デジタル送稿ガイド2014

デジタル送稿ガイド2014
version
7
は じ め に
新聞広告原稿がデジタル化されて、およそ15年になろうとしてい
ます。デジタル原稿制作も安定し、送稿方法はオンラインに移行しつ
つあります。
いただいた広告原稿データを元に、毎日新聞社の新聞印刷に最適な
網点を生成(RIP)して、全国の印刷工場へ送信、高速輪転機で
印刷、全国の販売店に輸送後、読者へと届けられます。この網点生成
の際、データの制作方法により、印刷品質が大きく異なる場合があり
ます。
そこで毎日新聞社では、ファイル形式を PDF に統一、インターネッ
ト経由の送稿を実現することにより、製版/制作会社様と広告会社様
間のオンライン送稿をサポートし、プリフライトチェックや、今まで
課題であった念稿ゲラの廃止を実現、サービス向上を図りました。
この新しい流れをとりこんだ「マイデジタル version 7」を作成
いたしました。安定した印刷再現を実現するためにこの冊子をお役立
ていただければ幸いです。
index
P.3
M-COMPASSのご紹介
●M-COMPASSについて
●ワークフロー
基本的な注意事項
P.4
●制作に必要なシステム
画像データの作成
P.5
∼ P.7
配置画像について
P.8
●画像データの配置
●トリミング
●カラープロファイルは埋め込まない
●画像ファイルの保存
●色指定について
●単色原稿の制作
●透明効果
●特殊機能
●オーバープリント(ノセ)の設定
●「白」のオブジェクトについて
P.11
∼ P.12
●アートボードの設定
●囲み罫の設定
●線幅
●フォントのアウトライン化
●トンボや不必要なオブジェクトの削除
●レイアウトの目視チェック
●モノクロ原稿の場合、グレースケール化
●パターンの分割・拡張
●オブジェクト情報の確認
ファイル形式について
P.13
∼ P.14
●入稿可能なファイル形式
●PDFプリセット・プリフライトチェックファイル入手方法
●PDFプリセット設定方法
●PDFプリフライトチェック設定方法
●PDFデータの保存
●PDFデータの検証
●PDFプリフライトチェック項目(概要)
●画像の制作
●画像解像度とスクリーン線数
●網情報の設定
●ハーフトーンスクリーンの設定
●カラー画像のUCR(タック値)設定
●ロゴの制作
色指定について
レイアウトについて
送稿について
P.15
●送稿方法
●送稿スケジュール
●色見本枚数
P.9
∼ P.10
入稿サイズ
●ブランケット版広告
●雑報広告
●タブロイド広告
●二連版広告
●N−SIZEについて
裏表紙
M-COMPASSのご紹介
●M-COMPASSとは、カラー原稿データ作成の迅速化・最適化のご支援として、新聞印刷をシミュレートする毎日新聞社のプルーフシステムです。
広告会社・製版/制作会社・広告主 【広告原稿制作】
紙面掲載を具体的にイメージできる色校正プロセス
オンライン送稿された原稿データをRIP後、カラープル
ーフを出力、速やかにご提供いたします。このカラー
プルーフは、紙質も弊社の新聞用紙に準じたものです
から、実印刷紙面に近い色表現で具体的な掲載イメー
ジをつかんでいただけます。必要に応じて、モニター
での確認も可能です。
責了サインを記入した校
了プルーフを毎日新聞社
にお戻しください。
MATRIX entrance
デジタルセンド
OK
マイニチの美しいカラー広告
マイニチの美しいカラー広告
デジタル送稿では紙焼きやフィルムは存在しません。
目には見えないデータの内容を確認するためには、
従来とは全く異なった方法で行う必要があります。
新聞印刷に最適な原稿データの作成支援サイクル
送られたデータが新聞社で正しく出力されるため
には、送る側での原稿制作において、
一定の約束
に従っての作業と正しい保 存がなされている事が
大前提となります。この点での不備が文字化けを
による
オンライン入稿
カラープルーフの色再現がご希望のイメージに沿わな
い場合も、原稿データの色修正の見当として作業の目
安が立ちますから、時間と手間の節約が図れます。修
正データを再入稿していただくことにより、新聞カラ
ー印刷に最適な原稿データの仕上がりをご期待いただ
けます。
始め、字詰めや思わぬサイズの誤認 識など大きな
ト
ラブルの元となります。
