Moodle e ラーニングサイト 利用マニュアル(教師用)

Moodle e ラーニングサイト
利用マニュアル(教師用)
目次
目次
目次 .............................................................................................................................. i
1. Moodle 概要 ............................................................................................................. 1
1.1 Moodle(ムードル)とは............................................................................ 1
1.2 Moodle でできること................................................................................. 1
1.3 Moodle の主な用語 ................................................................................... 1
2. Moodle の利用........................................................................................................... 3
2.1 ログイン.................................................................................................. 3
2.2 プロフィール ............................................................................................ 4
2.3 コースの選択 ............................................................................................ 5
2.4 エディタの利用 ......................................................................................... 5
2.5 オンラインヘルプ ...................................................................................... 6
3. Moodle コースの管理 .................................................................................................. 7
3.1 コースのトップページ................................................................................. 7
3.2 コースの設定 ............................................................................................ 8
3.2.1 設定.............................................................................................. 8
3.2.2 コースのフォーマット........................................................................ 9
3.3 ユーザ ................................................................................................... 10
3.3.1 コースへの学生の登録...................................................................... 10
3.3.2 コースへの教師の割り当て ................................................................ 11
3.4 ファイルの管理 ....................................................................................... 12
3.4.1 講義資料のアップロード................................................................... 12
3.4.2 動画ファイルのアップロード ............................................................. 13
3.4.3 ファイル/フォルダのリネーム .......................................................... 13
