住 居 表 示 関 係 法 令 集 山形市 市民生活部 市民課 目 次 住居表示に関する法律 1 住居表示に関する法律施行令 5 山形市住居表示委員会条例 6 山形市住居表示に関する条例 7 山形市住居表示に関する規則 8 山形市住居表示整備実施要領 11 住居表示に関する法律 昭和 37 年 5 月 10 日 昭和 37 年法律第 119 号 最終改正 昭和 60 年 6 月 14 日法律第 59 号 (目的) 第1条 この法律は,合理的な住居表示の制度及びその実施について必要な措置を定め,もつ て公共の福祉の増進に資することを目的とする。 (住居表示の原則) 第2条 市街地にある住所若しくは居所又は事務所,事業所その他これらに類する施設の所在 する場所(以下「住居」という。 )を表示するには,都道府県,郡,市(特別区を含む。以下 同じ。),区(地方自治法(昭和22年法律第67号)第252条の20の区をいう。 )及び町 村の名称を冠するほか,次の各号のいずれかの方法によるものとする。 一 街区方式 市町村内の町又は字の名称並びに当該町又は字の区域を道路,鉄道若しくは 軌道の線路その他の恒久的な施設又は河川,水路等によつて区画した場合におけるその区 画された地域(以下「街区」という。)につけられる符号(以下「街区符号」という。)及び 当該街区内にある建物その他の工作物につけられる住居表示のための番号(以下「住居番 号」という。 )を用いて表示する方法をいう。 二 道路方式 市町村内の道路の名称及び当該道路に接し,又は当該道路に通ずる通路を有 する建物その他の工作物につけられる住居番号を用いて表示する方法をいう。 (住居表示の実施手続) 第3条 市町村は,前条に規定する方法による住居表示の実施のため,議会の議決を経て,市 街地につき,区域を定め,当該区域における住居表示の方法を定めなければならない。 2 市町村は,前項の規定により区域及びその区域における住居表示の方法を定めたときは, 当該区域について,街区符号及び住居番号又は道路の名称及び住居番号をつけなければなら ない。 3 市町村は,前項の規定により街区符号及び住居番号又は道路の名称及び住居番号をつけた ときは,住居表示を実施すべき区域及び期日並びに当該区域における住居表示の方法,街区 符号又は道路の名称及び住居番号を告示するとともに,これらの事項を関係人及び関係行政 機関の長に通知し,かつ,都道府県知事に報告しなければならない。 4 市町村は,第1項及び第2項に規定する措置を行なうに当たつては,住民にその趣旨の周 知徹底を図り,その理解と協力を得て行なうように努めなければならない。 - 1 - (条例への委任) 第4条 前条第3項の告示に係る区域について当該告示に掲げる日以後街区符号,道路の名称 又は住居番号をつけ,変更し,又は廃止する場合における手続その他必要な事項は,市町村 の条例で定める。 (町又は字の区域の合理化等) 第5条 街区方式によつて住居を表示しようとする場合において,街区方式によることが不合 理な町又は字の区域があるときは,できるだけその区域を合理的なものにするように努めな ければならない。 2 前項の規定により新たな町又は字の区域を定めた場合には,当該町又は字の名称は,でき るだけ従来の名称に準処して定めなければならない。これにより難いときは,できるだけ読 みやすく,かつ,簡明なものにしなければならない。 (町又は字の区域の新設等の手続の特例) 第5条の2 市町村長(特別区の区長を含む。以下同じ。 )は,第2条に規定する方法による住 居表示の実施のため,地方自治法第260条第1項の規定により町若しくは字の区域の新 設若しくは廃止又は町若しくは字の区域若しくはその名称の変更(以下「町又は字の区域の 新設等」という。 )について議会の議決を経ようとするときは,あらかじめ,その案を公示し なければならない。 