NEWSLETTER Issue 4 - エアバス・ヘリコプターズ・ジャパン株式会社

Airbus Helicopters Japan
Issue
4
2015 Oct/Nov/Dec
親愛なるお客様各位
CONTENTS
エアバス・ヘリコプターズ社はお客様の声に耳を傾け、より良いサービスとサポー
特集:オペレーターズカンファレンス 2015
トを提供させていただけるよう引き続き努めております。
9 月 15 日(火)、16 日(水)に開催いたしましたオペレーターズカンファレンスに多
くのお客様にご参加いただき厚く御礼を申し上げます。皆様に直接お会いして、お
話をお伺いでき大変有意義なカンファレンスとなりました。
前号でお約束いたしました通り、カスタマーサーベイの結果と改善に向けたアク
サービス
新価格表のご案内
(部品・ブレード国内修理)
H Pilot Club のご紹介
ションプランを本号でご報告させていただきます。アクションプランは 5 つのチーム
により 26 の具体的なアクションプランの実施を進めてまいります。
今年よりカーゴスリングが装備可能となった H130 は最も多様な用途に適した小
型単発機です。人員輸送で高い評価を得ていますが、物資輸送でも高い能力を発揮
し、汎用性がさらに高まりました。
エアバス・ヘリコプターズ・グループの安全に関する取り組みを紹介しております
新製品
H130(旧名称EC130T2)新カーゴスリング
訓練
AVTのFTD Level 4 認定
が、弊社トレーニングセンターでは AVT の FTD Level 4 認定を取得する予定です。
お客様の運航に合わせた訓練のご提案ができるよう努めていく所存です。
お客様の安全運航のため、最大限努力して参ります。
今後とも変わらぬご愛顧のほど宜しくお願い申し上げます。
テクニカルサポート
技術部技術課のご紹介
VISION 1000標準装備へ
SB EC135-62-036について
エアバス・ヘリコプターズ・グループの
安全に関する取り組みについて
エアバス・ヘリコプターズ・ジャパン株式会社
営業本部長 ギヨム・ルプランス
特 集
F
E
A
T
U
R
E
オペレーターズカンファレンス 2015
9 月 15 日(火)、16 日(水)の 2 日間にわたり開催いたしま
した、エアバス・ヘリコプターズ・オペレーターズカンファレ
ンス 2015 へご参加の皆様、ご多忙の中お越しいただきまし
て誠にありがとうございました。今回のカンファレンスでは、
エアバス・ヘリコプターズ社とエアバス・ヘリコプターズ・
ジャパン社の取り組みについてより深く知っていただくととも
に、皆様のお要望、ご意見を共有していただく場となるように
努めさせていただきました。
2 日目の午前中に報告させていただきました、2015 年顧客満
足度調査の結果とエアバス・ヘリコプターズ・ジャパン社の改善
に向けた取り組みを紹介します。
お客様の満足度向上に向けた取り組み
【 2015 年顧客満足度調査について 】
表 1:2006-2015 当社イメージの推移(全世界)
表 2:2008-2015 当社イメージの推移(日本)
質問:「エアバス・ヘリコプターズについて、総合的に評価をお願いします」
質問:
「エアバス・ヘリコプターズについて、総合的に評価をお願いします」
7,53
7.27
-0,11
7,48
7,42
7,41
7.99
46.3%
45.5%
-0,18
6.93
+0,17
+8.8
33.3%
21.2%
2010
33.3%
(26)
46.6%
7.41
57.0%
2012
2015
30.8%
(24)
22.0%
22.5%
20.9%
23.4%
2008
-13.0
6.91
67.0%
7,24
2006
6.77
31.7%
+4.2
35.9%
(28)
30.9%
22.1%
9.6%
日本
日本
日本
日本
北アジア
全世界
2008
2010
2012
2015
2015
2015
括弧内は回答者数
■ とても満足(8 以上) ■ 満足(7) ■ 不満足(6 以下)
2015 年 3 月から 5 月に実施されたエアバス・ヘリコプターズ・グループの顧客満足度調査では、全世界で 1,646 名のお客様にご回答
いただきました。日本では 45 社/機関 79 名のお客様にご回答いただき、回答率 62% と全世界の平均回答率 31% を大きく上回る結果
となりました。ご協力いただきました皆様に、御礼申し上げます。
全世界の総合評価は 2008 年をピークに低下傾向にありましたが、今回は 2010 年の水準に回復しました(表 1)。これは、当社グルー
