S C H O O L G U I D E Be a Top Learner! 2 0 1 7 N A M I K I S E C O N D A R Y 茨城県立並木中等教育学校 S C H O O L 平成29年度学校案内 第2ステージへ 「より高い教育水準・ より豊かな教育活動をめざして」 校訓 自制 自分の感情・欲望・わがままを抑える。 自律 みんなが正しいと認めるルールを自らつくり、 それにしたがって行動する。 自尊 世界に一人しかいない、かけがえのない自分や みんなを大切にする。 ICTを活用した授業 生徒ホールにて 作詞◆谷川 俊太郎 作曲◆小室 等 せめぎあう夢をはぐくみ 明日へとむかうこの今 光年の宇宙のかなた 新しい星は生まれる ともどもに学び語らい 限りなくはばたく自由 かくされた知恵をあつめて 昨日からつづくこの今 めくるめく歴史の深み よみがえる緑かがやく ひとり立つここに始まり 地平へとつらなる並木 校長あいさつ 校歌 皆さまこんにちは。本校の「スクールガイド」をご覧いただき、 誠にありがとうございます。 本校は、2008年4月8日に第1回入学式を挙行し、今年度で開 校9年目になります。 「Be a top learner !」を校是に掲げ「人間 教育」 「科学教育」 「国際理解教育」を柱とした6年間の中高一貫 教育を行い、次代の日本・世界の発展を担う「人間力」を備えた グローバルリーダーの育成に取り組んでおります。 本校は、これまで卒業生を3回出しましたが、生徒たち・先生 方の努力の結果、素晴らしい進学実績をあげています。東京大学 へは、3年間で16名が入学しています。2016年3月に卒業した3 回生は、東京大学合格者5名だけでなく、北海道大学・東北大学・ 名古屋大学・京都大学・大阪大学といった旧帝大や一橋大学・東 京工業大学・お茶の水女子大学・筑波大学などの難関国立大学に も多くの合格者を出しています。また、早稲田大学・慶應義塾・ 上智大学などの難関私立大学にも多数合格しています。これらの 進学実績は、6年一貫教育で「真の学力」を身につけた結果であ ると考えています。 現在、文部科学省では、高大接続改革の中で「2つの新テスト」 について検討が進められています。1つは、2019年度から新たに 始 まる「 高 等 学 校 基 礎 学 力テスト (仮 称) 」です。もう1つは、 2020年度から現在の大学入試センター試験にかわって始まる「大 学入学希望者学力評価テスト(仮称) 」 です。本校では、 「アクティブ・ ラーニング」を積極的に取り入れるなどして、これらの新テストに も早い段階で対応してまいります。私の考える「アクティブ・ラー ニング」の目的は、 「アクティブラーナー(能動的学習者)」を育成 することです。本校では、 「Be a top learner !」の校是のもとで、 次の時代を担う「アクティブラーナー」を育成してまいります。 並木中等教育学校では、生徒の皆さんが「夢」を実現できるよ うな教育を提供するとともに、日本の未来や世界の未来を支える ような「大きな夢」を語れる若者を育てたいと考えております。並 木中等教育学校をどうぞよろしくお願いいたします。 なお、学校ホームページ内の校長通信「並木ドリーム」に、本 校の日々の様子等について掲載しておりますので、時々ご覧いた だければ幸いです。 軟式野球部 関東高等学校軟式野球大会ベスト8 茨城県立並木中等教育学校 校長 中島 博司 SCHOOL GUIDE 2017 NAMIKI SECONDARY SCHOOL 01 02 S C H O O L I D E N T I T 並木中等の基本理念 教育理念・建学の精神 3SRs ! 『自制』(Self-Restraint)『自律』(Self-Reliance)『自尊』 (Self-Respect)を全ての教育活動の根本概念とした、次代の 日本・世界の発展を担う『人間力』を備えたグローバルリー ダーの育成 目指す学校像 Be a top learner ! ◆ 様々な体験学習を通して広く人間教育を行う学校 ◆ 筑波研究学園都市の一角に位置するという地域性を生かし、 大学や研究機関等と連携して科学教育を行う学校 ◆ 外国からの研究者・留学生との交流や海外語学研修などを 通して、国際理解教育・コミュニケーション能力育成教育 を行う学校 並木中等教育学校の魅力 6年間を見通した教育実践 ∼様々な体験活動を通して 課題解決能力を身につける∼ ○6年間を見通した教科指導の体系化 ○アクティブ・ラーニングの推進によるアク ティブラーナー(能動的学習者)の育成 ○授業におけるICTの活用 ○縦割り活動の充実 ○並木メソッド(6年間を見通した学習と物事 の本質を深く追究する体験活動) ○SSHのサイエンスプログラム ○ 特別活動(かえで祭、スポーツディ、ウォー クラリー等) 新たな中高一貫教育の展開 次代の日本・世界の発展を担う「人間力」を備えた 次 グローバルリーダーの育成 5・6 年次 「志高く進路実現に取り組む生徒の育成」 発展 期 ○ 思考力・判断力・表現力等を育む並木メソッドの集大成 ○進学重視型単位制を生かした学校設定科目で多様な進路実現をサポート 3・4 年次 「高校入試のないゆとりある時間の効果的な活用」 充実 期 ○ 3年次から後期課程(高等学校)の内容の一部を「先取り」で学習 ○SSH教科横断型の学校設定科目を開設 ○キャリア教育の理解と体験活動の充実 1・2 年次 「Top Learnerとしての自覚の喚起と基礎基本の充実」 基礎 期 人間力 ○ 55分授業で年間140時間の授業時間を標準(学習指導要領)より多く確保し、基礎基本の 定着と発展的内容を充実 ○ALTとのTTにより多彩できめ細やかなハイレベルの英語教育を展開 ○発表会や体験活動等への積極的な参加により科学的な見方や考え方を育成 科学教育 SSHで科学教育を推進! ▶ p 5・6 国際理解教育 県内唯一のUNESCO SCHOOL! ▶ p 7・8 人間教育 様々な体験から己を知る! ▶ p 9・10 Y S C H O O L I [平成29年度入学生用 教育課程編成表] (予定) 1 2 1年 課 4 5 1 9 I T Y ●前期課程は中学校に相当、後期課程は高等学校(全日制 普通科 単位制)に相当 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 道 徳 学 活 数学 理科 音楽 美術 保健体育 技術・家庭 英語 総学 4 3 5.5 4 1.3 1.3 3 2.5 5 1.4 1 1 総学 道 徳 学 活 社会 数学 音 楽 理科 美 術 保健体育 技術・家庭 英語 4 3.5 5.5 4 1 1 3 1 1 国語 社会 数学 理科 音 楽 美 術 保健体育 技術・ 家庭 英語 総学 道 徳 学 活 保 健 3.5 4 5 4.5 1 1 3 1 5 2 1 1 1 2 3 4 5 6 5 5年 現代文B 8 9 2 ○数学Ⅰ 2 3 ○地理B 数学Ⅱ 3 3 4 (文系) 3 5 古典B △SS化学 3 4 (理系) 2 2 3 後 △SS物理αor 古典B ○地理B 期 5年 現代文B △SS生物α 課 (理系) 2 3 3 3 程 ○日本史演習or 現代文B 古典B 6年 ○世界史演習 6年 現代文B △数理 △SS生物 △SS物理 科学A 基礎α 基礎 古典B 3 2 5 2 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 ○日本史Bor ○世界史B (文系) 2 7 ○ ○ 世界史A 現代社会 ○国語総合 4年 8 T 社会 程 3年 7 N 国語 国語 2年 6 E 基 本 理 念 前 期 3 D 数学Ⅱ 4 △地理演習or △公民演習 2 2 2 3 1 1 ○体育 2 2 3 △数学演習Ⅰ 5 2 3 1 1 1 1 1 4 3 2 1 1 1 △リーディング △ライティング ○家庭 ○ ○LHR △課題 演習Ⅰ 基礎 総学 道徳プラス 探究Ⅱ 演習Ⅰ 2 △理科 △理科 演習Ⅰ 演習Ⅱ 1 △数学演習Ⅰor 数学Ⅲ 5 2 △リーディング △ライティング ○家庭 ○ ○LHR △課題 演習Ⅰ 演習Ⅰ 基礎 総学 道徳プラス 探究Ⅱ 2 △数理 △SS化学基礎 ○体育 科学B 3 △数学 △地理演習or 演習Ⅱ △公民演習 3 △数理 △SS生 ○化学 科学B 物基礎β 基礎 2 ○ ○音楽Ⅰor ○英語 ○コミュニケーション ○社会 △科学研究 ○総学 ○ △課題 と情報 方法概論(道徳)LHR 探究Ⅰ 保健 ○美術Ⅰ 表現Ⅰ 英語Ⅰ ○体育 4 3 2 1 1 1 △リーディング △ライティング ○ ○ ○体育 演習Ⅱ 演習Ⅱ 総学 LHR 2 4 3 2 1 1 △SS物理βor △リーディング △ライティング ○ ○ ○体育 演習Ⅱ 演習Ⅱ 総学 LHR △SS生物β 3 ○:必修科目 4 3 無印:学校選択科目 2 1 1 △:学校設定科目 ■55分授業により、ゆとりある授業時数を確保! ○前期課程(中学校に相当)では、標準(中学校学習指導要領)より420時間も多い授業時間を確保し、 そのゆとりある時間で、後期課程(高等学校に相当)の内容の一部を先取り学習。 ■Autonomous learners(自主学習)をサポートする充実した環境! ○休日や平日19:00まで利用可能な多目的学習館 ➡「ブライトホール」 ○質問しやすい雰囲気づくり ➡ 職員室前の「SELF-STUDY-SPACE」 日課表 朝の読書タイム(前期課程) 8:10 ∼ 8:20 朝の会(前期課程)SHR(後期課程) 8:20 ∼ 8:30 第1校時 8:35 ∼ 9:30 第2校時 9:40 ∼ 10:35 第3校時 10:45 ∼ 11:40 第4校時 11:50 ∼ 12:45 昼 休 み (前期課程 給食) 12:45 ∼ 13:35 (12:45 ∼ 13:30) 第5校時 13:35 ∼ 14:30 第6校時 14:40 ∼ 15:35 清 掃 15:35 ∼ 15:50 帰りの会(前期課程)SHR(後期課程) 15:50 ∼ 16:00 部 活 動 16:05 ∼ 18:00 完全下校 18:15 数学 少人数授業 クロスカリキュラム 理科×英語 英語 ディベートの授業 SELF-STUDY-SPACE SCHOOL GUIDE 2017 NAMIKI SECONDARY SCHOOL 03 04 S C I E N C E E D U C A T I O N 科学教育 スーパーサイエンスハイスクール(SSH)で科学教育を推進! 本校は2012年に、文部科学省のSSH事業の指定を受け ました。SSH事業では、将来の国際的な科学技術関係人 材を育成するため、先進的な理数教育を実施しています。 ①中高一貫教育を活かした理数教育のカリキュラム開発 と教材・指導法の実践的研究 ②生徒達の理数系への興味・関心を高め、持続する取り 組みに関する研究 ③自己組織化・進化する学習集団の構築に関する研究 1 中高一貫教育を活かした理数系教育 カリキュラム開発と教材・指導法の研究 研究機関 大学 企業 保護者 2 Namiki SSH 連携とネットワーク 並木 メソッド 3 理数系への興味関心を高め、 持続する取り組みに関する研究 自己組織化・進化する 学習集団の構築に関する研究 地域の教育機関との連携と接続 課題探究 (一人一研) 科学教育・国際理解教育・人間教育 School Identity : 次代の日本・世界の発展を担う 「人間力」 を備えたグローバルリーダーの育成 インテル国際学生科学技術フェア(Intel ISEF)2015に出場して 大学 高校 中学校 小学校 研究学園都市 つくばという環境 第2回 科学の甲子園ジュニア 全国優勝 久保 裕亮 平成27年度 卒業生(つくば市立吾妻小出身) 酒井 あさひ 4年(つくば市立茎崎第三小出身) Intel ISEFへの出場は、世界レベルの科学研究に 触れることにとどまらず、研究者を目指す世界中の 高校生との交流も行うことが出来、とても有意義な 経験となりました。会場では、他国の代表メンバー 科学の甲子園ジュニア大会では、筆記競技と2つ の実技競技の成績を競い合いました。筆記競技では、 小・中学校で学習した理科の内容に関係した思考力 と資料活用能力が求められる応用・発展的な問題が、 とお互いの研究のことや国のことなど様々な話をす ることができました。食糧危機の解決につながる研 究、飛行機内での病気の空気感染を防ぐ研究など、世界的な社会問題を 解決するようなものが目立ち、非常に刺激を受けました。審査について、 英語で発表や質疑応答を行うことに不安がありましたが、審査員は皆こ 実技競技①では、3種類のアミラーゼ溶液の濃度を マイクロスケール実験で求めレポートを書くという 課題が出されました。この2つの競技では、日頃の授業で実験を生徒が 行いレポートを書くという経験の積み重ねと、定期試験などで難しい問 題に何回も取り組んでできた思考力が大変活きたと思います。また、ヘ ちらを褒めて盛り上げてくれる方ばかりで、説明に対するリアクション も大きかったです。そのためとても楽しく審査員との議論ができました。 