6月は再契約の月 ~重枝一郎先生の講演を聞いて~

福岡市立城西中学校
平成26年6月26日
6月は再契約の月
~重枝一郎先生の講演を聞いて~
6月4日(水)の校内研修会では,福翔高等学校の重枝一郎教頭先生をお招きして,「エンカウンターの手法
を生かした教育活動」と題して,講話をいただきました。
○エンカウンターやソーシャルスキルトレーニングなど,今まで取り組むことに構え
がありましたが,重枝先生のお話を聞いて,自分の普段話したり(生徒に)取り組
んだことなどで,既にできていたんだなと感じました。ただ,ルールを作るときの
仕方や意味と感情を統合させる効果など,大変興味深いお話で,新しい発見があり
ました。これから即実践していきます。ありがとうございました。
○プリントの集め方一つをとっても,クラスの中でのルールを確立するチャンスにな
るのだということがすぐに実践につなげられそうな気がした。具体的なポイントを
見つけて褒める意識を持ちたい。さらに,生徒に横の関係をドンドン築いていける
ような仕組みを考えていきたいと思った。
○6月は再契約の月。「今月を頑張ります」という気持ちになりました。
○「生徒と教師が契約を結ぶ」という発想にとても感心しました。教師と縦のつながりで指導していくのではな
く,生徒同士の横のつながりでの指導でのコーチングによる生徒指導をこの6月から学級の全員と再契約とい
う形で,実践していきたいと感じました。また人の良いところ探しを学級でも行ってみて人と人とのつながり
を強めていきたいと思いました。
○エンカウンターについて,興味はあったもの,本質の部分を全く理解していなかったのだと痛感しました。横
のつながりを深めていくことの重要性と,教員の的確なタイミングでの言葉かけや契約を結ぶことの大切さ等,
いろいろなことが勉強になりました。風土会も是非参加したいと思います。
○重枝先生の実体験をもとに話を聞けたので,自分でこれからやってみようという気持ちになった。「感情は伝
染する」というのが,印象に残りました。これから子供・生徒に対するときの自分の心の持ち方を考えていか
なければならないと思った。
○何となくクラスの雰囲気が中だるみになっていた気がしていたのですが,6月に再契約することがいかに大切
かということが分かりました。2学期にグループの中でだれとでもくめる力がつくように活動を通してたくさ
んの契約をしていこうと思いました。また友達同士の言葉で嬉しくて一生残る言葉もあれば,傷つける言葉も
あるということを改めて感じ,生徒に伝える必要があるなと思いました。
○学級や部活でのルールの作り方に関してのお話がとても印象に残っています。コーチングで力を引き出し,み
んなでルールを決めるのが新鮮だと思いました。「慣れ」が出てきた今日この頃,ルールについて改めてみん
なで考えることが大切だ実感しています。また,今回お話していただいたことは,日頃のあらゆる場面で工夫
すれば,もっと信頼関係(生徒との)が築けるのだと思いました。様々な手法を気にして実践することが大切
ですね。
○実践に支えられ,裏打ちされたお話に,重枝先生の若き日の姿が嘘のように学ばせていただきました。<生徒
指導>の考え方も,これまでの自分の指導を振り返り,ずいぶん反省したと同時に,これからはこうあるべき
だというヒントをもらうことができました。タテとヨコの関係は,いくつかの教育書でも扱われている考え方
ですが,「タテの関係だけでは1週間もたない」という言葉が,一番ズシンときました。機会があればこれか
らも継続してお話を聞きたいです。重枝先生,ありがとうございました。
○開発的生徒指導についてやコーチングについての話は,とても学ぶことがあり,勉強になりました。ルールは
作るのではなく,契約するものということについてや6月には再契約など,学級経営についての具体的なお話
が聞けて,とてもためになり,実際に使っていこうと思いました。また,「意味」と「感情」をきちんと統合
できるように,また外れていたら統合できるような声かけ,雰囲気作りもできるようになりたいと思います。
○今回の研修会では多くのことを学ぶことができたと思います。その中でも,意味と感情を統合してコミュニケ
ーションを取る大切さやコーチングやテーチングの違い,感情は伝染するなど,これからの自分に生かしてい
きたいと思います。また6月が学級づくりのポイントの月であると言われていたので,今まさに6月なので,
しっかりクラスに目を向け,学級づくりをしていきたいです。
○生徒の実態をよく研究し,その動かし方,とらえ方を実践に基づいて,おもしろくお話しくださり,いつもな
がらおもしろい講話でした! 研修形態をもっと風土会のようにエクササイズを含めての形にしていただけた
ら,もっと分かりやすかったのではないでしょうか。
○相手の良いところを書かせるとき,「書くことがない。思い当たらない」と書けない生徒にどのようなアドバ
イスをされますか。教えてください。
○説得力のあるお話でした。最後,時間が足りず,聞けなかった学級組織の話には,疑問が残ったまま。班長会
で決めるのはOK.それをどう説明する???生徒会に迷惑はかけない???
風土会報告
6月6日(金)のエンカウンターについての学習会「風土会」には3名の先生方が参加されました。中学
校1年生で行われたいじめ問題解決の取組の紹介がありました。