平 成27年 度 事業報告書 は じ め に 赤十字事業の推進につきましては、平素より県民の皆さま並びに地区・分区をはじめとす る関係者の皆さまの温かいご支援とご協力を賜り、厚くお礼申し上げます。 おかげをもちまして、平成 27 年度の支部事業につきましては、9 月に関東・東北豪雨災害 が発生したものの、災害救護体制の充実・強化をはじめ、救急法等の普及、赤十字奉仕団や 青少年赤十字の活動など、各種事業を円滑に実施することができました。 茨城県に甚大な被害をもたらした関東・東北豪雨災害では、水戸・古河赤十字病院をはじ め、日赤本社及び関東甲越支部から派遣された医療チームによる救護活動を展開しました。 また、赤十字防災ボランティアの皆さまには、被災地で積極的な活動をしていただきました。 青少年赤十字につきましては、青少年赤十字防災教育プログラム「まもるいのち ひろめ るぼうさい」を県内のすべての小・中・高等学校及び特別支援学校に配付し、防災教育の普 及に努めました。 広報につきましては、新たに駅前での街頭キャンペーンの実施や、デジタルサイネージを 活用したPRを取り入れました。 これらの活動の財源となる「社資」につきましては、地区・分区や自治会を通じて各世帯 の皆さまにご協力をいただいたほか、口座振替やインターネットを活用した方法などにより、 多くの県民の皆さまからご協力をいただきました。また、国内外の被災者のため、多くの義 援金・救援金が寄せられたことに心より感謝申し上げます。 医療事業につきましては、水戸赤十字病院は、県の基幹災害医療センターとして災害時に おける救護体制を整えております。また、昨年 4 月に開設した緩和ケア病棟の運用により特 にがん診療の充実・強化を図るとともに、地域の中核病院として、地域周産期母子医療セ ンターをはじめとした安全で安心できる質の高い医療の提供に努めました。一方、古河赤十 字病院においては、昨年 5 月に認定された地域医療支援病院のほか、地域災害医療センタ ー、地域包括ケア病棟や地域リハ・ステーション、認知症疾患医療センターなどの機能を活 かし、地域の中核病院としての役割を果たしました。 福祉事業につきましては、児童福祉法によって認可設立された乳児院において、家庭のさ まざまな事情のため養育困難な就学前の乳幼児を必要な期間養育しました。 血液事業につきましては、ブロック化による広域需給管理体制のもと、血液製剤の安全性 及び安定供給の確保並びに献血者の保護に努めました。また、幅広い年齢層の方に血液セン ターの活動状況を知っていただくため、近隣施設等の協力のもと「献血感謝祭」を開催し、 たくさんの方に参加いただきました。 詳細については、別記のとおり事業ごとにまとめさせていただきましたので、ご高覧いた だければ幸いに存じます。今後とも赤十字事業に対し、より一層のご支援とご協力を賜りま すようお願い申し上げます。 日本赤十字社茨城県支部 目 次 1 災害救護事業 P1 2 講習の実施 P9 3 赤十字奉仕団 P12 4 青少年赤十字 P18 5 国際赤十字活動への参加 P21 6 臨時救護 P23 7 看護師の養成 P25 8 赤十字思想の普及 P26 9 活動資金 P29 10 評議員会・監査 P31 11 医療事業 P32 ・水戸赤十字病院 12 古河赤十字病院 社会福祉事業 P34 ・日本赤十字社茨城県支部乳児院 13 血液事業 ・茨城県赤十字血液センター 参考資料 1 日本赤十字社茨城県支部機構図 2 日本赤十字社茨城県支部の沿革 3 日本赤十字社のしくみ 4 日本赤十字社現勢 5 日本赤十字社茨城県支部現勢 6 世界の赤十字社・赤新月社等一覧 P35 1 災害救護事業 日本赤十字社の災害救護事業は、赤十字本来の使命に基づく最も重要な事業であり、災害発 生時には、赤十字の基本原則に従って、迅速かつ的確に救護活動を展開します。 平成 27 年度は、救護員や防災ボランティアリーダー等の訓練・研修を行ったほか、救援物 資の備蓄・配布や災害救護用資機材などを整備しました。 (1)常備救護班(医療チーム)の編成 ア 常備救護班1個班の編成基準 班長(医師) 看護師長 看護師 主事 合計(人) 1 1 2 2 6 ※状況に応じて薬剤師、助産師等を加えることがあります。 イ 常備救護班の救護員の役割 職 名 役 割 班長(医師) 救護班が行う医療救護を指揮する。 救護所の開設、トリアージ、治療、搬送の判断、こころのケア、 救護要請内容の班員への徹底、救護記録作成の指示 看護師長 等 班長の業務を補佐し、班運営に適切な助言を行う。 診療補助、看護師の業務分担、医療救護資機材等携行物品の確認、 トリアージ、救護所のレイアウト 看 護 師 医療救護資機材等携行物品の準備・保管、救護業務 主 被災地における情報収集、傷病者の受付、事務用品の管理、車両等 事 の点検整備 ウ 等 等 等 編成状況 区 分 救護班 編成数 救護班要員 医師 看護師長 看護師 主事 薬剤師 合計(人) 水戸赤十字病院 7 7 7 14 14 7 49 古河赤十字病院 3 3 3 6 6 ― 18 10 10 10 20 20 7 67 合 計 ※災害派遣医療チーム「DMAT(水戸2チーム、古河1チーム) 」も保有しています。 -1- (2)災害救護体制の強化 東日本大震災の教訓を踏まえ、今後発生が予想される大規模災害時に、支部の災害救護実施 対策本部要員の一員として、被災地における医療ニーズを把握し、医療活動の効率的かつ効果 的な実施に関して専門的な助言を行うほか、県災害医療コーディネーターや他の医療救護組織 との連携、調整を担う「日赤災害医療コーディネートチーム」を基幹災害拠点病院である水戸 赤十字病院に配置しています。 また、原子力災害時に、放射線下での救護活動を安全適切に行うため、 「日赤緊急被ばく医療 アドバイザー」 を茨城県初期被ばく医療機関に指定されている同赤十字病院に配置しています。 編成状況 チーム要員 区 分 災害医療コーディ ネートチーム 編成数 1 医師 看護師 主事 合計(人) 2 2 1 5 (3)平成 27 年関東・東北豪雨災害における救護活動 平成 27 年 9 月 9 日から 10 日にかけて発生した台風 18 号に伴う「関東・東北豪雨災害」は、 常総市をはじめとして茨城県に大きな被害をもたらしました。 当支部は、日赤本社や関東甲越支部の協力のもと、発災直後から医療チーム等を派遣し、避 難所や仮設診療所において、被災された方々の診療やこころのケアを行ったほか、救援物資の 配布、赤十字ボランティアによる炊き出しや常総市災害ボランティアセンターの運営補助等の 支援を行いました。 活動状況 活動内容 活動期間 種別 チーム派遣延数 医療救護 9/10~9/25(16 日間) 仮設診療所の開設 9/14~9/25(12 日間) こころのケア 9/20~10/13(24 日間) -2- 22 チーム 救護員等派遣延数 186 人 取扱患者延数 999 人 取扱患者延数 358 人 ケア要員等派遣延数 ケア受付者延数 毛布 救援物資の配布 派遣人員数等 28 人 116 人 1,410 枚 緊急セット 37 組 保温マット 32 枚 タオルケット 81 枚 ブルーシート 27 枚 布団セット 37 組 災害ボランティア センターの運営支援 防災ボランティア 9/14~11/3(実 24 日間) 派遣延数 108 人 看護師派遣数 6人 ボランティア活動 奉仕団員延数 193 人 (炊き出し (奉仕団延数) (19 団) 搬送要員派遣数 3人 他) 医薬品の搬送支援 義援金の受付 (茨城県に全額送金) 9/11~9/12 1,227,466,358 円 9/11~12/31 (33,148 件) 常総市内避難所の巡回診療 きぬ医師会病院に仮設診療所を開設 (4)災害救護訓練等の実施 救護員の救護技術の向上及び防災関係機関や赤十字奉仕団等との連携を図るため、災害救護 訓練や研修会を実施しています。 実施日 訓練名等 会場 5 月 15 日 こころのケア研修会 水戸市 5 月 29 日 救護班主事研修会 水戸市 6 月 26 日~ 27 日 常備救護班等災害救護訓練 東海村 8 月 18 日~ 19 日 日赤災害医療コーディネート研修 東京都 8 月 29 日 茨城県・桜川市総合防災訓練 桜川市 8 月 29 日 ひたちなか市総合防災訓練 ひたちなか市 9月 1日 政府総合防災訓練における大規模地震時医療活動訓練 小美玉市、他 9 月 29 日~ 30 日 日本赤十字社第 1 ブロック支部災害救護訓練 福島県 日本赤十字社本社・第2ブロック支部災害救護訓練 千葉県 11 月 3 日~ 4 日 2 月 3 日~ 5 日 第2ブロック支部先遣要員訓練 2 月 25 日 常備救護班等フォローアップ研修 水戸市 3月 2日 被災地支部災害救護実施対策本部運営訓練 東京都 -3- 神奈川県 訓練の様子 救護所での救命治療 避難所の巡回診療 (常備救護班等災害救護訓練) (ひたちなか市総合防災訓練) 傷病者トリアージ 停電想定の巡回診療 (日赤本社・第 2 ブロック支部災害救護訓練) (常備救護班等フォローアップ研修) アマチュア無線奉仕団による全国非常無線通信 柔道接骨師会奉仕団による骨折の手当 (茨城県・桜川市総合防災訓練) (常備救護班等災害救護訓練) -4- (5)赤十字減災セミナーの開催 日本赤十字社がこれまで行ってきた災害救護活動の経験を活かし、自助・共助の考え方に基づ く自発的な行動を促すことを目的に、応急手当などの技術を含めた減災セミナーを開催していま す。 