(科目名) 英文科目名: 福祉社会論 Welfare Society (テキスト及び参考書) (担 当) 高原 正興、長谷川 豊、石田 正浩、中村 佐織、川瀬 光 義、中島 正雄、佐野 亘 4 単位 (授業計画) テキスト:冨士田邦彦編著『福祉社会を築く 21世紀日本の展 1.授業導入 2.日本と世界の歴史的展開 望』文理閣 2000年 3.福祉・社会福祉・地域福祉 その他:適宜プリントなどを配布 4.社会福祉の歴史と福祉社会 5.福祉社会と福祉コミュニティ (成績評価の方法・基準) 6.福祉社会と教育1 格差社会における教育・学校 7.福祉社会と教育2 育てる能力・測る学力 前期と後期に定期試験を行い、両方の総合点を成績とする。60 8.福祉社会と教育3 特別なニーズに応える教育 点以上を合格とする。 9.福祉社会と教育4 主人公になるための権利と実 践 (履修条件・その他) 10.福祉社会と心理1 7名の教員すべての講義を受講すること。 11.福祉社会と心理2 〈担当教員の順番は入れ替わることもある〉 12.福祉社会と心理3 13.福祉社会と心理4 (授業概要/テーマ・目標) 14.福祉社会とソーシャルワーク1 福祉社会の歴史・基盤・仕組み・実際について、社会学、教 15.福祉社会とソーシャルワーク2 育学、心理学、社会福祉学、経済学、法学、政治・政策学の視 16.福祉社会とソーシャルワーク3 点から、導入的学習を提供する。 17.福祉社会とソーシャルワーク4 各学問の福祉社会への接近方法、分析方法、実践方法がわか 18.福祉社会と経済1 りやすく解き明かされ、公共政策学や福祉社会学を勉強する展 19.福祉社会と経済2 20.福祉社会と経済3 望を受講生が切り開く契機となるよう期待される。 21.福祉社会と経済4 22.福祉社会と法1 23.福祉社会と法2 24.福祉社会と法3 25.福祉社会と法4 26.福祉社会と政治・政策1 27.福祉社会と政治・政策2 28.福祉社会と政治・政策3 29.福祉社会と政治・政策4 30.授業総括 (科目名) 英文科目名: 市民参加論 (担 当) 青山 公三 Public Involvement (テキスト及び参考書) 2 単位 (授業計画) 1.授業の概要、自己紹介 2.市民参加とは何か?市民参加の必要性 3.市民参加の方法、手段 4.市民参加におけるツール、テクノロジー、専門家 (成績評価の方法・基準) の役割 毎回の講義で「講義シート」を配布するので、その講義シート への記入内容、授業中の議論への参加度等によって評価を行う。 5.市民参加のマトリックス(多様なレベルの市民参 欠席時の講義シートを後日提出することも認めるが、実際の欠席 加) が5回以上に及ぶ場合には単位を認めない場合があるので注意。 6.市民参加の具体的事例:身近なところで必要な市 (履修条件・その他) 民参加 まちづくり、地域づくりにおける市民参加、行政の政策作りにおける 市民参加に興味があり、クラスメートとディスカッションをしながら市 7.市民参加の具体的事例:ごみ焼却場と原子力発電 民参加への理解を深めたい学生ならだれでも歓迎。 所 (授業概要/テーマ・目標) 8.市民参加の具体的事例:都市計画決定 テーマ: 9.市民参加の具体的事例:市町村の計画づくり 市民参加(行政などが行う様々な事業、活動に対し市民の意向 10.市民参加の具体的事例:広域レベルでの市民参加 を反映させる方法、手段) 11.市民参加の具体的事例:選挙と市民参加(参議院 目標: 様々な立場(市民、行政職員、ボランティア、第3者 等々)を 議員選挙における各党の主張) 想定した実際の市民参加の疑似体験(グループ討論)と講義を 12.市民参加の具体的事例:選挙と市民参加(参議院 通して、市民参加とは何か、議論を通じて物事をまとめていく 議員選挙を事例にしたグループ討論) 難しさなどを理解することを目標とする。 13.市民参加の具体的事例:行政評価と市民参加 内容: 14.市民参加の具体的事例:国際的な市民参加 「市民参加」と言ってもコミュニティレベルから国際レベルの 15.市民参加総括(まとめ) 原田幸彦「市民参加と合意形成」学芸出版社 原田寛明・佐藤徹「地域政策と市民参加」ぎょうせい 杉原五郎「参加型まちづくり時代のコンサルタント」はる書 まで様々なレベルの市民参加があり、各レベルにおける市民参 加について、教員側からは日米の具体的な事例を紹介しつつ、 学生同士のグループ討論によって自らその内容を考える。 方法: 毎回、クラスを6人∼7人ずつのグループに分割し、市民参加に かかわるテーマについてグループ討論を行う。討論テーマは教 員から提供。グループのメンバーは毎回変わる。講義のみの授 業もあり。 231 (科目名) 英文科目名: (担 当) 社会福祉概論 上掛 利博 General Theory of Social Welfare (テキスト及び参考書) テキスト;1)鎌田実『がんばらない』集英社文庫 2)大熊由紀子『“寝たきり老人”のいる国いない国』ぶどう社 参考書; 1)『国民の福祉の動向』厚生統計協会(毎年発行) 2)上掛利博他編『世界の社会福祉⑥デンマーク・ノルウェー』 旬報社 他 (成績評価の方法・基準) ・試験(30%)、レポート(30%)、平常点(出席+授業への貢 献;40%)により、総合的に評価する。 (履修条件・その他) ・毎回、視聴覚教材を使うので、「出席」が不可欠である。 ・「コミュニケーション用紙」を毎回配布し、次の講義でコメントす る。 (授業概要/テーマ・目標) テーマ; 「日本の社会福祉の現状と課題」 概 要; この講義では、「社会福祉の基本理念」「現代社会に おける目的と意義」「福祉政策の展開」「社会福祉の実際」な ど、社会福祉を初めて学ぶ上で必要な内容を概説するが、福祉 についての通常観念を打ち砕くことが目標である。 その際に、日本の社会福祉の現状をよりよくするために、ノ ーマライゼーションの社会をめざしてきた北欧諸国と比較検討 をする。そして、福祉にかかわる一人ひとりの人間の変化に注 目しつつ、人間発達と社会福祉の発展の相互関係を明らかにし たい。地域で住民が参加した「福祉を創る」運動、助け合いの 活動、NPO等の新しい福祉の考え方や実践についても紹介する。 ちなみに、カナダの子育て支援策を研究した小出まみ氏 は、「私たちは行政の公的責任を重視するあまり、ボランティ アの持つ豊かな発想力を積極的に生かしてきたとはいえない」 と述べ(『地域から生まれる支え合いの子育て』ひとなる書 房)、日本の福祉実践や社会福祉研究の弱点を指摘している。 新入生には、まず、鎌田 實『がんばらない』(集英社文 庫)を「福祉」という視点から読んでみてほしい。 (科目名) 英文科目名: 統計学I (授業計画) 1.社会福祉とは何か…生存権、個人の幸福、自立 2.福祉理念の発展…ノーマライゼーション、自由 3.社会福祉の概念…福祉概念の拡大、住宅、労働 4.社会福祉の範囲…公的責任、ボランティア 5.社会福祉の意義…女性の社会的役割、いきがい 6.人間発達と社会発展…福祉社会から学習社会へ 7.社会福祉の対象把握…高齢者・障害者・子ども 8.「障害」とは何か? …社会・環境と福祉 9.社会福祉援助の形態…福祉ニーズの把握、規模 10.社会福祉援助の方法…ソーシャルワーク、評価 11.福祉労働の専門性とは何か…人間発達支援労働 12.人間理解と「共感」…マニュアル化を超えて 13.保健・医療分野との連携、福祉の固有な役割 14.非営利組織、NPO、協同組合の福祉事業と活動 15.社会福祉援助活動と倫理 16.自主的福祉活動…「おたがいさま」、一人ひとり 17.社会福祉士等…ソーシャル・ワーカー 18.介護福祉士等…ケア・ワーカー 19.公的「介護保険」制度の意義と改善点 20.社会福祉基礎構造改革とは何であったか 21.障害者「自立」支援法とは何であったか 22.社会福祉の実施体制…「公」「民」「協」「私」 23.住民参加の地域福祉の展開 24.社会福祉の財政…税金と社会保険、リターン 25.費用負担の考え方…再分配機能、個人番号制度 26.社会福祉をめぐる諸外国の動向(米・英・独) 27.社会福祉をめぐる諸外国の動向(アジア) 28.社会福祉をめぐる諸外国の動向(スウェーデン) 29.社会福祉をめぐる諸外国の動向(デンマーク) 30.社会福祉をめぐる諸外国の動向(ノルウェー) (担 当) 田中 力 Statistics Ⅰ (テキスト及び参考書) テキストは金子治平・上藤一郎編『よくわかる統計学I基礎編』 ミネルヴァ書房 参考資料は授業時にプリントを配布する (成績評価の方法・基準) 平常点と最終試験により総合的に評価する (履修条件・その他) 特になし 関数とグラフなど中学や高校で習った数学が時々出てくるので、復習し ておくことが望ましい (授業概要/テーマ・目標) テーマ・目標:社会科学のための記述統計の基礎 統計学は、集団現象に関するデータを収集し、その集団の特質 をデータに基づいて記述・推測する方法に関する科学である。 この講義では、初めて統計学を学ぶ学生を対象にして、統計デ ータの整理と要約を中心とした、記述統計の基礎的な手法につ いて、その考え方を教え、計算力をつけ、社会科学への応用力 を培うことを目的とする 公共政策、社会福祉関係のデータの収集、エクセルを用いた統 計分析をできるようにし、各種のレポートや論文作成に役立つ 技術と考え方を修得できるようにしたい。 4 単位 2 単位 (授業計画) 1.統計学は何をする学問か 2.統計データの集め方(1) 統計調査とアンケート 3.統計データの集め方(2) 公的な統計資料 4.統計データのまとめ方とグラフ化 度数分布 ヒ ストグラム 5.分布と位置の尺度 平均値 中央値 最頻値 6.分布と散らばりの尺度 分散 標準偏差 偏差値 7.様々な分布とその比較 8.関係をグラフ化する方法 散布図 9.関係を記述する尺度 共分散と相関係数 10.関係を記述する方法 最小ニ乗法 11.回帰直線の求め方 12.多変量解析の基礎(1) 行列の計算と固有値 13.多変量解析の基礎(2) 主成分分析 14.まとめと演習 15.最終テスト 15.総括 232 (科目名) 英文科目名: 倫理学I (担 当) 上田 浩 EthicsⅠ (テキスト及び参考書) 2 単位 (授業計画) 1.現代社会と倫理 2.倫理・倫理学とは何か テキストは使用せず、プリントを配布します 3.古代ギリシアの倫理思想①ポリスの倫理思想 4.②ヘレニズムの倫理思想 (成績評価の方法・基準) 5.中世の倫理思想①中世キリスト教の倫理思想 レポート試験 65% 6.②プロテスタントの倫理思想 平常点 35% 適宜出席を確認し、授業内容についての感想や考 7.近代の倫理思想:デカルト・スピノザの思想 えをまとめてもらいます 8.近代イギリスの倫理思想:ホッブズ・ロックの思 (履修条件・その他) 想 9.近代フランスの倫理思想:ルソーの思想 倫理学Ⅰ、Ⅱをあわせて履修すること 10.近代ドイツの倫理思想①カントの思想 (授業概要/テーマ・目標) 11.②ヘーゲルの思想 現代の激動する社会の中で、私たちは何を大切にし、どのよ 12.近代イギリスの功利主義思想 うに考え行動すれば、「よりよく生きる」ことができるのであ 13.マルクス主義の倫理思想 ろうか。自分らしく、個性的に生きるとはどのような生き方で 14.自由とは何か①自由と必然性 あろうか。各人にとってよりよい生き方を考えながら、倫理思 15.②必然性の洞察としての自由 想などの把握をめざします。 本授業では、現代社会に必要な倫理を考えていくことを念頭 に置きながら、倫理の基礎を学びます。 歴史的に社会が変化すれば、その時代の倫理のあり方は変化 するが、人間は各時代に倫理のあり方を模索していた。各時代 の哲学者は真剣に時代と向き合う中で、それぞれの倫理思想を 提起したが、それゆえ現代にも通じる思想内容をもつことを検 討します。 ここでは思想史的な展開を中心にして考察し、現代に通じる 基本問題を検討していく上での基礎をおさえたうえで、自由と は何かなどを検討します。 (科目名) 英文科目名: 倫理学II (担 当) 上田 浩 EthicsⅡ (テキスト及び参考書) 2 単位 (授業計画) 1.倫理学の基本問題①歴史と倫理 2.②価値とは何か:価値論の諸潮流 3.③価値とは何か:価値と価値観 4.現代の倫理思想①実存主義の倫理思想 (成績評価の方法・基準) 5.②日本的集団主義の倫理思想:和辻倫理学 レポート試験 65% 6.③日本的集団主義の倫理思想:「愛国心」教育 平常点 35% 適宜出席を確認し、授業内容の感想や考えをまと 7.ノージックの「リバタリアニズム」 めてもらいます 8.ロールズの「正義論」 (履修条件・その他) 9.アマルティア・センの「ケイパビリティ」 10.現代倫理の課題①企業社会と生活の倫理 倫理学Ⅰ,Ⅱをあわせて履修すること 11.②働くことの意味 (授業概要/テーマ・目標) 12.生命倫理と人間の尊厳①生殖医療を考える 現代の激動する社会の中で、私たちは何を大切にし、どのよ 13.②脳死・臓器移植について考える うに考え行動すれば、「よりよく生きる」ことができるのであ 14.③生と死をめぐって:パーソン論の問題点 ろうか。自分らしく、個性的に生きるとはどのような生き方で 15.ジェンダーと生殖医療:自己決定権と人間の尊厳 あるのか。各人にとってよりよい生き方を考えながら、倫理思 テキストは使用せず、プリントを配布します 想などの把握をめざします。 本授業では、人間の歴史の中で問題とされてきた倫理思想を 基礎として、倫理学の基本問題を考察し、現代社会にかかわる 倫理学の諸問題を検討します。 現代の倫理思想として実存主義や日本的集団主義の倫理思想 を批判的に検討するとともに、諸外国の現代倫理の諸思想を概 観し、現代日本において求められている倫理の課題を考察しま す。 さらに現代社会のあり方にも目を向け、企業にかかわる倫理 や生命工学の発展に伴って生じてきた生命倫理の問題も検討し ます。 233 (科目名) 英文科目名: (担 当) 現代社会と公共性 大島 和夫 Modern Society and Public Quality (テキスト及び参考書) 2 単位 (授業計画) テキストはなく、参考書は私の「現代史からみた方と社会」法律 1.日本の政治と経済のシステムの基本的な理解をめ 文化社、「日本の構造改革と法」日本評論社、「世界金融危機と ざす。 現代法」法律文化社 2.90年代以降の貿易と産業構造の変化について学 ぶ。 (成績評価の方法・基準) 3.90年代以降の経済と雇用の変化について学ぶ。 期末に行われる筆記試験によって評価する。試験に本やノートの持ち込 4.日本の安全保障について学ぶ。 みは認めない。明確な問題意識にもとづいて一貫した論理で自分の考え を記述した者は80点以上とし、関連する事柄について記述した者につい 5.行政サービスのあり方について、90年代以降の変 ては60点以上とする。関係のない事項を書いた者は0点とする。 化を学ぶ。 (履修条件・その他) 6.高齢化社会と社会保障制度の変化について学ぶ。 7.医療技術、システムの変化と医療産業について学 2年生以上 ぶ (授業概要/テーマ・目標) 8.2008年10月以降の経済危機と政府の対応について 公共性とは、個人ではなく、多くの人々の利害に関する事柄を 検討する 指す。ゴミ問題から日本の安全保障まで、そのような事柄はと 9.引き続き、経済危機と政府の対応について検討す ても多い。講義では、公共性の問題を、日本の経済システムが る 確立した1960年代の高度成長期からの歴史を振り返りながら考 えていきたい。日本の社会においては、集団の利益が優先され 10.農業政策と農家の現状について学ぶ 11.生活環境の安全確保について考える るとか、協調が重視されると言われている。そのような風土 が、統制型の経済・社会システムを生み出したと指摘されてい 12.地球環境問題について考える る。その日本的風土とシステァ 13.原子力発電、再生可能エネルギーについて考える ` 14.グリーン・インダストリー、循環型社会について ,1974年のオイル・ショック後や、1990年代の不況期にどのよ 考える うな変貌を遂げたのか検討する。特に90年代後半の構造改革路 線の中での変化に注目したい。以上を踏まえて、人間の尊厳、 15.21世紀の福祉社会のレジームについて考える 思想と行動のもつ意味について掘り下げたい。個人の尊重を基 礎とした公共の意味を明らかにし、その担い手について考えた い。教科書はなく、私が作成したプリントを使用する。2009年 の「学生の評価」の中で「プリントが多すぎる」と不満を述べ た者が1名あったが、どうしても伝えたい情報量の関係で、そ の分量は毎年増加することはあっても、減ることはない。 (科目名) 英文科目名: (担 当) 法律学概論I 高津融男 General Theory of LawⅠ (テキスト及び参考書) 2 単位 (授業計画) 参考書 ●安念潤司・津村政孝・常本照樹『法学ナビゲーション』有斐閣(有斐閣アルマ) ●伊藤正巳・加藤一郎編『法学入門』有斐閣(有斐閣双書) ●白取祐司・荘子邦雄『事例DE法学入門』青林書院 ●田島信威『法令入門』法学書院 ●林修三『法令解釈の常識』日本評論社 ●吉田利宏・いしかわまりこ『法令読解心得帖』日本評論社 ●中野次雄編『判例の読み方(第三訂版)』有斐閣 ●中島誠『立法学』法律文化社 ●岩井泰信『立法過程』東京大学出版会 ●田口一博『一番やさしい自治体政策法務の本』学陽書房 ●大石眞ほか『ディリー六法』三省堂 (成績評価の方法・基準) 平常点50%(出席点30%+発表等20%)+小テスト20%+課題レポート30% ●小テストは受講者に毎回の授業の内容を再確認してもらうための手段 として位置づけています。課題レポートは実践的な演習として位置づけ ています。主張や内容よりも形式や表現を重視して評価をおこないま す。 (履修条件・その他) 継続して授業に出席できることを最低条件とします。 (授業概要/テーマ・目標) ●授業概要 法学概論Ⅰでは、他の法律学科目や政策学科目での学習がス ムーズに進むための基本的な知識と技術を学びます。 最初に、法律学の主要な法律分野の基本的な特徴や知識を学 びます。次に、具体的な法令と判例の読み方を学びます。その 際、立法学の基本についても学びます。最終的に簡単な条例案 の作成することを目標にします。 法が規範の体系であることを理解できるように授業を進めま す。法律学の初学者を想定して授業を進めます。内容は公共政 策に役立つ法学概論を目指しますが、法曹に進まれる方にも基 本事項の理解は役立つはずです。 ●到達目標 目標の第1は、法律学の各法領域に基本的な知識を理解する こと、その上で法の規範的な体系性をつかむことです。第2に、 法令を独力で読み理解する力を身につけることです。最後に、 簡単な条例案を作成することを目標とします。 ●注意事項 公共政策学部の法学概論として、どのような内容と形式が適 切であるかを考えながら進めていく予定です。授業参加者から もいろいろな提案を期待します。最初の授業で、講義全体の概 要等を説明しますので、受講予定者は欠席しないようにしてく ださい。また下記の授業計画は若干の変更がありえますので、 その点についても初回授業で説明します。 1.イントロダクション: 授業内容と形式の説明・参考図書等の説明・学習の 仕方を説明します。 2.法律学と立法学 3.法令解釈の基礎 4.法律学入門(1):憲法 5.法律学入門(2):行政法 6.法律学入門(3):民法 7.法律学入門(4):刑法 8.法律学入門(5):環境法 9.立法学入門(1):立法過程論 10.立法学入門(2):立法政策論 11.立法学入門(3):立法技術論 12.12.自治体政策法務入門(1):条例の分析・評価 13.自治体政策法務入門(2):条例案の作成 14.自治体政策法務入門(3):条例案の振り返り 15.まとめ 234 (科目名) 英文科目名: 法律学概論II(国際法を含む) (担 当) 井出 真也 General Theory of LawⅡ (Include International Law) (テキスト及び参考書) 2 単位 (授業計画) 1.イントロダクション1−国内社会と法律− テキストは指定しない。授業ではレジュメを配布する。 2.イントロダクション2−国際社会と法律− 参考文献については、授業中に指示する。 3.国内社会における人権保障制度1 4.国内社会における人権保障制度2 (成績評価の方法・基準) 5.日本における人権保障の歴史−明治憲法における 人権保障− 前期末の定期試験により評価する。 6.婚姻制度と人権1−婚姻制度のしくみ− 7.婚姻制度と人権2−婚姻制度にまつわる法律上の (履修条件・その他) 問題点− 日本国憲法、民法などの他の法律科目も併せて受講しておくと、 8.婚姻制度と人権3 この講義の理解がいっそう深まると考えられる。 9.ドメスティック・バイオレンスと人権 (授業概要/テーマ・目標) 10.国際社会における人権保障の歴史 国内社会・国際社会においては、たえずさまざまな種類の紛 11.国際社会における人権保障制度1−規約人権委員 争が生じているが、このような紛争を解決するための一つの指 会における人権保障制度を中心に− 針・ツールとなりうるのが法律である。 12.国際社会における人権保障制度2−各種人権条約 本講義では、とりわけ「人権」というものが、国内法上およ び国際法上どのように保護されているかに焦点を当て、講義を 上の人権保障事例を中心に− 13.国際社会における人権の主体1 進める。 本講義が、受講生一人一人に対し、人権問題に関心を生じさ 14.国際社会における人権の主体2 せ、人権と法律との関わりについて意識するきっかけとなれれ 15.まとめ ば幸いである。 (科目名) 英文科目名: 経済学概論 (担 当) 磯部 智也 General Theory of Economics (テキスト及び参考書) (授業計画) 1.経済学の誕生:市民革命 2.古典派経済学:スミス、リカード 3.マルクス経済学 4.新古典派経済学:限界革命 (成績評価の方法・基準) 5.ケインズ経済学 6.ケインジアンの経済学 レポート試験。基準;テーマ設定の的確さと、その論理構成 7.新自由主義の台頭 8.バブル経済:金融の自由化 (履修条件・その他) 9.バブルの崩壊 10.グローバルゼーション 11.アマルチャ・センの経済学 (授業概要/テーマ・目標) 12.現代的課題:人口・環境問題 経済学とは、『経世済民学』である。そのほぼ300年の経済学の 13.福祉と経済 流れを大まかに学び、現実経済にひきつけ、現在の問題は何な 14.まとめ のかを考える。基本的にはマクロ分析手法を用いる。個別事象 15.総括 は、極力扱わない。 テキストは指定しない。参考書については適宜指示する 235 2 単位 (科目名) 英文科目名: (担 当) 政治学I 佐野 亘 Politics Ⅰ (テキスト及び参考書) (授業計画) 1.講義の概要、履修上の注意など 2.民主主義の正当性 3.エリート主義 4.多元主義 5.参加民主主義・討議民主主義 6.民主主義の抱える困難(1)(政府の失敗) 7.民主主義の抱える困難(2)(大衆民主主義) 8.民主主義の抱える困難(3)(原理的困難) 9.民主主義を支える条件(1)(経済との関係) 10.民主主義を支える条件(2)(市民①) 11.民主主義を支える条件(3)(市民②) 12.民主主義を支える条件(4)(制度) 13.民主主義の適用範囲 14.専門家と民主主義 15.まとめ なし。 (成績評価の方法・基準) 試験および平常点にもとづき、総合的に評価する。 (履修条件・その他) 特になし。 (授業概要/テーマ・目標) 民主主義と一言でいっても、その内容はじつは論者によって さまざまでありうる。本講義においては、これまで民主主義に 関してどのような議論・評価がなされてきたかを振り返り、そ のうえで、民主主義の現状を踏まえながら、その長所や短所、 また改善の方向性について考えたい。 受講者は本講義を通じて、民主主義に関する基本的な理解を 身につけるとともに、自分なりにあるべき政治の姿のイメージ を描くことができるようになることを目指してほしい。 (科目名) 英文科目名: 2 単位 (担 当) 政治学II 佐野 亘 Politics Ⅱ (テキスト及び参考書) (授業計画) テキスト:なし。 参考書:久米郁男・川出良枝・古城佳子・田中愛治・真淵勝『政 治学』有斐閣 (成績評価の方法・基準) 平常点および試験にもとづき総合的に評価。 (履修条件・その他) 特になし。 (授業概要/テーマ・目標) テレビや新聞で目にする「政治の実態」は、ほんとうのとこ ろ、どの程度正しいものなのだろうか。政治現象を正確に捉え ようとすれば、表面的な事象にとらわれずに、その背後にある 構造や力の働きを見通すための視点が必要となる。本講義で は、特に先進諸国における民主主義のあり方について、政治学 のなかでどのような説明・記述がなされてきたのかを講ずる。 受講者はこの講義を通じて、現代政治学の基本的な知識を身に つけるとともに、「政治」を複数の視点から捉えることができ るようになることが期待される。 1.講義の概要、履修上の注意など 2.民主主義の主体(1)政治家 3.民主主義の主体(2)執政部 4.民主主義の主体(3)議会 5.民主主義の主体(4)官僚 6.民主主義の主体(5)政党 7.民主主義の主体(6)利益団体 8.民主主義の主体(7)市民 9.民主主義の実態(1)政治とメディア 10.民主主義の実態(2)司法との関係 11.民主主義の実態(3)中央地方関係 12.民主主義の実態(4)権力関係 13.民主主義の実態(5)政策過程 14.民主主義の実態(6)グローバリズム 15.まとめ 236 2 単位 (科目名) 英文科目名: (担 当) 福祉経済論 小野 秀生 Economics of Welfare (テキスト及び参考書) (授業計画) 『現代福祉と公共政策』(小野秀生著、文理閣) 『生活経済思想の系譜』(小野秀生編、青木書店) (成績評価の方法・基準) 関心の持てた事柄について、レポート提出を求め評価する。 (履修条件・その他) 講義の都度、資料配布を行うのでできる限り出席すること。 (授業概要/テーマ・目標) べヴァリッジ改革以来の現代の福祉国家の危機とその再構築 が叫ばれて久しい。 本講義では、こうした現代福祉の展開を人権と発達保障の経済 学の視点から理論・ 思想史的に考えるとともに、べヴァリッジのいわゆる「五大巨 悪」(窮乏、疾病、 無知、不潔、無為)からの自由に関する今日的な課題について、 日本における状況を 中心に、各国比較を試みながら経済分析する力が身につけられ ることを目標としたい。 (科目名) 英文科目名: 2 単位 社会学概論I 1.福祉経済論の課題と構成 2.べヴァリッジ改革と福祉国家への緒潮流 3.アダム・スミスの経済思想 4.マルクスの唯物史観と人間発達の経済学 5.フェビアン主義とウェッブ夫妻 6.戦後福祉国家とケインズ主義 7.ハイエク、フリードマンの新自由主義経済論 8.アマルティア・センの福祉の経済学 9.現代日本の福祉と公共政策ー福祉社会日本の条件 10.高齢社会と所得保障 11.医療保障と保健・医療・福祉の統合 12.日本の教育制度と教育権保障 13.日本の住宅政策と居住権保障 14.日本の雇用システムと労働権保障 15.総括 (担 当) 野田 浩資 General Theory of Sociology Ⅰ (テキスト及び参考書) 『クロニクル社会学』(那須壽編、有斐閣) (成績評価の方法・基準) 講義内レポート、および、期末試験の総合による。 (履修条件・その他) 社会学Ⅰ・Ⅱを履修しておくことが望ましい。 (授業概要/テーマ・目標) 社会学の学問的性格、その対象および方法について基礎とな る講義をおこなう。日常生活を理解するための社会学的思考 法、人と社会に関する社会学の基礎概念と理論を紹介・検討 し、現代社会の諸問題を分析・理解する思考法を身につけるこ とを目指す。前期は、社会学成立期・ヨーロッパの社会学を主 に取り上げる。 2 単位 (授業計画) 1.社会学の思考法 2.社会学の成立期とその時代的背景 3.社会学の基本的視点と基礎概念 4.社会的行為の理解:ウェーバーをめぐって① 5.社会的行為の理解:ウェーバーをめぐって② 6.社会的行為の理解:ウェーバーをめぐって③ 7.システムとしての社会:デュルケームをめぐって ① 8.システムとしての社会:デュルケームをめぐって ② 9.システムとしての社会:デュルケームをめぐって ③ 10.相互行為と意味世界:ジンメルをめぐって① 11.相互行為と意味世界:ジンメルをめぐって② 12.相互行為と意味世界:ジンメルをめぐって③ 13.現代社会の諸問題と社会学① 14.現代社会の諸問題と社会学② 15.現代社会の諸問題と社会学③ 237 (科目名) 英文科目名: 社会学概論II (担 当) 野田 浩資 General Theory of Sociology Ⅱ (テキスト及び参考書) 2 単位 (授業計画) 1.社会学の思考法 2.社会学の展開期とその時代的背景① テキスト:『クロニクル社会学』(那須壽編、有斐閣) 3.社会学の展開期とその時代的背景② 4.パーソンズと構造−機能主義① (成績評価の方法・基準) 5.パーソンズと構造−機能主義② 6.パーソンズと構造−機能主義③ 講義内レポート、および、期末試験の総合による。 7.ミードと自己論① 8.ミードと自己論② (履修条件・その他) 9.ミードと自己論③ 「社会学Ⅰ・Ⅱ」「社会学概論Ⅰ」を履修しておくことが望まし 10.ブルーマーとシンボリック相互作用論① い。 11.ブルーマーとシンボリック相互作用論② (授業概要/テーマ・目標) 12.ブルーマーとシンボリック相互作用論③ 社会学の学問的性格、その対象および方法について基礎とな 13.現代の社会学:ギデンズを中心として① る講義をおこなう。日常生活を理解するための社会学的思考 14.現代の社会学:ギデンズを中心として② 法、人と社会に関する社会学の基礎概念と理論を紹介・検討 15.現代の社会学:ギデンズを中心として③ し、現代社会の諸問題を分析・理解する思考法を身につけるこ とを目指す。後期は、社会学展開期・アメリカの社会学、現代 の社会学を取り上げる。 (科目名) 英文科目名: 教育学概論I (担 当) 吉岡 真佐樹 General Theory of Pedagogy Ⅰ (テキスト及び参考書) 2 単位 (授業計画) 1.教育と教育学(1)−教育の諸相と構造(1) 2.教育と教育学(2)−教育の諸相と構造(2) 3.教育と教育学(3)−教育(学)の歴史的・社会的性 格 (成績評価の方法・基準) 4.教育と教育学(4)−教育学の成立と発展 出席、レポ−トなどの課題および試験の成績を総合して評価し 5.近代公教育思想の成立と展開(1)−ルネサンス・ 宗教改革と教育 ます。 6.近代公教育思想の成立と展開(2)−コメニウスの (履修条件・その他) 教授学と教育学 7.近代公教育思想の成立と展開(3)−イギリス市民 特になし 革命とロックの教育思想 (授業概要/テーマ・目標) 8.近代公教育思想の成立と展開(4)−ルソーの教育 価値多元的な現代社会のなかで、民主主義を発展させ、福祉 思想 社会を実現する担い手となる市民は、どのように育成されるの 9.近代公教育思想の成立と展開(5)−フランス革命 であろうか。また今日のわが国の教育は、どのような課題を持 と人権・公教育思想 っているのであろうか。 本講義は、教育学概論Ⅱとともに、日本の教育の理念・歴史 10.資本主義の発展と国民教育制度の成立(1)−イギ ・現状を国際的視野から概観し、その特質と課題を明らかにす リス・ドイツの教育制度の発展 ることをめざす。そのために、教育および教育学に関わる基本 11.資本主義の発展と国民教育制度の成立(2)−ペス 的なカテゴリーを整理・検討した後、主に西欧の近代公教育思 タロッチの教育実践 想の歴史的発展をたどり、その中でそれらのカテゴリがーどの 12.資本主義の発展と国民教育制度の成立(3)−ヘル ように成立し、展開して来たのかを解明する。 バルトの教育学 また適宜、現代日本の教育問題を論争的に取り上げ、討論す 13.資本主義の発展と国民教育制度の成立(4)−フレ る機会を設けたい。 本講義を通じて、近代公教育思想の基本的なカテゴリーとそ ーベルの幼稚園教育 14.公教育制度の成立とその特徴−国際比較の観点か れらの成立・発展の概要について理解を深めて欲しい。 ら 15.公教育制度の成立とその特徴−わが国の教育制度 との比較から 資料(プリント)配布。参考書は適宜指示します。 238 (科目名) 英文科目名: 教育学概論II (担 当) 吉岡 真佐樹 General Theory of Pedagogy Ⅱ (テキスト及び参考書) 2 単位 (授業計画) 1.現代世界の教育課題−現状と特徴 2.「新教育」運動の生成と展開(1)−第1次大戦と教 資料(プリント)配布。参考書は適宜指示します。 育 3.「新教育」運動の生成と展開(2)−新教育運動の (成績評価の方法・基準) 発生と諸潮流 出席、レポ−トなどの課題および試験の成績を総合して評価し 4.「新教育」運動の生成と展開(3)−日本における 新教育運動 ます。 5.ファシズムの教育(1)−ドイツにおけるファシズ (履修条件・その他) ムと教育 6.ファシズムの教育(2)−日本におけるファシズム 特になし と教育 (授業概要/テーマ・目標) 7.日本における敗戦と戦後教育改革 教育学概論Ⅰに引き続き、本講義は、学校教育を中心としつ 8.ドイツにおける敗戦と戦後教育改革 つも、社会教育、職業教育、福祉教育などを含めた教育の理念 9.現代世界の教育問題(1)−義務教育制度・中等教 ・歴史・現状を国際的視野から概観し、日本の教育の特質と課 育制度をめぐる諸問題 題を明らかにすることをめざす。 そのために、本講義では、第1次大戦後の「新教育運動」およ 10.現代世界の教育問題(2)−高等教育制度の発展と び第2次大戦後の教育改革の動向と課題を世界的視野から整理・ 諸問題 概説するとともに、わが国のそれらとの比較考察を行う。 本講義を通じて、わが国の教育および教育制度の全体像を、 11.現代世界の教育問題(3)−職業教育制度の発展と 世界史的な視野から理解する力量の基礎を養って欲しい。 諸問題 12.現代世界の教育問題(4)−教員養成制度の発展と 諸問題 13.現代世界の教育問題(5)−教育を受ける権利と教 育費負担 14.現代世界の教育問題(6)−青年問題と教育 15.世界のなかの日本の教育 (科目名) 英文科目名: 心理学概論I (担 当) 石田 正浩 General Theory of Psychology Ⅰ (テキスト及び参考書) 2 単位 (授業計画) 1.心理学の歴史と方法 2.パーソナリティ1 特性論と類型論 3.パーソナリティ2 性格検査とその評価 4.パーソナリティ3 変化と発達 (成績評価の方法・基準) 5.知能・創造性 期末試験またはレポートを7割、出席状況(授業時の小課題を含 6.生得的行動と学習 7.学習の過程1 レスポンデント条件づけ む)を3割として評価する。 8.学習の過程2 オペラント条件づけ (履修条件・その他) 9.学習の過程3 ルール支配行動と認知 10.発達1 初期発達の特徴 特になし。 11.発達2 認知の発達 (授業概要/テーマ・目標) 12.発達3 愛着の発達 心を対象にする学問はさまざまにあるが、科学としての心理 13.行動の異常 学の歴史は浅い。現代の心理学は知覚・認知・学習・発達・社 14.ポジティブ心理学 会など多岐にわたっている反面、各領域が独自の発展を遂げ、 15.まとめ 相互の関連を見失いがちである。こうした心理学の幅広い領域 授業時にプリントを配布、参考書は適宜指示する。 を概観し、現代心理学の全体像を理解することが本講義の目的 である。 心理学概論Ⅰでは、心理学の歴史と方法からはじめ、導入的 なテーマとしてパーソナリティ理解をとりあげ、心の理解と測 定の問題を考える。そして人間がどのように学び、発達し、環 境に適応していくのかを、学習心理学・発達心理学の研究成果 を中心に検討する。最後に行動の異常とポジティブ心理学をと りあげ、心理的な適応・不適応の問題を考えたい。 239 (科目名) 英文科目名: 心理学概論II (担 当) 石田 正浩 General Theory of Psychology Ⅱ (テキスト及び参考書) 2 単位 (授業計画) 1.感覚過程 2.知覚過程 授業時間にプリントを配布、参考書は適宜指示する。 3.記憶1 感覚記憶、作動記憶 4.記憶2 長期記憶 (成績評価の方法・基準) 5.思考1 概念と推論 期末試験またはレポートを7割、出席状況(授業時の小課題を含 6.思考2 問題解決 7.意思決定 む)を3割として評価する。 8.情動 (履修条件・その他) 9.社会的影響1 10.社会的影響2 特になし。 11.社会的認知1 (授業概要/テーマ・目標) 12.社会的認知2 心を対象にする学問はさまざまにあるが、科学としての心理 13.文化心理学 学の歴史は浅い。現代の心理学は知覚・認知・学習・発達・社 14.進化心理学 会など多岐にわたっている反面、各領域が独自の発展を遂げ、 15.まとめ 相互の関連を見失いがちである。こうした心理学の幅広い領域 を概観し、現代心理学の全体像を理解することが本講義の目的 である。 心理学概論Ⅱでは、まず、情報処理システムとしての人間と いう観点から、感覚・知覚・認知・情動を中心に講義する。次 に、認知心理学をベースに、対人環境での心理と行動をとりあ げ、最後に、進化心理学と文化心理学を紹介し、心理学の新た な展開を考えたい。 (科目名) 英文科目名: 統計学II (担 当) 田中 力 Statistics Ⅱ (テキスト及び参考書) 2 単位 (授業計画) 1.確率の基礎 順列・組み合わせと確率の計算 2.確率変数とその分布(1) 二項分布 3.確率変数とその分布(2) 期待値と分散 4.確率変数とその分布(3)中心極限定理 正規分布 (成績評価の方法・基準) 5.標本から母集団の特性値を推定する(1)平均値 の推定 平常点と最終試験により総合的に評価する 6.標本から母集団の特性値を推定する(2)比率の 推定 (履修条件・その他) 7.標本から母集団の特性値を推定する(3)小標本 統計学Iを履修していることが望ましい。 からの推定 高校数学IAIIBの復習をしておくこと。 8.仮説検定の考え方 (授業概要/テーマ・目標) 9.カイ二乗検定 テーマ・目標:社会科学のための数理統計の基礎 10.分散分析 統計学は、集団現象に関するデータを収集し、その集団の特質 11.回帰係数の検定 をデータに基づいて記述・推測する方法に関する科学である。 12.重回帰分析 この講義では、初めて統計学Iに続き、推定と検定を中心とする 数理統計の基礎的な手法について、その考え方を教え、計算力 13.まとめと演習 14.最終テスト をつけ、社会科学への応用力を培うことを目的とする。 公共政策、社会福祉関係のデータの収集、エクセルを用いた統 15.総括 テキストは金子治平・上藤一郎編『よくわかる統計学I基礎編』 ミネルヴァ書房 参考資料は授業時にプリントを配布する 計分析をできるようにし、各種のレポートや論文作成に役立つ 技術と考え方を修得できるようにしたい。 240 (科目名) 英文科目名: (担 当) 社会調査 野田 浩資 Social Research (テキスト及び参考書) (授業計画) 1.社会調査とは:量的調査と質的調査 2.社会調査の歴史 3.社会調査のプロセス 4.統計と文献資料の利用① 5.統計と文献資料の利用② 6.量的調査法:質問紙調査① 7.量的調査法:質問紙調査② 8.質的調査法:インタビュー調査① 9.質的調査法:インタビュー調査② 10.フィールドワーク① 11.フィールドワーク② 12.社会調査をめぐる思考の諸流派① 13.社会調査をめぐる思考の諸流派② 14.社会調査をめぐる思考の諸流派③ 15.現代社会と社会調査 テキスト:『社会調査の考え方』(ティム・メイ著、世界思想 社) (成績評価の方法・基準) 講義内レポート、および、期末試験の総合による。 (履修条件・その他) 社会学Ⅰ・Ⅱを履修しておくことが望ましい。 (授業概要/テーマ・目標) 社会調査は、インタビュー調査などの記述的手法による質的 社会調査と、質問紙調査などの統計的手法による量的社会調査 に分類されるが、その両者の基本的手法について学ぶ。 文献資料の収集と分析、質問紙調査、インタビュー調査、フ ィールドワークを紹介する。社会調査の手法を身につけ、社会 調査のプロセスの全体を理解することをめざす。 (科目名) 英文科目名: 2 単位 (担 当) 公共政策入門I(政策デザイン) 窪田 好男 Introduction to Public Policy Ⅰ (テキスト及び参考書) (テキスト) なし (参考書) 『政策学入門:ポリシースクールの挑戦』(政策分析ネットワ ーク 編、東洋経済新報社) 2 単位 (授業計画) 1.ガイダンス: 2.公共政策学の目的 3.公共政策学の背景 4.公共政策学の起源と展開(1):アメリカにおけ (成績評価の方法・基準) る現代政策学の展開 5.公共政策学の起源と展開(2):日本における現 期末レポート(100%) 代政策学の展開 6.公共政策学の方法 (履修条件・その他) 7.公共政策学の困難 公共政策学入門Ⅱ(政策分析)をあわせて受講することが望まし 8.公共政策学の関連分野 い。 9.公共政策学の対象(1):政策体系 (授業概要/テーマ・目標) 10.公共政策学の対象(2):公共政策決定システム この科目は公共政策学とそれを学ぶ者のアイデンティティの 11.公共政策学の対象(3):プロセス・パターン 確立を目標とし、公共政策学の初学者が知っておくべき知識が 12.公共政策学の対象(4):公共政策決定システム 体系的に提供される。 へのインプット 新しい学問としての公共政策学と政策に関係する学問として 従来から存在した政治学や経済学や法律学や社会学などとの関 13.主な政策分野と政策課題 係を明らかにする。また、いわゆる政策系の学には、新たに登 14.日本の政策条件 場した公共政策学以外にも、総合政策学、政策科学、政策学、 15.まとめ 地域政策学などが従来からあり、それぞれ他大学の学部や大学 院の名称に用いられている。これら既存の政策系の学と公共政 策学の相違(公共政策学では社会過程としての政策デザインと いう考え方が強調される)とその背景を紹介し、次世代政策学 としての公共政策学の背景・課題・研究分野・研究方法・教育 方法等その概要を明らかにする。また、それを通じ、公共政策 学を専攻する者のアイデンティティや進路、すなわち、何をど のように学ぶのか、学んだことを社会でどのように活用するの かが明らかにされる。 241 (科目名) 英文科目名: (担 当) 公共政策入門II(政策分析) 窪田 好男 Introduction to Public Policy Ⅱ (テキスト及び参考書) 2 単位 (授業計画) 1.ガイダンス 2.公共政策の多様なアクター なし 3.政策体系 4.政策目的の形式的要件 (成績評価の方法・基準) 5.政策目的の実質的なよしあしを判断する視点 (1):必要性、取組主体の妥当性 毎回の授業でのミニレポート(100%) 6.政策目的の実質的なよしあしを判断する視点 (2):倫理、権利、市民感覚、問題の有無 (履修条件・その他) 7.調査(1):政策づくりの制約条件の調査 公共政策入門Ⅰ(政策デザイン)を履修済みであることが望まし 8.調査(2):裁量の範囲の調査 い。 9.調査(3):学界動向の調査、既存施策の調査 (授業概要/テーマ・目標) 10.調査(4):先進事例の調査、原因の調査 この科目を受講することにより、学習者は、与えられた時間 11.手法(1):施策・事業の形式的要件 的制約やその他の制約条件の範囲内で、個別具体的な目的を実 12.手法(2):発想法 現する施策・事業案を企画立案し、提案する能力(公共政策の 13.手法(3):政策手法 企画立案能力またはデザイン能力)を獲得することができる。 また、国や地方自治体の施策・事業案や、政党や利益集団な 14.実現:施策・事業案のよしあしを判断する基準 どによる政策提言について、そのよしあしを判断する能力を獲 15.まとめ 得することができる。 こうした能力を獲得することは、公共政策なくして成立・存 続し得ない現代社会に生きる市民・職業人として必要不可欠で あるし、選挙で候補者や政党が提示するマニフェストや政策実 績を評価して投票したり、政権に対する支持・不支持を政策か ら決定したり、国や自治体の施策・事業やそれらの案が自分や 自分が所属する組織にとってどのような意味を持つか考えたり する上で極めて重要である。 (科目名) 英文科目名: (担 当) 公共政策概論I(政策原論) 大島 和夫 The Outline of Public Policy Ⅰ (テキスト及び参考書) (授業計画) テキストはなく、参考文献は、ロバート・ライシュ「暴走する資 本主義」東洋経済新報社、エスピン・アンデルセン「福祉資本主 義の3つの世界」ミネルヴァ書房、ロナルド・コース「企業・市 場・法」東洋経済新報社 (成績評価の方法・基準) 期末に行われる筆記試験によって評価する。試験に本やノートの持ち込 みを認めない。