(6月6日)(PDF:544KB)

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平成23年第3回玖珠町議会定例会会議録(第1号)
──────────────────────────────────────────────────────────
平成23年6月6日(月)
──────────────────────────────────────
1.議事日程第1号
平成23年6月6日(月)
午前10時開議(開会)
第
1
会議録署名議員の指名
第
2
会期の決定(議会運営委員長報告)
第
3
議長の諸般の報告
第
4
議案の上程(議案第50号から議案第62号、諮問第2号及び報告第1号から報告第2号)
第
5
町長の諸般の報告並びに提案理由の説明
第
6
請願並びに陳情の上程(請願1件、陳情4件)
第
7
委員会の継続審査結果の報告並びに委員長報告に対する質疑
第
8
質疑・討論・採決(議案第50号)
──────────────────────────────────────
1.本日の会議に付した事件
日程第
1
会議録署名議員の指名
日程第
2
会期の決定(議会運営委員長報告)
日程第
3
議長の諸般の報告
日程第
4
議案の上程(議案第50号から議案第62号、諮問第2号及び報告第1号から報告第2
号)
日程第
5
町長の諸般の報告並びに提案理由の説明
日程第
6
請願並びに陳情の上程(請願1件、陳情4件)
日程第
7
委員会の継続審査結果の報告並びに委員長報告に対する質疑
日程第
8
質疑・討論・採決(議案第50号)
──────────────────────────────────────
出席議員(16名)
1
番
廣
澤
俊
幸
2
番
大
谷
徹
子
3
番
宿
利
忠
明
4
番
石
井
龍
文
1
欠席議員(な
5
番
中
川
英
則
6
番
菅
原
一
7
番
河
野
博
文
8
番
尾
方
嗣
男
9
番
秦
時
雄
10番
松
本
義
臣
11番
宿
利
俊
行
12番
清
藤
一
憲
13番
藤
本
勝
美
14番
片
山
博
雅
15番
繁
田
弘
司
16番
髙
田
修
治
し)
──────────────────────────────────────
職務のため議場に出席した者の職氏名
事 務 局 長
大
蔵
順
一
議 事 係 長
小
野
英
一
──────────────────────────────────────
地方自治法第121条により説明のため出席した者の職氏名
町
長
朝
倉
浩
平
副
長
太
田
尚
人
長
本
田
昌
巳
総 務 課 長
帆
足
博
充
まちづくり
推 進 課 長
麻
生
太
一
環境防災課長兼
基地対策室長
平
井
正
之
税 務 課 長
帆
足
浩
一
福祉保健課長
日
隈
桂
子
住 民 課 長
村
口
和
好
建設水道課長兼
公園整備室長
梶
原
政
純
農林業振興課長兼
農 業 委 員 会
事 務 局 長
梅
木
良
政
会計管理者兼
会 計 課 長
横
山
弘
康
人権同和啓発
センター所長
飯
田
豊
実
学校教育課長
穴
本
芳
雄
社会教育課長兼
中央公民館長兼
わらべの館館長
河
島
公
司
行 政 係 長
石
井
信
彦
教
育
町
──────────────────────────────────────
上
程
議
案
議案第50号
専決処分の承認を求めることについて
交通事故の和解及び損害賠償の額を定めることについて
議案第51号
辺地(日出生辺地)に係る総合整備計画の策定について
議案第52号
辺地(片草辺地)に係る総合整備計画の策定について
議案第53号
辺地(古後辺地)に係る総合整備計画の策定について
議案第54号
辺地(大野原辺地)に係る総合整備計画の策定について
2
議案第55号
辺地(鏡辺地)に係る総合整備計画の策定について
議案第56号
玖珠町過疎地域自立促進計画の一部変更について
議案第57号
玖珠町税条例の一部改正について
議案第58号
町道路線の廃止について
議案第59号
町道路線の認定について
議案第60号
平成23年度玖珠町一般会計補正予算(第1号)
議案第61号
平成23年度玖珠町介護保険事業特別会計補正予算(第1号)
議案第62号
平成23年度玖珠町水道事業会計補正予算(第1号)
諮問第2号
人権擁護委員候補者の推薦について
報告第1号
平成22年度玖珠町一般会計繰越明許費繰越計算書
報告第2号
平成22年度玖珠町一般会計事故繰越し繰越計算書
──────────────────────────────────────
午前10時00分開議(開会)
○議
長(髙田修治君)
おはようございます。
開会に先立ちまして、傍聴される皆さんにお願いします。
会議中は静粛に願います。
なお、会議中の言論に対し、拍手や可否表明などの言動は固く禁じられております。
