企業立地促進法支援措置概要

企業立地促進法支援措置概要
企業立地
計画
事業高度化
計画
1 設備投資減税 (特別償却制度)
○
×
2 固定資産税・不動産取得税の課税免除
○
×
3 日本政策金融公庫による低利融資
○
○
4 小規模企業者に対する設備資金貸付制度
○
○
5 中小企業信用保険法の特例
○
○
6 食品流通構造改善促進法の特例
○
○
知事の
承認
各種支援
措置の
実施
支援措置一覧
◆支援措置を受けるまでの流れ◆
工場の
新増設
企業立地計画
お手伝いします!
生産性
の向上
事業高度化
計画
知事へ
申請
(工事着工
の15日前
まで!)
提出書類
1 企業立地計画または事業高度化計画 2 法人の定款
3 最近2期間の事業報告書、貸借対照表、損益計算書
【参考資料として必要な場合は提出】
・図面 (位置図、平面図、立面図、機械等のレイアウト図等)
・会社概要 (製品のわかるもの)
設備投資減税 (特別償却制度)
「企業立地計画」の承認を受けた事業者が、計画に沿って機械装置・建物
等の償却資産を取得した場合、特別償却制度が受けられるようになります。
内容
設備投資
減税
(特別償却)
対象業種
海外生産比率
の高い業種
農林漁業
対象設備
機械装置
建物
付属設備
関連業種
取得価額
機械・装置
建物等
3億円以上
5億円
(単価1,000万円以上)
以上
4,000万円以上 5,000万円
(単価500万円以上)
以上
特別償却
根拠
機械・装置 建物等
法令
15% 8%
企業
立地
促進法
対象業種
海外生産比率の高い業種
16 化学工業
21 窯業・土石製品製造業
22 鉄鋼業
25 はん用機械器具製造業
26 生産用機械器具製造業
27 業務用機械器具製造業
31 輸送用機械器具製造業
323 時計・同部分品製造業
3297 眼鏡製造業 (枠を含む)
農林漁業関連業種
09 食料品製造業
10 飲料・たばこ・飼料製造業
12 木材・木製品製造業 (家具を除く)
13 家具・装備品製造業
14 パルプ・紙・紙加工品製造業
18 プラスチック製品製造業
19 ゴム製品製造業
52 飲食料品卸売業
5311 木材・竹材卸売業
5411 農業用機械器具卸売業
5511 家具・建具卸売業
対象要件 (① ② のどちらかを満たせばOK)
① 新製品・新商品の開発または製造のための設備
② 生産性を向上させる設備 (労働生産性が、従来より10%以上向上するもの)
【新製品・新商品とは】
事業者が継続的に量産提供していなかった製品・商品、または従来の製品に比べて性能
(例:燃費など) が10%以上向上するものなど (製造業の場合) 。
【労働生産性とは】
「生産数量÷従業者数」または「生産額÷従業者数」 (労働者1人あたりの生産性)
手続きの流れ
① 企業立地計画を作成、道へ提出 (工事着工の15日前までに!)
② 知事の承認後、工事着工または資産取得
③ 確定申告時に「特別償却の償却資産の計算に関する付表」を添付する。
不動産取得税・固定資産税の課税免除
「企業立地計画」の承認を受けた事業者が、計画に沿って建物や構築物な
どを取得した場合、不動産取得税・固定資産税の減免対象となります。
税目
対象業種
対象
取得価額
製造業、運輸業、卸売業、
コールセンター、
不動産取得税
自然科学研究所
2億円超
建物、建物の土地
農林漁業関連業種
製造業、運輸業、卸売業、
コールセンター、
固定資産税
自然科学研究所
農林漁業関連業種
免除内容
課税免除
5,000万円超
建物、付属設備
構築物、建物の土地
2億円超
5,000万円超
3年間
課税免除
対象業種
上記製造業、運輸業等の業種
E 右記農林漁業関連業種以外の製造業
- 情報通信技術利用業
(コールセンター)
44 道路貨物運送業
47 倉庫業
53 建築材料、鉱物・金属材料等卸売業
54 機械器具卸売業
55 その他の卸売業
711 自然科学研究所
対象要件
農林漁業関連業種
09 食料品製造業
10 飲料・たばこ・飼料製造業
12 木材・木製品製造業 (家具を除く)
13 家具・装備品製造業
14 パルプ・紙・紙加工品製造業
18 プラスチック製品製造業
19 ゴム製品製造業
52 飲食料品卸売業
5311 木材・竹材卸売業
5411 農業用機械器具卸売業
5511 家具・建具卸売業
建物:企業立地計画の承認後に取得 土地:取得から1年以内に建設着手
手続きの流れ
① 企業立地計画を道へ提出 (土地取得または工事着手の15日前までに!)、知事の承認
【不動産取得税】
② 設備等設置の日までに「指定申請書」をオホーツク総合振興局に提出
③ 設備等取得から30日以内に「課税免除申請書」をオホーツク総合振興局に提出
【固定資産税】