明確な問題意識に基づいて一貫した論理で自分の考えを 記述した者は80点以上とし、関連する事柄について記述した者は60点以 上とする。関係のない事柄について記述した者は0点とする。 (履修条件・その他) 2年生以上 (授業概要/テーマ・目標) 公共政策とは個人や私企業ではなく、不特定多数の人々の利害 に関する問題を解決するための政策である。あるいは、人々が 共同で暮らすときに必要な事柄を解決するための政策である。 公共政策学とは、その政策の妥当性を検討する学問である。講 義では、公共政策に関するこれまでの議論を検討し、それを踏 まえて日本の現状に適合する公共政策のあり方を考えたい。教 科書はなく、私が作成したプリントを使用する。この授業で は、分析のツールとしての「法と経済学」を批判的に吟味す る。 2 単位 1.公と私、公共について考える 2.法規制の意味、公法と私法について考える 3.制度設計の理論が対象毎に異なること、および、 中間組織について学ぶ 4.公共政策の対象としてどのようなものがあるのか を学ぶ 5.市場の失敗について学ぶ 6.国家による私的自治の規制の意味・内容と問題点 について学ぶ 7.法と経済学について学ぶ 8.コースの定理について学ぶ 9.デムゼッツの財産権の理論について学ぶ 10.企業システムとコーポレート・ガバナンスについ て学ぶ 11.価値相対主義と功利主義について学ぶ 12.富の最大化理論と功利主義について学ぶ 13.社会契約論、自然法、人権について学ぶ 14.福祉国家の現実について検討する 15.福祉国家論について検討する 242 (科目名) 英文科目名: 公共政策概論II(政策規範) (担 当) 佐野 亘 The Outline of Public Policy Ⅱ (テキスト及び参考書) 2 単位 (授業計画) 1.政策規範とはなにか テキスト:佐野亘『公共政策規範』ミネルヴァ書房、2010年 2.古典的自由主義 3.現代的自由主義 4.自由主義に対する批判 (成績評価の方法・基準) 5.古典的功利主義 6.現代的功利主義(効率性基準) 平常点と試験にもとづき総合的に評価。 7.功利主義に対する批判 8.本質主義(卓越主義) (履修条件・その他) 9.本質主義(共同体主義) 10.本質主義(自然と文化) 特になし。 11.本質主義に対する批判 (授業概要/テーマ・目標) 12.応用問題(自由に対する制限) いかなる政策であれ、そのよしあしを判断しようとすれば、な 13.応用問題(分配の問題) んらかの価値基準が必要である。本講義では、そうした価値基 14.応用問題(政府によるサービス提供) 準として、どのようなものがありうるかを説明し、より適切な 15.まとめ 価値基準の探求を試みる。受講者は、本講義を通じて、暗黙の うちに想定されているさまざまな価値基準を明確に理解すると ともに、自分なりに、よりよい価値基準とは何かを考えるため の基礎的な知識を身につけることが期待される。 (科目名) 英文科目名: 地域社会論 (担 当) 青山 公三 Local Community Study (テキスト及び参考書) 2 単位 (授業計画) 1.「地域社会」とは?地域社会の認識、 地域社会のマトリックス 2.地域社会と公共政策、地域社会を構成する市民 3.地域社会とまちづくり (その1:まちづくりの事例) (成績評価の方法・基準) 4.地域社会とまちづくり クラス内での発言・参加度(30%) (その2:時事問題とディスカッション) 毎回の講義シート提出(50%) 5.地域社会と環境 講義シート未提出が4回以上に及ぶ者は不可 (その1:地域における環境問題を考える) 課題レポート(20%) 6.地域社会と環境 (履修条件・その他) (その2:地域における環境計画) 「地域社会」のあり方をクラスメートとディスカッションしなが 7.地域社会と安心・安全 ら学びたい人なら誰でも歓迎。 (その1:地域における危機管理) 8.地域社会と安心・安全 (授業概要/テーマ・目標) (その2:地域の安心・安全計画) 地域社会には様々なレベルがあり、それぞれの地域社会のレベ 9.地域社会と健康・福祉 ルの中で解決していくべき問題も異なる。 (その1:地域社会が取り組むべき健康・福祉) 本講では、そうした地域社会のレベルを念頭に置きつつ、地域 10.地域社会と健康・福祉 社会の形成と関連性のある諸課題(環境、健康・福祉、安心・ (その2:地域社会の健康・福祉計画) 安全、地域経済等)について、具体的に地域としてどのような 11.地域社会と経済 (その1:地域の経済活性化戦略) ことをどのように解決もしくは推進していくべきか、その解決 に向けて行政は何をすべきか、住民や企業、団体は何をすべき 12.地域社会と経済 (その2:農山村地域の経済活性化) か、等についてクラス内でのディスカッションを通じて考えて 13.地域社会と組織 いく。 (その1:地域の様々な組織) 全体の授業時間の約半分はクラス内でのディスカッションにあ 14.地域社会と組織 て、クラスメートとの活発な意見交換ができるようにする。残 (その2:地域組織とNPO) りの半分は、地域社会の諸課題についての講義とする。 15.地域社会論まとめ 参考資料などは必要に応じて配布、指示 243 (科目名) 英文科目名: 憲法I 浅田 訓永 Constitutinal Law Ⅰ (テキスト及び参考書) (成績評価の方法・基準) 期末試験で評価する。 なお、任意提出の作業課題を加点の対象とする。 (履修条件・その他) (授業概要/テーマ・目標) 受講生が「憲法について考える」に際して必要とされる「日 本国憲法の基本的人権保障規定の構造・内容に関する基本的理 解」を修得することを目標とする。講義の形式としては、判例 などの具体的事例を素材として,裁判所はどのような解決をし たのか、それに対して学説はどのような対応をしているのかを みながら、憲法上どのようなルールが形成されているのかを考 察する。 (科目名) 2 単位 (授業計画) 【テキスト】『憲法の基本』(尾形健ほか、法律文化社) 【参考書】初回時に説明する 英文科目名: (担 当) 憲法II 1.イントロダクション 2.人権総論 3.13条論 4.法の下の平等 5.思想良心の自由 6.信教の自由 7.政教分離 8.表現の自由(1) 9.表現の自由(2) 10.経済活動の自由 11.身体の自由・適正手続の法理 12.生存権 13.教育を受ける権利 14.参政権 15.救済権 (担 当) 浅田 訓永 Constitutinal Law Ⅱ (テキスト及び参考書) 【テキスト】『憲法の基本』(尾形健ほか、法律文化社) 【参考書】初回時に説明する (成績評価の方法・基準) 期末試験で評価する。 なお、任意提出の作業課題を加点の対象とする。 (履修条件・その他) (授業概要/テーマ・目標) 受講生が「憲法について考える」に際して必要とされる「日 本国憲法の統治機構関係規定の構造・内容に関する基本的理 解」を修得することを目標とする。具体的には、国家の仕組み がどのような歴史と思想を背景にして作られ、それが現在にお いてどのように機能しているかについての理解を深める。 (授業計画) 1.イントロダクション 2.憲法と立憲主義 3.憲法史 4.国民主権と天皇制 5.国会の地位と権限 6.国会議員の地位と特権 7.内閣とその権限 8.内閣総理大臣の権限と限界 9.裁判所とその権限 10.公平な裁判と裁判官の独立 11.違憲審査制 12.地方公共団体と地方自治 13.財政 14.平和主義 15.憲法改正 244 2 単位 (科目名) 英文科目名: (担 当) 行政法I 大田 直史 Administrative Law Ⅰ (テキスト及び参考書) (授業計画) テキスト:芝池義一編『判例行政法入門〔第5版〕』(有斐閣、2 010年) 参考書:芝池義一『行政法総論講義〔第4版補訂版〕』(有斐 閣、2006年) (成績評価の方法・基準) 定期試験の成績によって評価する。 (履修条件・その他) 行政法Ⅱも継続して履修することが望ましい。 (授業概要/テーマ・目標) 目標:我々の生活を取り巻き、テレビや新聞等を通じて日頃見 聞きしている行政にかかわる諸事象を、法的な視点で考えるた めの行政法の基礎的概念・考え方を修得することを目標とす る。 テーマ:行政法の基本原理と行政手続・情報公開法 行政法に属する多数の法令の個別的な解説ではなく、これら に共通する基本原理と仕組みを横断する行政法の総論のうち、 法治主義の原理、その例外と位置づけられる行政裁量、形式的 な法令の適用を修正する信頼保護の法理、法治主義の原理を補 完する比較的新しい行政手続法、および情報公開の法制度を対 象に講義する。 (科目名) 英文科目名: 2 単位 1.行政法とは――行政とは 2.行政法とは――行政法の法源 3.法治主義の原理――法律による行政 4.法治主義の原理――法律の留保の原則 5.行政裁量の意義 6.行政裁量に対する法的統制 7.信頼保護の法理(1) 8.信頼保護の法理(2) 9.情報公開――意義と法制定の経緯 10.情報公開――開示対象文書、開示の手続 11.情報公開――救済手続(不服申立・訴訟) 12.行政手続――意義と法制定の経緯 13.行政手続――申請に対する処分、不利益処分の手 続 14.行政手続――行政指導の手続き 15.行政手続――行政立法の手続き (担 当) 行政法II 大田 直史 Administrative Law Ⅱ (テキスト及び参考書) (授業計画) テキスト:芝池義一編『判例行政法入門〔第5版〕』(有斐閣、2 010年) 参考書:芝池義一『行政法総論講義〔第4版補訂版〕』(有斐 閣、2006年) (成績評価の方法・基準) 定期試験の成績によって評価する。 (履修条件・その他) 行政法Ⅰと連続して受講することが望ましい。 (授業概要/テーマ・目標) 目標:我々の生活を取り巻き、テレビや新聞等を通じて日頃見 聞きしている行政にかかわる諸事象を、法的な視点で考えるた めの行政法の基礎的概念・考え方を修得することを目標とす る。 テーマ:行政作用法 行政法に属する多数の法令の個別的な解説ではなく、これら に共通する基本原理と仕組みを横断する行政法の総論のうち、 行政組織法の基礎概念、行政行為を中心とする行政作用法につ いて講義する。行政組織法の基礎概念、行政行為の概念、類 型、効力、無効の行政行為、撤回・取消、付款、行政上の強制 執行、即時強制と行政行為以外の行為類型などについて講義す る。 1.行政組織法の基礎概念 2.行政行為――行政行為の概念 3.行政行為の類型 4.行政行為の効力(1) 5.行政行為の効力(2) 6.当然無効の行政行為 7.行政行為の職権取消 8.行政行為の撤回 9.行政行為の付款 10.行政上の強制執行 11.行政上の即時強制 12.行政上の制裁 13.行政計画 14.行政契約 15.行政指導 245 2 単位 (科目名) 英文科目名: (担 当) 財政学I 川勝 健志 Public Finance Ⅰ (テキスト及び参考書) 2 単位 (授業計画) テキストは使用せず、毎回レジュメを配布する。 参考書は、授業内で適宜紹介するが、さしあたり重森暁・鶴田廣 巳・植田和弘編『Basic現代財政学:新版』(有斐閣ブックス、2 003年)とする。 1.「財政学」とは何か(ガイダンス) 2.財政赤字の何が問題か 3.なぜ景気対策が効かなかったのか 4.不良債権処理が遅れたのはなぜか (成績評価の方法・基準) 5.公共事業の何が問題か 授業中のレポート 40点 (毎回実施:12回以上の提出に加 6.いかに公共事業政策を転換するか 点) 学期末試験 60点 (筆記試験:提出済レポート持込み 7.社会保障制度に内在する財政危機とは何か 可) 8.年金の何が問題なのか (履修条件・その他) 9.年金制度をいかに改革すべきか 本講義は、経済学に関する予備知識がない学生諸氏にも理解できるよう に心がけている。したがって、講義内容に関心があるすべての学生諸氏 10.高齢化に伴う医療費の膨張をどうするか を歓迎する。 11.地方自治体の財政赤字は国への財政依存!? (授業概要/テーマ・目標) 12.歳出の見直し論:「事業仕分け」はこれでいいの 本講義では、日本の財政および財政制度がいかなる問題を抱え か ているのか、また現在の財政危機を打開するためにいかなる改 13.消費税は増税すべきか 革案が提示・議論されているのか、というより実践的な面を重 14.グローバル化は税制にどのような影響を及ぼして 視して進める。また、より財政に対する問題意識を高め、理解 を深めるために、国内外の財政をめぐり、新聞紙上等で日々盛 いるのか 15.財政の持続可能性を考える んに議論されているホットなトピックについても適宜取り上 げ、解説する。 (到達目標) 本講義の目的は、大きくは2つある。1つは、財政危機を招い た政治経済的メカニズムや公共事業、年金制度改革に代表され る現行の財政制度改革の実態を認識することである。もう1つ は、その実態の検討を通じて、財政の基本的な仕組みとその動 態、社会の中で果たしている機能を学ぶことである。 (テーマ) 財政赤字と日本経済 (科目名) 英文科目名: (担 当) 財政学II 川勝 健志 Public Finance Ⅱ (テキスト及び参考書) 2 単位 (授業計画) 1.公共政策は財政学の課題(ガイダンス) 2.いまなぜ公共政策を問い直すのか 3.公共政策はどのような財政理論に基づき、どのよ うにして生まれたか (成績評価の方法・基準) 4.「市場の失敗」と「政府の失敗」 授業中のレポート 40点 (毎回実施:12回以上の提出に加 5.民営化、規制緩和、地方分権化、国際貿易・投資 点) 学期末試験 60点 (筆記試験:提出済レポート持込み の自由化は何をもたらすか 可) 6.公共性とは何か、公共政策はどのように設計され (履修条件・その他) るか 本講義は、経済学に関する予備知識がない学生諸氏にも理解できるよう に心がけている。したがって、講義内容に関心があるすべての学生諸氏 7.日本の公共政策は何が問題なのか、どのような改 を歓迎するが、「財政学Ⅰ」を履修していることが望ましい。 革が必要か (授業概要/テーマ・目標) 8.日本型公共政策の特徴と問題点 公共政策とは何か、またその望ましいあり方とはいかなるもの 9.公共事業とは何か、その欠陥はどこにあるか、ど か、という問いに答えるためには、財政を知らなければならな い。公共政策の領域は、産業政策、福祉政策、交通政策、環境 う改革するのか 政策、交通政策、文化政策、教育政策など広範に及ぶが、いず 10.どのような福祉・医療政策が求められるか れも財政支出を伴い、財政問題を伴うからである。したがって 本講義では、まず公共政策の基礎理論を資本主義の歴史的発展 11.地域開発が典型的な公共政策の欠陥といわれるの 過程の中で理解するために、その政治経済学的側面を解説す なぜか る。そして次に、日本の公共政策の歴史と現状を紹介し、その 実態を認識した上で、今後の公共政策の制度設計に関してどの 12.環境政策の歴史から何を学ぶべきか ような提言がなされているかを解説する。 13.「社会的共通資本」とは何か (テーマ) 14.社会的共通資本を支える税財政システムと公共政 財政学から公共政策へ (到達目標) 策 90年代以降、10数年に及ぶ長期経済停滞の大きな原因のひ とつに公共政策の失敗・ゆきづまりがあるといわれている。し 15.財政学から見た公共政策の今後の課題とは テキストは使用せず、毎回レジュメを配布する。 参考書は適宜紹介するが、さしあたり宮本憲一『公共政策のすす め』(有斐閣、1998年)とする。 たがって本講義は、財政学の基礎理論を学び、公共政策の失敗 を招いた政治経済的メカニズムを理解することによって、日本 の財政の現状と今後の公共政策の方向性を議論できる広い知識 と教養を身につけることを主たるねらいとしている。 246 (科目名) 英文科目名: ミクロ経済学I (担 当) 野口 剛 Microeconomics Ⅰ (テキスト及び参考書) 2 単位 (授業計画) テキスト なし。レジュメを配布します。 参考書 第1回目の講義時に、参考書一覧を配布します。 1.ガイダンス 2.経済学で最低限必要な数学1 3.経済学で最低限必要な数学2 4.経済学で最低限必要な数学3 (成績評価の方法・基準) 5.経済学入門1 6.経済学入門2 期末試験 85% 7.経済学入門3 平常点 15% 8.経済学入門4 (履修条件・その他) 9.消費者の理論1 10.消費者の理論2 なし。 11.消費者の理論3 (授業概要/テーマ・目標) 12.消費者の理論4 ミクロ経済学Iでは、経済学を初めて学ぶ方を対象に、経済学の 13.消費者の理論5 基本的な考え方や分析の枠組みを学びます。講義プランは以下 14.消費者の理論6 のとおりです。まず最初に、経済学や公務員試験で最低限必要 15.講義のまとめ なレベルの数学を復習します。その後、経済学を学ぶにあたっ ての基礎知識を習得します。この作業により経済学の考え方を 身につけた後、消費者の理論を勉強します。経済学は、講義を 聴講するだけではなかなか身につきません。問題を解くことで 理解が深まるという側面があります。したがって、高い頻度で 宿題を出します。その中でもぜひ押さえておきたい重要な問題 については講義で解説を行い、確実な知識の定着を目指しま す。 (科目名) 英文科目名: ミクロ経済学II (担 当) 野口 剛 Microeconomics Ⅱ (テキスト及び参考書) (授業計画) テキスト なし。レジュメを配布します。 参考書 ミクロ経済学Iで配布するリストを参照してください。 1.ガイダンス 2.生産者の理論1 3.生産者の理論2 4.生産者の理論3 (成績評価の方法・基準) 5.生産者の理論4 期末試験 70% 6.生産者の理論5 平常点 15% 7.生産者の理論6 冬休みレポート 15% 8.生産者の理論7 (履修条件・その他) 9.市場均衡1 10.市場均衡2 ミクロ経済学Iを履修していることを前提とします。 11.市場均衡3 (授業概要/テーマ・目標) 12.市場均衡4 ミクロ経済学IIは、ミクロ経済学Iの続編となります。講義プラ 13.不完全競争1 ンは以下のとおりです。ミクロ経済学Iでは消費者の理論を学習 14.不完全競争2 しましたので、次に生産者の理論を学習します。その後、消費 15.講義のまとめ 者と生産者の理論で学習したことを総合して、市場均衡の学習 を行います。ここまでは競争的な市場を前提に考察を進めてき ましたが、最後は競争的ではない市場についてまで視野を広げ て学習します。ミクロ経済学IIでも前期と同様に高い頻度で宿 題を出し、重要な問題については講義中に解説を行います。 247 2 単位 (科目名) 英文科目名: マクロ経済学I 磯部 智也 Macroeconomics Ⅰ (テキスト及び参考書) (成績評価の方法・基準) 理解度をそのたびにチェックした上で、レポート提出 (履修条件・その他) (授業概要/テーマ・目標) 国民所得概念の理解と、マクロ経済モデルの構築。 (科目名) 2 単位 (授業計画) 必要に応じてプリントなど配布する。 英文科目名: (担 当) マクロ経済学II 1.国民所得概念の理解① 2.国民所得概念の理解② 3.マクロ経済学とミクロ経済学の区別 4.均衡概念 5.ケインズ経済学;有効需要論・乗数理論 6.ケインズ経済学;流動性選好説 7.ケインジアンの経済学;IS−LM分析 8.産業連関分析①;これに当たっては、進度は受講 生の理解度にあわせて授業を行う。課題は、中間需要 ・投入概念、投入係数、誘発(逆行列)係数、輸入係 数など 9.産業連関分析② 10.産業連関分析③ 11.産業連関分析④ 実際に日本の産業連関表を用いて政策分析をす る。 12.産業連関分析⑤ ④とおなじ 13.レポートの作成 14.レポート報告 15.総括 (担 当) 磯部 智也 Macroeconomics Ⅱ (テキスト及び参考書) 藤川清史 『産業連関分析入門』 日本評論社 (成績評価の方法・基準) レポートを報告することによって決める (履修条件・その他) (授業概要/テーマ・目標) 前期でマスターした産業連関分析をさらに発展させ、実践化を はかる 2 単位 (授業計画) 1.Ⅰの復習 2.産業構造の要因分析①:概念 3.産業構造の要因分析②;輸入係数 4.価格構造変化分析 5.地域産業連関表①:概念 6.地域産業連関分析②;各自のテーマの設定、情報 収集 7.地域産業連関分析③;各自のデータをもとに分析 8.地域産業連関分析④;結果報告 9.討論 10.国際産業連関分析①:概念 11.国際産業連関分析②:対欧米 12.国際産業連関分析③:対アジア 13.国際産業連関分析④:レポート作成 14.報告 15.総括 248 (科目名) 英文科目名: (担 当) 民法総則1 立石 直子 Civil Law,General Provision Ⅰ (テキスト及び参考書) (授業計画) 授業はレジュメを配布して進めます。テキストとして、川井・遠 藤編「民法基本判例集」勁草書房を用意してください。六法は必 携です。参考書は、内田貴 『民法I』(第4版、2008年 東京大 学出版会)ほか。詳しくは初回授業で紹介します。 (成績評価の方法・基準) 定期試験による。 (履修条件・その他) (授業概要/テーマ・目標) 民法入門として,また私法の一般法としての民法の位置づけ や、民法の歴史,民法の基本原則,民法の適用と解釈などにつ いて理解し、民法典第一編「総則」の基礎的な概念を習得する ことが目標です。 民法のなかでも総則は抽象的な内容が多く、難しく感じること も多いかと思います。条文の果たしている役割や理論を、実際 の裁判例や社会の実情に即して、具体的にイメージしやすく説 明していきます。民法の入り口でつまずかないよう、一緒に頑 張っていきましょう。 (科目名) 英文科目名: 2 単位 民法総則2 1.民法とは何か、民法の基本原則 2.権利の主体①(自然人) 3.権利の主体②(自然人) 4.権利の主体③(法人)、権利の客体(物の定義) 5.法律行為 6.意思表示1 7.意思表示2 8.意思表示3 9.代理1 10.代理2 11.無効と取消し 12.条件・期限・期間 13.時効1 14.時効2 15.総括・調整日 (担 当) 大島 和夫 Civil Law,General Provision Ⅱ (テキスト及び参考書) (授業計画) 1.債権の目的 2.債権の効力 3.責任財産の保全 4.債権者代位権 (成績評価の方法・基準) 5.債権者取消権 学期末の筆記試験で判定します。試験の持ち込みは認めません。 6.多数当事者の債権関係 その1 2問とも書けていれば80点以上、1問につき必要な論点に触れ 7.多数当事者の債権関係 その2 ていれば60点です。 8.債権譲渡 (履修条件・その他) 9.債務引受 10.債権の消滅 弁済、代位弁済 公共政策学部の2年生以上 11.債権の消滅 相殺、更改、免除、混同 (授業概要/テーマ・目標) 12.消費貸借、使用貸借 民法総則2となっていますが、私の手違いで学生のみなさんに 13.賃貸借 ご迷惑をおかけしています。総則は民法総則1で、すべてカバ 14.借地借家法 ーし、この授業では、契約法でカバーできていない、債権総論 15.農地をめぐる法関係 の残りと、契約各論の残りを扱います。前期に総則を受講し、 携帯用の六法と勁草書房の民法基本判例集が必要です。 そのほかのテキストは、プリントにして配ります。 後期に契約法を受講している学生であれば、十分に理解できる 内容となっています。 249 2 単位 (科目名) 英文科目名: 物権法 (担 当) 瀬々 敦子 Property Law (テキスト及び参考書) 2 単位 (授業計画) 1.物権法序説 テキスト:内田貴 『民法I』(第4版、2008年 東京大学出版 2.物とは何か 会) 民法判例百選 I 総則・物権(第6版 2009年 有斐閣) 3.所有権の内容 4.所有権の効力 (成績評価の方法・基準) 5.所有権の取得1―取得時効― 授業参加(出欠を含む)、小テスト、レポート、期末試験で総合的 6.所有権の取得2―その他の原始取得― に評価する。出席が7割に 7.共同所有関係 満たない者については単位を認定しない。 8.占有権1―占有権の効力― (履修条件・その他) 9.占有権2―占有訴権― 民法総則(または民法総則を含む講義)を履修または自習してい 10.物権変動1―序説― ること。 11.物権変動2―不動産登記制度― (授業概要/テーマ・目標) 12.物権変動3―不動産物権変動における対抗要件主 授業概要:物権法は、人と物の関係を規律するものである。 義― 所有権を中心とした様々な物権について学習していくことにな 13.物権変動4―動産物権変動の対応要件主義― るが、近代的所有権とは、封建制度から人々が解放され、絶対 14.物権・債権・私権総括 的な所有権を市民が有することが可能になったという、歴史的 意義の大きいものであり、それが今日どのように変容してきた 15.まとめ かについて、人格権としての物権的請求権という極めて現代的 な問題も含めて広い視野から学んでいくことはきわめて重要で ある。また、理論と実践の架橋という観点から、登記簿謄本な ど生の資料を多用し、法務局への見学も実施する予定である。 到達目標:民法物権編の基本的・総合的な理解。それに基づく 実務的な応用能力を習得し、さらに、担保法履修への基礎を築 く。 (科目名) 英文科目名: 担保物権法 (担 当) 瀬々 敦子 Security Law (テキスト及び参考書) (授業計画) テキスト:内田貴『民法III』(第三版 2005年 東京大学出版 会) 民法判例百選 I および II (第6版 2009年 東京大学出 版会) 1.保証1―保証の種類・法的性質― 2.保証2―保証契約当事者の関係― 3.多数当事者の債権債務関係 4.抵当権1―序説― (成績評価の方法・基準) 5.抵当権2―目的物― 授業参加(出欠を含む)、小テスト、レポート、期末試験で総合的 6.抵当権3―物上代位、法定地上権― に評価する。出席が7割に 7.抵当権4―実行前の抵当権の効力― 満たない者については単位を認定しない。 8.抵当権5―抵当権の実行― (履修条件・その他) 9.抵当権6―根抵当権― 民法総則・物権法・契約法(またはそれを含む科目)を全て履修 10.質権 または自習していること。 11.法定担保物権1―留置権― (授業概要/テーマ・目標) 12.法定担保物権2―先取特権― 授業概要:本講義は、タイトルが「担保物権法」となっている 13.非典型担保1―譲渡担保― が、物的担保すなわち担保物権のみならず、保証等の人的担保 14.非典型担保2―仮登記担保等― についても取り扱う。民法典の中では、保証は、多数当事者の 15.まとめ 債権債務関係の一つとして位置付けられているが、機能的に は、債務の弁済を確実にするために用いられる法的手段という 同一の目的をもち、あわせて講義を行う方がより理解しやすい ものと考えられる。ただし、債務者の責任財産の量的増加を図 る人的担保と、責任財産の一部に優越的・排他的な担保権を設 定する物的担保は、法的構成を全く別異にするものであり、そ れぞれについて詳細に検討することが必要である。理論と実務 の架橋という観点から、契約書や不動産競売に関する文書等、 生の資料を多用し、法務局または裁判所の見学も予定してい る。 到達目標:担保法制について、基礎的能力ならびに実務におけ る応用能力を身につける。現実に発生している問題の解決能力 も養う。 250 2 単位 (科目名) 英文科目名: (担 当) 契約法 大島 和夫 Law of Contract (テキスト及び参考書) (授業計画) 1.動産の物権変動 川井・遠藤編「民法基本判例集」第2版 勁草書房 ポケットまたはデイリー六法2010年版、その他の六法も可 2.契約序論 (成績評価の方法・基準) 年度末に行う筆記試験によって評価する。試験の際に本やノートの持ち 込みを認めない。出題された問題2問に対して、必要な事項につき述べ たうえで、自分の考え方を記述しなければならない。基準は2問とも必 要な論点を書いた者は90点以上、片方につき重要事項を書いた者は80点 前後、片方についてのみ最低限のことを書いた者は60点とする。 (履修条件・その他) 公共政策学部2年生以上 (授業概要/テーマ・目標) 契約を規律する日本の法制度の基本的な仕組みを学習すること を通じて、日本の社会における市民的自立について考える。民 法等における契約の基本的なルールと判例を扱う。出席評価は 行わないが、受講者の名前を覚えるために、名簿に従って名前 を呼ぶ。受講者は毎回、指定された判例を読んできて討論に参 加して下さい。 (科目名) 英文科目名: 2 単位 3.契約の成立 4.契約の履行の仕方の1 5.契約の履行の仕方の2 6.同時履行の抗弁と給付の不能 7.危険負担 8.債務不履行 9.受領遅滞 10.供託と履行の強制 11.損害賠償の1 12.損害賠償の2 13.契約の解除 14.売り主の担保責任 15.その他の契約 (担 当) 社会政策I 小沢 修司 Social Policy Ⅰ (テキスト及び参考書) (授業計画) [参考書]『福祉社会と社会保障改革−ベーシック・インカム構 想の新地平−』(小沢修司、高菅出版) (成績評価の方法・基準) 定期試験 (履修条件・その他) とくになし。 (授業概要/テーマ・目標) 社会政策は、市場経済の限界や市場経済が生み出す弊害か ら、労働者を保護し、国民生活のリスクを社会的に軽減、防止 する目的で発達してきたものであり、広くは社会問題に対処す る社会生活に関わる公共政策ということができる。本講義で は、社会政策の原理と歴史的展開を「福祉国家の生成と発展」 という視点から概説し、1980年代以降の「福祉国家の動揺」と 「福祉社会」状況への移行、雇用・労働市場ならびに家族や社 会保障制度の変化、社会保障の費用と負担の視点から、これか らあるべき社会政策のあり方を検討する。 2 単位 1.社会政策とは 2.福祉国家の起源 3.福祉国家の類型的把握 4.福祉国家から福祉社会へ 5.「企業社会」と社会保障 6.労働基準からみた社会政策 7.賃金と社会政策 8.労働時間と社会政策 9.労働市場と社会政策 10.いま何故社会保障改革か①労働ならびに家族の変 化の視点から 11.いま何故社会保障改革か②男女共同参画と税制= 社会保障制度の転換 12.国民負担からみた社会保障改革① 13.国民負担からみた社会保障改革② 14.国民負担からみた社会保障改革③ 15.これからの社会政策は 251 (科目名) 英文科目名: (担 当) 社会政策II 小沢 修司 Social Policy Ⅱ (テキスト及び参考書) 2 単位 (授業計画) 1.ベーシック・インカム(以下、BI)構想とは? [参考書]『福祉社会と社会保障改革−ベーシック・インカム構 2.BI構想の系譜と新展開の背景 想の新地平−』(小沢修司、高菅出版) 3.BI構想の諸類型(BI、負の所得税、参加所 得) (成績評価の方法・基準) 4.労働の変容と所得保障①ソフト化社会、ポスト工 業化社会とBI レポート提出。 5.労働の変容と所得保障②貧困・社会的排除とBI 6.労働の変容と所得保障③ワークフェアとBI (履修条件・その他) 7.労働の変容と所得保障④ 8.家族の変容と所得保障①社会保障とジェンダー とくになし。 9.家族の変容と所得保障②家族の「再建」とBI (授業概要/テーマ・目標) 10.地域の再生とBI 本講義では、社会政策Ⅰを踏まえつつ、「福祉国家から福祉 11.農業・環境政策とBI 社会へ」の移行を促した社会経済状況の変化について、とくに 12.日本におけるBIに至る道① 「労働」と「家族」の変化という視点から整理して説明しなが 13.日本におけるBIに至る道② ら、21世紀型の新しい社会政策として注目されつつあるベーシ ック・インカム構想について詳述し、人間生活を支える公共政 14.BIのある社会を構想する①資本主義と「福祉国 家」 策のあり方を検討する。 15.BIのある社会を構想する②BIと福祉社会 (科目名) 英文科目名: (担 当) 公共経済学I 菅原 宏太 Public Economics Ⅰ (テキスト及び参考書) (授業計画) 特定の図書をテキストとは指定せず、配布するレジュメをベース として講義を進める。ただし、レジュメは基本的に柴田弘文・柴 田愛子『スタンダード経済学シリーズ 公共経済学』(東洋経済 新報社、1988)をベースとしている。 (成績評価の方法・基準) ミニレポート・練習問題:20%(講義期間中に2,3回実施) 学期末試験:80%(記述式) (履修条件・その他) ミクロ経済学についての基礎的な知識を持っていることが望ましい。講 義内容の理解をより深めるためには、財政学や政治学と併せて本科目を 履修することが望ましい。 (授業概要/テーマ・目標) 【授業概要】 本講義では、政府や地方自治体といった公共部門の経済活動 (公共支出、租税、市場規制など)が必要とされるのは何故 か、そして、一方で時にそれが失敗してしまうのは何故かにつ いて、経済学のフレームワークを用いて解説する。 中でも、「公共経済学Ⅰ」では、競争市場において効率的に 資源が配分されない状況(外部性、公共財)について考察し、 公共部門による解決策とその課題について議論する。本講義の 詳細内容は授業計画のとおりであるが、受講生の経済学につい ての予備知識等に応じて若干の変更を伴う。 【テーマ】 公共部門による資源配分 【到達目標】 「外部性」は、現実の様々な経済問題を読み解くための重要 な概念である。その意味を理解し、どのような外部性が生じて いるのかという観点から経済問題を考える視点を身に付けるこ とが、本講義のねらいである。 2 単位 1.経済学および公共経済学の考え方(ガイダンス) 2.ミクロ経済学の基礎1(消費財市場と生産要素市 場) 3.ミクロ経済学の基礎2(一般均衡と社会厚生) 4.外部性1(外部性の概念、消費に伴う外部性) 5.外部性2(生産に伴う外部性) 6.外部性3(共有地問題) 7.外部性の内部化1(コースの定理) 8.外部性の内部化2(ピグー税) 9.外部性の内部化3(被害者による自己防衛) 10.公共財1(公共財の特徴と市場の失敗) 11.公共財2(公共財の最適供給) 12.公共財3(自発的供給メカニズム 13.公共財4(需要顕示誘導策) 14.準公共財1(規模の経済による市場の失敗) 15.準公共財2(地方公共財とクラブ財) 252 (科目名) 英文科目名: (担 当) 公共経済学II 菅原 宏太 Public Economics Ⅱ (テキスト及び参考書) (授業計画) 特定の図書をテキストとは指定せず、配布するレジュメをベース として講義を進める。ただし、レジュメは基本的に柴田弘文・柴 田愛子『スタンダード経済学シリーズ 公共経済学』(東洋経済 新報社、1988)をベースとしている。 (成績評価の方法・基準) ミニレポート・練習問題:20%(講義期間中に2,3回実施) 学期末試験:80%(記述式) (履修条件・その他) ミクロ経済学についての基礎的な知識を持っていることが望ましい。公共経済学 Ⅰを既習していることが望ましい。講義内容の理解をより深めるためには、財政 学や政治学と併せて本科目を履修することが望ましい。 (授業概要/テーマ・目標) 【授業概要】 本講義では、政府や地方自治体といった公共部門の経済活動 (公共支出、租税、市場規制など)が必要とされるのは何故 か、そして、一方で時にそれが失敗してしまうのは何故かにつ いて、経済学のフレームワークを用いて解説する。 中でも、「公共経済学Ⅱ」では、所得再分配についての経済 学的評価と公共部門の政策決定における集団的意思決定メカニ ズムについて主に考察する。本講義の詳細内容は授業計画のと おりであるが、受講生の経済学についての予備知識等に応じて 若干の変更を伴う。 【テーマ】 所得再分配政策、公共選択 【到達目標】 本講義のねらいは次の二つである。第一に、政府が行う社会 保障政策や租税政策について、経済学的に評価する考え方を身 に付けることである。第二に、政策決定における政治家・利益 集団・官僚の目的と行動を理解することである。 (科目名) 英文科目名: 2 単位 行政学 1.公共選択論から見た日本の所得格差(ガイダン ス) 2.所得再分配1(市場による分配とその評価) 3.所得再分配2(幾つかの社会厚生基準と再分配) 4.所得再分配3(パレート基準による再分配) 5.租税政策と非効率1(消費税と超過負担) 6.租税政策と非効率2(所得税と超過負担) 7.再分配政策と非効率(規制や補助金による死重的 損失) 8.集団的意思決定1(投票ルールとパレート最適) 9.集団的意思決定2(投票のパラドックス) 10.投票戦術 11.代議員制民主主義 12.利益集団とレントシーキング1(集団行為行動と 「レント」) 13.利益集団とレントシーキング2(規制とレントシ ーキング) 14.官僚行動と予算規模 15.公共選択論から見た地方分権 (担 当) 佐野 亘 Public Administration (テキスト及び参考書) 参考書:真渕勝『行政学』 (成績評価の方法・基準) 定期試験などにもとづき総合的に評価。 (履修条件・その他) 特になし。 (授業概要/テーマ・目標) ある政策がうまくいくためには、適切な立案と実施が不可欠で ある。そして、実際の政策立案・実施過程のあり方について理 解しようとすれば、行政の現状について学ぶ必要がある。本講 義では、行政における実際の政策立案や実施がどのように行わ れているかに特に注意しながら、行政とそこに関わるさまざま なアクター、またそれらとの関係、さらには、そうした関係を 捉える視点や学説を紹介し、行政学についての基本的な理解を 身につけることを目標とする。 (授業計画) 1.はじめに(行政学とは) 2.国家公務員の採用・昇進・退職 3.内閣と中央省庁 4.行政ネットワーク 5.行政管理と行政改革 6.官民関係 7.予算編成と決算 8.特別会計と財政投融資 9.行政責任 10.地方自治 11.中央地方関係 12.官僚制論 13.政策過程論 14.日本的行政システム 15.まとめ 253 2 単位 (科目名) 英文科目名: 政策過程論 足立 幸男 Policy Process (テキスト及び参考書) (成績評価の方法・基準) 定期試験による (履修条件・その他) (授業概要/テーマ・目標) 本講義では、公共政策を分析・デザインしようとする者に求め られる知識・技能・資質がどのようなものであるかを解説す る。ただ、講義回数が15回しかないので、以下の三つのテー マに絞ってお話しようと思う。 (1)公共政策デザインに対する制約条件 (2)政策過程のダイナミズム (3)公共政策デザイン指針 (科目名) 2 単位 (授業計画) テキスト 足立幸男『公共政策学とは何か』(ミネルヴァ書房) 英文科目名: (担 当) 政策評価I 1.公共政策デザインに対する制約条件(総論) 2.政治の産物としての公共政策 3.価値観の相克 4.不確実性の存在 5.政策過程のダイナミズム(総論) 6.集合的意思決定過程としての政策過程 7.権力構造アプローチ 8.合理主義アプローチ 9.過程アプローチ 10.心理学的アプローチ 11.公共政策デザイン指針(総論) 12.社会計画の思想 13.究極の公共的価値の探究 14.政治の擁護 15.政策決定のコンテキスト (担 当) 窪田 好男 Policy Evaluation Ⅰ (テキスト及び参考書) (テキスト) なし (参考書) 『公共部門の評価と管理』晃洋書房 『「政策評価」の理論と技法(増補改訂版)』多賀出版 『日本型政策評価としての事務事業評価』日本評論社 『評価論を学ぶ人のために』世界思想社 (成績評価の方法・基準) 定期試験(100%) ただし期末レポートで代替する可能性がある。 (履修条件・その他) 政策評価論Ⅱを履修することが望ましい。 (授業概要/テーマ・目標) この科目を受講することにより、学習者は、公共部門におけ る評価の理論・手法、制度、課題について知識を獲得すること ができる。国や地方自治体などの公共部門における評価には、 どのような目的があるのか、どのような社会的な期待があるの か、どのような手法があるのか、国や地方自治体における評価 の制度としてどのようなものがあり、その導入背景、意義、限 界はどのようなものであるか、さらに、公共部門における評価 の理論・手法には現在どのような課題があるのか、学習者はこ うした知識を獲得することができる。 こうした知識を獲得することは、公共政策なくして成立・存 続し得ない現代社会に生きる市民・職業人として重要である し、公務員として評価の実務に携わる上でも極めて重要であ る。また、国や地方自治体の評価制度を活用することにより、 政策デザインや政策研究の質を向上させることもできる。 2 単位 (授業計画) 1.ガイダンス 2.公共部門における評価の必要性、目的、期待 3.セオリー評価 4.プロセス評価 5.業績測定 6.インパクト評価(1):実験計画法 7.インパクト評価(2):疑似実験計画法 8.費用便益分析 9.合衆国における評価の展開(1):PPBSと判決型 のプログラム評価 10.合衆国における評価の展開(2):分析型のプロ グラム評価とNPM型業績測定 11.英連邦諸国における評価の展開 12.自治体評価(1):事務事業評価システム 13.自治体評価(2):時のアセスメントとベンチマ ーク 14.府省の政策評価制度 15.外部評価による客観性の担保 254 (科目名) 英文科目名: 政策評価II 窪田 好男 Policy Evaluation Ⅱ (テキスト及び参考書) (テキスト) なし (参考書) 『公共部門の評価と管理』晃洋書房 『「政策評価」の理論と技法(増補改訂版)』多賀出版 『日本型政策評価としての事務事業評価』日本評論社 『評価論を学ぶ人のために』世界思想社 (成績評価の方法・基準) 授業中のミニレポートおよび定期試験(100%) ただし期末レポートで代替する可能性がある。 (履修条件・その他) 政策評価論Ⅰを履修済であることが望ましい。 (授業概要/テーマ・目標) この科目では、自治体評価の評価者や外部評価者、事業仕分 けの仕分け人の作業を疑似体験する。政策評価論Ⅰに引き続 き、この科目を受講することにより、学習者は、政策評価論Ⅰ で獲得した知識をより深く定着させることができるとともに、 国や地方自治体が導入している評価制度の下で、既存の手法で 評価ができるという能力を獲得できる。また、それらの限界に ついて知ることができる。 こうした知識を獲得することは、公共政策なくして成立・存 続し得ない現代社会に生きる市民・職業人として重要である し、公務員として評価の実務に携わる上でも極めて重要であ る。また、国や地方自治体の評価制度を活用することにより、 政策デザインや政策研究の質を向上させることもできる。 (科目名) 英文科目名: (担 当) 社会保障論I (授業計画) 1.構造改革特区の評価 2.環境評価:費用便益分析との関連で 3.大学評価・学校評価:業績測定との関連で 4.事業仕分け 5.次世代評価の模索:市民評価・参加型評価 6.次世代評価の模索:客観指標と市民満足指標 7.次世代評価の模索:業務日報 8.自治体評価の疑似体験(1) 9.自治体評価の疑似体験(2) 10.外部評価委員会の疑似体験(1) 11.外部評価委員会の疑似体験(2) 12.事業仕分けの疑似体験(1) 13.事業仕分けの疑似体験(2) 14.「政策評価の定着と発展に向けた7つの提案」に ついて 15.政策評価と政治 (担 当) 中島 正雄 Social Security Ⅰ (テキスト及び参考書) 2 単位 2 単位 (授業計画) 1.ガイダンス ― 講義概要の説明 現代社会と社会保障(1) 社会保障前史、救貧法から社会保障へ 2.現代社会と社会保障(2) 日本における社会保障制度の展開、社会保障理念 (成績評価の方法・基準) の発達 3.現代社会と社会保障(3) 学期末試験の成績および授業の出席状況にもとづいて判定する。 社会保障の概念と範囲、社会保障財政の仕組み 4.現代社会と社会保障(4) 人口の高齢化と社会保障財政、生存権・最低生活 (履修条件・その他) の制度的保障 5.現代社会と社会保障(5) 社会保障論Ⅱをあわせて履修することが望ましい。 所得の再分配機能、現代社会における社会保障の 課題 (授業概要/テーマ・目標) 6.社会保障制度の体系 ― 概観 社会保障制度の歴史的発展と社会保障の理念の発達について 7.社会保障を構成する各制度の概要(1) 理解を深め、現代社会における社会保障の役割・機能、課題に 年金保険 ついて考察する。また、社会保障制度の体系および各制度の概 8.社会保障を構成する各制度の概要(2) 要について理解する。 医療保険 9.社会保障を構成する各制度の概要(3) 講義レジュメにそって、講義を進める。 介護保険 10.社会保障を構成する各制度の概要(4) 労災保険 11.社会保障を構成する各制度の概要(5) 雇用保険 12.社会保障を構成する各制度の概要(6) 家族手当(児童手当) 13.社会保障を構成する各制度の概要(7) 公的扶助 14.社会保障を構成する各制度の概要(8) その他関連制度 15.総括 講義の中で、必要に応じて指示する。 255 (科目名) 英文科目名: (担 当) 社会保障論II 中島 正雄 Social Security Ⅱ (テキスト及び参考書) (授業計画) 1.