また、会議の傍聴規則第7条並びに第9条の規定により、写真撮影やカセットテープの使用、携帯
電話の持ち込みは禁止されていますので、ご協力をお願いいたします。
ただいまの出席議員は16名です。
会議の定足数に達しております。
地方自治法第113条の規定により、平成23年第3回玖珠町議会定例会は成立しました。
よって、ここに開会を宣言し、直ちに本日の会議を開きます。
日程第1
○議
会議録署名議員の指名
長(髙田修治君)
日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、会議規則第120条の規定により議長において
2番
大
谷
徹
子
君
14番
片
山
博
雅
君
の2名を指名いたします。
日程第2
会期の決定
3
○議
長(髙田修治君)
日程第2、会期の決定を議題といたします。
議会運営委員会委員長に、委員会協議の結果について報告を求めます。
議会運営委員会委員長宿利俊行君。
○議会運営委員会委員長(宿利俊行君)
皆さん、おはようございます。
議会運営委員会の協議結果についてご報告をいたします。
平成23年第3回玖珠町議会定例会の開会に当たり、去る6月1日に議会運営委員会を開催いたしま
した。今期定例会に上程されます議案につきまして、執行部の出席を求め、概略の説明をいただき、
会期日程並びに2月25日以降に受理した請願、陳情の取り扱いについて慎重に協議を行いました。
会期日程につきましては、お手元にあらかじめ配付してあります日程表のとおり、本日6月6日か
ら6月20日までの15日間といたしたいと思います。
今期定例会に上程されます議案は、専決処分の承認を求める案件1件、辺地に係る総合計画の策定
案件5件、過疎地域自立促進計画の一部変更案件1件、条例の一部改正案件1件、町道路線廃止案件
1件、町道路線認定案件1件、平成23年度一般会計補正予算案件1件、同じく特別会計補正予算案件
1件、水道事業会計補正予算案件1件の13議案と、諮問案件1件、報告案件2件、請願1件と陳情4
件でございます。
なお、議案第50号は、専決処分の承認を求める案件であります。議案の性格上、委員会付託を省略
し、本日の日程の中で質疑、討論、採決をお願いいたします。
次に、本定例会の一般質問者は6名であります。一般質問は、13日に4名、14日に2名の2日間の
日程で行いたいと思います。
なお、会期中に追加議案として、契約案件の上程が予定されている旨の報告を受けております。
何とぞ本定例会の慎重なるご審議と議会運営に格段のご協力を賜りますようお願い申し上げまして、
議会運営委員会の報告を終わります。
○議
長(髙田修治君)
お諮りします。
ただいま議会運営委員長より、委員会協議の結果について報告がありましたが、今期定例会の会期
は、本日6月6日から6月20日までの15日間といたしたいと思いますが、これに異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議
長(髙田修治君)
異議なしと認めます。
よって、今期定例会の会期は、本日6月6日から6月20日までの15日間と決定いたしました。
日程第3
○議
議長の諸般の報告
長(髙田修治君)
日程第3、議長の諸般の報告を行います。
5月17日、18日、第36回町村議会議長・副議長研修会が東京メルパルクホールで開催されました。
4
「新たな出発」をテーマに、17日は総務省自治財政局長椎川忍氏による「地域力創造と地域おこしの
ヒント」の講演、さらには明治大学経済学部教授の牛山久仁彦氏の基調講演の後、牛山教授をコー
ディネーターに、岩手県紫波町議会議長の武田平八氏ほか3名の町議会議長をパネリストとして、
「町村議会だからできる」のシンポジウムが開催されました。
18日には、東京大学名誉教授大森わたる氏による「二元代表制と議会の価値」の講演等があり、具
体的事例を含めた意義深い研修となりました。
また、5月24日、大分県町村議会議長会役員会が日出町で開催され、役員の改選が行われ、新会長
に日出町議会議長の城美津夫議長が就任しました。また、平成23年度の事業計画や町村議会議員研修
など、協議3件、報告3件について審議し、いずれも全会一致で承認いたしました。
以上、議長の諸般の報告を終わります。
日程第4
議案の上程
(議案第50号から議案第62号、諮問第2号、報告第1号、報告第2号)
○議
長(髙田修治君)
日程第4、議案の上程を行います。
今期定例会に提出されました議案第50号から議案第62号までの13議案及び諮問案件1件、報告2件
について一括上程したいと思いますが、これに異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議
長(髙田修治君)
異議なしと認めます。
よって、今期定例会に提出されました議案第50号から議案第62号までの13議案及び諮問案件1件、