すべての送り手から、
すべての受け手へ、スムー
ズな送稿のためにルールを標準化して「早く、正
確で信 頼できる」新聞広告のさらなる発展に寄与
したいと思います。
毎日の豊かな紙面 総合 ニュースの焦点/オピニオンワイド/政治をひらく/人びと 民族 地球/経済がわかる 企業がみえる/生活 いきいき 家庭/スポーツ
人間ドラマ/とうきょう ワイド/身近な話題 地域のニュース/見る 聴く 遊ぶ 東京/事件 話題 暮らし/社会 事件 ひと 話題
デジタル送稿では紙焼きやフィルムは存在しません。
目には見えないデータの内容を確認するためには、
従来とは全く異なった方法で行う必要があります。
送られたデータが新聞社で正しく出力されるため
には、送る側での原稿制作において、
一定の約束
に従っての作業と正しい保 存がなされている事が
大前提となります。この点での不備が文字化けを
始め、字詰めや思わぬサイズの誤認 識など大きな
ト
ラブルの元となります。
すべての送り手から、
すべての受け手へ、スムー
ズな送稿のためにルールを標準化して「早く、正
確で信 頼できる」新聞広告のさらなる発展に寄与
したいと思います。
毎日の豊かな紙面 総合 ニュースの焦点/オピニオンワイド/政治をひらく/人びと 民族 地球/経済がわかる 企業がみえる/生活 いきいき 家庭/スポーツ
人間ドラマ/とうきょう ワイド/身近な話題 地域のニュース/見る 聴く 遊ぶ 東京/事件 話題 暮らし/社会 事件 ひと 話題
毎日新聞東京本社 東京都千代田区一ツ橋1-1-1 〒1 00-8051 電話 (0 3)3212-0321
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色校正プルーフ出力
毎日新聞社【RIP・プルーフ出力(プリンター/モニター)】
紙面掲載2日前:正午の入稿で間に合うフロー
校了をいただいた広告原稿データは、新聞製作システ
ムに送られ、掲載作業に入るのと同時に、色見本とし
て、各印刷拠点にオンライン送信しますので、全国掲載
の原稿でも最終データの入稿締切りは、掲載日2日前の
正午で結構です。
出力指示
多色念校不要なカラープルーフ印刷オペレーション
印刷工場
印刷拠点では、オンライン出力したプルーフ(プリン
ター/モニター)に基づいて的確な印刷オペレーショ
ンを行います。多色念校作成にかかるご負担を大幅に
節減しながら、新聞印刷の再現特性を踏まえた、確実
な色表現のカラー広告掲載をご利用いただけます。
マイニチの美しいカラー広告
デジタル送稿では紙焼きやフィルムは存在しません。
目には見えないデータの内容を確認するためには、
従来とは全く異なった方法で行う必要があります。
送られたデータが新聞社で正しく出力されるため
には、送る側での原稿制作において、
一定の約束
に従っての作業と正しい保 存がなされている事が
色見本
大前提となります。この点での不備が文字化けを
始め、字詰めや思わぬサイズの誤認 識など大きな
ト
ラブルの元となります。
すべての送り手から、
すべての受け手へ、スムー
ズな送稿のためにルールを標準化して「早く、正
新聞紙面
確で信頼できる」新聞広告のさらなる発展に寄与
したいと思います。
毎日の豊かな紙面 総合 ニュースの焦点/オピニオンワイド/政治をひらく/人びと 民族 地球/経済がわかる 企業がみえる/生活 いきいき 家庭/スポーツ
人間ドラマ/とうきょう ワイド/身近な話題 地域のニュース/見る 聴く 遊ぶ 東京/事件 話題 暮らし/社会 事件 ひと 話題
毎日新聞東京本社 東京都千代田区一ツ橋1-1-1 〒1 00-8051 電話 (0 3)3212-0321
新聞印刷色見本
へ
者
読
「M-COMPASS」で使用している「ICC Profile」は、2006 年 10 月に日本新聞協会が、
新聞社間・工場間の色再現のバラツキを改善するために策定した「NSAC」
(日
本新聞広告色見本カラー:Nihon Shinbun Ad Color)をベースとして、毎日新聞社
の新聞印刷の経験と知識を盛り込み、M-COMPASS に導入いたしました。M-COMPASS
は、プリンターだけでなく、モニターにも対応し、必要に応じて、どちらかを配備し
ています。
また、品質管理としては、定期的に全プリンタにテストチャートを出力、測色し、