ガイダンス ― 講義概要の説明 日本の年金保険制度とその具体的内容(1) 年金保険制度の沿革と体系 2.日本の年金保険制度とその具体的内容(2) 国民年金① 保険給付の種類と内容 3.日本の年金保険制度とその具体的内容(3) 国民年金② 保険財政、問題点と課題 4.日本の年金保険制度とその具体的内容(4) 厚生年金① 保険給付の種類と内容 5.日本の年金保険制度とその具体的内容(5) 厚生年金② 保険財政、問題点と課題 6.日本の年金保険制度とその具体的内容(6) 各種共済組合の年金 7.日本の医療保険制度とその具体的内容(1) 健康保険① 保険給付の種類と内容 8.日本の医療保険制度とその具体的内容(1) 健康保険② 保険財政、問題点と課題 9.日本の医療保険制度とその具体的内容(2) 各種共済組合の医療保険 10.日本の医療保険制度とその具体的内容(3) 国民健康保険① 保険給付の種類と内容 11.日本の医療保険制度とその具体的内容(4) 国民健康保険② 保険財政、問題点と課題 12.日本の医療保険制度とその具体的内容(5) 高齢者医療制度 13.公的施策と民間保険 14.社会保障の実施体制および専門職 15.総括 講義の中で、必要に応じて指示する。 (成績評価の方法・基準) 学期末試験の成績および授業の出席状況にもとづいて判定す る。 (履修条件・その他) 社会保障論Ⅰをあわせて履修することが望ましい。 (授業概要/テーマ・目標) 日本の年金保険制度と医療保険制度を取り上げ、その詳細を 講じ、受講生が正確な知識を修得することを目標とする。 民間保険と社会保険との関係、社会保険の管理運営体制を中 心とする社会保障の実施体制および社会保障の専門職について 理解を深める。 講義レジュメにそって、講義を進める。 (科目名) 英文科目名: 2 単位 (担 当) 社会福祉法制 山田 耕造 Legal System of Social Welfare (テキスト及び参考書) 教科書 山田耕造編『テキストブック現代社会福祉法制』法律文化社、2 007年 ミネルヴァ書房編集部編『社会福祉小六法 2010』ミネルヴ ァ書房、2010年 (成績評価の方法・基準) 期末試験の成績によって評価し、60点以上を合格とする。 (履修条件・その他) 「福祉社会概論」を履修していること。 (授業概要/テーマ・目標) 児童福祉制度等の社会福祉サ−ビスに関係する諸制度はすべ て法律に基づいていることから、社会福祉制度を知るにはそれ らに関係する諸法について一定の知識を有していることが不可 欠である。 本講義では、まず、社会福祉制度に関係する重要な法につい て概観する。 次いで、1997年の介護保険法の制定以降、社会福祉サ− ビス利用者の権利保障に関する諸制度の重要性・必要性がいわ れていることを踏まえて、社会福祉サ−ビス利用者の権利保障 に関する諸制度(権利擁護制度、成年後見制度、苦情解決制 度、不服申立制度)とその関連法等について概観する。 2 単位 (授業計画) 1.社会福祉制度と日本国憲法 2.社会福祉制度と民法 3.社会福祉制度と行政法 4.社会福祉に関する法制度の体系 5.社会福祉法 6.児童および一人親家庭に対する福祉サ−ビス関係 法−児童福祉法、母子及び寡婦福祉法等 7.障害者に対する福祉サ−ビス関係法−障害者自立 支援法、身体障害者福祉法、知的障害者福祉法、精神 保健及び精神障害者の福祉に関する法律等 8.高齢者に対する福祉サ−ビス関連法−老人福祉 法、介護保険法、高齢者の医療の確保に関する法律等 9.福祉サ−ビス利用者の権利保障制度とは 10.福祉サ−ビス利用援助制度と社会福祉法 11.成年後見制度と民法・任意後見契約に関する法律 12.苦情解決制度と社会福祉法・介護保険法 13.不服申立制度と行政不服審査法等 14.福祉サ−ビス利用者の権利擁護に関わる組織・団 体 15.福祉サ−ビス利用者の権利擁護に関わる専門職 256 (科目名) 英文科目名: (担 当) 金融論I 松本朗 Financial System Law (テキスト及び参考書) 2 単位 (授業計画) 1.イントロダクション(講義のテーマ・目標・内容・進め 松本朗『入門 金融経済―通貨と金融の基礎知識と制度―』駿河 方)、履修の仕方・心構え、試験についてなど) 2.通説的に金融を考える(金融仲介、直接金融、間接金 台出版社 融、金融革新、通説への疑問) 3.貨幣の本質と機能 (1)(商品交換とは何か。貨幣の 発生の必然性―商品の価値と価値表現、機能面からみた貨 (成績評価の方法・基準) 幣) 4.貨幣の本質と機能 (2)(価値尺度、流通手段、蓄蔵 出席および期末試験 貨幣、支払手段、世界貨幣 5.信用と現代のマネー (信用の本質、信用貨幣、ペイメ ントシステム、貨幣金の節約) 6.資本 (資本とは何か、資本の運動の特徴、商品の価値 (履修条件・その他) 特になし。経済学に関する基礎的な科目を履修しておくと都合が 構成、利潤率) 7.信用(信用とは何か。信用の機能、資本の運動と信用取 よいでしょう。 引) 8.利子生み資本 (利子生み資本の本質、利子率、企業者 (授業概要/テーマ・目標) 利得) 本講義のテーマ:金融理論の基礎を学び、現代の貨幣金融問題 9.銀行の理論(1)(銀行とは何か、銀行の第一の側面: を考える 貨幣取り扱い資本) 本講義の概要:現代経済を考える場合、貨幣金融問題は避けて 10.銀行の理論(2)(銀行とは何か、銀行の第二の側面: は通れない重要な問題です。本講義では、社会経済学の視点か 信用創造、銀行の特殊性:貨幣供給機関としての銀行) ら金融の基礎理論と経済学の基礎を同時に学んでいきます。さ 11.金融市場と銀行 (金融市場の種類、金融市場の役割、 短期金融市場と長期金融市場、長期金利と短期金利、イール らにその理論によって現代の貨幣金融問題をどのように解明で ドカーブ) きるのかを考察していきます。講義では、貨幣の本質と機能か 12.中央銀行(中央銀行とは何か、中央銀行の独立性―国家 ら始まり、銀行論および中央銀行論そして金融政策の基礎へと ・政府と中央銀行の関係―、管理通貨制と中央銀行) 13.金融政策 (1)(金融政策の目標、金融政策の三つの 学んでいきます。 手段―公定歩合政策、公開市場操作、預金準備率操作―) 本講義の目標: *金融論の基礎理論の習得およびその応用。社会経済学の基 礎理論の習得 *社会経済学のスタンスで現在の貨幣金融問題を考える基礎 力を養うこと *貨幣、銀行、中央銀行の本質を理解する *マネーサプライとは何か。金融政策とは何かについて理解 すること (科目名) 英文科目名: 14.金融政策 (2)(中央銀行はどのように金融政策を行 っているのか。金融政策の手段の関係はどのようになってい るのか) 15.今日の金融政策(非伝統的金融政策)について考える (ゼロ金利政策、量的緩和政策、時間軸効果、国債引き受 け) (担 当) 金融論II 松本朗 Financial Transaction Law (テキスト及び参考書) (授業計画) 松本朗『入門 金融経済―通貨と金融の基礎理論と制度―』駿河 台出版社。 その他、参考書は講義中に指示します。また、適宜プリントを配 ります。 (成績評価の方法・基準) 出席点及び定期試験 (履修条件・その他) 金融論Iを履修していることが望ましい。また経済系の基礎科目 を履修しておくと理解の手助けになる (授業概要/テーマ・目標) 講義のテーマ:金融制度と金融政策をまなび、日本経済の現状 を考える基礎をつけよう 授業の目的 本講義の目的の第一は、日本の金融制度の歴史と現状を学ぶこ とです 第二の目的は、資本市場(株式や債券)をめぐる基礎理論を学 ぶことです。その場合キーワードになるのが擬制資本です 第三の目的は、日本と世界経済の現状について金融の目から考 える力をつけることです 授業の到達目標 1)金融制度の理論と現状をきちんと理解できていること 2)資本市場をめぐる制度、仕組み、基礎理論について理解で きていること 3)基本的な知識を使って現代の金融問題について自分なりの 考えを持ち、評価できること 授業のキーワード 金融政策、金融制度、資本市場、株式、債券、擬制資本、創業 者利得、バブル経済、不良債権、地代 2 単位 1.戦後日本の金融制度(1)戦後の日本の金融制度の特徴(1945年∼高 度成長期) 戦後復興から高度成長に至るまでの日本の金融制度の特徴と経済成長に果 たした役割を学びます 2.戦後日本の金融制度(2)戦後の日本の金融制度の特徴(金ドル交換 停止から80年代まで) 金ドル交換制停止後80年代に至るまでの金融変革の時代の特徴を概観しま す。 3.バブル経済の時代(80年代後半から現代まで)80年代(特に後半)以 降の金融環境および金融制度の変化を概観し、どのような特徴を持ってい たかを学びます。 4.資本市場の制度と理論(1)バブル経済を理解する上で不可欠な資本 市場の制度と基礎理論を学びます。キーワード(資本市場の特徴、資本市 場の役割、証券会社の業務など) 5.資本市場の制度と理論(2)資本市場の重要な構成要素である債券に ついて学びます。債券とは―種類と役割―、債券市場、債券価格、利回り 6.資本市場の制度と理論(3)資本市場の重要な構成要素である株式に ついて学びます。株式とは―種類と役割―、株式価格 7.資本証券の基礎理論:資本証券の価格(利回り)を理解するために必 要な基礎理論を学びます。キーワード:擬制資本の理論、創業者利得の理 論、擬制資本の考え方の拡張 8.新しい株価の理論。株式価格の動きを説明する理論では現在いくつか の新しいかが得方が示されています。そのいくつかを学びます。キーワー ド:PER、トービンのQ、株価純資産倍率など 9.物価変動の理論(1) 今日の問題を考える場合に物価問題は避けては通れません。ここでは物 価とはなにか。物価変動の要因は何かについて学びます 10.物価変動の理論(2) この単元では、インフレーションとデフレーションについて学びます。 特にその非対称性が問題になります 11.バブル経済の時代(1)80年代後半以降世界経済はバブル経済の時代 に入りました。これからの単元ではバブル経済とは何かについて学び、経 済の現状に迫ります。キーワード;バブル経済とは何か。バブルはなぜ起 こる(80年代後半から90年代の日本を例にとりながら) 12. バブル経済の時代(2)バブル崩壊はなぜ起こり、何をもたらすのか を90年代の日本経済を例にとって学んでいきます。キーワード:不良債権 問題と金融再編 13. バブル経済の時代(3)バブル経済と金融政策:バブルの発生と崩壊 の過程で金融政策が果たした役割を学びます 14.バブルの時代(4)バブル経済と国際経済:80年代後半以降のバブル 経済は国際経済との絡みの中で考える必要があります。ここでは、国際協 調という名のもとにとられた金融政策の功罪を考えます 15.世界金融危機と今後の日本経済 リーマンショック後の世界経済の行方を、アメリカを中心とした国際金 融制度の問題の軸にしながら考えてみたいと思います。 257 (科目名) 英文科目名: (担 当) 国際経済論 大野 敦 World Economy (テキスト及び参考書) 2 単位 (授業計画) 1.イントロダクション 2.フラット化する世界① テキスト:未定 3.フラット化する世界② 4.貿易理論① (成績評価の方法・基準) 5.貿易理論② ■評価の方法 期末試験(A4自筆のみのカンペ持込可)・中間試験・抜き打ちでのワン 6.貿易理論③ ミニッツペーパー・授業中の質問や発言についてはプラスの評価を与え る場合もある、なお授業妨害等については、マイナスの加点を行う場合 7.WTOとUNCTAD もある。 8.フェアトレード (履修条件・その他) 9.開発理論と世界経済 基礎的な経済学の知識があることが望ましいが、必修の前提とは 10.金融自由化とトービン税 しない。 11.国際通貨理論① (授業概要/テーマ・目標) 12.国際通貨理論② 本講座では、「経済の国際化」を説明するオーソドックスな国 13.国際通貨理論③ 際経済学の理論と「経済のグローバル化」に対応した制度的枠 14.最適通貨圏と経済統合 組みについて解説します。「経済のグローバル化」はモノ・カ 15.まとめ ネ・ヒトのみならず、制度までも国境を越えて移動します。経 済学の初心者を対象に国際貿易論、国際金融論、開発経済学、 経済統合論まで幅広くカバーする、初めて国際経済学を学ぶ人 のための入門講座です。またテーマによってはビデオ等も用い て、わかりやすい授業を心がけます。 (科目名) 英文科目名: (担 当) 通商政策論 千葉 典 Commercial Intercourse (テキスト及び参考書) (授業計画) テキスト 萩原伸次郎『通商産業政策』日本経済評論社、2003年 参考書 佐々木 隆雄『アメリカの通商政策』岩波新書、1997年 青木健・馬田啓一 編『日本の通商政策入門』東洋経済新報 社、2002年 岩田一政『日本の通商政策とWTO』日本経済新聞社、2003 年 (成績評価の方法・基準) 原則として、論述式の期末試験によって評価する。期末試験の内容は、設問に 対する解答の妥当性、論述における文章の適切性、事実関係に関する記述の正確 性、論旨の一貫性と結論の明瞭性、等の基準で評価される。 なお、受講生と相談の上、レポート等の課題による評価の機会を、別途設ける ことがある。 (履修条件・その他) 特に指定しない。 (授業概要/テーマ・目標) 経済のグローバル化はいっそう深化しつつあるものの、世界 経済はいまだ単一の均質な市場を構成するには至っていない。 第二次世界大戦以後に形成された国際通商体制の下で、国民国 家は一定の経済的機能を果たしながら、さらなる成長を目指し て政策措置により貿易に影響を及ぼし、自国に有利な国際環境 を形成しようとしてきた。 この講義では、国際通商体制の発展過程、および第二次世界 大戦以後の世界経済を牽引してきた米国の通商政策と、わが国 の通商政策の変遷をたどることをつうじて、国際通商体制の到 達点を確認し、今日における通商政策の役割について考察を加 える。 2 単位 1.イントロダクション:自由貿易と保護貿易 2.世界恐慌と国際通商体制:ブロック経済の形成 3.戦後国際通商体制の形成:GATTの成立と国際 貿易交渉の開始 4.米国の通商政策①:戦後の自由貿易政策 5.日本の通商政策①:戦後復興期の通商政策 6.米国の通商政策②:ドル防衛と投資抑制策 7.日本の通商政策②:高度成長期の通商政策 8.国際通貨体制の転換とその影響:ドル危機と変動 相場制の導入 9.70年代の日米貿易摩擦:繊維・鉄鋼・自動車をめ ぐって 10.米国通商政策の転換:「公正貿易」から競争力政 策へ 11.80年代の日米貿易摩擦:半導体と農産物をめぐっ て 12.日米構造協議の開始と米国の戦略的通商政策 13.ガット・ウルグアイラウンドとWTOの設立 14.WTO・ドーハ開発アジェンダの現状 15.まとめ:国際通商体制の現在と通商政策の役割 258 (科目名) 英文科目名: (担 当) 計量経済学 磯部智也 Econometrics (テキスト及び参考書) (授業計画) 1.概要の説明と、EXCELの習熟度のチェック 2.産業連関分析についてⅠ 3.産業連関分析についてⅡ 4.データの取り込みと、投入係数の演算 5.逆行列係数、誘発係数の演算 6.成果の報告 7.各自の課題報告と、必要な収集データを検討する 8.各自のテーマについての報告と作業開始。 9.作業。これは単独ではなく、全員で行う。 10.作業。 11.分析結果についての報告Ⅰ 12.分析結果についての報告Ⅱ 13.「エコノメイト」によるマクロ経済分析;モデル の作り方 14.「エコノメイト」による実際の経済分析 15.報告会 テキストとしては特に指定しない。 (成績評価の方法・基準) レポート提出。 (履修条件・その他) マクロ経済学Ⅰ・Ⅱの受講者が望ましい。また個人専用のパソコンを所 有していることを期待する。なければこちらで対応します。EXCEL の基礎的な知識を持っていることは要望します。 (授業概要/テーマ・目標) 産業連関分析手法を用い、それぞれが策定する政策の効果を探 る。まず、産業連関分析の復習し、その後、実際にEXCEL を用いて、その効果を計る。それから各自のテーマを決め、作 業に取り掛かる。 (科目名) 英文科目名: 2 単位 (担 当) 会計学 原田 保秀 Accounting (テキスト及び参考書) (授業計画) 1.複式簿記の基礎 2.記録のルール−仕訳と転記− 3.試算表の作成と利益計算 4.現金預金に関する取引 (成績評価の方法・基準) 5.商品に関する取引 定期試験70%、平常点30%(出席+授業への貢献度)で総合的に 6.手形取引 7.その他の債権債務に関する取引 評価する。 8.有価証券に関する取引 (履修条件・その他) 9.固定資産に関する取引 この講義は、会計学の初学者を主たる対象とした講義なので、前 10.資本金に関する取引と伝票の作成 提となる知識は必要としない。電卓を持参すること。 11.決算予備手続き (授業概要/テーマ・目標) 12.決算本手続き 授業概要:この講義では、会計学を学習する入り口である簿記 13.財務諸表の作成 を中心に解説する。企業などのあらゆる組織体の経済活動を、 14.会計学の拡がり 記録・計算・報告する一連の行為を会計というが、簿記は会計 15.まとめ を実践するための技術である。簿記には一定のルールがあり、 テキスト「複式簿記入門」(瀧田輝己編著、税務経理協会、平成 20年) 適時、資料を配付する。 このルールは原則的に世界共通であり、将来、社会で働く学生 諸君にとって必須の知識といえる。 到達目標:この講義では、複式簿記の原理、すなわち、認識、 測定、記録、表示という簿記手続のプロセスを理解することに 主眼を置いて、企業の経済活動つまり取引を正確に記録・計算 ・整理する簿記の基礎能力を修得することを目標とする。その ため、複式簿記の機能・役割、記録のルール、試算表の作成、 利益計算の原理、個人企業における各種取引の会計処理、決算 の一連の手続、帳簿記入の方法等の内容を学習する。また、簿 記に関する資格試験にも可能な限り対応する。 259 2 単位 (科目名) 英文科目名: (担 当) 経営学I(組織の経営学) 山西 万三 Business Management Ⅰ (テキスト及び参考書) (授業計画) テキスト 『経営学入門・上』榊原清則、日本経済新聞社、2002年。 他に、補助教材として、プリントを配布します。 参考書 『経営学入門・下』榊原清則、日本経済新聞社、2002年。 『関係性と経営 経営概念の拡張と豊富化』社会経営学研究会編、晃洋書房、2005年。 『現代経営組織論』岸田民樹編、有斐閣、2005年。 (成績評価の方法・基準) レポート30% 試験70% (履修条件・その他) (授業概要/テーマ・目標) 授業概要 この講義では、主に経営組織論の基本について解説します。 経営組織論は、組織と組織管理の関係、組織と個人の関係、組 織とモチベーションの関係、組織とリーダーシップの関係、組 織構造、経営戦略などを課題として研究されてきた分野です。 さらに、現代では経営組織論は、企業と社会の関係、NPOなど公 共的分野の経営組織も経営学組織論の対象分野となるなど大き な広がりを持ってきています。 講義は、経営組織論に関する基本的な理論について解説する とともに、経営組織論の専門用語を理解し経営戦略論について 考えていくものとしていきます。さらに、公共政策とかかわる 社会的な問題と組織論との関連研究も紹介していきます。 到達目標 受講生には、経営組織論の基本的な専門用語と理論について の知識を獲得し理解していただきます。さらに、参考書や講義 で紹介する参考文献をもとに各自が学習を進め経営学に関する 知識を豊富化し、企業経営の課題だけでなく社会的な問題にも 経営学の知識を活かせるような能力を培うことを目標としま す。 (科目名) 英文科目名: 2 単位 1.経営学の課題 2.テーラー・システムとフォード・システム 3.企業での個人行動とモチベーション 4.企業での集団行動 5.リーダーシップと管理者行動 6.組織構造 7.組織構造の機能 8.組織のデザイン 9.戦略論の基礎 10.資源戦略論 11.競争戦略論 12.ドメイン戦略論 13.NPOや社会的企業の経営 14.企業の社会的責任と経営組織 15.公共政策と企業経営 (担 当) 経営学II(マーケティング論) 山西 万三 Business Management Ⅱ (テキスト及び参考書) テキスト 『はじめて学ぶマーケティング〔基礎編〕現代のマーケティング 戦略』薄井和夫、大月書店、2003年。 参考文献 『はじめて学ぶマーケティング〔応用編〕マーケティングと現代 社会』薄井和夫、大月書店、2003年。 (成績評価の方法・基準) レポート30% 試験70% (履修条件・その他) 特にありません。 (授業概要/テーマ・目標) 授業概要 この講義では、主にマーケティングの基本について解説しま す。マーケティングは経営学の基本科目であるとともに実践的 な学問であり、マーケティングを知ることは企業経営・企業行 動を理解するうえで極めて重要です。また、マーケティング は、消費生活を考える上でも必要となります。 現在では、マーケティングの知識・手法は企業ばかりでな く、NPO、大学、病院等の非営利組織、自治体など広範な組織に おいて活用されてきています。このような観点からマーケティ ングの基本について詳しく解説し、マーケティング戦略につい て講義します。さらに、公共政策とかかわる社会的な問題とマ ーケティングの関連研究についても紹介します。 到達目標 受講生には、マーケティングの基本的な考え方・手法を理解し ていただきます。また、マーケティングの基本的な用語を理解 し、広範な分野でマーケティングの知識が活用できる能力を獲 得していただきます。 さらに、テキストに示された参考文献等を参考として各自が 学習を行いマーケティングや経営に関する知識と応用能力を発 展させることを目標とします。 2 単位 (授業計画) 1.マーケティングの4Pモデルとマーケティング戦 略 2.マーケティング管理の必要性 3.マーケティング・コンセプト 4.製品戦略の考え方とマーケティングの製品概念 5.製品差別化戦略 6.プロダクト・ライフサイクルと製品陳腐化戦略 7.新製品開発戦略 8.価格設定戦略 9.価格維持戦略 10.マーケティング・チャネルの概念とチャネル選択 11.流通系列化と独占禁止法 12.サプライチェーン・マネジメントとマーケティン グの関係性 13.プロモーション戦略と広告、マスコミ 14.プロモーション戦略とセールスマン 15.消費者行政とマーケティング 260 (科目名) 英文科目名: (担 当) 労働法I 中島 正雄 Labour Law Ⅰ (テキスト及び参考書) 2 単位 (授業計画) 1.男女雇用機会均等法(1) テキスト:萬井隆令他編『労働法1』(法律文化社、2006年) 吉田美喜夫他編『労働法Ⅱ』(法律文化社、2010年) 2.男女雇用機会均等法(2) 参考書:講義の中で適宜紹介する。 3.育児・介護休業法 4.パートタイム労働法 (成績評価の方法・基準) 5.労働者派遣法(1) 授業の出席状況と受講態度による平常点(15%)と定期試験の 6.労働者派遣法(2) 7.労災保険法・労働安全衛生法 成績(85%)に基づいて評価する。 8.労働組合(1) (履修条件・その他) 9.労働組合(2) 10.団体交渉 労働法1を履修していることが望ましい。 11.労働協約(1) (授業概要/テーマ・目標) 12.労働協約(2) 授業概要:前半は、パートタイム労働法、労働者派遣法、男女 13.争議行為 雇用機会均等法、育児介護休業法といった一連の労働者保護法 14.不当労働行為(1) を取り上げ、それらの主な内容を解説する。後半は、労働組合 15.不当労働行為(2) 法を中心に、労働組合をめぐる様々な関係を規整する集団的労 働関係法について論じる。 毎回、レジュメと資料を配布し、レジュメにそって授業をす すめる。適宜、教科書を参照する。日本の労使関係において生 じている出来事、労働法が直面している具体的な問題について もできる限り紹介し、労使関係と労働法に対する受講生の関心 を高めたい。 テーマ:多様な労働者保護法、労働組合法を学ぶ 目標:受講生が労働者と労働組合の権利の内容を正確に理解す ること。 (科目名) 英文科目名: (担 当) 労働法II 中島 正雄 Labour Law Ⅱ (テキスト及び参考書) 2 単位 (授業計画) 1.労働法とはなにか(1)― 労働法の歴史 2.労働法とはなにか(2)― 労働法の特質、体系 3.労働条件の決定の仕組み 4.労働契約法、労働基準法の基礎概念 (成績評価の方法・基準) 5.就業規則(1)― 内容、作成手続 授業の出席状況と受講態度による平常点(15%)と定期試験の 6.就業規則(2)― 法的性質 7.就業規則(3)― 法的効力、不利益変更 成績(85%)に基づいて評価する。 8.採用・試用期間 (履修条件・その他) 9.配転・出向(1)― 配転命令権の根拠・限界 10.配転・出向(2)― 在籍出向、転籍、企業組織 特になし。 の変動と労働関係 (授業概要/テーマ・目標) 11.解雇 授業概要:労働法の歴史・特質・体系等について論じた後、採 12.有期労働契約の更新拒絶(雇止め) 用から定年・解雇に至るまでの労働条件に関わる諸問題を順々 13.労働時間・休憩・休日(1)― 法定労働時間、 に取り上げながら、労働契約法と労働基準法の内容を明らかに 時間外・休日労働 する。 毎回、レジュメと資料を配布し、レジュメにそって授業をす 14.労働時間・休憩・休日(2)― 変形労働時間 すめる。適宜、教科書を参照する。日本の労使関係において生 制、裁量労働 じている出来事、労働法が直面している具体的な問題について 15.労働時間・休憩・休日(3)― 年次有給休暇 テキスト:吉田美喜夫他編『労働法Ⅱ』(法律文化社、2010年) 参考書:講義の中で適宜紹介する。 もできる限り紹介し、労使関係と労働法に対する受講生の関心 を高めたい。 テーマ:労働法の基礎、労働契約法、労働基準法を学ぶ 到達目標:受講生が労働法の基礎的知識を身につけ、労働者の 権利の内容を正確に理解すること。 261 (科目名) 英文科目名: 行政法III(国家補償法) 大田 直史 Administrative Law Ⅱ (テキスト及び参考書) (成績評価の方法・基準) 定期試験の成績により評価する。 (履修条件・その他) 行政法ⅠおよびⅡを履修済であることが望ましい。 (授業概要/テーマ・目標) 目標:行政と国民との間に不可避的に生じる紛争解決に関する 国家補償法を体系的に理解することを目的とする。 テーマ:国家補償による行政過程における国民の権利・利益の 救済 行政過程において国民・住民に生じる権利侵害、不利益の救 済に係る行政救済法のうち、国家補償法(損失補償、国家賠償 法)を対象とする。講義では、教科書に掲載されている判例を 参照したり、ビデオで実際の事件をみながら具体的な事実関係 のなかで、国家補償法が国民の権利救済に果たす役割について 理解を深めるとともに行政と国民との間に不可避的に生じる紛 争解決に関する法を体系的に理解することを目的とする。 (科目名) 2 単位 (授業計画) テキスト:芝池義一編『判例行政法入門〔第4版増補版〕』(有 斐閣、2008年) 参考書:芝池義一『行政救済法講義〔第3版〕』(有斐閣、2006 年) 英文科目名: (担 当) 行政法IV(行政争訟法) 1.行政救済法とは 2.国家補償法概説 3.権力的活動と国家賠償(1) 4.権力的活動と国家賠償(2) 5.権力的活動と国家賠償(3) 6.公権力の不行使と国家賠償(1) 7.公権力の不行使と国家賠償(2) 8.公務員個人の責任 9.公の営造物の設置・管理と国家賠償(1) 10.公の営造物の設置・管理と国家賠償(2) 11.公の営造物の設置・管理と国家賠償(3) 12.国家賠償責任の主体 13.損失補償(1) 14.損失補償(2) 15.国家補償の谷間 (担 当) 大田 直史 Administrative Law Ⅳ (テキスト及び参考書) テキスト:芝池義一編『判例行政法入門〔第4版増補版〕』(有 斐閣、2008年) 参考書:芝池義一『行政救済法講義〔第3版〕』(有斐閣、2006 年) (成績評価の方法・基準) 定期試験の成績によって評価する。 (履修条件・その他) 行政法Ⅰ、ⅡおよびⅢを履修済であることが望ましい。 (授業概要/テーマ・目標) 目標:行政と国民との間に不可避的に生じる紛争解決に関する 行政争訟法を体系的に理解することを目的とする。 テーマ:行政争訟法による行政過程における国民の権利利益の 救済 行政過程において国民・住民に生じる権利侵害、不利益の救 済に係る行政救済法のうち、行政争訟法(行政上の不服申立、 行政事件訴訟)を対象とする。講義では、教科書に掲載されて いる判例を参照したり、ビデオで実際の事件をみながら具体的 な事実関係のなかで、行政争訟法が国民の権利救済に果たす役 割について理解を深めるとともに行政と国民との間に不可避的 に生じる紛争解決に関する行政不服審査法および行政事件訴訟 法について講義する。 (授業計画) 1.行政争訟法概説 2.行政上の不服申立総説 3.不服申立の提起 4.不服申立の審理 5.不服申立の裁決・決定 6.行政訴訟の概念・類型 7.取消訴訟の要件――処分性 8.取消訴訟の要件――原告適格 9.取消訴訟の要件――その他 10.取消訴訟の審理・判決 11.仮の救済 12.無効確認訴訟 13.不作為の違法確認訴訟 14.義務づけ訴訟 15.差止訴訟 262 2 単位 (科目名) 英文科目名: (担 当) 不法行為・損害補償法 米谷 壽代 Tort and Damages (テキスト及び参考書) 2 単位 (授業計画) テキスト:『現代社会と民法』(有信堂・2006年)174− 215頁。 参考書:民法判例百選Ⅱ債権[第6版]、基本法コンメンタール 債権各論Ⅱ(日本評論社、2005年) 1.概説 ―不法行為法の意義と構造 2.不法行為の成立要件(1)故意・過失 3.不法行為の成立要件(2)責任能力、権利侵害ま たは法的保護利益侵害(違法性) (成績評価の方法・基準) 4.不法行為の成立要件(3)因果関係、損害の発生 授業参加、小テスト(持ち込みあり)、及び試験(六法のみ)の 5.不法行為の効果(1)名誉毀損・プライバシーの 侵害(人格権侵害) 結果による。(任意で小レポートの提出を求めることもあり) 6.不法行為の効果(2)近親者の慰謝料請求をめぐ (履修条件・その他) る諸問題 7.不法行為の効果(3)損害賠償の消滅時効 8.前半のまとめと小テスト (授業概要/テーマ・目標) 9.特殊な不法行為(1)概要 本講義では、合意に基づかない債権の発生原因である「不法行 10.特殊な不法行為(2)土地工作物責任 為」の分野を対象とする。 11.特殊な不法行為(3)動物占有者責任 例えば、「事故にあったとき、被害者は誰にどんな請求ができ 12.特殊な不法行為(4)使用者責任・共同不法行為 るの?」「被害者って、家族も入る?」「母体内にいる胎児も 請求権者になれる?」「では、ペットは?」などの問題も、こ の概略 の不法行為法の領域に含まれる。このように身近な生活に密着 13.具体的事例の検討: 総合討論(1) した不法行為の問題を、できるだけ具体的事例に則して、考察 14.具体的事例の検討: 総合討論(2) する。そのうえで、抽象的な解釈をめぐる議論について理解を 15.総括 深めることを授業の目的とする。 講義の前半は、一般不法行為をめぐる問題(709条)を扱い、後半 からは、709条とは成立要件の一部が異なる特殊な不法行為(71 4条∼)の問題などを、出席者の関心に応じて、取捨選択をしな がら、紹介する。最後に、講義で扱ってきた問題の中からテー マを決め、クラス全体で議論することができればと考えてい る。集中講義のため、できるだけ授業へ積極的に参加すること が望ましい。また、途中、受講生の希望に応じて、裁判所の傍 聴に行くことも検討したいと思っている。 (科目名) 英文科目名: (担 当) 家族法 立石 直子 Family Law (テキスト及び参考書) (授業計画) 授業はレジュメ・資料を配布して進めます。 参考書として、二宮周平『家族法(第3版)』(新世社)ほか。 くわくしは初回授業で紹介します。 (成績評価の方法・基準) 定期試験による。 (履修条件・その他) (授業概要/テーマ・目標) この授業は、民法第4編「親族」と第5編「相続」を対象に展開 され、家族生活に関わる法についての知識を養うことを目標と します。結婚や離婚、子どもを持つこと、相続など、この講義 を受け、基本的な家族法のルールを理解していきましょう。 生殖医療技術をはじめ、民法制定時にはまったく予想されなか った新しい問題の出現など、現代の家族をめぐる環境は大きく 変化しています。このような状況の中で、家族を規律し、その 紛争解決の指針となる家族法をどう考えていくのか・・・。そ の答えを模索するためには、まず現行家族法の定める諸制度、 判例の展開、学説の議論状況などについて学習する必要があり ます。講義では、時事的なトピックも紹介しつつ、進めていき たいと思います。 1.家族法とは何か、家族紛争の解決方法 2.婚姻の成立 3.婚姻の効力 4.離婚の成立 5.離婚の効果1 6.離婚の効果2 7.婚外関係―婚約・内縁・事実婚 8.親子―実親子関係1 9.親子―実親子関係2 10.養子制度 11.親権 12.相続法の概略と原則 13.具体的な相続―相続人、相続分の確定 14.遺言 15.遺留分 263 2 単位 (科目名) 英文科目名: 刑法I (担 当) 嘉門 優 Criminal Law Ⅰ (テキスト及び参考書) 2 単位 (授業計画) 1.オリエンテーション――今後の方針、刑法の基礎 テキスト:浅田和茂ほか「現代刑法入門」(有斐閣、第2版補訂 2.なぜ刑罰を科すことができるのだろうか?――刑 版、2008) 罰の正当化根拠、死刑存廃論 3.刑法の基本原則――法益保護原則、罪刑法定主義 を中心に (成績評価の方法・基準) 4.刑法総論入門――刑法学の城へようこそ 5.刑法における「行為」とは?――ただそばで見て 学期末試験により評価する。それ以外に、授業中に行った小テス いただけで犯罪に? トなどにより加点する場合がある。 6.Aさんを毒殺しようとコーヒーに毒を入れておい たら、Aさんは持病の心臓発作で死んでしまった。殺 (履修条件・その他) 人罪は成立するか?――因果関係 この授業では、刑法の基礎をわかりやすくお話ししようと思っていますので、特に予備知識は必要あ りません。履修しようと考えている方は、普段よりニュースや新聞などで「犯罪」「刑罰」といった 7.人を殺したのに「正しい」場合があるのだろうか キーワードに注目しておいてください。さらにより関心のある方は、上記のテキストは入門書ですの ?(1)――正当防衛、緊急避難 で、ご自身で先に読んでおくことをお勧めします。 8.人を殺したのに「正しい」場合があるのだろうか (授業概要/テーマ・目標) ?(2)――――安楽死 刑法学は、法律の中でも社会における大きな問題の一つであ 9.人の死という結果を発生させた以上、責任を負う る「犯罪」を扱う学問です。最近、裁判員制度が始まり、世間 では「刑事裁判」に対する関心が高まっています。みなさんも べきなのか?――責任主義(故意・過失、責任能力) 10.Aさん殺人事件において、被告人が「私はカカシ テレビや新聞でほぼ毎日犯罪のことを目にすることと思いま を撃つつもりだったのに暗かったのでまちがえてしま す。 犯罪を成立させるという判断には「刑罰」という(場合によ いました」と主張したらどうなるだろうか?――錯誤 っては死刑もありうるという意味でも)最も厳しい制裁が伴う 11.窃盗をするつもりで、Aさんの家に忍び込もうと ことになります。犯罪を考えるにあたっては、特に悲惨な事件 の場合にはどうしても感情が動かされ、判断が恣意的になりが 窓ガラスを割ったところ、通りがかった警察官に逮捕 ちです。しかし、基本的人権により保障されている者に、「刑 された。窃盗未遂罪成立? 罰」という不利益を科す以上、そのようなあいまいな判断をす 12.Aさんを呪い殺すつもりで、「丑の刻参り」を本 ることは許されません。刑法学ではこのような観点から、いか 気で行った人は、殺人未遂罪? に判断を安定させるかということに努力がなされてきました。 13.複数の人が犯罪にかかわった場合はどうなるのだ したがって、みなさんにもいかに説得的な意見表明を行うか という観点から、刑法の問題に頭を悩ませてもらおうと考えて ろうか?――共犯論 います。その際には、より興味を持ってもらうために、実際に 14.刑罰の「量」はどうやってきまるのだろうか?― 起こった判例を素材にしようと思っています。また、説得的な ―罪数論、量刑 意見表明をするために、みなさんには授業時に発言をできるか 15.予備日 ぎり求めるつもりですので、間違いを恐れず、ぜひ積極的に参 加してください。 なお、以下の授業計画は予定です。変更の可能性がありますの でご注意ください。 (科目名) 英文科目名: 刑法II (担 当) 嘉門 優 Criminal Law Ⅱ (テキスト及び参考書) 2 単位 (授業計画) 1.オリエンテーション――刑法Ⅰの復習 テキスト:浅田和茂ほか編「現代刑法入門」(有斐閣、第2版補 2.「人」の意味を考えてみよう――胎児は人ではない?脳 死した場合には人ではなくなる? 訂版、2008) 3.プレゼントだといわれてもらえば窃盗にならないのは当 たり前。では、私を殺してほしいといわれて殺せばどうか? ――同意殺人 (成績評価の方法・基準) 4.胎児に対しては「人」に対する罪は成立しない――しか 学期末の試験により行う。ただし、授業時に行った小テストなど し、胎児のときに加えた攻撃により、傷害を負った「人」が 生まれてしまったら? により加点する場合がある。 5.嫌がらせ電話をし続けた相手がノイローゼに。何罪が成 立するのか? 危険運転致死傷罪とはどのような犯罪だろうか? (履修条件・その他) 刑法Ⅰを履修したことを前提に授業を進めますので、本授業を履修される予定の 6.「自由」は見えないが、刑法上も重要な権利 方は、可能な限り、刑法Ⅰも履修しておいてください。やむをえず履修できなか った方は、上記のテキストを必ず事前に読んでおくようにしてください。 7.窃盗罪や詐欺罪といった財産罪が守っているのは、所有 権といった本権か、単なる占有か? (授業概要/テーマ・目標) 8. 刑法学は、法律の中でも社会における大きな問題の一つである ①公園のベンチに忘れられた財布。だれがみても明らかにさ 「犯罪」を扱う学問です。最近、裁判員制度が始まり、世間で は「刑事裁判」に対する関心が高まっています。みなさんもテ っき座っていたAさんの忘れ物だとわかる場合、この財布を レビや新聞でほぼ毎日犯罪のことを目にすることと思います。 もちされば窃盗罪? 犯罪を成立させるという判断には「刑罰」という(場合によ ②試験に遅れそうだったので、だれの自転車かはわからなか っては死刑もありうるという意味でも)最も厳しい制裁が伴う ったがとにかく少し拝借。すぐに返すつもりだったのだが窃 ことになります。犯罪を考えるにあたっては、特に悲惨な事件 盗罪か? の場合にはどうしても感情が動かされ、判断が恣意的になりが 9.レストランで食事をしていたら、財布がないことに気づ ちです。しかし、基本的人権により保障されている者に「刑 いて大慌て。店員がいない隙に、トイレに行くふりをして走 罰」という不利益を科す以上、そのようなあいまいな判断をす り去った場合は何罪か? ることは許されません。刑法学ではこのような観点から、いか 10.平安神宮の祭具庫(だれもおらず、だれも住んでいな に判断を安定させるかということに努力がなされてきました。 い)に火を放つと、「現住(あるいは現在)」建造物放火罪 したがって、みなさんにもいかに説得的な意見表明を行うか ? という観点から、刑法の問題に頭を悩ませてもらおうと考えて 11.替え玉受験をしてあげたら文書偽造罪? います。その際には、より興味を持ってもらうために、実際に 12.公園で裸になったらなぜ処罰されるのか? 起こった判例を素材にしようと思っています。また、説得的な 意見表明をするために、みなさんには授業時に発言をできるか 13.痴漢と間違われて女子高生に警察に突き出されてしまっ ぎり求めるつもりですので、間違いを恐れず、ぜひ積極的に参 た。今の裁判では有罪にされかねないので逃げなければと警 察官の身体を突き飛ばしてしまった。公務執行妨害罪か? 加してください。 *刑法Ⅰでは犯罪すべてに共通する問題を扱いましたが、刑法 14.公務員がお歳暮をもらったら収賄罪? Ⅱでは、各犯罪個々の問題に入っていくことになります。より 15.予備日 話が具体的になりますので、みなさんにとって関心をもちやす い分野になると思います。 264 (科目名) 英文科目名: (担 当) 環境法 高津融男 Environmental Law (テキスト及び参考書) (授業計画) 参考図書 ●北村喜宣『現代環境法の諸相』放送大学教育振興会 ●阿部泰隆・淡路剛久『環境法(第3版補訂版)』有斐閣(有斐閣ブックス) ●大塚直『環境法(第2版)』有斐閣 ●北村喜宣『プレップ環境法』弘文堂 ●北村喜宣『自治体環境行政法(第4版)』第一法規 ●鈴木基之・植田和弘『環境と社会』放送大学教育振興会 ●環境省『環境白書』日経印刷 (成績評価の方法・基準) ●平常点50%(出席点30%+発表等20%)+小テスト30%+課題レポート20% ●小テストの目的は授業の理解を受講生自身が確認するためにおこない ます。課題レポートは事前に評価のポイントを示します。最終講義と同 時にこれらの学習作業も終了します。 (履修条件・その他) 法律学(憲法・不法行為法・行政法等)あるいは環境関連の科目を履修 済であることが望ましい。少なくとも環境問題に関心があることが必要 です。授業に継続して出席できることも履修条件とします。 (授業概要/テーマ・目標) ●授業概要 環境法が対象とする政策領域は多様化と複雑化が進んでいます。しかし、現 在の一つの傾向として温暖化対策と生物多様性の保全対策が重視されていま す。また、環境政策の立案・実施・監視のプロセスにおいて市民・住民の参加 機会を確保する方向にあります。こうした現代の環境法の傾向をふまえて授業 を進めます。 政策立案には、対象とする政策課題について、その背景を含めた法制度の歴 史的な流れをおさえる作業が不可欠です。そこで最初に環境関連の法制度の歴 史について、その背景を含めて説明します。次に環境法の基本原則を検討した あと、環境法の各問題領域を順次考察します。最後に京都府の環境行政につい て検討した上で、担当の方の都合が合えばゲスト・スピーカーにお招きして、 お話を伺う機会をぜひとも設けたいと考えています。 ●到達目標 この授業では、受講生が環境法の歴史的な流れ、環境基本原則、そして環境 法の各領域のポイントを理解することを最低限の到達目標とします。さらに環 境関連の個々のテーマについて独力で政策ペーパーを作成できること、条例案 の作成にまで進めるようにしたいと考えています。こちらは努力目標です。 ●注意事項 今回、環境法の授業を公共政策学部において行うことは初めてであり、授業 の内容や形式について、法学部や他学部の環境法とは違ったタイプのものを試 みたいと考えています。ポイントは実践的な側面にウェイトをおく点にありま す。第1回の授業に講義計画の詳細を説明しますので、受講予定者は必ず出席 してください。下記の授業計画も若干変更する可能性がありえますので、初回 の授業ですべて説明します。 (科目名) 英文科目名: 2 単位 1.イントロダクション:講義内容と形式の詳細説明 2.環境問題とは何か・環境法の役割とは何か 3.環境問題及び環境法の歴史(1)1990年以前 4.環境問題及び環境法の歴史(2)1990年以降現代ま で 5.環境法の仕組み 6.国レベルの環境政策の基本 7.国際的な取り組み:持続可能な発展 8.環境基本原則 9.7.公害問題 10.8.自然環境保全 11.9.生態系及び生物多様性保全 12.10.廃棄物処理問題 13.11.地球温暖化対策 14.12.京都府の環境政策 15.13.まとめ (担 当) 消費者法 坂東 俊矢 Consumer Law and Policy (テキスト及び参考書) (授業計画) 消費者法は何よりも日々動いている法領域です。毎回、資料を提供しま す。また、URL等を記載するので、それを準備頂くこともあるかもしれ ません。 なお、参考書として、坂東俊矢・細川幸一『18歳からの消費者法』法律 文化社(2010年6月頃出版予定)を推薦します。何よりも最新の情報と 消費者法を理解するための基礎がちりばめられた教科書です。 (成績評価の方法・基準) 講義終了後に実施する期末試験の割合を70%とします。残りの30%は、最終講義 時間に実施する予定の「消費者法を学んで」と題する意見交換会での発言とその ために作成して頂く予定の簡単なレポート(あるいはレジュメ)を点数化しま す。なお、講義に欠席した場合には、1回当たり2点を減ずることにします。やむ を得ない理由の場合には考慮をしますので、次回講義時までに申し出て下さい。 (履修条件・その他) 消費者法の理解のためには、民法や行政法の理解があることが望ましいのは事実です。もっとも、純 粋な問題意識を持っていれば、十分に理解ができるのも事実です。