プによるサービス向上への取り組みの結果といえます。一方で、日本では 2012 年の前回調査と比較して総合評価が低下し、全世界平均
を下回る結果となりました(表 2)。
2015 Issue 4 Oct/Nov/Dec
特 集
E
A
T
U
R
E
表 3:お客様が考えるサービスの重要順序(日本)
2
4
+0.08
AOG (43)
7.52
-0.28
出張作業 (17)
7.49
7.48
-0.18
→
1
→
1
−
3
→
AOG
3
7.54
+0.40
2012
→
ヘリコプター性能
2015
訓練 (33)
→ →
当社との関係、
情報提供・コミュニケーション
2015
前回調査からの
ポイントの変化
2012年
重要度
(日本)
→
2015年
2015年
重要度
(世界) 重要度
(日本)
表 4:サービス項目ごとの評価(日本)
+5
-1
+1
6
*
1
エンジン (76)
4
修理・オーバーホール (54)
7.44
テクニカルサポート (55)
7.32
部品 (54)
7.27
9
7
5
8
価格
テクニカルサポート、出張作業
7
9
SB 関連
10
10
機体納入サービス
訓練
7.25
7.20
-0.15
9
ワランティ (24)
7.18
2
技術図書 (56)
7.09
5
SB (57)
7.05
+1
7
+2
-6
→
技術図書
価格 (49)
全体スコア (79)
→
6
→
6
8
→
整備・修理・オーバーホール
+3
-4
11
=
11
11
12
=
12
6.80
機体性能・運用 (76)
*は同項目とする
(括弧内は回答者数)
+0.64
-0.39
-0.37
6.80
PBH (1)
12
+0.44
→
5
→
8
-0.60
+0.33
3
→
ワランティ
-1
→ →
4
→
2
→
部品
→
*
-0.48
→
F
とても満足(8 以上) 満足(7) 不満足(6 以下)
今回の調査では、お客様が重要と考える項目に変化が見られ、日本のお客様が「当社との関係、情報共有・コミュニケーション」を最も
重要視していることがわかりました(表 3)。一方で、お客様が重要としているほとんどの項目で、前回調査から満足度が低下しています
(表 4)。原因のひとつとして、当社のサービス向上への取り組みが、お客様が重要と考える項目と一致していなかったことが考えられます。
【 顧客満足度向上プロジェクト 】
2015 年顧客満足度調査の結果を受け、エアバス・ヘリコプターズ・ジャパン社では 2015 年 6 月より顧客満足度向上に向けた取り組
みを開始しました。
「技術支援・テクニカルサポート」、
「技
お客様が重要と考える項目を中心に、
「お客様との関係」、
「機体運用改善」、
「AOG サービス」、
術図書」の 5 項目について、担当チームを結成して改善に向けた取り組みを行っています。プロジェクトにアサインされた 33 名の社員だ
けでなく、全社を挙げてお客様満足の向上のために取り組んでいます。
顧客満足度向上プロジェクト
取り組み(一部)
顧客満足度向上
プロジェクト
1. お客様との関係
2. 機体運用改善
・従業員への教育訓練
・当社施設での接遇改善
・ご意見・苦情窓口設置
・各種サーベイの実施
・当社施設にご意見箱設置
・お客様窓口の明確化
・ニュースレターにおける紹介
など
・製品・サービスの改善報告
・H-Care での運航コスト管理
・SB の特別価格提案
・お客様の機体稼働率向上
・運用コスト低減
など
2015 Issue 4 Oct/Nov/Dec
3. AOG サービス
・時間外対応サービスの開始
・AOG への対応状況報告
・お客様の在庫適正化
など
4. 技術支援・
テクニカルサポート
・訪問内容見直し
・全てのお客様への訪問
・ニュースレターにおける
業務内容紹介
など
5. 技術図書
・フライトマニュアル更新
・Orion ユーザーガイド作成
・Orion デモの実施
・追加飛行規程の更新状況提供
など
新価格表のご案内(部品・ブレード国内修理)
エアバス・ヘリコプターズ社ヘリコプター補用部品の国内販売価格について、2015 年 10 月 1 日より有効な新価格を適用しました。
この新価格の有効期限は 2016 年 3 月末日までとなります。各機種の新しい国内販売価格表は、弊社ホームページの「お客様専用サイト」
よりダウンロードができます。また、弊社神戸事業所で実施するブレード国内修理の価格表を作成いたしました。詳細はカスタマーサ
ポート部各担当者までお問い合わせください。
のご紹介
エアバ ス・ヘリコプターズ 社 は、6 月 17 日(水)、パ リエアショー に て「H Pilot