平均色差をΔE=2.5 以内になるように調整を行っております。モニターについて
も、同時にキャリブレーションを行っています。
尚、毎日新聞社では、M-COMPASS の「ICC Profile」をご提供しております。弊社広告
局 HP「MACS」にてお申し込みを受け付けておりますので、カラー広告原稿作成の際、
是非ご活用ください。
基本的な注意事項
●デジタル原稿の制作に必要なシステム環境や、基本的な注意事項をまとめました。
詳細は各ページをご覧ください。
●制作に必要なシステム
画像データ (Photoshop)
●OS MacOS X(10.2.4∼)を使用してください。
●モノクロはグレースケール、カラーは
●フォント 必ずアウトライン化してください。
CMYKを使用し、それ以外のカラーモ
●アプリケーション
ードは使用しない
・レイアウトには原則、 Adobe Illustrator CS2∼を使用し、
InDesignについては CS4∼を使用し、入稿の際はご連絡を
お願いいたします。
・画像は原則、 Adobe Photoshop CS2∼を使用してください。
●ファイル形式はEPS、PSD、tiffを使用し、
圧縮はzipを選択
●画像解像度、スクリーン線数は適切な
ものを選択する
・プリフライトチェックは、Adobe Acrobat Pro 9∼を使用し
5∼8
てください。
ページ
フォント
●フォントはアウトライン化必須
12
ページ
色指定 (Illustrator)
●モノクロはグレースケール、カラーは
入稿に関して
CMYKを使用し、それ以外のカラーモード
●送稿データは配置画像を含んだPDFデータ
は使用しない
にし、プリフライトチェックをする
9・10
ページ
レイアウトデータに関して
●アートボードは原稿領域に設定する
●不必要なオブジェクトは削除する
11・12
ページ
13∼15
ページ
画像データの作成①
●画像の制作
カラー画像を制作するときは「CMYKモード」、モノクロ画像
を制作するときは「グレースケールモード」で制作し、適切
な画像解像度に設定してください。
●CMYKモードを選択
●グレースケールモードを選択
●画像解像度とスクリーン線数
毎日新聞社の出力解像度とスクリーン線数は下記の通りです。
出力解像度 =1200dpi
スクリーン線数=カラー
200線
モノクロ
140線
画像解像度 =カラー 300∼400dpi
モノクロ 280∼400dpi
保存ファイル形式=Photoshop EPS、PSD、tiff
●「イメージ」メニュー「画像解像度...」を選択
※通常は、ハーフトーンスクリーン情報は埋め込まないで
ください。上記のスクリーン線数が適用されます。
画像解像度は原寸使用時でスクリーン線数の2倍程度にしてく
ださい。デジタルデータの場合、画像の再サンプルのチェック
を外した状態で、解像度を入力し自動計算されたサイズでの使
用が最適な画像データです。
画像解像度(dpi)=スクリーン線数(lpi)×2
(例) モノクロの場合 140 (lpi)×2=280(dpi)
カラーの場合 200(lpi)×2=400(dpi)
画像データの作成②
●網情報の設定
デフォルトの設定は「プリンタの初期設定画面を使用」に
なっていますので、毎日新聞社の設定で網点化されます。
※毎日新聞社のデフォルト設定
線数・・・モノクロ:140線、カラー:200線
網形状・・・スクエア(四角)
網角度・・・モノクロ:45°
カラー :C75°、M15°、Y90(0)°、Bk45°
●ハーフトーンスクリーンの設定 独自の網情報を設定することも可能ですが、Photoshopで選
択可能な網点以外は設定することはできません。
ハーフトーンスクリーンの設定は、再現性に大きな影響を及
ぼしますので、事前にご相談ください。特に、カラーの場合
は、設定オペレーションも複雑となりますので、お問い合わ
せください。
■Photoshop CS2∼CS3の場合
メニューバー「ファイル」→「プリント」→「出力」で
スクリーンを指定。その後、保存時にハーフトーンスク
リーンを含めるオプションにチェックを入れることにより
指定ができます。
■Photoshop CS4∼の場合
メニューバー「イメージ」→「モード」→「モノクロ2階