学ぶことのハードルを気にするよ りも、問題意識を持って積極的に学ぶ姿勢をもっていただくことが何よりの「履修条件」です。 (授業概要/テーマ・目標) 授業概要:法は確かに取っつきにくい。でも、消費者法はもっ とも身近な法のはずだと思う。もっとも「消費者法」と名前が ついた法律があるわけではない。消費者契約法だったり、特定 商取引法だったり、製造物責任法だったりと、「消費者のため の法律」がこの講義の対象になる。その消費者法は今、大きな 変化の中にある。2009年9月1日に「消費者庁」という新しい行 政機関が国にできた。法と消費者政策とは、具体的な消費者被 害の救済と被害の未然防止、拡大防止のためのいわば「車の両 輪」である。そして、それらが機能して始めて、私たちの取引 社会や経済は公正で健全なものになる。この講義では、消費者 の具体的な被害から始めて、法の適用と消費者政策の役割を一 緒に考えてもらいたいと思う。後半の講義には、消費者の被害 救済や施策の展開の現場で頑張っている方々にゲストとして参 加してもらう予定である。 講義の到達目標:消費者問題とは何か。消費者の被害はなぜ発 生するのか。それに法や消費者施策はどのような関与が可能な のかを、きちんと法的な観点から語ることができる能力をつけ ることを目標とする。その上で、身近で発生した消費者問題 に、自分自身を含め、関係する当事者がどのような視点で、ど のように関与することができるのかを具体的に考えることがで きる能力をつけることが目標とする。 2 単位 1.消費者政策の方向性と消費者基本法−「消費者の権利と自立」の政策 学を2004年に制定された消費者基本法を学ぶことで考えます。 2.消費者のする契約に関する民法と消費者契約法−詐欺的商法に対する 法の救済のあり方を民法の「詐欺(民法96条)」と消費者契約法の「不実 告知(消費者契約法4条)」の適用を例に考えます。 3.訪問販売による消費者被害と法の対応−特定商取引法に規定されたク ーリングオフを中心に訪問販売についての被害救済法理を学びます。 4.通信販売に関する課題と法の適用−ネット通販をめぐる消費者被害と その救済法理について、特定商取引法を中心に学びます。 5.クレジットで買うことはどういうことか−割賦販売法の規制する内容 を確認した上で、「抗弁権の対抗」の意味について学びます。 6. 6.未成年者と高齢者の消費者被害と法律の考え方−若者と高齢者の 消費者被害が深刻です。その対策を、未成年者取消権(民法4条)と過量訪 問販売解除権(特商法9条の2)を中心に考えます。 7.お金をめぐる消費者被害と法の考え方(1)−多重債務はなぜ消費者問題 なのかを高金利の法規制のあり方を中心に学びます。 8.お金をめぐる消費者被害と法の考え方(2)−投資型の金融商品や保険を めぐる消費者被害が深刻です。それに対する法の対応を学びます。 9.商品の欠陥と被害救済の法律−欠陥製品による被害についての救済を 製造業者に求めるための法理を製造物責任法と民法を比較して学びます。 10.消費者被害救済の現場(1)−消費者庁と京都府の消費者政策の展開 私たちの国の消費者行政の現状について、消費者庁の役割と実際の活動を 通して学びます。また、地方消費者行政がなぜ重要であるのかについて も、京都府の施策の展開を通して考えます。 11.消費者被害救済の現場(2)−京都府の消費者政策の展開 京都府で消費者行政を担っている担当者に来て頂き、その現状を報告頂く とともに、議論をしたいと思います。 12. 12.消費者被害救済の現場(3)−消費生活センターと相談員の役割 消費者被害の救済に国民生活センターあるいは各地の消費生活センターは 決定的に重要です。京都府の消費科学センターから相談員の方をお迎えし て、京都府の消費者被害救済の現状と課題について考えます。 13. 13.消費者被害救済の現場(4)−適格消費者団体と団体訴訟を例に 消費者被害の拡大防止あるいは未然防止のひとつの切り札として導入され た制度が、適格消費者団体による差止訴訟です。その現状と課題について 検討します。 14.消費者被害救済の現場(5)−法律専門家と消費者の役割 消費者被害の救済に法律と法律家、そして消費者自身が果たすべき役割 を、具体的な事件を例に考えます。 15. 15.消費者問題と消費者法を学んで−演習形式の「感想Report発表 会」 14回までの講義を前提に、消費者問題と消費者法について考えるところを 演習形式(対話型講義)で議論したいと思います。率直に感想や疑問を話 して下さい。また、そのために、レジュメないしは簡単な報告レポートを 準備して、提出してもらいます。 265 (科目名) 英文科目名: (担 当) 環境経済学 川勝 健志 Environmental Economics (テキスト及び参考書) テキスト及び参考書:テキストは使用せず、毎回レジュメを配布 する。 参考書は適宜紹介するが、さしあたり植田和弘『環境経済学』 (岩波書店、1996年)及び諸富徹『環境』(岩波書店、2003年) とする。 2 単位 (授業計画) 1.環境経済学とは何か(ガイダンス) 2.環境と人間はどのような関係にあるか 3.環境問題の経済的性質 4.なぜ環境破壊が進むのか (成績評価の方法・基準) 5.経済学は環境をどのように捉えてきたのか①:物 授業中のレポート 40点 (毎回実施:12回以上の提出に加 質代謝論アプローチ 点) 学期末試験 60点 (筆記試験:提出済レポート持込み 6.経済学は環境をどのように捉えてきたのか②:外 可) 部不経済論アプローチ (履修条件・その他) 7.経済学は環境をどのように捉えてきたのか③:資 本講義は、経済学に関する予備知識がない学生諸氏にも理解できるよう に心がけている。したがって、講義内容に関心があるすべての学生諸氏 源管理論アプローチ を歓迎する。 8.経済学は環境をどのように捉えてきたのか④:社 (授業概要/テーマ・目標) 会的費用論アプローチ 過去、人々が豊かさを求めて行ったはずの活動が、地球温暖 9.経済学は環境をどのように捉えてきたのか⑤:経 化、砂漠化、廃棄物などの深刻な環境問題を引き起こし、人間 済体制論アプローチ の生存さえ脅かすようになってきている。本講義では、このよ 10.経済学は環境をどのように捉えてきたのか⑥:自 うな状況に向き合い、解決を図る際にしばしば衝突する「経済 成長か環境か」、「開発か保全か」という問いに答えうる処方 然資本論アプローチ 箋とは何か、またそれはどのように設計される必要があるか、 11.環境の価値は測れるか という課題に取り組む上での基本的考え方を経済学の立場から 12.廃棄物とリサイクルの経済学 検討する。 13.地球温暖化をめぐる政治と経済 (テーマ) 14.グローバル化は環境にどのような影響を及ぼして 経済学は環境をどのように捉えてきたのか いるのか地球環境問題とは何か (到達目標) 環境経済学は、環境と経済の間で生じる諸問題の原因メカニズ 15.「持続可能な発展」論と環境経済学 ムを分析し、社会の意識や仕組みを「自然と人間の共生」とい う考え方に基づいて変えていく新たなルールづくりを目指す、 という難題に真正面から応えようとする挑戦的かつ魅力的な学 問であると学生諸君に認識して頂けることを期待したい。 (科目名) 英文科目名: (担 当) 文化経済学 清水 麻帆 Cultural Economics (テキスト及び参考書) 2 単位 (授業計画) 1.文化経済学とは 2.サンフランシスコの文化と経済(1) 3.サンフランシスコの文化と経済(2) 4.サンフランシスコの文化と経済(3) (成績評価の方法・基準) 5.サンフランシスコの文化と経済(4) 6.サンフランシスコの文化と経済(5) 出席(20%)・レポート(40%)・発表(40%)によって評価する。 7・沖縄の文化と経済(1) 8.沖縄の文化と経済(2) (履修条件・その他) 9.沖縄の文化と経済(3) 10.トロントの文化と経済 11.京都の文化と経済 (授業概要/テーマ・目標) 12.香港の文化と経済 本講義では、近年注目されている文化経済学の観点から都市 13.台北の文化と経済 の再生とサステイナビリティのあり方を読み解いていくことを 14.直島(香川県)の文化と経済 目的としている。 15.芸術文化を基盤とした都市の再生とサステイナビ 具体的には、文化経済学の基礎理論と共に地域経済学の「内 発的発展論」や都市論を紹介しつつ、国内外の具体的な事例を リティのあり方 随時指示もしくは配布する。 通じて、芸術文化を基盤とした都市の再生過程やその維持要因 を考察する。これら2本柱を軸に、都市の再生とサステイナビリ ティのあり方と文化経済学の理解を深めていく。 266 (科目名) 英文科目名: (担 当) 自治体政策特殊講義 窪田 好男・増田 寛也 Special Lecture on Local Policy-making Process (テキスト及び参考書) 2 単位 (授業計画) 1.ガイダンス 2.イントロダクション・ケース「大阪府庁のWTCへ なし の移転」① 3.イントロダクション・ケース「大阪府庁のWTCへ (成績評価の方法・基準) の移転」② 4.「自転車の安全利用促進条例」①(事実の説明) 出席状況、ミニレポート、グループワークや発表などを勘案し 5.「自転車の安全利用促進条例」②(グループワー て、総合的に成績評価を行う。 ク) (履修条件・その他) 6.「自転車の安全利用促進条例」③(各班の発表と 公共政策学入門Ⅱ(政策分析)を履修済みであることが望まし 講評) い。 7.「京都府鴨川条例」①(事実の説明) (授業概要/テーマ・目標) 8.「京都府鴨川条例」②(グループワーク) 実践的な政策力の獲得を目標に、京都府等の自治体で実際に 9.「京都府鴨川条例」③(各班の発表と講評) 行われている政策を事例として、ケースメソッドによる授業を 10.「京都エコポイント事業」①(事実の説明) 行う。 より詳細な目標は、①公共政策入門Ⅱで学習した政策のつく 11.「京都エコポイント事業」②(グループワーク) りかたを使って実際の政策のよしあしを判断できるようになる こと、②政策づくりに必要な暗黙知を獲得すること、③自治体 12.「京都エコポイント事業」③(各班の発表と講 の公共政策の形成過程に関わるアクターの実態を理解すること 評) の3点である。 13.「岩手県知事または総務大臣としての決断」① 講義の流れは以下の通り。 全15回の授業の間に4つの事例を取り上げる。1つの事例につ (事実の説明) いて3回の授業を使う。 1回目は京都府等の自治体職員が講師となり、個別具体的な 14.「岩手県知事または総務大臣としての決断」② 公共政策について、どのような政策なのか、その政策がつくら (グループワーク) れるまでにはどのようなストーリーがあったのかを説明する。 2回目の授業までに、受講する学生は、政策デザインのガイドラ 15.「岩手県知事または総務大臣としての決断」③ インや個人的な研究や経験や信念に基づいて、説明された公共 (各班の発表と講評) 政策のよしあしを判断する。また、その公共政策をよりよくす る提言や過去のある時点でああすればよかったこうすればよか ったといった意見をまとめる。2回目の授業では、10名程度で構 成される班ごとに討論を行い、班としての意見をまとめる。 3回目の授業では、各班が発表を行う。講師と公共政策学部の担 当教員がそれぞれの立場から各班の指摘や提言のよしあしや実 行可能性の有無について講評や質疑応答を行う。 (科目名) 英文科目名: 生涯学習論I ※ケースの順番は変更される可能性がある。 ※増田寛也客員教授担当分(第13回∼第15回)は集中 講義として実施される可能性がある。 (担 当) 築山 崇 Life-Long Learning Ⅰ (テキスト及び参考書) 2 単位 (授業計画) 1.21世紀のキーワード 生涯学習 2.生涯学習のイメージを描く−典型事例から− 3.成人教育・生涯学習の国際的潮流①生涯学習の源 流 (成績評価の方法・基準) 4.成人教育・生涯学習の国際的潮流 定期試験による。 ① ユネスコの成人教育・生涯学習論1 試験解答が、発展的な内容を含む、特に優れたものである場合、 5.成人教育・生涯学習の国際的潮流 「優」評価とします。 ② ユネスコの成人教育・生涯学習論2 (履修条件・その他) 6.日本の社会教育の経験から①戦後社会教育制度の 発足 特になし。 7.日本の社会教育の経験から②公民館活動を中心と (授業概要/テーマ・目標) した社会教育の発展 目標:暮らしの豊かな質を実現する福祉社会の担い手(主体の 8.日本の社会教育の経験から③住民運動の広がりと 形成)を育てる学習のあり方を考える。 社会教育 今日、生涯学習という言葉は日常語になりつつある。「生涯 9.日本の社会教育の経験から④生涯教育論の登場と 教育」から「生涯学習」への“転換”は、学習者中心、あるい は能動的、主体的学習という学習論の重視であるとともに、個 社会教育 々人の学習ニーズに応える側面が強調されることによって、学 10.日本の社会教育の経験から⑤生涯学習時代の社会 習の集団性・共性を結果的に軽視する傾向も生まれている。本 教育 講義では、日本の社会教育実践が、成人学習・地域課題学習に 11.生涯学習体系への移行 おいてもつ豊かな経験を土台に、国際的議論の経過・蓄積にも −臨時教育審議会答申を中心に− 学んで、生涯学習の理念を深くとらえることを主目的とする。 12.生涯学習体系の整備と社会教育の展開 そして、「21世紀への鍵としての成人・青年の学習」といわれ るような、生涯学習が将来へ向けてもつ可能性を探ってききた −「現代的課題」の学習と社会教育− 13.生涯学習と地域づくり①生涯学習の成果を生かす い。 14.生涯学習と地域づくり②地域自治と住民の学習活 動 15.国際的潮流の中で日本の生涯学習を考える (まとめかえて) 開講後、適宜指示します。 267 (科目名) 英文科目名: 生涯学習論II 築山 崇 Life-Long Learning Ⅱ (テキスト及び参考書) (成績評価の方法・基準) 定期試験による。 試験解答が、発展的な内容を含み、特に優れた内容である場合 に、「優」評価とする。 (履修条件・その他) 生涯学習論Ⅰを履修していることが望ましい。 (授業概要/テーマ・目標) テーマ:地域創造教育としての生涯学習 ねらい:今日、日本各地で地域(まち)づくりの実践が多様に展 開されているが、それらは、学習活動をその契機として含んで いる。本講義では、各地で展開されている地域づくり、住民の 地域活動の事例を取り上げながら、そこに見られる学習活動の 構造を探り、住民の主体形成の筋道について考えていくことを 中心に展開する。 この目的に迫るために、公民館、図書館、博物館などの社会 教育施設の役割とそれぞれの施設を拠点とした、あるいは連携 した社会教育の実践、その基盤としての自治体行政による支援 のあり方などについて学ぶ。さらに、海外の地域開発と学習実 践についてもその概要を学ぶ。 (科目名) 2 単位 (授業計画) 開講後、適宜指示します。 英文科目名: (担 当) 地域経済論I 1.生涯発達と学習 1生涯発達の構想 2.生涯発達と学習 2自己実現・アイデンティティ 概念をめぐって 3.生涯発達と学習 3発達課題と学習 4.生涯学習体系における学校 ①(学校中心教育体系の行き詰まり) 5.生涯学習体系における学校 ②(地域社会の中の学校) 6.社会教育の制度と施設①図書館 7.社会教育の制度と施設②博物館 8.地域をつくる学び①−公民館活動の現代− 9.地域をつくる学び②−地域づくり活動の実際− 10.地域をつくる学び③−地域創造教育の構想− 11.生涯学習と仕事①働くとは 12.生涯学習と仕事②職業能力(キャリア)開発を考 える 13.諸外国の生涯学習・社会教育①OECD諸国・北欧 14.諸外国の生涯学習・社会教育②東アジア 15.まとめ他 (担 当) 川瀬 光義 Regional Economy Ⅰ (テキスト及び参考書) テキスト 岡田知弘他『国際化時代の地域経済学』有斐閣 参考書 宮本憲一・川瀬光義編『沖縄論』岩波書店 (成績評価の方法・基準) 随時提出を求めるレポート(40%) 期末試験(60%) (履修条件・その他) 「財政学」を履修済であることが望ましい (授業概要/テーマ・目標) 地域の経済状況(産業構造、就業構造、財政構造など)がどの ようになっているかは、私たちの暮らしと密接にかかわってい ます。それは公共政策のあり方を考える上でも、決して見過ご すことのできない課題です。 本講義では、経済学の視点から地域のあり方を 科学的にとらえる方法について、日本各地の事例を取り上げて 講義します。前期は、日本の地域経済と地域政策の歴史を講義 します。 (授業計画) 1.開講にあたって 地域経済学の課題 2.都市化と地域経済 3.第2次世界大戦前の都市化と地域経済 4.近代都市施策の展開(その1) 5.近代都市政策の展開(その2) 6.近代都市政策の展開(その3) 7.第2次世界大戦後の都市化と地域経済 8.高度経済成長の終焉と地域経済 9.経済構造の転換と地域経済(その1) 10.経済構造の転換と地域経済(その2) 11.特定地域総合開発 −ダムと地域経済− 12.拠点開発の現実(その1) 13.拠点開発の現実(その2) 14.テクノポリスと地域経済 15.まとめ 268 2 単位 (科目名) 英文科目名: (担 当) 地域経済論II 川瀬 光義 Regional Economy Ⅱ (テキスト及び参考書) (授業計画) テキスト 岡田知弘他『国際化時代の地域経済学』有斐閣 参考書 宮本憲一・川瀬光義編『沖縄論』岩波書店 1.沖縄の地域経済構造(その1) 2.沖縄の地域経済構造(その2) 3.沖縄復帰政策(その1) 4.沖縄復帰政策(その2) 5.泡瀬干潟埋め立て事業にみる沖縄復帰政策の諸問 題(その1) 6.泡瀬干潟埋め立て事業にみる沖縄復帰政策の諸問 題(その2) 7.基地維持政策と沖縄の地域経済(その1) 8.基地維持政策と沖縄の地域経済(その2) 9.基地維持政策と沖縄の地域経済(その3) 10.基地新設政策と沖縄の地域経済 11.名護市にみる基地新設政策の実情 12.軍用地料と沖縄の地域経済 13.思いやり予算がもたらしたもの 14.沖縄の再生をどう展望するか 15.まとめ (成績評価の方法・基準) 随時提出を求めるレポート(40%) 期末試験(60%) (履修条件・その他) 「財政学」を履修済であることが望ましい (授業概要/テーマ・目標) 地域の経済状況(産業構造、就業構造、財政構造など)がどの ようになっているかは、私たちの暮らしと密接にかかわってい ます。それは公共政策のあり方を考える上でも、決して見過ご すことのできない課題です。 本講義では、経済学の視点から地域のあり方を 科学的にとらえる方法について、沖縄を典型例として取り上げ て講義します。 (科目名) 英文科目名: 2 単位 (担 当) 都市計画論 宗田好史 Town Planning (テキスト及び参考書) 2 単位 (授業計画) 教科書は指定しませんが、参考書として、宗田『にぎわいを呼ぶ イタリアのまちづくり−歴史的景観と商業政策』2000年、学芸出 版社、及び宗田『中心市街地の創造力』2007年、学芸出版社を参 考にして下さい。 1.概要説明:コミュニティ計画の歴史的経緯、近代都市社会とコ ミュニティ問題、そして現代のまちづくりプランナーの役割 2.参加手法・住民参加のための教材によるゲーム理論の学習、 「パーティシペートリ・キット」によるコーディネーター養成実 習、①カップのエクササイズ 3.「パーティシペートリ・キット」によるコーディネーター養成 実習、②下痢の乳児、③汚染井戸とポンプ、④フォト・パラダイ (成績評価の方法・基準) ス、⑤家族物語などのエクササイズ 4.参加者を理解し発言を誘導する手法:参加したくなる話し方と 期末にレポートを課します。 は、参加促進のための理解力の実習、人間関係樹の書き方、自分と 他人、ジョハリの窓 5.発展途上国の住民参加型まちづくり事例、KIPプログラム、グ ラミン・バンク(Gra meen Bank)から他の途上国のマイクロバンキ (履修条件・その他) ングへの発展形、 6.ヨーロッパ諸国の市民参加システム、イタリアの地区評議会の なし 発展と挫折、多様な参加形態によるパートナーシップの多様な形、 フライブルグ・ボヴァーンなど (授業概要/テーマ・目標) 7.京都のコミュニティ、連合自治会長アンケートの結果に見る自 市民参加のまちづくりのコーディネーター養成講座です。人前 治連合会と各種団体の現状と課題、京都市の市民参加の現状と課 題、NPOとの連携など での話し方、聞き取り、対話、そして合意形成のための話し方 8.日本の参加型まちづくり、京都以外の街の事例からみる現場の 実態、現実には住民はどのような課題を抱えているのか、そのため などを勉強します。 の参加手法とは? そして、まちづくりを広く見るために、 9.歴史的市街地の再生、歴史的建造物の活用とコミュニティ再 (1)コミュニティ計画とその歴史、 生、町家と町家街区、都心部のコミュニティの変遷 10.都市社会とコミュニティ、その実際、マンフォード「都市の文 (2)発展途上国での自助努力型計画手法、 (3)住民の自治活動、NPO活動を紹介し、京都で進む実際のま 化」の時代と現代EUの都市社会の違い、マンフォードはなぜヨーロ ッパで読まれないのか? ちづくりの事例を見ていきます。 11.産業革命以降の英国大都市の社会生活と住宅問題、空想的社会 まちづくり運動を体系的にみることで、各々の機会、場所で果 主義者の労働者住宅、挫折した社会主義国の工業都市と住宅群の再 生の問題、東欧州の解放と復興 たすプランナーの役割を考えます。 12.近代コミュニティ計画の系譜、工業化時代のコミュニティ、ハ 実際に、ワールドカフェ、オープンスペーステクノロジーなど ワードの田園都市、ガルニエの工業都市、ゲデス・ヴァレー・セク を試してみることで、多様なワークショップ手法の体得するこ ションなどは何を残したか? 13.欧米の20世紀のコミュニティ計画論/近隣住区論、集合住宅団 とをめざします。 地計画から、コルビュジェ、ライト、CIAMによるコミュニティ テーマ:まちづくりプランナーのための市民参加まちづくり論 像の違い、何を学べばいいか 到達目標:参加型計画づくりの現場に立つための基本技術の習 14.20世紀から20世紀への転換:都市論はどのように展開したの か、脱モダニズムの都市を考える視点 得 15.現代社会のコミュニティ再構築に向けて:変わる家族、変わる 暮らし、現実の社会の変化に対応した住宅と都市のあり方を探る期 末にレポートを課します 269 (科目名) 英文科目名: (担 当) まちづくり論 青山 公三 "Machi-zukuri (Community Development)" Study (テキスト及び参考書) (授業計画) 1.まちづくりとは? 2.まちづくりの5大要素: ヒト・モノ・カネ・アイデア・ネットワーク 3.まちづくりの事例:農山村の地域づくり 4.まちづくりの事例:農山村の地域づくり(事例報 告) 5.まちづくりの事例:商店街の活性化・都心のまち づくり 6.まちづくりの事例:商店街の活性化・都心のまち づくり(事例報告) 7.まちづくりの事例:町内会・地域コミュニティの 活性化 8.まちづくりの事例:町内会・地域コミュニティの 活性化(事例報告) 9.まちづくりの事例:健康・福祉のまちづくり 10.まちづくりの事例:健康・福祉のまちづくり(事 例報告) 11.まちづくりの事例:安心・安全のまちづくり 12.まちづくりの事例:安心・安全のまちづくり(事 例報告) 13.まちづくりの事例:歴史・文化のまちづくり 14.まちづくりの事例:歴史・文化のまちづくり 15.まちづくり論総括 必要に応じて適宜資料を配布 (成績評価の方法・基準) クラス内での発言・参加度(30%) 毎回の講義シート提出(60%) 講義シート未提出が4回以上に及ぶ者は不可 課題レポート(10%) (履修条件・その他) 「まちづくり」について学びたい人なら誰でも (授業概要/テーマ・目標) 全国各地域、海外(主に米国)で進められているまちづくり、 地域づくりについて、様々な事例をとりあげ、その成功要因、 失敗要因を分析しながら、まちづくり・地域づくりのありかた を検討する。 単に授業を聞くという受動的な内容だけではなく、グループで テーマに関する事例を探し、クラスで紹介するというプロジェ クト的な授業内容を取り入れる。 授業の進め方としては、各回テーマ毎に教員からの事例情報提 供と、クラス内を数グループに分け、各グループからの事例報 告をしてもらう。これは、個々人の調査・研究能力を高めるだ けでなく、グループで課題をまとめていく能力を高めていくも のである。 (科目名) 英文科目名: 2 単位 (担 当) NPO論 浅野 令子 Nonprofit Organization. (テキスト及び参考書) 2 単位 (授業計画) 1.ガイダンス 問題意識の提起 2.NPOとは何か パート1 NPOの定義、NPO台頭の 歴史・社会的背景 3.NPOとは何か パート2 組織形態、日本のNPOの (成績評価の方法・基準) 歴史と海外のNPO事情 4.NPOとは何か パート3 NPOとボランティア、ソ (「授業概要/テーマ・目標」欄の下部に記載) ーシャル・キャピタル 5.地域ガバナンスと協働 (履修条件・その他) 6.協働事例研究 行政とNPO 資料等をメールで送ることがあるので、コンピュータでメールを 7.協働事例研究 企業とNPO 受発信できること。 8.社会的起業 (授業概要/テーマ・目標) 9.NPOマネージメント パート1 ミッションと事 市民社会構築への模索が地球規模で進行しており、政府や市 業 場だけでは満たすことのできない社会課題や地域再生に関し て、NPO(民間非営利組織)の活動は無くてはならないものにな 10.NPOマネージメント パート2 NPOのリーダーシ っている。その一方で、過度の期待であるとの声もある。そこ ップとチームビルディング で大きく変化していく社会・経済を映し出すNPOを様々な角 11.NPOマネージメント パート3 広報・マーケテ 度から検証し、新しい公共の可能性と課題を明らかにしてい く。 ィング NPOの社会的役割や地域の多様な主体による地域づくりに 関する理解をもとに、授業で得た知見を活用し、地域課題の解 12.NPOマネージメント パート4 事業・資金計 決策のひとつとして、自分の関心領域における具体的なNPO起業 画、評価 案が立てられる能力を身に付ける。 13.総復習 14.リポート発表 (成績評価の方法・基準) 15.リポート発表、振り返り 出席、リポートの成績などを総合して評価する。 配布資料や講義、ワークショップを通じ、議論を重ねていく。 参考書は適宜指示する。 30% 出席率 出席率を重視する。遅刻も減点の対象とする。 10% 授業態度 授業に対する積極性 10% 情報整理 配布された資料等の機能的ファイリング 40% レポート ・小レポート1回(1,000字程度) (NPOの企画したフォーラム等に参加し、レポ ート作成) ・期末レポート(NPO起業案発表) 10% 宿題 授業で指示された宿題の提出 270 (科目名) 英文科目名: 産業政策論 (担 当) 小野 秀生 Industrial Policy (テキスト及び参考書) 2 単位 (授業計画) 1.産業政策の課題と構成 2.産業発展と経済政策の展開 開講に指示する。 3.欧米の産業政策、英・米・仏・独など各国の政策 4.日本の産業政策の史的展 (成績評価の方法・基準) 5.戦後日本の産業政策(1) 現代産業にかかわる新聞等の情報に日々注目すること。関心がも 6.戦後日本の産業政策(2) 7.高度経済成長期の政策と現代産業(1) てたテーマについてレポート提出を求める。 8.高度経済成長期の政策と現代産業(2) (履修条件・その他) 9.エネルギー・資源政策と地域産業(1) 10.エネルギー・資源政策と地域産業(2) 11.情報・通信産業と自動車・家電産業 (授業概要/テーマ・目標) 12.サービス産業と医療・教育・福祉・文化政産業 1昨年秋のリーマンショック以降、世界経済も日本経済も、193 13.日本産業のグローバル化と世界経済 0年代に匹敵する経済危機といわれている。君たちにとっては、 14.予備的考察−まとめにかえて これからどのような職業につくのか、どのような企業が良いの 15.総括 か、これからの日本産業の未来をどのように考えるべきかをテ ーマに講義する。 都度、資料配布するのでそれを参考に考えてもらいたい。 (科目名) 英文科目名: 産業組織論 (担 当) 上田 雅弘 Industrial Organization (テキスト及び参考書) 2 単位 (授業計画) 1.産業組織論の基本概念 2.日本における一般集中と市場集中 3.独占市場と経済厚生 4.自然独占と規模の経済性 (成績評価の方法・基準) 5.外部性と公共財 各講義の終わりに確認のための簡単な課題を与えます(出席点30 6.情報の不完全性とシグナリングの効果 7.製品差別化と立地戦略 %)。最終的な評価は期末試験で行います(期末試験70%)。 8.寡占市場における企業行動とゲーム理論 (履修条件・その他) 9.寡占市場における生産量競争と価格競争 10.支配的企業による市場競争 11.参入阻止戦略モデル (授業概要/テーマ・目標) 12.合併・買収と効率性 産業組織論は、企業のさまざまな戦略的行動を市場の競争構造 13.研究開発活動と市場競争 や成果指標と結びつけ、これらを理論的に捉えたうえでモデル 14.寡占理論による市場構造と市場成果 の妥当性を検証し政策的視点を探るという、理論派にとっても 15.まとめ 現実派にとっても、極めて興味深い応用経済学の一分野です。 テキスト 泉田 成美 柳川 隆 (著) プラクティカル産業組織論 (有斐閣アルマ) 例えばビール産業の市場構造はどうなっているのか、また化粧 品産業の広告宣伝の効果はいかなるものか、電気機械や医薬品 業界の研究開発は利益につながっているのか、さらには銀行の 合併・統合は効率的であるのか、コンビニの立地状況は適当で あるのかというように、幅広い産業の特質が分析テーマとなり ます。講義では分析手法として用いる経済理論を解説しながら 抽象的なものの見方を身につけてもらい、同時にさまざまな市 場の現状を把握するための資料や実証分析の方法も紹介しなが ら、現実経済の動きを身近に感じてもらうことができるよう工 夫したいと思っています。 271 (科目名) 英文科目名: 会社法 (担 当) 山田 廣己 Law of corporations (テキスト及び参考書) 2 単位 (授業計画) テキスト: 特に指定しません。毎講義時に講義レジュメを配布 1.会社法:株式会社(総説) 2.株式会社の構造(1) 取締役・取締役会・代表取締 します。 参考書 : 携帯用法令集を用意してください。 役・執行役 3.株式会社の構造(2) 取締役と会社との関係・取締 (成績評価の方法・基準) 役の責任 レポート試験および筆記試験を予定している。1回欠席につき 4.株式会社の構造(3) 取締役の責任 5.株式会社の構造(4) 取締役の違法行為の差止めと −1点とする。 代表訴訟 (履修条件・その他) 6.株式会社の構造(5) 株主総会の地位と権限・株主 法学や民法と関連します。法学や民法を履修していることが望 の議決権 ましい。 7.株式会社の構造(6) 株主総会の運営・総会決議の (授業概要/テーマ・目標) 瑕疵(かし) 授業概要: 後期において、会社(株式会社・合同会社・合資 8.株式会社の構造(7) 監査役・監査委員会・会計監 会社・合名会社)に関する会社法の基本的枠組み株式会社を中 査人 心に講義する。 9.株式会社の構造(8) 会計参与・検査役 テーマ : 商法・会社法の基礎 目標 : 商法・会社法に関する基本的知識を習得する。よ 10.株式会社の構造(9) 株主とその変動(権利義務・ り具体的には、新聞の経済欄内の会社に関する記事を理解でき 譲渡・担保化) るようになることを目標とする。 11.株式会社の資本構成(1) 資金調達・計算・資本減 少 12.株式会社の資本構成(2) 資金調達・計算・資本減 少 13.株式会社の設立・変動・消滅(1) 設立・定款変更 ・企業の再構築 14.株式会社の設立・変動・消滅(2) 設立・定款変更 ・企業の再構築 15.その他の企業形態 合同会社・合資会社・合名会 社 (科目名) 英文科目名: 金融システム法 (担 当) 瀬々 敦子 Financial System Law (テキスト及び参考書) 2 単位 (授業計画) 1.総論 金融に関する法令の種類 2.英国の金融業法1 英国の金融業の規制 3.英国の金融業法2 金融サービス市場法 4.米国の金融業法 (成績評価の方法・基準) 5.国際金融1 国際金融規制の歴史・枠組 授業参加(出欠を含む)、レポート、小テスト、期末試験で総合 6.国際金融2 国際金融手法 的に評価する。出席が7割に満たない者については単位を認定し 7.国際金融3 911以降の国際金融 ない。 8.新しい金融手法1 セキュリタイゼーション (履修条件・その他) 9.新しい金融手法2 デリバティブ 民法の財産法および金融取引法を履修または自習していること。 10.グローバリゼーション1 国際金融協力 11.グローバリゼーション2 ハーモナイゼーション (授業概要/テーマ・目標) 12.日本の金融法の課題1 業際問題 授業概要: 13.日本の金融法の課題2 金融商品取引法 2008年のサブプライムローン問題に端を発する米国発の世界の 14.日本の金融法の課題3 金融取引をめぐる法令 未曾有の金融危機により、金融関係の制度や法の重要性が再認 15.まとめ 識されるようになった。 配布資料 そこで、この授業では、金融取引法、信託 法、各種金融業法について、理論のみならず、フィールド・ワ ークなども通じて実務的観点から最先端の問題について検討す る。 また、英米法をはじめとする各国法制度との比較の観点から、 どのような法制度を構築するのが最も望ましいかを、具体的に 提案できるようにする。 テーマ:金融に関する最適な法制度とは何か 目標:金融に関する法制度・政策について、立法論も視野に入 れた比較法的考察を深める。 272 (科目名) 英文科目名: (担 当) 金融取引法 瀬々 敦子 Financial Tranactions Law (テキスト及び参考書) 2 単位 (授業計画) 1.金融取引をめぐる法令 総論 銀行取引法概論 松本貞夫著 経済法令研究会 2.金融業法 金融取引小六法(最新版) 経済法令研究会 3.預金取引1 支払 4.預金取引2 差押 (成績評価の方法・基準) 5.預金取引3 相続 授業参加(出欠を含む)、レポート、小テスト、期末試験で総合 6.手形小切手1―手形法、小切手法― 的に評価する。出席が7割に満たない者については単位を認定し 7.手形小切手2―手形交換所規則― ない。 8.融資取引1 融資契約 (履修条件・その他) 9.融資取引2 債権管理 民法総則、物権法、契約法、担保法を履修または自習しているこ 10.融資取引3 債権回収 と。 11.保証1―理論― (授業概要/テーマ・目標) 12.保証2―実務上の注意点― 授業概要: 13.担保1―理論― グローバリゼーション、金融制度改革の中で、金融取引に関す 14.担保2―実務上の注意点― る法改正や制度の整備が急速に進展している今日、重要性を増 15.付随業務 している金融取引法について講義を行う。 銀行との取引は、どんな職業についても避けることはできず、 社会人になってから有用な知識であると確信する。 その中でも、消費貸借契約、担保、保証はもちろん、金融商品 取引法、金融商品販売法、貸金業法の改正、BIS規制、セキュリ タイゼーション、デリバティブ、マネーロンダリングなど最新 論点をカバーしつつ、最先端の金融商品の法的仕組を学び、金 融取引で実際に用いられている契約書なども読みこなせるよう にする。 テーマ: 金融取引に関する法を学ぶ 目標: 金融取引をめぐる法令や法制度について理論的・実践的な知識 を身につける。 (科目名) 英文科目名: (担 当) 経済法 岩瀬 真央美 Economic Law (テキスト及び参考書) <テキスト> 中川淳司・清水章雄・平覚・間宮勇 『国際経済法』 (有斐閣、200 3). <参考書> 小寺彰・中川淳司編『基本経済条約集』(有斐閣、2002). 松下満雄・清水章雄・中川淳司編『ケースブックWTO法』(有斐閣、200 9年). 2 単位 (授業計画) 1.講義の目的と概要 2.国際経済法の概念 3.ブレトンウッズ・ガット体制の成立と展開 4.WTOの組織と紛争解決手続 (成績評価の方法・基準) 5.WTO協定の国内的実施 学期末筆記試験100%。 6.WTO体制の基本的規律 試験では、国際経済活動に伴う具体的な問題に対する対処法につ 7.WTOと通商救済制度 いて回答できているかを評価する。 8.WTO体制における規律の強化と拡大 (履修条件・その他) 9.地域主義とWTO体制 テキストに沿って講義を進めます。必ずテキストを準備して下さい。 なお、参考書は、講義において必携ではありませんが、より知識を深め 10.WTO体制と途上国 たい受講生には有用です。 11.WTO体制と非貿易的価値 (授業概要/テーマ・目標) 12.国際投資法―投資自由化体制の意義と課題 授業概要:本講義では、主に、国際経済活動に対して公法的な 13.国際競争法 規制を行う国際法について解説する。一般に、国家が市場経済 14.国際経済刑法 秩序を積極的に形成し、個別経済分野や経済過程を規制するた 15.講義全体のまとめ めの法を総称して経済法という。しかし、今日の経済活動は国 境を超えて行われており、経済活動のグローバル化が進んでい る。国際経済活動に影響を及ぼす国家の行為は、経済活動の国 際的な相互依存関係が深化していることから、幅広い分野にお いてGATT/WTO法によって規律されている。また、今日では、国 際競争法や国際経済活動の刑事的取締りの分野における新たな 国際的な法的規制も登場している。これらのことから、GATT/W TO法の原理・原則に加えて、それ以外の国際法制度を取り上げ て、国際経済法全般について講義する。 到達目標:受講生は、国際経済活動の公法的な規制を行う国際 法の全体像についてその背景を踏まえて理解する。さらに、受 講生は、国際経済活動に伴う様々な法的問題に対する理解や対 処法を考える基礎的な知識を習得する。 273 (科目名) 英文科目名: (担 当) 土地法(都市と農村) 野田 崇 Land Law (テキスト及び参考書) 2 単位 (授業計画) 1.都市の何が問題なのか 2.法制度の全体像 安本典夫『都市法概説』(法律文化社、2008) 3.都市計画法制 4.都市計画決定 (成績評価の方法・基準) 5.土地利用計画 6.開発許可制度 期末試験による。 7.建築規制 8.都市景観 (履修条件・その他) 9.道路の建設 行政法関連科目を履修済みであるか、併せて履修していることが 10.区画整理と再開発事業 望ましい。 11.住宅 (授業概要/テーマ・目標) 12.都市の自主的ルール この講義では、主として都市における空間管理の制度について 13.開発規制行政の手段:特に行政指導について 解説する。空間の利用調整制度には、計画を通じた土地利用規 14.都市空間を巡る紛争 制、開発に対する規制、個別の建物に対する規制が含まれる。 15.損失補償 また、計画を実現するための事業制度もある。近年では、都市 景観の保全、再生および創造も都市法の重要テーマである。こ れらに関する知識は、今後の都市空間のあり方を考える上で必 須の知識であるが、住宅問題やコミュニティの維持、再生を考 える上でも、前提となる知識である。この観点から、本講義で は、主として国土利用計画法、都市計画法、建築基準法、都市 再開発法、土地区画整理法の基本的内容を説明するほか、近年 の重要裁判例を紹介する。 受講生は、都市空間管理のための法制度の基本的内容を理解す る。また、都市計画法等で用いられる用語を習得する。それら によって、まちづくりを法的観点から考える能力を身につけ る。 (科目名) 英文科目名: (担 当) 地方自治法 駒林 良則 Local Government Law (テキスト及び参考書) 2 単位 (授業計画) テキスト「地方自治法概説第3版」(宇賀克也、有斐閣)2009年 (成績評価の方法・基準) 定期試験(筆記)による(100%)。地方自治法の基本的問題を 出題するので、地方自治法の基本的内容を理解していることが評 価のポイントである。 (履修条件・その他) 憲法、行政法を履修していることが望ましい (授業概要/テーマ・目標) (授業概要)1999年の地方分権一括法の成立により地方分権改 革がスタートしたが、2006年には地方分権改革推進法ができ200 7年以降第2次の地方分権改革が進行している。本講義では、地 方自治がこうした変革期にあることを十分に留意して改革の現 状にも触れながら、現行の地方自治制度の法的仕組をできるだ け詳しく解説しようと思う。 なお授業はテキストをベースにして、必要な場合はレジュメを 配付して理解の助けとする。 (到達目標) 履修生は、地方自治の法制度の全体像を把握することができる ようになる。これが第1の目標といえる。これを踏まえて、現在 の地方自治の有り様を自分なりに理解することができることに なる。 1.講義の進め方、地方自治の仕組の概要、団体自治と住民 自治、自治体の種類などについて説明する。 2.自治体事務論(自治事務と法定受託事務)、市町村事務 と都道府県事務などについて解説する。 3.団体自治の側面である「国と地方の関係」を説明する。 これに関連して、自治権や国の地方への関与を説明する。 4.民間委託、外郭団体、公の施設における指定管理者制度 など、地方自治の担い手の変容について説明する。 5.地方分権改革の動向を扱う。 6.自治体の組織構造(1) 自治体組織構造の骨格である首長制を中心に、組織構造を概 説する。 7.自治体の組織構造(2) 議会と長を中心とする執行機関について解説し、議会と長の 関係にも触れる。 8.自治体法論(1) 自治体の制定する法形式、特に条例を解説する。 9.自治体法論(2) 条例と法令の関係について、判例を中心に詳しく検討する。 10.自治体法論(3) 規則、要綱などについて解説する。 11.自治体の情報公開制度について簡単に説明する。また、 住民の権利について総説する。 12.直接民主主義的制度 住民の権利としての直接請求制度と住民投票制度を説明す る。 13.住民訴訟(1) 住民監査請求と住民訴訟の制度について説明する。 14.住民訴訟(2) 住民訴訟制度の説明(続)と住民訴訟の判例を紹介する。 15.まとめ 地方自治法の全体像を点検する。 274 (科目名) 英文科目名: 地方自治論 (担 当) 増田 寛也 Local Government (テキスト及び参考書) 2 単位 (授業計画) 授業計画の詳細は、開講日程を含め、ガイダンス時 に示される。 ガイダンス時に指定 (成績評価の方法・基準) ガイダンス時に指定 (履修条件・その他) ガイダンス時に指定 (授業概要/テーマ・目標) 地方自治の現状と課題について、実務経験を踏まえた講義が 行われる。 この科目を受講することにより、学習者は、地方自治の現状 や課題、そしてその背景を理解することが出来る。 (科目名) 英文科目名: 「企業と社会」論 (担 当) 青山 公三 Private Companies in the Society (テキスト及び参考書) 2 単位 (授業計画) 1.企業の社会的役割・社会的責任(CSR)とは 2.企業における社会的責任と法順守(コンプライア ンス)、持続的発展(BCP) 3.企業の文化貢献 (成績評価の方法・基準) 4.企業の文化貢献(事例発表) クラス内での発言・参加度(30%) 5.企業の教育貢献 毎回の講義シート提出(60%) 講義シート未提出が4回以上に及ぶ者は不可 6.企業の教育貢献(事例報告) 課題レポート(10%) 7.企業の環境貢献(地球温暖化、モデルフォレス (履修条件・その他) ト) 地域社会から国際社会に至るまで、社会における企業の役割、責 8.企業の環境貢献(地球温暖化、モデルフォレスト 任について興味のある人なら誰でも :事例発表) (授業概要/テーマ・目標) 9.企業の環境責任(製造責任、公害) 企業は社会の中で、経済活動に寄与するばかりではなく、地域 10.企業の環境責任(製造責任、公害:事例発表) 社会の諸活動に大きな貢献を行っている。本講ではそうした様 11.企業の医療・福祉貢献 々な貢献を検証するとともに、企業の社会に対する責任とは何 12.企業の医療・福祉貢献(事例報告) かを検討し、社会における企業の存在価値、存在意義を明確に する。そのことは、企業そのもののあり方にも影響するが、そ 13.企業の国際貢献 ればかりではなく、企業活動を支える消費者、企業活動を法律 14.企業の国際貢献(事例発表) や規則、制度で規定する行政の姿勢にも影響する。 15.「企業と社会」論まとめ 必要に応じて資料配布、指示 単に授業を聞くという受動的な内容だけではなく、グループで テーマに関する事例を探し、クラスで紹介するというプロジェ クト的な授業内容を取り入れる。 授業の進め方としては、各回テーマ毎に教員からの事例情報提 供と、クラス内を数グループに分け、各グループからの事例報 告をしてもらう。