開催回数 受講者数 10 回 984 人 (6)赤十字防災ボランティアリーダー・地区リーダーの養成 防災ボランティアリーダー・地区リーダーは、災害時に防災ボランティアの活動を円滑かつ 安全に行うため、これらの連絡・調整にあたります。 防災ボランティアリーダー 7人 防災ボランティア地区リーダー 40人(20地区・分区) ア 防災ボランティアリーダーの主な任務 当支部が設置する防災ボランティアセンターにおいて、赤十字奉仕団その他ボランテ ィアの活動の連絡・調整にあたるとともに、被災地の災害ボランティアセンターの立ち 上げを支援する。 イ 防災ボランティア地区リーダーの主な任務 地区・分区担当者及び市町村防災担当課と連携し、ボランティアニーズを調査し、 赤十字奉仕団その他防災ボランティアの活動の連絡・調整にあたる。 ウ 訓練の状況 訓練名 ボランティアセンター 運営訓練 ボランティアセンター 運営訓練 実施日 会場 参加者数(人) 6 月 27 日 東海村総合体育館 13 8 月 29 日 桜川市総合運動公園 23 -5- 訓練の様子 ボランティアの登録・保険の受付 ボランティアニーズとボランティアのマッチング (7)救援物資の備蓄及び配布 大規模災害等に備え、当支部及び地区・分区等に毛布や緊急セットなどの救援物資を備蓄し ています。 また、住家の火災などで被災された方に地区・分区を通して救援物資を配布しています。 ア 備蓄の状況(27 年度末) 品目 毛布 備蓄数 18,502 枚 緊急セット 1,286 組 タオルケット 5,713 枚 ブルーシート 1,630 枚 布団セット 537 組 保温マット 1,230 枚 安眠セット 600 組 ※地区・分区への配備分を含む。 緊急セット イ 被災者への配布状況 品目 毛布 配布数 品目 配布数 1,659 枚 ブルーシート 72 枚 緊急セット 154 組 布団セット 168 組 タオルケット 118 枚 保温マット 139 枚 ※関東・東北豪雨災害における配布数量を含む。 -6- (8)災害救護用資機材の整備 災害時の救護活動に欠くことのできない資機材の整備、充実に努め、常に点検を行い、資機 材が有効に活用されるよう万全を期しています。 整備品目 整備数 資機材 ・担架(防汚・防カビ仕様) 29台 ・ランタン(スーパーLED) 15個 ・受付机(折りたたみ式指揮台) 8台 ・簡易トイレセット 2組 救護員用 ・ヘルメット(ライト・ゴーグル) 80組 ・装備用バッグセット 40組 ・備蓄食品(保存水含む) 100食 防災ボランティアリーダー用雨具 簡易トイレセット 10着 (9)地区・分区への災害救護用資機材の配備 災害救援及び奉仕団などの赤十字活動を推進するため、地区・分区に対し災害救護用資機材 を配備しています。 配備品目 救援車両 配備数 備考 6台 ワンボックス 3 台 常総市、潮来市、利根町 軽ワンボックス 3 台 稲敷市、城里町、五霞町 非常食炊き出し釜 20 基 水戸市、土浦市、古河市、石岡市、下妻市、常陸 太田市、笠間市、つくば市、常陸大宮市、那珂市、 筑西市、かすみがうら市、桜川市、行方市、小美 玉市、茨城町、城里町、大子町、美浦村、阿見町 テント イージーテント 3張 3 張 那珂市 (10)弔慰金の支給 暴風、豪雨、洪水、地震、津波その他の異常な自然現象又は火災等により亡くなられた方の 遺族に対して、弔慰金を支給しています。 (災害救助法が適用となる災害は支給対象外) 支給人数 支給総額 13 人 130,000 円 (※弔慰金は 1 人につき、10,000 円) -7- (11)平成 27 年度に受け付けた国内義援金 義援金名 件数(件) 東日本大震災義援金 長野県神城断層地震災害義援金 屋久島町口永良部島新岳噴火災害義援金 茨城県台風 18 号等災害義援金 平成 27 年台風第 21 号与那国町災害義援金 合 計 金額(円) 224 4,661,332 4 12,789 13 203,647 3,362 250,155,771 3 31,500 3,606 255,065,039 (支部受付分) -8- 2 講習の実施 赤十字では、 「苦しんでいる人を救いたいという思いを結集し、いかなる状況下でも、人間の いのちと健康、尊厳を守る」という使命を掲げて、講習をとおして救急法等の普及に取り組ん でいます。 当支部においても、不慮の事故を防止し急病やけがに対する手当の方法や、健康で安全な生 活を営むための知識や技術を、 「救急法」「水上安全法」 「健康生活支援講習」「幼児安全法」と いう 4 つの講習を実施し普及に努めました。 また、県内各地で実施されたイベント会場で体験コーナーを設け、多くの県民の皆さまに赤 十字に触れていただきました。 さらに、指導員養成講習を実施し、新たな指導員を確保するとともに、指導員研修会を実施 し、普及体制の強化を図りました。 (1)講習の種類 ア 救急法 日常生活における事故防止、手当の基本、人工呼吸や心臓マッサージの方法、AED を 用いた除細動、止血の仕方、包帯の使い方、骨折などの場合の固定、搬送、災害時の心 得など イ 水上安全法 水と親しみ、水の事故から人命を守るため、泳ぎの基本と自己保全、事故防止、溺れ た人の救助、応急手当の方法など ウ 雪上安全法(平成 27 年度は当支部の実績なし) 雪の楽しさを知るとともに、スキー場などでの事故防止や、けが人の救助、応急手当 の方法など エ 健康生活支援講習 誰もが迎える高齢期を、健やかに生きるために必要な健康増進の知識や高齢者の支 援・自立に向け役立つ介護技術など オ 幼児安全法 子どもを大切に育てるために、乳・幼児期に起こりやすい事故の予防とその手当、か かりやすい病気と発熱・けいれんなどの症状に対する手当など プールでの溺者の搬送演習 (水上安全法) イベントでの心肺蘇生体験 (救急法) -9- 寝返りの介助の講習 (健康生活支援講習) 子どもに対する心肺蘇生講習 (幼児安全法) (2)講習の実施状況 種 別 基礎講習 養成講習 受講者 回数 数(人) 資格継続研修 短期講習 合計 受講者 数(人) 回数 受講者 数(人) 回数 受講者 数(人) 34 963 6 102 342 18,278 442 20,855 水 上 安 全 法 11 107 1 26 32 1,740 44 1,873 雪 上 安 全 法 0 0 0 0 0 0 0 0 健康生活 支援講習 1 4 1 8 34 1,107 36 1,119 幼 児 安 全 法 7 103 1 3 46 1,108 54 1,214 53 1,177 9 139 454 22,233 576 25,061 回数 救 急 法 合 計 60 1,512 60 1,512 受講者 数(人) 回数 (3)指導員の養成 対象者 参加者数 (人) 救急法指導員候補者 13 講習名 救急法指導員養成講習 - 10 - (4)指導員の研修 研修名 対象者 参加者数 (人) 水上安全法指導員研修会 水上安全法指導員 18 幼児安全法指導員研修会 幼児安全法指導員 40 幼児安全法指導員資格継続適正審査 幼児安全法指導員 10 溺者救助の搬送 バンダナを使用した頭の包帯 (水上安全法指導員研修会) (幼児安全法指導員研修会) - 11 - 3 赤十字奉仕団 赤十字奉仕団は、赤十字の人道的諸活動を実践しようとする人々が集まるボランティア組織 であり、非常に幅広い活動領域をもっています。 また、災害時においては、赤十字防災ボランティアとして活動します。 平成 27 年度は、赤十字講習(救急法、水上安全法、健康生活支援講習、幼児安全法)の普 及、病院や乳児院での活動、献血推進活動など、赤十字事業の推進をはじめ地域ニーズに応じ た社会福祉活動などに幅広く参加・協力しました。 また、平成 27 年 9 月関東・東北豪雨の際には、避難所などにおける炊き出し、清掃活動、 被災者の避難所への輸送、感染予防のための消毒、指圧奉仕など、様々な活動を通じて被災者 支援を行いました。 (1)赤十字奉仕団の種類と活動 ア 地域奉仕団 市町村ごとに組織されており、地域ニーズに応じた社会福祉活動など、様々な活動を行っ ています。 ①災害救護訓練への参加 ②社員(寄付者)増強に関する活動 ③赤十字イベントの支援などの赤十字思想普及活動 ④献血に関する活動 ⑤幼児安全法講習における託児ボランティアなど講習普及の支援 ⑥赤十字施設、社会福祉施設における活動 ⑦高齢者福祉、障害者福祉に関する活動 ⑧国際活動(海外たすけあい募金活動など) ⑨被災地支援活動 赤十字運動月間街頭キャンペーンの実施 被災地での炊き出し - 12 - 地域奉仕団の結成状況 番号 (平成 28 年 3 月 31 日現在) 奉仕団名 団員数(人) 1 水戸市赤十字奉仕団 2,834 2 日立市赤十字奉仕団 46 3 土浦市赤十字奉仕団 39 4 古河市赤十字奉仕団 227 5 石岡市赤十字奉仕団 90 6 結城市赤十字奉仕団 89 7 龍ケ崎市赤十字奉仕団 8 下妻市赤十字奉仕団 82 9 常総市赤十字奉仕団 175 10 常陸太田市赤十字奉仕団 40 11 高萩市赤十字奉仕団 26 12 北茨城市赤十字奉仕団 238 13 笠間市赤十字奉仕団 135 14 取手市赤十字奉仕団 400 15 牛久市赤十字奉仕団 27 16 つくば市赤十字奉仕団 256 17 ひたちなか市赤十字奉仕団 251 18 鹿嶋市赤十字奉仕団 97 19 潮来市赤十字奉仕団 20 20 常陸大宮市赤十字奉仕団 14 21 那珂市赤十字奉仕団 46 22 筑西市赤十字奉仕団 1,260 23 坂東市赤十字奉仕団 14 24 稲敷市赤十字奉仕団 99 25 桜川市赤十字奉仕団 163 26 神栖市赤十字奉仕団 132 27 行方市赤十字奉仕団 80 28 鉾田市赤十字奉仕団 285 29 つくばみらい市赤十字奉仕団 45 30 小美玉市赤十字奉仕団 22 31 茨城町赤十字奉仕団 60 32 大洗町赤十字奉仕団 39 33 城里町赤十字奉仕団 39 34 東海村赤十字奉仕団 112 35 大子町赤十字奉仕団 207 36 美浦村赤十字奉仕団 28 37 阿見町赤十字奉仕団 78 38 河内町赤十字奉仕団 23 39 利根町赤十字奉仕団 14 200 - 13 - 40 八千代町赤十字奉仕団 9 41 五霞町赤十字奉仕団 20 42 境町赤十字奉仕団 47 合計 8,108 イ 特殊奉仕団 アマチュア無線の資格など専門的な知識と技術を活かして、災害救護活動や救急法等の 普及など、様々な活動を行っています。 ①災害救護訓練への参加 ②青少年赤十字の支援に関する活動 ③社会福祉施設における活動 ④国際活動(青少年赤十字国際交流事業における通訳ボランティア、海外たすけあい募金 活動など) ⑤赤十字講習(救急法、水上安全法、健康生活支援講習、幼児安全法の指導) ⑥被災地支援活動 乳児院での食事介助ボランティア 避難所における指圧奉仕の実施 (乳児院奉仕団) (指圧奉仕団) 専門知識を活かした健康や薬物に関する講話 外国の方対象の AED 講習における通訳 (メディカルチーム・21 奉仕団) (語学奉仕団) - 14 - 特殊奉仕団の結成状況 番号 (平成 28 年 3 月 31 日現在) 奉仕団名 団員数(人) 1 アマチュア無線奉仕団 101 2 救急法奉仕団 97 3 看護奉仕団 41 4 青少年赤十字賛助奉仕団 5 水上安全法奉仕団 30 6 乳児院奉仕団 90 7 指圧奉仕団 8 メディカルチーム・21 奉仕団 9 語学奉仕団 10 幼児安全法奉仕団 11 柔道接骨師会奉仕団 147 6 42 5 29 287 合計 875 ウ 青年奉仕団 大学生や社会人で組織されており、赤十字イベントの支援や献血推進活動、HIV/AIDS 予防啓発活動など、様々な活動を行っています。 ①赤十字イベントの支援などの赤十字思想普及活動 ②献血呼びかけなどの献血に関する活動 ③社会福祉施設における傾聴やレクリエーション活動 ④被災地支援活動 ⑤HIV/AIDS 予防啓発活動 ⑥海外たすけあい募金活動 海外たすけあい募金活動 イベントにおける義援金の募金活動 - 15 - 青年奉仕団の結成状況 番号 (平成 28 年 3 月 31 日現在) 奉仕団名 団員数(人) 1 茨城大学学生赤十字奉仕団 73 2 茨城キリスト教大学学生赤十字奉仕団 40 3 勤労青年赤十字奉仕団 4 中央地区青年赤十字奉仕団 4 10 合計 127 (2)赤十字奉仕団対象研修会の開催 県内を6つのブロックに分け、奉仕団員に赤十字への理解を深めてもらい、赤十字活動の一 層の推進を図ることを目的に研修会を開催しています。 基礎研修会の開催状況(対象:地域奉仕団・特殊奉仕団) ブロック 開 催 日 開 催 地 参加者数(人) 内容 県南 B 6 月 16 日 河内町 68 非常食炊き出し、救急法 など 県南 A 6 月 18 日 阿見町 51 非常食炊き出し、救急法 など 県 西 6 月 24 日 古河市 71 非常食炊き出し、救急法 など 県 北 6 月 30 日 北茨城市 114 非常食炊き出し、救急法 など 鹿 行 7月 3日 行方市 70 非常食炊き出し、救急法 など 中 央 7 月 14 日 水戸市 84 非常食炊き出し、救急法 など 奉仕団活動の事例紹介 非常食炊き出し実習 - 16 - 基礎研修会の開催状況(対象:青年奉仕団) 開催日 6 月 27 日~28 日 開催地 参加者数(人) 非常食炊き出し、 常陸太田市 29 西山研修所 救急法講習(三角巾包帯) 内容 献血セミナー、 救急法 など 奉仕団活動開発についてのグループワーク リーダー養成研修会の開催状況(対象:青年奉仕団) 開催日 9 月 12 日~14 日 開催地 参加者数(人) 水戸市 10 JA 農村研修館 救急法講習(心肺蘇生) 内容 救急法、グループワーク、 災害救護演習 など “リーダーとは”のグループワーク(KJ 法) - 17 - 4 青少年赤十字 青少年赤十字は、将来を担う児童・生徒が赤十字の精神に基づき、世界の平和と人類の福祉 に貢献できるように、日常生活の中で望ましい人格と精神を自らつくりあげることを目的とし た事業で、日本では、1922 年(大正 11 年)に青少年赤十字活動が始まり、教師を指導者として、 幼稚園・保育所、小・中・高等学校や特別支援学校の中に組織され、学校教育や幼児教育の中 で進められています。 その活動は、 「気づき、考え、実行する」という自主性に基づき、世界の青少年赤十字に共通 している「健康・安全、奉仕、国際理解・親善」という 3 つの実践目標を掲げて、青少年の発 達段階や各学校の実情に合わせた活動を展開しています。 (1)青少年赤十字活動の充実と加盟促進 ア リーダーシップ・トレーニング・センターの実施 青少年赤十字の最も特徴的な教育プログラムであるリーダーシップ・トレーニング・ センターを実施し、青少年赤十字メンバーが集団生活や活動体験等を通し、リーダーと して必要な自主的、自発的生活態度の育成及び、人道・博愛を基調とする赤十字精神の 高揚を図りました。 <リーダーシップ・トレーニング・センター>夏休みに行われる 3 泊 4 日の研修会 中学の部 7 月 28 日~7 月 31 日 参加者 56 人 西山研修所 フィールドワーク(野外体験活動) 健康安全プログラム(胸骨圧迫) - 18 - 高校の部 8 月 4 日~8 月 7 日 参加者 26 人 西山研修所 アゴラタイム (テーマを設定しての討論) ワークショップ (青少年赤十字活動計画書の作成) イ 青少年赤十字研究推進校の指定 青少年赤十字加盟校の中から、先進的または参考となる活動を実施する学校を研究推 進校として指定し、更なる活動の活性化や地域への活動の理解促進を図りました。 ウ 青少年赤十字の加盟促進 教育委員会・指導者協議会・賛助奉仕団と密接な連携を図りながら、校長研修会等を 通じ、青少年赤十字の未加盟校に対し啓発活動を行うほか、個別に学校を訪問し加盟促 進に努めました。 青少年赤十字賛助奉仕団による JRC 登録式での講話 校長研修会での啓発 青少年赤十字の加盟状況 種別 幼稚園/保育所 (平成 28 年 3 月 31 日現在) 加盟校 (園)数 児童・生徒数(人) 男 女 グループ数 計 4 128 121 249 11 小学校 173 16,799 15,922 32,721 1,298 中学校 97 13,525 13,033 26,558 885 高等学校 73 1,737 1,829 3,566 118 2 35 24 59 14 349 32,224 30,929 63,153 2,634 特別支援学校 計 - 19 - (2)防災教育の推進 青少年赤十字防災教育プログラム「まもるいのち ひろめるぼうさい」を県内のすべての 小・中・高等学校及び特別支援学校に配付し、防災教育の普及に努めるとともに、防災教育 事業の中核となる指導的立場の指導者である教員等を養成することを目的に、青少年赤十字 指導者を防災教育セミナーに派遣しました。 また、青少年赤十字健康安全プログラムの一つである「児童・生徒のための救命手当短時 間プログラム」の普及に努めました。 青少年赤十字高校生交流会での 防災教育プログラムの普及 児童・生徒のための救命手当 短時間プログラムの普及 (3)国際交流事業の推進 北関東三県支部(茨城・栃木・群馬)合同事業として、青少年赤十字メンバー及び指導者 をシンガポール赤十字社へ派遣し、青少年赤十字活動の更なる理解とより積極的な活動を促 すため、赤十字事業の視察や現地メンバーとの交流を図りました。 