リリース・ノート

IBM eMessage
バージョン 9 リリース 1.1
2014 年 11 月 26 日
リリース・ノート
注記
本書および本書で紹介する製品をご使用になる前に、 23 ページの『特記事項』に記載されている情報をお読みください。
本書は、IBM eMessage (製品番号 5725-E28) バージョン 9、リリース 1.1、モディフィケーション 0、および新しい
版で明記されていない限り、以降のすべてのリリースおよびモディフィケーションに適用されます。
お客様の環境によっては、資料中の円記号がバックスラッシュと表示されたり、バックスラッシュが円記号と表示さ
れたりする場合があります。
原典:
IBM eMessage
Version 9 Release 1.1
November 26, 2014
Release Notes
発行:
日本アイ・ビー・エム株式会社
担当:
トランスレーション・サービス・センター
© Copyright IBM Corporation 1999, 2014.
目次
第 1 章 システム要件と互換性 . . . . . 1
プライバシー・ポリシーおよび利用条件に関する考
慮事項 . . . . . . . . . . . . . . . . 25
第 2 章 このリリースの新機能と変更点 . . 3
eMessage でホストされる機能の以前のソフトウェ
ア・リリースからの変更点. . . . . . . . . . 4
IBM eMessage の新機能 . . . . . . . . . . 10
第 3 章 修正された問題. . . . . . . . 11
第 4 章 既知の問題 . . . . . . . . . 15
第 5 章 既知の制限 . . . . . . . . . 19
IBM 技術サポートへのお問い合わせ . . . 21
特記事項 . . . . . . . . . . . . . . 23
商標 .
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© Copyright IBM Corp. 1999, 2014
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iii
iv
IBM eMessage: リリース・ノート
第 1 章 システム要件と互換性
システム要件について詳しくは、「IBM®Enterprise Marketing Management Products
Recommended Software Environments and Minimum System Requirements」ガイドを参
照してください。この資料では、レポート作成の要件、追加されたサード・パーテ
ィー・ソフトウェア・サポート、および入手できなくなったサード・パーティー・
ソフトウェア・サポートについても説明しています。
IBM eMessage は、IBM Campaign と共に作動します。 Campaign をインストール
する際に、いくつかの eMessage コンポーネントおよびテーブルが Campaign のイ
ンストールの一部として自動的にインストールされます。 eMessage のソフトウェ
ア、システム・テーブル、eMessage のレポート・パックを個別にインストールする
ことはできません。これらのコンポーネントをインストールすると、Campaign イン
ストール済み環境で、ホストされる E メールのサポート準備が整います。ただし、
eMessage にサブスクライブするまでは E メールの作成、送信、および追跡を開始
できません。
eMessage サブスクリプションを要求すると、アカウントをアクティブにし、世界中
の主要な ISP との間で E メール・マーケティング担当者としての評判を確立する
ために、 IBM がユーザーとの対話を行います。サブスクリプション購入後に
eMessage を使用可能にして構成することについて詳しくは、「IBM eMessage 起動
および管理者ガイド」を参照してください。
eMessage を Campaign と共にインストールすることについて詳しくは、「IBM
Campaign インストール・ガイド」および「 IBM Campaign 9.1.0 リリース・ノー
ト」を参照してください。
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IBM eMessage: リリース・ノート
第 2 章 このリリースの新機能と変更点
いくつかの新しい eMessage 機能は、使用しているローカル環境で作動するソフト
ウェア・コンポーネントの変更を必要とします。この種の変更には、新しいソフト
ウェアのインストールが必要です。この場合、IBM は新しい eMessage 機能をスケ
ジュールされたソフトウェア・リリースの一部として提供します。
IBM Campaign バージョン 9.1.1 をインストール、またはバージョン 9.0.0 にアッ
プグレードする場合、インストーラーには、Campaign 9.1.1 での操作に必要な
eMessage ファイルが含まれます。
注: Campaign 9.1.1 では、クラスター環境に Campaign をインストールするための
サポートが導入されました。eMessage は、クラスター環境における動作をサポート
しません。Campaign で eMessage を有効にする場合は、クラスターで動作するよう
に Campaign を構成しないでください。
Campaign 9.1.1 のインストール、または 9.1.1 へのアップグレードについて詳しく
は、「IBM Campaign バージョン 9.1.1 インストール・ガイド」を参照してくださ
い。
eMessage はホスト・サービスなので、IBM は、スケジュールされたソフトウェ
ア・リリース間に多くの新機能を供給しています。前回のソフトウェア・リリース
以降の eMessage の変更の要約については、 4 ページの『eMessage でホストされる
機能の以前のソフトウェア・リリースからの変更点』を参照してください。
以下のセクションで、このソフトウェア・リリースで使用可能になった eMessage
の機能および変更点について説明します。
eMessage 機能にアクセスするための新規ユーザー・インターフェー
ス・ラベル
IBM Marketing Platform および Campaign のユーザー・インターフェースには、
eMessage 機能にアクセスするための複数の新規ラベルが含まれています。このイン
ターフェースの変更は、eMessage において複数のメッセージング・チャネルが使用
可能になったことを表しています。このリリースでは、以下の変更が導入されまし
た。
v 「eMessage メール配信」は「メッセージング」になりました。