これは、個々人の調査・研究能力を高めるだ けでなく、グループで課題をまとめていく能力を高めていくも のである。 275 (科目名) 英文科目名: (担 当) 地方財政論I 川瀬 光義 Local Public Finance Ⅰ (テキスト及び参考書) 2 単位 (授業計画) テキスト 大和田一紘『習うより慣れろの市町村財政分析』自治体研究社 地方税務研究会編『地方税関係資料ハンドブック』地方財務協会 地方交付税制度研究会編『地方交付税のあらまし』地方財務協会 1.開講にあたって 自治体財政の特別な意味 2.自治体財政とは何か 3.自治体財政を調べるための資料収集 (成績評価の方法・基準) 4.決算カードとは何か 5.決算収支のみかた(その1) 随時提出を求めるレポート(40%) 6.決算収支のみかた(その2) 期末試験(60%) 7.財政健全化指標のみかた (履修条件・その他) 8.歳入をどうみるか 「財政学」「地域経済論」を履修済または、並行して履修してい 9.日本地方税制の特徴 ることがのぞましい。 10.住民税(その1) (授業概要/テーマ・目標) 11.住民税(その2) わたしたちの最も身近な公共部門である地方自治体の財政の 12.固定資産税(その1) 仕組みを学び、その大切さを理解してもらうことが本講義の目 13.固定資産税(その2) 標です。 14.固定資産税(その3) 受講者には、自治体財政の基礎資料の収集と財政分析レポー 15.まとめ トの作成に取り組んでいただきます。 (科目名) 英文科目名: (担 当) 地方財政論II 川瀬 光義 Local Public Finance Ⅱ (テキスト及び参考書) (授業計画) テキスト 大和田一紘『習うより慣れろの市町村財政分析』自治体研究社 地方税務研究会編『地方税関係資料ハンドブック』地方財務協会 地方交付税制度研究会編『地方交付税のあらまし』地方財務協会 1.日本の地方財政調整制度の特徴 2.地方交付税(その1) 3.地方交付税(その2) 4.地方交付税(その3) (成績評価の方法・基準) 5.地方交付税(その4) 6.補助金(その1) 随時提出を求めるレポート(40%) 7.補助金(その2) 期末試験(60%) 8.三位一体改革がもたらしたもの (履修条件・その他) 9.地方債(その1) 「財政学」「地域経済論」を履修済または、並行して履修してい 10.地方債(その2) ることがのぞましい。 11.歳出のみかた (授業概要/テーマ・目標) 12.福祉と地方財政 わたしたちの最も身近な公共部門である地方自治体の財政の 13.教育と地方財政 仕組みを学び、その大切さを理解してもらうことが本講義の目 14.地方公営企業 標です。 15.まとめ 受講者には、自治体財政の基礎資料の収集と財政分析レポー トの作成に取り組んでいただきます。 276 2 単位 (科目名) 英文科目名: (担 当) 環境政策論 川勝 健志 Graduation Thesis (テキスト及び参考書) テキスト及び参考書:テキストは使用せず、毎回レジュメを配布 する。 参考書は適宜紹介するが、さしあたり松下和夫『環境政策学のす すめ』(丸善、2007年)及び諸富徹・浅野耕太・森晶寿『環境経 済学講義』(有斐閣ブックス、2008年)とする。 (成績評価の方法・基準) 授業中のレポート 40点 (毎回実施:12回以上の提出に加 点) 学期末試験 60点 (筆記試験:提出済レポート持込み 可) (履修条件・その他) 前期の「環境経済学」の講義を履修していることが望ましい。 (授業概要/テーマ・目標) 本講義の目的は、大きくは2つある。1つは環境問題の歴史から 今後の環境政策のあり方を学ぶことであり、もう1つは持続可能 な社会への変革を促す環境政策を考えることである。具体的に は、21世紀の環境政策は何を目指すのか、その目標を達成する ための原則や政策手段にはどのようなものがあるのか、またそ の環境政策を担うのは誰か、といった諸課題を考えるための題 材を適宜紹介し、解説する。 (テーマ) 持続可能な発展にはどのような環境政策が求められるのか (到達目標) 環境政策の目標・手段・主体に関する基礎知識を習得する (科目名) 英文科目名: (授業計画) 1.環境政策論とは何か(ガイダンス) 2.なぜ「持続可能な発展」を目指すのか 3.環境政策と政府の役割 4.環境政策における政府の失敗 5.戦後の環境問題の変遷 6.環境問題の国際化と環境政策の新たな展開 7.環境政策の原則と指針 8.環境政策手段の基礎理論 9.環境政策手段の選択論①:直接規制vs経済的手段 vs自主的取組み 10.環境政策手段の選択論②:環境税vs環境補助金 11.環境政策手段の選択論③:環境税vs排出量取引 12.環境政策手段の組み合わせ:ポリシー・ミックス 論 13.環境税制改革の「二重の配当」論 14.地球温暖化防止戦略と低炭素社会 15.持続可能な発展のための環境政策 (担 当) 文化政策論 清水 麻帆 Environmental Policy (テキスト及び参考書) 出席及びレポート (履修条件・その他) (授業概要/テーマ・目標) 本講義では、公共政策としての都市文化政策のあり方を基礎理 論と実際の様々な国際事例を考察することによって、読み解い ていくことを目的としている。 具体的には、文化政策の歴史 的変遷や理論的な基礎を学びつつ、芸術文化へ支援することの 論拠や都市の再生やまちづくりにおける文化政策の役割を国内 外の事例を通じて考察していく。以下、授業計画参照。 2 単位 (授業計画) 随時指示する。参考テキストは「文化政策学」(後藤和子編・有 斐閣) (成績評価の方法・基準) 2 単位 1.文化政策とは 2.文化政策の歴史的変遷 3.公共政策としての文化政策の論拠 4.文化政策のアクターとは 5.アート・マネージメント(1) 6.アート・マネージメント(2)−欧米の事例ー 7.アート・マネージメント(3)−東アジアの事例 ー 8.文化政策の評価 9.都市と地域における文化政策の役割(1) 10.都市の地域における文化政策の役割(2)ー事例 研究ー 11.都市の地域における文化政策の役割(3)ー事例 研究ー 12.都市と地域における文化政策の役割(4)ー事例 研究ー 13.芸術文化産業と文化政策(1) 14.芸術文化産業と文化政策(2)ー事例研究ー 15.都市文化政策のありかた 277 (科目名) 英文科目名: (担 当) 交通政策論 青木 真美 Cultural Policy (テキスト及び参考書) (授業計画) 授業時にプリントを配布する (成績評価の方法・基準) 出席点 20%、中間レポート 30% 期末試験 50% 中間レポートは授業に関連したテーマを課題とし、理解度を判断す る。 期末試験は授業内容に関する短答式のもので、到達状況を判断する。 (履修条件・その他) (授業概要/テーマ・目標) JALの破綻、高速道路の無料化など、最近交通政策関連の話題 が巷間を賑わせている。交通は日常生活に密着し、近代的な社 会生活に不可欠なものである。 しかし、交通については資本主義的な市場機構を通じたサー ビスの提供と、政府による公的な意思決定によるインフラの提 供や社会的・経済的規制の2つの側面があり、その齟齬や不調和 に対する市民や世論の批判や反発、不満も大きい。 本講義ではそうした交通政策問題について、第1部と第2部に 分けて説明していく。第1部では、そもそも交通とはなにか、そ の特性や経済学的な特殊性、「市場の失敗」の事例と要因をま ず論ずる。次いで交通市場において、公的な規制が必要とされ てきた背景、そしてその「規制の失敗」について説明する。 第2部では、個別の交通機関についての政策を取り上げ、これ までの交通政策の歴史や問題点を中心に論ずるものとする。 (科目名) 英文科目名: 2 単位 農業政策論 1.(第1部) 交通とはどのようなものか 交通の概要、歴史、経済的社会的意味などについて 2.交通需要と供給の特性 経済学的にみた交通の特性について 3.交通の公共性とは 経済学における「公共財」と「公共性」の差異について 4.運賃理論と運賃政策 交通の価格である運賃についての理論と政策を解説 5.投資理論と投資政策 交通インフラの投資についての理論と政策を解説 高速道路の整備などの事例 6.市場の失敗と規制の必要性 参入規制や運賃規制が行なわれてきた原因について 7.経済的規制と社会的規制 規制の2つの側面とその問題点 8.規制の失敗と規制緩和 1970年代末ごろからの規制緩和の潮流について 9.規制緩和の事例とその影響 交通における規制緩和の結果 JALの破綻の一つの要因もここにある 10.(第2部 個別交通機関に関する政策について) 航空政策 日本と世界の航空政策について 11.空港政策 わが国の空港政策の現状と問題点 12.地域旅客交通政策 ローカル鉄道、バス、タクシーなどに関する政策の現状 13.道路政策 道路特定財源や高速道路整備スキームの問題点 14.鉄道の民営化と規制緩和 世界的な国営鉄道の民営化の潮流とその要因 15.その他の交通政策の特徴と問題点 港湾、貨物(物流)、都市間旅客交通などについて (担 当) 山根 史博 Tourism Policy (テキスト及び参考書) 2 単位 (授業計画) 【テキスト】 ・増田萬孝,『現代農業政策論 -21世紀の食料・農業・農村を見据え て』, 農林統計協会, 1998年 【参考書】 ・速水佑次郎・神門善久,『農業経済論 新版』, 岩波書店, 2002年 ・その他、随時、資料を配布する。 1.現代における世界・日本の農業問題 2.農地改革と農地法制、食糧管理制度 3.食糧増産政策と土地改良制度 4.農業基本法と農村の変容 (成績評価の方法・基準) 5.農業構造改善事業と総合農政 6.水田農業確立対策から新生産調整対策まで 100点満点中、30点は出席点、70点は期末試験の成績で採点す 7.日米貿易摩擦と農業保護政策批判 る。 8.構造調整政策と農業保護政策の撤廃 (履修条件・その他) 9.農産物価格政策 必ずしも必要ではないが、マクロ経済学の初歩的な知識を修得し 10.新農政プランと食糧法 ている方が望ましい。 11.99年の食糧・農業・農村基本法及び2000年の基本 (授業概要/テーマ・目標) 計画以降の政策目的とその達成度 【授業概要/テーマ】 12.京都府における事例の紹介と検討(1) 本講義では、戦後から現在までの日本の農業政策の変遷を辿 13.京都府における事例の紹介と検討(2) り、その時々で日本農業が抱えてきた課題と政策を解説する。 14.京都府における事例の紹介と検討(3) また、適宜、経済理論のフレームワークを用いて、農業問題の 15.京都府における事例の紹介と検討(4) 本質、政策の効果に関する理解を深める。 【目標】 ・農業問題・農業政策の基本的用語を理解する。 ・戦後以降の農業政策の変遷とその特徴を理解する。 ・農業問題・農業政策を分析・考察できるようになる。 278 (科目名) 英文科目名: (担 当) 入門演習 磯部 智也、大島 和夫、川勝 健志、佐野 亘、瀬々 敦子、津崎 哲雄、中根 成寿、野田 浩資、森下 正修、吉岡 真佐樹 Agricultural Policy (テキスト及び参考書) 2 単位 (授業計画) 授業計画は各演習において決定する あらかじめ指定したリストからゼミごとに選択する。 (成績評価の方法・基準) 出席状況、ゼミでの発表、レポートなどを勘案して、総合的に評 価を行う。 (履修条件・その他) 公共政策学部1回生必修。配属や教室に関しては4月のガイダン スで説明する。 (授業概要/テーマ・目標) 本演習は、福祉社会学科と共同して行う。 公共政策と福祉社会に関する科学的思考を養い、社会におけ る諸問題を発見・探究する力量を形成するために、文献を読む 力、レジュメをまとめる力、他人の意見を聞き、自分の意見を もって討論に参加する力といった、大学での学習場面に必要な 基本的な学習能力を獲得することが本演習の課題である。 担当教員ごとに10のゼミに分かれて、公共政策と福祉社会に かかわりのある入門的な文献リストの中から、関心のある文献 を選択して学習する。 (科目名) 英文科目名: (担 当) 基礎演習 大田 直史、 小沢 修司、 窪田 好男、 中島 正雄 Introductory Seminar (テキスト及び参考書) (授業計画) 授業計画は各ゼミにおいて決定する。 各ゼミにおいて指示する。 (成績評価の方法・基準) 各ゼミにおいて定める。 (履修条件・その他) 公共政策学科2回生必修。 (授業概要/テーマ・目標) 入門演習で獲得した基本的な学習能力を踏まえ、将来の専門 領域を展望した基礎的な学習を進める。 公共政策学に関連する学問分野である政治学、経済学、法律学 について4つのゼミがもうけられる。 この科目を受講することにより、学習者は、政治学、経済 学、法律学のいずれか1つについて、基礎的な知識を獲得するこ とができるとともに、公共政策や公共政策学との関わりについ て知識を獲得することができる。また、新入生ゼミナールや入 門演習で身につけた文献を読む能力、口頭発表の資料を作成す る能力、口頭発表を行う能力を向上させることができる。 各ゼミの詳細な内容、履修方法などについては、事前にガイ ダンスで指導する。 各ゼミの教室については事前に掲示する。 279 2 単位 (科目名) 英文科目名: (担 当) 公共政策実習I 青山 公三、 大田 直史、 窪田 好男、 中島 正雄 Elementary Seminar (テキスト及び参考書) 2 単位 (授業計画) 授業計画については各ゼミで決定する。 なし (成績評価の方法・基準) 出席、グループワークへの貢献、レポート、プレゼンテーショ ンなどから総合的に評価される。 (履修条件・その他) 公共政策入門Ⅱ(政策分析)と自治体政策特殊講義を受講済みで あることが望ましい。 (授業概要/テーマ・目標) この科目を受講することにより、学習者は、公共政策入門Ⅱ で獲得し、自治体政策特殊講義で向上させた能力、すなわち、 与えられた時間的制約やその他の政策条件の範囲内で、個別具 体的な目的を実現する施策・事業案を企画立案し、提案する能 力(公共政策の企画立案能力またはデザイン能力)を、さらに 向上させることができる。また、新入生ゼミナールや入門演習 で身につけた文献を読む能力、口頭発表の資料を作成する能 力、口頭発表を行う能力を向上させることができる。 この科目では、4つのゼミがもうけられる。 学習者は、4つのゼミのいずれかに所属し、数名からなる班ご とに1つの政策提言(レポートとプレゼンテーション)をまと め、最後に全ゼミ合同で最終報告会を行う。 この科目は京都府との協働で行われる。各ゼミに、0名∼数名 程度の京都府職員が入り、学生とともに学習する。最終報告会 には、京都府職員が参加するほか、近隣大学の政策系学部と合 同で開催される可能性がある。 各ゼミの詳細な内容、履修方法などについては、事前にガイ ダンスで指導する。 各ゼミの教室については事前に掲示する。 (科目名) 英文科目名: 公共政策実習II (担 当) 川瀬 光義、佐野 亘、藪中 直 Practice of Public Policy Ⅰ (テキスト及び参考書) (授業計画) 1.授業ガイダンス 2.事前学習(その1) 3.事前学習(その2) 4.事前学習(その3) (成績評価の方法・基準) 5.事前学習(その4) ガイダンス、事前学習、事後報告会の参加状況と実習の成果にも 6.現場での実習 7.現場での実習 とづいて判定 8.現場での実習 (履修条件・その他) 9.現場での実習 10.現場での実習 とくにない 11.現場での実習 (授業概要/テーマ・目標) 12.現場での実習 自治体、NPO等の現場での実習をふまえて、公共政策のあるべき 13.現場での実習 方向について考える糸口を習得する 14.現場での実習 15.事後報告会 とくにない 280 2 単位 (科目名) 英文科目名: (担 当) 専門演習I 公共政策学科全教員 Practice of Public Policy Ⅱ (テキスト及び参考書) 2 単位 (授業計画) 授業計画は各演習において決定する 各演習において決定する (成績評価の方法・基準) 各演習において決定する (履修条件・その他) 公共政策学部3回生必修。各演習において受講人数に制限を設ける場合 があるので注意すること(4月のガイダンスにて説明する) (授業概要/テーマ・目標) 公共政策学科の専門領域に関する問題意識の深化を図り、文 献読解能力の強化や卒業論文作成のための基礎的能力の育成を 目的とする。 4月のガイダンス時に各演習の内容が説明されるので、それを もとに履修する演習を決定すること。 (科目名) 英文科目名: 日本史概論 (担 当) 小林 啓治 Introduction to Japanese History (テキスト及び参考書) 2 単位 (授業計画) 1.天皇制と国民国家の形成(1) 2.天皇制と国民国家の形成(2) 3.資本主義化と地域社会(1) 4.資本主義化と地域社会(2) (成績評価の方法・基準) 5.近代日本の軍隊・戦争(1) 6.近代日本の軍隊・戦争(2) 出席・筆記試験 7.植民地支配と帝国(1) 8.植民地支配と帝国(2) (履修条件・その他) 9.民衆運動・社会運動の諸相と市民社会の誕生 10.アジア・太平洋戦争の終結と戦後改革 特になし 11.サンフランシスコ体制 (授業概要/テーマ・目標) 12.戦後保守支配の成立と構造 憲法体制の転換を軸に、戦前・戦後の日本史を概観する。テー 13.高度成長後の日本と世界 マを絞って、世界史的脈絡を重視しつつ、構造的に日本近現代 14.企業社会の形成と対抗(1) 史を把握することをめざす。現代史(戦後史)にも十分時間をと 15.企業社会の形成と対抗(2) り、現在の日本社会の歴史的位置について考察する力を養うこ (参考書)『全集日本の歴史』第13巻∼第16巻 とを目的とする。 281 (科目名) 英文科目名: (担 当) 東洋史概論 岡本 隆司 Introduction to Oriental History (テキスト及び参考書) 2 単位 (授業計画) 1.ガイダンス 教科書は使用せず、プリントを配布する。参考書は授業中に各項 2.歴史学と東洋史 目において紹介する。 3.東洋史学の創成 4.東洋史の時代区分論――その起源と理論的枠組 (成績評価の方法・基準) 5.時代区分論争の開始――古代とその終末 出席が6割未満の者は単位を認めない。小レポート(30%)、期 6.時代区分論争の展開――古代と中世 7.東洋史の時代区分論――中世と近世 末試験(70%) 8.時代区分論争の帰結――古代・中世・近世と近代 (履修条件・その他) 9.正史と中華――中国史の枠組 10.中華と皇帝と正統――表面の中国史 特になし 11.士大夫と科挙――表面の中国史 (授業概要/テーマ・目標) 12.宦官と中国政治――裏面の中国史 東洋史の定義と範囲から説き起こし、日本史とも西洋史とも 13.胥吏と中国政治――裏面の中国史 異なる、アジアを舞台にした東洋史の学問的な基礎を理解す 14.結論・中国史と現代中国 る。 15.テスト まず前提として、東洋史学の存在理由、時代区分などを概論 する。ついで中国史の展開を中心として、周辺諸民族、および 諸外国との関係を十分に視野に入れつつ、古代から近代にいた る政治史・経済史の基本的な諸事実と全体像を論じる。 さらに東洋史全体にかかわる最新の学説をも適宜とりあげ、 アジア史の全体像を描く視点や方法論上の問題を考察してゆ く。 講義全体を通じて、東洋史の学問内容を概括的に把握し、そ の課題を理解できるようにする。 (科目名) 英文科目名: (担 当) 西洋史概論 渡邊 伸 Introduction to Occidental History (テキスト及び参考書) 2 単位 (授業計画) テキストは使用しない。プリントを配布する。 参考書:『大学で学ぶ西洋史〈古代・中世〉』ミネルヴァ書房。 世界史Bを履修していない受講生は『世界史B用語集』山川出版 社を参照すること。 1.ガイダンス 2.古代キリスト教会の布教活動 3.ローマ帝国と教会 4.古代末期の教会とゲルマン社会 (成績評価の方法・基準) 5.フランク王国と教会 メロヴィング時代 授業中に行う小レポート(30%)と試験(70%)により行う。詳 6.フランク王国と教会 カロリング時代① 細は1回目に説明する。無断欠席が3回をこえた場合は受験を認め 7.フランク王国と教会 カロリング時代② ない。 8.鉄の世紀① 修道院改革 (履修条件・その他) 9.鉄の世紀② 神の平和 10.叙任権闘争 特になし 11.教皇権の確立 (授業概要/テーマ・目標) 12.教会のバビロン捕囚 概要;現代国際社会のみならず日本の社会にも大きな影響力を 13.教会改革運動① 持つヨーロッパの社会と文化を理解するためには、キリスト教 14.教会改革運動② の影響の理解は不可欠である。この講義では古代から中世末ま 15.まとめ でのヨーロッパ社会と教会との関係に焦点をあてて講義する。 目標;西洋史学の主要なトピック、今年度はヨーロッパ社会へ のキリスト教会の影響をとりあげ、西洋中世史の基礎知識の習 得、さらに西洋史研究の基礎的な考え方・方法を習得すること を主な目標とする。 282 (科目名) 英文科目名: 人文地理学 柴田 陽一 Human Geography (テキスト及び参考書) (成績評価の方法・基準) 出席点(30%)、期末テスト(70%) (履修条件・その他) (授業概要/テーマ・目標) この講義では、地理学的なものの見方・考え方を身につけるこ とを目標とする。この見方・考え方は、意識されていない場合 も多いが、実はわたしたちの生活のさまざまなところに活用さ れ、また存在している。地域、空間、景観、分布、立地、知 覚、環境などをキーワードにして、この見方・考え方を解説す る。 (科目名) 2 単位 (授業計画) 教科書は使用しない。適宜資料を配布する。 英文科目名: (担 当) 自然地理学 1.地理と地理学:大学で学ぶ地理学について 2.地図とスケール:地図の歴史・思想とスケールの 政治的意味 3.ある土地に関する記述:地理学の起源としての地 誌 4.人間と環境の関係(1):地理学を科学として成 立させた環境論 5.人間と環境の関係(2):環境と風土のちがい 6.地域の個性の解明:個性記述的な科学としての地 理学 7.諸事象の分布と立地の意味:地域間の関係の考え 方 8.空間の規則性・法則性の探求:法則定立的な科学 としての地理学 9.頭の中の地図:メンタルマップと地域イメージ 10.ある場所がもつ意味:人文主義的地理学の登場 11.景観と風景のちがい:可視的なものを超えて 12.社会的に生産された空間:主体と構造の関係 13.表象された空間への視座:ポストモダン地理学の 射程 14.地理教育に求められるもの:近代国家と地理教育 の関係 15.まとめ (担 当) 植村 善博 Physical Geography (テキスト及び参考書) テキスト:台風23号災害と水害環境(海青社) (成績評価の方法・基準) 出席と参加点20%,小レポート20%,最終レポート60% (履修条件・その他) テキスト・ノートを持参すること (授業概要/テーマ・目標) 自然災害が頻発する日本列島において,具体的な災害を取り上 げて発生要因や被害の実態を明らかにする。また,災害復興や 減災の方法を考えていきたい。まず,水害の発生メカニズム, 発生予測などを示し,つぎに地震災害の事例を紹介する。災害 の自然地理学的研究法と成果を紹介するが,他人事ではなく, 自分の問題として災害を考えるきっかけにしていただきたい。 2 単位 (授業計画) 1.日本列島はなぜ災害が頻発するのか 2.水害と治水の歴史的変化を考える 3.近年の河川と治水政策の問題点はなにか 4.2004年台風23号災害はなぜ発生したのか 5.丹後大手川・野田川の水害と地域性を考える 6.京都市の水害史を展望する 7.昭和10年京都大水害の被害実態を検討する 8.昭和10年水害後の復旧と復興過程はどう進んだか 9.地震災害の発生と特徴はなにか 10.活断層の性質と地震発生の予測はどこまで可能か 11.日本の地震災害史を展望する 12.関東大震災の実態と復興過程 13.北丹後地震の被害と復興はどう行われたか 14.阪神淡路大震災から学ぶ教訓はなにか 15.海外の地震災害の事例を紹介し,日本と比較する 283 (科目名) 英文科目名: 地誌学 上杉 和央 Topography (テキスト及び参考書) (成績評価の方法・基準) 授業での報告内容,期末レポートによる。 (履修条件・その他) なし (授業概要/テーマ・目標) 京都という都市を地誌学的な観点から検討し,その総体像の 把握を目指す。本講義では,その出発点に「道」を置くことに し,「道」の歴史性・空間性について考察し,京都の奥行きを とらえることを目標とする。 受講生は,いずれかの地域を選んで調査を行い,授業中に報 告・討論を行う。(授業計画は一例であり,選択した地域や題 材によって変化する。) (科目名) 2 単位 (授業計画) 授業の冒頭で紹介する。 英文科目名: (担 当) 家族社会学 1.ガイダンス 2.地誌学とは 3.丸太町通の歴史 4.竹屋町通と地域の変遷 5.夷川通の素顔 6.二条通の老舗と地域間交流 7.江戸時代の押小路通 8.御池通の今昔―地図から見た― 9.姉小路通からみえるもの 10.三条通と観光文化 11.六角通の暮らしにみる京の粋 12.蛸薬師通の明治以降の変化 13.四条通の今昔 14.綾小路の裏側 15.総括 (担 当) 松村 尚子 Family Sociology (テキスト及び参考書) 4 単位 (授業計画) 1.オリエンテーションー授業の目標、進め方等 2.家族って何?−家族に関する基礎的な概念、ター ム等 3.家族と世帯ー国勢調査等の家族データ 4.家族の類型、機能、周期、権威構造等について (成績評価の方法・基準) 5.家族の制度と現実の家族について 6.歴史的に見た家族と「近代家族」の形成 前期、後期末の筆記試験を中心に評価するが、授業時に時折小レ 7.旧民法下の家族ー「家」制度とは? ポートを課す。それらを総合して評価する。 8.戦後の民法改正と新たな家族像 9.女性の社会進出と家族 (履修条件・その他) 10.企業社会の論理と性別役割分業 11.現代の結婚と配偶者選択 特になし 12.未婚化・晩婚化の実態とその要因 13.現代の離婚をめぐる問題 (授業概要/テーマ・目標) 14.事実婚・非婚・婚外子の動向 テーマ:現代家族をめぐる諸問題ーその現状と課題 15.現代社会と家族の孤立 授業概要と目標: 16.前期に話したことの大まかなまとめ 現代の社会的な諸問題のうち、家族に関わる問題群は最も重 17.現代のライフスタイルの多様化と家族 大なものの1つと言えるであろう。子どもの育ち、高齢者の暮 18.「格差社会」の中の家族 らし、親子、夫婦の関係、その他諸々の問題が今深刻な事態に 19.「パラサイト・シングル」「フリーター」、「ニ おかれている。この講義では、現代日本の家族の現状とそのよ ート」と家族 うな家族を取り巻く社会的背景について、できるだけ最新のデ 20.女性の雇用者化の進展と家族 ータを提示しながら検討する。家族を通して現代日本社会の問 21.少子高齢社会の実態 22.少子社会における子育て 題性について、考察してほしい。 23.子どもの社会化と育児環境 24.高齢者の生活と意識 25.高齢者介護をめぐる諸問題 26.現代の「個人化」・「私事化」「孤化」現象と家 族 27.生殖補助医療の導入と家族 28.生殖補助医療はどこまで?−「先進国」で起こっ ていること 29.現代日本の家族の現状と課題 30.総括 参考書 『よくわかる現代家族』(神原文子他編、ミネルヴァ書房) 『現代日本人の家族』(藤見純子他編、有斐閣) 284 (科目名) 英文科目名: (担 当) 社会病理学I 高原 正興 Social Pathology Ⅰ (テキスト及び参考書) 2 単位 (授業計画) 1.社会病理学の定義問題 テキストはプリント配布に替える。参考書は授業中に紹介する。 2.社会病理学の対象 3.逸脱と統制の概念 4.社会病理学の成立事情 (成績評価の方法・基準) 5.デュルケームの二つの理論 6.シカゴ学派と社会解体論・文化伝達論 期末試験100% 7.マートンのアノミー論 8.コーエンの非行下位文化論 (履修条件・その他) 9.自己観念と社会的絆の理論 10.秩序とコンフリクトモデル・下層階級文化論 特になし 11.中和の技術と潜在価値の理論 (授業概要/テーマ・目標) 12.ラベリング論 テーマ「社会病理学理論の展開」 13.ラベリング論批判 社会病理学は社会学の一応用分野であり、その理論も社会学 14.逸脱の統合理論 理論の変遷に影響されながら展開されてきた。したがって、こ 15.まとめ の授業では、まず社会病理学の対象と方法を明らかにした上 で、古典的理論、社会構造的アプローチ、社会心理的アプロー チ、社会的相互作用論などの学説史を追って、これらの理論の 基本的性格と特徴を概説し、その長所・短所を検討する。ま た、現代日本の社会病理現象の分析に対する諸理論の有効性を 分析する。 (科目名) 英文科目名: (担 当) 社会病理学II 高原 正興 Social Pathology Ⅱ (テキスト及び参考書) (授業計画) テキストはプリント配布に替える。参考書は授業中に紹介する。 (成績評価の方法・基準) レポート20% 期末試験80% (履修条件・その他) 社会病理学Ⅰを履修しておくことが望ましい。 (授業概要/テーマ・目標) テーマ「少年非行問題の分析」 今日の主な青少年問題である少年非行を社会病理学的に分析 することを主な目的とする。特に、実証主義的な見方と構築主 義的な見方の双方を取り入れて、統計の解釈や非行理論の妥当 性を考察する。また、非行問題の社会的背景として、消費社 会、学歴社会、関係性の希薄化なども概説する。 さらに、ビデオや事例を使った学習を行い、現実の「犯罪と 非行」像をリアルに捉えた上で、自殺などの社会病理現象にも 触れることにする。 2 単位 1.犯罪・非行の定義と処遇過程 2.非行統計の特徴(1) 3.非行統計の特徴(2) 4.非行統計の解釈(1)一般化 5.非行統計の解釈(2)遊び型化 6.非行理論の考察(1)偏在説 7.非行理論の考察(2)遍在説 8.非行理論の考察(3)相互作用論と規範意識論 9.事例研究(1)連続射殺魔事件 10.古典型非行の比較研究 11.事例研究(2)古典型非行 12.無職少年の問題 13.事例研究(3)現代型非行 14.現代の非行の四層構造 15.自殺の社会病理学的分析 285 (科目名) 英文科目名: 環境社会学 (担 当) 野田 浩資 (公共政策学科と同時開講の科目) (テキスト及び参考書) 2 単位 (授業計画) 1.環境問題への社会学的アプローチ①自然環境と歴 参考書:『よくわかる環境社会学』(鳥越・帯谷編、ミネルヴァ 史的環境 書房) 2.環境問題への社会学的アプローチ②住民参加と合 意形成 (成績評価の方法・基準) 3.琵琶湖の水環境問題① 4.琵琶湖の水環境問題② 講義内レポート、および、期末レポート試験の総合による。 5.琵琶湖の水環境問題③ 6.琵琶湖の水環境問題④ (履修条件・その他) 7.京都市の景観問題① 「社会学概論Ⅰ・Ⅱ」「社会調査」を履修しておくことが望まし 8.京都市の景観問題② い。 9.京都市の景観問題③ (授業概要/テーマ・目標) 10.京都市の景観問題④ 現代社会には多種多様な環境問題が続発しているが、それら 11.住民参加と環境ガバナンス① の環境問題を分析すると、環境問題が自然科学の研究対象であ 12.住民参加と環境ガバナンス② るにとどまらず、環境問題のもつ社会的側面の解明が環境問題 13.住民参加と環境ガバナンス③ の解決には不可欠であることに気づかされる。環境問題への社 会学的アプローチの諸理論を紹介し、事例を検討するなかで、 14.住民参加と環境ガバナンス④ 15.まとめ:地域社会と環境問題 環境問題のもつ社会的側面を明らかにする。 (科目名) 英文科目名: 社会福祉史 (担 当) 津崎 哲雄 Social Welfare History (テキスト及び参考書) 適宜プリント/資料を配布 (成績評価の方法・基準) 学期末の定期試験・1回のみ課題提出を求める (履修条件・その他) 特になし (授業概要/テーマ・目標) 主に英国のソーシャルワークの起源と展開を通じて学ぶととも に、我が国の施策や実践との比較を行い、なぜ我が国には専門 職としてのソーシャルワーク、特に地方自治体ソーシャルワー クが制度化・発展しなかったか認識する基礎知識を学習する。 したがって学習を終えた時点で、幾つかの主要なキーワードに ついて相当な認識ができていることを期待します。 2 単位 (授業計画) 1.社会福祉の歴史を学ぶ意味:福祉社会・福祉国家 の理念 型について 2.19世紀英国の社会情況とCharity-Ph目anthropyへ の流れ 3.社会改良における国家とvoluntarism(ヴオランタ リズム)の役割 4.教区制度と地区(友愛卜訪問活動-一一ソーシャル ワーク の起源/トーマス・テャルマーズ 5.19世紀・20世紀初頭におけるホームヘルプの誕生 と 背景:District Nursing,Health visitingとホ ームヘルプ 6.救貧法と労役場:1834年救貧法改正と劣等処遇:Ch arity Organisation Society(COS慈善組織協会)と ソーシャルケ ースワーク 7.Charity Organisation Society(COS慈善組織協 会)とソ ーシャルケースワーク 8.Settlement運動とソーシャル・グループワーク/ コミュ ニティワーク 9.近代児童施設処遇の先駆者;コーラム/ミュラー /バナ ード/クオリヤー/カーペンター:石井十次 ・留岡幸助・ 石井亮一 10.岡山孤児院と石井十次:近代児童保護施設の誕生と後代 への影響 11.20世紀初頭の制度改革:Liberal Reform:福祉国 家への 基礎工事/二つの大戦間期における社会施策 の展開 12.福祉国家とベヴアリッジ報告:揺りかごから墓場 まで: From Cradle to Grave 13.戦後英国福祉国家体制と地方自治体ソーシャルワ −ク/ 児童部ソーシャルワークと家族託置優先/地 方自治体社会 福祉供給体制の無秩序化 14.1970年地方自治体社会福祉・ソーシャルワークの 完成/ シーボーム改革 15.1979年以降の展開:ソーシャルワークの変貌/新 保守主 義と自治体ソーシャルワークの変貌:新労働 党政権の社会 福祉サービス改編計画. 286 (科目名) 英文科目名: (担 当) 社会福祉援助技術論I 菊池信子 Social Work Ⅰ (テキスト及び参考書) 2 単位 (授業計画) 1.社会福祉士の役割と意義 テキスト 社会福祉士養成講座編集委員会編 6 「相談援助の 2.精神保健福祉士の役割と意義 基盤と専門職」第2版(2010) 中央法規 3.相談援助の概念と範囲 4.相談援助の理念、構成要素 (成績評価の方法・基準) 5.相談援助のにおける権利擁護の意義、役割 3分の2以上の出席を前提に、授業期間中におけるミニレポートの 6.相談援助に関わる専門職の概念と範囲 7.相談援助の形成過程 基礎確立期 点数、授業期間中に課す試験点数により評価する。 8.相談援助の形成過程 発展期 (履修条件・その他) 9.相談援助の形成過程 展開期 社会福祉士の国家試験受験資格を希望する学生、その他社会福祉 10.相談援助の理念 実践と価値について の方法に関心ある学生 11.相談援助の理念 実践と権利擁護について (授業概要/テーマ・目標) 12.相談援助の理念 利用者の尊厳と自己決定につい 授業概要 て 本科目は、以下の内容について理解することを目的とする。 13.相談援助の理念 ノーマライゼーション、人権に ①社会福祉士の役割と意義 ついて ②精神保健福祉士の役割と意義 14.相談援助の理念 社会的排除と社会的包摂につ ③相談援助の概念と範囲について いて ④相談援助の理念について ⑤相談援助における権利擁護の意義と範囲について 15.相談援助の専門職、基盤と理念についての総括 ⑥相談援助に関わる専門職の概念と範囲 ⑦総合的、包括的援助と多職間連携の意義と内容について 上記のうち前半部分を中心に講義する。 到達目標 学生の学習到達目標としては、社会福祉士、精神保健福祉士 の業務理解を中心とする。 また、関連職種の役割や相互の協働関係、その方法につい て、実際の事例等をとおして、業務内容がイメージできるよう にする。 社会福祉援助技術論Ⅱへの展開学習がスムーズにできるよう にする。 (科目名) 英文科目名: (担 当) 社会福祉援助技術論II 菊池信子 Social Work Ⅱ (テキスト及び参考書) 2 単位 (授業計画) 1.専門職倫理と倫理的ジレンマ 専門職倫理の概念 2.倫理綱領の意義と内容、ジレンマについて 3.包括的、総合的な支援のあり方について 4.地域を基盤としたソーシャルワークの視座 (成績評価の方法・基準) 5.ジェネラリストソーシャルワークの特質 3分の2以上の出席を前提に、授業期間中におけるミニレポートの 6.ジェネラリストソーシャルワークの構成要素 7.ジェネラリストソーシャルワークの理論、構成要 点数、授業期間中に課す試験点数により評価する。 素に基づいて (履修条件・その他) 8.ジェネラリストソーシャルワークの理論 対象、 社会福祉士の国家試験受験資格を希望する学生、その他の社会福 ニーズ把握について 祉の方法に関心ある学生 9.ジェネラリストソーシャルワークの理論 エンパ (授業概要/テーマ・目標) ワメント 授業概要 10.ジェネラリストソーシャルワークの理論 環境、 本科目は以下の内容について理解することを目的とする。 社会資源の活用 ① 社会福祉士の役割と意義 11.ジェネラリストソーシャルワークの理論 コミュ ② 精神保健福祉士の役割と意義 ニティとの関連 ③ 相談援助の概念と範囲について 12.相談援助の専門職概念、範囲について ④ 相談援助の理念について ⑤ 相談援助における権利擁護の意義と範囲について 13.総合的、包括的支援と連携 チームアプローチの ⑥ 相談援助に関わる専門職の概念と範囲、専門職倫理につ しくみについて いて 14.総合的、包括的支援と連携 チームアプローチに ⑦ 総合的、包括的援助と多職種間連携の意義と内容につい 基づく予防への取り組み、新たなニーズへの対応 て 15.総合的、包括的支援と連携 チームアプローチを 上記のうち、後半部分を中心に講義する。 活かした総合的支援機能、ソーシャルワーク専門職に ついての総括 到達目標 テキスト 社会福祉士養成講座編集委員会編 6「相談援助基盤 と専門職」第2版(2010) 中央法規 学生は、社会福祉士、精神保健福祉士の業務理解と具体的な 実践現場における役割・機能について理解できるようにする。 287 (科目名) 英文科目名: (担 当) 医学一般I 森本 武利 Medical Science in General Ⅰ (テキスト及び参考書) 2 単位 (授業計画) 1.医学概論1:医学・医療とそのあゆみ テキスト:人体の構造と機能及び疾病 社会福祉士シリーズ1 2.医学概論2:人体の構造と機能 弘文堂 3.血液とその働き 4.循環系の成り立ちとその障害 (成績評価の方法・基準) 5.呼吸および心肺蘇生術 6.消化の生理と病態 出席および筆記試験 7.体温の調節 8.夏場の事故予防:熱中症 (履修条件・その他) 9.皮膚の色とUVカット 10.尿の生成と排泄 なし 11.内分泌とホルモン (授業概要/テーマ・目標) 12.神経系の働き 医学は今日までの長い道のりを経て多くの疾病を克服してき 13.感覚器 た。しかし現在人類は人口問題、環境問題、さらに日本を含め 14.筋・骨格系 た先進国では、生活習慣病や高齢社会の抱える新たな問題に直 15.加齢変化・生活習慣病 面している。これらの問題を理解するとともに、社会福祉士に とって必要な医学の基礎知識を、人体の構造と機能を中心に自 分自身のからだに即して理解することを目標とする。 (科目名) 英文科目名: (担 当) 社会福祉現場実習指導I 中根 成寿・山口 敬子 Instraction for Practice of Social WorkⅠ (テキスト及び参考書) テキスト 福祉臨床シリーズ編集委員会編2009『相談援助実習・相談援助実習指導 (社会福祉士シリーズ 22)』弘文堂 参考書は特に指定しない。 テキストは、学生が予習・復習に利用するためのものです。講義では適 宜参照しますが、講義の内容がテキストに沿って構成されているわけで はありません。 2 単位 (授業計画) 1.ガイダンス 2.社会福祉士資格とソーシャルワーカーについて 3.社会福祉士と現場実習について 4.現場実習を行う各施設について (成績評価の方法・基準) 5.見学実習の事前指導 出席、コミュニケーションペーパー、期末試験によって総合的に判断する。公欠 は、診断書のある病欠以外(部活サークル就職活動など)には適応しない。公欠 6.見学実習① は、出欠扱いにするのではなく、講義の母数から差し引く。なお本講義は、見学 実習などを講義時間内に行うため、先方が指定する見学実習に日程・時間によっ 7.見学実習② ては、前後の講義に参加できないことがある。 8.見学実習③ (履修条件・その他) 9.見学実習④ 社会福祉士国家試験受験資格の指定科目をすべて履修する予定で 10.見学実習の振り返り あることが前提である。 11.実習報告から学ぶ (授業概要/テーマ・目標) 12.実習配属の方針と必要書類の記入、提出について 本講義は、社会福祉現場実習の事前学習課目として位置づけら 13.実習配属面談とビデオ学習① れる。講義の参加者は、社会福祉現場実習の意義や事前学習の 14.実習配属面談とビデオ学習② 課題を理解し、社会福祉現場実習に必要な知識を身につけられ 15.実習先の調整について るようにすることがねらいである。 [授業全体の内容の概要] 本講義の前半は社会福祉士の役割、養成課程、現場実習の目 的、意義などに関して講義を行い、後半は、見学実習などを通 じて受講生一人一人の現場実習に対する目的を明確化し、その 後、配属先の選択を行う。 [授業修了時の達成課題(到達目標)] 講義参加者が、ソーシャルワーカーの役割や職務について理解 し、社会福祉現場実習の意義、目的を明確にし、自らの相談援 助実習の配属先を主体的に選択すること。 288 (科目名) 英文科目名: 社会福祉援助技術演習I 中村 佐織、加藤 由衣 Seminar of Social WorkⅠ (テキスト及び参考書) (成績評価の方法・基準) 出席を前提とし、レポートや演習態度等により総合的に判断 (履修条件・その他) 社会福祉援助技術論Ⅰ・Ⅱを受講すること。 社会福祉概論を履修済みのことと社会福祉士資格に関心のある学生を望 む。 (授業概要/テーマ・目標) [授業の目的・ねらい] 相談支援の知識と技術に係る他の科目との関連性を視野に入 れつつ社会福祉士に求められる相談支援の基礎的知識・技術を 学び、実習や実践のための専門的支援技術や能力を養うことを 目的とする。 [授業全体の内容の概要] 社会福祉士に求められる相談支援過程の基礎となるコミュニ ケーション技術、面接技術の習得とソーシャルワーカーとして の自己覚知に関する学習を行う。 [授業修了時の達成課題(到達目標)] 社会福祉士としての専門的知識と技術の基礎づくりを行う。 (科目名) 2 単位 (授業計画) レジュメを配布。その他必要な参考書は適宜指示する。 英文科目名: (担 当) 地域福祉論 1.ソーシャルワーカーとしての社会福祉士の意味 2.社会福祉士の行う実践技術の特徴 3.基本的なコミュニケーション技術の習得Ⅰ(言語 的コミュニケーション) 4.基本的なコミュニケーション技術の習得Ⅱ(非言 語的コミュニケーション) 5.基本的なコミュニケーション技術の習得Ⅲ(トー タルなコミュニケーションの活用) 6.観察技術の習得(気づくことに関する演習) 7.面接技術の習得Ⅰ(マイクロ・カウンセリング等 の活用) 8.面接技術の習得Ⅱ(ロールプレイングによる体 験) 9.面接技術の習得Ⅲ(グループディスカッション) 10.記録技術の習得Ⅰ(記録の書き方) 11.記録技術の習得Ⅱ(記録の実際からの学習) 12.自己覚知の学習Ⅰ(自己を知る、エコマップの活 用) 13.自己覚知の学習Ⅱ(グループディスカッションの 活用) 14.自己覚知の学習Ⅲ(ソーシャルワーカーとしての 実践(学習)準備) 15.実践的演習への導入と基礎学習のまとめ (担 当) 高原 正興 Community Welfare (テキスト及び参考書) テキストは使用しない。参考書は授業中に紹介する。 (成績評価の方法・基準) レポート20% 期末試験80% (履修条件・その他) 特になし (授業概要/テーマ・目標) テーマ「地域福祉の理論と実践」 まず序論で、地域福祉論が日本で台頭した背景及びコミュニ ティ形成との関わりを概説し、続いて、地域福祉の構成要素で ある地域組織化・コミュニティケア・予防的機能について概説 する。特に理論的には、地域福祉概念の特徴、公私分担と福祉 サービス供給システム、地域社会モデル等を検討する。 また実践的には、在宅福祉サービスの現状、社会福祉協議 会、ボランティアとマンパワー等を中心に展開し、具体的な地 域福祉実践の事例を紹介した上で、望ましい地域福祉システム の構築を検討する。 