Red Cross Home for the disabled (障害者福祉施設)の視察 現地メンバーとの交流 - 20 - 5 国際赤十字活動への参加 日本赤十字社は、世界190の国と地域に広がる赤十字社・赤新月社のネットワークを活か して、世界各地で人道的な活動を展開しています。当支部では、海外で発生する紛争や自然災 害により被害を受けた方々への救援金を受け付けるとともに、開発途上国の人々のために、自 然災害対策事業や保健医療支援事業などの援助活動を実施しています。 (1)国際援助事業 北関東四県支部(茨城・栃木・群馬・埼玉)は、国際援助の一環として、次の援助活動を 実施しました。 ア 自然災害対策事業(ベトナム赤十字社)50 万円の資金援助 (平成 4 年度から実施) イ 保健医療支援事業(フィリピン赤十字社)50 万円の資金援助 (平成 18 年度から実施) ウ 救急法普及支援事業(ミャンマー赤十字社)50 万円の資金援助 (平成 27 年度から実施) (2)ベトナム赤十字社訪問事業 北関東四県支部(茨城・栃木・群馬・埼玉)が共同で、赤十字奉仕団員等をベトナム赤 十字社に派遣し、当支部が資金援助する自然災害対策事業の現地を視察しました。 マングローブ林の視察 ベトナム赤十字社本社訪問 - 21 - (3)海外救援金 ア 海外たすけあいキャンペーン 12 月 1 日から 25 日までの間、紛争や災害で苦しんでいる世界各地の人々を支援する ため、NHK と共同で海外たすけあい募金キャンペーンを実施しました。 募金額合計 638 件 1,157,434 円(支部受付分) イ 平成 27 年度に受け付けた海外救援金(海外たすけあいを除く支部受付分) 救援金名 件数(件) 金額(円) 2014 年西アフリカエボラ出血熱救援金 1 1,000 2015 年南太平洋サイクロン救援金 8 32,466 中東人道危機救援金 3 35,357 2015 年ネパール地震救援金 94 2,222,831 2016 年台湾地震救援金 23 486,868 3 342,108 132 3,120,630 青少年赤十字活動資金 (アジア 3 カ国教育等支援事業) 合 計 - 22 - 6 臨時救護 スポーツイベントや各種大会等の多数の人が参加する諸行事に対して、主催者からの要請により 看護師の資格を持つ看護奉仕団員や職員を派遣し、傷病者の救護にあたりました。 (1)イベント等での救護活動 ア イベント等への派遣状況 派遣者 取扱傷病 数(人) 者数(人) 水戸市 1 0 2015 年リトルリーグ春季関東 選手権大会 鹿嶋市 1 0 5 月 9 日、 10 日 第 3 回リトルリーグインター ミディェット全日本選手権大会 常陸太田市 3 2 4 7月 1日 第 52 回交通安全子供自転車茨城県 大会 ひたちなか市 1 0 5 7 月 11 日 第 52 回関東甲信越肢体不自由児者 父母の会連合会 茨城大会 水戸市 2 7 6 9月 3日 第 66 回茨城県母子寡婦福祉大会 水戸市 1 1 7 9月 9日 第 26 回水戸市高齢者クラブ スポーツ大会 水戸市 1 0 8 9 月 17 日 第 54 回茨城県老人クラブ大会 水戸市 1 0 9 9 月 29 日 平成 27 年度民生委員児童委員 全体研修会 水戸市 1 1 10 9 月 30 日 平成 27 年暴力追放茨城県民大会 水戸市 1 0 11 10 月 6 日 第 20 回茨城健康福祉祭いばらき ねんりんスポーツ大会 那珂市 1 3 平成 27 年度茨城県高等学校総合 文化祭高等学校音楽会 水戸市 2 0 第 37 回地域安全茨城県民大会 水戸市 1 0 第 46 回全国白バイ安全運転競技 大会 ひたちなか市 2 1 № 実施日 1 4 月 10 日 茨城県護国神社春季例大祭 2 4 月 19 日 3 12 10 月 7 日、 13 日 13 10 月 8 日 14 10 月 10 日、 11 日 行事名 会場 - 23 - 15 10 月 15 日 第 11 回那珂市小学校陸上記録会 那珂市 2 6 16 10 月 21 日 第 13 回交通安全高齢者自転車 競技茨城県大会 ひたちなか市 1 0 17 10 月 29 日 第 34 回茨城県民生委員児童委員 大会 水戸市 1 0 18 11 月 1 日 第 16 回「いばらき教育の日」 推進大会 水戸市 1 0 19 11 月 29 日 第 32 回茨城県スポーツ少年団 駅伝競走大会 ひたちなか市 1 1 イ 派遣延べ人数内訳 看護奉仕団員数(人) 水戸赤十字病院職員数(人) 合計(人) 24 1 25 臨時救護所での傷病者の手当 イベントでの血圧測定 (看護奉仕団) (看護奉仕団) - 24 - 7 看護師の養成 日本赤十字社は、人道などの基本原則に基づき、保健医療活動をはじめ、国内外の医療救護 活動など幅広く社会に貢献できる看護師の養成を行っています。 当支部では、将来、県内赤十字施設の看護師として活躍していただくため、支部長推薦によ り入学した日本赤十字看護大学生に対して奨学金を貸与しています。 奨学金適用者の状況 新規適用者数 年 度 施設別就職者数(人) 卒業(予定)年 (人) 水戸赤十字病院 古河赤十字病院 H17 2 H21 2 0 H18 3 H22 2 1 H19 5 H23 2 3 H20 5 H24 3 2 H21 6 H25 4 2 H22 5 H26 2 3 H23 6 H27 3 3 H24 5 (H28) H25 5 (H29) 在学中 H26 5 (H30) (19) H27 4 (H31) 合計 51 ― - 25 - 18 14 8 赤十字思想の普及 赤十字の基本原則や活動内容を広く周知することを目的に、市町村等主催イベントへの出展 や支部主催の体験型イベントをはじめ、以下の広報活動を展開しました。 (1)広報紙等の配付 ・赤十字運動月間用チラシの配布 ・平成 26 年度事業報告用チラシの配布 ・地区・分区、活動資金協力者等への「日赤茨城」 「赤十字NEWS」の配付 ・県下全域へのポスター掲示 ・ノベルティーグッズの配付 (2)メディア広報 ・インターネットを活用した情報発信(ホームページ、facebook) ・タウン誌への記事掲載 ・新聞広告の掲載 ・デジタルサイネージを活用したPR (3)広報イベント ・赤十字運動月間街頭キャンペーンの実施 ・市町村等主催イベントへのブースの出展 ・災害救護訓練見学会の開催 ・赤十字キッズタウンの開催 ・赤十字親子チャレンジプログラムの開催 JR 水戸駅で活動資金への協力を呼びかけ (赤十字運動月間街頭キャンペーン) - 26 - 保育士の仕事を体験 (赤十字キッズタウン) イベントでの広報実施状況 実施日 イベント名 会 場 4 月 25 日 八重桜まつり 那珂市静峰ふるさと公園 4 月 29 日 こども天国 取手市緑地公園 4 月 30 日 赤十字運動月間街頭キャンペーン JR 水戸駅、JR 佐貫駅 5月 2日 古河こどもまつり 古河市ネーブルパーク 5 月 24 日 コマツ茨城工場フェア コマツ茨城工場(ひたちなか市) 6 月 27 日 常備救護班等災害訓練自治会見学会 東海村総合体育館 8月 1日 赤十字親子チャレンジプログラム 古河赤十字病院 8 月 29 日 なかひまわりフェスティバル 那珂総合公園 8 月 30 日 茨城県・桜川市総合防災訓練 桜川市総合運動公園 9 月 20 日 みとオータムフェスティバル 2015 ケーズデンキスタジアム水戸 10 月 4 日 大洗ふくしまつり 大洗文化センター 10 月 12 日 健康福祉まつり 十王交流センター(日立市) 10 月 18 日 土浦市健康まつり 土浦保健センター 10 月 18 日 ボランティアまつり in ミオス 水戸市福祉ボランティア会館 10 月 24 日 鹿嶋まつり・みんなのひろば 2015 県立カシマサッカースタジアム 10 月 25 日 健康スポーツフェスティバル 常総運動公園(守谷市) 10 月 25 日 那珂市産業祭 那珂市中央公民館 10 月 25 日 かすみがうら市防災訓練 歩崎公園(かすみがうら市) 10 月 31 日 11 月 1 日 ひたちなか市産業交流フェア ひたちなか市総合体育館 11 月 15 日 みんなのしあわせ見本市 牛久市運動公園 11 月 22 日 赤十字キッズタウン イオンモールつくば 12 月 6 日 ガヤガヤ☆カミスガ JR 水郡線上菅谷駅前 1 月 31 日 勝田全国マラソン大会 ひたちなか市石川運動ひろば 2 月 28 日 献血感謝祭 茨城県赤十字血液センター - 27 - ふれあい広場 宮の池通り (4)茨城県赤十字有功会 茨城県赤十字有功会は、 赤十字精神の普及などを目的として昭和 51 年 8 月に設立され、 国内外を問わず救援活動等の支援事業を行っています。 ア 会員数(平成 28 年 3 月 31 日現在) 個人 160 名 法人 146 社 計 306 会員 イ 主な事業 ①広報活動 会報「いばらき有功会」の発行 日本赤十字社茨城県支部が行う赤十字の普及啓発事業への協力 ②地域社会への奉仕 ドライブイン等に設置する救急箱の薬品補充 青少年赤十字活動に対する助成 日本赤十字社茨城県支部乳児院に対する助成 - 28 - 9 活動資金 日本赤十字社が国の内外で行う人道的諸活動は、これを支持共感する人々や企業団体から寄 せられる活動資金が唯一の財源です。 