内壁・外壁の仕上げを一部分変更する。 - B-MOS

※ このテクニカル講座は、Ver 5.03d を基に作成しております。
外壁は、階ごとなどの横帯状の変更はもちろん、外壁のコーナー部分など縦帯状の変更やベラン
ダの手摺など、壁面の一部分のみを変更することもできます。
内壁は、帯状にクロスを張り分けたり、キッチン部分をタイル仕上にしたりすることもできます。
外壁や内壁の仕上を部分的に変更する方法を解説していきます。
外壁の仕上を一部分変更するには、主に【外観立面図】、
【パース】プログラム内で変更することが
できます。
【パース】プログラムでは、内部のデータを作成・表示するので処理や描画に若干時間がかかりま
す。外壁の仕上の変更は【外観立面図】プログラムで変更されることをお勧めします。
【B-MOS 平面図】プログラムから、[作業項目]メニュー/[外観立面図]を選択して、【外観立面図】
プログラムを起動させます。
外壁仕様の一括指定
外壁を横帯状に1周するように変更する場合は、[外壁仕様の一括指定]コマンドを使用します。
[仕様変更]メニュー/[外壁仕様の一括指定]を選択します。
※ 【パース】プログラムでも、[仕様変更]メニュー/[外壁仕様の一括指定]を選択します。
また、【B-MOS 平面図】プログラムの[外部イメージ]メニュー内の[外壁]からも変更することが
できます。
[外壁仕様の設定]ダイアログが表示されます。
[本体外部仕様]部分は、【B-MOS 平面図】プログラムで設定した仕様が表示されます。[本体外部仕
様]の仕様名称表示部分をクリックして仕様を変更することができます。
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1階部分を異なる仕様に設定して、階ごとに貼り分けてみます。
1階の仕様名称表示部分をクリックして、1階部分の仕様を選択します。割付高さは「全面」に設
定されます。
[作成]ボタンをクリックすると、1階部分の仕様が変更されます。
次に、2階ベランダ部分までを1階と同じ仕様に設定してみます。
2階の仕様名称表示部分をクリックして、1階部分の仕様を選択します。割付高さは「全面」に設
定されます。
「全面」
と表示された部分をクリックすると、[仕様割付け高さの設定]ダイアログが表示されます。
下階(1階)桁天を基準に「下端高」・「上端高」を設定します。
[作成]ボタンをクリックすると、2階部分の高さ設定した部分の仕様が変更されます。
外壁に部分仕様の指定
[外壁一括の仕様指定]で設定できないような、縦帯状の仕様変更や、部分的な仕様変更をする場合
は、[外壁に部分仕様の指定]コマンドを使用します。
右図のように、コーナー部分を仕様変更してみます。
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[仕様変更]メニュー/[外壁に部分仕様の指定]を選択し、仕様変更を
する壁面をパースウィンドウ内で指示します。
[仕様部分入力]ウィンドウが表示され
ます。
ウィンドウには、指示した壁面(下図□
部分)が表示されます。
コーナー部分にあたる壁面右部から
[455mm]の仕様を変更します。
まず、[仕様部分入力]ウィンドウ内の[(仕様は未設定です)]ボタンをク
リックし、変更する仕様を選択します。選択した仕様名称がメニュー内
に表示されます。
※ 既に仕様を設定しているときは、設定している仕様名称がボタン
に表示されています。
仕様変更する部分を入力します。
ここでは、2通りの入力方法を説明します。仕様変更の形に合わせて使い分けてください。
◆ 1.キャッチと数値入力
[矩形入力]ボタンを選択します。
[X]・[キャッチ]ボタンをチェックします。
※ キャッチにチェックを付けると、壁面の角や補助線をキャ
ッチします。また、仕様の分け目の点もキャッチします。
壁面の右の角のあたり(1)をクリックします。キャッチ機能が働き、
角の点をキャッチします。X 数値入力の電卓が表示されます。1 の位置
から X 方向に「-455」ずらします。
次に、2 をクリックし電卓は「0」に設定します。
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選択した仕様の色で塗られます。[終了]ボタンをクリックして終了すると、パースウィンドウに
反映されます。
◆ 2.補助線を使って入力
補助線を入力します。
[補助線]メニュー/[補助線入力]を選択します。
[入力モード]メニュー/[キャッチ]を選択します。
壁面の端点をキャッチさせて補助線を入力します。
[補助線]メニュー/[補助線の複写]を選択し、入力した補助線を指
示します。
[移動距離]を「455」と入力し、[左側に作成]ボタンをクリックする
と、補助線が複写されます。
※ 桁高のラインも補助線として指示することができます。
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[矩形入力]・[キャッチ]ボタンを選択します。
選択した仕様の色で塗られます。[終了]ボタンをクリックして終了す
ると、パースウィンドウに反映されます。
同様に他の壁面にも設定しましょう。
内壁の仕上を一部分変更するには、【B-MOS 平面図】の
きます。
(部屋詳細設定)で変更することがで
今回は、洗面・脱衣所のクロスを帯状に貼り分け方法と、システムキッチン部分のみ壁にタイルを
貼ってみたいと思います。
(部屋詳細設定)をク
リックします。部屋詳細設定
画面に切り替わります。
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洗面・脱衣所のクロスを帯状に貼り分ける
「洗面・脱衣」のクロスを右図のような高さで帯状に貼り分け
てみます。
[部屋指定]ボタンが ON にな
っている状態で、仕様を変更
したい部屋を指定します。指
定した部屋は赤いハッチング
が表示されます。
[壁 = 0 件]ボタンをクリック
します。
[壁の部分仕様設定]ダイアログが表示さ
れます。
仕様名称表示部分をクリックして、1000
~1200mm 部分に貼るクロスを選択しま
す。
[下端高]・[上端高]をクリックして、そ
れぞれ「1000mm」・
「1200mm」と設定しま
す。
このクロスを部屋に一周まわすので、[部屋の壁全体設定]ボタ
ンをクリックします。
[3D]ボタンで部屋パースが表示させることができ、確認ができます。
次に、0~1000mm 部分に貼るクロスを設定します。
仕様名称表示部分をクリックして、0~1000mm 部分に貼るクロスを選択しま
す。
[下端高]・[上端高]をクリックして、それぞれ「0mm」
・
「1000mm」と設定しま
す。
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このクロスも部屋に一周まわしますが、
[部屋の壁全体設定]ボタンは1回しか有
効でないので、一辺ずつ個々に入力して
設定します。
[3D]ボタンで部屋パースが表示させるこ
とができ、確認ができます。
パースなどで、確認してみましょう。
キッチン部分の壁にタイルを貼る
システムキッチン部分の壁に右図のようにタイルを貼ってみま
す。
[部屋指定]ボタンが ON にな
っている状態で、仕様を変更
したい部屋を指定します。指
定した部屋は赤いハッチング
が表示されます。
[壁 = 0 件]ボタンをクリック
します。
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[壁の部分仕様設定]ダイアログが表示されます。
仕様名称表示部分をクリックして、タイルを選択します。
[下端高]・[上端高]をクリックして、それぞれ「890mm」
・
「1660mm」と設定し
ます。
タイルを貼り付ける壁の範囲を指定します。
[3D]ボタンで部屋パースが表示させることができ、確認ができ
ます。
パースなどで、確認してみましょう。
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