第26回ヴァルナ国際バレエコンクール2014 1. 総則

第26回ヴァルナ国際バレエコンクール2014
実施規定
1. 総則
1.1. 第26回ヴァルナ国際バレエコンクールは、ブルガリア共和国副大統領マルガリ
ータ・ポポヴァ氏の後援と国際演劇協会(ITI – UNESCO)及びユネスコ国際ダンスカウン
シル(CID – UNESCO)の国際ダンス委員会の賛助の下、ブルガリア文化省とヴァルナ州
の寛大な協力を得て、ヴァルナ国際バレエコンクール財団( Foundation “International
Ballet Competition – Varna”、以下「主催者」と称する)によって2014年7月15日から30日ま
で実施される。
コンクールには、以下の規定における必要条件を満たしていれば、いかなる国籍の
ダンサーでも参加できる。
1.2. ダンサーは、年齢ごとの2つのグループの中でコンクールに参加し、グループ
ごとに別々の賞と称号が送られる。
グループA―シニア: 26歳未満のバレエダンサー、すなわち1988年7月15日から1995年7月
14日までの間に生まれた者。
グループB―ジュニア:15歳から19歳までの男子及び女子、すなわち1995年7月15日から
1999年7月14日までに生まれた者。
1.3. 第26回ヴァルナ国際バレエコンクールに参加できる出場者は、最大で130名で
ある。出場申請が130件に達した後は、主催者は受付を中止する。
1.4. 第1ラウンドで18ポイント以上の高得点を獲得した上位40名のダンサーが、第
2ラウンドに出場できる。各グループ、最低16名の出場を保証するが、18ポイント以上の
獲得を条件とする。
1.5. 第2ラウンドで19ポイント以上獲得した者で、グループA—シニアから上位10
名、グループB—ジュニアから上位10名が第3ラウンドに出場できる。
1.6. 出場者はペアでもソロでも各ラウンドに参加でき、その場合別々に分類される。
ペアを組む場合、同じ年齢グループでも、違う年齢グループでもよい。すなわち、出場者
のひとりがグループAから、もうひとりがグループBからのペアが可能であるということ
である。
1.7. パ・ド・ドゥや複数のダンサーが必要なコンテンポラリー作品を踊る場合、出
場者は出場者ではないパートナーと組んで参加してもよい。
1.8. 審査は第3ラウンドまで行われ、会場はヴァルナにあるOpen-Air Theatre(野外
劇場)である。劇場は傾斜のない木の床で、大きさは16×18メートルである。
1.9. 悪天候の場合、何日かまたはすべてのラウンドを屋内のステージで行うことが
ある。そのステージはリノリウムを敷いた木の床で、大きさはほぼ同じである。
1.10. コンクールのプログラムに含まれるすべての演技は、観客に公開される。
プログラムスケジュール
7月14日
抽せん会。コンクール初日に出場する出場者は夜にリハーサル。
7月15th
開会式
第1ラウンドの開始。
7月15日〜19日
第1ラウンド
課題プログラムからクラシック作品
7月20日
休み
7月21日〜24日
第2ラウンド
クラシック及びコンテンポラリー振付作品
7月25日
休み
7月26、27日
第3ラウンド
コンテンポラリー及びクラシック振付作品
7月28th
休み
国際審査員のミーティング
7月29th
7月30th
授賞式、閉会式及び第26回ヴァルナ国際バレエコンクール受賞者とフ
ァイナリストによるガラ・コンサート
第26回ヴァルナ国際バレエコンクール受賞者とファイナリスト、及び
前回の受賞者によるスーパー・ガラ・コンサート「Meeting of
Generations」
付随プログラム
1. 2014年7月15日〜30日 国際夏期バレエアカデミー
このプログラムには、ブルガリア国内外の著名な指導者の下で毎日行われるバレエ、キャ
ラクターダンス、ジャズ、モダンテクニック、アフロキューバンダンスのクラスが含まれ
る。
2. 第6回青少年全国コンクール「Arts against Drugs」で受賞した絵画及び造形美術作品の
展示。
注:主催者はプログラムの変更を行う権利を有する。
2. コンクール課題レパートリー
第1ラウンド―課題クラシック振付作品
出場者は、自分が選んだパ・ド・ドゥ(アダージオ、バリエーション及びコーダ)1つ、
または以下に記載のある課題レパートリーからバリエーション2つの演技をする。
