食をめぐる様々な変化や問題

参考資料2
食をめぐる様々な変化や問題
社会経済情勢の変化
1
2
3
4
5
家族構成等の変化や価値観の多様化による生活スタイルの変化 ・・1
農地の減少と耕作放棄地の増加 ・・・・・・・・・・・・・・・・2
輸入食材の増加 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2
食料小売専門店の減少 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3
食の外部化 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3
健康に関する問題
1
2
4
メタボリックシンドロームと肥満の増加 ・・・・・・・・・・・・5
生活習慣病の増加 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6
誤った知識や過度の痩身願望による無理な食事制限 ・・・・・・・8
食生活に関する問題
1
2
3
4
朝食を欠食する人の増加 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・9
孤食や個食の発生 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10
日本型食生活の喪失による脂肪や塩分の過剰摂取 ・・・・・・・11
食べ残しや食品廃棄物の増加 ・・・・・・・・・・・・・・・・14
食の安全に関する問題
1
2
3
食品表示の問題 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 15
食料自給率の低下 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・15
高病原性鳥インフルエンザやBSE問題 ・・・・・・・・・・・16
社会経済情勢の変化
1
参考資料
2
①
家族構成等の変化や価値観の多様化による生活スタイルの変化
三世代以上の同居世帯・単独世帯・核家族世帯の推移(春日井市)
平成7年
12 年
17 年
103,263
109,672
総世帯数
94,409
三世代以上の世帯数
8,258
(8.7)
7,123
(6.9)
6,147
(5.6)
19,444
(20.6)
22,858
(22.1)
25,694
(23.4)
63,224
(67.0)
69,016
(66.9)
73,021
(66.6)
( )内は総世帯数に占める割合
単独世帯の数
( )内は総世帯数に占める割合
核家族の世帯数
( )内は総世帯数に占める割合
資料:国勢調査
②
12 月 31 日現在
一世帯あたり平均世帯人員(春日井市)
平成 7 年
12 年
2.90
平均世帯人員
2.72
17 年
2.58
資料:市民課資料
③
夫婦双方が働いている世帯の推移(全国)
平成 7 年
12 年
17 年
総世帯数
28,685,420
29,292,457
29,338,243
夫・妻とも就業している
世帯数 ( )内は割合
13,474,169
(47.0)
13,139,395
(44.9)
13,033,783
(44.4)
資料:国勢調査
1
2
①
農地の減少と耕作放棄地の増加
市街化区域内と市街化調整区域の農地面積
平成 7 年
単位
㎡
12 年
17 年
市街化区域
4,572,381
3,252,120
2,532,450
市街化調整区域
9,938,990
9,296,242
8,717,732
資料:固定資産概要調書
②
農地の面積(春日井市)
単位
平成 7 年
12 年
17 年
㎡
田
7,898,568
6,627,468
5,918,018
畑
6,612,803
5,920,894
5,332,164
計
14,511,371
12,548,362
11,250,182
資料:固定資産概要調書
③
耕作放棄地の増加(春日井市)
単位 ha
平成 7 年
12 年
72
耕作放棄地面積
17 年
80
122
資料:農林業センサス
3
輸入食材の増加(自給率の低下)
食料自給率の変遷(カロリーベース)
昭和
35 年 40 年 45 年 50 年 55 年 60 年
