賃貸借契約約款

賃貸借契約約款
において、乙の責めに帰すべき理由により物件の撤去が
(総則)
遅滞したときは、甲は物件を撤去し、その費用を乙に請
第1条 賃借人(以下「甲」という。
)及び賃貸人(以下「乙」
求することができる。
2
という。)は、契約書記載の賃貸借契約に関し、契約書
(損害保険)
に定めるもののほか、この契約に基づく仕様書(別添の
第5条 乙は、甲の指定があるときは、賃貸借契約期間中、
図面及び当該契約に係る質問回答書を含む。以下同じ。
)
乙を保険契約者とする動産総合保険契約又は当該物件
に従い、法令を遵守し、この契約を履行しなければなら
に該当する保険契約を、乙の負担により、乙の選定する
ない。
損害保険会社と締結し、この契約の存続期間中これを更
乙は、契約書記載の賃貸借物件(以下「物件」という。
)
を甲に賃貸し、甲は、これを借り受ける。
3
新しなければならない。
(権利義務の譲渡等の制限)
甲は、契約書記載の賃貸借期間中、乙にその賃料を支
第6条 乙は、この契約により生ずる権利又は義務を第三
払う。
者に譲渡し、又は承継させてはならない。ただし、甲の
4 年度とは、4月1日から3月 31 日までをいい、初年度
書面による承諾を得た場合は、この限りでない。
とは、賃貸借開始日から直近の3月 31 日までをいう。
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(物件の保管及び使用方法)
この契約が月額を単位としている場合において、月の
第7条 甲は、物件に付されている乙の所有権を明示する
途中から賃貸借を開始するときは、この契約で別に定め
表示又は標識等を汚損し、又は取り除いてはならない。
がある場合を除いて、当該日から1月を単位とした期間
2
とし、当該期間の最終日が属する月分の支払いとする。
又は使用するものとし、これを変更する場合には乙の承
(長期継続契約における賃料の額)
諾を得なければならない。
第2条 長期継続契約における2年度目以降の賃料は、甲
3
たときは、甲がその損害を賠償しなければならない。
契約書記載の賃料単価を当該年度の契約金額とする。
ただし、損害金から第5条の規定により付された保険に
第3条
よりてん補された金額を控除するものとする。
乙は、賃貸借期間の初日までに当該物件を納入し
(物件の維持等)
なければならない。
第8条 甲は、善良な管理者の注意をもって、この物件を
乙が物件を納入しようとするときは、甲に賃貸借物件
保管し、又は使用するものとし、その本来の用法に反し
納入書を提出しなければならない。
3
て使用し、又は甲の通常の業務の範囲以外に使用しては
甲は、乙から物件の納入を受けた後、賃貸借開始前ま
ならない。
でにこれを検査し、物件にかしのないことを確認しなけ
2
の保守、点検及び修理等を必要に応じて行い、その費用
性能、機能等に不適合、不完全その他のかしがあったと
を負担する。
3
ができる。
この契約で、物件の維持管理について別に定めがある
場合はこれに従い、前項は適用しない。
甲は、各回の賃貸借期間においては、物件にかしがな
(物件の原状変更)
いことを確認しなければならない。この場合において、
当該物件にかしがあったときは、前項後段の規定を準用
第9条 甲は、次のいずれかに該当するときは、乙の承諾
を受けなければならない。
する。
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乙は、物件が常に正常な機能を果たす状態を保つため
ればならない。この場合において、物件の規格、仕様、
きは、甲は、乙に物件の修理又は取替えを請求すること
4
物件の保管及び使用によって、第三者に損害を及ぼし
乙双方いずれにも異議がないときは、4月1日をもって
(賃貸借開始前の検査)
2
甲は、契約書記載の設置場所において、物件を保管し、
(1) 物件に他の物件を附着させようとするとき。
各回の賃貸借期間に係る完了通知は、当該期間におけ
(2) 物件の改造又は模様替えをしようとするとき。
る請求書をもってこれに代えることができる。
(3) 物件の性能、機能、品質等を変更しようとするとき。
(設置及び返還費用の負担)
(物件の譲渡等の禁止)
第4条 物件の設置及びこの契約が終了した際の物件の返
第10条 甲は、物件を第三者に譲渡し、若しくは使用させ、
2
還に要する費用は、この契約で別に定めがある場合を除
又はその他乙の所有権を侵害するような行為をしては
いて、乙の負担とする。
ならない。ただし、乙の承諾を得た場合はこの限りでな
乙が返還に係る費用を負担することとしている場合
い。
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(物件の調査)
4 この契約締結後、消費税法(昭和63年法律第 108号)
第11条 乙は、契約期間中、甲の承諾を得て、物件設置場
の改正等によって消費税額に変動が生じた場合は、甲は、
所に立ち入って、物件の現状、運転状況及び保管状況を
この契約をなんら変更することなく賃料に相当額を加
調査することができる。
減して支払う。
(物件の滅失又はき損)
(物件の返還)
第12条
第14条
返還までに生じた物件の滅失又はき損について
は、甲がその責めを負うものとする。ただし、通常の損
