TA501/TA503

マークベース 取扱説明書
TA501, TA503
2. TA501 製品概要
マークベース TA501 モデルは、チューブコンプレッサーとソリッドス
テート・プリアンプ、アナログ・パワーアンプを搭載した高品質なベー
スアンプです。4Ωのキャビネットでは 500W のパワーを、8Ωのキャビ
ネットでは 300W のパワーを生み出すことができます。
2.1 TA501 フロントパネル
1.はじめに
このたびは、マークベースをお買上いただき、誠にありがとうござ
います。私どもはアンプのテクノロジーまたデザインや形に重点をお
くだけではなく、ベーシストにとって本当に必要とされるアンプの研究
を進めてきました。その結果、高品質な音と魅力的なデザインを持ち、
超軽量なヘッドやアンプを開発することができたのです。
マークベースのアンプは、きわめて厳格なテストをパスしたもので
すので、クラブ、リハーサル会場やコンサートのステージはもちろん
のこと、運搬時の過酷な環境にも耐えるうる性能を持っています。も
ちろん、適切に取り扱うことで、きわめて長い期間にわたって輝かしく、
リッチでパワフルなベーストーンを楽しめることはいうまでもありませ
ん。
クリアでパワフルなこのアンプがあなたにインスパイアを与え、結
果としてよりよい音楽がプレイされること。それこそが我々にとっての
ミッションの達成、といえるものなのです。それでは、あなたの新しい
友・マークベースをエンジョイしてください!
1.マルコ・デ・ヴァージリスからのメッセージ
それは何年も前のこと、私がイタリアでマークベースの製品コンセ
プトについて想いをめぐらせていた頃から、私には一つのはっきりし
た目標があったのです。それは、世界中のプロフェッショナル・ベース
プレイヤーの要求を満たす、トップ・クオリティのベースアンプを創り出
さなければならない、ということでした。そしてまた私が思い描くアンプ
は、コンパクトかつ軽量で、パッシブ/アクティブタイプの多弦ベースが
作り出す低域にも対応しうる製品でなければならないと考えていまし
た。幸いなことに、小型のトランスやネオジウムスピーカーといった現
代のテクノロジーの恩恵によって、私はついに目標を達成することが
できたのです。
マークベース・アンプの回路はベース本来のサウンドに色づけする
ことなく、楽器それぞれが持つ音質を忠実に再生できるよう、特別に
設計されたものです。私はマークベース製品をより良いものにするた
め、世界中のさまざまなプロベースプレーヤーと密接な関係を持ちな
がら開発を続けてきました。
こうして今、世界中のベース・プレイヤーの要求に応える製品として、
マークベースのアンプ、キャビネットのラインアップは確立されたと私
は確信しています。
マークベースをご購入いただき誠にありがとうございます。そして、
ご購入いただいたアンプが、あなたのサウンドをアップグレードさせる
一助となることを願ってやみません。また、さまざまなシチュエーショ
ンでマークベースをご使用いただく中で、何かお気づきの点がありま
したら、今後の開発の参考とさせていただきますので、ぜひとも私共
にお伝えください。
ともかくは、音楽をエンジョイしてください!