このオプションは、「メッセージ概要」ページ (以前は「eMessage メール配信」
ページ) を開きます。この機能を有効にした場合、「メッセージ概要」ページ
は、モバイル・アプリケーション通知プッシュの情報を表示するようになりまし
た。
v 「eMessage ドキュメント」は「メッセージ・エディター (Message Editor)」にな
りました。
このオプションは Document Composer を開きます。
v 「eMessage 分析」は「メッセージング分析」になりました。
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この機能を有効にし、バージョン 9.1.1 用の eMessage レポート・パックをイン
ストールしている場合、レポート作成オプションには、モバイル・アプリケーシ
ョン通知へのレスポンスを分析するためのレポートが含まれるようになりまし
た。
v 「eMessage 設定」は「メッセージング設定 (Messaging Settings)」になりまし
た。
eMessage 機能の動作を制御する様々な構成設定にアクセスするには、このリンク
をクリックします。
v キャンペーンでは、「eMessage メール配信の追加」リンクが「メッセージの追
加」になりました。
v メッセージング実行を構成するときに、メッセージング・チャネルを選択できる
ようになりました。「E メール」を選択してメール配信を構成したり、「プッシ
ュ」を選択してモバイル・アプリケーション通知プッシュを構成したりできま
す。eMessage を使用してモバイル・デバイスにパーソナライズ通知を送信するの
は、IBM に依頼した場合にのみ可能です。「サマリー」タブと「編集」タブは、
選択したチャネルに応じて、E メールまたはプッシュ用の構成および実行オプシ
ョンを提供するようになりました。
IBM ExperienceOne Knowledge Center
ExperienceOne ファミリーのすべての製品の資料を含む IBM ExperienceOne
Knowledge Center で、製品資料を表示できるようになりました。IBM
ExperienceOne Knowledge Center を使用して、以下の作業を行います。
v すべての資料で特定の製品を検索する。
v スイート内のすべての製品を検索する。
v トピックにブックマークを付ける。
v 特定のトピックへのリンクを共有する。
v IBM サポートおよび研修リソースにアクセスする。
「ヘルプ」>「製品資料」や「ヘルプ」>「このページのヘルプ」など、各製品の
「ヘルプ」メニューを使用すると、以前のリリースと同じように、共通タスク、ト
ラブルシューティング、およびサポートの資料を表示することができます。他のす
べての IBM 製品に関する資料を入手するには、IBM Knowledge Center
(http://www.ibm.com/support/knowledgecenter/) を使用してください。
eMessage でホストされる機能の以前のソフトウェア・リリースからの変更
点
IBM では、IBM eMessage および IBM Campaign の以前のリリース以降、ホストさ
れるメッセージング環境によって提供される eMessage 機能に以下の重要な機能強
化を導入しました。
v 「友人に転送」リンクをマーケティング E メールに組み込むための新規オプショ
ン
v メッセージ内のハイパーリンクの外観と動作に対する制御強化
v プッシュ通知をモバイル・アプリケーションに送信するための新規サポート
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IBM eMessage: リリース・ノート
v 拡張された E メール・バウンス分類
v 複数のメッセージング・チャネルに対する拡張サポート
v 削除されたコンテンツとコミュニケーションに対する制御向上
v パーソナライズされたマーケティング E メールに RSS コンテンツを追加するた
めの新規サポート
v E メール・アドレスを入力しやすくするための拡張 E メール・ヘッダー
v トランザクション E メールに出力リスト・テーブル (OLT) を作成する必要がな
くなりました
v インストール済み環境におけるメール配信のリストの拡張ナビゲーション
v 数値のパーソナライズ・フィールドを含む文書の簡素化されたプレビュー
v 月次請求レポートで提供される詳細情報
v コンテンツ・ライブラリーでテキストまたは HTML 要素を作成するための新規
方法
「友人に転送」リンクをマーケティング E メールに組み込むための
新規オプション
IBM は、IBM eMessage を使用して送信されるパーソナライズされた E メール・
メッセージに、構成可能な「友人に転送」リンクを追加するオプションを導入しま
した。
マーケティング・メッセージの普及を推進するために、最大 5 つの他の E メー
ル・アドレスにメッセージを転送することをメッセージ受信者に促すことができる
ようになりました。このリンクがテキストとして表示されるか、イメージとして表
示されるように構成できます。また、お客様のシームレスな使用感についてブラン
ドと一致するように、IBM が提供するデフォルトの E メール送信ページと確認ペ
ージをカスタマイズすることもできます。
IBM は、メッセージを転送した受信者、および転送されたメッセージを開いた友人
数をトラッキングします。転送されたメッセージ内のメッセージ・オープンとリン
ク・クリックがトラッキングされ、eMessage システム・テーブルに追加され、標準
リンク・トラッキング・レポートに表示されます。転送されたメッセージへのレス
ポンスは、元のメール配信に属すると判定されます。
この機能を使用するには、この機能の使用を依頼する必要があります。IBMEmail
Account Services チーム ([email protected]) に連絡して、ホストされた E メー
ル・アカウントに対して「友人に転送」リンクを有効にするように IBM に依頼し
てください。
メッセージ内のハイパーリンクの外観と動作に対する制御強化
コミュニケーションにリンクを追加すると、そのリンクの HTML 属性をリンク本
体と共に構成できるようになりました。リンク属性の構成に関連した以前の制限は
なくなりました。<target> 属性の新しいサポートにより、リンクのターゲットがど
こに開くかを制御できるようになりました。
第 2 章 このリリースの新機能と変更点
5
リンク属性に対する制御の向上は、ハイパーリンク・ウィジェットを使用してゾー
ンに追加するリンク、および HTML テンプレートまたはスニペットに組み込むリ
ンクに適用されます。
リンクが同じウィンドウで開くか、新規ウィンドウで開くか、新規フレームで開く
かを指定するために、<target> 属性を構成できるようになりました。
