WFOT Bulletin Manuscript Peer Review Check List

『世界作業療法士連盟(WFOT)紀要』
執 筆 要 項
『WFOT紀要』はWFOTの公式刊行物である。その目的は、WFOTの活動と事業につい
ての関心と理解を高めること、作業療法職種が世界中に広まることを促進すること、さら
に作業療法の知識と経験に関する国際交流を推進すること、にある。
『WFOT紀要』は5月と11月の年2回刊行される。発表論文に使用可能な言語はWFOTの
公用語、すなわち英語、スペイン語、フランス語、ドイツ語である。
『WFOT紀要』は、①輪番制にしたがって当番国が投稿する指定テーマ論文、②国を問
わず誰もが投稿可能な自由投稿論文、の2種類の論文を掲載する。
指定テーマ論文と輪番制
輪番制とは、指定テーマ論文を投稿する当番国が2年サイクルで一巡するように、該当す
る加盟国の順番を号毎にあらかじめ決めておき、その号の当番国だけが投稿できるという
仕組みである。指定テーマと当番国は2年ごとに開催されるWFOT代表者会議にて決定され
る。指定テーマ論文は当番国のWFOT代表を通してWFOT事務局宛([email protected])
に投稿されなければならない。
『WFOT紀要』はWFOTが公用語としている4か国語のいずれかを用いて指定テーマ論文
を発表する。英語の指定テーマ論文は毎号に掲載されるが、スペイン語、フランス語、ド
イツ語の論文はかわるがわる順番に掲載される。英語以外の言語を使用する場合は、投稿
時に英語の表題、要旨、キーワードを原稿に付け加えなければならない。原稿執筆に用い
られる言語が著者の母国語でない場合、当該言語が堪能な者による原稿の推敲は、著者の
責任において行うものとする。
自由投稿論文
『WFOT紀要』の目的にかなったテーマの論文であれば、WFOT事務局を通し、自由投
稿論文として投稿することができ、その発表の適否について検討される。自由投稿論文の
著者は、非加盟国の著者である場合を除き、投稿の前に、自国のWFOT代表(著者が複数
の国にまたがっている場合は、その各々の国の代表)にその旨を通知しなければならない。
自由投稿論文には投稿の締切期限はなく、原稿を受け付けるたびに査読が行われる。自
由投稿論文はWFOTの公用語である英語、スペイン語、フランス語、ドイツ語のいずれか
で執筆されなければならない。英語以外の言語を使用する場合は、投稿時に英語の表題、
要旨、キーワードを原稿に付け加えなければならない。原稿執筆に用いられる言語が著者
の母国語でない場合、当該言語が堪能な者による原稿の推敲は、著者の責任において行う
ものとする。
投稿
論文は原著であることが望ましい。『WFOT紀要』に投稿した原稿を他誌に発表したり
投稿したりしてはならない。投稿状況についての申告は、投稿時に著者の添え状に付記さ
れなければならない。
原著でない論文を投稿する際には、出版社から複製許諾証明書をとり、投稿原稿と一緒
に送付する。
原稿はA4判(21cm×29.5cm)もしくはレターサイズ(21.6cm×28cm)の白紙に、周囲
2.5cmほどの余白をとって、ダブルスペース(1行アキのこと。Wordの「書式>段落>行間」
設定では「2行」に相当)で印字しなければならない。原稿枚数は12~18枚が望ましい。著
者(複数の場合は全員)のパスポートサイズの写真(3.5cm×4.5cm、JPEGあるいはGIF
形式、できればモノクロ)も同封すること。
論文と著者の写真については、電子メールでWFOT事務局([email protected])宛てに、
そのコピーをWFOT Executive Director([email protected])まで送信する。
原稿の準備
原稿の準備にあたって、この執筆要項に特別な断り書きがないかぎりは、執筆様式の詳
細については下記の解説を参照されたい。
・ Publication Manual of the American Psychological Association, 5th ed, 2001
・ http://www.apastyle.org/
・ 邦訳:『APA論文作成マニュアル』医学書院,2004
原稿作成にふさわしい慣例と様式については著者が責任を負うものとする。
表題 : 表題は簡潔に、論文の内容を明確に表すものとする。英語以外の言語で書かれ
た論文の場合は、英語の表題を付加しなければならない。
著者 : 著者名は、名(ファーストネーム-略名でなく正式名)、姓(ラストネーム)、
国名、の順に明記する。(例:Taro Yamada, Japan)
要旨 : 原稿には、論文のエッセンスを簡潔明瞭に記述した要旨をつけなければならな
い。英語以外の言語で書かれた論文の場合は、英語の要旨も付加しなければならない。要
旨は150語を超過しないこと。
キーワード : キーワードとなる語句を3~4語つけること(表題で使用されている語句
は避ける)。英語以外の言語で書かれた論文の場合は、英語のキーワードも付加しなけれ
ばならない。
本文 : 本文は導入と結論を含むいくつかの節に分割し、その各々に見出しをつけなけ
ればならない。謝辞は簡単に述べ、本文の後、文献の前に挿入する。略語を使用する場合
は、初出時に正式用語を記し、そのすぐ後ろに略語をカッコに入れて示すこととする。図
