住居表示に関する法律〔PDF/130KB〕

○住居表示に関する法律
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昭和37年
5月10日法律
昭和37年
5月10日施行
昭和42年
7月25日法律
昭和42年
8月10日法律
昭和58年12月10日法律
昭和60年
6月14日法律
平成11年12月22日法律
第119号
第
81号
第133号
第
83号
第
59号
第160号
(目的)
第1条
この法律は,合理的な住居表示の制度及びその実施について必要な措置
を定め,もつて公共の福祉の増進に資することを目的とする。
(住居表示の原則)
第2条
市街地にある住所若しくは居所又は事務所,事業所その他これらに類す
る 施 設 の 所 在 す る 場 所( 以 下「 住 居 」と い う 。)を 表 示 す る に は ,都 道 府 県 ,郡 ,
市 ( 特 別 区 を 含 む 。 以 下 同 じ 。) 区 ( 地 方 自 治 法 ( 昭 和 2 2 年 法 律 第 6 7 号 ) 第
2 5 2 条 の 2 0 の 区 を い う 。) 及 び 町 村 の 名 称 を 冠 す る ほ か , 次 の 各 号 の い ず れ
かの方法によるものとする。
一
街区方式
市町村内の町又は字の名称並びに当該町又は字の区域を道路,
鉄道若しくは軌道の線路その他の恒久的な施設又は河川,水路等によつて区
画 し た 場 合 に お け る そ の 区 画 さ れ た 地 域 ( 以 下 「 街 区 」 と い う 。) に つ け ら れ
る 符 号 ( 以 下 「 街 区 符 号 」 と い う 。) 及 び 当 該 街 区 内 に あ る 建 物 そ の 他 の 工 作
物 に つ け ら れ る 住 居 表 示 の た め の 番 号 ( 以 下 「 住 居 番 号 」 と い う 。) を 用 い て
表示する方法をいう。
二
道路方式
市町村内の道路の名称及び当該道路に接し,又は当該道路に通
ずる通路を有する建物その他の工作物につけられる住居番号を用いて表示す
る方法をいう。
(住居表示の実施手続)
第3条
市町村は,前条に規定する方法による住居表示の実施のため,議会の議
決を経て,市街地につき,区域を定め,当該区域における住居表示の方法を定
めなければならない。
2
市町村は,前項の規定により区域及びその区域における住居表示の方法を定
めたときは,当該区域について,街区符号及び住居番号又は道路の名称及び住
居番号をつけなければならない。
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市町村は,前項の規定により街区符号及び住居番号又は道路の名称及び住居
番号をつけたときは,住居表示を実施すべき区域及び期日並びに当該区域にお
ける住居表示の方法,街区符号又は道路の名称及び住居番号を告示するととも
に,これらの事項を関係人及び関係行政機関の長に通知し,かつ,都道府県知
事に報告しなければならない。
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市町村は,第1項及び第2項に規定する措置を行なうに当たつては,住民に
その趣旨の周知徹底を図り,その理解と協力を得て行なうように努めなければ
ならない。
(条例への委任)
第4条
前条第3項の告示に係る区域について当該告示に掲げる日以後街区符号,
道路の名称又は住居番号をつけ,変更し,又は廃止する場合における手続その
他必要な事項は,市町村の条例で定める。
(町又は字の区域の合理化等)
第5条
街区方式によつて住居を表示しようとする場合において,街区方式によ
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ることが不合理な町又は字の区域があるときは,できるだけその区域を合理的
なものにするように努めなければならない。
前項の規定により新たな町又は字の区域を定めた場合には,当該町又は字の
名称は,できるだけ従来の名称に準拠して定めなければならない。これにより
難 い と き は ,で き る だ け 読 み や す く ,か つ ,簡 明 な も の に し な け れ ば な ら な い 。
町又は字の区域の新設等の手続の特例)
5条の2
市 町 村 長 ( 特 別 区 の 区 長 を 含 む 。 以 下 同 じ 。) は , 第 2 条 に 規 定 す る
方法による住居表示の実施のため,地方自治法第260条第1項の規定により
町若しくは字の区域の新設若しくは廃止又は町若しくは字の区域若しくはその
名 称 の 変 更 ( 以 下 「 町 又 は 字 の 区 域 の 新 設 等 」 と い う 。) に つ い て 議 会 の 議 決 を
経ようとするときは,あらかじめ,その案を公示しなければならない。
前項の規定により公示された案に係る町又は字の区域内に住所を有する者で
市町村の議会の議員及び長の選挙権を有するものは,その案に異議があるとき
は,政令の定めるところにより,市町村長に対し,前項の公示の日から30日
を経過する日までに,その50人以上の連署をもつて,理由を附して,その案