プッシュ通知をモバイル・アプリケーションに送信するための新規サ
ポート
IBM eMessage を使用して、モバイル・アプリケーションをモバイル・デバイスに
ダウンロードしてインストールするモバイル・ユーザーに届くように、対象を絞っ
た追跡可能なキャンペーンを行うことができるようになりました。 eMessage を使
用して送信できる他のタイプのメッセージと同じように、送信する各通知をパーソ
ナライズすることができます。
eMessage は、Apple iOS オペレーティング・システムおよび Google Android オペ
レーティング・システムを実行するモバイル・デバイス上のディスプレイの通知を
サポートします。
IBM Campaign で作成した受信者のリストにパーソナライズされた通知を送信し
て、マーケティング・データベースで使用可能な人口統計データを利用することが
できます。また、モバイル・ユーザーのロケーションに基づいて、それらのユーザ
ーに通知を送信することもできます。ロケーション・トリガーの配信に同意するモ
バイル・ユーザーの場合、モバイル・ユーザーが指定ロケーションの周囲の領域に
入ると通知を送信するように、eMessage を構成することができます。ロケーショ
ン・トリガーの通知はパーソナライズされません。
eMessage では、モバイル・デバイスに単純なテキスト形式で表示されるアプリケー
ション・プッシュ通知 を送信できます。アプリケーション・プッシュ通知は、通知
受信者の注意を引きつけるように設計されています。また、モバイル・アプリケー
ションに提供する受信ボックスに配信される受信ボックス・プッシュ通知 も送信で
きます。モバイル・ユーザーとの関わりを強化するために、受信ボックス通知は、
イメージやリンクを始めとする HTML 書式設定をサポートします。また、受信ボ
ックス・プッシュ通知をアプリケーション・プッシュ通知にリンクさせることもで
きます。
注: この機能を利用するには、IBM Campaign 9.1.0.2 フィックスパックをインスト
ールするか、より新しいバージョンをインストールする必要があります。
拡張された E メール・バウンス分類
eMessage システム・テーブルは、対象受信者に正常に配信されなかったメッセージ
に関してさらに詳細な情報を提供するようになりました。 eMessage は、各 E メー
ル・メッセージが配信されなかった理由をもっと具体的に定義します。eMessage シ
ステム・テーブルは、ハード・バウンスとソフト・バウンス、およびその他の技術
的な理由による拒否をさらに定義するために、複数の新しいサブカテゴリーを提供
します。
eMessage システム・テーブルに照会して、拡張バウンス・データを取得することが
できます。メール配信リストとバウンス取り扱いルールを詳細化して、ISP 間での
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IBM eMessage: リリース・ノート
E メールの評判を損なう迷惑メッセージを送信しないようにするには、詳細なバウ
ンス・レスポンス・サブタイプを使用します。
拡張されたバウンス・カテゴリーについて詳しくは、「IBM eMessage System Tables
and Data Dictionary」を参照してください。
複数のメッセージング・チャネルに対する拡張サポート
eMessage は、E メールおよびモバイル・アプリケーション・プッシュ通知による、
パーソナライズされたマーケティング・メッセージの送信をサポートするようにな
りました。メッセージング・インターフェースとワークフローの更新により、対象
オーディエンスに到達する方法を柔軟に選択できるようになります。
メッセージをキャンペーンに追加するときに、送信したいメッセージのタイプを選
択できるようになりました。eMessage は、選択されたメッセージング・チャネルに
固有の編集および構成オプションを提示します。
選択可能なメッセージング・オプションは、インストールした IBM Campaign のバ
ージョン、およびホストされたメッセージング・アカウントに対して有効になった
メッセージング機能によって異なります。
v ホストされた E メール・メッセージングは、Campaign 8.0.0 以上のすべてのバ
ージョンで使用可能です。
v Campaign 9.1.0.2 フィックスパックをインストールするか、より新しいバージョ
ンをインストールすると、プッシュ通知の送信が使用可能になります。ホストさ
れたメッセージング・アカウントに対してプッシュ通知を有効にするには、IBM
に連絡する必要があります。
削除されたコンテンツとコミュニケーションに対する制御向上
Document Composer は、コンテンツ・ライブラリーとコミュニケーション・ライブ
ラリーから削除したデジタル資産とコミュニケーションに対する制御を強化するた
めに、ごみ箱を導入しました。
以前は、システム・ユーザーが資産またはコミュニケーションを削除すると、削除
された項目が誤って削除されたことが後で分かっても、その項目をリカバリーでき
ませんでした。このリリースでは、削除されたコンテンツを保持する領域として機
能するごみ箱が導入されました。
デジタル資産、コミュニケーション、またはフォルダーを削除すると、その項目は
ごみ箱に移動するようになりました。必要に応じて、ごみ箱から元の場所に項目を
復元することができます。
項目が必要なくなったことが確実な場合は、その項目またはフォルダーを完全に削
除できます。項目またはフォルダー階層を完全に削除する前に、システムは削除さ
れるすべての項目を検査して、それらがコミュニケーションまたはメッセージで使
用されていないことを確認します。
第 2 章 このリリースの新機能と変更点
7
パーソナライズされたマーケティング E メールに RSS コンテンツ
を追加するための新規サポート
メッセージを送信するたびに、RSS フィードからマーケティング E メールに最新
のコンテンツを自動的に追加できます。
RSS フィードからマーケティング E メールにコンテンツを追加することにより、
メッセージ受信者に最新の情報を提示する機会が得られます。例えば、月 1 回の E
メール・ニュースレターを送信する場合、そのニュースレターに 1 つ以上の RSS
ニュース・フィードから関心のある項目を組み込むことができます。毎月、更新さ
れたコンテンツを自動的に取得できます。
E メール・メッセージを送信するとき、システムは、その時点でフィードにあるコ
ンテンツを自動的に取得します。E メール内でのコンテンツの表示方法と組み込ま
れる項目数は制御できます。個性を反映させるには、eMessage パーソナライズ・フ
ィールドを RSS 接続に適用して、RSS コンテンツがメッセージ受信者ごとにどの
ように表示されるかをカスタマイズしてください。