『ジゼル』―ジゼルのバリエーション、第1幕
振付プティパ、音楽ミンクス
- パ・ド・ドゥ、第1幕
振付ペロー、コラーリ、プティパ
- ミルタの入場とバリエーション、第2幕
振付ペロー、コラーリ、プティパ
- ジゼルとアルブレヒトのグラン・パ・ド・ドゥ、第2幕
振付ペロー、コラーリ、プティパ
『海賊』―メドーラと奴隷のパ・ド・ドゥ、第1幕
振付プティパ
- 女奴隷と商人のパ・ド・ドゥ、第2幕
振付プティパ、音楽ドリーゴ
アルムスケイメル 『騎兵隊の休息』―マリアとピーターのパ・ド・ドゥ、振付プティ
パ
アサフィーエフ
『パリの炎』―パ・ド・ドゥ、振付ワイノーネン
グラズノフ
『ライモンダ』―ライモンダとブリアンのグラン・パ・ド・ドゥ、
第3幕、振付プティパ
ドリーブ
『コッペリア』―スワニルダとフランツのパ・ド・ドゥ、第2幕、
振付サン=レオン、プティパ
ドリゴ
『エスメラルダ』―ダイアナとアクテオンのパ・ド・ドゥ、振付ワ
ガノワ
レーヴェンショルド 『ラ・シルフィード』(シルフィデン)―パ・ド・ドゥからバリエ
ーション、振付ブルノンヴィル
ミンクス
『ラ・バヤデール』―ニキアとソロルのパ・ド・ドゥ、第2幕、振
付プティパ
- 影の王国の3つのバリエーション、第3幕、振付プティパ(それぞ
れのバリエーションは、個人のエントリー)
『ドン・キホーテ』―キトリとバジルのグラン・パ・ド・ドゥ、第
4幕、振付プティパ、ゴルスキー
- キトリのバリエーション、第1幕、振付プティパ
- 森の女王のバリエーション、振付プティパ
『パキータ』―パ・ド・トロワのバリエーション、振付プティパ
- グラン・パのバリエーション、振付プティパ(それぞれのバリエー
ションは個人として演技される)
オーベール
『グラン・パ・クラシック』振付 V. グゾフスキー
パウリ
『ナポリ』―バリエーション、振付ブルノンヴィル
『ブリュージュのケルメス祭』―パ・ド・ドゥ、振付ブルノンヴィ
ル
プーニ
『サタネラ』―パ・ド・ドゥ、振付プティパ
ヘルステッド
『ゼンツァーノの花祭り』―パ・ド・ドゥ、振付ブルノンヴィル
アダム
『ラ・フィーユ・マル・ガルデ』―リーズとコラスのパ・ド・ドゥ、
第2幕、振付プティパ、ゴルスキー
チャイコフスキー 『白鳥の湖』―オデットとジークフリートのアダージオ、バリエー
ションとコーダ、第2幕 (審査対象はバレリーナのみ)、パートナ
ーはアダージオの後のバレエからバリエーションを踊らなくてはな
らない;音楽は編集されていなくてはならない、振付レフ・イワー
ノフ
- パ・ド・トロワのバリエーション、第1幕、振付プティパ
- オディールとジークフリートのパ・ド・ドゥ、第3幕、振付プティ
パ
『眠れる森の美女』―リラの精のバリエーション、第1幕、振付プ
ティパ、ロプホーフ
- オーロラ姫のバリエーション、第1幕、振付プティパ
- デジレ王子のバリエーション、第2幕、振付プティパ
- リラの精のバリエーション、第3幕、振付プティパ、ロプホーフ
- フロリナ王女と青い鳥のパ・ド・ドゥ、第3幕、振付プティパ
- オーロラ姫とデジレ王子のパ・ド・ドゥ、第3幕、振付プティパ、
セルゲエフ
『くるみ割り人形』―金平糖の精と王子のパ・ド・ドゥ、第2幕、
振付ワイノーネン
注:
1. 上記の「パ・ド・ドゥ」と「パ・ド・トロワ」からのすべてのバリエーションは、個別
のエントリーとして演技することができる。
2. すべての3つのラウンドで、ソロで出場するダンサーは1審査日で2つのバリエーショ
ンを演技する。
ヘルテル
第2ラウンド
第2ラウンドでは、すべての出場者は第1ラウンドで演技していないダンス2つを1審査
日で演技する:
a) 19世紀終わりまでに作られたクラシックバレエのレパートリーから、パ・ド・ド
ゥ(アダージオ、バリエーション及びコーダ)1つ、またはバリエーション(出場者が選
択)2つ。
b) 出場者が選んだコンテンポラリー作品1つ。過去5年のうちに振り付けられたも
の。すなわち2009年7月15日以降に振り付けられたもので、6分を超えないこと。
注:
1. コンテンポラリー振付作品は幅広いテーマを網羅し、現代人の世界に対する見解や
理解を反映する。作品はクラシックダンスのシステムを完全にまたは部分的に拒絶
して、モダンダンスのシステムやジャズダンス、自由でゆったりとした動きなどに
置き換えたり、民族舞踊、社交ダンス、パントマイム、スポーツ、アクロバットな
