ダイヤカラー

体外診断用医薬品 承認番号21800AMZ10001000
保険適用
イヌリンキット
ダイヤカラー®・イヌリン
特
長
■ イヌリンクリアランスは腎機能の基本的指標である
糸球体濾過値(GFR)測定のgold standardとされて
います。
■ イヌリンはクレアチニンと違い、尿細管での分泌がありません。
■ イヌリン測定に適した、特異性が高い酵素法です。
■ 各種自動分析機に適用可能です。
■ グルコースなど共存物質の影響をほとんど受けません。
■ 本イヌリン測定試薬は注射用イヌリン製剤「イヌリード®注」
と組み合わせて使用します。
イヌリンクリアランス
クレアチニンクリアランス
糸球体
分泌
近位尿細管
遠位尿細管
約100mL/min
=真のGFR
約120mL/min
イヌリンクリアランスは、クレアチニンクリアランスと違って尿細管での分泌がないため
真のGFRに近い値を測定できます。
製造販売元
東洋紡株式会社
A3594K
イヌリン
キット
ダイヤカラー®・イヌリン
試薬の構成と包装
は じ め に
腎は血液中の水、電解質および代謝産物等の排泄を司り、体液量、血液浸透圧お
よび酸塩基平衡を調節するとともに、体内環境の恒常性の維持をはかる重要な臓器
です。
一つの腎には100万個以上のネフロンがあり、ネフロンでは、糸球体における血液の
濾過、尿細管における濾液からの有用血漿成分と水分の再吸収ならびに尿細管にお
ける分泌・排泄が行われています。特に、血液を濾過する糸球体は腎機能の中核を
担っており、その働き具合を示す糸球体濾過値(GFR)は最良の指標になります。特に
慢性腎不全に進行する可能性のある腎疾患の診断、血液透析導入の決定等におい
ては糸球体濾過値(GFR)を測定することが必要とされます。
現在、本邦ではGFRを示す腎クリアランスの測定には、体内成分であるクレアチニン
を指標とするクレアチニンクリアランス(Ccr)が汎用されています。しかしながらクレア
チニンは尿細管からの再吸収を受けないものの、尿細管から分泌されるため、Ccrは
必ずしも正確な糸球体濾過値を反映せず、特に糸球体機能が低下すると糸球体濾過
値を過大評価するとされ、Ccrの測定では重篤な腎機能障害を見逃す可能性があるこ
とが指摘されています。またタンパク質の摂取によりGFRが増加するとの報告があり
ますが、Ccrは真のGFR以上に増加する場合が認められ、タンパク質食の影響を受け
やすいことも懸念されます。この他、Ccrはクレアチニンの分泌に影響する薬剤によっ
ても変動することが知られています。
一方、欧米を中心として世界各国の多くの医学専門家により臨床利用され、真の
GFRを示すgold standardとして定着している腎機能の指標がイヌリンクリアランス
(Cin)です。
測定原理
生体内に投与されたイヌリンは血液と細胞間隙に分布し、腎糸球体で濾過され、尿
細管で分泌および再吸収を受けずに尿中に排泄されることから、GFRを測定する上で
理想的な薬物動態を有していると考えられています。よってイヌリンクリアランスを用い
るGFR測定は、従来用いられてきたCcrより、真の腎クリアランスに近い値を測定でき
るといえます。
Cinの測定法として、臨床検査法提要にはアンスロン法が記載されています。アンス
ロン法は、グルコースやフルクトースなどの糖類の影響を受けやすいため、糖類の影
響を受けない測定法として、イヌリナーゼを用いた酵素法が適していると考えられます。
イヌリン測定試薬である本品「ダイヤカラー® ・イヌリン」は、外因性物質としてイヌリ
ン製剤を投与して、GFRを測定する際に採血、採尿された血清および尿中のイヌリン
測定に使用する測定試薬で、株式会社富士薬品のイヌリン注射用製剤「イヌリード®
注」と組み合わせてご使用いただけます。
イヌリン
キット
ダイヤカラー®・イヌリン
試薬の構成と包装
測定原理
本品は、酵素法を原理とする汎用自動分析機への適用が可能な簡便で特異性に優
れたイヌリン測定試薬です。
検体中のイヌリンにイヌリナーゼを作用させると、フルクトースとグルコースを生成し
ます。生成したフルクトースに酸化型1-メトキシ-5-メチルフェナジウムメチルサルフェー
ト(1-m-PMS)の存在下、フルクトースデヒドロゲナーゼを作用させると、5-ケト-D-フル
クトースおよび還元型1-m-PMSを生成します。還元型1-m-PMSは溶存酸素に作用し、