3.5 コースを編集する .................................................................................... 13
3.5.1 編集モード ................................................................................... 13
3.6 リソースの追加...................................................................................... 15
3.6.1 テキストページの作成...................................................................... 15
3.6.2 ウェブページの作成 ........................................................................ 16
3.6.3 ファイルまたはウェブサイトにリンク .................................................. 16
3.6.4 ディレクトリの表示 ........................................................................ 18
3.6.5 ラベルの挿入................................................................................. 18
3.7 活動(コンテンツ)の追加........................................................................ 20
3.7.1 フォーラム ................................................................................... 20
3.7.2 Wiki(ウィキ) ............................................................................. 21
3.7.3 課題............................................................................................ 21
i
目次
4. Moodle コースの利用 ................................................................................................ 23
4.1 課題の確認............................................................................................. 23
4.2 フォーラム............................................................................................. 24
4.2.1 トピックの追加.............................................................................. 24
4.2.2 返信............................................................................................ 24
4.3 Wiki .................................................................................................... 25
4.3.1 編集............................................................................................ 25
4.3.2 オートリンク機能の利用................................................................... 26
4.4 ログの利用............................................................................................. 26
4.4.1 コース全体のログの利用................................................................... 26
4.4.2 活動レポートの表示 ........................................................................ 27
5. こんなときには(目的別索引) ..................................................................................... 29
