SAP ERPと周辺システムをシームレスに連携
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導入ハイライト
ソリューションの活用
導入効果
あきんどスシローでは現在、日本国内の 10 数名の経理担当者が
現在の会計処理では、POS システムや給与計算システムなど周
SAP ERP を利用して日々の業務を行っています。まだ稼動を開
辺システムの情報を、ETL ツールを介して自動的に SAP ERP 内
またグローバルでの連結処理
ですが、今後は韓国での会計処理、
会計データは、予算管理システムとの連携により適切な予実管
「システムは日本語、韓国語、英語、中国語、フランス語の 5 カ国
会計レポートについては、PL/BS、一部店舗別の管理指標は
SAP ERP の定型レポートに出力。非定型レポートについては、
DWH(Microsoft SQL Server)を介して BI ツールに送り、分析
始したばかりということもあり、日本国内の会計処理のみの利用
も SAP ERP 内で完結させる体制に移行する予定です。
語に対応しているので、海外進出の基盤は整いました。将来の海
外拠点の拡大に応じて、IFRS に対応する準備ができたことは、今
後の成長に向けて大きな意義があると思います」
(田中氏)
に取り込んで計算しています。また、SAP ERP に蓄積されていく
理が行われています。
軸を自由に変えながら経営分析を行ったり、経営向けの資料作
成などにも活用されています。
今後の計画
「以前のシステムで対応できなかった固定資産管理についても、
現在は SAP ERP 内で完結するようになり、会計業務は大幅に
効率化されました」
田中覚氏 株式会社あきんどスシロー 情報システム部 部長
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導入の背景 /目的
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導入ハイライト
ソリューションの活用
導入効果
IFRS、JGAAP、KGAAP に対応した
会計システムで一元的な財務管理を実現
あきんどスシローでは、課題としていたグローバル会計の実行環
境が整い、日本と韓国の会計基準のいずれも統一したシステム
で処理できるようになりました。また、SAP ERP の標準機能を
最大限に活用することにより、会計業務の属人化も解消されてい
会計システムへのデータ入力が一本化されたことも効果の 1 つで
す。これまでは Excel のデータを手作業で再入力していましたが、
SAP ERP には周辺システムからデータが自動的に流れてくるた
め、手作業での入力が解消され、ヒューマンエラーのない強固な
ます。
IT 統制が実現しています。
といった、
それまで不思議に思っていた作業がなくなり、担当者た
システムの運用面では、
インフラ環境を AWS 上に構築したことで、
アルも詳しく作り込んでいるので、今後は誰が担当しても、同じレ
プの運用監視ツール「Hinemos」を使うことで運用レベルが
「経理の現場では『何でこんなことをやらなければいけないのか ?』
ちは納得しながら業務に取り組めるようになりました。操作マニュ
ベルの処理を行えます」
(田中氏)
管理の一元化、効率化が実現しました。同じ NTT データグルー
アップし、システム監視と運用監視の 2 つを行いながら、障害を
最小限に抑えています。バックアップの取得もすべて Hinemos
からコントロールし、現在はログファイルと日次のデータバック
今後の計画
アップが自動化されています。
「SAP ERP をクラウド上に導入したことで、
運用効率の向上やセキュリティの強化が実現し、
情報システム部門のリソースは
付加価値を生む店舗システムの
開発・運用に集中できるようになりました」
田中覚氏 株式会社あきんどスシロー 情報システム部 部長
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SAP 選択の理由
導入ハイライト
ソリューションの活用
導入効果
在庫・購買、商品マスターを
SAPで統一し、
予算管理の精度向上へ
あきんどスシローでは今後について、SAP ERP でカバーする業
務領域を会計以外にも拡張していくことを検討しています。すで
に検討に入っているのが購買管理機能(PO)の拡張で、発注業務
を SAP 標準に合わせることで、予算管理の精度を高めていく方
針です。
また、これまでは SAP ERP 以外のシステムで管理してきた商品
マスターも、SAP に統合することで、マスターの一元管理とデー
タガバナンスを実現し、
グローバルビジネスに備えていく考えです。
今後の計画
田中氏は「在庫・商品系の業務は、会計と比べて独自のノウハウ
や商習慣に左右される部分もあるので、現場の意見も聞きなが
ら定着を図っていきたいと考えています」と話します。
2012 年以降、全社規模でシステムのクラウド移行を進めてきた
同社では、
オンプレミスで稼動するシステムは 1 つを残すのみとな
りました。あきんどスシローの成長にとって、AWS 上で構築され
た SAP ERP が果たす役割は、今後ますます大きくなっていきそう
です。
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0120-786-727(受付時間:平日 9:00 ∼ 18:00)
49009743(SE/14/08)
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