Club」の発足を発表しました。
エアバス・ヘリコプターズ 社製ヘリコプターを保有又はその運航に関わる操縦
士、整備士が経験・専門知識・意見を共有する場とし、エアバス・ヘリコプターズ社
がスポンサーとなり、ヘリコプター業界のネットワーク強化を目的としています。
「H Pilot Club」は新しいコミュニケーション方法であり、世界のエアバス・ヘリコプターズ
ファミリーであるお客様のためのコミュニティーです。
メンバー登録、その他詳細はオフィシャルサイトをご確認ください。
http://www.hpilotclub.com/
(旧名称 EC130T2)新カーゴスリング
6 月、スイスのエア・ツェルマット社に最大吊り下げ能力 1,500kg の新カーゴスリングを装備した H130 が引き渡されました。同社はアル
プス周辺の観光や人員輸送だけでなく、救助活動も行っています。H130 の機動力や安全性などが高く評価され今回の導入に至りました。
これにより高高度の山間部におけるあらゆるミッションで活躍することが期待されています。
安全性と信頼性はもちろん、機内外の優れた静粛性により世界で高い評価を得ている
H130。その騒音レベルは世界で最も厳しい騒音基準を設けている米国グランドキャニオン
国立公園でも認められています。また、同クラス最大級の広いキャビンは人員輸送でも高
い評価を得ています。現在エアバス・ヘリコプターズ・カナダ社では 11 月中旬までカーゴス
リングを装備した H130 のデモツアーを実施しています。
【 H130 の特徴】
●
パワフルで燃費が向上したターボメカ
●
社製 Arriel 2D エンジン(離陸出力(30
分間)952 shp)
●
●
エンジ ンを 最 適 にコントロールする
●
130kt でも快適なフライトをお約束するア
クティブバイブレーションコントロールシ
デュアルチャンネル FADEC、及び自動
●
ノイズを削減する FENESTRON、自動可
変ロータースピードコントロール
ステム(AVCS)
エンジンバックアップシステム
●
使い勝手の良いフルフラットフロア
パ ラメー ターが 一 目で 分か るフルカ
●
最大8人搭乗可能
ラーデュアル LCD の VEMD
●
最大吊り下げ能力:1,500kg
安全性を確保するデュアル油圧システ
●
機外荷物吊下時最大離陸重量:3,050kg
ム、耐衝撃性燃料タンク
●
左右スライドドア標準装備
2015 Issue 4 Oct/Nov/Dec
カナダでデモツアー中の H130
(エアバス・ヘリコプターズ・カナダ社)
AVT の FTD Level 4 認定
エアバス・ヘリコプターズ・ジャパン社では、現在、操縦士・整備士訓練で EC135AVT※1として活躍している機材に、サイクリック・ス
ティックとコレクティブ・ピッチ・レバーを装備してバージョンアップを行い、10 月 16 日に航空局の検査を終了して、FTD※2 Level 4 の
認定を取得予定です。FTD 認定取得後の操縦訓練では、飛行ログに訓練時間を記入することができ、180 日に 6 時間の飛行経験として
計器飛行の時間を算入できます。この FTD と既に模擬飛行装置 Level C の認定を取得した EC135FFS※3 による実技訓練を組み合わせ
て、EC135 運航者向けと、その他の型式の運航者向けに、非常操作訓練と計器飛行訓練を融合させた新しい訓練コースを、12 月頃より
ご提供する予定です。
※1 AVT アビオニクス・トレーナー
5 枚の液晶画面を使用して EC135 のコックピットを再現したタッチパネル式のト
レーナー、操縦士・整備士を対象に、通常操作、非常操作及び計器飛行等の基礎
教育を行っている装置。
※2 FTD フライト・トレーニング・ディバイス(飛行訓練装置)
航空局の認定を受けた操縦士の訓練を行う装置。主に通常操作、非常操作及び
計器飛行訓練に使用。FTD には Level 4 から Level 7 の 4 段階のレベルがある。
※3 FFS フル・フライト・シミュレーター(模擬飛行装置)
航空局の認定を受けた操縦士の訓練を行う装置で、FTD よりも性能が高いも
の。FTD の用途に加えて、離着陸訓練や任務飛行のための訓練にも使用可能。
Level B から Level D の 4 段階のレベルがある。
技術部技術課のご紹介
エアバス・ヘリコプターズ・ジャパン社の技術部技術課は神戸空港事業所を主な拠点とし、4 つのグループで構成されています。お客様
の運航を支えるため、迅速で確実な技術サポートを提供します。
●
テクニカルサポートグループ / Technical Support Group