ii
1. Moodle 概要
1. Moodle 概要
1.1 Moodle(ムードル)とは
❒
Moodleとは Modular Object-Oriented Dynamic Learning Environment の頭文字を取って名付け
られたeラーニングソフトウェアで、社会構築主義(Social Constructivism)の教育原理に基づいて開
発されたコースマネージメントシステム(CMS)です。
❒
Moodleはウェブベースのeラーニングソフトウェアであるため、インターネットに接続できるパソコ
ンがあれば、時間や場所を選ばず利用することができます。
❒
すべての作業をウェブ上で行うことができるため、教師はMoodle上に教材を配置したり、学生への課
題の出題やアンケートを簡単に実施することができます。
❒
学生はMoodle上のコンテンツにアクセスすることによって学習を深め、課題やアンケートに解答する
ことで講義を進めることができます。
1.2 Moodle でできること
❒
コースを簡単に作成することができます。また学生はそのコースにアクセスすることによって教師の
作成したコンテンツ(連絡事項や授業のレジュメ、小テスト、課題、フォーラムなど)を閲覧するだけ
でなく、自らがフォーラムに参加したり、小テストを受けたり、課題を提出したりすることができます。
❒
コースは設定によってインターネット上のすべての人が閲覧できるようにすることも、登録した学生
のみに公開することもできます。
❒
多言語に対応しており、約70の言語を使用できます。(2006年5月現在)
❒
補助教材をMoodle上に保管しておいて、学生にダウンロードさせることができます。
❒
フォーラムやメールにより、Moodle上で学生と議論を行ったり、学生の質問に答えたりすることがで
き、授業外での教師と学生、あるいは学生間の接触を促進します。
❒
課題や小テストを行い、その結果を集計することができます。
1.3 Moodle の主な用語
Moodleで使用される主な用語を紹介します。
❒
ブロック
各ページ上に配置ができるコンテンツの単位です。例えば「コース一覧」「ニュース」「トピック」「管
理」といったものがあります。
❒
モジュール
Moodleで標準的にインストールされている各種機能です。例えば、「チャット」「フォーラム」「小テ
スト」といったものがあります。Moodleはオープンソースソフトウェアなので、標準機能のほかにも、
世界中の他の開発者が作成した拡張モジュールを追加でインストールすることができます。
❒
コース
Moodle上では「授業科目」をコースと呼んでいます。
❒
リソース
教師がコースで使用する教材や資料といった情報コンテンツで、以下のようなものがあります。
テキストページ、ウェブページ、ファイルやウェブサイトへのリンク、ディレクトリの表示、ラベル
❒
活動
コース上に作成することができる機能を指します。活動には以下のようなものがあります。
1
1. Moodle 概要
活動
フォーラム
課題
Wiki
投票
調査
小テスト
SCORM
Hot Potatoes
チャット
レッスン
ワークショップ
用語集
内容
一般にいう掲示板と同様のものです。
Moodle 上に課題を掲示します。オフラインでの提出(紙媒体のレポートなど)
かオンラインでの提出かを指定することができます。評価機能があります。
Wiki は参加者がウェブブラウザから簡単にウェブページコンテンツの追加、拡
張、修正を行うことができます。内容の編集、削除が自由なので、掲示板やメモ
帳のように使用することが可能です。古いバージョンのコンテンツは削除される
ことはなく、リストアすることができます
教師が質問および質問に対する複数の選択肢を定義し、その質問に対して学生が
投票のような形で回答します。これはトピックに対する考えを刺激するためや、
コースの方向付けを行うため、リサーチ・コンセントを集める場合などに便利で
す。
アンケートのような形で複数の質問を掲示し、学生に回答させることができま
す。オンライン学習環境における評価および刺激に関して有益であると検証され
た多くの調査手段を提供します。自身の授業に関して学ぶことや、指導に反映さ
せる手助けとするため、教師は学生からデータを収集する目的で使用できます。
教師が多肢選択問題、正誤問題、記述問題などの小テストをデザインおよび設定
することができます。学生がテストを受験すると自動的に採点され、教師は学生
に結果をフィードバックするか、正解を表示するか選択することができます。
SCORM 標準規格に基づいて作成された一連のウェブコンテンツです。ウェブペー
ジ、グラフィック、Java スクリプト 、フラッシュ、その他ブラウザで動作する
ファイルをコースに加えることができます。
教師が Moodle 経由で Hot Potatoes クイズを管理することができます。ク
イズは教師のコンピュータで作成して、Moodle のコースにアップロードします。
学生がクイズを受験した後、個々の問題がどのように答えられたのかや、評点に
おける統計的なトレンドを表示するいくつかのレポートを利用することができ
ます。
参加者がウェブを通してリアルタイムに同時ディスカッションを行うことがで
きます。
複数の質問ページで構成された分岐型質問集です。
教師による見本となる提出物を判断基準とし、コース参加者同士で互いの提出物
を評価しあうことができる機能です。
参加者が辞書の様な定義リストを作成・管理することができます。
