美学美術史研究論集 発行回数 • 原則年1回 • 1982年(昭和57年)7月創刊 • 発行者 名古屋大学大学院文学研究科美学美術史研究室(2000年より) 最新号 第22号;2007(平成19)年4月;在庫あり 論文 鼓みどり カロリング朝写本彩飾における観念的図式について 栗田秀法 プッサンの物語画の意味構造 ー《コリオラヌス》をめぐって 永田郁 西デッカン地方の後期仏教石窟における仏殿本尊脇侍像・守門像につ いて 福山泰子 ピタルコーラー第3窟に残る後期壁画について 鈴木俊晴 ゲルハルト・リヒター《アトラス》 ー1960年代の変化とその影響 について 野中祐美子 アンゼルム・キーファー作《シベリアの王女》の作品解釈 ー新たな 主題と隠された意味について 紀要バックナンバー 第21号;2005(平成17)年2月;在庫あり(38部) 論文 平岡三保子 インド前期仏像石窟寺院の再検討 ー編年の問題を中心に 宮坂朋 ヴィア・ラティーナ・カタコンベの装飾モティーフについて 辻佐保子 教会内の備品とその絵画による再現 ーリアリティーとアナクロニス ム 村松加奈子 中世浄土真宗における善光寺如来絵伝と聖徳太子絵伝の共存 ー本證 寺本善光寺如来絵伝の図像をもとに 菊地由花 北川民次の第24回二科展(1937年)出品作に関する考察 ー《メ キシコ、タスコの祭日》を中心に 第20号:2002(平成14)年3月;在庫なし 論文 宮治昭 「舎衛城の神変」と大乗仏教美術の起源̶研究史と展望 渡辺里志 芝琳賢の涅槃図と図像の源流̶愛知・妙伝寺本と奈良・唐招提寺本 研究ノート 山上紀子 内なる風景へのまなざし̶オディロン・ルドンの幻想風景をめぐって 第19号;2001(平成13)年3月;在庫あり(67部) 論文 李静杰 北朝晩期と隋の盧舎那仏像について 永田郁 初期西チャールキヤ朝美術におけるガナ型図像について ̶デッカン地方におけるガナ型図像の変遷と関連して 研究ノート 福山泰子 東ヴァーカータカ朝の美術̶東ヴァーカータカ朝の歴史と美術を中心に 長屋光枝 カンディンスキーの抽象絵画論における「コンストラクション」 原典資料紹介 栗田秀法・木俣元一・小林久見子・駒田亜紀子・杉山奈生子・陳岡めぐみ・望月典 子・山上紀子 アンドレ・フェリピアン「王立絵画彫刻アカデミー講演録序」(下) 第17・18号(合併号);2000(平成12)年12月;在庫あり(18部) 論文 小島登茂子 敦煌壁画のスダーナ太子本生図̶北周・隋代の説話表現の特質につい て̶ 李静杰 中国北朝期における定光仏授記本生図の二種の造形について 水野さや 韓国慶州崇福寺碑文について 鷹巣純 和歌山市・総持寺本六道十王図をめぐって 研究紹介 小林久見子 クリスチャン・エック著『中世美術における天の梯子̶天の探求のイ メージ̶』 原典資料紹介 栗田秀法・木俣元一・小林久見子・杉山奈生子・山上紀子 アンドレ・フェリピアン「王立絵画彫刻アカデミー講演録序」(上) 展覧会評 永草次郎 セザンヌ展愛知県美術館2000年1月5日一3月12日 第16号;1998(平成10)年12月;在庫あり(69部) 論文 鼓みどり カロリング朝美術におけるユトレヒト詩篇挿絵の波紋̶ユトレヒト詩篇 研究(その4)̶ 永田郁 インド古代初期美術におけるヤクシャと蓮華蔓草の表現について̶蓮華 蔓草の表現を中心に̶ 水野さや 韓国江原道嚢陽郡陳田寺址三層石塔の八部衆像について 森充代 伊藤若沖筆『動植綵絵』におけるモチーフ細部の描写について 研究ノート 渡辺里志 和歌山・浄妙寺多宝塔の仏伝図壁画について 第15号;1997(平成9)年12月;在庫あり(25部) 論文 辻佐保子 詩編挿絵における「偶像」表現の役割̶『ユトレヒト詩編』を中心に ̶. 