平成 25 年兵庫県立大学工学部規程第1号 兵庫県立大学工学部規程 (趣旨) 第1条 この規程は、兵庫県立大学学則(平成 25 年公立大学法人兵庫県立大学規程第 75 号。以 下「学則」という。)に基づき、兵庫県立大学工学部(以下「本学部」という。 )の教育課程及 び履修方法等に関して必要な事項について定めるものとする。 (専決事項の規定) 第2条 公立大学法人兵庫県立大学決裁規程(平成 25 年公立大学法人兵庫県立大学規程第6号) 第4条に規定する専決事項として工学部長(以下「学部長」という。)が専決するものについ て、この規程においては、学部長が許可又は決定を行うものとして規定する。 (学部における教育研究上の目的) 第3条 本学部は、人類の利益と安全に貢献できる有能な人材の育成を図るとともに、先導的、 創造的研究に基づく工学における知の発信基地として、我が国と兵庫県の技術と文化の発展に 寄与する。そこで本学部では、高い倫理観の涵養と異文化理解の深化、グローバル・コミュニ ケーション能力の向上を目指した教育を行うとともに、工学専門基礎教育と高度な研究指導に より、国際的に通用する資質と能力を兼ね備えた専門技術者・研究者を育成することを目標と し、次のとおり電気電子情報工学科、機械・材料工学科、応用化学工学科毎に特色ある教育を 推進する。 (1) 電気電子情報工学科においては、高度情報化社会の中枢をなすエネルギー、エレクトロ ニクス、コンピュータ等の電気・電子・情報分野の幅広い基礎知識と先端専門知識を習得 させるとともに、これらの知識を活かして先導的・創造的研究を遂行できる能力を持った 視野の広い技術者・研究者を育成する。 (2) 機械・材料工学科においては、機械工学と材料工学の専門分野を融合した教育体系によ り次世代のニーズに対応できる幅広い知識を修得させるとともに、課題を発見し解決して いく能力を備え、環境にも配慮したものづくりができる豊かな感性と柔軟な思考力を持っ た技術者・研究者を育成する。 (3) 応用化学工学科においては、生命、情報、医療、医薬、宇宙、エネルギーなどすべての分 野に関わる化学物質、およびそれらの化学工学プロセスにおける、広範な“化学”に関する 基礎・専門知識を習熟させ、創造性・独創性・国際性豊かな総合的で柔軟な思考力を有した 技術者・研究者を育成する。 (学科及びコース) 第4条 学則第2条第2項の規定による各学科には次のコースを置く。 学科名 コース名 電気電子情報工学科 電気工学コース 電子情報工学コース 機械・材料工学科 機械工学コース 材料工学コース 応用化学工学科 応用化学コース 化学工学コース (授業科目) 第5条 授業科目は、全学共通科目、専門基礎科目、専門教育科目、防災教育科目及び教職課程 科目とする。 (全学共通科目) 第6条 全学共通科目に係る授業科目、単位数及びその他履修に関する事項は、別表第1に定め るところによる。 (専門基礎科目及び専門教育科目) 第7条 専門基礎科目及び専門教育科目に係る授業科目、単位数及びその他履修に関する事項は、 別表第2に定めるところによる。 (教職課程科目) 第8条 教職課程科目に係る授業科目、単位数及びその他履修に関する事項は、別表第3に定め るところによる。 (防災教育科目) 第9条 防災教育センター規程第2条に規定する防災教育ユニットの科目(以下「防災教育ユニッ ト科目」という。)に係る授業科目名、単位数その他履修に関する事項は、別表第4に定めると ころによる。 (単位計算) 第 10 条 学則第 11 条第1項第1号及び第2号の規定による専門基礎科目、専門教育科目、防災 教育科目及び教職課程科目の単位の計算については、次の基準のとおりとする。 (1) 講義については、15 時間の授業をもって1単位とする。 (2) 外国語及び演習については、30 時間の授業をもって1単位とする。 (3) 実験、製図及び実習については、45 時間の授業をもって1単位とする。ただし、教育実 習及び介護等体験については別に定める。 (4) 卒業研究は、1年間の学修をもって6単位とする。 (履修手続) 第 11 条 学生は、履修しようとする授業科目については、毎学年の所定の期日までに履修願を学 務所管課に提出しなければならない。 (他学部又は他学科の授業科目の履修) 第 12 条 学生は、他学部又は他学科の授業科目を履修しようとするときは、他学部授業科目履修 許可願又は他学科授業科目履修許可願を学務所管課に提出して、学部長の許可を得なければな らない。 2 学部長は、前項の規定により、他学部の授業科目の履修に係る許可をする場合にあっては、 関係学部長に協議しなければならない。 3 第1項の規定により、履修した科目のうち、学部長が相当と認めるものについては、工学 部教授会(以下「教授会」という。)の意見を聴いた上で、卒業所要単位数に算入することが できる。 (大学院工学研究科の授業科目の履修) 第 13 条 学生は、本学大学院工学研究科所定の博士前期課程授業科目(工学研究科規程第8条に 定める別表1の授業科目の内○印を付した科目)を履修しようとするときは、別表第2に定め る卒業研究履修許可の条件を満たしていなければならない。 2 前項の規定により履修した授業科目について修得した単位は、卒業所要単位数に算入するこ とができない。 (入学前の既修得単位の認定) 第 14 条 学則第 15 条第1項の規定による既修得単位の認定は、学部長が教授会の意見を聴いた 上で決定することができる。 2 前項の規定により認定することのできる単位数は、編入学により入学する場合を除き、本学 において修得した単位以外のものについては、学則第 15 条第2項の規定により本学において修 得したものとみなす単位数と合わせて 60 単位を超えないものとする。 3 前2項の規定により認定された単位数は、別表第1及び別表第2に定める卒業所要単位数に 算入することができる。 (編入学の入学資格) 第 15 条 学則第 19 条第3項に規定する編入学を希望する者に係る入学資格は、次に該当する こととする。 (1) 高等専門学校を卒業した者であること (編入学者の在学すべき年数) 第 16 条 学則第 23 条第1項に規定する編入学により入学した者の在学すべき年数は、教授会 の意見を聴いた上で、学部長が決定する。 (編入学者の既修得単位及び単位数等の取扱い) 第 17 条 学部長は、学則第 23 条第1項に規定する編入学により入学した者の既に修得した授 業科目及び単位数等の取扱いについては、教授会の意見を聴いた上でこれを決定することがで きる。 (転学) 第 18 条 学則第 24 条第1項の規定により、他の大学に転学を希望する者は、転学許可願を、 所定の期日までに学務所管課に提出し学長の許可を得なければならない。 2 学則第 24 条第2項の規定により、本学部に転学を希望する者は、転学許可願を、所定の期 日までに学務所管課に提出し学長の許可を得なければならない。 (転学部) 第 19 条 学則第 25 条の規定により他学部に転学部を希望する学生は、所定の期日までに転学 部許可願を学務所管課に提出しなければならない。 (転学部の出願資格,受入年次及び既修得単位の扱い) 第 20 条 学部長は、学則第 25 条の規定により本学部への転学部を希望する者があるときは、 志望学科で選考のうえ、教授会の意見を聴いた上で、許可することがある。 2 本学部への転学部に係る許可の要件は本学に2年以上在学し、62 単位以上を修得している こととする。 3 転学部を許可された者の受入年次及び既修得単位の扱いについては、教授会の意見を聴い た上で、学部長が決定する。 (転学科) 第 21 条 学則第 26 条の規定により他の学科への転学科を希望する学生は、所定の期日までに 転学科許可願を学務所管課に提出しなければならない。 2 他の学科への転学科を希望する者があるときは、志望学科で選考のうえ、教授会の意見を 聴いた上で、許可することがある。 (転学科の出願資格,年次及び既修得単位の扱い) 第 22 条 転学科に係る許可の要件は本学部に2年以上在学し、62 単位以上を修得していること とする。 2 転学科を許可された者の年次及び既修得単位の扱いについては、教授会の意見を聴いた上 で、学部長が決定する。 (試験) 第 23 条 授業科目の評価は、原則として試験により行う。ただし、科目の種類に応じ、他の方法 をもって試験に代えることができる。 2 学生は、履修した授業科目でなければ試験を受けることができない。 