マルコ・デ・ヴァージリス
マークベース:イタリー
www.markbass.it
INPUT
INPUT ジャック(1)は、パッシブ/アクティブ・タイプ両方のベースに
対応します。
GAIN と MASTER
TA501 のフロントパネルには、ボリュームをコントロールする 2 つの
ノブがついています。GAIN(2)はアンプユニットのコンプレッサー、イ
コライゼーションやエフェクトルーブといった機能を含むプリアンプ部
に、どれくらいのシグナルを入力させるかをコントロールするものです。
MASTAR(18)ボリュームはパワーアンプ部からスピーカーキャビネッ
トへの出力を調整するものです。
もしプレイ中に青い CLIP ランプ(3)が点灯したら、歪みをなくすため
にゲインを下げてください。
アンプに楽器を接続する前には、必ずゲイン(2)とマスター(18)を絞
った状態にしておいてください。そして、楽器側のボリュームをフルに
し、強く激しく音を出しながら、GAIN コントロールを青いランプが点灯
しはじめるくらいに上げてください。次に、演奏してもライトが点灯しな
い程度に GAIN をやや絞ってください。この手順により、いま演奏して
いるベースにとって最適なゲインに設定することができます。なお、ピ
ックアップやアクティブ/パッシブタイプ、またプリアンプや EQ のセッテ
ィングなどにより、ベースが異なるとアウトプットレベルもそれぞれ異
なります。
いったん GAIN レベルをセットしたら、あとは MASTER ノブでボリュ
ームを調節してください。
COMPRESSOR
TA501 の特徴は、スロバキア・JJ Electronics 社製ECC81 チューブ
を搭載したチューブ・コンプレッサーを使用していることです。COMP
RATIO はゲイン比率をコントロールするノブです。このノブが左端の
オフの位置にある時、コンプレッションの比率は、1:1、すなわちコンプ
レッサーはオフの状態です。時計まわりにノブを回し最大値にすると、
コンプレッションの比率は、無限大:1(∞:1)になります。このセッティン
グの場合、コンプレッサーはリミッターの働きをします。アタックやリリ
ースの具合はベースギターに最適なセッティングにもともと設定され
ています。
コンプレッションにはダイナミックレンジを狭くすることにより、演奏
時のサウンドを平坦なものにする働きがあります。コンプレッサーを
を強くかけるほど、最大のピーク音量が低減され、過度な音量のバラ
つきを抑えることができます。ボリュームをブーストすれば、コンプレ
ッションとのコンビネーションにより、より音圧感の強い音となることで
しょう。しかしコンプレッサーを上げすぎると、ベースの音が自然でな
くなり、抑えつけられた、表情の乏しい音になります。EQ のコントロー
ルと同様に、注意深く音を聞きながら、徐々に、控えめにコンプレッサ
ーを加えていくことがポイントです。必要な場合であっても、コンプレッ
サー・ノブは 9 時から 10 時くらいの位置にしておけば、ほとんどのベ
ーシストにとっては十分といえるでしょう。
LINE OUT
ライブやスタジオでのミキシング・コンソールに接続する背面のライ
ンアウト XLR(28)の音量を、LINE OUT (5) ノブで調節します。
EQUALIZATION
マークベースアンプはお持ちのベースのナチュラル・サウンドを忠
実に再生できるよう設計されています。もしあなたが良い楽器をお持
ちならば、イコライゼーションは最低限にとどめておくのがよいでしょ
う。ベースギターは聞こえないほどの超低域から、ツィーターで鳴らす
ような、またはほとんど聞こえないような超高域にわたる、極めて幅
広い周波数域を再生する楽器なのです。EQ のセッティングをいくつか
試してみるとわかりますが、異なる周波数域それぞれが、ベースのト
ーンを作り出す上において欠くことのできない重要な役割をになって
いるのです。
LOW コントロールが扱う周波数域は、サウンドにパワー感をもたら
す音の土台ともいうべき要素で、リスナー、そしてあなたの体をゆさ
ぶり、時には人々が体を動かし・踊りださせてしまうような性質を持つ
ものです。
LOW MIDs(Mid Frequency Low)はベースサウンドの音圧感を高
めるコントロールで、空間をみたすような遠達性のある音を作りだし
ます。
HIGH MIDs(Mid Frequency High)は、演奏のピッチ感や音程感を
調整するのに適したコントロールです。ベースのメロディ・ラインを明
瞭に聞かせることができる、透明感豊かな周波数域ということができ
ます。別言すれば、この周波数域が明瞭でないと、あなたが作り出す
メロディックなベースサウンドが音楽のなかに埋没してしまう、という
ことができます。
HIGH の周波数域はアタックや音程感といったパーカッシブな特性
を持つもので、これには指/ピックでの弾弦やフレットノイズ、スラップ
や演奏時のビリつきなどが含まれています。
アンプのイコライゼーション・コントロールのうちのどれか 1 つが操