RSS フォーマットと Atom フォーマットのどちらで作成された RSS フィードにも
接続できます。
ゾーンで eMessage コンテンツ・コネクターを使用して RSS フィードへの接続を追
加するには、HTML E メール・テンプレートまたは HTML スニペットに RSS 接
続を組み込むか、RSS 接続を含むスニペットを参照します。
E メール・アドレスを入力しやすくするための拡張 E メール・ヘッ
ダー
IBM eMessage では、E メール・コミュニケーションの作成時に表示されるヘッダ
ーが改善されました。E メール・コミュニケーションをもっと迅速に作成できるよ
うに、アドレス・オプションと新しいデフォルトが増えました。
ヘッダーは、E メール・ドメイン、E メール・アドレスのローカル部分、および表
示名 を構成するためのフィールドを提供します。表示名は、フレンドリー名と呼ば
れることがあります。完全な E メール・アドレスは、E メール・ドメインとローカ
ル部分の組み合わせによって作成されます。
以前は、ヘッダーは単一のデフォルト・アドレスを提供し、表示名を手動で入力し
ていました。このデフォルト・アドレスを変更できましたが、作成した E メール・
コミュニケーションごとにプロセスを繰り返す必要がありました。
eMessage では、デフォルトの E メール・アドレスとフレンドリー名を指定できる
ようになりました。その結果、E メール・コミュニケーションを作成するたびに、
システムが E メール・ヘッダーを自動的に取り込みます。複数の E メール・ドメ
インを IBM に登録した場合、フレンドリー名、E メール・アドレス、および E メ
ール・ドメインのどの組み合わせが、新しい E メール・コミュニケーションのデフ
ォルト・アドレスとして表示されるかを選択できます。E メール・コミュニケーシ
ョンを作成するときに、どのデフォルト値でも変更できます。
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IBM eMessage: リリース・ノート
この新しいヘッダーの機能強化は、以前に作成された E メール・コミュニケーショ
ンを変更するのではなく、新しいヘッダーにより、必要に応じてそれらの更新が容
易になります。
トランザクション E メールに出力リスト・テーブル (OLT) を作成す
る必要がなくなりました
以前は、トランザクション E メールに対して eMessage メール配信を有効にした場
合、出力リスト・テーブル (OLT) を作成して、E メール・メッセージに存在したパ
ーソナライズ・フィールドを定義する必要がありました。このリリースで導入され
たトランザクション E メール処理の変更により、トランザクション E メールに対
して有効なメール配信に OLT を関連付ける必要がなくなりました。
インストール済み環境におけるメール配信およびモバイル・アプリケ
ーション通知プッシュのリストの拡張ナビゲーション
IBM は、「eMessage メール配信」ページのページ編集制御機能を更新しました。
以前は、リスト内の各ページを順に進みました。今では、過去と現在のメール配信
のリスト内の特定ページにジャンプできるようになりました。多数のメール配信を
維持する場合、この機能強化により検索時間を大幅に短縮できます。また、このイ
ンターフェースの更新により、様々な列をソートできるので、探しているものを容
易に見つけられるようになりました。
数値のパーソナライズ・フィールドを含む文書の簡素化されたプレビ
ュー
フィールドごとにサンプル・データを入力することなく、高度なスクリプトの数値
パーソナライズ・フィールドを含むコミュニケーションをプレビューできるように
なりました。以前は、スクリプト内のフィールドごとにサンプル値を定義しない
と、システムによりエラーが表示されました。サンプル・データが定義されていな
い数値パーソナライズ・フィールド、または非数値のサンプル・データを参照する
数値パーソナライズ・フィールドがスクリプトに組み込まれている場合、プレビュ
ーがエラーなく表示されるように、システムによりサンプル値 0 (ゼロ) が割り当て
られます。
月次請求レポートで提供される詳細情報
月次および日次の請求レポートにより、ホストされたメッセージング・アカウント
に請求されるアクティビティーをより詳しく表示できるようになりました。すべて
のメッセージング・アクティビティーを記述する要約の合計に加えて、請求レポー
トには、ホストされたメッセージング・アカウントについて IBM に登録された E
メール・ドメインごとのアクティビティーを記述する情報が含まれるようになりま
した。詳細レベルが上がったことにより、IBM を使用して操作する E メール・ド
メインごとにアクティビティーと投資収益率をモニターするのに役立ちます。
コンテンツ・ライブラリーでテキストまたは HTML 要素を作成する
ための新規方法
ファイルをローカル・ディレクトリーまたは共有サーバーからアップロードするこ
となく、コンテンツ・ライブラリーでテキストまたは HTML 資産を作成できるよ
うになりました。資産エディターには、テキストまたは HTML コンテンツを作成
第 2 章 このリリースの新機能と変更点
9
したり、ファイルまたは Web ページからコンテンツをコピーして貼り付けたりす
るための内部テキスト・エディターが組み込まれています。コンテンツ・ライブラ
リー内で新規ファイルを作成すると、静的コンテンツおよび動的コンテンツの作成
に必要な時間が大幅に短縮されます。
資産エディターで、
は内部エディターへのアクセスを提供します。
IBM eMessage の新機能
IBM が提供する「IBM eMessage の新機能」では、eMessage の新機能と機能拡張を
導入日付順にリストして説明しています。
「IBM eMessage の新機能」には、次の方法でアクセスできます。
v IBM ExperienceOne Knowledge Center の eMessage ウェルカム・ページで
「eMessage の新機能」リンクをクリックします。
v いずれかの eMessage アプリケーションのページから「ヘルプ」>「製品資料」リ
ンクをクリックして、製品資料のリストで「eMessage の新機能」を見つけます。
v 任意の「メール配信」タブの下部にある「新機能 (What's New)」リンクをクリッ
クします。
v IBM Support Portal の「What's New for IBM eMessage」ページ
(https://www.ibm.com/support/entdocview.wss?uid=swg27025540) に移動します。
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IBM eMessage: リリース・ノート
