当院での人工股関節置換術は 「先進医療」として厚生労働省の認定を

2012 年 1 月 18 日
認可
当院での人工股関節置換術は
「先進医療」として厚生労働省の認定を受けています
より正確で安全な人工股関節置換術を行うために
①各患者さんに最適な人工股関節を選択しています
患者さんひとりひとりで疾患・股関節の形態・骨質・年齢・活動性などはさまざ
まですので、最適な人工股関節の固定法や求められる耐久性・可動域(関節の曲が
る範囲)
・安定性は異なります。一つの人工股関節機種に固執することなく、各患者
さんの股関節に最適と考えられる固定法、デザイン、材質を用いた人工股関節を選
択します。そうすることで、脚の長さを えたり、筋肉の張りを調節したりするこ
とも可能です。
②コンピュータによる術前計画を行っています
より正確な人工股関節の設置を目指すために、手術前に CT 撮影を行い、コンピ
ュータにより股関節を三次元構築して、綿密な手術前計画を行って、最適な人工股
関節の機種・サイズ・設置位置を決定します。特に、脱臼を最も回避できる設置位
置・角度と脚長差を重点的に検討しています。
③手術ナビゲーションを導入しています
手術中は、コンピュータによる術前計画と連動したナビゲーション手術をおこな
うことにより、高い精度で各患者さんにとって最適な人工股関節の設置、左右の脚
長差調整を行うことが可能となります。これらの先進的な治療技術により、人工股
関節の耐久性が向上すると同時に、さまざまな動作中に骨や人工股関節同士が衝突
して脱臼する危険性も低下しますので、日常生活にも支障を来すことがなくなり、
「手術したことを意識せずに暮らせる」ようになります。
当院のナビゲーションシステムを用いた人工股関節置換術は
「三次元再構築画像による股関節疾患の診断および治療」
として厚生労働省認定の先進医療となっています。
一律 104,000 円の自己負担となります。
先進医療にかかる費用は保険外となるため、高額療養費や
身体障害者手帳による減額はありません。
詳しくは医事グループの担当係にお尋ね下さい。