3 卒業研究の審査は、論文等で行う。 (成績) 第 24 条 授業科目の成績は、試験の結果及び日常の学習状況を総合して、次の基準により評価す る。 (1) 成績は 100 点満点とし、60 点以上をもって合格とする。 (2) 合格した科目には所定の単位を与える。 (3) 合格した科目の成績は、A+、A、B、Cの評語をもって表し、その区分は次のとおりと する。 ア A+(90 点以上) イ A (80 点以上 90 点未満) ウ B (70 点以上 80 点未満) エ C (60 点以上 70 点未満) 2 合格した科目については、再評価しない。 3 休学期間中に開講されている科目については、その単位を認めない。 4 卒業研究の評価は、合格又は不合格をもって表す。 5 英語Ⅰ、英語Ⅱ及び英語Ⅲの評価は、合格又は不合格をもって表す。 (再履修及び再受験科目) 第 25 条 試験に合格しなかった者又は試験を受けなかった者が翌年度以降において、その授業科 目につき単位を取得しようとするときは、再履修しなければならない。ただし、学部長は授業 科目によって翌年度にその試験のみを受け、それに合格することによって当該科目の単位を認 めることができる。 2 前項のただし書きに規定する授業科目は、毎年度の初めにこれを示すものとする。 (コース配属許可及び卒業研究履修に係る条件) 第 26 条 第4条に定める所属学科のコースに配属されるためには、学部に1年以上在学し、別表 第2に定める2年次コース配属許可の条件を満たさなければならない。 2 卒業研究を履修する者は、前項の条件を満たし、別表第2に定める卒業研究履修許可の条件 を満たさなければならない。 3 編入学を許可された者は、入学以前における大学又は大学に相当する課程の在学期間を第1 項の期間に算入することができる。 (卒業) 第 27 条 学生は、卒業するためには、別表第2に定める卒業所要単位数以上を修得しなければな らない。 (教育職員免許状授与の所要資格の取得) 第 28 条 教育職員免許法(昭和 24 年法律第 147 号)による免許状を取得しようとする者は、同 法及び教育職員免許法施行規則(昭和 29 年文部省令第 26 号)に基づき、学則第 28 条に規定す るもののほか、第8条に定める教職課程科目の単位を修得しなければならない。 2 本学部において取得できる免許状の種類及び教科は次のとおりとする。 学科 免許状の種類 免許教科 電気電子情報工学科 中学校教諭 1種免許状 数学 機械・材料工学科 高等学校教諭 1種免許状 数学、工業 中学校教諭 応用化学工学科 1種免許状 高等学校教諭 1種免許状 理科 理科、工業 (防災教育ユニットの登録及び修了認定) 第 29 条 防災教育ユニットに「特別専攻」と「一般専攻」の二つの専攻を置く。各専攻の専攻生 の登録等については、別に定める。 2 防災教育センター規程第2条に規定する防災教育ユニットの科目について、別表第5に定め る単位以上を修得した前項に規定する各専攻の専攻生に対して、防災教育ユニットの修了証を 交付する。 3 前項の規定により交付する修了証は、様式第 1 号のとおりとする。 (規程の改正) 第 30 条 この規程の改正は、教授会の意見を聴いた上で学部長が行う。 (履修方法に関する学部規程への委任) 第 31 条 この規程に定めるもののほか、履修方法については、工学部履修規程の定めるところに よる。 附 則(平成 27 年 2 月 18 日一部改正) 1 この規程は、平成 27 年4月1日から施行する。 2 平成 27 年3月 31 日現在、工学部に在学中の者(以下この項において「在学者」という。 )及 び平成 27 年4月1日以後において在学者の属する年次に編入学、再入学又は転学する者につい ては、なお従前の例による。 附 則(平成 27 年 3 月 18 日一部改正) 1 この規程は、平成 27 年4月1日から施行する。 2 第 20 条において、平成 26 年度以前に指定され修得した科目の単位は、他専攻科目であって も当該専攻の選択科目の単位として認める。
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