2 単位 (授業計画) 1.地域福祉とは何か−定義と概要 2.地域福祉論の背景 3.地域福祉の考え方 4.地域社会の現状とコミュニティ 5.最底辺の人々−釜ケ崎とスラム 6.日本の市町村の事例−夕張市 7.地域福祉の歴史(1)外国編 8.地域福祉の歴史(2)日本編 9.地域福祉の構成要素(1)地域組織化 10.地域福祉の構成要素(2)コミュニティケア 11.地域福祉の構成要素(3)予防的機能 12.地域福祉実践(1)京都市内の事例 13.地域福祉実践(2)全国の先進事例 14.地域福祉実践(3)社会福祉協議会 15.まとめ 289 (科目名) 英文科目名: (担 当) コミュニティワーク 高原 正興 Community Work (テキスト及び参考書) (授業計画) 1.ガイダンスとCWの全体像についての理解 2.序論(1)CWの概念と意義 3.序論(2)CWの特徴・役割・機能 4.序論(3)欧米のCWの歴史 5.序論(4)日本のCWの歴史 6.CWの主体と対象(1)コミュニティワーカー 7.CWの主体と対象(2)コミュニティグループ 8.CWの主体と対象(3)地域住民組織と社協 9.CWの主体と対象(4)コミュニティと地域社会 問題 10.CWのプロセス(1)地域診断 11.CWのプロセス(2)計画策定 12.CWのプロセス(3)実施過程 13.CWのプロセス(4)記録と評価 14.CWの実践例(1)国家試験問題の事例 15.CWの実践例(2)全国の先進事例から テキストは使用しない。参考書は授業中に紹介する。 (成績評価の方法・基準) 出席10% レポート20% 期末試験70% (履修条件・その他) 地域福祉論を履修しておくことが望ましい。 (授業概要/テーマ・目標) テーマ「地域援助技術のしくみと実践」 間接援助技術としてのコミュニティワークは、地域援助技術 ・地域社会活動と訳されている。本講義では第一に、その概念 ・意義・歴史を概説する。第二に、その主体と対象を整理し て、地域社会の組織化や地域社会問題の解決などを展開する。 第三に、コミュニティワークのプロセスの展開を、地域社会診 断→計画策定→実施過程→評価の順に紹介して、各プロセスの 課題について考察する。 さらに、コミュニティワークの実践例に学んで、受講生が居 住する地域の診断と援助についてレポートを作成する(以下、 CWと略す)。 (科目名) 英文科目名: 2 単位 (担 当) 精神保健福祉援助技術総論 加納 光子 Generalist Social Work Theory and Practice in Mental Health (テキスト及び参考書) テキスト:日本精神保健福祉士養成校協会『精神保健福祉援助技 術総論』中央法規出版 参考書:成清美治・加納光子編集代表『現代社会福祉用語の基礎 知識』学文社 その他:授業中に適宜紹介 (成績評価の方法・基準) 定期試験中のレポート (履修条件・その他) 精神保健福祉士国家試験受験資格に必須の科目である。 (授業概要/テーマ・目標) テーマ 社会福祉援助の一分野である精神保健福祉援助を支える理念・ 価値を知り、その上で精神障がい者の置かれている状況や社会 福祉的課題を把握して、それらに対応する適切な援助技術の概 略を学ぶ。具体的には、人は何故人を支援(援助)するのかと いう対人支援(援助)の基本的考え方から始まり、精神保健福 祉援助の歴史を経て、他職種との連携を含めた直接援助や間接 援助及び関連領域の援助技術の体系と方法、そしてその援助技 術の展開する場所である機関や施設での展開のあり方について 学ぶ。最後に精請保健福祉援助の目指すべき方向について考察 を深める。 目標 精神疾患に罹っている人だけでなく、精神的不健康な状況にい る人も視野にいれて、その人たちの直面している社会福祉的課 題の解決に必要な諸技術についての知見を得て、今後の精神保 健福祉援助の望ましい展開についての理解と考察を深める。 2 単位 (授業計画) 1.オリエンテーション 1.精神保健福祉援助活動の形成と発展 ① 2.精神保健福祉援助活動の形成と発展 ② 3.精神保健福祉援助活動の形成と発展 ③ 4.精神保健福祉援助活動の内容と機能および、理論 と動向 ① 5.精神保健福祉援助活動の内容と機能および、理論 と動向 ② 6.精神保健福祉援助活動の目的と価値および、精神 保健福祉援助活動の原則 7.精神保健福祉士の専門性 8.精神保健福祉援助技術の定義と概念および、内容 と機能 ① 9.精神保健福祉援助技術の定義と概念および、内容 と機能 ② 10.精神保健福祉援助技術の展開 11.精神保健福祉士の共通基盤と精神保健福祉援助技 術の体系 12.精神保健福祉援助技術の実際 13.ライフサイクルに伴う精神保健福祉問題への専門 的援助技術 14.精神保健福祉援助活動の課題と展望 ① 15.精神保健福祉援助活動の課題と展望 ② 290 (科目名) 英文科目名: (担 当) 精神保健学 西田淳志 Mental Health (テキスト及び参考書) 2 単位 (授業計画) 1.現代社会と精神保健(精神保健学概論) テキスト:自治体における精神保健活動の課題(萌文社) 2.精神疾患の理解①(疫学的知見からみた病態と予 適宜プリントを配布 後) 3.精神疾患の理解②(支援・治療に関する現代的国 (成績評価の方法・基準) 際基準) 4.精神疾患を抱える当事者・家族のニーズ レポート、出席状況により総合的に評価する。 5.家族支援の重要性(各国の家族支援法と支援の実 際) (履修条件・その他) 6.各国における精神保健改革の到達点(英国・豪国 ・米国・日本) 指定テキストを事前に読んでおくこと 7.我が国における精神保健医療福祉の現状と課題 (授業概要/テーマ・目標) 8.精神保健医療福祉実践のベストプラクティスから 現代社会において、人々の社会活動や生命・健康に最も深刻な 学ぶ 損失をもたらす疾病は精神疾患であり、我が国においても5人に 9.精神保健と自殺対策 1人は一生涯において一度は精神疾患を体験すると言われてい 10.予防・治療・リカバリーの統合的実践 る。先進諸国では、国民全体の精神的健康の増進、および精神 疾患を抱える当事者や家族に対する支援の方策が着実に発展し 11.精神障害とライフステージ①(青年期の精神保 てきている。一方、我が国では、年間の自殺者数が11年連続3万 健) 人を超え、また、精神障害者の地域生活を支える仕組みも十分 12.精神障害とライフステージ②(児童・ジェンダー に整わないまま今日に至っている。そのため、精神保健専門職 ・高齢者の精神保健) が精神保健に関する広範で正確な最新の知識を習得し、それに 13.メンタルヘルスリテラシーとアンチスティグマ活 基づいた精神保健の臨床実践、地域実践、政策提言を展開する 動 ことが重要である。本科目では、精神保健に関する様々なテー マを取り上げ、ビデオ教材等を多用しながら、ワークショップ 14.国際精神保健(途上国、先進国における課題) 15.今後の精神保健医療福祉のビジョン 形式で授業を進める。 (科目名) 英文科目名: (担 当) 精神保健福祉論I 山野 尚美 Social Welfare Policy and Services in Mental Health Ⅰ (テキスト及び参考書) 2 単位 (授業計画) 【テキスト】 日本精神保健福祉士養成校協 会編(2009)「新・精神保健福祉士養成講座4 精神保健福祉 論」中央法規 (成績評価の方法・基準) 出席及び期末レポートにより総合的に評価する (履修条件・その他) 4年次の精神保健福祉援助実習および精神保健福祉援助演習の履修にあた っては、本科目が履修済みであることが必要となるので注意すること。 (授業概要/テーマ・目標) 【概要】 精神保健・医療領域におけるソーシャルワーク実践にあたっ て求められる、精神障害をもつ人々の心理・社会的困難につい て、精神疾患の症状と共に精神障害をもつ人々に対する国の施 策の変遷を踏まえて理解を深める。 講義に加えて、精神障害をもつ方をゲストスピーカーとして 招き、病と共に生きる生活の現状と求められている支援のあり 方について学ぶ。 【目標】 1.オリエンテーション 2.障害者福祉の理念と意義 3.障害および精神障害の概念1 4.障害および精神障害の概念2 5.精神障害者福祉の歴史と理念1 6.精神障害者福祉の歴史と理念2 7.精神障害者の人権1 8.精神障害者の人権2 9.現代社会と精神障害者1 10.現代社会と精神障害者2 11.現代社会と精神障害者3 12.現代社会と精神障害者4 13.現代社会と精神障害者5 14.保健・医療領域におけるソーシャルワークの今日 的課題 15.講義全体のまとめ 1.障害者福祉の理念と意義、障害者基本法等全ての障害者に共 通の福祉施策の概要について理解する。 2.精神障害者の人権について理解する。 291 (科目名) (担 当) 福祉行財政と福祉計画 中井 健一 英文科目名: (テキスト及び参考書) (授業計画) 参考書1 福祉小六法編集委員会編『福祉小六法2009年版』みら い 参考書2 中井 健一『社会福祉原論』 参考書の1は必ず購入すること。すでに他社発行の福祉六法を持 っている人は代用してもかまわない。ただしぺ-ジが異なるので 授業では不便である。 (成績評価の方法・基準) 出席状況と学習態度(特に他者の学習権を脅かす私語は厳禁)を 加味して、学期末のテストの成績により評価する。 (履修条件・その他) (授業概要/テーマ・目標) この授業は、社会福祉士受験科目に対応している。受験勉強 にありがちな細切れの知識の羅列にならないよう、また無味乾 燥な制度の暗記ものにならないように授業は構成されている。 目下の制度、政策、法体系がどのような論争点をかかえ、問 題と課題は何 か、常に問題意識をもって自宅学習に取り組めるよう、授業の 実施にあたっても考慮を払うつもりである。目標はあくまで受 講生の問題意識の喚起にある。 (科目名) 1.社会福祉の範囲と国家、社会、市場 さまざまに定義される「社会福祉」、どのように定義するかによって切り取る 範囲も異なる。社会福祉の定義を検討して、この授業でとりあげる社会福祉の範囲 を確定する。 2.戦後法制度の変遷と福祉政策、福祉行政その1(六法体制の確立) 敗戦から高度成長前期までにほぼ社会福祉の基礎構造は確立した。通常六法体 制といっているが、その理念、制度の骨格、法体系を学び現代にどのように受け継 がれているかを確認する。 3.戦後法制度の変遷と福祉政策、福祉行政その2(基礎構造改革まで) 制度の拡充からやがて福祉見直しへ、めまぐるしく変化した理念、福祉制度の 概要と新しく生まれた法体系を概観する。 4.戦後法制度の変遷と福祉政策、福祉行政その3(基礎構造改革以降) 基礎構造改革の結果うまれた現下の福祉制度と福祉行政を概観する。 5.福祉制度の構造及び行政組織 政府と地方公共団体との関係、法令の構造とその読み方、行政組織と福祉の機 関の役割りなどを学ぶ。 6.福祉サ-ビス供給のしくみ 措置制度と契約・利用制度の原理を学び、国民の権利性の視点から両制度を検 討する。措置費、介護保険給付、支援費の下での費用負担の概要とあり方を検討す る。 7.福祉サ-ビス供給における九つの相談機関と専門職 法体系にそって縦割りに構成されている相談機関の組織と機能、専門職の役割 りを学ぶとともに制度の問題点を検討する。 8.福祉財政その1 政府と地方公共団体の福祉財政の構造、税と介護保険など財源調達のあり方を 検討し、政府と地方公共団体の予算を読む。 9.福祉財政その2 社会福祉法人など官の統制のもとにある民間事業体が国及び地方財政とどのよ うに結びついているかを、社会福祉法人の予算書から学ぶ。 10.福祉行政と福祉計画の概要、目的、意義 福祉計画とは何か、なぜ必要とされるのか、政策遂行上の目的と意義を検討す る。 11.福祉計画におけるニ-ズ把握の方法 福祉計画に欠かせないニ-ズとは何か、どのように把握すればよいか、量的に把 握する、質的に把握するそれぞれの技法を学ぶ。 12.福祉計画過程と住民参加 福祉計画過程にはなぜ住民参加が大切なのか、目的と意義を学び、住民参加の さまざまな類型とあり方を検討する。 13.福祉計画のプログラム評価 計画(プラン)を具体化して実施していく過程がプログラムである。実施過程の 中間点や完了点で、計画の達成度、課題の解決度、住民の満足度などさまざまな指 標で評価することも福祉計画の大事な一部である。ここではプログラム評価の方法 を学ぶ。 14.A村の老人福祉計画の策定過程と計画を読む 演習: 岐阜県下A村の老人福祉計画のニ-ズ把握の社会調査と計画への反映を資 料をもとに検討する。 15.Y市の地域福祉計画の策定過程と計画を読む 演習:岐阜県下Y市の地域福祉計画を読む 講義のまとめ (担 当) 福祉サービスの組織と経営 廣末 利弥 英文科目名: (テキスト及び参考書) 授業への出席 50% 日常評価 20% 試験に代わるレポート 30% (履修条件・その他) (授業概要/テーマ・目標) 社会保障構造改革のもとで福祉事業が市場化され、民間営利企 業の参入が著しい。その中にあって、真に憲法に保障される生 活権、生存権に値する福祉事業の運営と経営のあり方を考え る。そのために、社会福祉事業とは何か、福祉施設・事業は誰 のため、何のために存在するか、学ぶべき立脚的を明確にす る。その上で、福祉事業の運営と経営の実際を学ぶとともに、 国民本位の福祉事業の運営と経営のあるべき姿や方向性を見出 すことを中心とする。 社会福祉と社会福祉事業の役割と使命を理解する。 社会福祉法人の設立と運営の基本を理解する。 公的責任のもとでの福祉事業の運営と経営の基本を理解する。 契約制度への移行のもとでの福祉事業の運営と経営の基本を理 解する。 福祉従事者の役割、使命と人事管理を理解する。 2 単位 (授業計画) テキスト 新・社会福祉士養成講座11「福祉サービスの組織と 経営」社会福祉士養成講座編集委員会編 中央法規出版㈱ その他の参考書は授業の中で示す (成績評価の方法・基準) 2 単位 1.総括的導入講義 2.福祉サービスの組織と経営を学ぶ基本的視点 3.福祉サービスにおける組織と経営、社会福祉の理 念 4.社会福祉法 5.社会福祉法人の設立と運営① 6.社会福祉法人の設立と運営②その他の組織や団体 7.福祉サービスにおける組織と経営の基礎理論 8.措置制度のもとでの運営と経営、措置費の仕組み 9.福祉サービスの運営と経営①保育事業を中心に 10.福祉サービスの運営と経営②障がい児者事業を中 心に 11.福祉サービスの運営と経営③高齢者事業を中心に =介護保険制度とは 12.福祉サービスの運営と経営④高齢者事業を中心に 13.福祉事業のサービス管理 14.福祉労働と人材育成、人事管理 15.社会福祉法人の役割・使命とアイデンテイテイ 292 (科目名) 英文科目名: (担 当) 老人福祉論I 上掛 利博 Social Welfare for the Elderly Ⅰ (テキスト及び参考書) テキスト;小澤 勲『認知症とは何か』岩波新書 参考書;①外山 義『自宅でない在宅∼高齢者の生活空間論』医 学書院 ②小島ブンゴード孝子『モア∼あるデンマーク高齢者の生き方』 ワールドプランニング 2 単位 (授業計画) 1.老人(高齢者)とはどんな存在か?…男性/女性 2.「高齢化社会」と「高齢社会」 3.老人福祉の概念…「アンチ・エイジング」から 「ウェルカム・エイジング」へ (成績評価の方法・基準) 4.老人福祉の範囲…労働、生涯学習、住宅・まちづ ・試験(30%)、レポート(30%)、平常点(出席+授業への貢 くり 5.老人(高齢者)の福祉ニーズ…「人生の質」 献;40%)により、総合的に評価する 6.高齢者の発達保障…福祉の「主人公」は誰か? (履修条件・その他) 7.老人福祉の法律と制度 ・毎回、視聴覚教材を使うので、「出席」が不可欠である。 8.介護保険法(1)…日本 ・「コミュニケーション用紙」を毎回配布し、次の講義でコメントす る。 9.介護保険法(2)…ドイツ (授業概要/テーマ・目標) 10.税金による「国民保険」制度…スウェーデン 「日本の高齢者福祉の現状と福祉社会」 11.老人に対する保健・医療・福祉サービスの現状 概 要; 日本では、2000年から介護保険が実施され、高齢者 (1)…ホームヘルプ、デイサービス等 福祉は大きな転換を遂げた。これまでの政策形成過程では、 「高齢化社会の危機」を強調しながら「健康で豊かな老人」を 12.老人に対する保健・医療・福祉サービスの現状 想定するという手法がとられてきたが、この方法には、一人ひ とりの高齢者の存在をトータルに捉えて、生きる意欲を引き出 (2)…グループホーム等 すという視点と人間理解とが欠けていた。これからは、当事者 13.老人に対する保健・医療・福祉サービスの現状 の参加によって地域社会で問題解決をはかっていく「福祉を創 (3)…特別養護老人ホーム、養護老人ホーム等 る」発想と実践が求められている。 この講義では、日本の老人福祉の制度や政策について、具体 14.老人に対する保健・医療・福祉サービスの現状 的事例を紹介しながら、到達点と課題を明らかにする。その 際、福祉先進国である北欧諸国との比較検討を行なう。また、 (4)…療養型病床群、地域密着サービス等 日本の各地で実践されているユニークな「福祉を創る」運動に 15.認知症とは何か?…当事者の声「ぼけても心は生 ついても取り上げ、新しい人間社会としての高齢化社会のあり 方や、人間の成熟というテーマについても広い視野から考えた きている」 い。公的介護保険のもとで成長してきたシルバービジネスや、 非営利組織による住民参加型地域福祉の動向や意味についても 検討する。 福祉現場はもとより、役所や企業、将来の実生活において役 に立つ視点を提供することが、この講義のねらいである。 (科目名) 英文科目名: (担 当) 老人福祉論II 上掛 利博 Social Welfare for the Elderly Ⅱ (テキスト及び参考書) テキスト;小澤 勲『認知症とは何か』岩波新書 参考書:①外山 義『自宅でない在宅∼高齢者の生活空間論』医 学書院 ②小島ブンゴード孝子『モア∼あるデンマーク高齢者の生き方』 ワールドプランニング 2 単位 (授業計画) 1.「恍惚の人」(1)…1970年頃の日本の老人福祉 2.「恍惚の人」(2)…家族、男女の性別役割、 「ぼけ老人」の社会問題化 3.「折り梅」(1)…「恍惚の人」から30年後の日 (成績評価の方法・基準) 本の老人福祉 ・試験(30%)、レポート(30%)、平常点(出席+授業への貢 4.「折り梅」(2)…女性と仕事、痴呆老人の発達 5.宅老所「よりあい」 献;40%)により、総合的に評価する。 6.富山方式「このゆびとーまれ」 (履修条件・その他) 7.民間シルバーサービスの動向…有料老人ホーム、 ・毎回、視聴覚教材を使うので、「出席」が不可欠である。 コムスン問題 ・「コミュニケーション用紙」を毎回配布し、次の講義でコメントす る。 8.非営利協同セクター…生協、ワーカーズ、NPO (授業概要/テーマ・目標) 9.専門職の役割…労働条件、学習、性別役割、ボラ 「日本の高齢者福祉の現状と福祉社会」 ンティア 概 要; 日本では、2000年から介護保険が実施され、高齢者 10.住環境と福祉用具(補助器具)…「バリアフリ 福祉は大きな転換を遂げた。これまでの政策形成過程では、 「高齢化社会の危機」を強調しながら「健康で豊かな老人」を ー」から「ユニバーサルデザイン」へ 想定するという手法がとられてきたが、この方法には、一人ひ とりの高齢者の存在をトータルに捉えて、生きる意欲を引き出 11.老人に対する相談援助…苦笑処理、オンブズマ すという視点と人間理解とが欠けていた。これからは、当事者 ン、成年後見 の参加によって地域社会で問題解決をはかっていく「福祉を創 12.「シッコ」(1)…アメリカの医療保険改革 る」発想と実践が求められている。 この講義では、日本の老人福祉の制度や政策について、具体 13.「シッコ」(2)…ノルウェーの福祉との比較 的事例を紹介しながら、到達点と課題を明らかにする。その 際、福祉先進国である北欧諸国との比較検討を行なう。また、 14.北欧の高齢者福祉…ノーマライゼーション、QOL 日本の各地で実践されているユニークな「福祉を創る」運動に (人生の質) ついても取り上げ、新しい人間社会としての高齢化社会のあり 方や、人間の成熟というテーマについても広い視野から考えた 15.新しい人間社会…男女平等、高齢者の性と恋愛、 い。公的介護保険のもとで成長してきたシルバービジネスや、 「共生」 非営利組織による住民参加型地域福祉の動向や意味についても 検討する。 福祉現場はもとより、役所や企業、将来の実生活において役 に立つ視点を提供することが、この講義のねらいである。 293 (科目名) 英文科目名: 社会保障論I (担 当) 中島 正雄 Social Security Ⅰ (テキスト及び参考書) 2 単位 (授業計画) 1.ガイダンス ― 講義概要の説明 現代社会と社会保障(1) 講義の中で、必要に応じて指示する。 社会保障前史、救貧法から社会保障へ 2.現代社会と社会保障(2) 日本における社会保障制度の展開、社会保障理念 (成績評価の方法・基準) の発達 3.現代社会と社会保障(3) 学期末試験の成績および授業の出席状況にもとづいて判定する。 社会保障の概念と範囲、社会保障財政の仕組み 4.現代社会と社会保障(4) 人口の高齢化と社会保障財政、生存権・最低生活 (履修条件・その他) の制度的保障 5.現代社会と社会保障(5) 社会保障論Ⅱをあわせて履修することが望ましい。 所得の再分配機能、現代社会における社会保障の 課題 (授業概要/テーマ・目標) 6.社会保障制度の体系 ― 概観 社会保障制度の歴史的発展と社会保障の理念の発達について 7.社会保障を構成する各制度の概要(1) 理解を深め、現代社会における社会保障の役割・機能、課題に 年金保険 ついて考察する。また、社会保障制度の体系および各制度の概 8.社会保障を構成する各制度の概要(2) 要について理解する。 医療保険 9.社会保障を構成する各制度の概要(3) 講義レジュメにそって、講義を進める。 介護保険 10.社会保障を構成する各制度の概要(4) 労災保険 11.社会保障を構成する各制度の概要(5) 雇用保険 12.社会保障を構成する各制度の概要(6) 家族手当(児童手当) 13.社会保障を構成する各制度の概要(7) 公的扶助 14.社会保障を構成する各制度の概要(8) その他関連制度 15.総括 (科目名) 英文科目名: 社会保障論II (担 当) 中島 正雄 Social Security Ⅱ (テキスト及び参考書) 講義の中で、必要に応じて指示する。 (成績評価の方法・基準) 学期末試験の成績および授業の出席状況にもとづいて判定す る。 (履修条件・その他) 社会保障論Ⅰをあわせて履修することが望ましい。 (授業概要/テーマ・目標) 日本の年金保険制度と医療保険制度を取り上げ、その詳細を 講じ、受講生が正確な知識を修得することを目標とする。 民間保険と社会保険との関係、社会保険の管理運営体制を中 心とする社会保障の実施体制および社会保障の専門職について 理解を深める。 講義レジュメにそって、講義を進める。 2 単位 (授業計画) 1.ガイダンス ― 講義概要の説明 日本の年金保険制度とその具体的内容(1) 年金保険制度の沿革と体系 2.日本の年金保険制度とその具体的内容(2) 国民年金① 保険給付の種類と内容 3.日本の年金保険制度とその具体的内容(3) 国民年金② 保険財政、問題点と課題 4.日本の年金保険制度とその具体的内容(4) 厚生年金① 保険給付の種類と内容 5.日本の年金保険制度とその具体的内容(5) 厚生年金② 保険財政、問題点と課題 6.日本の年金保険制度とその具体的内容(6) 各種共済組合の年金 7.日本の医療保険制度とその具体的内容(1) 健康保険① 保険給付の種類と内容 8.日本の医療保険制度とその具体的内容(1) 健康保険② 保険財政、問題点と課題 9.日本の医療保険制度とその具体的内容(2) 各種共済組合の医療保険 10.日本の医療保険制度とその具体的内容(3) 国民健康保険① 保険給付の種類と内容 11.日本の医療保険制度とその具体的内容(4) 国民健康保険② 保険財政、問題点と課題 12.日本の医療保険制度とその具体的内容(5) 高齢者医療制度 13.公的施策と民間保険 14.社会保障の実施体制および専門職 15.総括 294 (科目名) 英文科目名: (担 当) 児童福祉論I 津崎 哲雄 Child Welfare Ⅰ (テキスト及び参考書) 2 単位 (授業計画) 津崎哲雄『この国の子どもたち:要保護児童社会的養護の構築 1.児童・家庭に対する社会的支援・福祉の制度と実 性』日本加除出版社 際:概論 参考書グッドマン『日本の児童養護:児童養護学への招待』明石 2.児童・家庭のニーズと人口動態 3.児童・家庭福祉制度の歴史:日本と欧米/アジア (イギリス・韓国を中心に) 4.児童の定義と法制度 5.児童の権利とその保障 6.児童・家庭福祉の法制度:国際法規:子どもの権 利条約:ハーグ条約 7.児童・家庭福祉の国内法(基本法:個別法:準法 規) 8.基本法-児童福祉法:個別法-児童虐待防止法・DV 防止法・母子及び寡婦福祉法・母子保健法・少年法 ・売春防止法 9.個別法:所得保障;児童手当法・児童扶養手当法 ・特別児童手当法 施策枠組法:次世代育成支援対策法/少子化対策 基本法 10.児童・家庭福祉制度における社会機関(1)市町 村児童母子福祉担当課 11.児童・家庭福祉制度における社会機関(2)児童 相談所 12.児童・家庭福祉制度における社会機関(3)福祉 事務所:保健所 13.児童・家庭福祉制度における児童福祉施設資源 (1)保育・養護・母子系 14.児童・家庭福祉制度における児童福祉施設資源 (2)非行・障害系 15.児童・家庭福祉制度における今後の課題・展望 書店 (成績評価の方法・基準) 学期中の課題提出と定期試験の成績 (履修条件・その他) できれば児童福祉論Ⅱも履修すること (授業概要/テーマ・目標) 現代社会にあって児童とその直接的環境である家庭/家族の福 祉をどのように保障するか、歴史と現状を認識の上、我が国の 福祉制度の特質を理念・制度・施策・実践の観点から総合的に 理解する。児童・家庭のニーズ・解決すべき課題、制度と実践 など、児童福祉の機能別・対象別に、現行制度を把握できるよ う指導し、かつ問題解決能力を培えるように、専門知識・技能 の学習に合わせて、児童・家庭に働きかける専門的知識・能力 の醸成および倫理性についての意識を培いながら、児童・家庭 福祉分野における具体的事例への対処法を理解する。 目標 ①児童・家庭をめぐる社会状況/生活実態およびニーズ(福祉 需要:子育て・一人親家庭・児童虐待/ネグレクト・家庭内暴 力・非行犯罪など)の実態とそうした児童問題への対応策につ いて理解する。 ②児童・家庭/家族に関わる社会福祉制度の歴史について理解 する。 ③児童の権利とその保障施策について理解する。 ④児童・家庭を対象とする相談援助活動の制度及び他の分野 (保健医療/司法/教育など)の法制度について理解する。 ⑤児童虐待/ネグレクト問題とその対応策について遡解する。 (科目名) 英文科目名: (担 当) 児童福祉論II 津崎 哲雄 Child Welfare Ⅱ (テキスト及び参考書) 津崎哲雄『この国の子どもたち:要保護児童社会的養護の構築 性』日本加除出版社 参考書グッドマン『日本の児童養護:児童養護学への招待』明石 2 単位 (授業計画) 1.児童虐待問題と児童の権利:概論 2.児童虐待問題の歴史 3.児童虐待の定義 書店 (成績評価の方法・基準) 4.児童虐待防止関連法制度 5.児童虐待防止のプロセス 6.児童虐待対応:通告・初期対応・緊急介入 7.児童虐待対応:リスクアスメント・親子分離と職 学期中の課題提出と定期試験の成績 (履修条件・その他) できれば児童福祉論Ⅰも履修すること (授業概要/テーマ・目標) 授業概要 現代社会にあって最も喫緊の社会問題である家庭内児童虐待問 題と児童施設内虐待について以下の側面から学習し、児童相談 所や市町村児童母子福祉関係窓口で児童相談や支援に携わるこ とを想定した専門知識・技能の基礎を学ぶ。多くの児童虐待/ ネグレクト事例を具体的に学び、実務の実際をVTRにより観察す 権保護と強制介入 8.要保護児童対策地域協議会とネットワーク対応 9.被害児支援と治療(施設処遇と家庭的処遇) 10.虐侍者支援と強制加療/家族再構築における支援 方法 11.事例検討 1 身体的虐待・性的虐待 12.事例検討 2 心理的虐待・ネグレクト 13.日本における児童虐待防止対応の課題 :児童相 る。 談所改革への視点 目標 は以下の事項を理解し、児童ソーシャルワーカーとなる準 14.日本における児童虐待防止対応の課題 :児童虐 備に資すること 待防止ソーシャルワーカー研修への視点 ①児童虐待の歴史・定義 15.総括と展望 ②児童虐待防止関係法規 ③児童虐待対応のプロセス ④児童虐待防関係機関とその役割 ⑤児童虐待/ネグレクト事例の検討 ⑥先進国の児童虐待防止施策と実践 ⑥我が国おける児童虐待の課題 295 (科目名) 英文科目名: カウンセリング論 (担 当) 今村 一成 Counseling (テキスト及び参考書) 2 単位 (授業計画) 1.カウンセリングと心理療法(序論) 原則としてレジュメを配布します。 2.心理的問題の分類①(病態水準について) (テキストの必要があればその都度指定します) 3.心理的問題の分類②(神経症レベルの疾患) 4.心理的問題の分類③(精神病レベルの疾患) (成績評価の方法・基準) 5.心理的問題の分類④(社会的行動の問題) 6.心理的問題の分類⑤(知的障害) 学期末のレポート(1回) 7.心理的問題の分類・まとめ(DSMの分類方針と病 因論について) (履修条件・その他) 8.カウンセリングの一般的手順と基本的問題①(面 接過程の進展に応じた諸問題) 特になし 9.カウンセリングの一般的手順と基本的問題②(カ (授業概要/テーマ・目標) ウンセラーとクライエントの枠組み) 福祉・教育・行政・医療などの分野において、心理カウンセラ 10.カウンセリングの一般的手順と基本的問題③(カ ーのはたす役割は徐々に拡大・定着しつつあります。こうした ウンセリングの効用と限界) 状況のなか、上記のような職域で活動するカウンセラー以外の 11.心理的問題のアセスメント①(アセスメントとは 人々が、心理カウンセリングの概略について知っておくことは ?/心理テスト一般についての留意点) 有益なことです。 12.心理的問題のアセスメント②(知能テスト・発達 本講義では、心理カウンセラーがどのような人々を対象と し、どのような方法や考え方にもとづいて臨床実践を行ってい テスト) るのかを概括的に学習します。必ずしも専門のカウンセラーを 13.心理的問題のアセスメント③(人格テスト) 育成することを目的としてはいないので、受講にあたって特別 14.心理的問題のアセスメント④(心理テスト小実 な予備知識等は必要ありません。 習) “正解”・“不正解”のない問題を扱うことが多いので、聴 講して感じたこと・思ったことを自由に意見交換できることを 15.まとめ 期待します。また、講義時間のうち一部を使って、体験のため の小実習を行う回もあります。 (科目名) 英文科目名: 社会福祉実習 Practice of Social Work (テキスト及び参考書) (担 当) 中村 佐織・中根 成寿・高原 正興・津崎 哲雄・上掛 利博 4 単位 (授業計画) 1.実習施設・機関の業務内容の理解 2.基本的なコミュニケーションの習得、円滑な人間 関係の形成 3.利用者理解と利用者の生活問題の把握 (成績評価の方法・基準) 4.実習担当教員の巡回指導による状況把握と個別ス 実習受入先機関からの評価を参考にして、講義担当者が総合して ーパービジョン 5.個別の相談支援計画の作成 評価を行う。 6.利用者やその関係者(家族・親族・友人等)との (履修条件・その他) 支援関係の形成と利用者主体の理解 本科目の履修の前に、社会福祉援助技術論ⅠⅡ、社会福祉実習指導・社 会福祉援助技術論Ⅰを単位取得していること。またその他社会福祉士国 7.利用者やその関係者(家族・親族・友人等)の権 家試験受験資格の指定科目を履修することが前提である。 利擁護の理解 (授業概要/テーマ・目標) 8.利用者やその関係者(家族・親族・友人等)のエ 授業の概要 ンパワメントによる支援 各種社会福祉施設・機関での実習をとおして、そこでの業務内 容について理解を深めるとともに、実際の支援の補助やかかわ 9.多職種との連携やチームアプローチの実際 った利用者との事例研究から、具体的な相談支援の専門価値と 10.施設・事業者・機関・団体等の組織理念や就業規 専門職倫理、専門知識や専門支援技術を理解する。また、関連 分野の専門職との連携のあり方や内容を実践的に理解する。そ 定やそこでの専門職としての役割の理解 して、実習前後の社会福祉現場実習指導をふまえて、自己の客 11.施設・事業者・機関・団体等の経営やサービスの 観視と解決すべき自己の課題を明確化し理解を深めるなかで、 管理運営、アドミニストレーションの理解 社会福祉士に必要な能力を習得する。 到達目標:社会福祉実習では以下の到達目標を設定する。 12.実習施設・機関のコミュニティにおける役割や存 ①相談支援にかかる専門知識・専門技術を実践的に理解する。 ②社会福祉士に必要な資質や技能、専門職倫理、専門職として 在意味の理解 の課題把握等の能力を習得する。 13.実習施設・機関のアウトリーチによるコミュニテ ③関連分野の専門職との多職種連携の具体的内容を理解する。 テーマ:社会福祉施設・機関の実習における利用者支援や支援 ィへのはたらきかけの実際 の補助をとおして、社会福祉士に必要な相談支援にかかる価値 14.実習施設・機関による地域社会のネットワーキン ・知識・技術を実際的かつ具体的に理解する。また、地域との かかわりや多職種との連携について実践的に理解し、専門職と グやフォーマル・インフォーマルの社会資源の活用・ して利用者の生活問題に総合的に対応する能力を習得する。 調整・開発に関する理解 15.実習指導者との個別支援計画の評価 テキストや参考書は特に定めない。 296 (科目名) 英文科目名: (担 当) 社会福祉援助技術演習 中村 佐織、津崎 哲雄、高原 正興、上掛 利博、中根 成寿 Seminar of Social Work (テキスト及び参考書) (授業計画) テキストは使用せず、プリントを配布する。 (成績評価の方法・基準) 出席が2/3以上の者を評価対象とする。参加態度、小レポー ト、グループでの報告内容等により総合的に判断する。 (履修条件・その他) 社会福祉概論、社会福祉援助技術論Ⅰ・Ⅱを履修済みであること。 社会福祉実習Ⅱ、社会福祉実習Ⅲと並行して必ず履修すること (授業概要/テーマ・目標) テーマ: 社会福祉援助技術や知識の活用を考える 達成目標: ソーシャルワーカーの専門技術としての基本的な姿勢・態度 や、具体的な技法としての観察・面接・分析・記録などを習得 するために、それぞれの社会福祉実践分野の事例検討をロール プレイやディスカッション、レポート作成などから学ぶ。 授業概要: 社会福祉士などの専門職に必要な知識や技術(観察、面接、分 析、評価など)をいかに支援過程展開で活用するかについて、事 例分析やシミュレーション演習をとおして、少人数グループを 活用しながら学習していく。 (科目名) 英文科目名: 8 単位 1.ソーシャルワーク演習の必要性① 2.ソーシャルワーク演習の必要性② 3.ソーシャルワーカーの実践と事例研究の意味① 4.ソーシャルワーカーの実践と事例研究の意味② 5.ソーシャルワーカーとしての生活問題理解① 6.ソーシャルワーカーとしての生活問題理解② 7.現場講師による生活問題理解① 8.現場講師による生活問題理解② 9.シミュレーション学習によるアセスメント演習(施設・機関研究)① 10.シミュレーション学習によるアセスメント演習(施設・機関研究)② 11.シミュレーション学習によるアセスメント演習(施設・機関研究)③ 12.シミュレーション学習によるアセスメント演習(施設・機関研究)④ 13.シミュレーション学習によるアセスメント演習(施設・機関研究)⑤ 14.シミュレーション学習によるアセスメント演習(施設・機関研究)⑥ 15.アセスメント演習のまとめⅠ 16.シミュレーション学習によるコミュニケーション演習(面接)① 17.シミュレーション学習によるコミュニケーション演習(面接)② 18.シミュレーション学習によるコミュニケーション演習(面接)③ 19.シミュレーション学習によるコミュニケーション演習(面接)④ 20.シミュレーション学習によるコミュニケーション演習(面接)⑤ 21.シミュレーション学習によるコミュニケーション演習(面接)⑥ 22.アセスメント演習のまとめⅡ 23.事例研究による介入演習(体験学習)① 24.事例研究による介入演習(体験学習)② 25.事例研究による介入演習(体験学習)③ 26.事例研究による介入演習(体験学習)④ 27.事例研究による介入演習(体験学習)⑤ 28.事例研究による介入演習(体験学習)⑥ 29.事例研究による介入演習(体験学習)⑦ 30.事例研究による介入演習(体験学習)⑧ 31.介入演習のまとめⅠ 32.事例研究による介入演習(倫理や姿勢)① 33.事例研究による介入演習(倫理や姿勢)② 34.事例研究による介入演習(倫理や姿勢)③ 35.事例研究による介入演習(倫理や姿勢)④ 36.事例研究による介入演習(倫理や姿勢)⑤ 37.事例研究による介入演習(倫理や姿勢)⑥ 38.介入演習のまとめⅡ 39.事例を用いたグループ・ディスカッションによるモニタリング演習(記録)① 40.事例を用いたグループ・ディスカッションによるモニタリング演習(記録)② 41.事例を用いたグループ・ディスカッションによるモニタリング演習(記録)③ 42.事例を用いたグループ・ディスカッションによるモニタリング演習(記録)④ 43.事例を用いたグループ・ディスカッションによるモニタリング演習(記録)⑤ 44.事例を用いたグループ・ディスカッションによるモニタリング演習(記録)⑥ 45.モニタリング演習のまとめ 46.現場講師による評価演習① 47.現場講師による評価演習② 48.事例を用いたグループ・ディスカッションによる評価演習(評価ツールの活用)① 49.事例を用いたグループ・ディスカッションによる評価演習(評価ツールの活用)② 50.事例を用いたグループ・ディスカッションによる評価演習(評価ツールの活用)③ 51.事例を用いたグループ・ディスカッションによる評価演習(評価ツールの活用)④ 52.事例を用いたグループ・ディスカッションによる評価演習(評価ツールの活用)⑤ 53.事例を用いたグループ・ディスカッションによる評価演習(評価ツールの活用)⑥ 54.評価演習のまとめ 55.実習からの事例検討とふりかえり① 56.実習からの事例検討とふりかえり② 57.実習からの事例検討とふりかえり③ 58.実習からの事例検討とふりかえり④ 59.全体のまとめ① 60.全体のまとめ② (担 当) 障害者福祉論I 中根 成寿 Welfare for Disabled People Ⅰ (テキスト及び参考書) テキスト…大塚 晃・小澤 温・坂本洋一2009『新・社会福祉士養成講座 第14巻 障害者に対する支援と障害者自立支援制度―障害者福祉論』 中央法規 参考書…特に指定しない。 テキストは、学生が予習・復習に利用するためのものです。講義では適 宜参照しますが、講義の内容がテキストに沿って構成されているわけで はありません。 (成績評価の方法・基準) 出席、コミュニケーションペーパー、期末試験によって総合的に 判断する。公欠は、診断書のある病欠以外(部活サークル就職活 動など)には適応しない。公欠は、出欠扱いにするのではなく、 講義の母数から差し引く。 (履修条件・その他) 児童福祉論、老人福祉論、社会保障法、公的扶助論など隣接領域 の科目を理由しておくことが望ましい。 (授業概要/テーマ・目標) 講義概要 本講義では、障害者・家族の生活実態とこれを取り巻く社会情 勢や福祉制度・介護制度・医療制度・地域移行・就労支援につ いて理解し、障害者福祉制度の発展過程を、主に国際障害者年 移行に重点を当てて、理解し、相談援助において必要となる障 害者福祉制度、障害者自立支援法、介護保険制度、その他障害 者の生活や福祉に関わる法制度について理解する。あわせて、 障害を医学モデル的理解から社会モデル理解へと転換し、受講 生が各人が障害者に対する相談支援業務の知識やスキルを向上 することができる。 目標 ①障害者・家族の生活実態とこれを取り巻く社会情勢や福祉制 度・介護制度・医療制度・地域移行・就労支援について理解す る。 ②障害者福祉制度の発展過程を、主に国際障害者年移行に重点 を当てて、理解する。 ③相談援助において必要となる障害者福祉制度、障害者自立支 援法、介護保険制度、その他障害者の生活や福祉に関わる法制 度について理解する。 障害者福祉論Ⅰでは、特に制度法律面からの知識の獲得が主な 課題となる。なお本科目は、社会福祉士国家試験受験資格に必 要な「障害者に対する支援と障害者自立支援制度」の読替科目 である。 2 単位 (授業計画) 1.講義のはじめに−講義の計画と評価方法について 2.障害者福祉の基礎知識(1)ー国際障害者年とノー マライゼーション 3.障害者福祉の基礎知識(2)ーノーマライゼーショ ンから合理的配慮へ 4.「障害」概念の変遷−ICIDH 5.「障害」概念の変遷−ICF 6.障害の法定義と障害者の範囲(1)ー障害者基本法 と身体障害者福祉法 7.障害の法定義と障害者の範囲(2)ー知的障害者福 祉法と精神保健福祉法、発達障害者支援法 8.障害の社会モデルとは何か(1)ー障害学と社会福 祉学 9.障害の社会モデルとは何か(2)ー専門家主義と当 事者主義 10.障害文化論とテクノロジーろう文化とはなにか 11.障害者福祉の転換について(1)社会福祉基礎構造 改革 12.障害者福祉の転換について(2)公的介護保険と支 援費制度について 13.障害者福祉の転換について(3)障害者自立支援法 とその後の改革について 14.障害者の所得保障と経済負担の軽減措置について (1)年金と手当について 15.障害者の所得保障と経済負担の軽減措置について (2)生活保護制度と各種減免について 297 (科目名) 英文科目名: (担 当) 障害者福祉論II 中根 成寿 Welfare for Disabled People Ⅱ (テキスト及び参考書) テキスト…大塚 晃・小澤 温・坂本洋一2009『新・社会福祉士養成講座 第14巻 障害者に対する支援と障害者自立支援制度―障害者福祉論』 中央法規 参考書…特に指定しない。 テキストは、学生が予習・復習に利用するためのものです。講義では適 宜参照しますが、講義の内容がテキストに沿って構成されているわけで はありません。 2 単位 (授業計画) 1.後期ガイダンス 2.障害者の就労支援について(1)一般就労と福祉 的就労について 3.障害者の就労支援について(2)障害者雇用促進 (成績評価の方法・基準) 法について 出席、コミュニケーションペーパー、期末試験によって総合的に 判断する。公欠は、診断書のある病欠以外(部活サークル就職活 4.障害者の就労支援について(3)働けない身体? 動など)には適応しない。公欠は、出欠扱いにするのではなく、 とはなにか 講義の母数から差し引く。 5.自立生活運動について(1)『母よ!殺すな』『生 (履修条件・その他) の技法』以後 障害者福祉論Ⅰの履修をしておくこと。また児童福祉論、老人福祉論、 社会保障法、公的扶助論など隣接領域の科目を理由しておくことが望ま 6.自立生活運動について(2)脱施設について しい。 7.自立生活運動について(3)脱家族について (授業概要/テーマ・目標) 8.家族から見た障害者問題(1)家族に扶養の義務は 本講義では、障害者・家族の生活実態とこれを取り巻く社会情 あるのか 勢や福祉制度・介護制度・医療制度・地域移行・就労支援につ 9.家族から見た障害者問題(2)障害者家族の親とは いて理解し、障害者福祉制度の発展過程を、主に国際障害者年 どのような存在か? 移行に重点を当てて、理解し、相談援助において必要となる障 害者福祉制度、障害者自立支援法、介護保険制度、その他障害 10.家族から見た障害者問題(3)ケアの社会化とケア 者の生活や福祉に関わる法制度について理解する。あわせて、 の社会的分有について 障害を医学モデル的理解から社会モデル理解へと転換し、受講 11.障害と先端医療−出生前診断から生体肝移植まで 生が各人が障害者に対する相談支援業務の知識やスキルを向上 12.外見は障害ですか?−VDとはなにか することができる。 13.特別支援教育について 障害者福祉論Ⅱでは、「異なる身体」の「社会との接点」とい 14.障害者権利条約についてー合理的配慮と差別禁止 う視点で講義を展開する。抽象的な思考が増えるので受講者の 知的な負荷は高いと想定される。なお本科目は、社会福祉士国 法 家試験受験資格に必要な「就労支援サービス」の読替科目であ 15.障害者福祉論を踏まえて、福祉社会を見据えるー 固有の身体と、生活すること る。 (科目名) 英文科目名: (担 当) 公的扶助論 吉永 純 Public Assistance (テキスト及び参考書) (授業計画) (テキスト)杉村宏、岡部卓、布川日佐史編著「よくわかる公的 扶助」ミネルヴァ書房、(参考書)湯浅誠「反貧困」岩波新書 (成績評価の方法・基準) 出欠状況及び定期試験の成績 (履修条件・その他) 特になし (授業概要/テーマ・目標) 2008年秋に勃発した金融危機はまたたく間に雇用不安を引き起 こし、それまでに顕在化していた貧困を急速に拡大し、貧困を 可視化させた。またワーキングプア(働く貧困層)をはじめと して、高齢者、ひとり親、障がい者、子どもなど、ここ数年の 貧困の広がりは著しい。こうした問題に対して、社会保障はど うあるべきだろうか。また、最後のセイフティーネットである 公的扶助(生活保護をはじめとする低所得施策)が、その「出 番」にふさわしい役割を発揮するための条件は何だろうか。貧 困に向き合うことは、あらゆる福祉サービス、活動の基礎であ り、原点である。またソーシャルワークにおける土台といえ る。現場の実例や、TV報道等生きた材料を使いながら考えて いきたい。 2 単位 1.講義の狙いと講義計画についてガイダンス 貧 困を学ぶ意義 2.様々な貧困(1)(貧困の諸相。高齢者、ひとり 親、 ワーキングプア、ホームレス、子ども) 3.様々な貧困(2)(見える貧困、見えない貧困。絶 対的貧困、相対的貧困。社会的排除。潜在能力の活 用) 4.社会保障における公的扶助の役割と特徴 5.公的扶助の歴史と諸外国の公的扶助(イギリス、 アメリカ、ドイツ、スウェーデン) 6.公的扶助の歴史(日本) 7.生活保護制度の目的(最低生活と自立助長) 8.生活保護制度の原理(1)(国家責任、無差別平 等、最低生活保障) 9.生活保護制度の原理(2)(補足性) 10.生活保護制度の原則(申請保護、基準・程度、必 要即応、世帯単位) 11.扶助の種類、最低生活費の算定 12.生活保護の動向 13.生活保護ケースワークの理論と実際 14.自立支援プログラムの実例と課題 15.生活福祉資金、児童扶養手当、ホームレス支援施 策など低所得者支援の現状と課題 298 (科目名) 英文科目名: 保健医療福祉論 (担 当) 田中 希世子 Health Care Policy and Social Work (テキスト及び参考書) 2 単位 (授業計画) 1.オリエンテーション 【テキスト】 2.医療保障制度の概要 児島美都子・成清美治・牧洋子編著(2009)「保健医療サービ ス」学文社 3.診療報酬制度 4.医療施設の機能・類型 (成績評価の方法・基準) 5.保健医療領域の専門職の役割と実際 6.保健医療ソーシャルワークの歴史 授業への取り組み(出席重視)やレポートにより総合的に評価 7.保健医療ソーシャルワーカーの業務内容 8.保健医療領域の専門職との連携 (履修条件・その他) 9.地域の関係施設・機関との連携 10.疾病・しょうがいを抱えた人びとや家族に対する 特になし 支援 (授業概要/テーマ・目標) 11.精神しょうがいを抱えた人びとや家族に対する支 【授業概要】 援 1.医療保障制度および診療報酬制度の概要について学ぶ。 12.高齢者福祉の問題を抱えた人びとや家族に対する 2.保健医療領域におけるソーシャルワークについて学ぶ。 支援 3.疾病やしょうがいを抱える人びとや家族の問題や課題につい て知り、彼らのニーズ充足に必要となるソーシャルワークのあ 13.事例研究(1) 14.事例研究(2) りかたについて検討をおこなう。 15.まとめ 【到達目標】 1.保健医療と社会福祉の関係性について理解できる。 2.保健医療領域における社会福祉の役割について理解でき る。 (科目名) 英文科目名: 家族福祉論 (担 当) 菊地 真理 Family Welfare (テキスト及び参考書) 2 単位 (授業計画) 1.イントロダクション−家族福祉を学ぶために− 2.現代家族の社会生活環境① 3.現代家族の社会生活環境② 4.家族問題を分析する視角 (成績評価の方法・基準) 5.家族福祉の資源 平常点(出席・授業態度・リアクションペーパー)30%、定期試 6.家族福祉に関わる法律 7.福祉国家の政策−諸外国の動向− 験60% 8.子育て支援 (履修条件・その他) 9.離婚とひとり親家庭 10.再婚とステップファミリー 11.家族のなかの暴力 (授業概要/テーマ・目標) 12.高齢化と家族 この講義では、まず家族の個人化・多様化の動向のなかで、現 13.家族支援の実際 代家族が置かれている社会生活環境について学ぶ。そのうえ 14.まとめ で、家族福祉に関する基本的知識を習得し、受講者が問題解決 15.定期試験 志向をもって家族支援に取り組むことができるようになること とくに定めない。 を目指す。 講義の前半では、家族福祉の概念や定義、家族福祉を理解する ための理論やモデル、関連する法律や政策について解説する。 そして後半からは、子育て、家族で起こる暴力や離婚・再婚、 高齢化など、現代の「家族問題」をいくつか取り上げ、支援者 としてどのようなアプローチができるかを検討する。そのモデ ル事例として、実際に家族支援の現場で活動している実践的専 門家の経験談なども紹介していきたい。 299 (科目名) 英文科目名: (担 当) 精神医学 谷 直介 Psychiatry (テキスト及び参考書) 2 単位 (授業計画) (成績評価の方法・基準) (履修条件・その他) 4年次の精神保健福祉援助実習および精神保健福祉援助演習の履修にあた っては、本科目が履修済みであることが必要となるので注意すること。 (授業概要/テーマ・目標) 【概要】 精神医学および精神医療の歴史について概観すると共に、精 神医学の概念および精神障害の成因と分類について解説する。 次に、精神症状と状態像、診断の手順と方法、そして治療法に ついても最新の事例を紹介しながら解説する。特に代表的な精 神障害については、固有の特徴について詳細に解説する。な お、身体合併医療等を含む病院精神医療、精神科救急医療、地 域精神医療などについても、最近の事例等の紹介などを含めて 紹介する。 1.オリエンテーション 2.精神症状と精神状態像(1) 3.精神症状と精神状態像(2) 4.精神症状と精神状態像(3) 5.精神疾患の診断基準(1) 6.精神疾患の診断基準(2) 7.精神疾患の診断基準(3) 8.精神科薬物療法と精神療法(1) 9.精神科薬物療法と精神療法(2) 10.精神科薬物療法と精神療法(3) 11.精神科薬物療法と精神療法(4) 12.心理検査と症状評価尺度(1) 13.心理検査と症状評価尺度(2) 14.精神科病院の見学 15.講義全体のまとめ 【目標】 精神科臨床において必要な、精神疾患とその治療に 関する基礎知識の理解 (科目名) 英文科目名: (担 当) 精神科リハビリテーション学 川田 素子 Mental Health Rehabilitation (テキスト及び参考書) 2 単位 (授業計画) 1.オリエンテーション、精神「障害」ということに ついて 2.リハビリテーションと精神科リハビリテーション の理念 (成績評価の方法・基準) 3.精神科リハビリテーションの歴史 4.精神科リハビリテーションの構成と専門職種 出席 50% レポート 20% 期末試験・レポート 30% 5.精神科リハビリテーションにおける精神保健福祉 士の役割 (履修条件・その他) 6.精神保健福祉リハビリテーションのプロセス 7.精神保健福祉リハビリテーションの実際 精神保健福祉士必修 8.個別面接の大切さー事例をもとにー (授業概要/テーマ・目標) 9.専門援助技術ー家族への心理教育と支援ー 精神科リハビリテーションの理念を核に、日本の精神保健福祉 10. 専門援助技術ーSSTの理論と実際ー 士が精神科リハビリテーションを変革していくために必要な技 11.専門援助技術ーSSTの実際ー 「精神科リハビリテーション学」(精神保健福祉士養成講座3、 中央法規) 術、技能を、身につけられる。講義とともにエクササイズ(演 習)も取り入れます。 12.精神障害者ケアマネージメント、訪問看護、ホー ムヘルプ 13.英国の精神科リハビリテーション 14.米国の精神科リハビリテーション 15.講義のまとめ 300 (科目名) 英文科目名: (担 当) 精神保健福祉論II 山野 尚美 Social Welfare Policy and Services in Mental Health Ⅱ (テキスト及び参考書) 2 単位 (授業計画) 【テキスト】 日本精神保健福祉士養成校協 会編(2009)「新・精神保健福祉士養成講座4 精神保健福祉 論」中央法規 1.オリエンテーション 2.精神保健福祉士の理念と意義1 3.精神保健福祉士の理念と意義2 4.精神障害者に対する相談援助活動1 (成績評価の方法・基準) 5.精神障害者に対する相談援助活動2 6.精神障害者に対する相談援助活動3 出席及び期末レポートにより総合的に評価する 7.精神障害者に対する相談援助活動4 8.精神障害者に対する相談援助活動5 (履修条件・その他) 9.精神障害者に対する相談援助活動6 4年次の精神保健福祉援助実習および精神保健福祉援助演習の履修にあた 10.精神保健福祉法と精神保健福祉士法1 っては、本科目が履修済みであることが必要となるので注意すること。 11.精神保健福祉法と精神保健福祉士法2 (授業概要/テーマ・目標) 12.精神保健福祉法と精神保健福祉士法3 【概要】 13.精神保健福祉法と精神保健福祉士法4 精神保健福祉士の理念、期待される役割、課題等について理解 14.精神保健福祉法と精神保健福祉士法5 し、精神障害者に対する相談援助活動の実際について学ぶ。そ 15.講義全体のまとめ して精神保健福祉法に関する知識について、ソーシャルワーク 実践と関連づけながらその習得を計る。講義に加えて、実践現 場で活躍している精神保健福祉士をゲストスピーカーとして招 いて、様々な支援のあり方について学び、ソーシャルワーカー としての共通基盤の理解を図る 【目標】 1. 精神保健福祉士の理念、意義、対象について理解する。 2. 精神障害者に対する相談援助活動等を理解する。 3. 精神保健福祉法、精神保健福祉士法等精神障害者に関する 法律の意義と内容を理解する。 (科目名) 英文科目名: 精神保健福祉論III (担 当) 山野 尚美 Social Welfare Policy and Services in Mental Health Ⅲ (テキスト及び参考書) (授業計画) 1.オリエンテーション 2.障害者福祉の基本施策1 3.障害者福祉の基本施策2 4.障害者自立支援法と障害者サービス1 (成績評価の方法・基準) 5.障害者自立支援法と障害者サービス2 6.障害者自立支援法と障害者サービス3 出席及び期末レポートにより総合的に評価する 7.精神保健福祉施策の概要1 8.精神保健福祉施策の概要2 (履修条件・その他) 9.精神保健福祉施策の概要3 4年次の精神保健福祉援助実習および精神保健福祉援助演習の履修にあた 10.精神保健福祉施策の概要4 っては、本科目が履修済みであることが必要となるので注意すること。 11.精神保健福祉施策の概要5 (授業概要/テーマ・目標) 12.精神保健福祉の関連施策1 【概要】 13.精神保健福祉の関連施策2 障害者福祉の基本施策における精神障害者の位置付けと障害者 14.精神保健福祉の関連施策3 自立支援法に基づくサービスの具体的な内容について理解す 15.講義全体のまとめ る。そして、精神保健福祉施策について、公費負担制度、精神 【テキスト】 日本精神保健福祉士養成校協会編(2009)「新・精神保健福祉士 養成講座4 精神保健福祉論」中央法規 障害者福祉対策、社会復帰対策、関連する社会資源や専門職等 を中心として学ぶ。また、精神保健福祉の関連施策について、 雇用・就業、所得保障などを含めて多面的理解を図る。講義に 加えて、実践現場で活躍している精神保健福祉士をゲストスピ ーカーとして招いて、精神保健福祉施策の実際について学ぶ。 【目標】 1. 障害者福祉の基本施策と障害者自立支援法について理解す る。 2. 精神保健福祉施策の概要について理解する。 3. 精神保健福祉の関連施策について理解する。 301 2 単位 (科目名) 英文科目名: (担 当) 精神保健福祉援助技術各論I 篠原 由利子 Social Work Practice in Mental Health Ⅰ (テキスト及び参考書) 2 単位 (授業計画) テキスト 日本精神保健福祉士養成校協会 「新・精神保健福祉士養成講座6 精神保健福祉援助技術各論」 中央法規出版 2009年 発行 参考書 土居健郎「新訂 方法としての面接」 医学書院 1992 1.科目および講義のオリエンテーション 精神保健、医療、福祉領域における相談援助につ いて 2.個別援助技術(ケースワーク)の展開過程 精神保健福祉士の専門的個別援助を学ぶ (成績評価の方法・基準) 福祉的面接技法に必要な専門知識 3.領域別、場面別でのケースワークの実践 受講態度・小テストや課題レポートと期末試験等で総合的に評価 危機介入・入院支援・家族支援 する 4.領域別、場面別でのケースワークの実践 退院支援・居住支援・就労支援 (履修条件・その他) 5.領域別、場面別でのケースワークの実践 精神障害者の人権と権利擁護のためのケースワー テキストは必ず購入すること ク 6.領域別、場面別でのケースワークの実践 (授業概要/テーマ・目標) 医療観察法に基づく援助、その他 精神保健、精神科医療、精神障害者福祉、司法、教育などな 7.専門的相談援助の知識、倫理を踏まえた技法のま ど、精神保健福祉士が専門家として相談支援を担う領域は拡が とめ ってきている。 8.専門的集団援助技術(グループワーク)を学ぶ 社会福祉に基盤を置きながら、相談支援を進めていく力を着け グループワークの展開過程 9.治療機関で行われる入院中のグループワーク ることが重要である。 どのような領域であっても、生きている人を援助する、とい 10.領域別、場面別でのグループワークの実践 うのは技術だけでは成立しない。人間存在や生活や人生などに 精神科デイケア・地域のデイケア 深い関心を寄せ、基盤となる専門知識を蓄えた上で、ケースワ 11.領域別、場面別でのグループワークの実践 ークや、グループワークの意義が理解できて行くことを目標に アルコール・薬物依存症のセルフヘルプ、グルー プワーク 置きたい。 12.領域別、場面別でのグループワークの実践 心理教育・SSTなど教育、訓練としてのグループ ワーク 13.領域別、場面別でのグループワークの実践 就労支援・地域施設などでのグループワーク 14.その他のグループワーク 言語的集団精神療法・芸術療法他 15.集団援助技術のまとめ (科目名) 英文科目名: (担 当) 精神保健福祉援助技術各論II 福岡 薫 Social Work Practice in Mental Health Ⅱ (テキスト及び参考書) 2 単位 (授業計画) 1.オリエンテーション 2.地域援助技術(コミュニティワーク)の概要 3.地域援助技術(コミュニティワーク)の実際 4.セルフヘルプグループとピアサポートの概要 (成績評価の方法・基準) 5.セルフヘルプグループとピアサポートの実際 出席および課される期末レポートの提出状況・内容により総合的 6.地域啓発活動の実際 7.ケアマネジメントの概要と原則 に判断する 8.ケアマネジメントの過程 (履修条件・その他) 9.ケアマネジメントの事例 10.障害者自立支援法について 精神保健福祉援助技術総論を履修していることが望ましい 11.ネットワークの展開と実際 (授業概要/テーマ・目標) 12.障害福祉計画の作成方法と進行管理について 授業概要:この講義では、主に精神保健福祉援助活動の目的や 13.障害福祉計画の作成プロセスと計画の進行管理と 価値・原則とその方法について解説する。これらを理解するこ 評価 とは、精神保健福祉士として援助の展開を行うにあたって必須 14.精神保健福祉士に必要な共通技術について の知識である。が、知識のみに偏ることなく、実践に生かせる よう、具体的事例を通して考えを深めていくことをねらいとす 15.講義全体のまとめ テキスト 新・精神保健福祉士養成講座6「精神保健福祉援助技 術各論」(中央法規出版 2009年) る。 目標:精神障害者を対象とした精神保健福祉士の援助技術の原 則と活用方法について理解することを目標とする。 302 (科目名) 英文科目名: (担 当) NPO論 浅野 令子 Nonprofit Organization. (テキスト及び参考書) 2 単位 (授業計画) 1.ガイダンス 問題意識の提起 配布資料や講義、ワークショップを通じ、議論を重ねていく。 2.NPOとは何か パート1 NPOの定義、NPO台頭の 参考書は適宜指示する。 歴史・社会的背景 3.NPOとは何か パート2 組織形態、日本のNPOの (成績評価の方法・基準) 歴史と海外のNPO事情 4.NPOとは何か パート3 NPOとボランティア、ソ (「授業概要/テーマ・目標」欄の下部に記載) ーシャル・キャピタル 5.地域ガバナンスと協働 (履修条件・その他) 6.協働事例研究 行政とNPO 資料等をメールで送ることがあるので、コンピュータでメールを 7.協働事例研究 企業とNPO 受発信できること。 8.社会的起業 (授業概要/テーマ・目標) 9.NPOマネージメント パート1 ミッションと事 市民社会構築への模索が地球規模で進行しており、政府や市 業 場だけでは満たすことのできない社会課題や地域再生に関し て、NPO(民間非営利組織)の活動は無くてはならないものにな 10.NPOマネージメント パート2 NPOのリーダーシ っている。その一方で、過度の期待であるとの声もある。そこ ップとチームビルディング で大きく変化していく社会・経済を映し出すNPOを様々な角 11.NPOマネージメント パート3 広報・マーケテ 度から検証し、新しい公共の可能性と課題を明らかにしてい く。 ィング NPOの社会的役割や地域の多様な主体による地域づくりに 関する理解をもとに、授業で得た知見を活用し、地域課題の解 12.NPOマネージメント パート4 事業・資金計 決策のひとつとして、自分の関心領域における具体的なNPO起業 画、評価 案が立てられる能力を身に付ける。 13.総復習 14.リポート発表 (成績評価の方法・基準) 15.リポート発表、振り返り 出席、リポートの成績などを総合して評価する。 30% 出席率 出席率を重視する。遅刻も減点の対象とする。 10% 授業態度 授業に対する積極性 10% 情報整理 配布された資料等の機能的ファイリング 40% レポート ・小レポート1回(1,000字程度) (NPOの企画したフォーラム等に参加し、レポ ート作成) ・期末レポート(NPO起業案発表) 10% 宿題 授業で指示された宿題の提出 (科目名) 英文科目名: (担 当) 社会福祉法制 山田 耕造 Legal System of Social Welfare (テキスト及び参考書) 教科書 山田耕造編『テキストブック現代社会福祉法制』法律文化社、2 007年 ミネルヴァ書房編集部編『社会福祉小六法 2010』ミネルヴ ァ書房、2010年 (成績評価の方法・基準) 期末試験の成績によって評価し、60点以上を合格とする。 (履修条件・その他) 「福祉社会概論」を履修していること。 (授業概要/テーマ・目標) 児童福祉制度等の社会福祉サ−ビスに関係する諸制度はすべ て法律に基づいていることから、社会福祉制度を知るにはそれ らに関係する諸法について一定の知識を有していることが不可 欠である。 本講義では、まず、社会福祉制度に関係する重要な法につい て概観する。 次いで、1997年の介護保険法の制定以降、社会福祉サ− ビス利用者の権利保障に関する諸制度の重要性・必要性がいわ れていることを踏まえて、社会福祉サ−ビス利用者の権利保障 に関する諸制度(権利擁護制度、成年後見制度、苦情解決制 度、不服申立制度)とその関連法等について概観する。 2 単位 (授業計画) 1.社会福祉制度と日本国憲法 2.社会福祉制度と民法 3.社会福祉制度と行政法 4.社会福祉に関する法制度の体系 5.社会福祉法 6.児童および一人親家庭に対する福祉サ−ビス関係 法−児童福祉法、母子及び寡婦福祉法等 7.障害者に対する福祉サ−ビス関係法−障害者自立 支援法、身体障害者福祉法、知的障害者福祉法、精神 保健及び精神障害者の福祉に関する法律等 8.高齢者に対する福祉サ−ビス関連法−老人福祉 法、介護保険法、高齢者の医療の確保に関する法律等 9.福祉サ−ビス利用者の権利保障制度とは 10.福祉サ−ビス利用援助制度と社会福祉法 11.成年後見制度と民法・任意後見契約に関する法律 12.苦情解決制度と社会福祉法・介護保険法 13.不服申立制度と行政不服審査法等 14.福祉サ−ビス利用者の権利擁護に関わる組織・団 体 15.福祉サ−ビス利用者の権利擁護に関わる専門職 303 (科目名) 英文科目名: 生涯学習論I (担 当) 築山 崇 Life-Long Learning Ⅰ (テキスト及び参考書) 2 単位 (授業計画) 1.21世紀のキーワード 生涯学習 2.生涯学習のイメージを描く−典型事例から− 開講後、適宜指示します。 3.成人教育・生涯学習の国際的潮流①生涯学習の源 流 (成績評価の方法・基準) 4.成人教育・生涯学習の国際的潮流 定期試験による。 ① ユネスコの成人教育・生涯学習論1 試験解答が、発展的な内容を含む、特に優れたものである場合、 5.成人教育・生涯学習の国際的潮流 「優」評価とします。 ② ユネスコの成人教育・生涯学習論2 (履修条件・その他) 6.日本の社会教育の経験から①戦後社会教育制度の 発足 特になし。 7.日本の社会教育の経験から②公民館活動を中心と (授業概要/テーマ・目標) した社会教育の発展 目標:暮らしの豊かな質を実現する福祉社会の担い手(主体の 8.日本の社会教育の経験から③住民運動の広がりと 形成)を育てる学習のあり方を考える。 社会教育 今日、生涯学習という言葉は日常語になりつつある。「生涯 9.日本の社会教育の経験から④生涯教育論の登場と 教育」から「生涯学習」への“転換”は、学習者中心、あるい は能動的、主体的学習という学習論の重視であるとともに、個 社会教育 々人の学習ニーズに応える側面が強調されることによって、学 10.日本の社会教育の経験から⑤生涯学習時代の社会 習の集団性・共性を結果的に軽視する傾向も生まれている。本 教育 講義では、日本の社会教育実践が、成人学習・地域課題学習に 11.生涯学習体系への移行 おいてもつ豊かな経験を土台に、国際的議論の経過・蓄積にも −臨時教育審議会答申を中心に− 学んで、生涯学習の理念を深くとらえることを主目的とする。 12.生涯学習体系の整備と社会教育の展開 そして、「21世紀への鍵としての成人・青年の学習」といわれ るような、生涯学習が将来へ向けてもつ可能性を探ってききた −「現代的課題」の学習と社会教育− 13.生涯学習と地域づくり①生涯学習の成果を生かす い。 14.生涯学習と地域づくり②地域自治と住民の学習活 動 15.国際的潮流の中で日本の生涯学習を考える (まとめかえて) (科目名) 英文科目名: 生涯学習論II (担 当) 築山 崇 Life-Long Learning Ⅱ (テキスト及び参考書) 開講後、適宜指示します。 (成績評価の方法・基準) 定期試験による。 試験解答が、発展的な内容を含み、特に優れた内容である場合 に、「優」評価とする。 (履修条件・その他) 生涯学習論Ⅰを履修していることが望ましい。 (授業概要/テーマ・目標) テーマ:地域創造教育としての生涯学習 ねらい:今日、日本各地で地域(まち)づくりの実践が多様に展 開されているが、それらは、学習活動をその契機として含んで いる。本講義では、各地で展開されている地域づくり、住民の 地域活動の事例を取り上げながら、そこに見られる学習活動の 構造を探り、住民の主体形成の筋道について考えていくことを 中心に展開する。 この目的に迫るために、公民館、図書館、博物館などの社会 教育施設の役割とそれぞれの施設を拠点とした、あるいは連携 した社会教育の実践、その基盤としての自治体行政による支援 のあり方などについて学ぶ。さらに、海外の地域開発と学習実 践についてもその概要を学ぶ。 2 単位 (授業計画) 1.生涯発達と学習 1生涯発達の構想 2.生涯発達と学習 2自己実現・アイデンティティ 概念をめぐって 3.生涯発達と学習 3発達課題と学習 4.生涯学習体系における学校 ①(学校中心教育体系の行き詰まり) 5.生涯学習体系における学校 ②(地域社会の中の学校) 6.社会教育の制度と施設①図書館 7.社会教育の制度と施設②博物館 8.地域をつくる学び①−公民館活動の現代− 9.地域をつくる学び②−地域づくり活動の実際− 10.地域をつくる学び③−地域創造教育の構想− 11.生涯学習と仕事①働くとは 12.生涯学習と仕事②職業能力(キャリア)開発を考 える 13.諸外国の生涯学習・社会教育①OECD諸国・北欧 14.諸外国の生涯学習・社会教育②東アジア 15.まとめ他 304 (科目名) 英文科目名: 教育心理学 (担 当) 小川 絢子 Educational Psychology (テキスト及び参考書) 2 単位 (授業計画) 1.授業ガイダンス(教育心理学とは) 特定のテキストは使用せず毎回プリントを配布する。 参考書:『絶対役立つ教育心理学―実践の理論、理論を実践―』 2.学習(条件づけのメカニズム) (藤田哲也編著、ミネルヴァ書房) 3.動機づけ1(様々な動機づけ) 4.動機づけ2(教育への応用) (成績評価の方法・基準) 5.記憶1(記憶のメカニズム) 6.記憶2(教育への応用) 毎回の感想用紙および授業参加態度(70%)、期末試験(30%) 7.学習方略(様々な方略と教育への応用) 8.メタ認知と学習観(自己制御学習のために) (履修条件・その他) 9.学習指導と教育評価(適切な生徒理解のために) 10.発達1(理論的枠組みと発達段階) 11.発達2(児童期における読解力の発達) (授業概要/テーマ・目標) 12.発達3(青年期におけるアイデンティティの確 本講義では、広く教育に関わる心理学的知見を取り扱ってい 立) く。特に発達と教育、学習のメカニズム、動機づけ、記憶、学 13.発達4(発達障害への支援) 習方略など教育心理学の基礎知識を紹介する。また、学習指導 14.期末試験 や教育評価、発達障害への支援など、学校教育に関するより実 15.まとめ・総論 践的な問題についても心理学の視点から検討する。 本講義の目標は、「教育心理学の知見を実際の教育現場にどの ように役立てることができるのか」について考える機会を多く 持つことである。 (科目名) 英文科目名: 青年心理学 (担 当) 小川 絢子 Adolescent Psychology (テキスト及び参考書) 特定のテキストは使用せず毎回プリントを配布する。 参考書はテーマごとに授業の中で紹介する。 (成績評価の方法・基準) 毎回のレポートと授業参加態度(70%)、期末試験(30%) (履修条件・その他) 講義だけでなく実習も行うため、受講生は積極的な参加が求められる。 実習とは個人が行う心理検査やグループで行うディスカッション等を指 す。 (授業概要/テーマ・目標) 「青年心理学」とは、青年期にある人の心理と行動に関する学 問である。本授業では青年が抱える諸問題に対して発達的観 点、教育的観点からアプローチする。人生における青年期の特 徴や課題について概説し、現代青年が抱える諸問題の解決に関 する実習を行う。特に、対人関係やコミュニケーションに焦点 を当てる。 授業を通して、青年心理学の概観を理解すること、また、学ん だ知見を日々の生活や対人関係に応用できるようになることが 目標である。 2 単位 (授業計画) 1.オリエンテーション 2.自己理解と他者理解 3.コミュニケーション1(促進要因・阻害要因) 4.コミュニケーション2(コミュニケーションスキ ル①) 5.コミュニケーション3(コミュニケーションスキ ル②) 6.コミュニケーション4(コミュニケーションの基 盤と脳の働き) 7.対人関係1(距離、パーソナルスペース) 8.対人関係2(対人態度) 9.対人関係3(対人不安) 10.対人関係4(ソーシャルサポート) 11.青年期のトピック1(恋愛) 12.青年期のトピック2(親子関係) 13.青年期のトピック3(メディアの影響) 14.期末試験 15.まとめ・総論 305 (科目名) 英文科目名: 地域社会学 (担 当) 丹羽 結花 Community Sociology (テキスト及び参考書) 2 単位 (授業計画) 1.地域とはなにか(ガイダンス) 参考書 「都市の社会学」(町村敬志・西村晃彦、有斐閣)、 2.都市の構造 「地域の社会学」(森岡清志、有斐閣) 3.都市とは何か 理論と方法 4.歴史都市とはなにか 京都の成立 (成績評価の方法・基準) 5.歴史都市京都の変貌 京都の近代 授業中に随時課すミニレポートと期末レポートにより、総合的に 6.日本の集落と景観 7.伝統的建造物群保存地区における保全・再生の意 評価する。 義 (履修条件・その他) 8.都市居住のあり方 京都の町家をめぐる制度 9.都市居住のあり方 京都の町家における生活とは 10.京都の町家における保全・再生の意義 (授業概要/テーマ・目標) 11.地域活動としての祇園祭 テーマ 地域における住まいと生活 12.郊外とはなにか 田園都市 授業概要 私たちは生きていく上で、多くの場合、ある場所に 13.日本のニュータウン 居を構え、自分以外の人々と関わり合いながら生活していく。 14.共生型住宅 新しい住まいのかたち この授業では、ある地域における生活の実態を捉えるときに必 要なさまざまな視点や考え方を検討する。特に居住地としての 15.居住から見た地域の課題 都市や郊外を対象として、近代以降の京都や伝統的な町並みを 維持する地域など、具体的な場所におけるいろいろな事例や調 査をとりあげる。授業を通じて地域社会に積極的に関わるきっ かけを得てほしい。最終的には各人が生活している場所を見つ め直し、その特性を明らかにすることを目指す。 (科目名) 英文科目名: 人格発達論I (担 当) 小川 絢子 Development of Personality Ⅰ (テキスト及び参考書) テキストは使用せずに、講義資料を配布する。 参考書は授業中に適宜紹介する。 (成績評価の方法・基準) 出席と、期末レポートの結果を総合的に評価する。 (履修条件・その他) (授業概要/テーマ・目標) 【授業概要】 人格とは、人の、広い意味での行動 (具体的な振る舞い,言語 表出,思考活動、認知や判断、感情表出、嫌悪判断など) に時 間的・空間的一貫性を与えているものであり、生育環境や、生 活史、身体能力、知能、人生観、態度、意欲など様々な側面の 総合体といえる。 本授業の前半は、人格の構造やその測定法に関する従来の議 論、人格に関連する様々な事柄について幅広く概観する。後半 では、人格発達の諸理論を概観した上で、乳幼児期の性格形成 について論じる。 従来の知見を理解するだけでなく、各種の性格検査などを用い た実習的な課題も取り入れる予定である。 【目標】 ①主要な人格理論の内容や特徴を理解し、それぞれの人格理論 の関連性や異質性、相補性について説明できる。 ②人格の主要な測定法を理解し、効用や限界を説明することが できる。 ③乳幼児期の人格形成の過程およびそれに影響する要因につい て説明できる。 2 単位 (授業計画) 1.授業ガイダンス(人格の定義) 2.人格心理学の研究史(成立、発展、現状、今後の 方向性) 3.人格理論の体系①(特性論と類型論) 4.人格理論の体系②(その他の人格理論) 5.人格の測定1(質問紙法) 6.人格の測定2(描画法) 7.人格の測定3(投影法) 8.人格の測定4(その他の検査法) 9.人格の測定5(人格検査の効用と限界) 10.人格発達理論(規定要因と発達段階理論) 11.乳児期の人格形成1(運動発達、認識の発達) 12.乳児期の人格形成2(愛着、養育の影響) 13.幼児期の人格形成1(ことばの発達、第一反抗 期) 14.幼児期の人格形成2(社会性の発達、しつけ、き ょうだい関係の影響) 15.まとめ・総括 306 (科目名) 英文科目名: 人格発達論II (担 当) 小川 絢子 Development of Personality Ⅱ (テキスト及び参考書) 2 単位 (授業計画) 1.授業ガイダンス(人格発達論Ⅰの紹介) テキストは使用せずに、講義資料を配布する。 2.児童期の人格形成1(学齢期、自尊心の発達) 参考書は授業中に適宜紹介する。 3.児童期の人格形成2(友人関係の広がり、ギャン グエイジ) (成績評価の方法・基準) 4.青年期の人格形成1(第二次反抗期、心理的離 乳) 出席と、期末レポートの結果を総合的に評価する。 5.青年期の人格形成2(モラトリアム、アイデンテ ィティの確立対拡散) (履修条件・その他) 6.成人期の人格形成(様々なライフイベントと中年 の危機) 人格発達論Ⅰを受講していることが望ましい。 7.老年期の人格形成1(パーソナリティや知能の急 (授業概要/テーマ・目標) 激な変化は起こるのか) 【授業概要】 8.老年期の人格形成2(老年期の疾患と神経科学) 人格とは、人の、広い意味での行動(具体的な振る舞い,言語表 出,思考活動、認知や判断、感情表出、嫌悪判断など)に時間的 9.発達障害(行動や認知、社会的認知、知能の遅れ ・空間的一貫性を与えているものであり、生育環境や、生活 や異常) 史、身体能力、知能、人生観、態度、意欲など様々な側面の総 10.人格と適応1(人格の正常と異常とは) 合体といえる。 本授業の前半は、前期に実施した「人格発達論Ⅰ」の知見を踏 11.人格と適応2(適応的変化と心理療法①) まえた上で、さらに各発達段階における人格の形成と変容過程 について論じる。後半は、異常心理学、臨床心理学の見地から 12.人格と適応3(心理療法②) 「人格」というものがどうとらえられるのかを見ていく。 13.人格と適応4(家族関係) 【目標】 14.人格の文化比較 ①児童期から老年期にかけての人格変容の過程について理解 し、各発達段階の人格発達に影響する要因を説明できる。 15.まとめ・総括 ②人格の正常と異常の基準や不適応の内容について理解する。 ③主要な心理療法がどのように人格に働きかけるのかを理解 し、説明できる。 ④人格という概念に対して、従来の理論を踏まえた知識を持 ち、発達、臨床、社会、文化などの視点から組織立った説明が できる。 (科目名) 英文科目名: 心理学実験I Psychological Experiment Ⅰ (テキスト及び参考書) 実験ごとにマニュアル・資料を配布する (成績評価の方法・基準) 実験ごとにレポートを提出してもらい、全体の合計で評価する (履修条件・その他) とくになし (授業概要/テーマ・目標) 一般的なイメージと異なり、基礎的な心理学は自然科学をひ とつの模範とする実証的な学問分野である。本講義は、実験や 調査、検査を通して実証データを得るやり方を実習するもので あり、本格的に心理学の研究をおこなうためには必須の科目で ある。 本講義(心理学実験Ⅰ・Ⅱ)では、心理学における代表的な 実験を実験者・被験者として実際に体験して、実験の実施方 法、データの統計的処理、レポートの作成法について学ぶ。前 期の心理学実験Ⅰは、知覚、認知、学習心理学の代表的な実験 を取り上げる。 実験は数人のグループ単位でおこない、各自でレポートをま とめる。レポートは添削して返却するので、その後のレポート 作成に役立てること。連続2コースの授業であることに注意さ れたい。 なお、心理学を中心に学ぼうとする者は、ほかに心理学概 論、実験計画法Ⅰ・Ⅱと合わせて履修することが望ましい(こ れらの科目は認定心理士資格の必修科目である)。 (担 当) 石田 正浩、森下 正修、田邊 亜澄 (授業計画) 1. 2. 3. 4. 5. 6. 7. 8. 9. 10. 11. 12. 13. 14. 15. 307 ガイダンス、認定心理士資格の説明 実験レポートの書き方 知覚心理学実験①② 説明 知覚心理学実験①② 実習① 知覚心理学実験①② 実習② 知覚心理学実験③④ 説明 知覚心理学実験③④ 実習① 知覚心理学実験③④ 実習② 認知心理学実験①② 説明 認知心理学実験①② 実習① 認知心理学実験①② 実習② 学習心理学実験①② 説明 学習心理学実験①② 実習① 学習心理学実験①② 実習② レポート講評 2 単位 (科目名) 英文科目名: 心理学実験II 石田 正浩、森下 正修、渡邊 ひとみ Psychological Experiment Ⅱ (テキスト及び参考書) (成績評価の方法・基準) 実験ごとにレポートを提出してもらい、全体の合計で評価する (履修条件・その他) 心理学実験Ⅰを履修していることが望ましい (授業概要/テーマ・目標) 心理学実験Ⅰに引き続き、心理学の代表的な実験や調査、検 査の実習を通して、実証的な心理学の研究方法を学ぶ。 後期の心理学実験Ⅱでは、認知、性格、社会、発達心理学の 代表的な実験を取り上げる。 心理学を中心に学ぼうとする者は、ほかに心理学概論、実験 計画法Ⅰ・Ⅱと合わせて履修することが望ましい(これらの科 目は認定心理士資格の必修科目である)。 (科目名) 2 単位 (授業計画) 実験ごとにマニュアル・資料を配布する 英文科目名: (担 当) 実験計画法I 1. 2. 3. 4. 5. 6. 7. 8. 9. 10. 11. 12. 13. 14. 15. ガイダンス 認知心理学実験①② 説明 認知心理学実験①② 実習① 認知心理学実験①② 実習② 認知心理学実験③④ 説明 認知心理学実験③④ 実習① 認知心理学実験③④ 実習② 性格心理学実験① 説明、実習 性格心理学実験② 説明、実習 性格心理学実験③ 説明、実習 発達心理学実験① 説明、実習 発達心理学実験② 説明、実習 社会心理学実験① 説明、実習 社会心理学実験② 説明、実習 レポート講評 (担 当) 森下 正修 Experimental Design Method I (テキスト及び参考書) 2 単位 (授業計画) 1. ガイダンス、イントロダクション 2. 心理学研究における科学性 + 調査プロジェク ト① 3. 実験計画①(独立変数と従属変数) + 調査プ (成績評価の方法・基準) ロジェクト② 4. 実験計画②(被験者間計画) + 調査プロジェ 出席(30%)と期末試験(70%)により総合的に評価する クト③ 5. 実験計画③(被験者内計画) + 調査プロジェ (履修条件・その他) クト④ 特に、卒業研究に心理学かその関連領域を選択することを考えて 6. KJ法による仮説の要約 (調査プロジェクト⑤) いる人は受講してください 7. 統制①(被験者間計画) + 調査プロジェクト (授業概要/テーマ・目標) ⑥ 多くの心理学研究は数量的研究です。研究テーマに沿った実 8. 統制②(被験者内計画) + 調査プロジェクト 験や調査を実施し、得られたデータをもとに仮説を検証しま ⑦ す。 したがって、心理学を学ぶ上では、データを収集し解析する 9. 尺度①(質的) + 調査プロジェクト⑧ プロセスについての理解が必要です。実験・調査はどのように 計画するのか(実験計画法)、得られたデータはどういった方 10. 尺度②(量的) + 調査プロジェクト⑨ 法でまとめるとよいか(記述統計)、データをどう分析してど 11. 質問紙の作成 (調査プロジェクト⑩) んな結論を導き出すことができるのか(推測統計)といった点 12. 記述統計と推測統計の概要 について知っておかねばなりません。 これらは一見取っ付きにくいようですが、系統立てて聞けば 13. 推測統計の基礎①(帰無仮説と対立仮説) 理解するのは決して難しくありません。目標は、本講義を通じ て、受講生が将来の卒業研究などの際に、自分で研究計画を立 14. 推測統計の基礎②(サイコロの確率と統計) てられるようになるための基礎を身につけてもらうことです。 15. 推測統計の基礎③(検定統計量による仮説検 本講義ではまず、実験計画法と記述統計、および推測統計の 基礎を取り上げ、その理論的背景と実際のやり方を学びます。 証) 毎回講義プリントを配布する また、受講生で話し合って心理学的な調査を計画するプロジェ クトを同時に進めます(昨年は「大学生の趣味を決める環境と 性格の要因」、一昨年は「マンガやアニメのキャラクターへの 没頭度と恋愛傾向」を調べました)。実際に質問紙調査等を行 ってデータを集め、その結果を後期の実験計画法Ⅱで分析しま す。 308 (科目名) 英文科目名: (担 当) 実験計画法II 森下 正修 Experimental Design Method II (テキスト及び参考書) (授業計画) 毎回講義プリントを配布する (成績評価の方法・基準) 出席(30%)と期末レポート(70%)により総合的に評価する (履修条件・その他) 特に、卒業研究に心理学かその関連領域を選択することを考えている人 は受講してください。また、実験計画法Ⅰの学習内容を前提としている ため、今年度の前期に履修していることが望ましいです。 (授業概要/テーマ・目標) 実験計画法Ⅰに引き続き、心理学を学ぶ上で必要な、データ 収集と解析のプロセスについて講義します。 本講義では心理学研究に登場する主な推測統計をひと通り取 り上げます。推測統計は現代の科学研究の根幹をなしており、 その理論的背景と実際の手法について知ることは、心理学やそ の関連領域における実証的研究をおこなう上で必須の要素で す。実験計画法Ⅰの調査プロジェクトで実際に集めたデータを もとにして、コンピュータ上で統計ソフト(Excel、JSTAT、STA R)を用いて様々な統計法を実習します。 本講義の実習を通じて、受講生が将来の卒業研究などで、独 力である程度データ分析ができるようになることをめざしま す。 (科目名) 英文科目名: 2 単位 1.イントロダクション(実験計画法Ⅰの復習、調査 プロジェクトの確認) 2.ローデータの入力(Excel) 3.記述統計(JSTAT) 4.相関分析①(散布図、積率相関係数、JSTAT) 5.相関分析②(無相関検定、JSTAT) 6.t検定①(t検定の基礎的概念) 7.t検定②(対応のない場合、SPSS) 8.t検定③(対応のある場合、SPSS) 9.分散分析①(1要因分散分析の基礎的概念) 10.分散分析②(対応のない場合の1要因分散分析、S TAR) 11.分散分析③(対応のある場合の1要因分散分析、S TAR) 12.分散分析④(2要因分散分析、STAR) 13.カイ自乗検定(基礎的概念、STAR) 14.多変量解析①(因子分析、JSTAT) 15.多変量解析②(重回帰分析、JSTAT) (担 当) 障害児(者)教育論 服部 敬子 Education for Persons with Disabilities (テキスト及び参考書) 2 単位 (授業計画) <テキスト> 玉村公二郎『障害児の発達理解と教育指導:「重 症心身障害」から「軽度発達障害」まで」(三学出版)/<参考 書>清水貞夫ほか編『キーワードブック障害児教育―特別支援教 育時代の基礎知識』(クリエイツかもがわ) (成績評価の方法・基準) 授業中のグループ・ワーク、ミニ・レポートによる平常点(40 %)と期末レポート(60%)による。レポートの評価基準は、講 義内容のポイントがおさえられていれば60点、考察の深さ、多面 性、斬新性などに応じて加点する。 (履修条件・その他) 専門演習Ⅰで服部ゼミを希望する者は本講義を受講することを求 める。 (授業概要/テーマ・目標) ■授業の概要:1982年に国連で決議された「障害者に関する長 期計画」では、貧困と戦争、環境破壊や事故等によって、人と して生きる権利が侵害される中で障害児・者が生み出されるこ と、さらに障害をもつが故に社会的不利を負わされてきたこと が示され、障害の発生を防止し、障害者に対する支援を社会的 に行っていくことが強調されている。本講義では、障害児の権 利保障という角度から障害児教育の実践的な課題を明らかにし たい。すべての子どもの発達する権利を保障するという立場に 立つ教育(保育・療育)実践の分析を通じて、「障害」の発達 的な理解をもとに障害児(者)教育の課題を整理する。 ■テー マ:障害児・者をとらえる発達的視点と保育・教育方法 ■到達 目標:「障害者の権利」をめぐる歴史的経緯と国際的動向をふ まえ、発達過程において顕在化する各種の障害について、通常 の発達過程との共通性と独自性においてより深く理解 し、障害 に由来する特別なニーズにふさわしい保育・教育をすすめる方 法について考える力量を培う。 1.オリエンテーション:身近な「障がい児(者)」問 題と社会的責任 2.「障害者の権利」をめぐる歴史的経緯と国際的動 向:出生前診断∼条約における規定 3.「障害」のとらえ方の変遷:WHOの定義 4.障害児の「教育を受ける権利」の歴史的展開 5.実践の歴史に学ぶ∼『夜明け前の子どもたち』(1 968年)が問いかけたこと 6.「発達」の観点から「障害」をみつめる:「発達 障害」とは 7.「生後第1の新しい発達の原動力」誕生に困難が ある場合:重度心身障害児の発達と療育 8.「生後第2の新しい発達の原動力」誕生に困難が ある場合:自閉性障害の場合 9.障害児保育の方法(1):療育施設の場合 10.