速やかに当該物件を返還しなければならない。
耗及び減耗は、この限りでない。
2
甲は、賃貸借契約が終了したときは、乙に対して、
2
物件がき損したときは、甲及び乙が協議の上、次のい
乙は、甲から物件の返還を受けたときは、直ちに当該
物件のき損等について確認しなければならない。
ずれかの措置をとるものとし、その費用(第5条の規定
3
乙は、前項の場合において、物件のき損等があったと
により付された保険によりてん補された部分を除く。)
きは、甲に対して、直ちに書面により通知しなければな
は、甲が負担する。この場合において、この契約は変更
らない。
しないものとする。
4
甲は、前項の規定による通知を受けた場合は、直ちに
(1) 物件を完全な状態への復元又は修理
き損等の箇所を確認し、甲の責によるものと認めたとき
(2) 物件と同等な状態又は性能の同種物件と取替え
は、第12条の規定を準用し、必要な措置をとらなければ
3
ならない。
4
5
物件の一部又は全部が滅失したときは、甲は、その損
害(第5条の規定により付された保険によりてん補され
(遅延損害金)
た部分を除く。)を賠償しなければならない。 この場
第 15 条 乙の責めに帰すべき理由により、賃貸借期間の初
合において、甲及び乙は、当該賠償金の金額及び支払等
日までに物件の納入を完了しない場合においては、甲は、
の必要事項を記載した書面を取り交わすものとする。
損害金の支払いを乙に請求することができる。
前項の場合においては、当該損害金の支払完了と同時
2
前項の損害金の額は、賃貸借期間中の賃料の総額(以
にこの契約は終了する。ただし、物件が複数ある場合に
下「賃料の総額」という。)につき、遅延日数に応じ、
おいて、その一部が滅失した場合は、当該滅失した物件
賃貸借期間の初日における国の債権の管理等に関する
に対応する部分の契約のみ終了する。
法律施行令(昭和31年政令第337号)第29条第1項に規定
前各項の規定にかかわらず、物件の滅失又はき損の原
する財務大臣が定める率で計算した額とする。
因が、天災その他甲乙双方の責めに帰すことができない
3
甲の責めに帰すべき理由により、第 13 条第 2 項の規
ものである場合は、甲乙が協議して損害の負担について
定による賃料の支払いが遅れた場合においては、乙は、
定めるものとする。
未受領金額につき遅延日数に応じ、約定期間を経過した
(賃料の支払い)
日における政府契約の支払遅延防止等に関する法律(昭
第13条 乙は、契約書に定めるところにより、甲に賃料の
和 24 年法律第 256 号)第8条第1項に規定する財務大
支払を請求することができる。
2
3
臣が定める率で計算した額の遅延利息の支払いを甲に
甲は、前項の規定により請求を受けたときは、適法な
請求することができる。
支払請求書を受理した日から起算して30日以内に、賃料
(談合その他不正行為に対する賠償額の予定)
を支払わなければならない。ただし、特別な事情により
第16条
乙は、当該契約について次の各号のいずれかに該
乙の承諾を得たときは、45日以内に延長することができ
当するときは、賠償金として、請負代金額の 100分の20
る。
に相当する額を支払わなければならない。当該契約を履
乙の責めに帰すべき理由により、物件を使用できない
行した後も同様とする。
期間があった場合において、履行完了部分が契約単位に
(1) 公正取引委員会が、乙に違反行為があつたとして私
満たない日数があるときは、1月当たりに相当する賃料
的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律(昭和
(消費税及び地方消費税相当額(以下「消費税額」とい
22年法律第54号。以下「独占禁止法」という。
)第49
う。)を除く。この項について同じ。)の30分の1に当
条に規定する排除措置命令(第3号において単に「排
該期間の日数を乗じて得た額を賃料から控除した額(百
除措置命令」という。
)が確定したとき。ただし、不
円未満の端数は切り捨てる。)に消費税額を加算して支
当廉売の場合その他市長が特に認める場合は除く。
払うものとする。
(2) 公正取引委員会が、乙に違反行為があつたとして独
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占禁止法第62条第1項に規定する納付命令(次号にお
ア 暴排条例第2条第4号に規定する暴力団員等(以下単
いて単に「納付命令」という。
)が確定したとき。
に「暴力団員等」という。
)であると認められたとき。
(3) 乙が、排除措置命令又は納付命令に係る行政事件訴
イ 暴排条例第2条第5号に規定する暴力団経営支配法
訟法(昭和37年法律第139号)第3条第1項に規定す
人等(以下単に「暴力団経営支配法人等」という。
)で
る抗告訴訟を提起した場合は、その訴えについて請求
あると認められたとき。
ウ 神奈川県暴力団排除条例(平成 22 年神奈川県条例第
棄却又は訴え却下の判決が確定したとき。
75 号)第 23 条第1項又は第2項に違反したと認めら
(4) 乙(乙が法人の場合にあっては、その役員又はその
使用人)が刑法(明治40年法律第45号)第96条の6の
れるとき。
規定に違反し、同条の規定による刑が確定したとき。
2
エ 乙又は乙の経営に事実上参加している者が暴力団員