作されているというだけで、あなたのベースが生み出す本来のサウ
ンドは正確に反映されなくなってしまう、という言い方もできます。
TA501 は全ての周波数域にわたってクリアで明瞭なサウンドを生み
出すことができるよう設計されていますので、イコライザーのノブが
12 時のフラットな位置にしておけば、あなたのベース本来のサウンド
を再生することができるのです。
ただ、下記のような状況では、イコライゼーションを行う必要があり
ます。
1.お持ちのベースのサウンドそのものが、特定の周波数域が弱いと
いう特徴を持っている場合。
2. 響きが悪く、特定の周波数が強調されてしまう部屋や会場での演
奏。例えばステージなどで、低域が極端に鳴ってしまう場合や、あ
る音域だけが目立って大きく鳴ってしまう場合などがこれにあたり
ます。この場合、問題のある周波数域を絞るなどして調整する必
要があります。
3. 一種のエフェクトとして音色を変化させようとする場合。
イコライゼーションは繊細に行わなくてはなりません。セッティング
の変更を始めるときは、まず EQ コントロールをすべてニュートラル
(12 時)の位置にし、アンプから出力されるベースの音を聞きながら、
じっくりと時間をかけて行ってください。いずれにせよ、あまりコントロ
ールに大きな変更を加えない方が理想的です。
LOW EQ(F LOW) コントロール (7)は、40Hz を中心とする周波数
域を、最大 16dB ブースト/カットすることができます。
LOW MID EQ(MF LOW) コントロール (8)と HIGH MID EQ (MF
HIGH) (10) はセミ・パラメトリックタイプの EQ です。つまり、あなたが
ブースト/カットしたい周波数域の中心を 2 つのノブで特定してコントロ
ールできるということです。一方、上側にある MF LOW レベル(9)と MF
HIGH レベル(11)のノブにより、選択された周波数域をどのくらいブー
スト/カットするかを最大 16dB コントロールします。
HIGH EQ (12) コントロールは、4.5kHz の周波数帯域を、最大 16dB
ブースト/カットすることができます。このコントロールが受け持つ周
波数域は、2KHzから 30KHz までで、とても広いものとなっています。
セミ・パラメトリック EQ を使って好ましくない一定の周波数域を低減
させたい場合は、EQ の「レベル」ノブを 9 時から 10 時くらいの位置に
し、ベースで音を出しながら MF LOW(8)、MF HIGH(10)を動かし、好
ましくない音が少なくなるようにしてください。音響が悪い部屋の場合、
調整はとても難しいものとなりますが、このような操作を通してさまざ
まな場所でサウンドを調整できる、ということはお分かりいただけると
思います。
VLE,VPF フィルター
TA501 には、イコライゼーションによってあなたのベースサウンドに
特別な効果をもたらす、マジックとも呼ぶべき 2 つのコントロールノブ
が装備されています。ベーシストにとっての実戦的な要求に応えるべ
く、特別に設計されたものですので、通常の EQ よりもひんぱんに使
われるノブといえます。
VLE フィルター(14)(ヴィンテージ・ラウドスピーカー・エミュレータ
―)は、高域をカットし、メロウなサウンドを作り出します。時計まわり
にノブを回すと、カットされる高域の周波数が広範囲になります。この
EQ は、アコースティック、またはオールディーズ風の音楽に有効で
す。
VPF フィルター(15)バリアブル・プリシェープ・フィルター)は、低域
(35Hz 周辺)と高域(10kHz 周辺)をブーストし、中域(380Hz 周辺)をカ
ットします。ロックには最適なパワー感が得られるフィルターであり、
またスラップベース・プレイヤーの好みにも合うフィルターといえま
す。
この 2 つのフィルターは最初、オフの状態にしておき、徐々にお好
みの効き具合に調整してゆくと良いでしょう。また、調整は当初、一方
づつ行い、追って 2つのフィルターを組み合わせると、素晴らしい効果
が得られることでしょう。
2.2 TA501 リアパネル
SPEAKER OUT
TA501 は、スピーカーケーブル(楽器用のケーブルは、使用しない
でください)、スピコンケーブルを使い 1 つか 2 つのスピーカーキャビネ
ットに接続することができます。2 つの NEUTRIK SPEAKON COMBO
JACK (22)(23)は、これらのケーブルを使うことができます。TA501 は、
300W のパワーを 8Ωキャビネットに、500W のパワーを 4Ωキャビネッ
トに供給します。
TA501 は、スピーカーケーブル(楽器用のケーブルは使用しないで
ください)、またはスピコンケーブルを使い、同時に最大 2 つのスピーカ
ーキャビネットを接続することができます。高品質なノイトリック・スピ
コン・コンボジャック(22)(23)には、スピコンケーブルまたは 1/4”スピ
ーカーケーブル、どちらも使用することができます。