活動資金は、地区・分区を通して各世帯の皆さまにご協力いただいたほか、口座振替やイン ターネットを活用したクレジットカード、振込用紙付き新聞折込み、赤十字に寄付が可能な自 動販売機の設置など、様々な方法によりご協力いただきました。 これらにより、平成 27 年度は 3 億 6,033 万円の実績を得ることができました。 平成 27 年度実績額 個人からの活動資金 318,049,677 円 法人からの活動資金 42,275,483 円 合計 360,325,160 円 活動資金の推移 450,000 単位:千円 400,000 350,000 300,000 250,000 200,000 150,000 100,000 50,000 0 H22年度 H23年度 H24年度 H25年度 H26年度 H27年度 総計 378,934 405,953 408,050 387,735 377,667 360,325 個人 334,561 355,980 363,495 332,694 336,550 318,050 法人 44,373 49,973 44,555 55,041 41,117 42,275 - 29 - 平成27年度 活動資金実績額 一般(個人)社資 区分 地区・分区 1 水戸市 世帯ごとの社資 個人住民税寄付金 (単位 : 円) 法人社資 特定寄付金 計 21,479,070 1,000,000 34,384 指定寄付金 特例扱寄付金 計 22,513,454 0 567,000 567,000 合計 23,080,454 2 日立市 16,874,350 66,000 30,000 16,970,350 1,280,000 1,297,000 2,577,000 19,547,350 3 土浦市 13,664,962 0 0 13,664,962 0 903,600 903,600 14,568,562 4 古河市 15,503,487 180,000 0 15,683,487 1,260,000 111,000 1,371,000 17,054,487 5 石岡市 7,618,200 0 0 7,618,200 70,000 1,319,000 1,389,000 9,007,200 6 結城市 6,279,200 0 0 6,279,200 790,000 246,000 1,036,000 7,315,200 7 龍ヶ崎市 5,895,349 0 65,000 5,960,349 0 620,000 620,000 6,580,349 8 下妻市 5,168,000 100,000 257,000 5,525,000 0 971,000 971,000 6,496,000 9 常総市 7,046,350 0 60,000 7,106,350 900,000 450,000 1,350,000 8,456,350 10 常陸太田市 8,894,750 0 55,000 8,949,750 0 566,000 566,000 9,515,750 11 高萩市 3,328,000 0 0 3,328,000 0 274,000 274,000 3,602,000 12 北茨城市 4,765,350 0 0 4,765,350 0 859,000 859,000 5,624,350 13 笠間市 9,330,300 0 144,000 9,474,300 10,000 681,000 691,000 10,165,300 14 取手市 10,348,118 0 40,000 10,388,118 870,000 129,000 999,000 11,387,118 15 牛久市 8,345,353 0 30,000 8,375,353 0 573,000 573,000 8,948,353 16 つくば市 14,502,208 618,000 0 15,120,208 1,125,609 160,539 1,286,148 16,406,356 17 ひたちなか市 17,122,900 0 388,000 17,510,900 0 513,000 513,000 18,023,900 18 鹿嶋市 4,029,532 50,000 20,000 4,099,532 150,000 1,133,000 1,283,000 5,382,532 19 潮来市 3,130,000 0 0 3,130,000 0 481,000 481,000 3,611,000 20 守谷市 4,490,295 170,000 0 4,660,295 120,000 395,000 515,000 5,175,295 21 常陸大宮市 6,084,800 0 388,000 6,472,800 0 1,039,500 1,039,500 7,512,300 22 那珂市 6,430,320 366,000 1,000 6,797,320 110,000 581,625 691,625 7,488,945 23 筑西市 11,559,400 158,000 203,000 11,920,400 562,000 2,464,000 3,026,000 14,946,400 24 坂東市 6,389,500 0 175,000 6,564,500 0 518,000 518,000 7,082,500 25 稲敷市 5,648,758 4,787,758 0 0 4,787,758 660,000 201,000 861,000 26 かすみがうら市 3,845,550 5,000 110,000 3,960,550 0 420,000 420,000 4,380,550 27 5,706,000 204,000 0 5,910,000 180,000 696,000 876,000 6,786,000 桜川市 28 神栖市 6,380,900 0 0 6,380,900 0 310,000 310,000 6,690,900 29 行方市 4,197,000 0 25,000 4,222,000 0 683,000 683,000 4,905,000 30 鉾田市 4,557,960 0 105,000 4,662,960 0 688,000 688,000 5,350,960 31 つくばみらい市 4,370,490 0 171,000 4,541,490 40,000 464,000 504,000 5,045,490 32 4,927,800 131,000 0 5,058,800 720,000 172,000 892,000 5,950,800 小美玉市 地区計(32) 257,053,252 3,048,000 2,301,384 262,402,636 8,847,609 20,486,264 29,333,873 291,736,509 33 茨城町 4,105,000 0 0 4,105,000 0 414,844 414,844 4,519,844 34 大洗町 2,224,500 0 0 2,224,500 0 230,000 230,000 2,454,500 35 城里町 2,436,600 0 96,000 2,532,600 0 363,000 363,000 2,895,600 36 東海村 4,010,100 0 10,000 4,020,100 0 470,000 470,000 4,490,100 37 大子町 2,898,300 2 898 300 0 10,000 10 000 2,908,300 2 908 300 0 445,000 445 000 445,000 445 000 3,353,300 3 353 300 38 美浦村 1,972,200 0 0 1,972,200 0 196,500 196,500 2,168,700 39 阿見町 5,088,500 60,000 0 5,148,500 230,000 406,012 636,012 5,784,512 40 河内町 1,255,500 0 0 1,255,500 210,000 40,000 250,000 1,505,500 41 利根町 1,535,573 0 105,000 1,640,573 60,000 42,000 102,000 1,742,573 42 八千代町 2,557,000 0 148,857 2,705,857 0 793,000 793,000 3,498,857 43 五霞町 931,700 0 0 931,700 70,000 128,300 198,300 1,130,000 44 境町 2,857,500 0 120,000 2,977,500 0 85,000 85,000 3,062,500 分区計(12) 31,872,473 60,000 489,857 32,422,330 570,000 