2 前項の規定により公示された案に係る町又は字の区域内に住所を有する者で市町村の議会 の議員及び長の選挙権を有するものは,その案に異議があるときは,政令の定めるところに より,市町村長に対し,前項の公示の日から30日を経過する日までに,その50人以上の 連署をもつて,理由を附して,その案に対する変更の請求をすることができる。 3 市町村長は,前項の期間が経過するまでの間は,住居表示の実施のための町又は字の区域 の新設等の処分に関する議案を議会に提出することができない。 4 第2項の変更の請求があつたときは,市町村長は,直ちに当該変更の請求の要旨を公表し なければならない。 5 市町村長は,第2項の変更の請求があつた場合において,当該変更の請求に係る町又は字 の区域の新設等の処分に関する議案を議会に提出するときは,当該変更の請求書を添えてし なければならない。 6 市町村の議会は,第2項の変更の請求に係る町又は字の区域の新設等の処分に関する議案 については,あらかじめ,公聴会を開き,当該処分に係る町又は字の区域内に住所を有する 者から意見をきいた後でなければ,当該議案の議決をすることができない。 - 2 - 7 市町村の議会は,第2項の変更の請求に係る町又は字の区域の新設等の処分に関する議案 について,修正してこれを議決することを妨げない。 8 第2項の市町村の議会の議員及び長の選挙権を有する者とは,第1項の公示の日において 選挙人名簿に登録されている者をいう。 (住居表示義務) 第6条 何人も,住居の表示については,第3条第3項の告示に掲げる日以後は,当該告示に 係る区域について,同条第2項の規定によりつけられた街区符号及び住居番号又は道路の名 称及び住居番号を用いるように努めなければならない。 2 国及び地方公共団体の機関は,住民基本台帳,選挙人名簿,法人登記簿その他の公簿に住 居を表示するときは,第3条第3項の告示に掲げる日以後は,当該告示に係る区域について, 他の法令に特別の定めがある場合を除くほか,同条第2項の規定によりつけられた街区符号 及び住居番号又は道路の名称及び住居番号を用いなければならない。 (手数料その他の徴収金に関する特例) 第7条 第3条第1項及び第2項の規定による住居表示の実施並びに第4条の規定による街区 符号,道路の名称又は住居番号の設定,変更又は廃止に伴う公簿又は公証書類の記載事項で 住居の表示に係るものの変更の申請については,法令の規定により当該申請をする者の負担 とされている手数料その他の徴収金は,当該法令の規定にかかわらず,徴収しない。 (表示板の設置等) 第8条 市町村は,第3条第3項の告示に係る区域の見やすい場所に,当該区域内の町若しく は字の名称及び街区符号又は道路の名称を記載した表示板を設けなければならない。 2 前項の区域にある建物その他の工作物の所有者,管理者又は占有者は,市町村の条例で定 めるところにより,見やすい場所に,住居番号を表示しなければならない。 (住居表示台帳) 第9条 市町村は,第3条第3項の告示に係る区域について,当該区域の住居表示台帳を備え なければならない。 2 市町村は,関係人から請求があつたときは,前項の住居表示台帳又はその写しを閲覧させ なければならない。 (旧町名等の継承) 第9条の2 市町村は,由緒ある町又は字の名称で住居表示の実施に伴い変更されたものにつ いて,その継承を図るため,標識の設置,資料の収集その他必要な措置を講ずるように努め なければならない。 - 3 - (国又は都道府県の指導等) 第10条 国又は都道府県は,この法律の円滑な実施のため,市町村に対し,この法律の規定 により市町村が処理する事務について,必要な指導を行うものとする。 2 自治大臣又は都道府県知事は,この法律の円滑な実施のため必要があると認めるときは, 市町村に対し,第3条第1項及び第2項に規定する措置をとるべきことを勧告することがで きる。 