ど(記載のものに限らない)の要素を含む様々な他のダンスシステムとクラシック
ダンスのシステムを複雑に組み合わせたりすることに関連する。クラシックの振付
とコンテンポラリーの振付の本質的な違いは、アイデアやコンセプト、フォーム
(ダンスシステム)、作品の内容の中にある。
2. コンテンポラリー振付作品では、5 回以上照明を変化できないことがある。
第3ラウンド
第3ラウンドでは、すべての出場者は第1及び第2ラウンドで演技していないダンス2つ
を1審査日で演技する:
a) 19世紀終わりまでに作られたクラシックバレエのレパートリーから、パ・ド・ド
ゥ(アダージオ、バリエーション及びコーダ)1つ、またはバリエーション(出場者が選
択)2つ。
b) 出場者が選んだコンテンポラリー作品1つ。過去10年のうちに振り付けられたもの。す
なわち2004年7月15日以降に振り付けられたもので、6分を超えないこと。
注:
1. コンテンポラリー振付作品では、5回以上照明を変化できないことがある。
その他の条件:
1. 第1から第3ラウンドの他に、2つのコンサートがコンクールのプログラムに含まれ
る:
- 第26回コンクール受賞者のガラコンサート、授賞式、閉会式;
- スーパーガラコンサート「Meeting of Generations」
ガラでは、ダンサーは主催者が選んだプログラムを無償で演技する。
2. 出場者は、自分の本番衣裳、リハーサル衣裳、トウシューズ、バレエシューズでコンク
ールに参加する。主催者がウィッグ、メイク、衣裳担当者を提供することはない。
3. 出場者のプログラム選択
3.1. 出場者は、3つのラウンドそれぞれで異なるダンスを演技しなければならない。
3.2. 審査員は、そのダンサーの演技スキルが現れていることを前提に、様々な表現
方法を考慮に入れ、出場者が何をレパートリーに選んだかも評価する。
3.3. クラシック・レパートリーのパ・ド・ドゥの演技時間は、12分を超えないこと。
3.4. 第2ラウンドと第3ラウンドのコンテンポラリー振付作品の演技時間は6分を
超えないこと。
3.5. 演技の中で踊ることができるダンサーは3名までである。
4. 音楽伴奏
4.1. 自分のプログラムのサウンドトラックについて、出場者は高品質に録音された
原作のオーケストラ演奏のみをCDまたはMDに入れて使用する。出場者は登録時にその録
音音源をコンクール主催者事務局へ提出すること。
4.2 各楽曲は、1曲ずつ別々のCDまたはMDに録音すること。作曲者名、出場者名、
作品名、出場ラウンド名をCDまたはMDに明瞭に記載すること。
4.3. カセットテープやDVDは受理しない。
4.4. リハーサルでは、出場者は必要な音響装置を自分で提供する。
5. 失格
国際審査員は、記名投票による2/3の賛成で以下の参加者を失格とすることができる。
5.1. 一般に知られた伝統的なクラシック振付作品を演技しない場合。
5.2. 該当ダンスの原作のオーケストラ演奏を録音したものを使用しない場合。
5.3. 低品質の録音を使用し、第4項音楽伴奏の必要条件を満たしていない場合。
5.4. 第2項コンクール課題レパートリー、第3項出場者のプログラム選択の必要条
件にプログラムが適合していない場合。
5.5. この規定に定められた演技時間を45秒以上超えてコンテンポラリー振付作品を
演技した場合。
6. 審査員
6.1. 出場者は世界的に著名なバレエ芸術家を含む国際審査員によって審査される。
6.2. 審査員は、主催者の取締役会により承認された規定に沿って審査する。
6.3. 審査員の決定は最終的なもので、不服の申し立てや訂正をすることはない。
7. スコア
7.1. 審査員は出場者を25ポイント制で審査する。投票は特別なコンピューターシス
テムで完全にコンピュータ化されている。国際審査員のメンバーは、ひとりのダンサーの
演技が終わるとすぐに点数をコンピューターに入力する。採点と審査は、主催者の取締役
会によって承認された特別な規定の下で、ソロ演技でもペア演技でも2つの年齢グループ
の中で男女別々に行われる。
7.2. 出場者が2つのクラシックバリエーションで参加する場合、国際審査員は2つ
のバリエーションに対して1つのスコアを与える。
7.3. 第2ラウンドと第3ラウンドでのスコアは、出場者がクラシックとコンテンポ
ラリーの2つのダンスを演技する場合、その2つの演技に対する審査員の評価の算術平均