TA501 では、8Ωのキャビネットには 300W のパワーを、4Ωのキャ
ビネットには 500W のパワーを供給することができます。
LINE OUT
このバランスド XLR ラインアウト(28)は、ライブやスタジオにおいて、
バランス信号を DI ボックスを使わなくてもミキシング・コンソールなど
に送り出すことができます。XLR ケーブルをこの出力からサウンドボ
ード/ミキシング・コンソールなどに接続してください。必要に応じてフ
ロントパネルのラインアウト(16)を調整してください。
PRE EQ / POST EQ
PRE EQ, POST EQ スイッチ(24)は LINE OUT (28)から出力される
音声信号に対し、アンプの EQ セッティング(VLE と VPF フィルターも
含む)を有効にするかを決めるスイッチです。多くの場合、サウンド・
エンジニアはプリ EQ でシグナルを受けるをほうを好みます。ただし、
ラインアウト・シグナルにはエフェクト・ループも含まれています。
GROUND LIFT
ライブなどでの演奏中、ラインアウト(28)使用などの際、アンプの信
号にハムノイズが発生する場合があります。これは電源と関連したグ
ラウンドの状態に起因するものです。このグラウンド・リフト・スイッチ
(29)を切り替えることにより、ハムノイズを除去することができます。
TUNER OUT
チューナー・アウト(25)はチューナーにアンバランスド信号を送りま
す。ペダルを経由して音質を低下させてしまう、といったことがありま
せん。このアウトプットは他のアンプや、バランス入力でなくてもよい
レコーディング機器に使うこともできます。
EFFECT SEND AND RETURN
リアパネルのセンド・エフェクト(27)とリターン・エフェクト(26)を利
用して、エフェクトペダルやラック製品を使うことができます。この接続
をしていれば演奏中に外部エフェクターのバッテリーが切れても、音
がとぎれません。
FOOTSWITCH
TA501 のオプション品であるフットスイッチには、オン/オフ・タイプ
の 2 つのスイッチがあります。1 つは、ミュートコントロールで、アンプ
からの出力をとめることができます。ただし、背面に接続されたチュー
ナーへの出力はミュートされません。これはライブの途中でしっかりと
チューニングを行いたい時などに便利な機能です。もう 1 つのスイッ
チは、EQ とフィルターのセッティングをバイバスするものです。スイッ
チをオンにするとフロントパネル上のブルーの LED (6) (13)が点灯し
ます。
3.TA501 詳細
INPUTS
INPUT
impedance: 500 Kohm, max. voltage: 9 Vpp
RETURN EFFECT
impedance: 33 Kohm, max. voltage: 12 Vpp
CONTROLS
GAIN
-80 dB to +25 dB range
COMPRESSOR RATIO
min. 1:1 / max. :1
LINE OUT
level control on front panel
PRE/POST EQ (for line out)
switch on rear panel
GROUND LIFT
switch on rear panel
MASTER VOLUME
EQUALIZATION
LOW
center frequency: 40 Hz; level: ±16 dB
MID LOW
(semi-parametric) frequency 100-800 Hz; level: ±16 dB
MID HIGH
(semi-parametric) frequency 700 Hz ・6 kHz; level: ±16 dB
HIGH
center frequency: 4.5 kHz; level: ±16 dB
VLE (Vintage Loudspeaker Emulator)
max cut range: 250 Hz ・20 kHz
VPF (Variable Pre-shape Filter)
center frequency 380 Hz (cut)
OUTPUTS
SEND EFFECTS
unbalanced, max. voltage 12 Vpp
TUNER OUT
unbalanced, max. voltage 2 Vpp
LINE OUT
balanced XLR, max. voltage 25 Vpp
SPEAKER OUT
speakon, 1/4"
FOOTSWITCH
mute, EQ bypass
OTHER
HEIGHT
2 rack units (3.36 in. / 6 mm)
WIDTH
14.21 in. / 36.8 cm (19 in. / 48.3 cm with rack ears)
DEPTH
11.89 in. / 30.2 cm
WEIGHT
8.16 lbs / 3.7 kg
OUTPUT POWER
300W RMS @ 8 ohm, 500W RMS @ 4 ohm