報告案件2件につきましては、一括上程することに決定いたしました。
日程第5
○議
町長の諸般の報告並びに提案理由の説明
長(髙田修治君)
日程第5、町長に諸般の報告並びに提案理由の説明を求めます。
朝倉町長。
○町
長(朝倉浩平君)
おはようございます。
本日ここに平成23年第3回玖珠町議会定例会を招集申し上げましたところ、議員各位におかれまし
ては、何かとご多忙の中にもかかわりませずご参集いただきまして、誠にありがとうございます。
開会に当たりまして、提案いたしております議案の説明と町政諸般の報告を申し述べまして、議員
各位のご理解とご協力をお願いする次第でございます。
まず、国の政治状況でありますが、東日本大震災の復旧・復興と原子力事故の早期収拾が最優先課
題として、第2次補正予算の編成や赤字国債発行法案の行方など、政府、国会の動向が注視されてい
るところですが、国会の情勢は自民、公明両党などが衆議院に、菅内閣への不信任決議案を提出し、
5
6月2日に採決が行われ、反対多数で否決されました。菅首相は、震災対応に一定のめどがついた段
階での退陣を表明し、野党が提出した内閣不信任案の可決による衆議院解散・総選挙は一応回避され
ました。
震災の復興に向けて、課題を迅速に処理するためには、政治の空白、政策空転を起こすことなく、
早急に体勢を立て直すことが求められており、今の政治が取り組まねばならない最大課題であります。
戦後最大の危機に際して、政局の混乱はさらに続きそうでありますが、震災復興に全力を挙げている
被災者の方々並びに自治体への支援の面からも、一刻も早い正常化を望むものであります。
それでは、町政全般の報告をさせていただきます。
まず、第62回日本童話祭についてであります。
今年の日本童話祭の開催については、東日本大震災による被害を受けられた方々、亡くなられた
方々のご遺族の心情を察すれば、中止し、静かに哀悼の意をあらわすことも選択肢にありました。し
かし、戦後間もなく日本の復興が期待される昭和25年に、日本のアンデルセンと言われた久留島武彦
先生が、玖珠の地に全国から集められた小石を基礎に敷き、童話碑を建てられ、将来の日本を担う子
どもたちのために、5月5日を日本童話祭とした意味と目的を鑑み、そして会場などで義援金を集め
るなどして、東北地方の復興に少しでもお役に立てればと思い、実行委員会としては、一部中止した
イベントはありましたが、日本童話祭を開催いたしました。祭りはあくまで住民の皆様が主体になり、
行政がサポートして行われるものと思っています。
また、久留島武彦先生は、「継続は力なり」と言われています。61回連続して開催された童話祭は、
玖珠町の伝統と文化そのものです。そして、一度中止した場合、再開には相当なエネルギーが必要と
なりますし、玖珠町は童話の里として、まちづくりの基本に久留島精神を引き継いでおります。
ジャンボこいのぼりが空を泳ぎ、こいのぼりくぐり抜け、子ども神楽、久留島武彦先生の著作の
「ともがき」の現代版の絵本の紹介、これは紙芝居風にやらせていただきました、魚のつかみどり、
メルヘン大使の岩崎記代子氏と玖珠少年少女合唱団による童謡の合唱など、子ども中心の祭りが開催
されました。パレードを中止したにもかかわらず、昨年以上の多くの人にご来場していただきました。
第62回日本童話祭が、多くの町民のボランティアのご協力のもと、無事終了いたしました。町民の皆
様、議会議員の皆様を初め、多くの団体、関係者の皆様に深く感謝を申し上げます。本町の最大イベ
ントであります日本童話祭をしっかりと見詰め直し、さらに発展、継承してまいります。今後とも議
員各位のお力添えをお願い申し上げます。
次に、行方不明者の捜索についてであります。
5月21日、土曜日の午後2時ごろ、散歩に出かけたまま行方不明になられた塚脇長野上の小田原君
江さんの捜索を、翌22日、日曜日の午前9時より3日間、玖珠町消防団、玖珠警察署、玖珠消防署、
長野上自治区の出動で捜索してまいりました。自宅を中心に、街中や山中を捜索いたしましが、発見
いたすことができませんでした。その後、防災無線での放送、チラシの配布などを行いましたが、い
まだ発見に至っていない、見つかっていない状況でございます。今後も玖珠警察署と連携しながら、
6
広く情報提供を求める対応を行ってまいります。
なお、玖珠町消防団の延べ出動者数は、3日間で522名でありました。団員の皆様、関係者の方々
にお礼を申し上げます。
次に、万年山山開きの中止とミヤマキリシマ群生地の開花状況について申し上げます。
毎年5月の最終日曜日に、玖珠町観光協会の主催で開催されます万年山山開きにつきましては、あ
いにくの台風2号の接近により風雨など、登山者の危険回避のため中止いたしました。この万年山山
開きにつきましては、議員の皆様におかれましてもご記憶にあるかと思われますが、昨年は宮崎県で