過酸化水素を生成します。生成した過酸化水素は、ペルオキシダーゼの作用で、N-エ
チル-N-(2-ヒドロキシ-3-スルホプロピル)-m-トルイジン(EHSPT)と4-アミノアンチピリン
(4-AA)を酸化縮合させ、キノン色素に変換されることから、これを比色定量します。
イヌリナーゼ
イヌリン
フルクトース + グルコース
D-フルクトースデヒドロゲナーゼ
フルクトース + 酸化型 1-m-PMS
5-ケト-D-フルクトース + 還元型 1-m-PMS
還元型 1-m-PMS + O2
酸化型 1-m-PMS + H2O2
ペルオキシダーゼ
2H2O2 + 4-AA + EHSPT
キノン色素 + 4H2O
試薬の構成と包装
品
名
主 成 分
包
装
イヌリナーゼ
D-フルクトースデヒドロゲナーゼ
アスコルビン酸オキシダーゼ
酵素試薬A 20mL用×6本
1-メトキシ-5-メチルフェナジウムメチルサル
フェート
酵素溶解液A 20mL×6本
ダイヤカラー®・イヌリン
酵素試薬B
(製品コードNo. KTIN-511)
4-アミノアンチピリン
ペルオキシダーゼ
酵素試薬B 20mL用×6本
N-エチル-N-(2-ヒドロキシ-3-スルホプロピ
ル)-m-トルイジン
酵素溶解液B 20mL×6本
イヌリン測定用標準液・コント
ロールセット(化成品)
(製品コードNo. KTIN-001)
標準液
イヌリン(5mg/dL)
10mL×2本
コントロール1 イヌリン(4mg/dL)
10mL×2本
コントロール2 イヌリン(16mg/dL)
10mL×2本
ダイヤカラー®・イヌリン
酵素試薬A
(製品コードNo. KTIN-501)
前処理液は別途販売しております。
詳細は問合せ先までご確認ください。
イヌリン
キット
ダイヤカラー®・イヌリン
用法・用量
1. 試液調製法
(1)酵素試薬A 1バイアルを所定量の酵素溶解液A 1本に溶解し、試液R1とします。
(2)酵素試薬B 1バイアルを所定量の酵素溶解液B 1本に溶解し、試液R2とします。
(3)標準液はそのまま測定に使用します。
調製後の試液は冷蔵庫(2~10℃)保存で2週間使用可能です。
2. 操 作 法
(1)検体の前処理
〈血清〉
血清
0.3 mL
↓ ← 前処理剤(0.3 mol/L 過塩素酸) 0.9 mL
振とう混和
↓
遠心分離(3,000 rpm、10分間)
↓
上清を採取し、試料とします。
〈尿〉
尿は精製水で10倍及び40倍に希釈して測定します。
(2)測定
検体
検体ブランク
標準
試薬ブランク
イヌリン投与後検体
10.8μL
-
-
-
イヌリン投与前検体
-
10.8μL
-
-
標準液
-
-
10.8μL
-
精製水
-
-
-
10.8μL
試液R1
180μL
180μL
180μL
180μL
180μL
180μL
インキュベーション
試薬R2
37℃、10分間
180μL
インキュベーション
測光
吸光度
180μL
37℃、5分間
上記インキュベーション後、波長546nmにおける吸光度を精製水を対照に光路長10mm
で測定する。
吸光度A
吸光度D
吸光度S
吸光度B
イヌリン
キット
ダイヤカラー®・イヌリン
3. 計算方法
(1)濃度計算法
次式よりイヌリン濃度を求めます。
(吸光度A-吸光度B)
検体濃度(mg/dL)=
(吸光度S-吸光度B)
× 5 × 希釈倍率*
(吸光度D-吸光度B)
検体ブランク(mg/dL)=
× 5 × 希釈倍率*
(吸光度S-吸光度B)
5
: 標準液濃度(mg/dL)
希釈倍率 : 血清の場合、前処理により生じた希釈倍率=4
尿の場合、精製水での希釈倍率
イヌリン濃度(mg/dL) = 検体濃度 - 検体ブランク
(2)イヌリンクリアランス(Cin)計算法
次式よりCinを求めます。
U × V
Cin(mL/min/1.73m2) =
P
Cin
U
P
V
1.73
A
:
:
:
:
:
:
1.73
×
A
イヌリンクリアランス(mL/min/1.73m2)
尿中イヌリン濃度(mg/dL)
血清中イヌリン濃度(mg/dL)
単位時間あたりの尿量(mL/min)
国際的体表面積補正値
被験者の身長・体重から求めた体表面積(m2)
なおA(体表面積)は下記のDuboisの式より算出します。
体表面積(m2) = 体重(kg)0.425 × 身長(cm)0.725 × 0.007184
4. 自動分析機適用例 日立7180形
ASSAY
SAMPLE VOL.