そして自分の英語の説明を熱心に 聞いてもらえたことがうれしかっ たです。結果、アメリカ園芸学会 から賞をいただくことができまし た。世界大会で、自分の研究が審 査員に強い興味を持ってもらえた ことを本当にうれしく思い、感謝 しています。 リウムガスを入れた風船を用いて製作した飛行船でレースを行った実技 競技②では、校内で先生方に 見守られながら放課後に試 走・改良を重ねたおかげで、 好タイムを出し上位に入賞す ることができました。結果と して、このような楽しい経験 を得られ、また優勝すること もできとても嬉しく思ってい ます。 ◆平成26∼27年度の主な科学系コンテスト受賞実績 学会・コンテスト名 受賞内容等 平成 26 年度 第2回科学の甲子園ジュニア全国大会(前期課程) 全国優勝 平成 27 年度 第5回科学の甲子園全国大会(後期課程) 総合8位(生物実技競技2位) 平成 27 年度 インテル国際学生科学技術フェア 2015 に日本代表として出場 アメリカ園芸学会賞 3等 平成 27 年度 日本生物学オリンピック2015 銅 賞 平成 27 年度 全国総文祭(滋賀大会)自然科学部門 生物部門 優秀賞 Intel ISEFに関する3点の写真は、NPO法人日本サイエンスサービス(NSS)からの提供 S C I E N C E E D U C A T I O N 中高一貫教育を活かした理数教育のカリキュラム開発と教材・指導法の実践的研究 ◎学校設定科目を開設し、カリキュラムの開発を行っています。 ●「SS物理基礎」、「SS化学基礎」、「SS生物基礎」 ●「数理科学A、B」 数学の授業に理科の考え方を取り入れた、教科横断型 の授業です。 ●「科学研究方法概論」 論文の検索やデータの統計処理など、課題探究に必 要なスキルを身に付けます。 ◎「課題探究」を4∼5年次の2年間で行い、研究論文を作成します。 週1回のゼミ活動により、研究内容を深めます。 SSH 成 果 報 告 会 生徒たちの理数系への興味・関心を高め、持続する取り組みに関する研究 ◎SSH講座(年間10回程度開催) 各分野で活躍されている講師を招き、体験型の実習講座を開催しています。 《2015年度に実施した主な講座》 「気象予報士による天気図作成講座」、 「(株)インテルにおけるIT技術体験」、 「Javaプログラミング入門(オリジナルゲームの作成)」、「GISソフト ウェア入門(オリジナル地図の作成)」、「PowerPointによるビジュアルデザ イン講座」、「セグウェイ試乗会」 ◎SSH講演会(年1回開催) セグウェイ試乗会 GISソフトウェア入門 Javaプログラミング入門 SSH講演会 PowerPointによる ビジュアルデザイン講座 サイエンスダイアログ 著名な研究者を講師に招き、理数系への興味・関心を高める講演会を開催して います。2015年度は「スーパーコンピュータで昆虫の脳を再現したサイボーグ 昆虫の研究者」東京大学教授の神崎亮平先生の講演会を開催しました。 ◎トップサイエンスツアー(年1回開催) 最先端の科学技術について見学・体験する校外学習を1年次から4年次まで、 学年毎に実施しています。 1年次「国立科学博物館 筑波実験植物園」 2年次「LIXILつくばSOLAR POWER」 「積水ハウス ゼロエミッションセンター」 3年次「パナソニックセンター リスーピア」 4年次「環境展示会 エコプロダクツ2015」 ◎SSHハワイ島海外研修(5泊7日) 将来国際的に活躍する理系人材の育成を目指し、ネイチャーガイドとハワイ島 でフィールドワークを行います。ハワイ火山国立公園でキラウエア火山の溶岩地 形やハワイ島の固有植物についての調査、国立天文台ハワイ観測所で天文学につ いて学びます。マウナロア山頂で行う満天の星空観察は絶景です。 ◎サイエンスダイアログ(年1回開催) 日本の大学・研究機関に所属している外国人研究者から、研究分野の講義を英語で受けます。2015年度はフ ランス、ハンガリー、チリ、バングラデシュ人の研究者から物理学や生物学の講義を受けました。 ◎SSHサイエンスレクチャー(科学英語講座) ネイティブスピーカーの外国人講師から、英語でのプレゼンテーションスキルを学ぶ、年12回の講座です。 講義はすべて英語で行われ、ディスカッションやグループワーク、発表を通して、英語のコミュニケーション 力を育成します。 