ビジネスモデル

Introduction
Message from
the President & CEO
Performance
カンパニーからの報告
Strategy
Corporate
Foundation
サステナビリティに関する報告 Governance
Contents
Dataなど
ビジネスモデル
ビジネスモデル
積水化学グループは、大きいものでは住宅、小さいものでは液晶向けの材料までさまざ
まな事業を行っており、
そのビジネスモデルは一つに集約できるものではありません。ここ
住宅・住環境
(住宅リフォーム)
事業における
「循環型ビジネスモデル」
当社の
「ユニット」
住宅は、気密性や断熱性といった高い基本性能を設計どおりにすべて
の住まいで実現できることに優位性を持つ高度工業化住宅
(工場生産化率80%)
です。ユ
では、主力となる2つの事業のビジネスモデルについて説明します。
ニット工法は、
スケルトン
(構造躯体)
とインフィル
(内装・設備等)
とを分離した工法であり、
中間膜事業における
「サプライチェーン型ビジネスモデル」
耐用年数の長い堅固な構造躯体
「ユニット」
をベースとしての、内装の可変性・交換性が高
当社グループの製品は、
その競争力の源泉を際立つ技術においています。中間膜事業に
おいても、樹脂設計などの素材技術が他社との差別化の要因となっています。この競争力
を維持していくために、垂直展開と水平展開を積極化してより一層の競争力強化を図り、
成長を持続させています。
いことが大きな特長の一つです。
また、使用部材など数万点に及ぶ家の情報を、1邸ごとに
データ管理・保管できるのも工場生産ならではのポイントです。
このような特長をベースに、新築住宅事業を起点とし、居住者に60年以上安心・快適に
お住まいいただくために、建物の築年数や家族環境の変化に応じたハード、サービス
(リ
具体的には、垂直展開では、中間膜の出発原料となるPVA樹脂の事業を買収していま
す。一方で、水平展開では、グローバルに需要が広がっているマーケット特性に対応する
フォーム、中古流通など)
をクローズループの中で提供する
「循環型ビジネスモデル」
を確立
しています。
ため、日本、米国、欧州、
アジアと主要地域での生産網を構築し、最適な生産のためのアロ
ケーションを常時検討しています。中間膜事業では、製品そのものに新たな性能を加えてい
く高付加価値化とともに、
この垂直展開、水平展開を迅速かつ適切に進め、
サプライチェー
循環型ビジネスモデル
(住宅事業・住環境事業)
のケース
ンに穴のない体制を築いていることが、事業の強みとなっています。
新たな入口
現状の入口
中古買取・再販
サプライチェーン型ビジネスモデル
(中間膜事業)
のケース
仲介
新築建替
新たな入口
一般リフォーム
PVA
PVB
インテリア・
エクステリア・
サプライ
中間膜
合わせ
ガラス…
①垂直展開
②
水平展開
自動車
新たな入口
高齢者対応事業
オアシス
(介護サービス)
サービス付高齢者住宅
住替え
住み心地向上
リフォーム
サポート
査定
訪問
オーナー
サポート
お客様情報
窓口一本化
保証
HFC※の維持・拡大
点検
点検・診断
診断
メンテナンスリフォーム
※HFC:ハイム・ファミリー・サークル。当社住宅の購入者
Sekisui Chemical Integrated Report 2016
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