お客様の元で運航されている機体の技術的懸案や質問に、機種毎に担当者を配置して対応しています。
また、必要に応じて現場へ出向き、トラブルシュートのアドバイスや、年に一度の顧客技術訪問を行うのもこのメンバーです。
●
防衛省担当グループ / Military Support Group
陸上自衛隊にて運航されている H225、及び海上自衛隊にて訓練機として使用されている H135 のサポートを行っており、防衛省向け技
術文書の作成も担当しています。
●
生産技術グループ [MRO] / Production Engineering Group
神戸事業所に搬入された機体及び装備品の整備、修理等のサポートを行っています。現業部門からの技術的案件はここに集約され、処
理しています。
●
テクニカルパブリケーション(テックパブ)
グループ /Tech-Pub Group
エアバス・ヘリコプターズ社より発行される
技術文書の配布、管理を行っています。ま
た、NEWS LETTER Issue2 にて紹 介した
オンラインで機体のマニュアルを参照する
Tool である O.R.I.O.N. に関するサポートも
行っています。
(問い合わせ担当: 真鍋 078-306-4497)
2015 Issue 4 Oct/Nov/Dec
VISION 1000 標準装備へ
エアバス・ヘリコプターズ社は 2015 年中期以降に製造される機体に VISION 1000 を標準装備しています。
現在、小型回転翼航空機には、操縦室内を記録する装置の搭載を求める規制はありません。エアバス・ヘリコプターズ社ではこれに先
立ち、操縦者訓練での活用(飛行後の De-Briefing における航跡や姿勢、操縦操作の確認)や、インシデント、アクシデント発生時におけ
る機内、機外状況の確認を通し、原因の早期解明による飛行安全の向上を目指しています。
●
操縦室映像及び飛行情報の記録機能
計器の指示、Warning light、機体の位置、高度、姿勢、操縦操作の
様子、周辺の背景と音
●
小型、軽量(300g)、耐衝撃メモリー内蔵、SD カードによる情報
の取り出しも可能
SB EC135-62-036 について
■ IMPROVED MAIN ROTOR SHAFT
■ CANCELLATION OF 50FH VISUAL INSPECTION REQUIREMENTS
ASB EC135-62A-029 により飛行前点検と 50FH 毎の目視点検が定められていました
が、当 該 SB を実 施する事により、そ の 作 業を省 略する事 が 可 能となります。従 来 SB
^ ϭϯϱͲϲϮͲϬϯϲ
ĨĨĞĐƚŝǀĞ ĨŽƌ ǀĞƌƐŝŽŶ;ƐͿ͗ dϭ͕ dϮ͕ dϮн͕ Wϭ͕ WϮ͕ WϮн
ϲϯϱ dϭ͕ ϲϯϱ dϮн͕ ϲϯϱ WϮн
EC135-62-030 / SB EC135-62-032 による対応(ボアを広げ、オーバーサイズフラン
ジブッシングを装着)でしたが、この度新たに SB EC135-62-036 によるテフロンライ
ナーブッシングへの換装による、より安全性の高い処置が可能となりました。これによりク
6(59,&( %8//(7,1
^h:d͗
ラックに対する不安も解消され、現在 Rev8 となっております ASB EC135-62A-029 に
0$,1 52725 6<67(0 0DLQ 5RWRU +XE6KDIW
5HZRUN RI WKH XSSHU DQG ORZHU KXEVKDIW IODQJH
て求められる upper 及び lower ハブシャフトフランジの 50FH 目視点検は省略されます。
日本での対象機種:EC135 T1, T2, T2+, P1, P2, P2+
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2015 年 12 月 25 日(金)までにお申し込
みいただいたお客様へは、改修作業を特別
価格にてご提供させていただきます。
詳細につきましては弊社カスタマーサ
LJ ŵĞĂŶƐ ŽĨ ƚŚŝƐ ^ĞƌǀŝĐĞ ƵůůĞƚŝŶ͕ ƌĞǁŽƌŬ ĐĂŶ ďĞ ƉĞƌĨŽƌŵĞĚ ŽŶ ŵĂŝŶ ƌŽƚŽƌ ŚƵďͲƐŚĂĨƚƐ ǁŚŝĐŚ ĂƌĞ
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ŽŵƉůŝĂŶĐĞ͗
ŽŵƉůŝĂŶĐĞ ǁŝƚŚ ƚŚŝƐ ^ĞƌǀŝĐĞ ƵůůĞƚŝŶ ŝƐ ŽƉƚŝŽŶĂů͘
dŚĞ ƌĞǁŽƌŬ ŵĂLJ ŽŶůLJ ďĞ ĂĐĐŽŵƉůŝƐŚĞĚ ďLJ &Ͳ>ƵĨƚĨĂŚƌƚƚĞĐŚŶŝŬ 'ŵď, Žƌ ďLJ Ă ƐĞƌǀŝĐĞ ƐƚĂƚŝŽŶ