POWER REQUIREMENT
100/120V; 230V; 240V 50/60Hz
FUSE
JAPAN
10 A 250V T 5x20
4. TA503 製品概要
TA503 は、チューブタイプのプリアンプ部と、アナログのパワーアン
プ部を装備したハイクオリティなベースアンプで、4Ωのキャビネットで
は 500W、8Ωのキャビネットでは 300W のパワーを生み出すことがで
きます。プリアンプ部の真空管には、スロバキアの JJ エレクトロニク
ス社製 ECC81 と ECC83 式チューブを 1 つずつ搭載しています。
4.1 TA503 フロントパネル
INPUT
TA503 は、2 つのインプットジャック(パッシブ用 (2)、アクティブ用
(1))を装備しています。ベースのピックアップが、乾電池駆動であれ
ば「アクティブ」の方を使ってください。
GAIN と MASTER
TA503 のフロントパネルには、ボリュームをコントロールする 2 つの
ノブがついています。GAIN(3)はアンプユニットのイコライゼーション
やエフェクトルーブといった機能を含むプリアンプ部に、どれくらいの
シグナルを入力させるかをコントロールするものです。MASTAR(19)
ボリュームはパワーアンプ部からスピーカーキャビネットへの出力を
調整するものです。
もしプレイ中に青い CLIP ランプ(4)が点灯したら、歪みをなくすため
にゲインを下げてください。
アンプに楽器を接続する前には、必ずゲイン(3)とボリューム(19)を
絞った状態にしておいてください。そして、楽器側のボリュームをフル
にし、強く激しく音を出しながら、GAIN コントロールを青いランプが点
灯しはじめるくらいに上げてください。次に、演奏してもライトが点灯し
ない程度に GAIN をやや絞ってください。この手順により、いま演奏し
ているベースにとって最適なゲインに設定することができます。なお、
ピックアップやアクティブ/パッシブタイプ、またプリアンプや EQ のセッ
ティングなどにより、ベースが異なるとアウトプットレベルもそれぞれ
異なります。
いったん GAIN レベルをセットしたら、あとは MASTER ノブでボリュ
ームを調節してください。
LINE OUT
ライブやスタジオでのミキシング・コンソールに接続する背面のライ
ンアウト XLR(28)の音量を、LINE OUT (5) ノブで調節します。
EQUALIZATION
マークベースアンプはお持ちのベースのナチュラル・サウンドを忠
実に再生できるよう設計されています。もしあなたが良い楽器をお持
ちならば、イコライゼーションは最低限にとどめておくのがよいでしょ
う。ベースギターは聞こえないほどの超低域から、ツィーターで鳴らす
ような、またはほとんど聞こえないような超高域にわたる、極めて幅
広い周波数域を再生する楽器なのです。EQ のセッティングをいくつか
試してみるとわかりますが、異なる周波数域それぞれが、ベースのト
ーンを作り出す上において欠くことのできない重要な役割をになって
いるのです。
LOW コントロールが扱う周波数域は、サウンドにパワー感をもたら
す音の土台ともいうべき要素で、リスナー、そしてあなたの体をゆさ
ぶり、時には人々が体を動かし・踊りださせてしまうような性質を持つ
ものです。
LOW MIDs(Mid Frequency Low)はベースサウンドの音圧感を高
めるコントロールで、空間をみたすような遠達性のある音を作りだし
ます。
HIGH MIDs(Mid Frequency High)は、演奏のピッチ感や音程感を
調整するのに適したコントロールです。ベースのメロディ・ラインを明
瞭に聞かせることができる、透明感豊かな周波数域ということができ
ます。別言すれば、この周波数域が明瞭でないと、あなたが作り出す
メロディックなベースサウンドが音楽のなかに埋没してしまう、という
ことができます。
HIGH の周波数域はアタックや音程感といったパーカッシブな特性
を持つもので、これには指/ピックでの弾弦やフレットノイズ、スラップ
や演奏時のビリつきなどが含まれています。
アンプのイコライゼーション・コントロールのうちのどれか 1 つが操
作されているというだけで、あなたのベースが生み出す本来のサウ
ンドは正確に反映されなくなってしまう、という言い方もできます。リト
ルマーク II は全ての周波数域にわたってクリアで明瞭なサウンドを生
み出すことができるよう設計されていますので、イコライザーのノブが
12 時のフラットな位置にしておけば、あなたのベース本来のサウンド
を再生することができるのです。
ただ、下記のような状況では、イコライゼーションを行う必要があり
ます。
1.お持ちのベースのサウンドそのものが、特定の周波数域が弱いと
いう特徴を持っている場合。
2. 響きが悪く、特定の周波数が強調されてしまう部屋や会場での演
奏。例えばステージなどで、低域が極端に鳴ってしまう場合や、あ
る音域だけが目立って大きく鳴ってしまう場合などがこれにあたり
ます。この場合、問題のある周波数域を絞るなどして調整する必