登録データは、様々なフォーマットで検索または閲覧することができます。
また、教師は用語集エントリを 1 つの用語集から同一コース内の別の ( メイン
の ) 用語集にエクスポートすることができます。
コース内から自動的に、用語集のエントリにリンクを作成することができます。
2
2. Moodle の利用
2. Moodle の利用
2.1 ログイン
Moodleにログインするためには、学内システムの共通IDとパスワードが必要です。
アカウントをお持ちの方は、以下の手順でログインしてください。
① インターネットブラウザで、Moodleサイトにアクセスします。
https://lms.osaka-ohtani.ac.jp/moodle/
右のような「セキュリティの警告」ウィンドウが
表示された場合には、「はい」をクリックしてく
ださい。
② 左上のログインブロックにあなたの「ユーザ名」と「パスワード」を入力し、「ログイン」を
クリックします。
③ トップページが表示されます。
「マイコース」ブロックには、あなたが登録しているコースの一覧が表示されます。
3
2. Moodle の利用
2.2 プロフィール
Moodleでは、自己紹介や写真を含むプロフィールの作成が可能です。プロフィールは、以下の手
順で確認、編集してください。
①
ログイン後のトップページで、右上のログイン名をクリックします。
②
プロフィール画面が表示されます。他のユーザがあなたのプロフィールを閲覧したときには、
この内容が表示されます。プロフィールを編集するには、「プロフィールの編集」タブをクリック
します。
③
プロフィールの編集画面が表示されます。各項目を編集して、「プロフィールの更新」ボタン
をクリックしてください。
4
2. Moodle の利用
プロフィールに表示される写
真をアップロードすることが
できます。
JPG 形式または PNG 形式のファ
イルで、サイズが 8MB までのも
のを利用してください。
2.3 コースの選択
Moodleトップページのマイコースブロックには、あなたが現在登録しているコースが表示されま
す。
コースを選択すると、コースのトップページが表示されます
表示されていないコースを選択するためには、「コースの検索」または「全てのコース」をクリックし
てください。
2.4 エディタの利用
リッチテキストHTMLエディタでは、ワープロのように直感的に文書を作成することができます。
5
2. Moodle の利用
<HTML エディタツールバー各部の説明>
フォント
フォントの種類およびサイズを指定します
スタイル
段落のスタイルを設定します
文字スタイル
文字のスタイルを指定します
左から、太字、イタリック、下線、打ち消し線です
文字の下付き、上付きを設定します
下付き文字/上付き
文字
コピー/切り取り/
貼り付け
元に戻す/やり直す
文字のコピー、切り取り、コピーした文字の貼り付けを行
います
直前の作業を元に戻したり、やり直したりできます
左寄せ/中央寄せ/
右寄せ/均等
順序付きリスト/黒
丸付きリスト
文字色の変更/背景
色の変更
水平線
段落の配置を指定します
リンクの挿入/リン
クの削除
イメージの挿入
選択範囲に、他のページへのリンクを挿入/削除します
表の挿入
スマイリーの挿入
エディタの最大化/
最小化
番号リスト/箇条書きリストを設定します
選択範囲の文字色や、文字の背景色を変更します
カーソル位置に水平線を挿入します
PC から画像ファイルをアップロードしたり、コースのファ
イルに保存してある画像ファイルを表示したりします
行数や列数を指定して、表を作成します
表の詳細設定(列の追加、削除等)は、エディタを最大表
示した状態で可能です
感情を表現する顔文字アイコンを挿入します
エディタウィンドウの最大表示/元の表示を切り替えます
2.5 オンラインヘルプ
このマニュアルのほかに、Moodle内のオンラインヘルプが利用できます。
Moodle内の
マークをクリックするとオンラインヘルプがポップアップで表示されます。
また、コーストップページの管理ブロック内「ヘルプ」から、コースを管理する教師用の簡単なマ
ニュアルを表示することもできます。
6
3. Moodle コースの管理
3. Moodle コースの管理
この章では、教師としてのコースの管理、教材のアップデートや各種モジュールの利用について説明しま
す。
3.1 コースのトップページ
コースのトップページは、複数のブロックで構成されます。
⑥
①
⑦
②
③
⑧
④
⑨
⑤
<各ブロックの説明>
① 人
参加者 コースに登録されている教師および学生の一覧を表示します
② 活動
講義資料や課題、フォーラムなどへのリンクが表示されます
フォーラム コースのフォーラム一覧を表示します
リソース コースのリソースの一覧を表示します
③ 検索
フォーラム内をキーワードで検索します
④ 管理
コースの設定、プロフィール編集、コースのユーザ管理等のコースの管理メ
ニューが表示されます。
⑤ マイコース
登録しているコースの一覧が表示されます
ここから他のコースへ移動できます
⑥トピック一覧
各活動の実施・確認ができます
⑦ 最新ニュース
コースフォーラムに投稿されたお知らせが表示されます
⑧ 直近イベント
期日の迫っている課題等、コースでの直近の活動が表示されます
⑨ 最近の活動
コース参加者の最近の活動が表示されます
7
3. Moodle コースの管理
3.2 コースの設定
3.2.1 設定
コーストップページ左下の「管理」ブロック内の「設定」をクリックします。