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ĞƐŝŐŶ ĚŽĐƵŵĞŶƚ >ϲϮϯDϭϬϬϯϴϴϭ ƌĞƋƵŝƌĞĚ ĨŽƌ ƚŚĞ ƌĞǁŽƌŬ ĂŶĚ ŝƚƐ ƌĞǀŝƐŝŽŶƐ ǁŝůů ďĞ ĚŝƌĞĐƚůLJ ƐĞŶƚ
ƚŽ ƚŚĞ ĂƵƚŚŽƌŝnjĞĚ ƐĞƌǀŝĐĞ ƐƚĂƚŝŽŶƐ͘
ポート部各担当へお問い合わせください。
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2015 Issue 4 Oct/Nov/Dec
エアバス・ヘリコプターズ・グループの
安全に関する取り組みについて
SAFETY
T BY
AVIATION SMS
2001 年、国際民間航空機関(ICAO)は航空機運航・空港管理・航空管
SAFETY
T BY
COOPERATION
制等の事業者に対して、
「航空安全管理システム = Safety Management
(以下、SMS)の導入を国際標準として義務付けしました。
System」
SAFETY
T BY
TRAINING
従来の「規則遵守の安全対策」に加え、より主体的な安全システム(組
ZERO
accidents
織的な PDCA サイクルの実践)を構築することを示しました。
こうした取り組みのなかで、エアバス・ヘリコプターズ・グループの安全
目標である「Airbus Helicopters 製品の無事故ビジョン」に沿い、5 つの
主とした安全に関する取り組みを推進しています。
SAFETY
T BY
SAFETY
T BY
MAINTENANCE
DESIGN
SMS の展開による安全確保
● お客様の SMS 導入をサポート
(AH
●
Information Notice の発行、開発中の IHST*1SMS ツールキットの提供)。
世界中で飛行安全を向上し事故を防ぐというエアバス・ヘリコプターズ・グループのコミットメントに基づく活動。
訓練及び運航業務の支援による安全確保
●
最新訓練施設及び訓練プログラム等の提供。
● オペレーターが保有機を安全運航できるよう FFS( Full
Filght Simulator )等による標準化された訓練、FCOM*3( Flight Crew
Operations Manual )及びより現実のミッションに即した訓練シナリオ等の提供。
整備による安全確保
●「適正な整備はヘリコプター安全の重要な一部」
との理念に基づき、最良の整備概念、ツール及び文書など、様々な解決策をお客様に
提案。
●
最新の整備関連情報を伝えると共に、整備士の訓練を支援。
設計による安全確保
●
最も厳しい安全基準以上の製品、装備品を設計。
●
継続的技術革新の成果を適用し、総合的安全性の向上。
協力による安全確保
●
産業界全体として安全性を向上させるため、当局、オペレーター、サプライヤーはもちろん、IHST*1(EHEST*2 含む)等の主要安全
組織との緊密な連携をコミット。
● お客様と一体となって安全を確保すると共にお客様のご期待に応えられるよう、
ご要望を伺うなどの積極的アプローチを実施。
*1 国際ヘリコプタ安全チーム(International Helicopter safety Team; IHST)
:米国航空局(FAA)及び航空機メーカー(Agusta, Bell, Airbus, Sikorsky, etc … )、
米国ヘリコプタ協会(HAI)等から構成される。
:IHST の欧州部門として結成。
*2 欧州ヘリコプタ安全チーム(European Helicopter Safety Team; EHEST)
*3 運航上のニーズに対応するために、フライトマニュアルを補足する操縦手順を示したもの。
エアバス・ヘリコプターズ・グループの SMS 取り組みは、
以下の HP でも公開しています。
Aviation Safety section on AH homepage
http://www.airbushelicopters.com//website/en/ref/
Safety_96.html
エアバス・ヘリコプターズ・グループの SMS 専門チームが、弊社の
取り組み等を公開しています。
From Analysis to Action
https://easa.europa.eu/essi/ehest/main-page/training/
エアバス・ヘリコプターズ・グループが参画し、開発した SMS ツール
等を公開しています。
2015 Issue 4 Oct/Nov/Dec