要があります。
3. 一種のエフェクトとして音色を変化させようとする場合。
イコライゼーションは繊細に行わなくてはなりません。セッティング
の変更を始めるときは、まず EQ コントロールをすべてニュートラル
(12 時)の位置にし、アンプから出力されるベースの音を聞きながら、
じっくりと時間をかけて行ってください。いずれにせよ、あまりコントロ
ールに大きな変更を加えない方が理想的です。
TA503 は、4 バンドのセミプラメトリック EQ を特長としています。
LOW EQ(F LOW) コントロール (7)は、40Hz から 300Hz までの周
波数域を、最大 16dB ブースト/カットすることができます。
LOW MID EQ (MF LOW) コントロール (9)は、100Hz から
800Hz までの周波数域を、最大 16dB ブースト/カットすることができ
ます。
HIGH MID EQ (MF HIGH) コントロール (MF HIGH) コントロール
(11)は、700Hzから 6KHzまでの周波数域を、最大 16dBブースト/カ
ットすることができます。
HIGH EQ (F HIGH) コントロール (13)は、1.5khz から 16khz まで
の周波数域を、最大 16dB ブースト/カットすることができます。
セミ・パラメトリック EQ を使って好ましくない一定の周波数域を低減
させたい場合は、EQ の「レベル」ノブ(8) (10) (12) (14) を 9 時から 10
時くらいの位置にし、ベースで音を出しながらフリーケンシー・ノブを
動かし、好ましくない音が少なくなるようにしてください。音響が悪い
部屋の場合、調整はとても難しいものとなりますが、このような操作を
通してさまざまな場所でサウンドを調整できる、ということはお分かり
いただけると思います。
VLE、VPF フィルター
TA501 には、イコライゼーションによってあなたのベースサウンドに
特別な効果をもたらす、マジックとも呼ぶべき 2 つのコントロールノブ
が装備されています。ベーシストにとっての実戦的な要求に応えるべ
く、特別に設計されたものですので、通常の EQ よりもひんぱんに使
われるノブといえます。
VLE フィルター(16)(ヴィンテージ・ラウドスピーカー・エミュレータ
―)は、高域をカットし、メロウなサウンドを作り出します。時計まわり
にノブを回すと、カットされる高域の周波数が広範囲になります。この
EQ は、アコースティック、またはオールディーズ風の音楽に有効で
す。
VPF フィルター(17)バリアブル・プリシェープ・フィルター)は、低域
(35Hz 周辺)と高域(10kHz 周辺)をブーストし、中域(380Hz 周辺)をカ
ットします。ロックには最適なパワー感が得られるフィルターであり、
またスラップベース・プレイヤーの好みにも合うフィルターといえま
す。
この 2 つのフィルターは最初、オフの状態にしておき、徐々にお好
みの効き具合に調整してゆくと良いでしょう。また、調整は当初、一方
づつ行い、追って 2つのフィルターを組み合わせると、素晴らしい効果
が得られることでしょう。
4.2 TA503 リアパネル
SPEAKER OUT
TA503 は、1/4”スピーカーケーブル(楽器用のケーブルは、使用し
ないでください)、スピコンケーブルを使い、同時に最大 2 つのスピーカ
ーキャビネットに接続することができます。2 つの NEUTRIK SPEAKON
COMBO JACK (22)(23)は、これらのケーブルを使うことができます。
TA503 は、300W のパワーを 8Ωキャビネットに、500W のパワーを 4
Ωキャビネットに供給します。
LINE OUT
このバランスド XLR ラインアウト(29)は、ライブやスタジオにおいて、
バランス信号を DI ボックスを使わなくてもミキシング・コンソールなど
に送り出すことができます。XLR ケーブルをこの出力からサウンドボ
ード/ミキシング・コンソールなどに接続してください。必要に応じてフ
ロントパネルのラインアウト(5)を調整してください。
PRE EQ / POST EQ
PRE EQ, POST EQ スイッチ(25)は LINE OUT (29)から出力される
音声信号に対し、アンプの EQ セッティング(VLE と VPF フィルターも
含む)を有効にするかを決めるスイッチです。多くの場合、サウンド・
エンジニアはプリ EQ でシグナルを受けるをほうを好みます。ただし、
ラインアウト・シグナルにはエフェクト・ループも含まれています。
号にハムノイズが発生する場合があります。これは電源と関連したグ
ラウンドの状態に起因するものです。このグランウンド・リフト・スイッ
チ(30)を切り替えることにより、ハムノイズを除去することができま
す。
TUNER OUT
チューナー・アウト(26)はチューナーにアンバランスド信号を送りま
す。ペダルを経由して音質を低下させてしまう、といったことがありま
せん。このアウトプットは他のアンプや、バランス入力でなくてもよい
