近赤外線を利用した異物検出システムを出展

2016 年 9 月 27 日
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位
近赤外線を利用した異物検出システムを出展
「近赤外線発光する色素」と「近赤外線発光を検出する装置」で
従来難しいとされたプラスチック異物が検出できるシステムを展示
三井金属(代表取締役社長:西田計治)の完全子会社である三井金属計測機工株式会社は、DIC
株式会社(社長執行役員:中西義之)とともに共同開発を進めている近赤外線の発光を利用する安全
性の高い食品内部の異物検出システムを9月28日(水)~30日(金)に東京ビッグサイト(東ホ
ール)で開催される「フードセーフティジャパン2016」に共同出展いたします。
食品中への異物混入は、食の安全を脅かす重大な事故につながる恐れがあるため、製造工程におい
て異物の混入を検出するため様々な異物検出装置が導入されています。検出装置としては、一般的に
磁力線やX線を利用した装置が普及しており、比重の大きい異物(金属や小石など)の検出には優れ
ますが、比重の小さい異物(プラスチックやゴムなど)に関しては検出が難しいことから、これらの
異物を検出するための新しい技術が求められています。
今般出展する異物検出システムは、
「近赤外線発光する色素」と「近赤外線発光を検出する装置」と
を組み合わせることにより、従来難しいとされてきたプラスチックなどの異物の検出が可能となると
期待しています。近赤外線は、人体や食品に対しても影響が少なく安全性が高いことに加え、物質透
過性が高いことから、すでに食品検査などに利用されています。
DIC株式会社が新たに開発した「近赤外線発光する色素」を食品加工ラインで用いるプラスチッ
ク部品などに混練することで、同部品が加工食品中などに混入した場合でも、混入した樹脂の食品内
部での発光を開発装置で可視化することができ、高感度に異物を検出することが可能となります。
このシステムを既存の金属検出装置や X 線検出装置と併用することで、異物混入リスクを大幅に削
減することが可能となり、より一層、食の安心安全に貢献できるものになると期待しています。
以 上
【お問い合わせ先】
三井金属 経営企画本部 広報部
TEL 03-5437-8028
FAX 03-5437-8029
E メール [email protected]
ご参考
NIR異物検出装置(三井金属計測機工株式会社製)
近赤外線発光色素(DIC 株式会社製)を混練した樹脂
検出のイメージ
【三井金属計測機工株式会社の概要】
(1)本社工場
:愛知県小牧市
(2)設立
:1973 年 12 月
(3)資本金/当社保有比率
:400 百万円/100%
(4)社長
:田中俊彦
(5)従業員数
:80 名
(6)事業内容
:計測制御機器および産業用精密機械の開発・設計・組立て