発生いたしました家畜伝染病口蹄疫の影響で、登山道周辺の畜産農家への配慮のため、やむなく中止
という事態になり、大変残念でありますが、2年連続の中止となったところであります。
なお、万年山周辺のミヤマキリシマの開花状況についてですが、過日6月2日の早朝、私も開花状
況の確認のため万年山に行ってみました。一面咲き誇るミヤマキリシマに感動したところであります。
当日は、早朝にもかかわらず、県外から多くの登山客もおられました。特に通称お花畑と呼ばれると
ころがありますが、ミヤマキリシマ群生地につきましては、昨年、環境整備に力を入れ、これまで1
ヘクタール弱であったものを3ヘクタールぐらいに面積を拡大することができましたので、議員の皆
様方もミヤマキリシマの咲き誇る状況を、是非ご覧いただきたいと思っています。
途中の階段のところに写真を張らせていただきまして、昨日、観光課のほうで上ったら、ちょっと
盛りを過ぎているという状況ですけれども、非常に広く、まだまだ今年、もう一段整備することに
よって、一段と玖珠の観光の名所になるのではないかというふうに認識しております。
以上で諸般の報告を終わりまして、今議会に提案しております議案13件、諮問1件、報告2件につ
いて、順を追って提案理由の説明をいたします。
議案集の1ページ目をお開きください。
議案第50号は、専決処分の承認を求めることについて、交通事故の和解及び損害賠償の額を定める
ことについてであります。
本案は、自動車事故による損害を賠償するため、地方自治法第180条第1項の規定に基づき、専決
処分をしたので、同条第2項の規定によりこれを報告し、承認を求めるものであります。和解(示
談)による損害賠償額が決定され、賠償金額は83万2,328円で、全額自賠責保険料で支払いは完了し
ております。
次に、議案集の2ページ目をお開きください。
議案第51号から6ページの議案第55号の5議案は、辺地に係る総合整備計画の策定についてであり
ます。
議案第51号は日出生辺地、議案第52号は片草辺地、議案第53号は古後辺地、議案第54号は大野原辺
地、議案第55号は鏡辺地の整備計画で、いずれも辺地に係る公共的施設の総合的かつ計画的な整備を
促進するために策定するものでございます。
参考資料の1ページ目から11ページ目にかけて、5辺地の「辺地に係る総合整備計画書」に計画内
7
容を明記してございますので、ご覧いただきたいと思います。
次に、議案集7ページ目をお開きください。
議案第56号は、玖珠町過疎地域自立支援計画の一部変更についてでございます。
本案は、平成22年9月22日付で議決した玖珠町過疎地域自立促進計画、平成22年度から平成27年度
までの6カ年間を変更するもので、1、産業の振興に「中山間地域総合整備推進事業」と2、交通通
信体系の整備、情報化及び地域間交流の促進に、「広域農道整備事業負担金」を追加するものでござ
います。詳細につきましては、参考資料の12ページに変更前、変更後の対照表を掲載しておりますの
で、ご覧いただきたいと思います。
次に、議案集9ページ目をお開きください。
議案第57号は、玖珠町税条例の一部改正についてであります。
本案は、東日本大震災に係る雑損控除などの特例に伴う地方税法の改正によるものでございます。
詳細につきましては、参考資料の13ページ目から15ページ目に玖珠町税条例新旧対照表を掲載してご
ざいますので、ご覧いただきたいと思います。
次に、議案集11ページ目をお開きください。
議案第58号は、町道路線の廃止についてであります。
本案は、北山田駅裏線195.08メートルについて、地元から既存の町道路線の延長認定要請があり、
変更のため既存町道を一たん廃止するものであります。詳細につきましては、参考資料集の16ページ
目に町道廃止路線位置図を添付してございますので、ご覧いただきたいと思います。
次に、議案集12ページ目をお開きください。
議案第59号は、町道路線の認定についてであります。
本案は、北山田駅裏線283メートルについて、地元から既存の町道路線の延長認定要請があり、道
路改良もなされており、町道として維持管理することが適当であるため、再認定するものであります。
詳細につきましては、参考資料集の17ページに町道認定路線位置図を添付してございますので、ご覧
いただきたいと思います。
次に、議案第60号は、平成23年度玖珠町一般会計補正予算(第1号)についてであります。
予算書は別冊となっております。
まず、1ページ目でありますが、一般会計補正予算(第1号)は、既定の歳入歳出予算の総額に歳
入歳出それぞれ6,944万円を追加し、歳入歳出それぞれ81億6,944万円といたすものでございます。
2ページ目をお開きください。
2ページ目の第1表、歳入歳出予算補正でありますが、歳入につきましては、東日本大震災により、
本町においても災害などの不測の事態に対応すべく、玖珠町防災対策事業費や、昨今の鳥獣による深