<主な項目の説明>
省略名(半角英数字)
コース ID ナンバー
概要
フォーマット
開講日
利用有効期限
週/トピックの表示数
ナビゲーションバーに表示されるコースの省略名を設定します。
省略可能、科目コード等を入力します。
コースの概要について入力します。
コースの表示形式を変更することができます。(詳細は 3.2.2 を参照)
ソーシャル:フォーラムを中心に構成される
トピック:各課題、フォーラムなどを単元ごとに表示する
ウィークリー:各課題、フォーラムなどが週ごとのブロックに置くよう
に構成される(→開講日を設定してください)
コースの開講日を設定します。ウィークリーフォーマットの場合は必ず
設定してください。
コースの利用期限を設定します。
各フォーマットで、設定した数のモジュールを表示します。
8
3. Moodle コースの管理
グループモード
コース利用
登録キー
ゲストアクセス
セクションの非表示
ニュース項目の表示数
評定を表示
活動レポートを表示
各呼称
言語の強制
このコースはメタコー
スですか?
ここでは、「グループなし」を選択します。
学生のアクセスの許可について設定します。学生のアクセスを禁止する
場合は「利用できません」を選択してください。
コースのパスワードです。登録キーを設定すると、学生が参加登録する
とき、この登録キーを入力する必要があります。登録した受講生以外の
アクセスを禁止する場合には必ず登録キーを設定してください。
受講生以外のゲストのアクセスの許可について設定します。
ここでは、「非表示セクションを折りたたんで表示する」を選択します。
ニュース(学生に対する連絡)の表示数を設定します。
様々な活動で評定を行うことができます。
教師が評定を行わない場合や、学生に評定を見せたくない場合のみ「No」
を選択、それ以外の場合は「Yes」を選択します。
現在のコースに関する活動内容を各参加者に表示するか設定します。レ
ポート生成はサーバ負荷が高いので、ここでは「No」に設定しておきま
す。
学生・教師に対する呼称を入力します。
コース内で使うことのできる言語を強制することができます。
メタコースは、他のコースから自動的に受講者が登録されるコースです。
ここでは、「No」を選択します。
3.2.2 コースのフォーマット
コースの表示フォーマットには、トピックフォーマット、ウィークリーフォーマット、ソーシャル
フォーマットがありますが、よく利用されるトピックフォーマットとウィークリーフォーマットを紹
介します。
トピックフォーマット
主題やテーマ別に資料をまとめて表示する場合に適しています。
ウィークリーフォーマット
コースの開講日を基準として、1週間ごとにブロックが作成されます。毎週の講義に合わせて資料を
掲示したい場合に適しています。
※ウィークリーフォーマットを使用する場合は、コースの設定(→ 3.2.1)で、開講日を必ず設定し
てください。また、週/トピックの表示数を講義回数に合わせて設定してください。
9
3. Moodle コースの管理
3.3 ユーザ
3.3.1 コースへの学生の登録
コースに学生を登録します。
① 左下の「管理」ブロックから「学生」を選択します
※ コース設定で「学生(Students)」に対する呼称を変更している場合は、その呼称を選択してく
ださい。
② 潜在的な学生から新たに割り当てるユーザを選択するためには、検索ボックスにユーザ名を入力
し、「検索」ボタンをクリックします。
③ 登録する学生を右のボックスで選択し、「←」ボタンをクリックします。
10
3. Moodle コースの管理
Ctrl キーを押しなが
らクリックで、複数
選択できます
④ 登録済みの学生をコースから削除する場合は、左のボックスで削除する学生を選択し、「→」ボ
タンをクリックします。
3.3.2 コースへの教師の割り当て
ユーザ一覧からコースに教師を割り当てます。
① 左下の「管理」ブロックから「教師」をクリックします。
※コース設定で「教師(Teachers)」に対する呼称を変更している場合は、その呼称を選択して
ください。
② 現在の教師一覧が表示されます。
割り当て済みの教師を解除する場合は、「教師を削除する」リンクをクリックします。
③ 潜在的な教師から新たに教師を割り当てるユーザを選択するためには、検索ボックスにユーザ
名を入力し、「検索」ボタンをクリックします。
「非表示」にすると、学生
には教師一覧でその教師が
表示されません
教師にコースの編集権
限を与えるかどうかを
設定します
④ 「教師を追加する」リンクをクリックします。
11
3. Moodle コースの管理
教師はその特定のコースにおける役割です。例えば、
あるユーザをAコースでは
「教師」
、
Bコースでは「学生」というように割り当てることもできます。
3.4 ファイルの管理
3.4.1 講義資料のアップロード
コース内で利用する講義資料(PDFファイル、パワーポイントファイル
等)をアップロードします。アップロードしたファイル・フォルダはそのま
までは学生は閲覧できないので、リソースの「ファイルまたはウェブサイト
にリンク」( → 3.6.3 参照)を追加することによって学生に表示するこ
とができます。
① ファイルのアップロードを行うには画面左の管理ブロックにある「ファ
イル」をクリックします。
② コース内のファイル一覧が表示されます。「ファイルのアップロード」をクリックします。
③ 「参照」をクリックして、パソコン内からアップロードするファイルを選択します。選択後、「フ