3 自治大臣又は都道府県知事は,この法律の円滑な実施のため必要があると認めるときは, 市町村に対し,第3条,第5条,第5条の2及び第8条から前条までの規定により市町村が 処理する事務について,報告を求め,又は技術的な援助若しくは助言をすることができる。 4 自治大臣は,この法律の施行に関し必要があると認めるときは,都道府県に対し,報告を 求め,又は援助若しくは助言をすることができる。 (国及び都道府県の機関等の協力) 第11条 国及び都道府県の機関並びに公共的団体は,住居表示の実施が円滑に行なわれるよ う市町村に協力しなければならない。 (委任規定) 第12条 この法律の規定による住居表示の実施について必要な技術的基準は,自治大臣が定 める。 (政令への委任) 第13条 この法律の施行に関し必要な事項は,政令で定める。 附 則(抄) (施行期日) 1 この法律は,公布の日から施行する。 (住居表示の実施に関する経過規定) 2 市町村は,従前のならわしによる住居の表示が住民の日常生活に不便を与えている市街地 である区域について,すみやかにこの法律の規定による住居表示を実施するように努めなけ ればならない。 (公簿の整理) 3 第3条第1項及び第2項の規定による住居表示の実施に伴う第6条第2項の公簿の記載事 項の変更についての必要な手続は,主務省令で定める。 - 4 - 住居表示に関する法律施行令 昭和 42 年 8 月 10 日 政令第 246 号 (変更の請求) 第1条 住居表示に関する法律(以下「法」という。)第5条の2第2項の変更の請求(以下「変 更の請求」という。 )をしようとする者は,その請求の内容及び理由(おおむね千字以内とし, ほかに図画二枚以内を加えることができる。)を記載し,並びにその者の住所及び生年月日を 記入し,署名し印をおした文書(以下「変更の請求書」という。)によりその請求をするもの とする。 2 変更の請求をしようとする者は,その請求の内容が同一であるかどうかにかかわらず,二 以上の変更の請求を行うことを妨げない。 (選挙管理委員会の確認) 第2条 市町村長(特別区の区長を含む。以下同じ。)は,変更の請求があつたときは,直ちに, 変更の請求書について,市町村の選挙管理委員会(特別区にあつては特別区の選挙管理委員 会とし,地方自治法(昭和22年法律第67号)第252条の19第1項の指定都市にあつ ては区の選挙管理委員会とする。次項において同じ。)に対し,法第5条の2第2項に規定す る者で当該変更の請求書に署名し印をおしたものの数が50人以上であるかどうかの確認を 求めなければならない。 2 市町村の選挙管理委員会は,前項の規定により確認を求められた変更の請求書につき,そ の確認を求められた日から三日以内に同項の確認をし,当該変更の請求書にその旨を記載し て市町村長に返付しなければならない。 (変更の請求の却下) 第3条 市町村長は,変更の請求があつた場合において,その請求が法第5条の2第2項に規 定する期間を経過してされているとき,若しくは第1条第1項の規定に違反していると認め られるとき,又は法第5条の2第2項に規定する者でその請求に係る変更の請求書に署名し 印をおしたものの数が50人に満たない旨の前条第2項の規定による記載があるときは,そ の請求を却下しなければならない。 (結果の公表) 第4条 市町村長は,変更の請求に係る地方自治法第260条第1項の規定による処分に関し て,そのてん末を公表しなければならない。 附 則 この政令は,公布の日から施行する。 - 5 - 山形市住居表示委員会条例 昭和 37 年 11 月 条例第 44 号 改正 平成 3 年 3 月条例第 33 号 (設置) 第1条 この市の住居表示に関して,市長の諮問に応じ,必要な事項を調査審議するため山形 市住居表示委員会(以下「委員会」という。)を設置する。 (組織) 第2条 2 委員会は,委員20人以内で組織する。 委員は,次に掲げる者のうちから市長が委嘱する。 (1) 知識経験を有する者 (2) 関係行政機関及び団体の代表者 (委員の任期) 第3条 2 委員の任期は,2年とする。