フィリピンのセブ・パシフィックが A321neo を 30 機発注へ

GDM 64/2011R
2011 年 6 月 20 日
フィリピンのセブ・パシフィックが A321neo を 30 機発注へ
欧州を代表する航空機メーカー、エアバス(本社:仏トゥールーズ、社長兼 CEO:トム・エンダ
ース)は 16 日(現地時間)、フィリピンのセブ・パシフィックが A321neo を 30 機発注する覚書
を締結したことを発表した。同社はオプションで発注していた標準の A320 を 7 機、確定発注に
させたため、エアバス単通路型機への同社の合計発注数は 41 機に増加した。今回発注されたエ
アバス単通路型機は、セブ・パシフィックが現在運航させている A319、A320 と共に同社の急速
に拡大しつつある国内および地域路線で運航される予定。
セブ・パシフィックは国内 33 路線および、大阪、仁川、北京、ジャカルタ、バンコク、シンガ
ポールなどの都市への国際 16 路線でサービスを展開している。
A321neo は A320neo ファミリーの最大機種。A320neo ファミリーは環境効率の高い新型エンジン
を搭載し、大型のウイングチップであるシャークレットを取り付けることで最大 15%の大幅な燃
料節減が可能。これは CO2 を 1 機当たり最大で年間 3,600 トン削減することになる。また、
A320neo は NOx 排気を 2 桁削減し、エンジンの騒音も大幅に削減する。
A318、A319、A320、A321 で構成される A320 ファミリーは、単通路型機のベストセラー機。今回
の受注により、合計受注数が 7,000 機を超えた。現在、330 社以上に 4,700 機以上が引き渡され
ている。A320neo は A320 ファミリーと機体の 95%以上が共通化されている上、航続距離を最大
で 950 キロ延長、もしくは有償搭載量(ペイロード)を 2 トン増やすことができる。エンジンは
CFM インターナショナル社製「LEAP-X」エンジンとプラット・アンド・ホイットニー社製
「PurePower PW1100G」エンジンの 2 種類。
***
リリースに関するお問い合わせは下記へ
エアバス・ジャパン株式会社: 藤宗/野坂
Tel:03-5775-0133/0129
日本語ウェブサイト
www.airbusjapan.com