ァイルをアップロードする」をクリックします。
④ ファイルがアップロードされました。
Moodle へファイルをアップロードする際に、ファイル名に日本語などの全角文字を
使用していると、全角文字部分が文字化けしてしまいます。アップロードするファ
イルは、事前に半角文字で名前を書き換えておくようにしてください。
12
3. Moodle コースの管理
3.4.2 動画ファイルのアップロード
一般に動画ファイルはサイズが大きいため、Moodleから直接アップロードすることができません。
情報教育センター情報通信係に連絡し、サーバへのファイルのアップロードを依頼してください。
アップロード後の動画ファイルには、リソース「ファイルまたはウェブサイトにリ
ンク」の追加により、リンクを作成することができます(→ 3.6.3 参照)。
3.4.3 ファイル/フォルダのリネーム
ファイル、フォルダの名前を後から変更することが可能です。変更したいファイル/フォルダの「リ
ネーム」をクリックしてください。
リネームウィンドウが表示されるので、新しいファイルの名前を入力し、「リネーム」ボタンをク
リックします。
文字化けを防ぐため、ファイル名には全角文字を使用しないでください。
また、「moddata」フォルダは、フォーラムや課題にアップロードされたファイルが保
存されるシステムフォルダなので、名前を変更しないでください。
3.5 コースを編集する
3.5.1 編集モード
編集モードでは、リソースや活動の追加、ブロックの追加、ブロックの配置変更などのコースの編
集ができます。教師は、コース内で「編集モード」の ON/OFF の切り替えが可能です。
❒ 編集モードの開始:画面右上に表示される「編集モードON」をクリックします
❒ 編集モードの終了:画面右上に表示される「編集モードOFF」をクリックします
次の図は、トピックフォーマットの編集モードです。
リソースの追加(→ 3.6 )や、活動の追加(→ 3.7 )は、各ブロック内のコンボボックスより操作
できます。
13
3. Moodle コースの管理
また、ブロックやリソースの横にアイコン
が表示されます。アイコンは、ブロックやコ
ンテンツの移動、編集を行うためのものです。アイコンにマウスカーソルを合わせると簡単な説明が
表示されます。主なアイコンの使用方法は以下のようにになります。
<各アイコンの説明>
アイコン
説明
右へ移動:一マス分右にインデントします
移動:項目の上下を入れ替えます
編集:その項目についての詳細を表示させる
削除:項目を削除します
表示/非表示:学生に対してその項目を表示するか決定します
グループ設定
そのトピックのみ表示させる/全てのトピックを表示させる
マーカー:そのトピックを注目表示させます
ヘルプ:各項目の説明が別ウィンドウで表示されます
14
3. Moodle コースの管理
3.6
リソースの追加
リソース(resource)とは、コース内で用いる教材や資料です。
リソースの追加は、コースの編集モードをONにして、「リソースの追加」メニューから行います。
3.6.1 テキストページの作成
テキストのみからなる単純なページを作成します。
①
「リソースの追加」メニューから「テキストページの作成」を選択します。
②
「テキストページの作成」画面が表示されます。
※ ウィンドウ設定について
Moodleの画面と同一のウィンドウにリソースを表示するか、新しいウィンドウを開いて表示する
かを選択できます。
③ 入力後、「変更内容を保存」をクリックします。
15
3. Moodle コースの管理
3.6.2 ウェブページの作成
Moodle内のHTMLエディタを利用してウェブページを作成します。HTMLタグがわからなくても、
ワープロで文書を作成するように簡単にウェブページを作成することができます。エディタの使用方
法については 2.4 を参照してください。
①
「リソースの追加」メニューから「ウェブページの作成」を選択します。
②
「ウェブページの作成」画面が表示されます。
③ 入力後、「変更内容を保存」をクリックします。
3.6.3 ファイルまたはウェブサイトにリンク
アップロードしたファイル
① 「リソースの追加」メニューから「ファイル・サイトにリンク」を選択します。
② 「ファイルまたはウェブサイトにリンク」画面が表示されます。
ウェブサイトにリンクする場合には、「ロケーション」にサイトのURLを入力します。
16
3. Moodle コースの管理
ファイルにリンクする場合には、「ファイルを選択またはアップロードする」をクリックします。
リンク先のファイルを選択します。ファイルの選択画面が表示されるので、リンクしたいファイルの
「選択」をクリックします。または、この画面で
③
ウィンドウの「設定を表示」ボタンをクリックすると、ウィンドウ設定ができます。外部のウェ
ブサイトにリンクする場合等、Moodleサイトとは別なウィンドウを新たに開いて表示させたい場
合には、「新しいウィンドウ」を選択してください。
17
3. Moodle コースの管理
④ 入力後、「変更内容を保存」をクリックします。
3.6.4 ディレクトリの表示
コース内のフォルダを一覧表示します。ディレクトリへのファイルのアップロードについては 3.3
を参照してください。
① 「リソースの追加」メニューから「ディレクトリの表示」を選択します。
② 「ディレクトリの表示」画面が表示されます。
表示するフォルダを
選択します
学生への表示/非表
示を設定します
③ 入力後、「変更内容を保存」をクリックします。