となる。
7.4. 賞の授与についての討議をしている間、国際審査員は出場者の全体的なプレゼ
ンテーションと3つのラウンドで獲得した合計点の算術平均を考慮に入れる。
8. 賞
I. グループA―シニア
以下の賞とともに、第26回ヴァルナ国際バレエコンクール2014受賞者の称号が授与
される。
「ヴァルナグランプリ」"THE VARNA GRAND PRIX"
- EUR 6,000ユーロ、金メダルとディプロマ
女性
1位1名
2位1名
3位1名
- 3,000ユーロ、金メダルとディプロマ
- 2,000ユーロ、銀メダルとディプロマ
- 1,500ユーロ、銅メダルとディプロマ
1位1名
2位1名
3位1名
- 3,000ユーロ、金メダルとディプロマ
- 2,000ユーロ、銀メダルとディプロマ
- 1,500ユーロ、銅メダルとディプロマ
男性
II. グループB―ジュニア
以下の栄誉賞とともに、第26回ヴァルナ国際バレエコンクール2014受賞者の称号が
授与される。
「ヴァルナ2014特別栄誉賞」"SPECIAL DISTINCTION - VARNA 2014"
- 4,000ユーロ、ディプロマとメダル
女子
1位1名
2位1名
3位1名
- EUR 2,000ユーロ、ディプロマとメダル
- EUR 1,500ユーロ、ディプロマとメダル
- EUR 1,000ユーロ、ディプロマとメダル
1位1名
2位1名
3位1名
- EUR 2,000ユーロ、ディプロマとメダル
- EUR 1,500ユーロ、ディプロマとメダル
- EUR 1,000ユーロ、ディプロマとメダル
男子
III. 付随の賞
特別賞“Emil Dimitrov” – ―若い才能へ
"Nina Kiradjieva"基金から賞を1名に授与―第3ラウンドで最も高い点数を取ったブルガ
リア人ダンサーの芸術性へ200米ドル
日本の株式会社シルビアより、グループB―ジュニアの中から将来性のある若いダンサー
2名に賞を授与―第3ラウンドに出場した女子1名、男子1名にそれぞれ1,000米ドル
注:
国際審査員により授与されることになるそれぞれの賞金をもって、ブルガリア国内外の法
人または個人がCompetition Prize Fund(コンクール賞金基金)に参加するための申込はす
べて、主催者の取締役会によって積極的に考慮される。
IV. 奨励金賞 BOUNTY AWARDS
A. 第3ラウンド参加者の演技に対して:
1. どの賞も授与されていない出場者が対象:
- グループA―シニアから、バレエを踊ったペアの成果に奨励金賞を1つ―合計
300ユーロと賞状2枚;
- グループB―ジュニアから、バレエを踊ったペアの成果に奨励金賞を1つ―合
計200ユーロと賞状2枚;
- パートナーシップに対して奨励金賞を1つ―150ユーロと賞状
- 第3ラウンドに出場した最も若い出場者に対して奨励金賞を1つ―150ユーロ
と賞状
2. 第3ラウンド出場者でどの賞も授与されていない者には全員、ファイナリストで
あることのディプロマが授与される。
B. 振付に対して:
1. 過去5年の間に作られた、すなわち2009年7月15日以降に作られたオリジナルの
コンテンポラリー振付作品に対して:
- 栄誉賞1位1名―700ユーロと賞状
- 栄誉賞2位1名―500ユーロと賞状
2. ブルガリアの作曲家の曲を使ったオリジナルの振付に対して。コンクールで演
技された作品は過去5年の間に、すなわち2009年7月15日以降に作られたもので
なければならない。
- 栄誉賞1名―500ユーロと賞状
注:
1. すべての賞は個人に与えられるもので、分割することはできない。
2. 審査員は、すべての賞、栄誉賞、奨励金賞を授与する義務はない。
3. すべての賞、栄誉賞、奨励金賞は、ブルガリアの法律で定められた関連控除額が
差し引かれ、ブルガリア国立銀行の支払日の為替レートによるブルガリアレブ建てで支払
われる。
4. すべての賞、栄誉賞、奨励金賞は、受賞者が7月29日と30日のコンサートに出演
した後に支払われる。受賞者コンサートのプログラムに入っているダンサーがコンサート
に出演しないことを選ぶ場合、賞金に対する権利を失う。
9. 出場の順番
9.1. 3つのラウンドでの出場者の演技の順番は抽せんで決められ、抽せんは2014年
7月14日13:00にヴァルナのOpen-Air Theatreで行われる。グループA―シニアとグループ
