「EX-TREND 武蔵 土木 CAD」における部分図や座標系の設定方法

「EX-TREND
武蔵
土木 CAD」における部分図や座標系の設定方法について
会
社
名:福井コンピュータ株式会社
C A D ソ フ ト:EX-TREND 武蔵 土木 CAD
■部分図について
EX-TREND 武蔵において、実寸入力および座標系を反映させた入力を行うには、部分図を
利用する必要があります。部分図を利用した取り扱いについてご説明します。
【1】
実寸入力の方法について
部分図の作成を行います。EX-TREND 武蔵において、部分図については「縮尺」と
いう名称で取り扱っています。1/500、1/1000 などといった縮尺の設定の他に、部
分図原点のXY座標や回転角の情報も合わせて保持・設定します。
1.1 縮尺の追加
プルダウンメニューの[設定]-[縮尺追加]、[縮尺設定]ダイアログ内の「追加」ボタ
ンにて、縮尺の追加処理を行います。
入力の状態は、縮尺設定ダイアログ(※画像 1)および入力属性 2 ツールバー(※画像2)
内の縮尺コンボより確認することが可能です。
画像 1:縮尺設定ダイアログ(プルダウンメニューの[設定]- [縮尺設定])
画像2:入力属性ツールバー
1
1.2
縮尺を設定(利用したい部分図の選択)
入力を行いたい縮尺を選択することにより、CAD 上で入力する際の値が実寸値での入力
となります。
「入力属性2ツールバー」-「縮尺コンボ」にて、入力に利用する縮尺を選
択します。(※上記
1.3
画像2)
実寸入力
設定された縮尺上で入力することにより、実寸の数値にて入力することが可能になります。
(例
線分入力コマンド)
以上の方法で実寸による CAD データの入力を行います。
参考:
EX-TREND 武蔵において、新規のページを作ると、1/1縮尺の用紙イメージが配
置されますが、SXFファイルを読み込んだ場合には、データが持っている縮尺
に切り替わりますので、特に縮尺を意識することなく入力することが可能です。
SXFファイルを取り込んだ際には[設定]-[縮尺追加]、[縮尺設定]にて、縮尺の
状態をご確認ください。
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【2】
座標を利用した入力の方法について
座標を利用した入力を行うには、部分図においては縮尺の設定の他に、部分図
原点のXY座標と回転角の情報を設定します。
(ここではCAD上の点に座標値を
与え、座標系の設定を行う方法を説明します。
)
2.1 縮尺の追加
プルダウンメニューの[設定]-[縮尺追加]、[縮尺設定]ダイアログ内の「追加」ボ
タンにて、縮尺追加ダイアログを開きます。
2.2
座標系の設定
縮尺追加ダイアログ内の「CAD指定」ボタンを選択し、CAD上の2点を指定するこ
とにより、縮尺、座標を自動作成します。
座標値を指定するダイアログが表示されるため、クリックした2点に相当する座標値を
入力してください。
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指定された座標値より、CAD上の座標を自動計算し、縮尺に値を設定します。
OKで、座標を伴った縮尺が作成されます。
参考:
Xが縦方向、Yが横方向の測地座標系での作図を行う場合、[設定]-[入力モー
ド]にて、
「測量系」と「数学系」の切り替えが可能です。そちらで「測量系」
を選択してください。また、[設定]-[縮尺設定]ダイアログ内に、出力される
部分図の座標系を、[測量系]にするか[数学系]かにするかの指定がございます
ので、SXF出力前にご確認ください。
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■問合せ先
福井コンピュータ株式会社
製品の技術的なお問合せ
URL:http://www.fukuicompu.co.jp/company/branch/index.html
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