調」のダイアログにて、解像度の出力を「1200」、種類は
「ハーフトーン」を選択し、「OK」押下後、ハーフトーン
ダイアログにて「線数」、「角度」、「形状」を指定して
ください。
画像データの作成③
●カラー画像のUCR(タック値)設定
カラー画像の色分解設定、UCR設定は印刷再現に大きな影響
があります。インキの総使用量は250%以下にしてください。
CMYKカラー設定は、メニューバー「編集」→「カラー設定」
→「CMYK」→「カスタムCMYK」より指定します。
※UCRとはCMYを同比率で指定されている部分をK版に置き換え
るもので、CMY3色の総インキ量を抑えることです。
カラー原稿の場合、K版は90%程度に抑さえてください。
それを超えると印面がベタつきやすくなり、汚れの原因に
なります。また、モノクロ原稿に関しては、ベタ100%の
部分が多くの面積を占める場合も汚れの原因となります。
●ロゴの制作
ロゴなどの制作は、下絵をグレースケールでスキャンし、
Illustratorでトレースしたアウトラインデータを使用して
ください。モノクロで使用する場合は、モノクロ2階調でも
配置できますが、画像解像度は1200dpiを使用してください。
●モノクロ2階調を選択
配置画像について
●画像データの配置
画像の配置は「リンク」、「埋込み」どちらでも可能ですが、
リンクで配置する場合はリンク切れに注意してください。一度
配置した画像ファイル名は変更しないでください。
「埋め込まれたプロファイルの不一致」ダイアログが表示されたら
「埋め込まれたプロファイルを破棄(カラーマネージメントしない)」
を選択してください。
●トリミング
Illustrator で画像を「配置」する場合、画像データの使用
部分が極端に小さい場合や、配置後のサイズを極端に縮小す
ると、データが不必要に重くなりますので、あらかじめ画像
データを Photoshop で適切なサイズ/解像度に変換、トリ
ミングしてください。
●カラープロファイルは埋め込まない!
ICCプロファイルを埋め込むと画像の色が正しく再現
されませんので、絶対に埋め込まないでください。
●画像ファイルの保存
Photoshop EPS形式、Photoshop PSD形式、tiff形式が
使用可能ですが、EPSオプションの設定は、
「プレビュー」= 「Macintoh /TIFF(8bit/pixels)」
「エンコーディング」= 「ASCII85」(JPEGは不可)
としてください。
色指定について①
●色指定について
Illustrator での原稿制作は、以下の点に注意してください。
カラーモードはグレースケール、CMYK以外は 使用しないでく
ださい。図形や文字の色指定は、新聞印刷での色の再現性を
考慮して設定してください。色再現の確認・校正については、
M-COMPASSを是非ご利用ください。
■裁ち落とし
裁ち落としは、全て「0mm」に設定してください。
■カラー原稿
CMYKカラーモードを使用してください。
■モノクロ原稿
モノクロはグレースケールモードを使用してください。 ●色指定
●単色原稿の制作
CMYKカラーモードを使用し、色版はシアンを用いて指定して
ください。
●色版用としてC版
●M版,Y版は使用しない
●墨版用としてK版
●透明効果
透明効果を使用した場合、設定によっては期待通りに出力さ
れないことがありますので、透明効果を用いる場合は、左記の
設定を行ってください。
■ドキュメントのラスタライズ設定
メニューバー「効果」→「ドキュメントのラスタライズ効
果設定」にて「高解像度」を選択してください。
※N-PDF(PDF/X-1a)で制作する場合、ラスタライズ効果の
設定に加え、透明部分の分割・統合設定も行ってください。
●特殊機能について
●ラスタライズ効果設定画面
■グラデーション
トーンジャンプが発生することがありますので、Photoshop
で作成してください。
■パターン、ブラシ
すべてオブジェクトにしてください。
■効果メニューで機能を施したオブジェクト
外枠(バウンディングボックス)をはみ出す可能性があり
ますのでクリッピングマスクでマスク処理してください。
色指定について②
●オーバープリント(ノセ)の設定
カラー上に墨版を載せる場合は以下のように設定してくだ