酵素試液A
酵素試液B
波長(SUB/MAIN)
血 清 用
尿 用
〔1ポイント〕
-〔15〕-〔50〕-〔0〕
〔7.2〕
〔120〕
〔120〕
〔800〕/〔546〕
〔1ポイント〕
-〔15〕-〔50〕-〔0〕
〔7.2〕
〔120〕
〔120〕
〔800〕/〔546〕
イヌリン
キット
ダイヤカラー®・イヌリン
試薬性能
血清タイムコース(~30mg/dL)
希釈尿タイムコース(~30mg/dL)
ベース:血清
ベース:10倍希釈尿
吸光度×10 (ABS)
4500
4000
4
4
吸光度×10 (ABS)
5000
3500
3000
2500
2000
0
3
6
9
12
10000
9000
8000
7000
6000
5000
4000
3000
2000
0
15
3
6
血清直線性
12
15
希釈尿直線性
35
35
30
30
25
25
測定値 (mg/dL)
測定値 (mg/dL)
9
時間(分)
時間(分)
20
15
10
20
15
10
5
5
0
0
0
1
2
3 4 5 6 7
希釈系列 ( /10)
8
0
9 10
1
2
3 4 5 6 7
希釈系列 ( /10)
8
9 10
注)市販の管理血清および管理尿にイヌリンを添加した試料を用いております。
試薬の構成と包装
検体測定
添 加 回 収 試 験
イヌリン濃度(mg/dL)
試料
血清
尿
原濃度
2.6
8.2
添加量
測定値
回収率
(%)
5.0
7.4
96.0
10.0
13.0
104.0
20.0
23.2
103.0
5.0
13.0
96.0
10.0
18.6
104.0
20.0
29.1
104.5
測定濃度-原濃度
回収率(%)=
×100
添加濃度
注)市販の管理血清および管理尿にイヌリンを添加した試料を用いております。
イヌリン
キット
ダイヤカラー®・イヌリン
検体測定
同 時 再 現 性
イヌリン 10mg/dL
イヌリン 20mg/dL
1
2
3
4
5
6
7
8
血清
前処理N=20
測定N=1
9.6
9.6
9.6
9.6
9.6
9.6
9.6
9.2
血清
前処理N=1
測定N=20
10.2
10.2
10.2
10.2
10.2
9.8
10.2
10.2
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
平均
R
9.6
9.6
9.6
9.6
9.2
10.0
9.2
10.0
9.6
9.6
9.6
9.2
9.6
0.8
S.D.