3.6.5 ラベルの挿入
トピックや週モジュールの説明に用いるテキストラベルを挿入します。
① 「リソースの追加」メニューから「ラベルの挿入」を選択、または
アイコンをクリックします。
② ラベルの編集画面が表示されます。HTMLエディタを用いてラベルとして表示する表示文章を編
集します。
18
3. Moodle コースの管理
③ 入力後、「変更を保存する」をクリックします。
19
3. Moodle コースの管理
3.7
活動(コンテンツ)の追加
活動(activity)の追加は、編集モードをONにした状態で「活動の追加」メニューから行います。
3.7.1 フォーラム
Moodleのフォーラムは一般的な電子掲示板と同等の機能を持っています。コース参加者による情報
交換や、テーマ毎の討論等に利用できます。フォーラムでは、投稿時にファイルを添付したり、投稿
された意見に評価を付けることができます。
以下の手順で、コースにフォーラムを追加します。
① 「活動の追加」メニューから「フォーラム」を選択します。
② フォーラム編集画面が表示されます。
メール購読を強制すると、
登録者には全ての投稿内容
がメールで配信されます
学生のトピック投稿や、ト
ピックへ の返信の可否 を
選択します
投稿内容の評価の
可否を選択します
20
3. Moodle コースの管理
③ 設定を入力後、「変更内容を保存」をクリックします。
3.7.2 Wiki(ウィキ)
Wikiは、コースメンバーが自由に編集のできるWebページです。共同制作のように、コースに所
属する複数のユーザでコンテンツを作成するのに適しています。
以下の手順で、コースにWikiを追加します。
① 「活動の追加」メニューから「Wiki」選択します。
② 「Wiki」設定画面が表示されます。
教師:教師だけが編集で
きます
グループ:教師と学生の
両方が編集できます
学生:学生だけが編集で
きます
③ 入力後、「変更内容を保存」をクリックします。
3.7.3 課題
課題モジュール利用すると、学生に課題を提示し、ファイルの提出やオンラインでの記述によって
学生に課題を提出させることができます。
以下の手順で、コースに課題を追加します。
① 「活動の追加」メニューから「課題」を選択します。
② 「課題」編集画面が表示されるので、各種設定を行います。
21
3. Moodle コースの管理
課題名
詳細
評点
開始日時/終了日時
課題タイプ
レポート課題の名前を入力します。
課題の詳細について入力します。
コース全体での評定の配分で、100 を上限として自由に決定します。
Moodle 内でのを行わない場合は、「評点無し」を選択してください。
提出期限を設定することができます。
「提出期限後の提出を許可しない」
を「Yes」にすると期限後の提出は受理されません。
オフライン活動:紙体等での提出
オンラインテキスト:Moodle 上でのテキスト編集による課題提出
単一ファイルのアップロード:ファイルのアップロードによる課題提出
③ 設定を入力後、「次へ」をクリックします。
「単一ファイルのアップロード」を選択した場合、次の画面が表示されるので、アップロードフ
ァイルのサイズ上限、再提出の許可・不許可、教師へのメールの通知を設定します。
④ 変更後、「続ける」をクリックします。これで課題のセットアップが完了しました。
複数ファイルのアップロードについて
課題の提出方法として「単一ファイルのアップロード」を選択した場合、一つの課題に対して一つ
のファイルしかアップロードできません。複数のファイルをまとめて提出させる必要がある場合には、
あらかじめファイルの圧縮ソフトウェアを使って、LHA形式、ZIP形式等の一つのファイルとしてア
ップロードするように学生に指示してください。
(学内のパソコンには、Lhaca+ がインストールされています)
22
4. Moodle コースの利用
4. Moodle コースの利用
4.1 課題の確認
提出された課題は以下の手順で確認します。
① ・ コーストップページの活動ブロックから課題をクリックします。
② ・ コースの課題一覧が表示されるので、確認したい課題の「提出課題を確認する」リンクをク
リックします。
③ ・ コース参加者の一覧が表示されるので、確認したい課題をクリックします。
④ ・ コメントによるフィードバックを行うためには、評価したい学生の行の「評点」をクリック
します。
⑤ ・ 評価コメントを入力し、「変更内容を保存」をクリックします。
23
4. Moodle コースの利用
4.2 フォーラム
4.2.1 トピックの追加
フォーラムへのトピックの追加は以下の手順で行います。
① 「トピックの追加」ボタンをクリックします。
② トピックの題名、メッセージ等を入力し、「フォーラムに投稿」ボタンをクリックします。
4.2.2 返信
トピックに返信します。
① 最新ニュースブロックから、表示するトピックを選択します。
② トピックのディスカッションが表示されるので、「返信」をクリックします。
24
4. Moodle コースの利用
③ 返信の入力画面が表示されるので、HTMLエディタでメッセージを入力し、「フォーラムに投
稿」ボタンをクリックします。
④ 返信が投稿されました。
4.3 Wiki
4.3.1 編集
コーストップページから、Wikiを選択すると次のような編集画面が表示されます。文章を作成して、
「保存」ボタンをクリックします。
25
4. Moodle コースの利用
4.3.2 オートリンク機能の利用