第 3 章 修正された問題
修正された問題セクションに、前回のソフトウェア・リリース以来修正された問題
のリストを示します。注釈がある場合を除いて、これらの問題点の修正は IBM に
よってホストされる E メール・リソースを介して実装されており、新しいソフトウ
ェアのインストールは必要ありません。
以下の問題は、前回のソフトウェア・リリース以降、ホストされたメッセージング
環境に対する一連の更新で修正されました。
v メール配信のために出力リスト・テーブル (OLT) を選択する前に、そのメール配
信を A/B テストとして構成したときに、サーブレット例外が発生しました。
この問題は解決されました。OLT を選択する前に送信用のメール配信を A/B テ
ストとして構成できるようになりました。(PO 03575 「メール配信」タブへのア
クセス時のサーブレット例外)
v トランザクション E メールの WSDL が、データ・センターからダウンロードさ
れたときに破損していることがありました。
一部のお客様が WSDL のコピーをダウンロードしたときに、コードが破損して
いることに気付きました。この問題は解決されました。WSDL を安全にダウンロ
ードできるようになりました。
v 自動生成されたバージョンの HTML E メールを手動で置き換えることができま
せんでした。
以前は、自動生成機能を使用してテキストのみのバージョンの HTML E メール
を作成したときに、変更を加えることができませんでした。自動生成されたテキ
ストに加えられた変更はすべて、システムによって置き換えられました。この問
題は解決されました。自動生成されたテキストのみのバージョンの E メール・コ
ミュニケーションを別のテキストのみのコンテンツに置き換えることができるよ
うになりました。
(PO 03527 IBM eMessage Document Composer: 文書コピーのコンテンツを自動生
成するように、テキスト・コンテンツが変更されました)
v eMessage リンク・トラッキング・レポートで、複数のリンクが同じターゲットを
持つ場合、複数のリンクの結果が結合されました。
以前は、E メール文書に、メッセージ内の別々の場所に同じリンクが含まれてい
る場合、eMessage リンク・トラッキング・レポートで、すべてのリンクのトラッ
キング結果が 1 つの集約結果として結合されました。この問題は解決されまし
た。
リンク・レスポンス結果が、リンクの表示名で別々に報告されるようになりまし
た。eMessage レポートでリンクを区別するために、マーケティング担当者は、固
有のリンク名を ALT テキストとして、またはタイトル属性で割り当てる必要が
あります。
© Copyright IBM Corp. 1999, 2014
11
注: US (米国) のデータ・センターを通じて IBM に接続する場合、および 2014
年 5 月 24 日から 2014 年 5 月 28 日までトランザクション配信に対してメー
ル配信を有効にした場合、追加のアクションが必要になる可能性があります。同
じターゲットを持つ複数のリンクを含むトランザクション E メール・メッセージ
に別々のリンク・トラッキング結果を表示するには、トランザクション・メッセ
ージングに対するメール配信をいったん無効にしてから、再度有効にする必要が
あります。トランザクション・メッセージングの設定を更新すると、リンクの識
別に関連した問題が解決されます。
v E メール・メッセージと E メールの Web ページ・バージョンのリンク・パラメ
ーターが一致しませんでした。
E メール・メッセージの「Web ページとして表示」バージョンのリンク・パラメ
ーターのエンコードが、E メール・メッセージのリンク・パラメーターとは異な
りました。場合によっては、この問題により、メッセージの Web ページ・バー
ジョンでリンクの正しいレンダリングが妨げられました。
この問題は解決されました。E メールと E メールの Web ページ・バージョンの
リンク・パラメーターが、同じようにエンコードされるようになりました。リン
クの照会部分で、等号の直後にあるパーソナライズ・フィールド値がエンコード
されます。(PO 02493)
v 複数の高度なスクリプトがテスト E メール・メッセージで正しく処理されませ
ん。
2 つの高度なスクリプトを含むテスト E メール・メッセージを送信したときに、
一方のスクリプトは処理されましたが、他方のスクリプトは処理されませんでし
た。ただし、実稼働メール配信で同じメッセージが送信されたときに、システム
は両方のスクリプトを処理しました。この問題は解決されました。複数の高度な
スクリプトを含むテスト・メール配信で、メッセージ内のすべてのスクリプトが
処理されるようになりました。(PO 02505)
v フォーム・フィールドに 1024 文字を超える文字を入力すると、送信されたフォ
ームを処理できない問題が発生します。
1024 文字を超える文字を入力すると、処理を待機中であったフォーム送信をブロ
ックする RCT 問題が生じました。システムは、1024 文字を超えるフィールド入
力を処理しなくなりました。制限を超えて入力された内容は取り込まれますが、
処理されません。(PO 02774)
v データ・テーブル内の値の誤った表示。
E メール用の高度なスクリプトを使用して作成されたデータ・テーブルが、正し
い列にデータを表示しない場合がありました。この問題は解決され、データ・テ
ーブルは予想どおり列にデータを取り込みます。(PO02091)
v 誤った形式の E メール・アドレスが正しく報告されませんでした。
Bcc フィールドで誤った形式の E メール・アドレスが、「宛先」フィールドに属
すると誤って判定されました。この問題は、すでに解決済みです。
UCC_ResponseAttr テーブルで、Bcc フィールドの不適切な形式の E メール・ア
ドレスが正しく識別されるようになりました。(PO01869)
v 完結していない可能性がある文字に関連したプレビューと公開の問題。
12
IBM eMessage: リリース・ノート
E メール・テンプレート内の特定の特殊文字が、E メール文書のプレビューと公
開を妨げました。システムは、この問題を解決するために、特殊文字に対応する
ようになりました。 (PO02180)
v 場合によっては、ハイパーリンク・ウィジェットが誤った URL を作成しまし
た。
場合によっては、ハイパーリンク用に入力された URL が、ハイパーリンク・ウ
ィジェットで提供されたデフォルトのリンク書式設定と矛盾する可能性がありま
した。この問題を解決するために、リンク書式設定のデフォルトが変更されまし
た。http:// または https:// で始まる URL を入力する必要があります。URL
にどちらのプレフィックスも含まれない場合、システムは警告を表示します。
(PO02181)
第 3 章 修正された問題