3,613,656 4,183,656 36,605,986 地区分区計 288,925,725 3,108,000 2,791,241 294,824,966 9,417,609 24,099,920 33,517,529 328,342,495 支 部 1,604,250 5,890,000 15,730,461 23,224,711 1,854,000 6,903,954 8,757,954 31,982,665 合 計 290,529,975 8,998,000 18,521,702 318,049,677 11,271,609 31,003,874 42,275,483 360,325,160 - 30 - 10 評議員会・監査 (1)評議員会の開催 ※全議案とも原案通り承認 期日 会場 議事内容等 ・平成 26 年度支部、施設事業報告 第 119 回 平成 27 年 6 月 17 日 日本赤十字社 茨城県支部 ・一般会計歳入歳出決算 ・医療施設特別会計歳入歳出決算 ・社会福祉施設特別会計歳入歳出決算 ・平成 28 年度支部、施設事業計画 第 120 回 平成 28 年 2 月 3 日 日本赤十字社 茨城県支部 ・一般会計歳入歳出予算 ・医療施設特別会計歳入歳出予算 ・社会福祉施設特別会計歳入歳出予算 (2)監査の実施 期日 予備監査 会場 平成 27 年 5 月 18 日 ~22 日 監査内容等 日本赤十字社 支部および各施設 茨城県支部 ・管理、運営関係 および各施設 ・会計、資産関係 支部および各施設 委員監査 平成 27 年 6 月 4 日 日本赤十字社 茨城県支部 ・事業報告書 ・歳入歳出決算報告書 ・財務諸表 - 31 - 11 医療事業 (1)水戸赤十字病院 当院は、茨城県の「基幹災害医療センター」と して災害時における救援体制を整えているほか、地 域周産期母子医療センターや地域リハビリテーシ ョン、地域医療支援病院、茨城県がん診療指定病院 などの指定を受け、県央地域の中核病院として、患 者サービスの向上を図るとともに、安全で安心でき る質の高い医療の提供に努めてきました。 特に、医師をはじめとする医療人材の確保・育成 に取り組み、チーム医療の充実など医療の質の向上を図るとともに、基幹型臨床研修病院として 茨城県地域医療支援センターとも連携し、地域を支える臨床研修医などの育成に努めています。 また、地域医療支援病院として、登録医療機関や地元医師会との合同症例検討会の開催、医 療機器の共同利用の推進、訪問等による情報提供などを通して、地域医療機関との一層の連携 強化に努めてきました。 さらに、がん診療については、茨城県がん診療指定病院として、高機能画像診断機器や、手 術支援ロボット「ダヴィンチ」の活用、平成 27 年 4 月開設の緩和ケア病棟 20 床の運用、外 来化学療法の拡充等を進めてきました。 ア 病床数職員構成、患者数等 病床数 職員構成 許可 483 床 586 人 入院外来患者数等 入 一 般 461 床 人間ドック 12 床 感染症 10 床 実働 387 床 年間延べ患者数 (内訳) 医師 看護師 54 人 院 外 110,092 人 病床利用率 77.7 % 1 日当りの患者数 301 人 病床回転率 29.3 % 来 年間延べ患者数 256,427 人 372 人 医療技師 87 人 その他 73 人 (非常勤・嘱託職員除く) 1日当りの患者数 1,060 人 イ 主な機能 基幹災害医療センター(ヘリポート有) 、地域医療支援病院、第二次救急医療施設、地域周産期 母子医療センター、地域リハビリテーション広域支援センター、エイズ診療拠点病院、DPC(包 括医療)対象病院、基幹型臨床研修病院、病院機能評価認定施設、茨城県がん診療指定病院、緩 和ケア病棟、人間ドック、7:1 看護基準、産科医療補償制度加入機関 等 ウ 診療科目 内科、神経内科、呼吸器内科、消化器内科、循環器内科、リウマチ科、小児科、外科、消化器 外科、血管外科、乳腺外科、整形外科、形成外科、脳神経外科、皮膚科、泌尿器科、産婦人科、 眼科、耳鼻咽喉科、放射線科、麻酔科、リハビリテーション科、病理診断科 - 32 - 計 23 科 (2)古河赤十字病院 当院は、古河坂東保健医療圏における「地域災害医 療センター」 (災害拠点病院)として災害時における体 制を整えているほか、地域の中核医療機関として質の 高い医療を効率的に提供するため、診療体制の強化等 による病診連携体制の推進を図り患者サービスの向上 に努めてきました。 病院経営については、新たに心臓血管外科医1名、 整形外科医1名を確保し、病床利用率の向上や入院基本料等加算の算定強化により医業収益を確保 するとともに、診療材料費、委託費及び給与費等の経費を削減又は抑制することにより、病院収支 を前年度に比べて大きく改善いたしました。 平成 28 年 4 月には、DPC(包括医療費支払い方式)を導入することにより、透明性の高い効 率的な医療提供と収益性の向上を図ってまいります。 ア 病床数職員構成、患者数等 病床数 職員構成 許可 200 床 247 人 一 般 198 床 感染症 2 床 実働 200 床 入院外来患者数等 入 年間延べ患者数 (内訳) 医師 看護師 27 人 137 人 医療技師 51 人 その他 32 人 (非常勤・嘱託職員除く) 病床利用率 1 日当りの患者数 病床回転率 院 外 来 56,727 人 年間延べ患者数 77.5 % 155 人 23.5 % 144,331 人 1日当りの患者数 535 人 イ 主な機能 地域災害医療センター(災害拠点病院) 、第二次救急医療施設、救急医療告示病院、病院群輪番 制病院、小児輪番病院、DPC(包括医療)対象病院、地域医療支援病院、第二種感染症指定医 療機関、茨城県肝疾患専門医療機関、協力型臨床研修病院、救急救命士実習病院、認知症疾患医療 センター、地域リハ・ステーション、透析センター、健診センター、7:1 看護基準 等 ウ 診療科目 内科、循環器内科、消化器・肝臓内科、内分泌・糖尿病内科、腎・高血圧科、呼吸器内科、神経 内科、血液内科、アレルギー疾患・リウマチ科、漢方内科、人工透析内科、外科、消化器外科、 肛門外科、乳腺外科、整形外科、形成外科、脳神経外科、泌尿器科、小児科、眼科、婦人科、耳 鼻咽喉科、皮膚科、麻酔科、病理診断科、心臓血管外科 - 33 - 計 27 科 12 社会福祉事業 (1) 日本赤十字社茨城県支部乳児院 乳児院は、児童福祉法によって認可設立され た施設で、家庭のさまざまな事情のため養育困 難な就学前の乳幼児を預かり必要な期間養育 しています。 ア 小規模グループケア 身体的虐待及び心理的虐待により心に深い傷を持つ児童に対し、ケア形態を小規模に することにより家庭的な環境の中で愛着関係を深めながら養育する事業 イ 病後児保育事業 病気回復期の子どもを一時的にお預かりする事業 ウ 子育て短期支援事業 児童を養育している保護者が、疾病等により児童の養育が一時的に困難になった時に お預かりする事業 エ 日曜の家事業 入所児童に一般の家庭においての一時的な家庭生活を体験させる事業 オ 無料託児サービス 日赤茨城県支部主催の幼児安全法講習の受講者が講習を受講している間、お子さんを お預かりする事業 (平成 28 年 3 月 1 日現在) 定員 38 人 入所児童数 37 人(月平均 35.8 人) (平成 27 年度実績) 病後児保育事業 49 人 子育て短期支援事業 22 人 - 34 - クリスマスイベントの様子 13 血液事業 茨城県赤十字血液センターにおける血液事業運営については、別に定める「関東甲信越ブロックの 事業方針」及び血液事業本部の「平成 27 年度事業計画策定要領」に基づくとともに、 「安全な血液製 剤の安定供給の確保等に関する法律」 、及び「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保 等に関する法律」等関係法令を遵守し、採血事業者及び医薬品販売業者としての責務である血液製剤 の安全性及び安定した供給体制の確保並びに献血者の保護に努めるとともに、関東甲信越ブロック血 液センター及び同ブロック内の地域血液センターと連携し、円滑な広域需給管理体制の推進を図りま した。 (1)事業内容 ア 安全管理及び危機管理体制の確立 日本赤十字社の血液事業は、国民の信頼の上に成り立っている事業であることから、 「安全 な血液製剤の安定供給の確保等に関する法律」 、及び「医薬品、医療機器等の品質、有効性及 び安全性の確保等に関する法律」等関係法令を遵守し、インシデントレポートの活用や職員に 対する教育訓練等の実施、徹底を図ることで安全管理及び危機管理体制の確立に努めました。 イ 献血者の安定的確保 献血受入計画については、県・市町村及び献血推進団体等との連携のもと、若年層をはじめ 広く県民に献血思想の普及と血液事業への理解を求めるとともに、体験学習、参加型イベント の開催等、若年層献血者確保のための取組を行いました。 