CV
(%)
血清
前処理N=1
測定N=20
19.8
19.8
20.2
19.8
20.2
19.8
19.8
20.2
10.0
9.9
10.0
10.1
9.8
9.9
9.9
9.9
1
2
3
4
5
6
7
8
血清
前処理N=20
測定N=1
20.0
20.0
20.0
19.2
19.6
19.6
19.2
19.2
10.2
10.2
10.2
10.2
10.2
10.2
9.8
10.2
10.2
10.2
9.8
10.2
10.1
0.4
9.8
10.0
9.9
9.9
9.9
9.8
10.0
10.0
9.9
9.9
9.9
10.0
9.9
0.3
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
平均
R
19.6
19.6
19.6
19.2
19.2
19.6
19.2
19.6
18.8
19.6
19.6
19.2
19.5
1.2
20.2
20.2
19.8
20.2
19.8
20.2
20.2
20.2
19.8
19.8
19.8
20.2
20.0
0.4
19.4
19.1
19.4
19.2
19.5
19.3
19.3
19.2
19.4
19.3
19.3
19.5
19.4
0.4
0.221 0
0.1465
0.0754
0.3205
0.2052
0.1146
2.31
1.45
0.76
S.D.
CV
(%)
1.65
1.03
0.59
10倍希釈尿
10倍希釈尿
19.5
19.3
19.5
19.5
19.3
19.4
19.3
19.4
注)市販の管理血清および管理尿にイヌリンを添加した試料を用いております。
日 差 再 現 性
イヌリン mg/dL
(日目)
血清1
血清2
血清3
10倍希釈尿1
10希釈尿2
10倍希釈尿3
1
2
3
4
5
6
7
4.7
4.8
5.1
4.8
4.9
4.6
4.7
10.4
10.4
10.6
10.3
10.4
10.5
10.4
16.8
16.9
16.5
16.2
16.6
16.6
16.4
5.1
5.1
5.0
4.8
4.9
4.9
5.0
10.2
10.4
10.0
9.9
10.1
10.0
10.2
16.2
16.4
16.1
15.6
15.8
16.0
16.2
平均
4.8
10.4
16.6
5.0
10.1
16.0
R
0.5
0.3
0.7
0.3
0.5
0.8
S.D.
0.1633
0.0951
0.2360
0.1113
0.1676
0.2693
CV(%)
3.40
0.91
1.42
2.24
1.66
1.68
注)市販の管理血清および管理尿にイヌリンを添加した試料を用いております。
イヌリン
キット
ダイヤカラー®・イヌリン
検体測定
妨害物質の影響(血清ベース)
● ビリルビンFの影響
35
35
35
30
30
30
25
20
15
10
25
20
15
10
5
5
0
0
8
16
24
32
イヌリン(mg/dL)
40
0
40
25
20
15
10
5
0
0
8
添加濃度(mg/dL)
16
24
32
40
0
添加濃度(mg/dL)
● 乳びの影響
● アスコルビン酸の影響
35
30
30
30
15
10
25
20
15
10
5
5
0
0
0
600
1200
1800
2400
イヌリン(mg/dL)
35
35
20
3000
200
300
25
20
15
10
0
0
2
4
6
8
0
10
100
200
300
妨害物質の影響(10倍希釈尿ベース)
● アスコルビン酸の影響
● グルコースの影響
40
35
イヌリン(mg/dL)
イヌリン(mg/dL)
35
30
25
20
15
10
30
25
20
15
10
5
5
0
0
2
4
6
添加濃度(mg/dL)
8
400
添加濃度(mg/dL)
添加濃度(mg/dL)
注)市販の管理血清にイヌリンを添加した試料を用いております。
0
500
5
添加濃度(ホルマジン濁度)
40
400
● グルコースの影響
40
40
25
100
添加濃度(mg/dL)
40
イヌリン(mg/dL)
イヌリン(mg/dL)
● ヘモグロビンの影響
40
イヌリン(mg/dL)
イヌリン(mg/dL)
● ビリルビンCの影響
40
10
注)市販の管理尿にイヌリンを添加した試料を用いております。
0
40
80
120
160
添加濃度(mg/dL)
200
500
イヌリン
キット
ダイヤカラー®・イヌリン
参考基準範囲
男性 72~176 mL/min/1.73m2
女性 81~137 mL/min/1.73m2
Schuster,V.L, The Kidney : Physiology and Pathophysiology.