B―ジュニアでは、別々に抽せんが行われる。
9.2. 出場者はそれぞれに出場番号が与えられ、その番号で3つのラウンドに参加す
る。ペアでの出場者は、女性が得た番号の順番で演技する。
9.3. 正当な理由で抽せんに出席しない出場者は、コンクール事務局の代表者が職権
によりくじを引いて番号を取得する。交通事情などの理由で2014年7月14日12:00以降に到
着する出場者は、第1ラウンド最後に職権により取得した番号順で出場する。以降のラウ
ンドでは、それぞれが取得した番号の順番で出場する。
9.4. 抽せんが終了した上で、コンクール事務局は出場者の出演日、時間、順番を発
表する。
9.5. 病院や医療機関の診断書で証明できる体の不具合やその他の正当な理由により、
決められた時間に演技ができない出場者は、書面による要求書を精査したのち、該当する
ラウンドまたはその日の最後の出場者のあとにファースト・ネームのアルファベット順で
演技することを国際審査員局が許可する。そのような変更は、該当するラウンドの時間の
中でのみ可能である。
10. リハーサル
10.1. 主催者は、出場者が各ラウンドに参加する前に、夜間の10分のリハーサル
(照明音響付き)をOpen-Air Theatreにてそれぞれのプログラム順に出場者に提供する。
10.2. 日々のリハーサルでは、出場者は自分で音響機器を持ち込み、主催者はヴァ
ルナ市の状況によって適切なリハーサルホールを提供する。
10.3. 追加のリハーサルについては、そのような機会があったとしても、主催者が
発表したプログラム以外のものは、リハーサルホールの貸借料を使用者が支払わなくては
ならない。
11. 申請
コンクールに参加する出場者は、以下の書類を2014年4月30日必着で、ヴァルナ国際バレ
エコンクール財団(Foundation “International Ballet Competition – Varna”)
[email protected]まで送付しなければならない。
1) 同封書式での参加申請書―署名し、スキャンしたもの。
2) 2014年4月30日までに12.1項に基づき、財団の銀行口座に125ユーロの参加費を支
払ったことを示す受理証のコピー。
3) 出場者の学歴、専門訓練歴、芸術活動、受賞歴などをブルガリア語または英語で
記した簡潔な履歴書;履歴書はマイクロオフィスのワードのフォーマットで、Eメールで
[email protected]まで送付すること。
4) もしあれば、批評記事のコピー。
5) 出場者のパスポートのコピー。
6) ブルガリアの入国ビザが必要な国から来る場合、パートナーのパスポートのコピ
ー。出場者に同伴する者で同様の場合は同じくパスポートのコピーが必要。
7) 出場者の舞踊教育を示す書類、またはトレーニングコースを修了したことに関す
る優れたバレエ指導者2名からの情報。
8) 13×18センチのサイズで、舞台衣裳での写真を2枚。できればカラーのもの。及
び2.5×3.5センチの出場者の顔写真2枚。フリーアクセスカード発行のため、パートナー
とコーチの顔写真。写真の解像度は300 dpi以上であること。
9) オペラ劇場またはバレエ劇場、バレエ団、国の芸術機関からの推薦状。国立また
は県立、市立の学校の生徒は、校長からの推薦状を提出しなくてはならない。また、私立
学校の生徒は、校長またはバレエ界の著名な人物2名からの推薦状。
10) 国際演劇協会(ITI – UNESCO)及びユネスコ国際ダンスカウンシル(CID –
UNESCO)の常設ダンス委員会の後援の下で行われたその他のバレエコンクールでの入賞
者は、推薦状がなくてもよい。
12. 財務規定
12.1. 参加費は125ユーロである。参加費は、ヴァルナ国際バレエコンクール財団
(Foundation ”International Ballet Competition – Varna”)の銀行口座に2014年4月30日必着で
送金されなければならない。銀行送金にかかるすべての手数料は、参加者が支払う。銀行
送金をしたことを示す書類を申請書に添付しなければならない。参加費を支払ったことを
示す関連書類が添付されていない場合、主催者はその出場者の第26回ヴァルナ国際バレエ
コンクール2014への参加を考慮または承認しない。
ユーロの場合:
UniCredit Bulbank
7, Sveta Nedelia Sq.