ウ 血液製剤の安定供給の確保 医療機関からの需要に応じた、特に高単位の血小板成分献血及び 400mL献血の推進に努め ました。 供給業務については、24 時間体制で医療機関の需要に的確かつ迅速に対応できる供給体制の 充実を図りました。 エ 献血推進キャンペーン等の実施(主なもの) 年間を通して各種キャンペーンを実施することにより、県民に対する献血思想の普及啓発と 献血者の確保に努めました。 実施時期 名 称 ① 平成 27 年 4 月~平成 28 年 3 月 はじめての 400mL 献血推進キャンペーン ② 平成 27 年 4 月~平成 28 年 3 月 高校生 400mL 推進キャンペーン ③ 平成 27 年 4 月~平成 28 年 3 月 学生推進対策キャンペーン ④ 平成 27 年 4 月~平成 28 年 3 月 若年層献血セミナー ⑤ 平成 27 年 6 月 世界献血デーキャンペーン ⑥ 平成 27 年 8 月 学生献血サマーキャンペーン ⑦ 平成 27 年 12 月~平成 28 年 1 月 冬季献血キャンペーン ⑧ 平成 27 年 12 月~平成 28 年 1 月 ガールズ&パンツァーコラボ 400mL 献血キャンペーン ⑨ 平成 27 年 12 月 学生クリスマスキャンペーン ⑩ 平成 28 年 2 月 学生バレンタイン献血キャンペーン ⑪ 平成 28 年 2 月 献血感謝祭 - 35 - (2)採血実績 年度別の採血本数(合計数) 採血種別 (単位:本) H26 年度 H27 年度 対前年度比 200mL献血 14,131 7,995 56.6% 400mL献血 63,106 65,783 104.2% 血漿成分献血 11,101 13,005 117.2% 血小板成分献血 15,077 14,005 92.9% 103,415 100,788 97.5% 合 計 (3)供給実績 血液製剤供給本数(県内供給数) 製剤別 (単位:200mL 換算本数) H26 年度 全血製剤 赤血球製剤 合 計 対前年度比 109 73 67.0% 127,722 129,703 101.6% 44,430 43,575 98.1% 160,575 161,153 100.4% 332,836 334,504 100.5% 血漿製剤 血小板製剤 H27 年度 学生クリスマスキャンペーン 献血感謝祭 (4)その他 幅広い年齢層の方に血液センターの活動状況を知っていただくため、近隣施設等の協力のもと 「献血感謝祭」を開催し、たくさんの方に参加いただきました。 また、平成 27 年 3 月に水戸駅エクセルみなみに移転した「献血ルーム MEET」は、昨年度と 比較し献血者が増加しております。 ※平成 27 年度 15,983 人(対前年度比 +731 人 +4.8%) - 36 - 参 考 資 料 1 日本赤十字社茨城県支部機構図 本社 評議員 支部長 監査委員 参与 副支部長 市地区 事務局 水戸赤十字病院 古河赤十字病院 乳児院 血液センター 郡地区 町村分区 平成 28 年 3 月 31 日現在 - 39 - 2 日本赤十字社茨城県支部の沿革 日本赤十字社は、明治 10(1877)年 5 月 1 日に創立された。西南戦争の傷病者を敵味方 の別なく平等に救護することを目的として人道的な活動を行なったことに始まり、以来戦時 救護をはじめ、災害救護、救急法・健康生活支援講習・幼児安全法・水上安全法・雪上安全 法の普及、国際救護活動、看護師の養成、青少年赤十字の育成、血液事業の推進、あるいは 病院、乳児院の経営など幅広い活動を展開している。 当支部は、明治 21(1888)年 4 月 18 日に創立され、赤十字の人道・博愛の精神のもと、 戦時・平時を通じ幾多の変遷と事業内容の充実強化を図りながら今日に至っている。 当支部沿革の概要については次のとおりである。 明治 21 年 4 月 18 日 日本赤十字社茨城県委員部を県庁内(県第 2 部兵事課)に設置 明治 29 年 7 月 名称を「日本赤十字社茨城支部」と改称 大正 12 年 6 月 日本赤十字社茨城支部病院開設(水戸市上町宍倉) 大正 12 年 8 月 病院の一部に赤十字救護看護婦養成所併置 昭和 18 年 1 月 日本赤十字社茨城支部病院を水戸赤十字病院と改称 昭和 22 年 1 月 水戸赤十字病院再建(水戸市柵町) 昭和 25 年 3 月 救護看護婦養成中止(前橋に) 7月 昭和 27 年 11 月 12 月 昭和 28 年 4 月 11 月 日本赤十字社茨城支部乳児預り所開設 新定款に基づき茨城支部を茨城県支部と改称 日本赤十字社茨城県支部猿島診療所設置 水戸赤十字病院構内に水戸赤十字高等看護学院設置 猿島診療所を猿島赤十字病院と改称 昭和 35 年 12 月 乳児預り所を日本赤十字社茨城県支部乳児院と改称 昭和 40 年 2 月 茨城県赤十字血液センター開設(水戸赤十字病院内) 昭和 51 年 7 月 水戸赤十字高等看護学院を水戸赤十字看護専門学校と改称 平成 2 年 11 月 茨城県赤十字血液センター水戸出張所(水戸献血ルーム)開設 平成 5 年 4 月 茨城県赤十字血液センターつくば献血コーナー開設 平成 10 年 5 月 茨城県赤十字血液センター日立出張所(日立献血ルーム)開設 平成 11 年 3 月 日本赤十字社茨城県支部新築移転(水戸市小吹町) 平成 15 年 2 月 日本赤十字社茨城県支部乳児院新築移転(水戸市小吹町) 平成 17 年 10 月 猿島赤十字病院を古河赤十字病院と改称 平成 19 年 3 月 水戸赤十字看護専門学校閉校 平成 22 年 5 月 古河赤十字病院新築移転(古河市下山町) 平成 27 年 3 月 茨城県赤十字血液センター水戸出張所(水戸献血ルーム)移転 4月 茨城県赤十字血液センターつくば供給出張所開設 4月 茨城県赤十字血液センター新築移転(茨城町桜の郷) - 40 - 3 日本赤十字社のしくみ 日本赤十字社は日本赤十字社法にもとづく特殊法人(認可法人)で国内単独の民間組織で あり、事業の実施にあっては本社を東京に置き、各都道府県に一つの支部をはじめ必要な施 設を設け、支部の下部組織には地区・分区がある。本県支部は、県の各地方福祉事務所及び 各市役所に地区を、町村役場に分区を置いている。 (1) 赤十字社員 ① 日本赤十字社は社員をもって組織され、社員は赤十字の目的や事業を理解し毎年定 額の拠出をして赤十字を支援する個人・法人である。 ・社 員 年額 500 円以上の社費を拠出する。 ・特別社員 毎年 2,000 円以上の社費を納め、その合計額が 20,000 円以上の金額に 達した社員。 日本赤十字社の業務について、社長が功労があると認めた社員。 ② 社員の称号のほかに、おくられる表彰として有功章があり、有功章には銀色の有功 章と金色の有功章がある。 ③ 有功章 ・銀色有功章 一時又は数次に 200,000 円以上 500,000 円未満の社費又は寄付金品を納めた個 人・法人又は団体、及び社業に功労のあった個人・法人又は団体。 ・金色有功章 一時又は数次に 500,000 円以上の社費又は寄付金品を納めた個人・法人又は団体、 及び社業に特別の功労があった個人・法人又は団体。 (2) 評議員会 評議員会は支部の重要な業務について審議し、又は支部長の諮問に答えるほか、代議 員、支部長、副支部長及び監査委員を選出する。本県支部の評議員は各市、郡の社員の 中から各市、郡あたり 1 名(水戸市、日立市は 2 名)選出された 37 名の評議員(地区選 出評議員)と支部長が直接社員の中から選出する 8 名の評議員(支部長選出評議員)の 計 45 名で構成される。 (3) 監査委員 監査委員は支部及びその管下施設における業務の管理、執行及び会計を監査する。監 査委員は社員の中から評議員会で選出された者を社長が委嘱するもので本県支部は 3 名 である。 (4) 代議員会 代議員会は本社の収支予算、事業計画、収支決算の承認、定款の変更、名誉副総裁の 推載、その他社長が特に必要と認めた事項について決議する機関で、社長、副社長及び 監事を社員の中から選出する。 本社の代議員の定数は 223 名で本県支部選出の代議員は 6 名である。 (5) 理事会 理事会は社長、副社長及び理事をもって構成され、本社の重要な業務の執行について 審議する。 - 41 - 4 日本赤十字社現勢 - 42 - 5 日本赤十字社茨城県支部現勢 ■沿革 明治21年(1888) 4月・・・日本赤十字社茨城県委員部を設置 明治29年(1896) 7月・・・日本赤十字社茨城支部と改称 昭和27年(1952) 11月・・・茨城支部を茨城県支部と改称 ■社員・・・・・個人 403,537人/法人 2,527法人(H27年9月末日現在) ■理事・・・・・・・・・1人 ■代議員・・・・・・・6人 ■評議員・・・・・・・45人 ■役員 支部長 橋本 昌 副支部長 山口 やちゑ 豊田 稔 小谷 隆亮 監査委員 舘野 孝男 西野 保 森戸 久雄 参与 5人 ■青少年赤十字 幼稚園・保育所 4校 249人 小学校 173校 32,721人 中学校 97校 26,558人 高等学校 73校 3,566人 特別支援学校 2校 59人 計 349校 63,153人 2,634人 指導者 ■災害等救護 常備救護班 無線局 救護車両 取扱義援金額 取扱救援金額 10個班 3,606件 132件 638件 取扱海外たすけあい 救援金額 ■医療事業 区 分 病床総数 入院患者数 外来患者数 ■血液事業 施設数 67人 106局 15台 255,065,039円 3,120,630円 1,157,434円 水戸赤十字病院 古河赤十字病院 483床 110,092人 256,427人 200床 56,727人 144,331人 血液センター1 出張所4(献血ルーム3含む) 移動採血車 7台/献血運搬車 15台 車両台数 献血者数(平成27年度) 27,010人 成分献血 65,783人 400mL献血 7,995人 200mL献血 100,788人 計 ■赤十字ボランティア 地域赤十字奉仕団 青年赤十字奉仕団 特殊赤十字奉仕団 計 42団 4団 11団 57団 8,108人 127人 875人 9,110人 ■救急法等の講習 指導員数 救急法 水上安全法 雪上安全法 健康生活支援 幼児安全法 計 179人 31人 2人 28人 57人 297人 講習回数 442回 44回 0回 36回 54回 576回 受講者数 (平成27年度) 20,855人 1,873人 0人 1,119人 1,214人 25,061人 ■施設及び職員 区 分 支部 医療施設 社会福祉施設 血液事業施設 計 施設数 1 2 1 5 9 職員数 16人 833人 25人 122人 996人 ※非常勤、嘱託職員を除く。 ■国際活動(北関東四県支部合同事業) 自然災害対策事業 ベトナム赤十字社へ50万円の資金援助 保健医療支援事業 フィリピン赤十字社へ50万円の資金援助 救急法普及支援事業 ミャンマー赤十字社へ50万円の資金援助 (特に断りのない統計数字等は、平成28年3月31日現在) - 43 - - 44 - - 55 - 承認順 社 名 1 ベルギー 2 イタリア 3 スウェーデン 4 ノルウェー 5 スイス 6 オーストリア 7 *トルコ 8 オランダ 9 英国 10 デンマーク 11 ルーマニア 12 ギリシャ 13 ペルー 14 アルゼンチン 15 ハンガリー 16 アメリカ 17 ブルガリア 18 ポルトガル 19 日本 20 スペイン 21 ベネズエラ 22 ウルグアイ 23 南アフリカ 24 フランス 25 チリ 26 キューバ 27 メキシコ 28 中国 29 ブラジル 30 ルクセンブルグ 31 ポーランド 32 フィンランド 33 タイ 34 ロシア 35 コスタリカ 36 コンロビア 37 パラグアイ 38 エストニア 39 ボリビア 承認年 承認順 社 名 1864 40 ラトビア 1864 41 エクアドル 1865 42 アルバニア 1865 43 グアテマラ 1866 44 リトアニア 1867 45 *エジプト 1868 46 パナマ 1868 47 *イラン 1870 48 アイスランド 1876 49 エルサルバドル 1876 50 カナダ 1877 51 ドミニカ共和国 1880 52 オーストラリア 1882 53 インド 1882 54 ニュージーランド 1882 55 *イラク 1885 56 ニカラグア 1887 57 ハイチ 1887 58 エチオピア 1893 59 ホンジュラス 1896 60 ミャンマー 1900 61 アイルランド 1900 62 リヒテンシュタイン 1907 63 *シリア 1909 64 レバノン 1909 65 フィリピン 1912 66 モナコ 1912 67 *パキスタン 1912 68 *ヨルダン 1914 69 インドネシア 1919 70 サンマリノ 1920 71 スリランカ 1920 72 ドイツ 1921 73 *アフガニスタン 1922 74 大韓民国 1922 75 朝鮮民主主義人民共和国 1922 76 ラオス 1922 77 *チュニジア 1923 78 *スーダン 6 承認年 1923 1923 1923 1923 1923 1924 1924 1924 1925 1925 1927 1927 1927 1929 1932 1934 1934 1935 1935 1938 1939 1939 1945 1946 1947 1947 1948 1948 1948 1950 1950 1952 1952 1954 1955 1956 1957 1957 1957 承認順 社 名 79 ベトナム 80 *モロッコ 81 *リビア 82 ガーナ 83 リベリア 84 モンゴル 85 カンボジア 86 ナイジェリア 87 トーゴ 88 シエラレオネ 89 ブルキナファソ 90 コンゴ民主共和国 91 *マレーシア 92 *アルジェリア 93 カメルーン 94 コートジボアール 95 *サウジアラビア 96 セネガル 97 タンザニア 98 トリニダードトバゴ 99 ブルンジ 100 ペナン 101 マダガスカル 102 ネパール 103 ジャマイカ 104 ウガンダ 105 二ジェール 106 ケニア 107 ザンビア 108 マリ 109 *クウェート 110 ガイアナ 111 *ソマリア 112 ボツワナ 113 マラウィ 114 レソト 115 *バーレーン 116 *モーリタニア 117 シンガポール 承認年 1957 1958 1958 1959 1959 1959 1960 1961 1961 1962 1962 1963 1963 1963 1963 1963 1963 1963 1963 1963 1963 1963 1963 1964 1964 1965 1965 1966 1966 1967 1968 1968 1969 1970 1970 1971 1972 1973 1973 承認順 社 名 118 *バングラデシュ 119 フィジー 120 中央アフリカ 121 ガンビア 122 コンゴ共和国 123 バハマ 124 パブアニューギニア 125 モーリシャス 126 スワジランド 127 トンガ 128 *カタール 129 *イエメン 130 ルワンダ 131 ジンバブエ 132 ベリーズ 133 サモア 134 バルバドス 135 カーボベルデ 136 サントメ・プリンシペ 137 ギニアビサウ 138 *アラブ首長国連邦 139 セントルシア 140 ギニア 141 アンゴラ 142 スリナム 143 *ジブチ 144 グレナダ 145 チャド 146 モザンビーク 147 ドミニカ国 148 セントビンセント及びグレナディーン諸島 149 ソロモン諸島 150 セイシェル 151 セントクリストファー・ネイビス 152 アンティグア・バーブーダ 153 ナミビア 154 スロバキア 155 チェコ 156 スロベニア 世界の赤十字社・赤新月社等一覧 承認年 1972 1973 1973 1973 1973 1973 1974 1976 1976 1977 1977 1979 1981 1981 1982 1982 1983 1985 1984 1984 1985 1985 1986 1986 1986 1986 1986 1986 1986 1987 1988 1991 1992 1992 1992 1993 1993 1993 1993 無印は赤十字社 *印は赤新月社 **印はダビデの赤盾社 承認年 1993 1993 1993 1993 1994 1994 1995 1995 1995 1995 1995 1995 1996 1997 1997 1997 1997 1997 1999 2001 2001 2002 2003 2003 2005 2005 2006 2006 2006 2006 2011 2012 2013 2015 平成 28 年 3 月 31 日現在 承認順 社 名 157 クロアチア 158 ウクライナ 159 バヌアツ 160 マルタ 161 アンドラ 162 赤道ギニア 163 *トルクメニスタン 164 *ウズベキスタン 165 アルメニア 166 *アゼルバイジャン 167 ベラルーシ 168 マケドニア・旧ユーゴスラビア 169 *ブルネイ 170 *キルギスタン 171 キリバス 172 パラオ 173 *タジキスタン 174 グルジア 175 ガボン 176 ボスニア・ヘルツェゴビナ 177 モルドバ 178 クック諸島 179 *カザフスタン 180 ミクロネシア 181 *コモロ連合 182 東ティモール 183 *パレスチナ 184 **イスラエル 185 セルビア 186 モンテネグロ 187 モルディブ 188 キプロス 189 南スーダン 190 ツバル 〒310-0914 水戸市小吹町 2551 TEL 029-241-4516 FAX 029-241-4714 http://www.jrci.jp/
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