Raven Press, New York, 945(1992)
文
献
ア) 木全伸介、馬島肇一、岸本高英、水口克彦、米田圭三、手嶋眞一、岡正則
折田義正 : 医療と検査機器・試薬 第28巻(2), 143-149(2005)
イ) 折田義正、下條文武、坂爪実、椎貝達夫、前田益孝、今井圓裕、藤井健
遠藤正之、神出毅一郎、羽田勝計、杉本俊郎、菱田明、高橋聡、細谷龍男
山本裕康、洞和彦、岡田洋一、保坂成俊、小口智雄、神應裕、西尾康英
矢野新太郎、相川一男、安井聖 : 日腎会誌 第47巻(7),804-812(2005)
ウ) 折田義正他 : 日腎会誌 第43巻(1),1-19(2001)
エ) 社団法人 日本腎臓学会編(編集代表 折田義正)、腎機能(GFR)・尿蛋白測定
ガイドライン、東京医学社,20-28,57-70(2003)
オ) 金井泉、金井正光編、臨床検査法提要、改定32版、金原出版,1415-1427(2005)
カ) Schuster,V.L, The Kidney : Physiology and Pathophysiology. Raven Press,
New York, 945(1992)
キ) Levey, A. S., Kidney Int., 38 167-184(1990)
ク) Shemesh, O., et.al., Kidney Int., 28 830-838(1985)
ケ) Tessitore, No., et. al. Nephron, 24 41-45(1979)
コ) Monteiro, M. C. A., et. al. Braz. J. Med. Biol. Res., 27 2557-2564(1964)
サ) Roy, L., et. al., Clin. Nephrol., 50 342-346(1998)
シ) King, A. J., et. al., J. Am. Soc. Nephrol., 3 1723-1737(1993)
ス) Laville, M., et. al., Nephron, 51 233-236(1989)
セ) Levey, A. S., Am. J. Kidney Dis., 22 207-214(1993)
ソ) Chow, S. Y., Endocrinology, 77. 818-824(1965)
タ) Keiding, S., Acta.Physiol. Scand. 133(3),335-342(1988)
イヌリン
キット
ダイヤカラー®・イヌリン
貯法および有効期間
2~10℃保存・有効期間
24ヶ月
使用上の注意
①本製品は体外診断用であり、それ以外の目的に使用しないでください。
②診断は他の関連する検査結果や臨床症状等に基づいて総合的に判断してください。
③検体の取扱いは感染防止上、防護手袋、マスク、メガネ等を着用ください。
④本品の酵素溶解液Aは防腐剤としてアジ化物を添加しております。取扱い時に誤って
皮膚についた場合は水で十分に洗い流し、万一、目や口に入った場合は医師の診断
を受けてください。またアジ化物は鉛や銅などの重金属と結合し、乾燥状態で衝撃に
より爆発する性質がありますので、排水後に排水管に残留しないように十分量の水で
洗い流してください。
⑤別添のMSDS(製品安全データシート)をあわせてご参照ください。
⑥標準液セット、前処理液は別途発売しております。
留意事項
①試料の性質
検体を採取後は速やかに測定に供してください。やむを得ない場合は、密栓して
冷蔵保存してください。凍結保存を行う場合、凍結融解により検体中イヌリン濃度
が低下する場合があります。
②試液調製時の注意
溶解液が2~10℃の状態で試液を調製し、直ちに、冷蔵(2~10℃)下にて保存
使用してください。溶解後は試液の温度を2~10℃に保持し、試液温度が上昇し
ないように注意してください。
③尿の希釈倍率
イヌリン投与前後に採取された尿は、あらかじめ精製水で10倍および40倍の2段
階に希釈して測定して下さい。尿中イヌリン濃度の測定結果については、以下の表
に示すイヌリン濃度範囲に応じた希釈倍率での測定結果を採用ください。検体濃度
が800mg/dLを超える検体については、160倍希釈して再測定してください。
尿中イヌリン検体濃度(mg/dL)
算出に用いる検体の希釈倍率
5以上 200未満
10倍希釈
200以上 800未満
40倍希釈
〔問い合わせ先〕
東洋紡株式会社
診断システム事業部
〒530-8230 大阪市北区堂島浜二丁目2番8号
TEL:06-6348-3335 FAX:06-6348-3833
〔製造販売元〕
東洋紡株式会社
福井県敦賀市東洋町10番24号