に対する変更の請求をすることができる。
市町村長は,前項の期間が経過するまでの間は,住居表示の実施のための町
又は字の区域の新設等の処分に関する議案を議会に提出することができない。
第2項の変更の請求があつたときは,市町村長は,直ちに当該変更の請求の
要旨を公表しなければならない。
市町村長は,第2項の変更の請求があつた場合において,当該変更の請求に
係る町又は字の区域の新設等の処分に関する議案を議会に提出するときは,当
該変更の請求書を添えてしなければならない。
市町村の議会は,第2項の変更の請求に係る町又は字の区域の新設等の処分
に関する議案については,あらかじめ,公聴会を開き,当該処分に係る町又は
字の区域内に住所を有する者から意見をきいた後でなければ,当該議案の議決
をすることができない。
市町村の議会は,第2項の変更の請求に係る町又は字の区域の新設等の処分
に関する議案について,修正してこれを議決することを妨げない。
第2項の市町村の議会の議員及び長の選挙権を有する者とは,第1項の公示
の日において選挙人名簿に登録されている者をいう。
住居表示義務)
6条
何 人 も ,住 居 の 表 示 に つ い て は ,第 3 条 第 3 項 の 告 示 に 掲 げ る 日 以 後 は ,
当該告示に係る区域について,同条第2項の規定によりつけられた街区符号及
び住居番号又は道路の名称及び住居番号を用いるように努めなければならない。
国及び地方公共団体の機関は,住民基本台帳,選挙人名簿,法人登記簿その
他の公簿に住居を表示するときは,3条第3項の告示に掲げる日以後は,当該
告示に係る区域について,他の法令に特別の定めがある場合を除くほか,同条
第2項の規定によりつけられた街区符号及び住居番号又は道路の名称及び住居
番号を用いなければならない。
手数料その他徴収金に関する特例)
7条
第3条第1項及び第2項の規定による住居表示の実施並びに第4条の規
定による街区符号,道路の名称又は住居番号の設定,変更又は廃止に伴う公簿
又は公証書類の記載事項で住居の表示に係るものの変更の申請については,法
令の規定により当該申請をする者の負担とされている手数料その他の徴収金は,
当該法令の規定にかかわらず,徴収しない。
表示板の設置等)
8条
市町村は,第3条第3項の告示に係る区域の見やすい場所に,当該区域
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内の町若しくは字の名称及び街区符号又は道路の名称を記載した表示板を設け
なければならない。
前項の区域にある建物その他の工作物の所有者,管理者又は占有者は,市町
村の条例で定めるところにより,見やすい場所に,住居番号を表示しなければ
ならない。
住居表示台帳)
9条
市町村は,第3条第3項の告示に係る区域について,当該区域の住居表
示台帳を備えなければならない。
市町村は,関係人から請求があつたときは,前項の住居表示台帳又はその写
しを閲覧させなければならない。
旧町名等の継承)
9条の2
市町村は,由緒ある町又は字の名称で住居表示の実施に伴い変更さ
れたものについて,その継承を図るため,標識の設置,資料の収集その他必要
な措置を講ずるように努めなければならない。
国又は都道府県の指導等)
10 条
国 又 は 都 道 府 県 は ,こ の 法 律 の 円 滑 な 実 施 の た め ,市 町 村 に 対 し ,こ の
法律の規定により市町村が処理する事務について,必要な指導を行うものとす
る。
総務大臣又は都道府県知事は,この法律の円滑な実施のため必要があると認
めるときは,市町村に対し,第3条第1項及び第2項に規定する措置をとるべ
きことを勧告することができる。
総務大臣又は都道府県知事は,この法律の円滑な実施のため必要があると認
めるときは,市町村に対し,第3条,第5条,第5条の2及び第8条から前条
までの規定により市町村が処理する事務について,報告を求め,又は技術的な
援助若しくは助言をすることができる。
総務大臣は,この法律の施行に関し必要があると認めるときは,都道府県に
対し,報告を求め,又は援助若しくは助言をすることができる。
国及び都道府県の機関等の協力)
11 条
国 及 び 都 道 府 県 の 機 関 並 び に 公 共 的 団 体 は ,住 居 表 示 の 実 施 が 円 滑 に 行
なわれるよう市町村に協力しなければならない。
委任規定)
12 条
こ の 法 律 の 規 定 に よ る 住 居 表 示 の 実 施 に つ い て 必 要 な 技 術 的 基 準 は ,総
務大臣が定める。
政令への委任)
13 条
この法律の施行に関し必要な事項は,政令で定める。
附 則 (抄 )
(施行期日)
1
この法律は,公布の日から施行する。
(住居表示の実施に関する経過規定)
2
市町村は,従前のならわしによる住居の表示が住民の日常生活に不便を与え
ている市街地である区域について,すみやかにこの法律の規定による住居表示
を実施するように努めなければならない。
(公簿の整理)
3
第3条第1項及び第2項の規定による住居表示の実施に伴う第6条第2項の
公簿の記載事項の変更についての必要な手続は,主務省令で定める。