79
73
60
54
53
53
資料:農林水産省「食料需給表」
2
単位 %
平成
2年
48
7年 12 年 17 年
43
40
40
4
食料小売専門店の減少
食品関係小売業の事業所数の推移
平成 3 年
6年
38
39
33
20
鮮魚
23
19
19
15
野菜・果実
47
37
28
22
米穀類
70
61
61
48
酒
135
124
111
72
菓子・パン
181
186
163
123
9
7
5
316
350
380
344
819
823
800
644
その他
計
資料:春日井市の商業
①
14 年
食肉
乾物
5
9年
食の外部化
食料消費支出に占める外部化率の推移
3
②
中食、外食が増えた理由
4
健康に関する問題
1
メタボリックシンドロームと肥満の増加
①
メタボリックシンドローム
男 性(20 歳以上)
年
齢
20∼
29 歳
30∼
39 歳
単位
40∼
49 歳
50∼
59 歳
60∼ 70 歳
69 歳
以上
%
全体
強く疑われる者
0.9
9.0
13.3
23.0
29.3
29.7
22.4
おそれのある者
12.1
15.4
23.1
28.0
24.7
23.9
22.9
女
性(20 歳以上)
年
齢
20∼
29 歳
単位
30∼
39 歳
40∼
49 歳
50∼
59 歳
60∼ 70 歳
69 歳
以上
%
全体
強く疑われる者
0.0
2.2
3.1
6.0
15.1
19.3
10.0
おそれのある者
1.4
3.9
4.9
9.1
11.7
11.8
8.6
資料:平成 17 年「国民健康・栄養調査結果の概要」
②
肥満(BMI≧25)の割合(H17 年
20 歳以上)
単位
年
齢
20∼
29 歳
30∼
39 歳
40∼
49 歳
50∼
59 歳
%
60∼ 70 歳
69 歳
以上
男
性
19.8
26.7
34.1
31.4
30.7
26.0
女
性
5.6
14.3
19.3
23.9
29.0
26.5
資料:平成 17 年「国民健康・栄養調査結果の概要」
5
2
①
生活習慣病の増加
死因別死亡の状況(平成 16 年)
生活習慣病に関する死因が全体の 6 割程度
不慮の事故
3.2%
腎不全
2.1%
自殺
3.5%
その他
14.1%
結核
0.3%
悪性新生物
(がん)
31.1%
老衰
1.8%
肝疾患
1.3%
喘息
0.0%
慢性
閉塞性
肺疾患
1.2%
糖尿病
1.3%
高血圧
疾患
0.4%
肺炎
9.9%
大動脈瘤
及び解離
1.5%
脳血管
疾患
12.6%
心疾患
15.8%
資料:春日井市保健計画
②
死因別死亡数の年次推移(平成 16 年は概数)
(人)
600
500
悪性新生物
400
心疾患
300
その他
脳血管疾患
200
肺炎
100
不慮の事故
0
H11
H12
H13
H14
6
H15
H16
(人)
80
70
60
自殺
50
老衰
40
腎不全
30
肝疾患
20
糖尿病
10
高血圧疾患
0
H11
H12
H13
H14
H15
H16
(人)
35
30
大動脈瘤及び解離
慢性閉塞性肺疾患
結核
喘息
25
20
15
10
5
0
H11
H12
H13
H14
H15
H16
資料:愛知県衛生年報
7
4
誤った知識や過度の痩身願望による無理な食事制限
ダイエットをしたことがある人の割合
単位 %
中学生
16.1
高校生
20.0
一般成人
7.4
資料:春日井市保健計画アンケート
8
食生活に関する問題
1
①
朝食を欠食する人の増加
朝食欠食率の年次推移(全国)単位
総数
男性
%
女性
H7
8
10.1
6.1
H8
7.9
10.8
5.4
H9
8.3
11.1
5.9
H10
7.2
9.4
5.2
H11
7.2
9.5
5.1
H12
8.1
10.7
5.8
H13
8.9
11.1
6.9
H14
9.7
11.6
7.9
H15
10.1
11.8
8.5
H16
10.5
12.6
8.7
資料:厚生労働省「国民健康・栄養調査」(平成 16 年)
②
朝食の欠食率
(全国)
単位 %
総数
男性
(愛知県)
単位 %
男性
女性
女性
総数
7.8
3.7
10.2
16-19 歳
8.2
2.9
34.3
22