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IBM eMessage: リリース・ノート
第 4 章 既知の問題
このセクションでは、IBM eMessage の既知の問題のリストを示します。
問題
問題 ID
一部のリンク・クリックが、 RTC 1056503
テキストのみの E メールの
eMessage リンク・トラッキ
ング・レポートに記録されな
かったり、E メール・クライ
アントがイメージをブロック
している場合に記録されなか
ったりすることがあります。
説明
「リンク詳細」レポートと「セル別のリンク詳細」レポート
のトラックで、メッセージ・オープンが検出されていないメ
ール配信インスタンスのリンク・クリックが示されません。
eMessageは、E メール・メッセージに挿入するイメージ・リ
ンクを使用してメッセージ・オープンを検出します。 E メ
ールをオープンすると、そのメッセージがオープンされたこ
とを示すイメージ要求が eMessage に送信されます。ただ
し、この方式では、テキストのみの E メールのメッセー
ジ・オープンは検出されません。形式がイメージをサポート
していないためです。
イメージをブロックする E メール・クライアントは、イメ
ージ要求が送信されないようにし、それらのメッセージの受
信者によるリンク・クリックは、リンク・トラッキング・レ
ポートには示されません。ただし、E メール・クライアント
のイメージ・ブロッキングが原因でレポートに示されないリ
ンク・クリックの数は、通常、極めて少ないです。メール配
信によりターゲットとされる 1 人の受信者のみが E メール
をオープンしてイメージを表示した場合、システムは、メー
ル配信にある残りのメッセージについてリンクを追跡しま
す。
ページに非セキュア・コンテ RTC 109052
ンツが含まれている場合、E
メールおよびランディング・
ページのプレビューは、
Internet Explorer バージョン
9 およびバージョン 10 では
表示されません。
デフォルトでは、Microsoft Internet Explorer バージョン 9
およびバージョン 10 は、混合の非セキュア・コンテンツを
ブロックします。混合コンテンツは、セキュア (HTTPS/SSL)
および非セキュア (HTTP) 両方の Web サーバー接続全体で
のエレメントの表示を試みる Web ページを参照します。
Document Composer では、混合コンテンツまたは非セキュ
ア・コンテンツが含まれている E メールまたはランディン
グ・ページのプレビューを試みると、ブラウザーはプレビュ
ーをブロックし、表示できるのはセキュア・コンテンツのみ
であることを示します。同じ問題により、E メールの「Web
ページとして表示」バージョンのプレビューは阻止されま
す。
この問題に対処するには、混合コンテンツの表示を使用可能
にするよう、Internet Explorer のセキュリティー設定を構成
します。
RTC 91685
eMessage のパフォーマン
ス・レポートの一部の日付
は、指定されたユーザー・ロ RTC 91756
ケールに対応するように日付
形式を調整しません。
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レポートでは、日付形式は、US 日付形式 MM/DD/YYYY
に従います。レポートは、ログインしたユーザーのロケール
設定に応じて日付形式を調整する必要があります。
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問題
問題 ID
「リンク詳細」レポートで余 DEF062327
計にドリルダウンできてしま
う
説明
メール配信インスタンス・レベルの「リンク詳細」レポート
および「セル別のリンク詳細」レポートでは、メール配信イ
ンスタンスのリストがハイパーリンクになっています。しか
し、このリンクをクリックすると、単に列ヘッダーがシステ
ム生成バージョンのインスタンス実行日時に変わるだけで
す。他の変化は起きず、追加のレポート・データが使用可能
になるわけでもありません。
この問題を避けるため、「リンク詳細」レポートおよび「セ
ル別のリンク詳細」レポートで、メール配信インスタンス・
レベルを超えてドリルダウンしないでください。
「eMessage パフォーマン
ス」レポートを Excel 形式
で表示するには、Internet
Explorer の変更が必要
DEF063223
「eMessage パフォーマンス」レポートの表示には Internet
Explorer が必要です。しかし、レポートを Excel 形式で表示
するオプションを使用するには、Internet Explorer のデフォ
ルトのセキュリティー設定を変更して、「ファイルのダウン
ロード時に自動的にダイアログを表示」をオンにしなければ
なりません。詳しくは、「バージョン 8.6.0 の IBM
Marketing Platform リリース・ノート」に記載されている、
DEF063223 に関連した既知の問題を参照してください。
イメージがリンク切れしてい Commedit-158
ると、結果としてロード時間
が非常に長くなる場合がある
eMessage Document Composer では、ホストされたランディ
ング・ページの文書にリンク切れのイメージが含まれている
と、そのページのロードに長時間かかります。ブラウザーが
タイムアウトになりイメージのロード試行が停止するまで、
ロード中のメッセージが表示されます。
UTF-8 Oracle データベース emessage-1037
で eMessage テーブルの作成
に単一ロケールのスクリプト
を使用すると、データのダウ
ンロードが妨げられる場合が
ある
UTF-8 文字セットに構成された Oracle データベースでは、
データベースは 1 文字あたり最高 3 バイト使用することが
できます。単一ロケールのスクリプトは列幅を 1024 文字に
制限します。列名のサイズによっては (例えばパーソナライ
ズ・フィールド名で定義された場合)、この問題があると、デ
ータのダウンロード時にエラーが発生する可能性がありま
す。
データベースが Oracle で UTF-8 に構成されている場合、
この問題を避けるため、eMessage テーブル作成時に IBM が
提供するいずれかのマルチロケール・スクリプトを使用して
ください。
emessage-2519
A/B テストの一部として送
信される Web ページ・バー
ジョンの E メールのコンテ
ンツが表示されない。
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IBM eMessage: リリース・ノート
E メールの「Web として表示」リンクを構成して E メール