ただし,再任を妨げない。 補欠の委員の任期は,前任者の残任期間とする。 (委員長及び副委員長) 第4条 委員会に委員長及び副委員長各1人を置き,委員の互選によつて定める。 2 委員長は,会務を総理し,会議の議長となり,委員会を代表する。 3 副委員長は,委員長を補佐し,委員長に事故があるとき,又は欠けたときは,その職務を 代理する。 (会議) 第5条 委員会の会議は,委員長が招集する。 (意見の聴取) 第6条 委員会は,必要に応じ有識者から意見をきくことができる。 (幹事及び書記) 第7条 委員会の事務を処理するため,幹事及び書記若干人を置く。 2 幹事及び書記は,市の職員のうちから,市長が命じ,又は委嘱する。 3 幹事は,会議に出席して,意見を述べることができる。 附 則 この条例は,公布の日から施行する。 附 則(平成3年3月改正) この条例は,平成3年4月1日から施行する。 - 6 - 山形市住居表示に関する条例 昭和 38 年 6 月 条例第 29 号 (目的) 第1条 この条例は,住居表示に関する法律(昭和37年法律第119号)第4条及び第8条 第2項の規定に基づき,この市の住居の表示に関して必要な事項を定めることを目的とする。 (街区の区域) 第2条 市長は,街区の区域をあらたに画し,若しくはこれを廃止し,又は街区の区域若しく はその街区符号を変更するときは,その旨及び実施期日を告示するとともに,関係人及び関 係行政機関の長に通知しなければならない。 (住居番号) 第3条 住居表示を必要とする建物その他の工作物として,市長が別に定めるものを新築した 者は,ただちに市長にその旨を届け出なければならない。 2 前項に定める場合のほか,建物その他の工作物(以下「建造物」という。)の所有者,管理 者又は占有者は,当該建造物に住居番号をつけ,又は従来の住居番号を変更し,若しくは廃 止するよう市長に申し出ることができる。 3 市長は,前2項の規定による届出又は申出があつたとき及び関係人若しくは関係行政機関 の長から住居番号が実態に照応していない旨の通知があつたとき並びに実態調査等により住 居番号をつけ,変更し,又は廃止する必要を知り得たときは,必要な措置を講じなければな らない。 4 市長は,住居番号をつけ,変更し,又は廃止したときは,すみやかに関係人に通知しなけ ればならない。 (住居番号の表示) 第4条 建造物の所有者,管理者又は占有者は,市長が別に定める場合のほか,次の各号に定 めるところにより,それぞれ住居番号を通行人から見やすい場所に表示しておかなければな らない。 (1) 当該建造物の主要な出入口が道路に接している場合は,当該出入口付近 (2) 当該建造物の主要な出入口が道路から離れている場合は,当該建造物から道路への主 要な通路が道路に接する付近 (委任) 第5条 この条例に定めるもののほか,住居の表示に関し必要な事項は,市長が定める。 附 則 この条例は,公布の日から施行する。 - 7 - 山形市住居表示に関する規則 昭和 38 年 7 月 規則第 38 号 改正 昭和 61 年 5 月 8 日規則第 26 号 平成 9 年 7 月 8 日規則第 34 号 平成 16 年 3 月 31 日規則第 18 号 平成 18 年 8 月 25 日規則第 52 号 (目的) 第1条 この規則は,住居表示に関する法律(昭和37年法律第119号。以下「法」という。) 及び山形市住居表示に関する条例(昭和38年市条例第29号。以下「条例」という。)の規 定に基づき,住居の表示に関し必要な事項を定めることを目的とする。 (住居表示を必要とする建物その他の工作物) 第2条 条例第3条第1項の規定により住居表示を必要とする建物その他の工作物は,次に掲 げるものとする。 (1) 建 物 ア 住 宅 住居を目的とする建物及びこれに類するもの イ 事 務 所 官公署,各種法人の事務所及びこれに類するもの ウ 事 業 所 工場,作業所,倉庫及びこれに類するもの エ 店 デパート,商店及びこれに類するもの 舗 オ 公共施設 学校,病院,美術館,保護福祉施設及びこれに類するもの (2) 工作物 ア 観覧のための工作物 野球場,競技場及びこれに類するもの イ 地下又は高架工作物 地下室,記念塔及びこれに類するもの (住居表示台帳及び登載事項) 第3条 法第9条第1項の規定により備えつける住居表示台帳は,町別とし,各街区ごとに縮 尺500分の1の図画により作成するものとする。 2 住居表示台帳に登載する事項は,次のとおりとする。 (1) 町名 (2) 基礎番号 (3) 街区符号,住居番号 (4) 住居表示を必要とする建物その他の工作物 (5) 道路水路,鉄道等の恒久的な施設又は著名な地物 - 8 - (実態調査) 第4条 市長は,住居表示の正確な実施を図るため,次の各号に該当する場合は実態を調査す るものとする。 (1) 条例第3条第1項の届出により,必要と認めたとき。 (2) 条例第3条第2項の申出があつたとき。 (3) 住居番号が実態に照応していない旨の通知があつたとき。 (表示の様式) 第5条 条例第4条により表示する住居番号の様式は,次のとおりとする。 単位㎜ 120 30 60 21 21 2 1 3 8 21 21 1 2 12 街区符号表記位置指定 住居番号表記位置指定 1 材質 表示板の材質は容易に腐朽又は退色しないもので作成すること。 2 色彩 文字数字その他の色はJISによる明度8以上の無彩色か明度8以上で彩度2以下 の淡色とする。地色はJISに規定している安全色を除いた色とする。 (通知,届出等) 第6条 条例及びこの規則に基づく通知,届出,申出及び申請等は,文書によるものとする。 2 前項の文書は,次の各号に掲げる様式とする。 (1) 条例第2条による通知書 別記様式第1号 (2) 条例第3条第1項による届出書 別記様式第2号 (3) 条例第3条第2項による申出書 別記様式第3号 (4) 条例第3条第4項による通知書 別記様式第4号 附 則 附 則 (施行期日) 1 この規則は,公布の日から施行し,昭和38年7月1日から適用する。 - 9 - 附 則(昭和61年5月8日規則第26号) この規則は,昭和61年6月1日から施行する。 附 則(平成9年7月8日規則第34号) この規則は,平成9年8月1日から施行する。 附 則(平成16年3月31日規則第18号) (施行期日) 1 この規則は,平成16年4月1日(以下「施行日」という。)から施行する。 (経過措置) 2 施行日前にこの規則による改正前の山形市住居表示に関する規則(以下「改正前の規 則」という。)の規定により提出された届出書及び申出書については,改正後の山形市 住居表示に関する規則の規定により提出された届出書及び申出書とみなす。 3 この規則の施行の際現に残存する改正前の規則の規定に基づいて作成された用紙は, 当分の間,なお使用することができる。 附 則(平成18年8月25日規則第52号) この規則は,公布の日から施行する。 - 10 - 山形市住居表示整備実施要領 第1 目 昭和61年 7月31日決裁 平成16年 2月 6日決裁 改正 平成19年 5月22日決裁 的 この要領は,住居表示に関する法律(昭和37年法律第119号。以下「法」という。) 及び山形市住居表示に関する条例(昭和38年条例第29号)に基づき,山形市の区域の うち市街地を構成する地域について,町界を明確にし,かつ整然と付番した街区符号及び 住居番号によって住居を表示できるよう整備し,生活の便益,公共の福祉の増進に寄与す ることを目的とする。 第2 実施方針 1 市街地を分かりやすい町区域とするとともに,住居表示が整然と行われるよう整備す るものとする。 2 住居表示の方法は,本市の市街地の実情を勘案し,法第2条第1号に規定する「街区 方式」によるものとする。 3 実施市街地の区域は市街地全域とし,町(字)界・町(字)名・地番等の混乱度を勘 案し,順次整備を実施するものとする。 