さい。
■Illustrator ∼CS2の場合
・ メニューバー「ウインドウ」→「属性を表示」を選択、
「塗りオーバープリント」もしくは「線にオーバープ
リント」を選択します。
・ メニューバー「フィルタ」→「カラー」→「オーバー
プリントブラック...」を選択、「オーバープリント
ブラックを適用」を選択します。
●属性パレット
■Illustrator CS3∼の場合
メニューバー「編集」→「カラー編集」→「オーバープ
リントブラック...」を選択、「オーバープリントブラッ
クを適用」を選択します。
墨版
色版
●ブラックオーバープリント有り
《色版の上に文字(墨)をノセる》
●ブラックオーバープリント無し
《色版の文字(墨)部分をヌキとする》
■毎日新聞社RIPでの「ノセ・ヌキ」処理
透明効果の
描画モード
ブラック
オーバープリント
オプション
K=100%
K≠100%
なし
ヌキ
ヌキ
あり
ノセ
ヌキ
通常
乗算
なし
ノセ
●「白」のオブジェクトについて
白ヌキを作成する場合、「白」のオブジェクトに対してオー
バープリントの設定をしていると、印刷再現されません。
また、色網に、ブラック以外のノセを設定している場合も
再現されない可能性がありますのでご注意ください。
●属性・オーバープリントの警告
レイアウトについて①
●アートボードの設定
アートボードの設定を原稿領域サイズとしてください。
■Illustrator ∼CS3
メニューバー「ファイル」→「新規」、または「ファイル」 →「ドキュメント設定」にてサイズを正しく設定してくだ
さい。
●アートボードの設定
■Illustrator CS4∼
メニューバー「ファイル」→「新規」、または「ファイル」 →「ドキュメント設定」にてサイズを正しく設定するか、
外枠を選択後、「ファイル」→「ドキュメント設定」、
「アートボードを編集」ボタンを押下し、左上のプリセッ
トのリストボックスから「選択オブジェクトに合わせる」
を選択してください。
●ドキュメント設定画面
●囲み罫の設定
囲み罫は、通常の線幅で指定するのではなく、線幅をアウト
ライン化したラインで囲み、内側を塗りで処理してください。
線幅で指定すると、中心線でオブジェクトが切られ、意図し
た幅になりません。
メニューバー「オブジェクト」→「パス」→「パスのアウト
ライン」で設定してください。
RIP
RIP
●パスのアウトライン
●線幅
レイアウト内で使用する線の幅は、0.2pt以上をご使用くだ
さい。
●フォントのアウトライン化
毎
●フォントのアウトライン化
RIP時に再現できないフォントや、エンベッドできないフォ
ントが存在しますので、フォントは必ずアウトライン化して
ください。
レイアウトについて②
孤立点の削除
●トンボや不必要なオブジェクトの削除
写真が原稿領域からはみ出す時は
マスク・クリッピングマスクで処理
トンボや注釈、孤立点などの不必要なオブジェクト、ガ
イドなどが存在しますと原稿の一部と見なしますので、
必ず削除してください。
写真等のオブジェクト
テキストボックスの
はみ出しは不可
毎日新聞07/01掲載
トンボの削除
ガイドの削除
不必要なオブジェクトの削除
ヌキ、ノセなどの設定が不定になる場合がありますの
で、詳細な設定を行う際には、グループ化は避けてく
ださい。
●レイアウトの目視チェック
レイアウトの作成が終わった段階で、メニューバー「表示」
→「オーバープリントプレビュー」で表示されていないオ
ブジェクトがないか確認してください。
●モノクロ原稿の場合、グレースケール化
モノクロ原稿の場合は、必ず全てのオブジェクトをグレー
スケール化してください。レイアウトの作成が終わった段
階で、メニューバー「選択」→「すべてを選択」後、「編
集」→「カラーを編集」→「グレースケールに変換」を行っ
てください。
●パターンの分割・拡張
パターンを使用している場合は、メニューバー「編集」→
「分割・拡張」を行ってください。
●オブジェクト情報の確認
●ドキュメント情報
保存する前にメニューバー「ウィンドウ」→「ドキュメン
ト情報」から、使用しているオブジェクトの確認を行って
ください。
・画像のカラーモードは適切か
・フォントは残っていないか
・特色は使用していないか