20‐29 歳
11.4
11.1
20.1
25.9
15
30-39 歳
14.8
3.9
40-49 歳
12.9
19
7.8
40-49 歳
10.6
4.4
50-59 歳
9.8
10.6
9.1
50-59 歳
9.7
3.0
60-69 歳
4.7
4.3
5
60-69 歳
4.5
2.0
70 歳以上
2.9
2.8
2.9
70 歳以上
3.1
1.5
総数
10.5
12.6
8.7
5.4
5.7
5.1
3
2.6
3.4
15-19 歳
12.4
14.2
20-29 歳
27.4
30-39 歳
1-6 歳
7-14 歳
資料:厚生労働省「国民健康・栄養調査」(平成 16 年)
資料:愛知県生活習慣調査
※「朝食をほとんど食べない」と回
答した人の割合
9
③
朝食の欠食割合(春日井市)
単位 %
春日井市
2
妊産婦
6.8
小学生
3.8
中学生
9.1
高校生
7.4
一般成人
8.4
高齢者
1.6
資料:春日井市保健計画アンケート
(平成 17 年 7 月実施)
弧食や個食の発生
1 人で食事することがある人の割合(春日井市)
単位 %
小学生
17.0
資料:春日井市保健計画
中学生
30.8
※「毎日ひとりで食べる」
「週4∼5回ある」
高校生
43.8
「週2∼3回ある」の合計
10
3
①
日本型食生活の喪失による脂肪や塩分の過剰摂取
エネルギーの栄養素別摂取構成比の年次推移(1 歳以上総数)
資料:国民健康・栄養調査(平成 16 年)
②
脂肪エネルギー比率の分布(20 歳以上)
11
資料:国民健康・栄養調査(平成 16 年)
(参考)
○脂肪エネルギー比率
⇒
脂肪からのエネルギー摂取割合
○第6次改定日本人の栄養所要量(食事摂取基準)
脂肪エネルギー比率
1∼17 歳
12
25∼30%
18 歳以上
20∼25%
③
1 日当たりの食塩摂取量
資料:国民健康・栄養調査(平成 16 年)
(参考)
○「健康日本21」の食塩摂取量の目標値
13
⇒
成人 10g 未満(2010 年)
4
①
②
食べ残しや食品廃棄物の増加
供給熱量と摂取熱量の推移
世帯における食品ロス率
単位
14
%
食の安全に関する問題
1
食品表示の問題
最近の食品表示に係わる問題
○ 期限表示の改ざん(賞味期限、消費期限)
○ 製造年月日表示の改ざん
○ 原産地不適正表示
○ 原材料不適正表示
2
食料自給率の低下
代表的なメニューの自給率(試算)
メニュー
牛丼
カレーライス
さんまの塩焼
き定食
スパゲティナ
ポリタン
カロリー
自給率
全て国産品の場合
59%
国内の平均的な自給率で算出した場合
52%
全て国産品の場合
62%
国内の平均的な自給率で算出した場合
57%
全て国産品の場合
99%
国内の平均的な自給率で算出した場合
95%
全て国産品の場合
18%
国内の平均的な自給率で算出した場合
16%
612kcal
698kcal
546kcal
534kcal
(注1)自給率は平成17年度食料需給表に基づく(カロリーベース)。
(注2)国産品であっても原料が輸入である場合(植物油、しょうゆ等)や飼料を輸入に頼っている割合(畜産物)に
ついては、国産熱量としてカウントされないため、全て国産品であっても自給率は100%にはならない。
(注3)国内の平均的な自給率で算出する場合には、各品目のカロリーベース自給率を使用して算出している。
15
(注4)定食については主たる料理のほか、ごはん・みそ汁・きゅうりの漬物を組み合わせて算出している。
(注5)定食につけるごはんは、一杯150gに設定している。
平成19年6月15日農林水産省 プレスリリース
http://www.maff.go.jp/www/press/2007/20070615press_2.html
3
①
高病原性鳥インフルエンザやBSE問題
日本での高病原性鳥インフルエンザの発生状況
8件
発生件数
初発報告日
平成 16 年 1 月 12 日
最終発生報告日
平成 19 年 1 月 16 日
資料:OIE(国際獣疫事務局)情報
②
日本でのBSE(牛海綿状脳症)の発生状況
33 件
発生件数
初発確認年月日
平成 13 年 9 月 10 日
最終確認年月日
平成 19 年 6 月 24 日
資料:厚生労働省ホームページより
16