1000 Sofia
Bulgaria
IBAN: BG22UNCR76301475555502
BIC: UNCRBGSF
Foundation "International Ballet Competition - Varna"
ブルガリアレフ(BGN)の場合:
Уникредит Булбанк
пл. “Света Неделя” № 7
България, 1000 София
IBAN: BG19UNCR76301000338200
BIC: UNCRBGSF
Фондация “Международен балетен конкурс – Варна”
参加費は返金できない。
12.2.1. すべての出場者とそのパートナーは、ヴァルナまでの往復の旅費と滞在費、
生活補助費を自分でまかなう。
12.2.2. 第2ラウンドに進むすべての出場者は、第2ラウンドの期間、1日当たり40
レヴァ(20ユーロ)を日当として受け取る。
12.2.3. 第3ラウンドに進むすべての出場者は、第3ラウンドの期間、1日当たり40
レヴァ(20ユーロ)を日当として受け取る。
12.3. すべての参加者は、自己負担で保険(医療保険など)に入る。
12.4. 出場者が慢性疾患または継続するその他の病気で診療を受ける場合、その費
用は自分で負担する。
12.5. すべての賞、栄誉賞、奨励金賞は、7月29日、30日に開催されるコンサートに
受賞者が参加した後に支払われる。受賞者コンサートのプログラムに含まれるダンサーが
そのコンサートに参加しない選択をする場合、賞金を受け取る権利は失効する。
13. 組織
13.1. コンクールの準備、執行、資金拠出を行う総体的な組織は、ブルガリア文化
省とヴァルナ州の寛大な協力とブルガリア国内外の企業や個人の資金提供を受けて、ヴァ
ルナ国際バレエコンクール財団が取りまとめる。
13.2. コンクール時、主催者はヴァルナのCherno More Interhotel(チェルノ・モレ・
インターホテル)に事務局を設置する。コンクール期間中に出場者が関心を抱いた事柄は
すべて、事務局へ送ること。すべての正式な発表、リハーサルスケジュール、選考結果は
事務局オフィスとホテルのロビーに掲示される。
13.3. すべての参加者は、事務局でコンクール参加の登録をするために、また同日
13:00からOpen-Air Theatreで始まる抽せん会に参加するために、2014年7月14日9:00より前
にヴァルナへ到着するような旅程を組むこと。職権による抽せんは、交通機関の乱れで所
定の時間に到着しなかった場合にのみ行われる。出場者が事前に2014年7月14日9:00以降
に到着する予定を組み、主催者が事前にそれを承諾しない場合は、主催者はその出場者の
参加を認めない。
13.4. コンクール参加者はすべて、2014年7月12日から14日10:30までにCherno More
Interhotel の主催者事務局で登録手続きをしなければならない。申請書を提出した参加者
で、期間内に登録しなかった者は、コンクールに参加する権利を失う。
13.5. 各ラウンドの前に登録手続きする際、参加者本人が直接以下のものを提出し
なければならない。
- 対象ラウンドの記載済み登録用紙
- CD または MD―作曲者名、作品名、出場ラウンド名を CD または MD にはっき
りと記載すること。曲は1曲ずつ別々の CD または MD に録音すること。
- 必要な照明の情報とスケッチ(第2、第3ラウンドのみ)
- 参加費の銀行送金を示す書類のコピー(第1ラウンドの前のみ)
13.6. 時間通りにコンクールスケジュールについての情報を取得することを考慮し
て、また出場者との迅速なコンタクトを取るために、主催者は出場者がコンクール期間中
Cherno More Interhotel に滞在することを強く推奨する。
13.7. 主催者は、参加者が以下のホテルの予約をする際に助力する。
Cherno More Interhotel, Varna,
33, Slivnitsa Blvd.,