を A/B テストの一部として送信した場合、E メール受信者
がメッセージを Web ページとして表示すると、E メール通
信のゾーンに追加される複数のコンテンツ要素が表示されま
せん。ただし、受信者が E メール・クライアントで E メー
ル・メッセージを表示すると、テスト分割ではすべて、コン
テンツは予期するとおりに表示されます。
問題
問題 ID
複数のバウンス・レスポンス DEF047221
に起因して、レポート内のバ
ウンス結果が不正確になる
説明
eMessage が同一 E メールに対する複数のバウンス・レスポ
ンスを受け取るというまれな状況では、レポートされるバウ
ンス数が誤って把握される可能性があります。
送信されたメッセージ数をバウンス数が超えた場合、
eMessage はレポート内で不自然に高いバウンス数を示す可
能性があります。
この問題は、eMessage バージョン 8.5.0 以前でのみ発生し
ます。
アクティブなメール配信にリ DEF047496
ンクしたフローチャートの削
除が許可される
Campaign では、アクティブなメール配信から参照されてい
るフローチャートの削除が可能であり、そのときスケジュー
リングで有効なメール配信も含めて削除されます。フローチ
ャートの削除後、スケジュールに入れられたジョブは実行さ
れず、メール配信タブからフローチャートを開こうとすると
エラーが発生します。
この問題を回避するため、「メール配信」タブを編集して、
別のフローチャートを選択できます。
ホーム・ページとして設定さ DEF047680
れたメール配信ページを削除
するとエラーが発生する
特定のメール配信ページをホーム・ページに設定すると、そ
のページが、ログイン時に最初に表示されるページになりま
す。そのページをホーム・ページとして設定した後でそのペ
ージを削除すると、ログイン時にエラー・ページが表示され
ます。デフォルトのログイン・ページは表示されません。こ
の問題を回避するには、現行ホーム・ページを削除する前
に、ホーム・ページとして別のページを選択します。
第 4 章 既知の問題
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18
IBM eMessage: リリース・ノート
第 5 章 既知の制限
このセクションでは、eMessage の既知の制限をリストします。
問題
問題 ID
説明
UNIX システムで、RCT 再
始動が何度も試行される
DEF047727
UNIX システムで RCT がデーモンとして実行されている場
合に rct.sh start コマンドを発行すると、システムは
RCT を始動しようとし続けます。ここで期待される動作
は、rct start は RCT が既に実行中であることを検出した
ら終了することです。
この問題は、Windows システムでは生じません。
E メール・アドレスが 64 文 DEF050821
字を超えることはできない
eMessage は、ドメイン・ネームを除いて 64 文字を超える
To: アドレスを含む E メール・メッセージを送信しませ
ん。
メール配信に文字長が 64 を超えるアドレスを指定した E
メールが含まれていると、メール配信実行時に、個々の E
メール・メッセージが実行前検証で不合格になります。
eMessage は不合格になった E メールに無効な E メール・
アドレスがあることを示すマークを付け、それ以外のメール
を送信します。
Campaign のアップグレード DEF055087
後に eMessage メニュー項目
が欠落している
Campaign 8.x および eMessage 8.x がインストールされてい
て、Campaign をバージョン 8.2.0 にアップグレードする
と、eMessage に関連したメニュー (「eMessage メール配
信」、「eMessage 文書」) が「キャンペーン」メニューに表
示されなくなります。
この問題を避けるには、eMessage もバージョン 8.2.0 にア
ップグレードすることが必要です。これにより、「キャンペ
ーン」メニューに eMessage メニュー項目が表示されるよう
になります。
WebLogic 10gR3 で SSL ハ
ンドシェーク・エラー
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適用外
Campaign を Oracle WebLogic 10gR3 に配置する場合、サー
バーが信頼できないため SSL ハンドシェークに失敗したこ
とを示すエラーが表示される場合があります。このエラーが
表示された場合、WebLogic Smart Update を使用して、プラ
イベート・パッチ 79YU をパスワード XAP81D96 を使用し
て適用します。このパッチの詳細については Oracle にお問
い合わせください。
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問題
問題 ID
適用外
Document Composer から離
れて移動すると、変更が保存
されずにセッションが終了す
る
説明
eMessage Document Composer で E メールまたはランディン
グ・ページの文書を編集しているとき、別のページに移動す
る (例えば、「メール配信」タブを表示) と、Document
Composer セッションが終了します。システムはページを離
れてよいか確認するプロンプトを出しますが、変更内容を保
存するようプロンプトを出すことはしません。 Document
Composer から離れて移動する前にページを保存しなけれ
ば、変更は失われます。
この問題を避けるには、Document Composer から離れて移動
する前に変更内容を保存してください。
埋め込みグラフィカル
HTML エディターに関連し
た各種の問題
適用外
eMessage Document Composer の埋め込みグラフィカル
HTML エディターは、非推奨の HTML タグを HTML 準拠
タグに自動的に変更します。
埋め込みエディターでパラグラフ・タグ「<p>」を追加する
と、テキスト・コンテンツにスペーシングの問題が発生する
場合があります。
埋め込みエディターによる HTML テンプレートのレンダリ
ングは、ブラウザーによるコンテンツの表示方法とは異なる
場合があります。そのような場合、Document Composer で使
用できる HTML ソース・コード・エディターを使用して、
HTML ソースを直接編集することができます。
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IBM eMessage: リリース・ノート
IBM 技術サポートへのお問い合わせ
資料を参照しても解決できない問題が発生した場合は、貴社の指定サポート窓口か