4 住居表示を実施する場合には,実施計画を策定するものとし,実施については現況等 を調査のうえ,万全を期するものとする。 5 実施区域の住民に対し,住居表示についての趣旨の周知徹底を図り,その理解と協力 を得ながら実施するものとする。 第3 住居表示整備実施基準 住居表示整備の実施基準は,街区方式による住居表示の実施基準(昭和38年7月自治 省告示第117号)に定めがあるもののほか,次に定めるところによる。 1 町の区域 (1) 町の規模は,おおむね次の大きさとする。ただし,町の形状等を勘案し,これによ り難いときはこの限りでない。 用途地域 面 積 商業地域 66,000平方メートル 住居地域 99,000平方メートル 工業地域 165,000平方メートル - 11 - (2) 町割りの方式 町割りの方式は,その地域の特性に応じて,街かく式または結合式を採用するもの とする。 (3) 町の境界 町の境界は,道路,河川,水路,鉄道その他恒久的な施設によって定める。 この場合の境界線は,道路,河川,水路,鉄道等の側線をとるものとし,東西線は 北側,南北線は西側の側線を原則とする。 2 町の名称の決め方 新しく町を設け又は町の名称を変更する場合は,次の基準によるものとする。 (1) できるだけ従来の町の名称(当該地域における歴史・伝統・文化の上で由緒のある 名称を含む。 )に準拠して定めるものとする。 (2) (1)により町の名称を定める場合は,この市の区域内で同一の名称又はまぎらわしい 類似の名称が生じないよう配慮するものとする。 (3) (1)の基準により難い場合は,その町の名称に常用漢字を用いる等読みやすく簡明な ものとする。 (4) 町の名称に丁目を付ける場合には,山形駅を中心として整然と配列し,丁目の数は おおむね四・五丁目までとする。 また,○○町△丁目としないで,○○△丁目とすることを原則とする。 3 街区割り ・街区の境界 (1) 街区は,道路,河川,水路,鉄道その他の恒久的な施設によって定めるものとする。 (2) 私道によって街区の境界を定める場合においては,当該私道が公衆用道路として利 用されており,かつ容易に変更されないものであることをその要件とする。 (3) (1)(2)により街区の境界を定めた場合において,その街区の規模が広大で住居表示 の単位として適当でないと認められるときは,その街区内で明らかに視認できる恒久 的施設を利用して境界を定めることができるものとする。 (4) 公道等で画された街区が狭小にすぎ,住居表示の単位として適当でなく,隣接の街 区と合わせた方が適当と認められるときは,両者をもって一つの街区とすることがで きるものとする。 4 街区符号の付け方 (1) 街区符号は数字を用い, 「番」を付けて呼称する。 - 12 - (2) 街区符号は原則として,山形駅に近い街区を起点とし連続蛇行式等により整然と付 けるものとする。 5 住居番号の付け方 (1) 住居番号は数字を用い, 「号」を付けて呼称する。 (2) 住居番号は,山形駅に近いそれぞれの街区の境界線を右回りに順次付けるものとす る。 その際,原則として10メートル間隔に住居番号の基礎となるべき基礎番号を付け, この間隔内を主要入り口としている建物・その他の工作物に,その基礎番号と同じ番 号を付けるものとする。 (3) 現状が袋小路となっている箇所及び新に設置された道路(以下「袋小路等」という。) について,次の条件を満たす場合に限り,袋小路等の両側線に対し,前号で定める基 礎番号を付けることができるものとする。 ア 袋小路等を出入口とする建物が複数戸(建設予定も含む)あること。 イ 第3第3項第2号で定める街区の境界と同じ要件を満たすこと。 ウ 住居表示が実施されている場合,既存の建物の住居番号に変更等の影響がでない こと。 