槙尾藤美 ギュスターヴ・モローの歴史画における物語叙述 長屋光枝 カンディンスキー作《コンポジションⅧ》(1923年)̶幾何学的構成の 生成と特質をめぐって̶ 中川原育子 キジル第76窟(孔雀窟)の復元的考察 久野幸子 安田靫彦の古画研究̶沼津療養時代を中心に̶ 研究ノート 朴亨國 統一新羅時代の降魔触地印像の流れについて 研究紹介 浅野ひとみ セラフィン・モラレーホの業績研究(2)「聖ヤコブ巡礼路」に見ら れる古代石棺図像の再利用 杉山奈生子 メアリー・ヴァイダル著『ヴァトーの描かれた会話』 第14号;1996(平成8)年12月;在庫あり(35部) 論文 中野玄三 知恩寺本十体阿弥陀像と観経十六観変相図 伊東史朗 不空絹索観音像の鹿皮衣 村山紀子 オディロン・ルドンにおける「出現」の主題と表現 研究ノート 木村三郎 フィリップ・ド・シャンパーニュ作《ヒッポの聖アウグスティヌス》 について 研究紹介 浅野ひとみ セラフィン・モラレーホの業績研究(1)サンティアゴ大聖堂クリプ タの彫刻について 第13号;1995(平成7)年12月;在庫あり(16部) 論文 木俣元一 ステンド・グラスの幾何学的構成に関する二、三の考察 鼓みどり ユトレヒト詩篇挿絵の構図をめぐる問題の現状と今後の展望̶ユトレ ヒト詩篇研究(その三)̶ 浅野ひとみ 「サン・ホアン・デ・ラ・ぺーニャマスター」とその周辺 ルナのサ ン・ヒル教会(サラゴーサ)について 栗田秀法 ニコラ・プッサンの《エリエゼルとリベカ》̶構図の生成過程をめぐ る二、三の覚書き̶ 朴亨國 双身仏の図像に関する一試論 研究ノート 岩井共二 仏像の服制と「偏衫」をめぐる諸問題 第12号;1994(平成6)年12月;在庫あり(92部) 辻佐保子 「煉獄」の先駆としての「冥府降下」図像の拡張的用法 木俣元一 シャルトル大聖堂におけるステンド・グラスの分節システム 飯島章仁 ヘレニズム・ローマ期の室内装飾における植物文フリーズについて (上) 浅野ひとみ サン・ホアン・デ・ラ・ペーニャ修道院回廊柱頭について̶第一マス ターを中心として̶ 駒田亜紀子 『ドゥース黙示録』写本挿絵の制作過程にみる技法的特質 稲賀繁美 西野嘉章 テオドール・デュレ コレクションの復元 「美術」から「文化財」へ̶大ルーブル建設に関する報告書 岩井共二 裳懸座の表現から見た飛鳥仏の諸相 久野幸子 安田靫彦の書簡̶田中一松氏との書信をめぐって̶ 第11号;1993(平成5)年12月;在庫あり(40部) 西野嘉章 「美術」から「文化財」ヘ ーフランスの学芸行政改革に関する報告書 (一) 水島ヒロミ 旧約預言者に関する覚え書II ーアミアン大聖堂の場合ー 小島登茂子 敦煌における隋代・唐代前期の山岳表現 ̶大画面法華経変相図の成 立をめぐって̶ 北京大学考古系教授宿白、中川原育子訳 敦煌莫高窟現存最初期窟の年代に関する問題 鷹巣純 嘔吐者の図像 ー六道絵と法華経絵の図像的接点ー 木俣元一 パメラ・Z・ブラムによるサン=ドニ西正面扉口の研究 第10号;1992(平成4)年12月;在庫なし 木俣元一 シュジェール大修道院長時代(1122-1151)のサン=ドニの建築: S.Mck.クロスビーの遺稿から 飯島章仁 ローマ時代の室内装飾にあらわれる花綱モティーフについて̶移動・ 往来の空間における場合 福井由紀 ドガの肖像画̶「タブロー」への志向̶ 神谷浩 文人画の受容の一側面̶名古屋の場合を中心に 山岸公基 新潟・高野家蔵毘沙門天立像とその周辺̶北陸地方の十一世紀彫像管 見̶ 第9号;1991(平成3)年9月;在庫あり(46部) 辻佐保子 「祭壇の下の殉教者の魂」(ヨハネ黙示録6章9-11節)連続的説話表現か ら典礼的図像配置へ 木俣元一 カンタベリー大聖堂のロマネスク彫刻̶デボラ・カーンによる最近の 研究から̶ 鼓みどり プシコマキア考 アングロ・サクソン系挿絵サイクルに就いて 鷹巣純 禅林寺本十界図の図像をめぐる小考察 第8号;1990(平成2)年8月;在庫あり(52部) 宮沼昭 インドにおける涅槃美術の変遷̶涅槃の象徴主義と説話主義の相剋̶ 渡辺里志 仏伝図を描いた舎利厨土(性海寺蔵)と二・三の携帯用舎利厨子につい て 原沢暁子 法華寺阿弥陀三尊及び童子像について 神谷浩 中村竹洞の手紙をめぐって 梅村奈生子 アントワーヌ・ヴァトー、雅宴画におけるツデッサンとくり返しにつ いて 木俣元一 ぺ一夕ー・クルマンによるランス大聖堂西正面のクロノロジー 第7号;1989(平成1)年8月;在庫あり(35部) 辻佐保子 中世美術における寄進者像と献呈図 木俣元一 C.