・パターンを使用していないか 等PDFを作成する前に確認しておくと確実です。
ファイル形式について①
ファイル形式について
毎日新聞社プリセット
日本広告業協会プリセット
2014
N-PDFver1.1
(PDF/X4)
(PDF/X1a)
●入稿可能なファイル形式
お使いのIllustratorのバージョンにより、左表のファイル
形式を選択してください。
●プリセット・プリフライトチェックファイル入手方法
Illustrator CS2・CS3
Illustrator
Indesign
CS4 ∼
不可
推奨
可 可
■ 毎日新聞社プリセット
PDF/X4に準拠し、 毎日新聞社の印刷に適したプリセットです。
毎日新聞社広告局のサイトよりお申し込みください。後ほどメー
ルにて送付いたします。
http://macs.mainichi.co.jp/guide/digital.html
■ N-PDF ver1.1(2012)
PDF/X1aに準拠し、日本広告業協会、日本新聞協会が策定したプリ
セットです。日本広告業協会のサイトよりダウンロードしてください。
http://www.jaaa.ne.jp/activity/committee_result/
committee_result05/
●PDFプリセット設定方法
Illustratorにて、メニューバー「編集」→「Adobe PDFプリ
セット」を選択、「読み込み」ボタンを押します。用意した
「PDF設定」を読み込んでください。
●PDFプリフライトファイル設定方法
■ Acrobat ver.9の場合
メニューバー「アドバンスト」→「プリフライト」を選択後、
「オプ
ション」→「プリフライトプロファイルの取り込み...」を選択し、
用意した「プロファイル」を取り込みます。
■ Acrobat ver.10∼の場合
ツールパネルウィンドウ→「印刷工程」
(表示されていない場合
は、右上のパネル表示切り替えから選択します)→「プリフライ
ト」→「オプション」→「プリフライトファイルを取込...」を選
択し、用意した「カラー/単色」用と「モノクロ」用2つのプロファ
イル」を取り込みます。
ファイル形式について②
●PDFデータの保存
メニューバー「ファイル」→「別名で保存」を選択します。
「フォーマット」で「Acrobat PDF(pdf)」を選択し、ファイル
名と保存場所を指定して「保存」をクリックしてください。
次に、プリセットを選択する画面になりますので、
「Adobe PDFプリセット」は、
「毎日新聞社_PDF_PRESET_2014」もしくは「N-PDF」
のいずれかを選択し、「PDFを保存」ボタンを押してください。
●PDFデータの検証
データの検証には、Adobe Acrobatの「プリフライト」を使
用します。Adobe AcrobatはVer.9以降を使用してください。
PDFへの変換の元となるレイアウトデータについては、本ガ
イドに則って制作されていることが前提となります。
■毎日新聞社PDFのプリフライト
「プリフライト」パネル内に取り込んだ毎日新聞社規定
のプロファイル
「毎日新聞社_PDF_PREFLT_2014_モノクロ」
「毎日新聞社_PDF_PREFLT_2014_カラー/単色」
のいずれかを選択して「解析」をクリックしてください。
データに不備があった場合はレイアウトデータや画像データを修
正してください。その後、改めてプリフライトチェックを行ってく
ださい。
●プリフライトチェック項目(概要)
《×》は NG ですので、送稿できません。 《!》は警告です。次回送稿時に修正願います。
《×》PDF複数ページ
《!》注釈の使用
《×》フォントの存在
《!》画像解像度、圧縮形式
《×》ファイル容量400MB以上
《!》レジストレーション(トンボ)の使用
《×》RGB画像の存在
《!》CMYK以外のカラーモード
《×》「白」のオブジェクトのオーバープリント設定
《!》PDF規格
《!》平滑度が1を超えている画像
《!》Icc Profile の設定
《!》特色の使用
《!》インキ総量
送稿について
●送稿方法
毎日新聞社では、MATRIX entrance、デジタルセンド・オンラインを用いた送稿をお願いしております。
それ以外のCD/MOなどのメディアによる入稿、GTRAX(※1)を用いた送稿は担当者に確認をお願いいたします。
