2015.6.20 West Div.宇陀講習会後記梅雨本番のさなか、天気がどうなることかと心配されましたが、まずまずの状態で大会および講習会を終えることができたことを嬉しく思います。また、参加された皆様、楽しく実り多き時間をご一緒させていただきありがとうございました。講習会という短い時間の中で「ディスクドッグ」について一緒に考えさせていただいたことが、少しでも皆様の心に残っていれば光栄です。さて、記憶が鮮やかなうちに当日の様子と次回へのアドバイスを書かせていただきます。【※詳細については個人情報等を含むため割愛させていただきました】第１組 ★ボーダーコリー（11 ヶ月）自己流でトレーニングをしているペア情報過多の現在、「自己流」で練習していると、どうしても「客観的に見た自分たちの現状」がわからなくなると思います。そこで、参考にしているビデオと自分たちの姿を録画したものとを見比べて、「何が違うか」を明確に理解することが次へのステップだと思います。今回は基本的な「呼び戻し」と「レトリーブのルール」を犬と再確認してもらうことで、随分とリズムの良い楽しい遊びのカタチを作ることができました。しっかりと意思疎通させるために「アイコンタクト」を始め、「“今”何が必要なのか」を考えながら、 “今のうちに”しっかりと足場を固めていってくださいね。お疲れ様でした！次回へのアドバイス：全てにおいて、犬に“正確に”伝えること第２組 ★ボーダーコリー（5 歳）すでにフリースタイルで大会出場しているペア「翌日の D.D.のためにアドバイスを」と当日申込みいただきましたが、“初心者のための” 講習会なので、ご希望に沿えたかどうかわかりません。（苦笑）「コマンドのタイミング」、「ダイナミックなプレーのためのプレーヤーの動き方」、「次のプレーへスムーズに流れるための犬の動き」、「丁寧なトスアップ」、など、「できる」からこそ生じる「焦り」を再確認していただきました。よく考えられた素晴らしいルーティンを持っていらっしゃるので、「キャッチ率を上げる」ことを意識した「落ち着いたプレー」を心がけてください。楽しみにしています♪ 次回へのアドバイス：トリックスローをルーティンの中に“積極的に”取り入れること第３組 ★ポーチュギーズウォータードッグ（3 歳）ディスタンス経験を経てフリーに挑戦したいペア Je t'apprécie beaucoup. C’est magnifique!!!!!（合ってます？フランス語）訓練性の高さを感じさせるディスタンスプレーから推測したとおり、１枚のディスク遊びが複数枚の遊びに代わっても、全く問題なく遊ぶことができましたね。人を中心とするスロー／トスを使っての「縦の動き」と「横の動き」ができれば、立派な「フリースタイラー」です！次のステップに進むためにも、今できる範疇で犬がキャッチしやすいディスクを投げる練習を重ねていってください。【これは本当に大切です！】動作（アクション）にばかり囚われず、「コマンド」からの「アクション」と「フィードバック」を３点セットで行う練習も続けてください。À bientôt! これからが楽しみです♪ 次回へのアドバイス：キャッチを成功させるためのコマンドを出すタイミングをつかむ第４組 ★秋田犬（２歳）犬と遊んでみたいペアボーダーコリーとの多頭飼いのため、秋田犬ではディスクは無理なんじゃないかと思っていらした飼い主サン。ボーダーと秋田を比べては「酷」ですよ（笑）日本古来の“犬の文化”を継承する日本犬の中でも最大の秋田犬、その頑固で独立心の高い性格を上手く遊びに誘わなければならないのですから、動くものを見ればウズウズするボーダーとは違う手法が必要となります。幸いオヤツも人も遊びも好きなようなので、この３つを上手く使って「人と一緒に遊ぶって楽しぃ～♪」って思えるような環境作りができれば、素晴らしい遊び相手になってくれることでしょう。是非！その姿を私たちに見せてください！！！大型犬の体調管理は大変だと思いますが、食事面・運動面など、もう一度見直してみてくださいね。ちなみに「遊びの始め方」はアレで大丈夫なのでしょうか？？？次回へのアドバイス：犬に「遊んで～♪」と言わせる方法が見つかれば“こっちのもの” 以上開会式の挨拶でも申し上げた通り、様々な「（ディスクドッグ」講習会」が、様々な団体で積極的に行われています。どの講習会／セミナーでも担当者の願いは同じ「犬と一緒のかけがえのない時間を有意義に過ごしてもらいたい」ということなので、是非！自分の目的・レベルに合った講習会／セミナーを探して、参加してみることを強くお勧めします！文責： Pinup Poodles 松田実加