エドソン・アーミによるブルゴーニュ・ロマネスクの新しい解釈を めぐって 拝戸稚彦 アントネルロ・ダ・メッシーナとポー川下流域の絵画(la pittura padana)(1)̶「サルヴァトール・ムン ディ」の制作に関する一考察 松井秀法 意味生成の現場に̶オスカー・ベッチュマンの美術史的解釈学につい て̶ 久野幸子 厳島・天橋立図屏風について̶新出の某家所蔵作品の紹介を中心に̶ 宮治昭 キジル石窟の涅槃図像 第6号;1988(昭和63)年5月;残部あり(65部) 辻佐保子 「パリ510番」とその周辺 木俣元一 サン=ブノワ=シュール=ロワールと11世紀の彫刻̶エリアーヌ・ ヴェルニョルの研究を中心に̶ 加藤聡明 ヨアヒム=パティニール『エジプトヘの逃避途上の休息』図(プラド 美術館蔵)試論 永草次郎 セザンヌ晩年の水彩画について 宮治昭 南インド・アマラーヴァティーの涅槃説話図 第5号;1987(昭和62)年5月;在庫あり(15部) 辻佐保子 ヴァティカン教皇庁図書館ラテン語39番の新約聖書挿絵に関する 二・三の考察 宮坂朋 ARCUSTRIUMPHALIS サンタ・マリア・マジョーレ教会堂凱旋門 型アーチ壁面モザイクについて 神谷浩 竹洞資料紹介 「縮図」と『知命記』 大久保純一 『役者似顔画早稽古』とその周辺 第4号;1986(昭和61)年4月;残部僅か(3部) 恒川美佐子 土佐光起考 飯田真 北斎読本挿絵考 山田諭 岸田劉生研究ノート̶「近代離れ」と「クラシック感化」(1913∼ 1915)̶ 平岡三保子 アジャンター後期石窟寺院の入口装飾構成について 鼓みどり 比喩の映像化と擬人像の役割をめぐる一考察一ユトレヒト詩篇研究 (その二) 第3号;1985(昭和60)年3月;残部なし 久野幸子 四季耕作図屏風 中国耕織図から久隅守景まで 朝日美砂子 柳橋水車図屏風の成立 Sahoko Tsuji Introduction of the Eucharistic :Theme in Cappadodan Apsis Decoration Motoaki Kono Tanyu Shukuzu Atsushi Ishiguro The Chronology of Cave Temples at Elephanta. ※英語論文三篇は第31回国際アジア・北アフリカ人文科学会議における口頭発表に もとづくものである。 第2号;1983(昭和58)年9月;在庫なし 石黒淳 エローラ石窟寺院の考察̶T. V. パティの研究に沿って̶ 鼓みどり ユトレヒト詩篇挿絵における言葉から映像への変換 木俣元一 シャルトル大聖堂「王の扉口」彫刻群における造形原理に関する試論 水島ヒロミ 旧約預言者に関する覚え書̶サン・タンジェロ・イン・フォルミス教 会堂・壁画研究(その1)̶ 神谷浩 作品紹介、梅逸の初期作三点 河野元昭 酒井抱一『屠龍之技』 創刊号;1982(昭和57)年7月;在庫あり(25部) 河野元昭 恵観山荘茶屋杉戸絵考 池田洋子 歌絵 毛利伊知郎 雲岡石窟第十九窟の千仏表現について 浜島嘉幸 ユリウス二世墓廟の初期構想について 江本菜穂子 クレー作<無題・(静物)>主題・意味に関する一考察
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