ら IBM 技術サポートに問い合わせることができます。問題を効率的に首尾よく確
実に解決するには、問い合わせる前に情報を収集してください。
貴社の指定サポート窓口以外の方は、社内の IBM 管理者にお問い合わせくださ
い。
収集する情報
IBM 技術サポートに連絡する前に、以下の情報を収集しておいてください。
v 問題の性質についての簡単な説明
v 問題の発生時に表示されるエラー・メッセージの詳細。
v 問題を再現するための詳しい手順。
v 関連するログ・ファイル、セッション・ファイル、構成ファイル、およびデー
タ・ファイル。
v 「システム情報」の説明に従って入手できる、製品およびシステム環境に関する
情報。
システム情報
IBM 技術サポートにお問い合わせいただいた際に、技術サポートではお客様の環境
に関する情報をお尋ねすることがあります。
問題が発生してもログインは可能である場合、情報の大部分は「バージョン情報」
ページで入手できます。そのページには、ご使用の IBM のアプリケーションに関
する情報が表示されます。
「バージョン情報」ページにアクセスするには、「ヘルプ」>「バージョン情報」を
選択してください。「バージョン情報」ページにアクセスできない場合は、各アプ
リケーションのインストール・ディレクトリーの下にある version.txt ファイルを
表示すると、任意の IBM アプリケーションのバージョン番号を入手することがで
きます。
IBM 技術サポートのお問い合わせ先
IBM 技術サポートへのお問い合わせ方法については、「IBM Product Technical
Support」の Web サイト (http://www.ibm.com/support/entry/portal/open_service_request)
を参照してください。
注: サポート要求を入力するには、IBM アカウントを使用してログインする必要が
あります。このアカウントは、できるだけ IBM カスタマー番号にリンク済みのア
カウントにしてください。お客様の IBM カスタマー番号とアカウントとの関連付
けについて詳しくは、サポート・ポータルの「サポート・リソース」>「ライセンス
付きソフトウェア・サポート」を参照してください。
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IBM eMessage: リリース・ノート
特記事項
本書は米国 IBM が提供する製品およびサービスについて作成したものです。
本書に記載の製品、サービス、または機能が日本においては提供されていない場合
があります。日本で利用可能な製品、サービス、および機能については、日本 IBM
の営業担当員にお尋ねください。本書で IBM 製品、プログラム、またはサービス
に言及していても、その IBM 製品、プログラム、またはサービスのみが使用可能
であることを意味するものではありません。これらに代えて、IBM の知的所有権を
侵害することのない、機能的に同等の製品、プログラム、またはサービスを使用す
ることができます。ただし、IBM 以外の製品とプログラムの操作またはサービスの
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法務・知的財産
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が、一般に利用可能なシステムのものと同じである保証はありません。さらに、一
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ります。お客様は、お客様の特定の環境に適したデータを確かめる必要がありま
す。
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に利用可能なソースから入手したものです。 IBM は、それらの製品のテストは行
っておりません。したがって、他社製品に関する実行性、互換性、またはその他の
要求については確証できません。IBM 以外の製品の性能に関する質問は、それらの
製品の供給者にお願いします。
IBM の将来の方向または意向に関する記述については、予告なしに変更または撤回
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価格であり、通知なしに変更されるものです。卸価格は、異なる場合があります。
本書には、日常の業務処理で用いられるデータや報告書の例が含まれています。よ
り具体性を与えるために、それらの例には、個人、企業、ブランド、あるいは製品
などの名前が含まれている場合があります。これらの名称はすべて架空のものであ
り、名称や住所が類似する企業が実在しているとしても、それは偶然にすぎませ
ん。
著作権使用許諾:
本書には、様々なオペレーティング・プラットフォームでのプログラミング手法を
例示するサンプル・アプリケーション・プログラムがソース言語で掲載されていま
す。お客様は、サンプル・プログラムが書かれているオペレーティング・プラット
フォームのアプリケーション・プログラミング・インターフェースに準拠したアプ
リケーション・プログラムの開発、使用、販売、配布を目的として、いかなる形式
においても、IBM に対価を支払うことなくこれを複製し、改変し、配布することが
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IBM eMessage: リリース・ノート
できます。このサンプル・プログラムは、あらゆる条件下における完全なテストを
経ていません。従って IBM は、これらのサンプル・プログラムについて信頼性、
利便性もしくは機能性があることをほのめかしたり、保証することはできません。
これらのサンプル・プログラムは特定物として現存するままの状態で提供されるも
のであり、いかなる保証も提供されません。 IBM は、お客様の当該サンプル・プ
ログラムの使用から生ずるいかなる損害に対しても一切の責任を負いません。
この情報をソフトコピーでご覧になっている場合は、写真やカラーの図表は表示さ
れない場合があります。
商標
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ぞれ IBM または各社の商標である場合があります。現時点での IBM の商標リスト
については、http://www.ibm.com/legal/copytrade.shtml をご覧ください。
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特記事項
25
および (3) 法律で求められる範囲において、お客様または IBM が Web サイトへ
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IBM eMessage: リリース・ノート
Printed in Japan