障害児保育の方法(2):保育園・幼稚園の場合 11.「生後第3の新しい発達の原動力」誕生に困難が ある場合:LD、ADHDなど 12.障害児教育の方法(1):特別支援教室における工 夫 13.障害児教育の方法(2):特別支援学校における工 夫 14.障害児教育の方法(3):「聾教育」におけるコミ ュニケーション論争 15.まとめ:障害者教育の現状と課題 309 (科目名) 英文科目名: 教育福祉論 (担 当) 服部 敬子 Educational Welfare (テキスト及び参考書) 2 単位 (授業計画) 1.現代に生きる世界の子ども−ユネスコ『世界子供 <テキスト>朱い実保育園職員会『子どもが育つ おとなも育 白書』を読む つ』(かもがわ出版) 2.児童福祉の理念:「子どもの権利条約」と子ども のwell-being (成績評価の方法・基準) 3.日本の保育制度(1):児童福祉法と保育所 授業中のグループ・ワーク、ミニ・レポートによる平常点(40 %)と期末レポート(60%)による。レポートの評価基準は、講 4.日本の保育制度(2):保育所と幼稚園 義内容のポイントがおさえられていれば60点、考察の深さ、多面 5.「保育」とは何か?:保育計画・内容・方法 性、斬新性などに応じて加点する。 6.保育内容の歴史的変遷:「生活」を大切にする視 (履修条件・その他) 点 7.保育方法の理論と実践(1):子どもの姿をとらえ とくになし る発達的な視点 (授業概要/テーマ・目標) 8.保育方法の理論と実践(2):『育ちあい』ビデオ ■授業の概要:今年2010年は、「平和文化の国際年」(2000 視聴と討議 年)に続いて2001年から提起された「世界の子どもたちのため に平和文化を提供し、非暴力を実現していくための10年国際行 9.保育方法の理論と実践(3)乳児期∼幼児期前期に 動期間」の最終年にあたる。現在、世界には、18歳以下の児童 おける楽しい生活とあそびづくり 兵士が約25万人いるとみられ、乳児死亡率100以上の国が20か国 以上存在している。日本は、乳児死亡率の低さや就学率の高さ 10.保育方法の理論と実践(4):幼児期中期における を世界に誇るが、超少子化に反映されるように、子どもを安心 楽しい生活とあそびづくり して育てられる社会的な条件が整っているとは言い難い。本講 義では、教育学と児童福祉の接点としての「保育」に焦点をあ 11.保育方法の理論と実践(5):幼児期後期における て、の子どもの発達保障をめざすユニークな実践をもとに保育 楽しい生活とあそびづくり 内容・方法を吟味し、子どもの福祉と親の労働、保育に求めら 12.保育方法の理論と実践(6):レッジョ・エミリア れる質、国や自治体の役割について考える。 ■テーマ:子どもの自己信頼性を支える福祉の制度と保育 市の挑戦 ■到達目標:現代の子どもをめぐる諸問題についての関心を深 め、子どもの教育・福祉に関する制度と諸機関についての基礎 13.保育方法の理論と実践(7):特別なニーズをもつ 的・基本的な知識を習得する。教育学と児童福祉の接点として 子どもたちを含む集団づくり の「保育」に焦点をあてて、その歴史的変遷と先進的な実践に ついて学び、乳幼児期にふさわしい関わり方を考える力量を培 14.子育て環境の変貌と特別保育対策の展開:病児保 う。 育、夜間保育 15.多様化する保育ニーズと「保育の質」をめぐる今 後の課題 (科目名) 英文科目名: 現代社会と社会教育I (担 当) 築山 崇 Present-day Society and Adult Education Ⅰ (テキスト及び参考書) 2 単位 (授業計画) 1.現代社会が直面する課題と学習活動 2.グローバリゼーションと社会教育1 3.グローバリゼーションと社会教育2 4.開発教育と社会教育 1開発教育とは (成績評価の方法・基準) 5.開発教育と社会教育 2開発教育における地域 授業への参加と定期試験(レポートによる)による。 6.開発教育と社会教育 3持続可能な発展と開発 試験解答(レポート)で、発展的な内容を含む、特に優れたもの 7.開発教育と社会教育 4開発教育の方法と内容 を、「優」評価とする。 8.市民活動と社会教育 1地縁組織における学び (履修条件・その他) 9.市民活動と社会教育 2ボランティアグループ、 NPO組織における学び 特になし。 10.生涯学習提供組織としての高等教育機関 (授業概要/テーマ・目標) 11.地域生涯学習計画 テーマ:現代社会教育実践の課題を探る 12.社会教育行政のあり方 今日の社会は、人権、経済、環境など人類と地球環境の持続 13.現代社会教育実践の出発点 的発展のために解決すべき様々な課題に直面しており、社会の ②社会教育における学習方法論 持続的発展にふさわしいライフスタイルを備えた人間、生活主 体の形成が求められている。社会教育は、主として成人の学習 14.現代社会教育実践の出発点 ・教育活動を通じて、この主体形成に迫ろうとする志向をもっ ③社会教育における学習内容論 ている。 15.まとめにかえて(現代社会教育実践の構造と展 本講義では、この主体形成の問題に迫る社会教育実践につ 望) 開講後、適宜指示します。 いて理論的な考察を深めることを目的とする。 310 (科目名) 英文科目名: 現代社会と社会教育II (担 当) 八木 隆明 Present-day Society and Adult Education Ⅱ (テキスト及び参考書) 2 単位 (授業計画) 1.現代的課題の学習から実践へのアプローチ 参考書 「現代における生涯学習と社会教育の課題」国生壽・吉 2.社会教育施設での現代的課題の学習① 富啓一郎・八木隆明 学文社 ∼環境問題学習を事例として∼ 3.社会教育施設での現代的課題の学習② (成績評価の方法・基準) ∼地域づくり支援学習を事例として∼ レポート(50%)、授業への参加状況(30%)、指定した宿題の提出(2 4.公民館での現代的課題の学習と活動 ∼公民館学習から地域活動へ∼ 0%)などを、総合的に判断する。 5.仲間づくり、地域づくりの拠点としての公民館 (履修条件・その他) 6.市民の社会教育・生涯学習を支える図書館活動 生涯学習概論Ⅰ、Ⅱ、及び現代社会と社会教育Ⅰを既に履修して 7.市民の情報拠点としての図書館 いることが望ましい。 ∼図書館の新しい役割∼ (授業概要/テーマ・目標) 8.市民参加の博物館活動 授業概要:この講義では、社会教育施設における現代的課題の ∼市民との協働でつくる博物館∼ 学習活動やその学習成果を地域づくり活動に生かしている事例 9.博物館の新しい展開について などについて解説する。 ∼旭山動物園・金沢21世紀美術館の活動から∼ 今日の社会には、国際理解・環境・福祉・人権・ボランティ ア・健康など多くの現代的課題が山積している。これらの解決 10.博物館の教育普及活動から地域づくりへ には、国や地方自治体の行政施策の実施とともに地域住民の積 ∼住民との共同研究実践∼ 極的な学習活動にもとづく地域活動が不可欠な要素である。こ 11.社会教育施設におけるボランティア活動 の観点から、住民の身近なところで住民の学習活動や地域活動 ∼公民館・図書館・博物館∼ を支えてきた社会教育施設の役割や、そこで展開されてきた学 12.社会教育施設の管理運営の現状 習活動を詳しく解説し、現代社会における地域づくり仲間づく ∼指定管理者制度∼ りのための社会教育施設の学習支援の在り方について講義す 13.民間・大学での学習活動の取り組み る。 さらに、関連する新聞記事紹介から社会教育施設や社会教育 ∼カルチャーセンター・大学の公開講座∼ 14.生涯学習社会における社会教育施設のこれからの ・生涯学習についての最新の動きを解説する。 到達目標:社会教育施設の果たしてきた役割と、これからの社 展開 会の中で果たさなければならない役割について理解する。同時 ∼中央教育審議会答申(2008年)から∼ に、これからの生涯学習社会の中で、自己の継続した学習活動 15.まとめ のあり方や地域づくりへの参加の方法を身につける。 (科目名) 英文科目名: 家族社会学 (担 当) 松村 尚子 Family Sociology (テキスト及び参考書) 4 単位 (授業計画) 1.オリエンテーションー授業の目標、進め方等 2.家族って何?−家族に関する基礎的な概念、ター ム等 3.家族と世帯ー国勢調査等の家族データ 4.家族の類型、機能、周期、権威構造等について (成績評価の方法・基準) 5.家族の制度と現実の家族について 6.歴史的に見た家族と「近代家族」の形成 前期、後期末の筆記試験を中心に評価するが、授業時に時折小レ 7.旧民法下の家族ー「家」制度とは? ポートを課す。それらを総合して評価する。 8.戦後の民法改正と新たな家族像 9.女性の社会進出と家族 (履修条件・その他) 10.企業社会の論理と性別役割分業 11.現代の結婚と配偶者選択 特になし 12.未婚化・晩婚化の実態とその要因 13.現代の離婚をめぐる問題 (授業概要/テーマ・目標) 14.事実婚・非婚・婚外子の動向 テーマ:現代家族をめぐる諸問題ーその現状と課題 15.現代社会と家族の孤立 授業概要と目標: 16.前期に話したことの大まかなまとめ 現代の社会的な諸問題のうち、家族に関わる問題群は最も重 17.現代のライフスタイルの多様化と家族 大なものの1つと言えるであろう。子どもの育ち、高齢者の暮 18.「格差社会」の中の家族 らし、親子、夫婦の関係、その他諸々の問題が今深刻な事態に 19.「パラサイト・シングル」「フリーター」、「ニ おかれている。この講義では、現代日本の家族の現状とそのよ ート」と家族 うな家族を取り巻く社会的背景について、できるだけ最新のデ 20.女性の雇用者化の進展と家族 ータを提示しながら検討する。家族を通して現代日本社会の問 21.少子高齢社会の実態 22.少子社会における子育て 題性について、考察してほしい。 23.子どもの社会化と育児環境 24.高齢者の生活と意識 25.高齢者介護をめぐる諸問題 26.現代の「個人化」・「私事化」「孤化」現象と家 族 27.生殖補助医療の導入と家族 28.生殖補助医療はどこまで?−「先進国」で起こっ ていること 29.現代日本の家族の現状と課題 30.総括 参考書 『よくわかる現代家族』(神原文子他編、ミネルヴァ書房) 『現代日本人の家族』(藤見純子他編、有斐閣) 311 (科目名) 英文科目名: 生活教育論I (担 当) 長谷川 豊 Life Education Ⅰ (テキスト及び参考書) 2 単位 (授業計画) 1.生活教育とは何か (テキスト)特になし。プリント配布。 2.日本における生活教育① 理念 (参考書)デューイ『学校と社会』『民主主義と教育』 3.日本における生活教育② 歴史 4.世界における生活教育① 理念 (成績評価の方法・基準) 5.世界における生活教育② 歴史 出席・発表(50%)と課題レポート(50%)とあわせて総合的に 6.現代における生活教育 VTR視聴とディスカッ ション 評価する。 7.子どもにとっての「生活」 家庭・学校・地域 (履修条件・その他) 8.現代社会における「生活」と教育 9.デューイ『学校と社会』の検討① 1章前半 特になし。 10.デューイ『学校と社会』の検討② 1章後半 (授業概要/テーマ・目標) 11.デューイ『学校と社会』の検討③ 2章前半 (授業の概要) 12.デューイ『学校と社会』の検討④ 2章後半 近年、日常生活からかけ離れた、学校における制度化された 13.デューイ『学校と社会』の検討⑤ 3章前半 知識(学校知)の問題が取りざたされている。これからの福祉 14.デューイ『学校と社会』の検討⑥ 3章後半 社会を担う主体的・能動的な生活者としての市民には、学校知 にとどまらない、地域社会生活を営む上で切実な問題を認識し 15.まとめ―子どもの「生活」と「教育」の課題― 解決する能力の獲得や協同的活動(実践)に参加する態度の形 成がとりわけ重要である。 授業では、日本と世界の生活教育について理念や運動を概説 し、また現代社会における子どもの「生活」の現状について考 察する。また、デューイの『学校と社会』等を手がかりに生活 教育の考え方を検討する。 (目標) 「生活教育」の基本を理解するとともに、「生活」の視点か ら学校、教育、社会を見直し、提起する問題について考えるこ とができる。 (科目名) 英文科目名: 生活教育論II (担 当) 長谷川 豊 Life Education Ⅱ (テキスト及び参考書) 2 単位 (授業計画) 1.「生活教育」概説 2.デューイ『民主主義と教育』(前半)の検討① 3.デューイ『民主主義と教育』(前半)の検討② 4.デューイ『民主主義と教育』(前半)の検討③ (成績評価の方法・基準) 5.デューイ『民主主義と教育』(前半)の検討④ 出席・発表(50%)とレポート(50%)とあわせて総合的に評価 6.振り返りとディスカッション 7.デューイ『民主主義と教育』(後半)の検討① する。 8.デューイ『民主主義と教育』(後半)の検討② (履修条件・その他) 9.デューイ『民主主義と教育』(後半)の検討③ 10.デューイ『民主主義と教育』(後半)の検討④ 特になし。 11.振り返りとディスカッション (授業概要/テーマ・目標) 12.デューイ『経験と教育』の検討① 授業概要: 13.デューイ『経験と教育』の検討② 近年、日常生活からかけ離れた、学校における制度化された 14.デューイ『経験と教育』の検討③ 知識(学校知)の問題が取りざたされている。これからの福祉 15.振り返りとディスカッション、全体のまとめ 社会を担う主体的・能動的な生活者としての市民には、学校知 (テキスト)特になし。プリント配布。 (参考書)デューイ『民主主義と教育』『経験と教育』ほか にとどまらない、地域社会生活を営む上で切実な問題を認識し 解決する能力の獲得や協同的活動(実践)に参加する態度の形 成がとりわけ重要である。 授業では、主にデューイの生活教育論、経験主義教育論につ いて、『民主主義と教育』と『経験と教育』を手がかりに検討 する。 目標: 「生活教育」の理論的な理解を深めることを通じて、現代の 学校、教育、社会について「生活」「経験」の観点から考察す ることができる。 312 (科目名) 英文科目名: 臨床心理学 今村 一成 Clinical Psychology (テキスト及び参考書) (成績評価の方法・基準) 学期末のレポート(1回) (履修条件・その他) 特になし (授業概要/テーマ・目標) 臨床心理学は“心理的問題(心の傷や病)とその克服に関す る実践的学問”であると言われます。つまり、心理カウンセリ ングなどの実践と連携して発展してきた学問領域であり、また 逆にそうした実践のうしろだてともなっているのが臨床心理学 です。 何を心理的問題(心の病)とみなし、何を心理的健康とみな すか、といった問題は、それを捉える個々人の“人間観”とい った地点にまで掘り下げることのできる問題です。臨床心理学 には、そうした哲学的ともいえる視点にもとづいたものから、 科学・医学的な知見に拠るものまで、多岐に渡るアプローチが 含まれます。 本講義では、そうした多様な視点のなかでも、一般的に認め られている理論的側面について学習します。また、後半では、 臨床心理学において扱われる無意識の概念がどのような経緯に よって提起され、展開あるいは批判されたかという点について も概説します。 (科目名) 2 単位 (授業計画) 原則としてレジュメを配布します。 (テキストの必要があればその都度指定します) 英文科目名: (担 当) 社会心理学I 1.臨床心理学が対象とするもの(序論) 2.人格の形成に関する見解①(初期愛着形成に関し て) 3.人格の形成に関する見解②(ピアジェの発達段階 説ほか) 4.人格の形成に関する見解③(フロイトの精神-性 的発達論/エリクソンのライフサイクル論) 5.心的諸機制(フラストレーション反応と防衛機 制) 6.人格の把握に関する諸理論①(クレッチマーの気 質論) 7.人格の把握に関する諸理論②(ユングの類型論、 ロジャーズの人格論) 8.精神分析学による「無意識」概念の提起とその後 の展開①(フロイトの精神分析学) 9.精神分析学による「無意識」概念の提起とその後 の展開②(続・フロイトの精神分析学) 10.精神分析学による「無意識」概念の提起とその後 の展開③(ユングの分析心理学) 11.精神分析学による「無意識」概念の提起とその後 の展開④(続・ユングの分析心理学) 12.精神分析学による「無意識」概念の提起とその後 の展開⑤(実存主義的観点からの精神分析学への反 発) 13.フロイト以前の時代における「無意識」に相当す る概念①(原始治療から近代初期のメスメリズム・催 眠治療まで) 14.フロイト以前の時代における「無意識」に相当す る概念②(ライプニッツやニーチェの哲学) 15.まとめ (担 当) 石田 正浩 Social Psychology Ⅰ (テキスト及び参考書) 2 単位 (授業計画) 1.社会心理学とは−対象と方法− 2.対人認知過程1 印象形成 3.対人認知過程2 帰属過程 4.自己1 (成績評価の方法・基準) 5.自己2 期末試験またはレポートを7割、出席状況(授業時の小課題を含 6.社会的推論1 7.社会的推論2 む)を3割として評価する。 8.態度 (履修条件・その他) 9.態度変化1 認知的整合性 10.態度変化2 説得的コミュニケーション 特になし。 11.態度変化3 説得への抵抗 (授業概要/テーマ・目標) 12.偏見とステレオタイプ 暑さ・寒さなどの物理的環境が人間にさまざまな影響を与え 13.対人魅力1 るのと同様に,友人・家族・職場集団など、我々の周囲の社会 14.対人魅力2 的環境は個々人の心理や行動に大きな影響を与える。社会心理 15.まとめ 学は、このような社会的環境における人間の心理や行動を支配 授業時にプリントを配布、参考書は適宜指示する。 する法則性の解明を目指す心理学の一分野である。 社会心理学Ⅰでは、社会心理学の学問としての特徴からはじ め、社会的環境から影響を受ける個人に焦点をあて、とくにそ の認知プロセスに関する研究成果を検討していく。社会心理学 に特有の実験的な検証方法の意義と限界も合わせて理解しても らいたい。 313 (科目名) 英文科目名: (担 当) 社会心理学II 石田 正浩 Social Psychology Ⅱ (テキスト及び参考書) 2 単位 (授業計画) 1.社会的影響1 2.社会的影響2 授業時にプリントを配布する。 3.パワー1 4.パワー2 (成績評価の方法・基準) 5.集団生産性1 社会的促進 期末試験またはレポートを7割、出席状況(授業時の小課題を含 6.集団生産性2 シュタイナーの分類 7.集団意思決定 む)を3割として評価する。 8.葛藤 (履修条件・その他) 9.社会的ジレンマ 10.リーダーシップ1 初期の研究 特になし。 11.リーダーシップ2 行動論と条件即応 (授業概要/テーマ・目標) 12.リーダーシップ3 リーダー・メンバー相互作用 暑さ・寒さなどの物理的環境が人間にさまざまな影響を与え 13.対人援助 るのと同様に,友人・家族・職場集団など、我々の周囲の社会 14.文化と進化 的環境は個々人の心理や行動に大きな影響を与える。社会心理 15.まとめ 学は、このような社会的環境における人間の心理や行動を支配 する法則性の解明を目指す心理学の一分野である。 社会心理学Ⅱでは、社会的影響・パワー・集団生産性・リー ダーシップなど、対人・集団レベルの現象に焦点をあてる。人 は他者が存在するときには特有の法則性を示す。集団力学が明 らかにしてきた知見を中心に、個人と集団の関わりを心理学の 視点で考える。 (科目名) 英文科目名: (担 当) 社会病理学I 高原 正興 Social Pathology Ⅰ (テキスト及び参考書) (授業計画) テキストはプリント配布に替える。参考書は授業中に紹介する。 (成績評価の方法・基準) 期末試験100% (履修条件・その他) 特になし (授業概要/テーマ・目標) テーマ「社会病理学理論の展開」 社会病理学は社会学の一応用分野であり、その理論も社会学 理論の変遷に影響されながら展開されてきた。したがって、こ の授業では、まず社会病理学の対象と方法を明らかにした上 で、古典的理論、社会構造的アプローチ、社会心理的アプロー チ、社会的相互作用論などの学説史を追って、これらの理論の 基本的性格と特徴を概説し、その長所・短所を検討する。ま た、現代日本の社会病理現象の分析に対する諸理論の有効性を 分析する。 2 単位 1.社会病理学の定義問題 2.社会病理学の対象 3.逸脱と統制の概念 4.社会病理学の成立事情 5.デュルケームの二つの理論 6.シカゴ学派と社会解体論・文化伝達論 7.マートンのアノミー論 8.コーエンの非行下位文化論 9.自己観念と社会的絆の理論 10.秩序とコンフリクトモデル・下層階級文化論 11.中和の技術と潜在価値の理論 12.ラベリング論 13.ラベリング論批判 14.逸脱の統合理論 15.まとめ 314 (科目名) 英文科目名: (担 当) 社会病理学II 高原 正興 Social Pathology Ⅱ (テキスト及び参考書) 2 単位 (授業計画) 1.犯罪・非行の定義と処遇過程 テキストはプリント配布に替える。参考書は授業中に紹介する。 2.非行統計の特徴(1) 3.非行統計の特徴(2) 4.非行統計の解釈(1)一般化 (成績評価の方法・基準) 5.非行統計の解釈(2)遊び型化 6.非行理論の考察(1)偏在説 レポート20% 期末試験80% 7.非行理論の考察(2)遍在説 8.非行理論の考察(3)相互作用論と規範意識論 (履修条件・その他) 9.事例研究(1)連続射殺魔事件 10.古典型非行の比較研究 社会病理学Ⅰを履修しておくことが望ましい。 11.事例研究(2)古典型非行 (授業概要/テーマ・目標) 12.無職少年の問題 テーマ「少年非行問題の分析」 13.事例研究(3)現代型非行 今日の主な青少年問題である少年非行を社会病理学的に分析 14.現代の非行の四層構造 することを主な目的とする。特に、実証主義的な見方と構築主 15.自殺の社会病理学的分析 義的な見方の双方を取り入れて、統計の解釈や非行理論の妥当 性を考察する。また、非行問題の社会的背景として、消費社 会、学歴社会、関係性の希薄化なども概説する。 さらに、ビデオや事例を使った学習を行い、現実の「犯罪と 非行」像をリアルに捉えた上で、自殺などの社会病理現象にも 触れることにする。 (科目名) 英文科目名: (担 当) 環境社会学 野田 浩資 (公共政策学科と同時開講の科目) (テキスト及び参考書) 2 単位 (授業計画) 1.環境問題への社会学的アプローチ①自然環境と歴 史的環境 2.環境問題への社会学的アプローチ②住民参加と合 意形成 (成績評価の方法・基準) 3.琵琶湖の水環境問題① 4.琵琶湖の水環境問題② 講義内レポート、および、期末レポート試験の総合による。 5.琵琶湖の水環境問題③ 6.琵琶湖の水環境問題④ (履修条件・その他) 7.京都市の景観問題① 「社会学概論Ⅰ・Ⅱ」「社会調査」を履修しておくことが望まし 8.京都市の景観問題② い。 9.京都市の景観問題③ (授業概要/テーマ・目標) 10.京都市の景観問題④ 現代社会には多種多様な環境問題が続発しているが、それら 11.住民参加と環境ガバナンス① の環境問題を分析すると、環境問題が自然科学の研究対象であ 12.住民参加と環境ガバナンス② るにとどまらず、環境問題のもつ社会的側面の解明が環境問題 13.住民参加と環境ガバナンス③ の解決には不可欠であることに気づかされる。環境問題への社 会学的アプローチの諸理論を紹介し、事例を検討するなかで、 14.住民参加と環境ガバナンス④ 15.まとめ:地域社会と環境問題 環境問題のもつ社会的側面を明らかにする。 参考書:『よくわかる環境社会学』(鳥越・帯谷編、ミネルヴァ 書房) 315 (科目名) 英文科目名: (担 当) 発達心理学I 服部 敬子 Developmental Psychology Ⅰ (テキスト及び参考書) (授業計画) <テキスト>心理科学研究会編『育ちあう乳幼児心理学』(有斐 閣)、<参考書>田中昌人(講演記録) 『子どもの発達と健康教 育」1∼3(かもがわ出版) (成績評価の方法・基準) 授業中のグループ・ワーク、ミニ・レポートによる平常点(40 %)と期末レポート(60%)による。レポートの評価基準は、講 義内容のポイントがおさえられていれば60点、考察の深さ、多面 性、斬新性などに応じて加点する。 (履修条件・その他) 専門演習Ⅰで服部ゼミを希望する者は本講義を受講することを求 める (授業概要/テーマ・目標) ■授業の概要:1994年、わが国は「子どもの権利条約」を批准 し、子どもたちに対して「生存および発達を可能な最大限の範 囲において確保する」ことを約束した。21世紀を迎えて、子ど もたちを導き育てていく私たち大人に期待される役割と責任は きわめて大きいことを自覚し、これからの私たちと子どもたち が毎日を生き生きと生活し、他者及び自分自身に対する期待と 信頼感を培っていけるように、近接諸領域の研究成果もふまえ て、1)人間を「発達的に」捉える方法、2)胎児期∼幼児期前 期の発達過程の具体的な様相について述べ、3)発達的な援助を 求めている姿の理解とその援助方法について考える。 ■テーマ:胎児期∼幼児期前期における発達のみちすじと障害 の様相 ■到達目標:子どもに関わる際に必要な子どもの心身の発達及 び学習の過程に関する基礎的・基本的な考え方について理解す るとともに、進化心理学や障害児心理学、教育心理学など近接 領域の研究成果に学びつつ、とくに、胎児期∼幼児期前期にお ける人間発達のみちすじと発達上の障害、「問題行動」をとら える視点を身につけ、ふさわしい関わり方をみずから考える力 量を培う。 (科目名) 英文科目名: 2 単位 1.〝Development〟をどうとらえるか?:〝Develop ment〟概念の歴史的変遷と国際的な動向 2.進化の歴史と人類の誕生:ヒトが現れた必然性と 偶然性 3.「子どもの発見」と発達心理学 4.人間の発達をとらえる理論的枠組み :遺伝と環 境、発達検査と発達診断 5.胎児期における3つの階層と飛躍的移行期の特徴 :命の誕生 6.乳児期前半における発達的自由の増大と生後第1 の新しい発達の原動力の発生:ほほえみの獲得 7.乳児期後半への飛躍的移行期の特徴:可逆対操作 と新たな能動性の獲得 8.乳児期後半への飛躍的移行期に顕在化する発達上 の障害:重度心身障害 9.乳児期後半における発達的自由の増大と生後第2 の新しい発達の原動力の発生:目的−手段関係の理解 と愛着対象の形成 10.Piaget,J.による「知能の誕生」研究:「実験」 と「観察」の醍醐味 11.幼児期への飛躍的移行の特徴:「自我」の誕生 12.幼児期への飛躍的移行期に顕在化する発達上の障 害:「自閉症」研究を中心に 13.幼児期前期の発達的特徴:発達的な2次元世界の 形成 14.“魔の2歳児”“ダーク・エイジ”とは?:幼児 期前期における「抵抗」の意味 15.まとめ:胎児期∼幼児期前期の発達と「自己信頼 性」の啓培 (担 当) 発達心理学II 服部 敬子 Developmental Psychology Ⅱ (テキスト及び参考書) 2 単位 (授業計画) <テキスト>田中昌人(講演記録) 『子どもの発達と健康教育」 4(かもがわ出版)、<参考書>心理科学研究会編『育ちあう乳 幼児心理学』(有斐閣) (成績評価の方法・基準) 授業中のグループ・ワーク、ミニ・レポートによる平常点(40 %)と期末レポート(60%)による。レポートの評価基準は、講 義内容のポイントがおさえられていれば60点、考察の深さ、多面 性、斬新性などに応じて加点する。 (履修条件・その他) 専門演習Ⅰで服部ゼミを希望する者は本講義を受講することを求 める (授業概要/テーマ・目標) ■授業の概要:1994年、わが国は「子どもの権利条約」を批准 し、子どもたちに対して「生存および発達を可能な最大限の範 囲において確保する」ことを約束した。21世紀を迎えて、子ど もたちを導き育てていく私たち大人に期待される役割と責任は きわめて大きいことを自覚し、これからの私たちと子どもたち が毎日を生き生きと生活し、他者及び自分自身に対する期待と 信頼感を培っていけるように、近接諸領域の研究成果もふまえ て、1)人間を「発達的に」捉える方法、2)幼児期前期∼思春 期の発達過程の具体的な様相について述べ、3)発達的な援助を 求めている姿の理解とその援助方法について考える。 ■テーマ:幼児期前期∼思春期における発達のみちすじと障害 の様相 ■到達目標:子どもに関わる際に必要な子どもの心身の発達及 び学習の過程に関する基礎的・基本的な考え方について理解す るとともに、障害児心理学、教育心理学など近接領域の研究成 果に学びつつ、とくに、幼児期前期∼思春期における人間発達 のみちすじと発達上の障害、「問題行動」をとらえる視点を身 につけ、ふさわしい関わり方をみずから考える力量を培う。 1.人間の発達をとらえる理論的枠組み/乳児期∼幼 児期前期までの発達と障害 2.幼児期中期における発達的特徴(1):2次元形成 期における「揺れ」 3.幼児期中期における発達的特徴(2):2次元可逆 操作の獲得と「自制心の形成」 4.「4歳ごろの変化」に関する諸研究:心の理論、 実行機能の発達 5. 幼児期後期における発達的特徴(1):発達的な3 次元の形成 6. 幼児期後期における発達的特徴(2):「生後第3 の新しい発達の原動力」の発生 7. 幼児期後期に顕在化する発達上の障害:ADHD、L D(学習障害) 8. 学童期前期の発達的特徴:「自己形成視」の発 展 9. 学童期中期における発達的特徴:「集団的自 己」形成にともなう質的変化 10.学童期における認知発達:Piaget,J.の視点と種 々の実験研究 11.「前思春期」における発達的特徴:社会性、自己 の発達に関する諸研究 12.「生後第4の新しい発達の原動力」発生期の発達 的特徴 13.「第2反抗期」の発達的意義と教育上の留意点 14. Piaget,J、Erikson,Eらの発達理論と「可逆操 作の高次化における階層−段階理論」 15.まとめ:「発達への権利」からみた現代社会の課 題 316 (科目名) 英文科目名: 知覚心理学I 森下 正修 Perceptual Psychology Ⅰ (テキスト及び参考書) (成績評価の方法・基準) 出席(30%)と期末試験(70%)により総合的に評価する (履修条件・その他) とくになし (授業概要/テーマ・目標) 我々は外の世界の情報を自分の中に取り込みながら生活して います。そこで生まれる様々な感覚・知覚は、我々の心と外界 をつなぐ大切な手がかりです。 しかし、我々の心は外の世界をどのくらい正しく写している のでしょうか?目で見たり、耳で聞いたり、手で触れて感じた りしているものは、外の世界にあるものと正確に同じなのでし ょうか? こうした人間の知覚についての問題を解く鍵は、それを支え る脳と心のメカニズムにあります。我々の脳と心が、外界の情 報をもとに感覚・知覚を生み出すやり方には、ひどく「人間ら しい」不思議な性質があります。 本講義では、こうした感覚・知覚を支えるメカニズムの特性 を学びます。感覚・知覚一般についての内容から始め、その後 とくに「視覚」をテーマに、その生理的基盤や、明るさ、形、 奥行きの知覚の仕組みについて、画像や映像などのデモンスト レーションを多く交えて説明をおこないます。 本講義を通じて、知覚のメカニズムに関する概論的な内容 と、個々の特殊な現象について知ってもらうことをめざしてい ます。 (科目名) 2 単位 (授業計画) 毎回講義プリントを配布する 英文科目名: (担 当) 知覚心理学II 1. ガイダンス、イントロダクション 2. 感覚・知覚一般① 五感 3. 感覚・知覚一般② 感覚間相互作用 4. 感覚・知覚一般③ 絶対閾、弁別閾、順応 5. 感覚・知覚一般④ 知覚の成立における経験の 影響 6. 視感覚系① 光が網膜に達するまで 7. 視感覚系② 網膜 8. 視感覚系③ 網膜から大脳視覚野 9. 明るさの知覚 明順応、暗順応、明るさの対比 10. 形の知覚① 輪郭 11. 形の知覚② 図と地、群化 12. 形の知覚③ 形の錯視 13. 奥行きの知覚① 生理的手がかり 14. 奥行きの知覚② 絵画的手がかり① 15. 奥行きの知覚③ 絵画的手がかり②、運動的手 がかり (担 当) 森下 正修 Perceptual Psychology Ⅱ (テキスト及び参考書) 毎回講義プリントを配布する (成績評価の方法・基準) 出席(30%)と期末レポート(70%)により総合的に評価する (履修条件・その他) とくになし (授業概要/テーマ・目標) 知覚心理学Ⅰに引き続き、人の感覚・知覚のメカニズムのう ち「視覚機能」を中心に、画像や映像などのデモンストレーシ ョンを多く取り入れながら講義をおこないます。 テーマとしては、まず視覚に関して、静止物の中から運動す る物体を処理する運動の知覚、色という不思議な性質を我々に 感じさせる色の知覚を扱います。 後半では、「知覚」の隣接領域である「認知」的なテーマも 取り上げます。ここではまず、人の情報処理の方向性を変化さ せる「注意」のはたらきについて説明します。その後、心の中 でイメージをどのように操作するか、空間をどう認識し行動に 生かしているか、人の顔はどう処理されているかといった個別 テーマを解説し、最後に記憶のもつ特性について多角的に講義 をおこなう。 本講義を通じて、知覚から認知にいたる心理学の概論的な内 容と、個々の特殊な現象について知ってもらうことをめざして います。 2 単位 (授業計画) 1. 2. 3. 4. 5. 6. 7. 8. 9. 10. 11. 12. 13. 14. 15. 317 運動の知覚① 運動の知覚と生理機構 運動の知覚② 運動知覚の種類① 運動の知覚③ 運動知覚の種類②、運動の解釈 色の知覚① 光と色 色の知覚② 混色、色覚の神経機構 色の知覚③ 色の心理的特性 注意① 視覚的注意 注意② 聴覚的注意、注意資源 心的イメージ 空間認知 顔の知覚 記憶① 記憶の意味、感覚記憶 記憶② 短期記憶、長期記憶 記憶③ 記憶と脳 記憶④ 日常の記憶 (科目名) 英文科目名: (担 当) 教育制度論I 藤本 敦夫 Educational System Ⅰ (テキスト及び参考書) 2 単位 (授業計画) 柳 治男著『<学級>の歴史学∼自明視された空間を疑う』(講談 1.オリエンテーション∼講義の進め方、受講生の興 味・関心等の交流 社選書メチエ、2005年)。 他は適宜プリント配布。参考書は講義中に紹介する。 2.教育・教育制度をめぐる問題状況∼20世紀後半以 降の「教育危機」(その1) (成績評価の方法・基準) 3.教育・教育制度をめぐる問題状況∼20世紀後半以 降の「教育危機」(その2) 授業への参画状況及びレポート等による総合的評価 4.教育・教育制度をめぐる問題状況∼20世紀後半以 降の「教育危機」(その3) (履修条件・その他) 5.教育制度研究のアプローチ(その1) 6.教育制度研究のアプローチ(その2) 7.教育制度の原型 (授業概要/テーマ・目標) 8.近代と教育(その1) 「近代」は、フォーマル・インフォーマルを問わず、様々な人 9.近代と教育(その2) 間の営みが「制度化」された時代である。「教育」はそうした 10.西洋近代公教育制度史∼イギリスを中心に(その 「近代の産物」の矛盾が凝縮された領域といっても過言ではな 1) いだろう。講義においては、伝統的な教育制度理解・法制論か 11.西洋近代公教育制度史∼イギリスを中心に(その ら、さらに踏み込んで「近代批判」の文脈における学校批判 論、これまで自明視されてきた教育・学校のメカニズムを歴史 2) 的・社会学的に解明する試み、現代の青年問題などを取り上 12.西洋近代公教育制度史∼イギリスを中心に(その げ、教育制度の多角的理解を目指す。 3) 教育制度論Ⅰでは、今日の教育問題を教育のハードウェアに 13.戦後世界の教育改革∼福祉国家と教育 内在する問題として捉える視点を提示しつつ、近代公教育成立 14.近代公教育制度の功罪 の過程とその意義を考察し、現代的な教育制度理解の基礎を学 15.総括 ぶことを目標とする。 なお、講義内容には、受講生の興味・関心を反映しながら進 めて行きたいので、講義計画については、若干の変更の余地が あることをお断りしておく。 (科目名) 英文科目名: (担 当) 教育制度論II 藤本 敦夫 Educational System Ⅱ (テキスト及び参考書) 2 単位 (授業計画) 1.日本の教育制度∼沿革史 2.戦後日本の教育制度 3.教育改革と教育法制∼学校制度改革の現在 4.教育制度の機能 (成績評価の方法・基準) 5.学歴社会・格差・不平等・再生産 6.教育制度と企業社会 授業への参画状況及びレポート等による総合的評価 7.見える制度と見えない制度 8.教室のパラドックス(その1) (履修条件・その他) 9.教室のパラドックス(その2) 独立した科目ではあるが、教育制度論Ⅰと続けて履修されること 10.知の制度化と学校化 が望ましい。 11.教育言説を疑う(その1) (授業概要/テーマ・目標) 12.教育言説を疑う(その2) 「近代」は、フォーマル・インフォーマルを問わず、様々な人 13.「脱学校論」再考 間の営みが「制度化」された時代である。「教育」はそうした 14.教育制度研究と現実∼机上の空論としないために 「近代の産物」の矛盾が凝縮された領域といっても過言ではな 15.総括 いだろう。講義においては、伝統的な教育制度理解・法制論か 柳 治男著『<学級>の歴史学∼自明視された空間を疑う』(講談 社選書メチエ、2005年)。 他は適宜プリント配布。参考書は講義中に紹介する。 ら、さらに踏み込んで「近代批判」の文脈における学校批判 論、これまで自明視されてきた教育・学校のメカニズムを歴史 的・社会学的に解明する試み、現代の青年問題などを取り上 げ、教育制度の多角的理解を目指す。 教育制度論Ⅱでは、ヨーロッパで誕生した日本に移植された 近代公教育制度の沿革をたどるとともに、主として教育社会学 の視点から現代の教育改革の矛盾とあるべき改革に向けての基 本的視座をあぶりだしていきたい。そのため、学習の過程では 教育社会学関連の基礎的事項についての理解も深めていきた い。 なお、講義内容には、受講生の興味・関心を反映しながら進 めて行きたいので、講義計画については、若干の変更の余地が あることをお断りしておく。 318 (科目名) 英文科目名: 文化社会学I 大倉秀介 Cultural Sociology Ⅰ (テキスト及び参考書) (成績評価の方法・基準) 成績評価は、レポートによる。 (履修条件・その他) 日本人の働き方や余暇生活について、意識的に考えること。 (授業概要/テーマ・目標) 日本人の余暇生活は、先進諸国の中では遅れた状態にある。そ の原因のひとつが余暇に対する認識の遅れである。そこでま ず、余暇とは何かということを歴史的社会的に明らかにし、そ の上で日本人の余暇生活の実態と特徴について考察する。それ らを通じて、余暇のパースペクティブから現代日本(人)の生 活文化の特徴を認識し理解する事を目標とする。 (科目名) 2 単位 (授業計画) テキストは使用しない。 参考書は、授業時に適宜紹介する。 英文科目名: (担 当) 文化社会学II 1.オリエンテーション 2.労働と余暇(1)人間にとって労働とは何か 3.労働と余暇(2)人間労働の特徴と構造 4.労働と余暇(3)「自由に処分できる時間」の歴 史的社会的存在形態 5.労働時間の短縮と余暇の展開(1)労働日の短縮 6.労働時間の短縮と余暇の展開(2)労働週の短縮 7.労働時間の短縮と余暇の展開(3)労働年・労働 生涯の短縮 8.余暇の概念(1)語源的意味 9.余暇の概念(2)外延的規定 10.余暇の概念(3)内包的規定 11.日本人の働き方と余暇生活 12.日本人の余暇生活(1)時間的条件 13.日本人の余暇生活(2)余暇意識 14.日本人の余暇生活(3)余暇の過ごし方 15.総括ー日本人の労働と余暇生活文化の特徴と課題 (担 当) 大倉 秀介 Cultural Sociology Ⅱ (テキスト及び参考書) 教科書は不使用。 参考書は授業中に適宜紹介する。 (成績評価の方法・基準) 成績評価は、レポートによる。 (履修条件・その他) 遊ぶ主体としての自分の意識について考えてみる事。 (授業概要/テーマ・目標) 遊びと現代文化 遊びは人類の歴史とともに古い。遊びは子供に固有の領域では なく大人も遊ぶ。そして、遊びの存在形態や意味は時代や社会 によって異なる。この講義では、代表的な遊びの理論(ホイジ ンガ、カイヨワ、アンリオなどの理論)を手ががりにして、人 間(社会)と遊びとの本質的関係および現代文化における遊び のあり方を批判的に考察することを目標とする。 2 単位 (授業計画) 1.オリエンテーション 2.ホイジンガの遊びの理論(1)文化因子としての 遊びの定義 3.同 前(2)遊びと競技 4.同 前(3)遊びと知識 5.同 前(4)現代文化における遊びの要素 6.カイヨワの遊びの理論(1)遊びの社会学的定義 7.同 前(2)遊びの分類 8.同 前(3)遊びの変質と拡大 9.ジャック・アンリオの遊び論ー遊ぶ主体の現象学 (1)「遊ぶ」とはー構造から意味へ 10.同 前(2)「遊ぶ」存在の研究 11.同 前(3)遊びの意味作用 12.近代以前の日本(人)の遊びと社会 13.近代日本(人)の遊びと社会 14.現代日本(人)の遊びと社会 15.授業の総括 319 (科目名) 英文科目名: (担 当) 地方自治論 増田 寛也 Local Government (テキスト及び参考書) 2 単位 (授業計画) 授業計画の詳細は、開講日程を含め、ガイダンス時 に示される。 ガイダンス時に指定 (成績評価の方法・基準) ガイダンス時に指定 (履修条件・その他) ガイダンス時に指定 (授業概要/テーマ・目標) 地方自治の現状と課題について、実務経験を踏まえた講義が 行われる。 この科目を受講することにより、学習者は、地方自治の現状 や課題、そしてその背景を理解することが出来る。 (科目名) 英文科目名: (担 当) 入門演習 津崎 哲雄、中根 成寿、野田 浩資、森下 正修、吉岡 真佐樹、磯 部 智也、大島 和夫、川勝 健志、佐野 亘、瀬々 敦子 Introductory Seminar (テキスト及び参考書) (授業計画) 授業計画は各演習において決定する あらかじめ指定したリストからゼミごとに選択する。 (成績評価の方法・基準) 出席状況、ゼミでの発表、レポートなどを勘案して、総合的に評 価を行う。 (履修条件・その他) 公共政策学部1回生必修。配属や教室に関しては4月のガイダン スで説明する。 (授業概要/テーマ・目標) 本演習は、公共政策学科と共同して行う。 福祉社会と公共政策に関する科学的思考を養い、社会におけ る諸問題を発見・探究する力量を形成するために、文献を読む 力、レジュメをまとめる力、他人の意見を聞き、自分の意見を もって討論に参加する力といった、大学での学習場面に必要な 基本的な学習能力を獲得することが本演習の課題である。 担当教員ごとに10のゼミに分かれて、福祉社会と公共政策に かかわりのある入門的な文献リストの中から、関心のある文献 を選択して学習する。 320 2 単位 (科目名) 英文科目名: (担 当) 基礎演習 高原 正興、中村 佐織、上掛 利博、服部 敬子、石田 正浩 Elementary Seminar (テキスト及び参考書) (授業計画) 1.各ゼミにおいて演習 2.各ゼミにおいて演習 3.各ゼミにおいて演習 4.各ゼミにおいて演習 5.各ゼミにおいて演習 6.各ゼミにおいて演習 7.各ゼミにおいて演習 8.各ゼミにおいて演習 9.各ゼミにおいて演習 10.各ゼミにおいて演習 11.各ゼミにおいて演習 12.各ゼミにおいて演習 13.各ゼミにおいて演習 14.各ゼミにおいて演習 15.各ゼミにおいて演習 各ゼミにおいて指示する。 (成績評価の方法・基準) 各ゼミにおいて定める。 (履修条件・その他) 福祉社会学科2回生必修 (授業概要/テーマ・目標) 入門演習で獲得した基本的な学習能力を踏まえ、将来の専門 領域を展望した基礎的な学習を進める。 福祉社会を築くにあたって重要となるテーマについて、5つ の演習がもうけられている。 各ゼミの詳細な内容や履修方法については、ガイダンスで指 導するので、必ず出席すること。 (科目名) 英文科目名: 2 単位 (担 当) 専門演習I 福祉社会学科全教員 Advanced SeminarⅠ (テキスト及び参考書) (授業計画) 授業計画は各演習において決定する 各演習において決定する (成績評価の方法・基準) 各演習において決定する (履修条件・その他) 公共政策学部3回生必修。各演習において受講人数に制限を設ける場合 があるので注意すること(4月のガイダンスにて説明する) (授業概要/テーマ・目標) 福祉社会学科の専門領域に関する問題意識の深化を図り、文 献読解能力の強化や卒業論文作成のための基礎的能力の育成を 目的とする。 4月のガイダンス時に各演習の内容が説明されるので、それを もとに履修する演習を決定すること。 321 2 単位 322
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