Wikiのオートリンク機能では、単語をキャメルケースで記述することにより、他のページへのリン
クを自動で設定します。キャメルケースとは、 OsakaOhtaniUniversity
のように、大文字+小文
字で構成される単語を2個以上連結した文字列のことです。
ページ内に、キャメルケース形式の単語を含めると、自動でリンクページが作成されます。
単語が1つだとリン
クができません
初期状態ではリンク先のページが存在しないため、単語の右に青い?マークが表示されます。?マ
ークをクリックすると、リンク先のページを編集することができます。下の図は、リンク先の文書
「OsakaOhtaniUniversity」を作成した状態です。単語に自動的にリンクが設定されているのがわか
ります。
4.4 ログの利用
4.4.1 コース全体のログの利用
コースのログを利用すると、コースに登録した学生のログイン状況や、講義資料(リソース)の閲
覧状況、フォーラムへの参加状況等を知ることができます。
① 管理ブロックの「ログ」をクリックします。
② ログの表示選択画面が表示されます。
26
4. Moodle コースの利用
表示対象とする「ユーザ」「日付」「活動内容」をコンボボックスから選択し、「ログを表示」ボ
タンをクリックします。または、「リアルタイムログの表示」をクリックすると、コース全体にお
ける直近のログが表示されます。
③ 以下のようにログが表示されます。
4.4.2 活動レポートの表示
ユーザ毎の活動レポートを表示することができます。活動レポートは、個別に学生の活動状況を管理
したいときに役立ちます。
① コーストップページの「人ブロック」の「参加者」をクリックします。
② 参加者の一覧が表示されるので、メッセージを送信したい学生の名前をクリックします。
③ プロフィールが表示されるので、「活動レポート」タブをクリックします。
27
4. Moodle コースの利用
④ 活動レポートが表示されます。タブを切り替えることにより、「概要レポート」「詳細レポー
ト」「本日のログ」「全てのログ」を表示することができます。
概要レポート:トピック毎の活動内容が表示されます。
詳細レポート:トピック毎により詳細な活動内容が表示されます。
本日のログ:その日のアクセス状況がグラフおよびログ形式で表示されます。
全てのログ:すべての日付のアクセス状況がグラフおよびログ形式で表示されます。
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5. 目的別索引
5. こんなときには(目的別索引)
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コースの全員に一斉に連絡をするには?
コースのニュースフォーラムは、コースの登録者全員にメール購読が強制されています。その
ため、ニュースフォーラムに投稿があるとコースの全員にメールで通知が行われるので、コース
参加者への一斉連絡に利用することができます。
フォーラムへの投稿についての詳細は 4.2 フォーラム(p.24)を参照してください。
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学生に個別にメッセージを送信するには?
コーストップページの「人ブロック」の「参加者」をクリックしま
す。参加者の一覧が表示されるので、メッセージを送信したい学生を
選択します。
メンバーのプロフィールが表示されますので、メールアドレスをクリックすると、ご利用のメ
ールソフトウェアからメールを送信することができます。
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学生に課題を提示するには?
Moodleでは、ファイルのアップロードやオンラインでの文書作成による課題を提示することが
できます。課題の提示について、詳細は 3.7.3 課題(p.21)を参照してください。
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課題の提出状況を確認するには?
課題の提示について、詳細は 4.1 課題の確認(p.23)を参照してください。
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学生の出欠状況を管理するには?
講義中に学生に Moodle 上で何らかの活動を行わせることで、Moodleのログを出欠代わりに
利用することができます。
例えば、講義中に学生に Moodle にログインし、リソースの閲覧を指示します。(下の例では
講義資料第1回(PDF) の閲覧を指示します。
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5. 目的別索引
講義終了後に管理メニューの「ログ」から、当該日の講義資料第1回(PDF) を選択すると、以
下のようにログが表示されます。ログについての詳細は 4.4.1 コース全体ののログの利用
(p.26)を参照してください。
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特定の学生の活動内容を管理するには?
活動レポートを利用すると、学生毎の活動内容を詳細に管理することができます。活動レポート
についての詳細は 4.4.2 活動レポートの表示(p.27)を参照してください。
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