刻な農産物被害など、まちづくり振興に緊急的に取り組むべき事案等であります。予算計上の主なも
のといたしましては、事業実施に伴う県支出金及び所要財源の確保による繰入金などが主なものであ
ります。
8
3ページ目をご覧ください。
3ページ目の歳出につきましては、先ほど述べましたとおり、防災対策事業や緊急的に取り組むべ
きまちづくり振興事業などの予算計上を、総務費、農林水産業費、消防費を中心に予算計上を行って
おります。
総務費は、特防(森自治会館建設事業)の追加工事費の計上などによりまして、1,903万5,000円の
増額としております。補正後の額は、15億4,738万3,000円となっております。
農林水産業費につきましては、有害鳥獣被害防止対策事業の対象地区の追加などによりまして、
4,115万9,000円を増額しまして、補正後の額は6億9,253万3,000円となっております。
4ページ目をお開きください。
消防費は、防災対策事業により216万3,000円を増額して、2億9,068万8,000円といたしております。
5ページ目をご覧ください。
5ページ目の第2表、地方債補正につきましては、社会資本整備総合交付金事業(長はね線道路改
良事業)の事業費増額に伴う財源として計上したものでございます。
続きまして、歳入の補正について、主なものについてご説明申し上げます。
予算書の9ページ目でございます。
まず、歳入では、県支出金、繰入金が主なものでございます。
16款2項5目農林水産業費県補助金8,422万8,000円につきましては、有害鳥獣被害防止対策事業等
の事業実施により、その交付金等を計上したものでございます。
19款1項1目繰入金2,009万9,000円は、緊急的に実施する防災対策事業や、まちづくり振興事業に
おける所要財源の確保のため、財政調整基金などの基金繰入金を計上したものでございます。
10ページ目をお開きください。
21款5項3目雑入4,526万5,000円の減額につきましては、先ほど述べましたが、有害鳥獣被害防止
対策事業の補助制度変更に伴い、諸収入から県支出へ予算の組替を行うものでございます。なお、有
害鳥獣被害防止対策事業による県支出金の計上額と諸収入の計上額を差し引きいたしますと、交付金
額が3,873万5,000円の増額になっております。
次に、歳出でありますが、11ページをご覧ください。
歳出の補正につきましては、特防(森自治会館建設事業)、防災対策事業及び有害鳥獣被害防止対
策事業などが主なものでございます。
2款1項15目自治振興費1,710万円につきましては、特防調整交付金事業(森自治会館建設事業)
の実施設計額の見直しなどによる追加工事費の計上となっております。
13ページ目をお開きください。
6款2項2目林業振興費3,944万円につきましては、歳入予算説明でも述べましたが、有害鳥獣被
害防止対策事業の防止柵設置対象地区の追加による事業費の増額などを予算計上したものでございま
す。
9
14ページ目をお開きください。
9款1項4目消防防災費216万3,000円につきましては、昨今の東日本大震災被害を受けまして、本
町においても不測の事態に備え、災害対策を緊急的に実施するものでございます。具体的には、地域
防災計画ダイジェスト版の全戸配布や住宅地図等を各地区消防団に配備し、社会的弱者や被災地区住
民に対する迅速な避難誘導や防災行動が行えるように整備するものでございます。
10款5項7目わらべの館費48万4,000円につきましては、東日本大震災の復興支援対策といたしま
して、被災地に久留島武彦先生の絵本を贈り、子どもたちの心のケアを支援するものでございます。
これにつきましては、3県、岩手、福島、宮城県に申し出いたしましたところ、福島県から要望があ
りまして、150冊送らせていただきまして、まだ他のところから要望が来ているという状況でござい
ます。
以上が、一般会計補正予算(第1号)に伴うものでございます。
次に、議案第61号は、平成23年度玖珠町介護保険事業特別会計補正予算(第1号)でございます。
予算書は別冊となっております。
予算書の1ページ目をお開きください。
玖珠町介護保険事業特別会計補正予算(第1号)は、介護サービス事業の補正で、既定の歳入歳出
予算の総額に歳入歳出それぞれ179万2,000円を追加し、歳入歳出それぞれ1,234万6,000円といたすも
のでございます。
本案は、介護サービス事業において、包括支援センターのケアマネジャーを雇用するため、基金を
繰り入れて一般賃金を計上するものであります。
次に、議案第62号は、平成23年度玖珠町水道事業会計補正予算(第1号)でございます。
予算書は別冊となっております。
予算書の1ページ目をお開きください。
今回の補正は、収入の1款、事業収益を680万1,000円増額し、計1億6,310万2,000円とし、支出2