メール添付や、ファイルダウンロードサービスなどは利用できません。
(※1)NTT コミュニケーションズが提供しているインターネットデリバリーサービスです。ご利用には、あらかじめ NTT コミュニケーションズとの契約が必要です。
■ MATRIX entrace オンライン送稿
MATRIX entrance(毎日新聞・広告申込/送稿サービス)をご利用ください。ご利用は無料ですが、ユーザー
登録が必要となりますので、広告会社様を通じてお問い合わせください。
MATRIX・entrance 利用のメリット
①念稿ゲラ・送稿カードが不要 ②プリフライトチェック結果を参照できます ③RIP結果を参照できます
■ デジタルセンドオンライン送稿
デジタルセンド社が提供している新聞広告原稿送稿サービスです。ご利用にはあらかじめデジタルセンド社との契約が
必要です。デジタルセンド利用広告会社様におかれましては、デジタルセンドオンライン送稿を原則とします。
■ オンライン送稿できない場合
広告主名、件名、掲載日、掲載範囲などの掲載情報を記載した必ず念稿ゲラを添付し、メディアに保存するフォルダ名、
およびファイル名は、下記の注意事項をお守りください。
一目でデータ内容が判別できるように、掲載エリア、掲載日、広告主、大きさ、多色等をファイル名に明記してください。
※半角カタカナ、「_」以外の記号、スペース(半角、全角とも)は使用しないでください。
※本体ファイルには、ファイル形式がPDFの場合は「.pdf」を必ず付けてください。
(良い例) ○ 全国0701毎日自動車15d_4C.pdf
○ 東大1014毎日食堂10d.pdf
(悪い例) × 毎日版下_ol
●送稿スケジュール
■モノクロ<含む二連版>●掲載日前日(土日祝日を除く)の正午までに入稿してください。
■単色カラー ●掲載日7日前(土日祝日を除く)までに色番号と色面積を、掲載日5日前(土日祝日を除く)までに色見本
を添えて入稿してください。
■カラー<含む二連版> ●色見本を添付する場合、掲載日の5日前(土日祝日を除く)までに色見本を下記の枚数分入稿してください。
●M-COMPASSを利用する場合、校了ゲラを掲載日2日前(土日祝日を除く)正午までにお戻しください。 ●色見本枚数(カラー・単色)
全国通し
東京
大阪
西部
中部
北海道
朝刊通し
44
13
10
10
6
5
朝刊セット
42
11
10
10
6
5
夕刊
38
12
10
10
6
※在版管理はいたしかねますので、掲載ごとの原稿送稿をお願いいたします。(月極原稿は除きます)
※象嵌、ワッペン処理は原則いたしかねますので、原稿に訂正がある場合は、訂正箇所を修正の上、再度入稿してください。
入稿サイズ
● 入稿サイズ
毎日新聞本紙の主な原稿サイズです。変形広告など特殊なサイズや、毎日新聞本紙以外の媒体の原稿サイズについてはお問
い合わせください。
●ブランケット版広告
段数
天地サイズ
分割数
左右サイズ
1段
32mm
全幅
380mm
2段
66mm
2割
188mm
3段
100mm
3割
124mm
4段
134mm
4割
94mm
5段
168mm
5割
74mm
6段
203mm
6割
62mm
7段
237mm
8割
46mm
8段
271mm
9段
305mm
10段
339mm
11段
374mm
12段
408mm
13段
442mm
14段
477mm
15段
511mm
●二連版広告(刷寸)
左右サイズ
全幅
782mm
●雑報広告
天地サイズ
左右サイズ
題字下
40mm
56mm
記事中(本紙・朝夕1面)
39mm
59mm
記事中(その他)
32mm
70mm
突き出し
66mm
52.5mm
100mm
52.5mm
縦大型
朝刊1面・TV面 大型突出し
66mm
70mm
●タブロイド版広告
段数
天地サイズ
1∼10段/ブランケット版と同じ
11段(全頁)
374mm
分割数
左右サイズ
全幅
240mm
二連版
508mm
● N−SIZEについて
N−SIZE(日本新聞協会推奨制作サイズ)での入稿も承っております。詳細につきましては、日本新聞協会
(http://www.pressnet.or.jp/adarc/edi/nsize.html)を参照願います。
2014.3