前項の場合において、乙が共同企業体であり、既に解
等と密接な関係を有していると認められたとき。
(7) 第 20 条第 1 項又は第 21 条の規定によらないでこの
散しているときは、甲は、乙の代表であつた者又は構成
員であつた者に賠償金の支払いを請求することができ
契約の解除を申出たとき。
る。この場合において、乙の代表者及び乙であつた者は、
2
賃料の総額から完了部分の額を控除した金額の 100 分
連帯して前項の額を甲に支払わなければならない。
3
の 10 に相当する額を違約金として、甲の指定する期間
第1項の規定は、実際の損害額が同項に規定する賠償
額をあきらかに超える場合においては、超過分につき賠
内に支払わなければならない。
償を請求することを妨げるものではない。
第19条
(賠償額の減免)
第17条
前項の規定によりこの契約が解除された場合は、乙は、
甲は、前条第1項に規定する場合のほか、必要が
あるときは、この契約を解除することができる。
甲は、乙の独占禁止法第62条第1項の規定によ
2 甲は、前項の規定により契約を解除した場合において、
る納付すべき課徴金の額が同法第7条の2第10項から
これにより乙に損害を及ぼしたときは、その損害を賠償
第12項までの規定により減免されたときは、前条第1
しなければならない。 この場合における賠償額は、甲
項に規定する賠償金の額に当該減免率を乗じて得た額
及び乙が協議して定める。
を当該賠償金の額から減額することができる。
(乙の解除権)
(甲の解除権)
第 18 条
第 20 条
甲は、乙が次の各号のいずれかに該当するとき
乙は、甲がこの契約に違反し、その違反により
契約の目的を達成することができないときは、この契約
は、この契約を解除することができる。
を解除することができる。
(1) その責めに帰すべき理由により賃貸借開始日までに
2 前条第2項の規定は、前項の規定により乙がこの契約
物件を納入する見込みがないとき。
を解除したときに準用する。
(2) 契約を履行するにあたって必要な資格がないとき。
第 21 条
(3) 経営状態が悪化したと判断する事実があり、かつ、
第 18 条から前条までの規定にかかわらず、仕
様書等により別に解除に関する定めがある場合は、当該
乙の所在が不明のため連絡をとることができないとき。
(4)長期継続契約にあっては、2年度目以降における甲
指示に従って処理するものとする。
(契約解除の場合の措置)
の歳入歳出予算の当該賃料について減額又は削減があ
第 22 条 甲は、第 18 条から前条までの規定により、この
ったとき。
契約の解除があった場合においては、完了部分に相当す
(5) 前各号に掲げる場合のほか、契約に違反し、その違
る賃料を乙に支払わなければならない。
反により契約の目的を達することができないと認めら
2
れるとき。
前項の規定する履行の完了部分が契約単位に満たな
い日数があるときは、第 13 条第 3 項を準用し、賃料を
(6) 横須賀市暴力団排除条例(平成 24 年横須賀市条例第
算定するものとする。
6号。以下「暴排条例」という。
)第 10 条の規定によ
(違約金等の徴収方法)
り照会に対する神奈川県警察本部長からの回答又は神
第 23 条
甲は、乙からの違約金、損害金又は賠償金を徴
奈川県警察本部長からの通知により、乙(共同企業体
収する場合において、この契約の契約保証金が納付され
であるときは、その構成員のいずれかの者。以下この
ているとき(これに代わる担保が提供されているときを
号について同じ。
)が次のいずれかに該当することが判
含む。)又はこの契約の債務があるときは、これを相殺
明したとき。
するものとし、なお不足があるときは、別にこれを徴収
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する。
(秘密の保持)
第 24 条 乙は、この契約の履行にあたって知り得た秘密を
他人に漏らしてはならない。
2
前項の規定は、この契約が終了した後についても適用
する。
(個人情報等の保護)
第 25 条 乙は、この契約の履行にあたって個人情報(特定
個人情報を含む)又は個人番号を取り扱うときは、個人
情報の保護に関する法律(平成 15 年法律第 57 号)及び
行政手続における特定の個人を識別するための番号の
利用等に関する法律(平成 25 年法律第 27 号)並びに横
須賀市個人情報保護条例(平成5年横須賀市条例第4
号)を遵守しなければならない。
(暴力団等からの不当介入の排除)
第 26 条 乙は、契約の履行に当たって、暴排条例第2条第
2号に規定する暴力団(この条において単に「暴力団」
という。
)
、暴力団員等又は暴力団経営支配法人等に該当
する者から、暴力団を利することとなるような社会通念
上不当な要求又は契約の適正な履行を妨げる行為を受
けた場合は、遅延なく甲に報告し、かつ、所管警察署に
通報するとともに捜査上必要な協力をしなければなら
ない。
(補則)
第 27 条 この契約に定めのない事項については、横須賀市
の契約規則及び契約履行規則の定めるところによるほ
か、必要に応じて、甲及び乙が協議して定める。
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