款、事業費用を収入と同額の680万1,000円を増額し、計1億5,992万1,000円とするものであります。
事業の内容は、民間施設の建設に伴う受託給水工事によるものでございます。
次に、議案集の13ページ目をお開きください。
諮問第2号は、人権擁護委員候補者の推薦についてであります。
本案は、石井昇委員の任期が平成23年9月30日をもって満了するため、引き続き候補者として推薦
をしたいので、人権擁護委員法第6条第3項の規定により議会の意見を求めるものでございます。詳
細につきましては、参考資料集の18ページ目に石井昇氏の略歴を記載しておりますので、ご覧いただ
きたいと思います。
次に、報告2件についてご説明いたします。
報告第1号、平成22年度玖珠町一般会計繰越明許費繰越計算書について説明申し上げます。
計算書は別冊となっております。
10
本報告は、地方自治法施行令第146条第2項の規定によりまして、平成22年度玖珠町一般会計繰越
明許費繰越計算書を調製いたしましたので、これをご報告いたすものでございます。
内容は、地域活性化・きめ細かな臨時交付金事業など25件ございまして、翌年度繰越額の合計額は
7億9,076万円となっております。本年度は21年度と同様、国の経済対策事業を補正予算計上で実施
しております。それに伴いまして、繰越明許費が昨年度とほぼ同じ件数となっております。地域活性
化・きめ細かな臨時交付金事業及び住民生活に光をそそぐ交付金事業が14件、特定防衛施設周辺整備
調整交付金事業が4件、その他に平成22年度に国の補助・交付金の追加交付による総合運動公園建設
事業の事業実施等が7件となっております。
次に、報告第2号、平成22年度玖珠町一般会計事故繰越し繰越計算書について説明申し上げます。
計算書は別冊となっております。
本報告は、地方自治法施行令第150条第3項の規定によりまして、平成22年度玖珠町一般会計事故
繰越し繰越計算書を調製いたしましたので、これを報告いたすものでございます。
内容につきましては、日出生台演習場周辺障害防止対策事業(中須導水路)でございます。翌年度
繰越額の合計が4,750万2,656円となっております。本事業は、平成21年度から継続費設定事業として
平成21年度から22年度にわたり事業実施を行っているもので、平成22年度に事業完了の予定でありま
した。水路工事の性質上、農繁期の耕作地に対する水源確保による長期の工事中断期間に加えて、工
事用道路の借地交渉において、一部地権者との合意形成に不測の日数を要したことなどにより、年度
内工事完成が困難な状況となったため、地方自治法第220条第3項により、やむを得ず事故繰り越し
を行うものでございます。なお、本事業につきましては、その後、工事の工程進捗が計画どおりに行
われ、5月に工事完成を行っております。
以上が、玖珠町一般会計繰越明許費繰越計算書及び事故繰越し繰越計算書の報告になります。
以上、専決処分の承認を求める案件1件、辺地計画の策定案件5件、過疎計画の一部変更案件1件、
条例の一部改正案件1件、町道路線の廃止案件1件、町道路線の認定案件1件、平成23年度補正予算
案件3件の計13議案と、諮問案件1件、報告案件2件を上程させていただいたところでございます。
議員の皆様におかれましては、何とぞ慎重なご審議の上、ご承認を賜りますようお願い申し上げま
して、提出議案の説明を終わらせていただきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
○議
長(髙田修治君)
日程第6
○議
町長の諸般の報告並びに提案理由の説明を終わります。
請願並びに陳情の上程(請願1件、陳情4件)
長(髙田修治君)
日程第6、請願並びに陳情の上程を行います。
お手元に配付しています文書表のとおり、請願1件、陳情4件が提出されております。
これを上程いたしたいと思いますが、異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
11
○議
長(髙田修治君)
異議なしと認めます。
よって、請願1件、陳情4件は上程することに決しました。
ここで、請願第1号について、紹介議員の説明を求めます。
紹介議員5番中川英則君。
○5
番(中川英則君)
義務教育費国庫負担制度の堅持および
教育予算の拡充を求める意見書の提出に関する請願書
学校教育の充実のために、日々ご努力されていることに深く敬意を表します。
現在、多くの都道府県で、子どもたちの実態に応じ、きめ細かな対応ができるようにするために、
少人数教育が実施されていますが、保護者や子どもたちから大変有益であるとされています。
子どもたちに豊かな教育を保障することは、社会にとってもきわめて重要なことです。しかしなが
ら、GDPに占める日本の教育費の割合は、OECD諸国の中で最下位(28カ国中)となっており、