② 工事完了後の1月31日までに「課税免除申請書」を紋別市税務課に提出
日本政策金融公庫による低利融資
「企業立地計画」または「事業高度化計画」の承認を受けた事業者が、計
画を行う資金に対して、日本政策金融公庫の低利融資を利用できます。
名称
地域活性化・雇用促進資金
事業
中小企業事業
国民生活事業
貸付
限度額
7億2,000万円
(うち、運転資金 2億5,000万円)
7,200万円
(うち、運転資金 4,800万円)
貸付
利率
【設備資金】
2億7,000万円まで:特利③
2億7,000万円以上:基準利率
【運転資金】 基準利率
貸付
期間
【設備資金】15年以内(据置期間 2年以内)
【設備資金】20年以内(据置期間 2年以内) (特に必要な場合、貸付期間20年以内)
【運転資金】 7年以内(据置期間 1年以内) 【運転資金】 5年以内(据置期間 1年以内)
(特に必要な場合、貸付期間 7年以内)
【設備資金】 特利O (オー)
【運転資金】 基準利率
注意
○ 企業立地計画または事業高度化計画の承認は、融資を保証するものではありません。
融資を受ける場合は、日本政策金融公庫による金融審査を受ける必要があります。
(事前にお取引のある金融機関などにご相談ください。)
貸付利率について
○ 平成23年4月13日現在の貸付利率は以下のとおりです。(貸付期間15年の場合)
・中小企業事業:特利③ =1.75%、基準利率=2.65%
・国民生活事業:特利O (オー) =1.85%、基準利率=3.15% (利率は平成23年4月13日現在)
融資の流れ
① 企業立地計画または事業高度化計画を道へ提出
(土地取得または工事着手の15日前までに!)
② 知事の承認
③ 日本政策金融公庫に融資の申込み
(詳しくは、中小企業事業は日本政策金融公庫 旭川支店 0166-24-4161
国民生活事業は日本政策金融公庫 北見支店 0157-24-4115
までお問合せください。)
小規模企業者に対する設備資金貸付制度
「企業立地計画」または「事業高度化計画」の承認を受けた小規模企業者
が、計画を行う設備資金等に対して、無利子貸付を利用できます。
貸付
条件
貸付
金額
貸付
割合
貸付
利率
対象
設備
通常
特例
50 万円以上 4,000 万円 以下
66 万円以上 6,000 万円 以内
所要資金の 1/2 以内
所要資金の 2/3 以内
無利子
【対象】 :生産、加工などに用いる機械設備等で新品のもの
【対象外】:×中古品 ×土地・建物 ×業務用以外の車両
×法定耐用年数が3年未満のもの
償還
期間
償還
方法
担保
保証人
7 年以内 <公害防止施設は 12 年以内> (据置期間 1 年以内)
月賦または半年賦元金均等払い (約束手形一括振出)
連帯保証人 (代表者+1名) または物的担保が必要
小規模企業とは
【製造業・その他】 :従業員 20 人以下の企業
【商業・サービス業】:従業員 5 人以下の企業
(中小企業基本法の定義による。)
中小企業とは
【製造業など】 :資本金
3億円以下 または 従業員 300 人以下 の企業
【サービス業】 :資本金 5,000万円以下 または 従業員 100 人以下 の企業
お問合せ先
財団法人 北海道中小企業総合支援センター 企画振興部 設備資金課 011-232-2404
中小企業信用保証法の特例
「企業立地計画」または「事業高度化計画」の承認を受けた事業者が、債
務保証を受ける際、一般保証に加えて別枠の保証も受けられます。
一般保証 限度額
保証の種類
地域産業集積関連保証 貸付限度額
個人・法人
組合等
個人・法人
組合等
2 億円
4 億円
2 億円
4 億円
普通保証
無担保保証
8,000 万円
無担保無
保証人保証
1,250 万円
+
8,000 万円
1,250 万円
合計限度額 2 億 8,000 万円 4 億 8,000 万円
2 億 8,000 万円 4 億 8,000 万円
食品流通構造改善促進法の特例
「企業立地計画」または「事業高度化計画」の承認を受けた事業者が、債
務保証を受ける際、食品流通構造改善促進法の特例を受けられます。
内容
中小企業者
その他
保証の範囲
借入金の元本、利息及び損害金の合計額の90%
一被保証者
あたりの限度額
およそ 7.1 億円以内
保証期間
【設備資金】5 年以内
【運転資金】3 年以内
【設備資金】20 年以内
【運転資金】 5 年以内
据置期間
2 年以内
3 年以内
債務保証料
保証債務残高の 0.8% 以内
お問合せ先
【中小企業信用保険法の特例】北海道信用保証協会 011-241-5554
【食品流通構造改善促進法の特例】
財団法人 食品流通構造改善促進機構 構造改善部 03-3845-3663