レコーディング機器に使うこともできます。
EFFECT SEND AND RETURN
リアパネルのセンド・エフェクト(28)とリターン・エフェクト(27)を利
用して、エフェクトペダルやラック製品を使うことができます。この接続
をしていれば演奏中に外部エフェクターのバッテリーが切れても、音
がとぎれません。
FOOTSWITCH
TA503 のオプション品であるフットスイッチには、オン/オフ・タイプ
の 2 つのスイッチがあります。1 つは、ミュートコントロールで、アンプ
からの出力をとめることができます。ただし、背面に接続されたチュー
ナーへの出力はミュートされません。これはライブの途中でしっかりと
チューニングを行いたい時などに便利な機能です。もう 1 つのスイッ
チは、EQ とフィルターのセッティングをバイバスするものです。スイッ
チをオンにするとフロントパネル上のブルーの LED (6) (15)が点灯し
ます。
5. TA503 詳細
INPUTS
INPUT (Passive)
impedance: 500 Kohm, max. voltage: 4 Vpp
INPUT (Active)
impedance: 500 Kohm, max. voltage: 10 Vpp
RETURN EFFECT
impedance: 500 Kohm, max. voltage: 10 Vpp
CONTROLS
GAIN
-80 dB to +25 dB range
LINE OUT
level control on front panel
PRE/POST EQ (for line out) switch on rear panel
GROUND LIFT
switch on rear panel
MASTER VOLUME
EQUALIZATION
LOW
(semi-parametric) frequency: 40・00 Hz; level: ±16 dB
MID LOW
(semi-parametric) frequency: 100-800 Hz; level: ±16 dB
MID HIGH
(semi-parametric) frequency: 700 Hz ・6 kHz; level: ±16 dB
HIGH
(semi-parametric) frequency: 1.5・6 kHz; level: ±16 dB
VLE (Vintage Loudspeaker Emulator)
max. range cut: 250 Hz ・20 kHz
VPF (Variable Pre-shape Filter)
center frequency 380 Hz (cut)
OUTPUTS
SEND EFFECT
unbalanced, max. voltage 20 Vpp (pre-EQ)
TUNER OUT
unbalanced, max. voltage 2 Vpp
LINE OUT
balanced XLR, max. voltage 15 Vpp
SPEAKER OUT
speakon, 1/4"
FOOTSWITCH
mute, EQ bypass
OTHER
HEIGHT
2 rack units (3.36 in. / 86 mm)
WIDTH
14.21 in. / 36.8 cm (19 in. / 48.3 cm with rack ears)
DEPTH
11.89 in. / 30.2 cm
WEIGHT
8.16 lbs / 3.7 kg
OUTPUT POWER
300W RMS @ 8 ohm, 500W RMS @ 4 ohm
POWER REQUIREMENT 100/120V; 230V; 240V 50/60Hz
FUSE
JAPAN
10 A 250V T 5x20
<注意!> *感電を避けるため、
アンプは水滴の落ちる場所や水の飛びはねる場所に近づ
けないでください。万が一本体または本体内部に水がかかった場合は、す
みやかに電源を切り、修理をご依頼ください。 *コードの接続は必ずギターから先に行い、アンプをその後にしてください。
アンプから先に接続すると、スピーカーを破損する原因となります。 *ヒーター等の熱源を本体に近づけないようにしてください。 *アンプのボリュームを上げたままで楽器またはマイクを放置しないでくだ
さい。 *ネオン灯や螢光灯の近くで使用すると、
かすかにハム音が発生することがあ
ります。楽器やアンプの位置を変えることによって、ハム音が消える場合
がありますのでお試しください。 *バッグに入れたまま使用すると、
熱がこもり電源が落ちる可能性があります。
使用時はバッグから出してご使用ください。 http://www.markbass.it/
Markbass 日本総代理店 パール楽器製造株式会社
GROUND LIFT
ライブなどでの演奏中、ラインアウト(26)使用などの際、アンプの信
〒276-0034 千葉県八千代市八千代台西 10-2-1 本社 047(484)9111 営業部 047(450)1113