や表は、順番に番号をふって別々の用紙にプリントし、そのすべてに適切な解説をつけな
ければならない。写真は、光沢のあるモノクロ写真が望ましく、順番に番号をふって、適
切な解説をつけなければならない。図・表・写真の解説は一枚ずつ別の用紙に印字しなけ
ればならない。原稿を電子メールで送信する場合は、写真も一枚ずつ別のファイルに保存
して送られたい。
引用文献 : 本文中の引用箇所には、引用文献の著者名と発行年を記さなければならな
い。論文に使用した引用文献はすべて、論文の末尾にアルファベット順にリストアップし、
ダブルスペースで印字しなければならない。文献表記の正確さについては著者が責任を負
うものとする。
1.著者全員の名前を、姓(ラストネーム)に、名(ファーストネーム)の頭文字をつけ
る形で記すこと。ただし、著者が6人以上いるときは、本文中では筆頭者のみ記して
あとは“et al.”を使用し、2人目以降の著者名は省略する。たとえば下記の2つ目の文献
を本文中に記す場合は Bapiste et al.(1993) となる。
2.発行年を記すこと。
3.雑誌に発表された文献の場合は論文の表題を、書籍(編著書)の一部として発表され
た文献の場合は該当する章の表題を、省略せずに記すこと。
4.雑誌名もしくは書籍名は省略せずに記し、イタリック体もしくは下線で示すこと。
5.雑誌論文の場合は巻数(イタリック体もしくは下線で)とページ数を記すこと。書籍
の場合は発行地(都市名あるいは州名)、国名、出版社名を記すこと。
よく使われる文献表記の例を以下に示す。
American Psychological Association. (2001). Publication manual of the Amerian
Psychological Association (5th ed.). Washington, DC, USA: Author
Bapiste, S., Law, M., Pollock, N., Polatajko, H., McColl, M. A., & Carswell, A. (1993).
The
Canadian
Occupational
Performance
Measure.
World Federation of
Occupational Therapists Bulletin, 28, 47-51.
Dewey, J. (1909). Moral principles in education. Boston, USA: Houghton Mifflin.
Crepeau, E. B., Cohn, E. S., & Schell, B. A. B. (Eds.). (2003). Willard and Spackman’s
occupational therapy (10th ed.). Philadelphia, USA: Lippincott Williams & Wilkins.
Rogers, J. C., & Holm, M. B. (2003). Activities of daily living and instrumental activities
of daily living. In E. B. Crepeau, E. S. Cohn, & B. A. B. Schell (Eds.), Willard and
Spackman’ occupational therapy (10th ed., pp. 315-339). Philadelphia, USA:
Lippincott Williams & Wilkins.
連絡先等の情報 : 連絡先となる著者の氏名、職場住所もしくは自宅住所、電話およびFAX
番号、ならびに電子メールのアドレスを明記されたい。これらの情報は、著者との意見交
換を促進するために紀要に掲載される。より広範囲の関係者に対して作業療法普及への関
心を高めるために、論文の表題や要旨と共にWFOTや他の関連するウェブサイトで公開す
る可能性もある。
原稿査読
すべての投稿原稿は最初に編集長が査読を行い、投稿原稿としての適否(執筆要項の条
件等を満たしているかどうか等)の確認を行う。適切と判断された原稿は、当該論文と専
門領域を同じくする査読者のもとに送付される。査読経過は公表されず、著者が査読者か
ら受け取るのは査読結果の総合的な報告のみである。
著者のためのチェックリスト
□原稿を電子メールにてWFOT事務局([email protected])に送信。そのコピーをWFOT
Executive Director([email protected])に送信
□英語の表題、要旨、キーワードが含まれていること
□添え状
□WFOT代表の書状
□著者全員のパスポートサイズの写真(3.5cm×4.5cm、できればモノクロで。もし電子媒
体を使用するならJPEGかGIF形式で保存されたもの)
□連絡先等の情報
著作権と複製許諾権
『WFOT紀要』は国際標準逐次刊行物番号ISSN 1447-3828を取得している。『WFOT紀
要』に発表された原稿は、許可なしに他のいかなる媒体にも発表してはならない。広告そ
の他の目的のために本誌の一部を複製するには、編集長名の許諾証明書によって保証され
ている必要がある。
(2005 年 2 月 3 日、日本作業療法士協会・WFOT 代表監訳
2008 年 10 月 15 日改定)