附 則 ( 昭 和 4 2 年 7 月 2 5 日 法 律 第 8 1 号 )( 抄 )
(施行期
第 1 条
で定め
(注
日)
この法律は,公布の日から起算して6月をこえない範囲内において政令
る 日 ( 以 下 「 施 行 日 」 と い う 。) か ら 施 行 す る 。
) 施 行 日 は , 昭 和 4 2 年 11 月 1 0 日 で あ る 。
附則(昭和42年8月10日法律第133号)
(施行期日)
1
この法律は,公布の日から施行する。
(適用区分)
2
こ の 法 律 に よ る 改 正 後 の 住 居 表 示 に 関 す る 法 律 ( 以 下 「 新 法 」 と い う 。) 第
条の2の規定は,この法律の施行の際すでに議案を議会に提出してある町又
字の区域の新設等に関する処分については,適用しない。
(町又は字の区域の新設等の処分に関する経過規定)
3
都道府県知事は,この法律による改正前の住居表示に関する法律により住
表示の実施のために行なわれた町又は字の区域の新設等に関する処分で地方
治法第260条第2項の規定による告示がなされたものについて,新法第5
の規定又は同法第12条の規定により自治大臣が定めた技術的基準に適合し
いないものがあると認めるときは,当該告示がなされた日(当該告示がこの
律施行の日前になされた場合にあつては,この法律の施行の日)から6月以
に,市町村長に対し,当該処分の是正のために必要な措置を講ずべきことを
めることができる。
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前項の求めに係る町又は字の区域の新設等の処分に関する市町村の議会
議決については,新法第5条の2第6項の規定を準用する。
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は
居
自
条
て
法
内
求
の
附 則 ( 昭 和 5 8 年 1 2 月 1 0 日 法 律 第 8 3 号 )( 抄 )
(施行期日)
第 1 条
この法律は,公布の日から施行する。
(その他の処分,申請等に係る経過措置)
第14条
この法律(附則第1条各号に掲げる規定については,当該各規定。以
下 こ の 条 及 び 第 1 6 条 に お い て 同 じ 。)の 施 行 前 に 改 正 前 の そ れ ぞ れ の 法 律 の 規
定によりされた許可等の処分その他の行為(以下この条において「処分等の行
為 」 と い う 。) 又 は こ の 法 律 の 施 行 の 際 現 に 改 正 前 の そ れ ぞ れ の 法 律 の 規 定 に よ
り さ れ て い る 許 可 等 の 申 請 そ の 他 の 行 為( 以 下 こ の 条 に お い て「 申 請 等 の 行 為 」
と い う 。) で , こ の 法 律 の 施 行 の 日 に お い て こ れ ら の 行 為 に 係 る 行 政 事 務 を 行 う
べき者が異なることとなるものは,附則第2条から前条までの規定又は改正後
の そ れ ぞ れ の 法 律 ( こ れ に 基 づ く 命 令 を 含 む 。) の 経 過 措 置 に 関 す る 規 定 に 定 め
るものを除き,この法律の施行の日以後における改正後のそれぞれの法律の適
用については,改正後のそれぞれの法律の相当規定によりされた処分等の行為
又は申請等の行為とみなす。
附則(昭和60年6月14日法律第59号)
1
この法律は,公布の日から施行する。
2
改 正 後 の 住 居 表 示 に 関 す る 法 律 ( 以 下 「 新 法 」 と い う 。) 第 5 条 の 規 定 は , こ
の法律の施行の日以後に新法第5条の2第1項の規定により公示される案に係
る町又は字の区域について適用し,同日前に改正前の住居表示に関する法律第
5条の2第1項の規定により公示された案に係る町又は字の区域については,
なお従前の例による。
附 則 ( 平 成 1 1 年 1 2 月 2 2 日 法 律 第 1 6 0 号 )( 抄 )
(施行期日)
第 1 条
こ の 法 律 ( 第 2 条 及 び 第 3 条 を 除 く 。) は , 平 成 1 3 年 1 月 6 日 か ら 施 行
する。
附
住
昭
昭
街
昭
属
居
和
和
区
和
法
表
4
4
方
3
令
示
8
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式
8
に
年
年
に
年
関
8
8
よ
7
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月
月
る
月
る
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住
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法
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0
居
0
律
日
日
表
日
施
政
施
示
自
行
令
行
の
治
令
第246号
実施基準
省告示第117号