現在の社会経済不安の中で、経済的な理由から高校生の中途退学者も増えています。また、三位一体
改革により、義務教育費国庫負担制度の国負担率も2分の1から3分の1に引き下げられたことや地
方交付税が削減されたことで財政が圧迫され、自治体によっては教育予算といえども現状維持すら厳
しくなってきています。
子どもたちが全国どこに住んでいても、一人ひとりにきめ細かな教育を保障するためには、30人以
下学級や複式学級の解消などの教育条件整備が必要です。自治体の財政力や保護者の所得の違いに
よって、子どもたちが受ける「教育水準」に格差があってはなりません。
つきましては、次の事項の実現について、地方自治法第99条の規定に基づき国の関係機関へ意見書
を提出されますよう要請いたします。
記
1.子どもたちに、教育の機会均等と教育水準を保障するために必要不可欠な義務教育費国庫負担制
度について、国負担率を2分の1に復元することを含め、制度を堅持すること。
2.きめ細かい教育の実現のために、30人以下学級・複式学級解消を基本とした次期教職員定数改善
計画を実施すること。
平成23年5月25日
大分県玖珠郡玖珠町大字帆足173
大分県教職員組合玖珠支部執行委員長
平原
12
一幸
玖珠町町議会議長
髙
田
修
治
殿
以上であります。
日程第7
○議
委員会の継続審査結果の報告並びに委員長報告に対する質疑
長(髙田修治君)
日程第7、委員会の継続審査結果の報告並びに委員長報告に対する質疑を行
います。
基地対策特別委員会の報告を求めます。
基地対策特別委員会委員長藤本勝美君。
○基地対策特別委員長(藤本勝美君)
基地対策特別委員会報告(閉会中)。
平成23年第2回玖珠町議会臨時会において、基地対策特別委員会に閉会中の継続審査の付託を受け
た件につきまして、その結果を報告します。
5月20日、執行部出席のもと、基地対策特別委員会を開催いたしました。
1、基地対策特別委員会の取り組みについて
当面の取り組みについては、日出生台演習場に関係する地域の実態をもっと把握したほうが良いの
ではないかとの意見が出ました。また、自衛隊との共生のまちづくりを進めている玖珠町議会が、自
衛隊玖珠駐屯地との交流が必要ではないかとの意見が出ました。よって、基地対策特別委員会では、
下記の事項を取り組むことを決めました。
(1)日出生台演習場関係団体との意見交換会の開催
(2)自衛隊玖珠駐屯地との交流会の開催
(3)その他
2、防衛省等への町及び議会による合同陳情について
本年度の防衛省等への合同陳情について、執行部より「昨年の合同陳情は、政府の予算編成及び各
省からの予算要求の締め切りが8月末となっており、その前に実施するほうが効果的だとの判断から、
7月中に合同陳情を実施しています。」との報告がありました。
昨年の日程、7月16日、九州防衛局並びに西部方面総監部、7月22日、23日、防衛省。
本年も昨年同様の日程調整の中で実施することとしました。
合同陳情の内容については、基地対策特別委員会と執行部との協議の中で決定していくことといた
しました。また、合同陳情に出席する委員の人数については、「町の強い意向を国に伝えるため、基
地対策特別委員会委員全員での陳情活動にする必要があるのではないか。」との意見が出ました。
3、その他
執行部より、陸上自衛隊玖珠駐屯地と日出生台演習場との間における防衛専用道整備ルートの経過
について報告がありました。
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委員会としては、基地問題の対応について執行部とともに問題解決に向けて努力することを確認し、
本委員会は引き続き継続審査とすることを決しました。
以上です。
○議
長(髙田修治君)
(な
○議
基地対策特別委員会委員長報告に対する質疑はありませんか。
し)
長(髙田修治君)
それでは、基地対策特別委員会委員長報告に対する質疑を終わります。
以上で、継続審査の報告並びに委員会報告に対する質疑を終わります。
お諮りします。
議案第50号は、専決処分の承認案件であります。
議会運営委員長より報告がありましたように、議案の性格上、急施を要する案件でありますので、
委員会付託を省略し、直ちに本日の議題といたしたいと思いますが、異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議
長(髙田修治君)
異議なしと認めます。
よって、議案第50号につきましては、委員会付託を省略し、直ちに本日の議題とすることに決定い
たしました。
日程第8
○議
質疑・討論・採決
長(髙田修治君)
日程第8、これより質疑、討論、採決を行います。
議案集1ページをお開きください。
議案第50号、専決処分の承認を求めることについて、交通事故の和解及び損害賠償の額を定めるこ
とについて質疑を行います。
質疑ありませんか。
1番廣澤俊幸君。