6 表示の仕方 町 山形市 ○ 名 街区符号 ○ 町(○○△丁目) ○ 住居番号 番 ○ 号 ※ 略記する場合 町 山形市 ○ 名 街区符号 ○ 町(○○△丁目) ○ 住居番号 ― ○ 7 袋小路等への住居番号の付け方 第3第5項第3号の規定によらない袋小路等において,同一番号の不便を解消するた め,袋小路等に出入口のある建物の戸数が複数戸(建設予定も含む。)ある場合,当該住 民の要望等により市長が必要と認めたときは,次により住居番号を付けることができる ものとする。 (1) 街区の境界線を起点とし袋小路等の両側線を一定の間隔に区切り,住居番号の基礎 となるべき番号(以下「枝番号」という。 )を当該間隔に原則として右側を奇数,左側 を偶数として順次付ける。ただし,地形等の実情に応じて変更できるものとする。 - 13 - (2) 枝番号の間隔は,原則として10メートルとする。ただし,地形等の実情に応じて 変更できるものとする。 (3) 基礎番号は,当該袋小路等の出入口の中心点が属する基礎番号を用いるものとする。 (例図参照) (4) 袋小路等の出入口の基礎番号と次にあげる枝番号を合わせて,当該建造物の住居番 号とする。 ア 建造物の主要な出入口が当該袋小路等の側線となる道路に接している場合は,当 該出入口が袋小路等の側線と接しているところの枝番号。 イ 建造物の主要な出入口が袋小路等の側線となる道路から離れている場合は,当該 建造物から道路への主要な通路が袋小路等の側線と接するところの枝番号。 (5) 表示の仕方 町 山形市 ○ 名 街区符号 ○ 町(○○△丁目) ○ 番 住居番号 ○ ↓ 基礎番号 ― ○号 ↓ 枝番号 ※ 略記する場合 町 山形市 ○ 名 街区符号 ○ 町(○○△丁目) ○ 住居番号 ― ○ (例 図) 10 中心点 側線 基 礎 2 4 6 1 3 5 9 ○ 番 号 8 - 14 - ― ○ 8 中高層建物の住居番号の付け方 中高層建物(おおむね 3 階以上の建物)で,その建物に構造上独立して区分された住 居・店舗・事務所等の用途に供するものがあり,それらに住居番号を付ける必要がある と認められるものの住居番号の付け方は,次のとおりとする。 (1) 建物の道路への主要な出入口の基礎番号と各戸の番号とを合わせて,住居番号とす ることができる。ただし,当該建物が第3第7項第4号で定める住居番号に該当する 場合,各戸の番号は方書により表す。 (2) 中高層建物のみ数棟ある街区において,各々に順序よく棟番号が付けられている場 合には,棟番号と各戸の番号をもって住居番号とすることができる。 (3) 表示の仕方 ア (1)の場合 町 山形市 ○ 名 街区符号 ○ 町(○○△丁目) ○ 番 住居番号 ○ ― ↓ 基礎番号 ※ ↓ 各戸番号 略記する場合 町 山形市 ○ イ 名 街区符号 ○ 町(○○△丁目) ○ ― 住居番号 ○ ― ○ (2)の場合 町 山形市 ○ 名 街区符号 ○ 町(○○△丁目) ○ 番 住居番号 ○ ― ↓ 棟番号 ※ ○号 ○号 ↓ 各戸番号 略記する場合 町 山形市 ○ 名 街区符号 ○ 町(○○△丁目) - 15 - ○ ― 住居番号 ○ ― ○ 9 表示板の設置 (1) 町名と街区符号を表示した「街区表示板」を,各街区の角・電柱・塀等に設置する。 (2) 街区符号と住居番号を表示した「住居番号表示板」を,各戸の玄関や門柱等の通行 人から見やすい場所に設置する。 (街区表示板) (住居番号表示板) 単位:mm 120 120 560 ○ ○ △ 丁 目 ○ 21 21 21 21 町 名 3 60 30 8 街 区 符 号 12 街区符号表記位置指定 住居番号表記位置指定 10 その他 (1) 街区方式によって住居表示を行う区域について,あらかじめ山形市住居表示に関す る規則第3条の規定により,町名・基礎番号等を登載した住居表示台帳を作成し,保 管するものとする。 (2) 新旧対照表及び対照案内図を作成し,保管するものとする。 - 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