気象予報士による天気図作成講座 自己組織化(生徒の自立的・自発的な研究活動) ・進化する学習集団の構築の研究 ◎SSH自主ゼミ(化学ゼミ、数学ゼミ、医学ゼミ) 「化学ゼミ」 、「数学ゼミ」は化学や数学好きな生徒が集まり、上級生が講師役 を務め、下級生に定期的に講義を行っています。講義内容は講師役の生徒が考え、 問題演習やディスカッションを通して、学力の向上を目指しています。 「医学ゼミ」 は医学に興味のある生徒が集まり、生徒が企画・運営を行っています。2015年 度は医師の講演会、筑波大学医学部での体験実習、ニジマスの解剖実験等を実施 しました。 ◎科学オリンピックや科学の甲子園を目指したゼミの開催 ◎国内外の科学系イベントへの生徒派遣 SSH生徒研究発表会 化学ゼミ SCHOOL GUIDE 2017 NAMIKI SECONDARY SCHOOL 05 06 科 学 教 育 ◎理数系科目の前期課程(中学校に相当)と後期課程(高等学校に相当)の指導内容を再編成し、6年間の系統的なカリ キュラムを構築しています。 I N T E R N A T I O N A L C O M M U N I C A T I O N 国際理解教育 県内唯一のUNESCO SCHOOL! 本校では2009年(開校2年目)よりユネスコスクールに加盟しています。ユネスコスクールとは、 ASPnet(Associated Schools Project Network)として、ユネスコ憲章に示された理念を学校現場で 実践するため発足しました。2013年には60周年を迎え、世界181カ国で約10,000校がASPnetに加盟して 活動しています。日本国内では、2015年6月現在、939校の幼稚園、小学校、中学校、高等学校及び教員 養成系大学がこのネットワークに参加しています。 並木中等では「持続可能な明るい社会を担うグローバルリーダーの育成」を目標に掲げ、JICA筑波・学 術振興会など外部機関とも連携をしながら異文化理解や多文化共生について実践を進めるとともに、SS H事業ともリンクさせ、英語でのプレゼンテーションを学べる「サイエンスレクチャー」やALTの先生 との英語での実験も実施しています。 現在、ニュージーランドでの語学研修、JICA研修員との交流活動を行っています。国際化の中で活躍す るための手段として、英語を活用しながら世界中の仲間とコミュニケーションできる力を養います。 ニュージーランド(NZ)海外語学研修 冨島 沙織 5年(土浦市立都和小出身) 学んできた英語を実際に使う 機会となったNZ語学研修。 楽しみで仕方ない気持ちがあ ふれそうな反面、現地の人々に 自分の言いたいことを伝えられ るだろうか、二週間も日本を離 れて生活できるだろうか、と不安な気持ちもありま した。しかしNZの地を踏めば透き通る新鮮な空気 に心は軽くなり、自分たちが一生懸命伝えたいと思 えば優しく耳を傾けてくれる、温かな心を持った現 地の人たちに支えられ、安心感あふれる恵まれた環 境で、ひとりひとりが一生の思い出となる体験をす ることができました。異文化に接し、日本との違い を感じ新しい発見ができただけでなく、日本を外か ら見て、考えるという新しい価値観をも研修を通し て得ることができました。世界を舞台に活躍する国 際人になるための糧として大いに役立つ、多くの貴 重な経験を積むことができるのは並木中等の誇れる 魅力だと思います。 最近の国際理解教育の主な実績 ○国連グローバルセミナー(2名) ○AFS 留学生派遣(アメリカ2名・デンマーク1名) ○言語交流研究所 アメリカ2名 ○ニュージーランド語学研修(4年次生希望者) ○台湾修学旅行(5年次生) ○ニュージーランドから2週間10名程度の留学生の受け入れ ○アメリカ・マレーシアからのAFS留学生の受け入れ ○UWC国際バカロレア認定校派遣(イギリス1名) 交流があった方の出身国一覧(32の国・地域) アフガニスタン アメリカ インド インドネシア ガーナ 韓国 グアテマラ ジンバブエ スリランカ タイ 台湾 中国 チリ 東ティモール デンマーク トルクメニスタン ニュージーランド ネパール パキスタン ハンガリー バングラディシュ フィリピン ブラジル フランス ブルキナファソ ベトナム ボリビア マレーシア ミャンマー モルディヴ モンゴル ラオス
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