○1
番(廣澤俊幸君)
この83万というのは、町民からすると大変大きい額だと思うんです。国民年
金を受給している人の割合でいきますと、3年分以上の金額になると思うんです。これは保険で下り
なかったのかどうかという質問が1つと、それから専決処分をするまでの処理ルール、どういう手順
で専決処分まで持ってこられたのか。例えば民間企業ですと事故処理委員会、あるいは厳しいところ
によりますと、懲罰委員会にかけて、そしてどう処理をするかということを決めます。そういう手順
がどうだったのか。この2点について教えていただきたいと思います。
○議
長(髙田修治君)
○総務課長(帆足博充君)
帆足総務課長。
お答えいたします。
まず、金額の要件でございますが、町の自動車共済等につきましては、財団法人全国自治協会に代
理人として保険等の代理請求事務等をお願いしております。今回の事故に伴う保険請求につきまして
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は、全額自賠責での適用ということで、保険請求代行事務の全国自治協会との事務の中で行ったとこ
ろであります。
それから、事故に対しての請求の手順でございます。本来ですと、損害賠償の額を定めることにつ
きましては、自治法の96条第13項の規定で議決要件とされております。ただ、少額の場合、町長への
専決処分指定事項として、平成21年3月18日に議会の議決をいただいておるところでありますが、そ
の処分指定事項の第1項に、交通事故の和解で、その額が120万円以下のものに関することというこ
とで、専決処分事項とされております。今回、全国自治協会を通じての損害補償額の示談、和解の金
額に至りましたので、町の専決処分としての処理を行った上で、一番近い議会における報告承認を求
めるということで、今回の6月定例会での提案となったところであります。
以上であります。
○議
長(髙田修治君)
1番廣澤俊幸君。
○1
番(廣澤俊幸君)
もう1点ですけれども、再発を起こさないために、どういう再発防止をやら
れたのか。例えばほとんどの民間企業ですと、啓蒙活動をやっているんですよね。事故をやることに
よって、本当にみんなに迷惑がかかる。恐らくこの専決処分をやるために、いろんな手続の書類とか
を作ったり、手続のために無駄な時間が発生していると思う。こういうことをなくすために、啓蒙活
動を徹底的に民間企業はやっています。これは企業の社会的責任、あるいは企業のイメージダウン、
失墜を防止すると。民間企業はそうやっている。もっと公職にあるところは、その啓蒙活動を徹底的
にやらないといけないんだろうと私は思います。したがって、ぜひこれから啓蒙活動というか、事故
の再発防止に努めていただきたいということをお願いして、質問を終わります。
○議
長(髙田修治君)
(な
○議
ほかにありませんか。
し)
長(髙田修治君)
質疑なしと認めます。
議案第50号の質疑を終わります。
以上で質疑を終結します。
これより討論に入ります。
議案第50号に対する反対意見の発言はありませんか。
(な
○議
長(髙田修治君)
(な
○議
し)
賛成意見の発言はありませんか。
し)
長(髙田修治君)
以上で、討論を終結します。
これより採決を行います。
議案第50号は、専決処分の承認を求める案件であります。
別に反対意見の発言もありませんでしたので、これを採決いたしたいと思いますが、これに異議あ
りませんか。
15
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議
長(髙田修治君)
異議なしと認めます。
異議なしと認めます。
よって、議案第50号については、採決することに決定いたしました。
議案第50号について、原案のとおり承認することに賛成の方の起立を求めます。
(起立全員)
○議
長(髙田修治君)
着席ください。起立全員です。
よって、議案第50号は、原案のとおり承認することに決しました。
○議
長(髙田修治君)
以上をもちまして、本日の日程はすべて終了いたしました。
お諮りします。
明日7日は議案質疑といたしたいと思いますが、異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議
長(髙田修治君)
異議なしと認めます。
よって、明日7日は議案質疑とすることに決しました。
本日はこれにて散会いたします。
ご協力ありがとうございました。
午前10時53分
散会
地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。
平成23年6月6日
玖珠町議会議長
髙
田
修
治
署
名
議
員
大
谷
徹
子
署
名
議
員
片
山
博
雅
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