tel. + 359 52 612235,
fax + 359 52 612220,
www.chernomorebg.com
[email protected]
[email protected],
各出場者は、自分のパートナーやコーチ、同伴者の部屋を含め、自分でホテルの予
約をする。予約は上記のホテルのメールアドレスのどちらかから行い、メールを送信する
ときは CC に主催者のアドレス [email protected] を含めること。ホテル予約のメールを
CC で受け取った後、主催者はコンクールの参加者と同伴者のための優遇価格を確認する
ことができる。優遇価格での泊数には限りがあり、その部屋に空きがあるまで有効である。
依頼に応じて、主催者は複数の参加者を1つのダブルルームに予約する手配をする。
ホテルの部屋数は限られており、主催者は希望の予約すべてを確保できるかは保証
できない。従って、ホテル予約の手配を希望する参加者、パートナー、コーチ、同伴者は、
泊数と部屋数、希望の部屋タイプを記入した予約依頼書を 2014 年 4 月 30 日までに送る必
要がある。空き部屋がある場合、依頼者には書面による確認書が送られる。
13.8. 主催者よりホテル予約確認書を受け取らなかった参加者は、コンクール期間
中のホテル予約を自分で手配する。
14. 輸送手段
14.1. すべての出場者は、ヴァルナまでの往復旅行を自分で手配する。
14.2. 主催者は、すべての参加者、パートナー、コーチ、同伴者がヴァルナ空港か
らホテルまで、またはヴァルナ駅からホテルまでの往復の輸送手段を手配することができ
る。ホテルまでの送迎を希望するすべての参加者、パートナー、コーチ、同伴者は、2014
年6月25日までに以下の情報を主催者に伝えなければならない。
- 到着日
- 到着する人数の合計
- ヴァルナに到着する手段
- 最終乗り継ぎ地
- 飛行機の便名
- ヴァルナに到着する時刻
14.3. 2014年6月25日までに上記の到着情報を書面で確認できなかった参加者、パー
トナー、コーチ、同伴者には、輸送手段は提供されない。
15. 確認と連絡
15.1. この申請書に署名することにより、出場者は実施規定のすべての条項に同意
するということを確認する。
受け取った書類を見直したあと、コンクール主催者は2014年5月15日までに、Eメールまた
はファックスによる書面で、出場が確認されたか却下されたかについての返事をすべての
出場者に送る。入国ビザが必要な者には、必要であれば通常郵便で送付先住所に送られる。
15.2. Cherno More Interhotelの予約依頼とホテルまでの送迎依頼は、主催者のEメー
ルアドレス[email protected].に送ること。依頼メールが送られたアドレスへ主催者より
詳細の確認が返信された後、その依頼は受理されたと見なされる。
16. 一般規定
16.1. ヴ ァ ル ナ 国 際 バ レ エ コ ン ク ー ル 財 団 ( Foundation "International Ballet
Competition - Varna")は、ブルガリア及び海外の映画会社やテレビ局、あらゆる機関、メ
ディア、個人、専門家、アマチュアによって、またケーブルなどによる直接衛生放送、印
刷物やビデオテープ、宣材などの製作を通して、コンクールのプログラムに含まれる演技
のビデオ、フィルム、写真によるカメラ撮影を行う独占的権利を有する。
上記の放送、録音、録画、写真やビデオ、印刷物の製作について、出場者とそのパ
ートナーはいかなる上演料や報酬を受け取らない。
16.2. いかなる写真、ビデオ、映像の録画(アマチュアでもプロでも)は、コンク
ール期間に主催者が特別な許可を出し、所定の手数料を支払ったものに対して可能である。
16.3. コンクールの商標と名前またはその固有要素を載せたいかなる記念品や品物
の製作は、事前に書面による主催者の許可を受け、関連契約書への署名と手数料の支払い
をして可能となる。
16.4. コンクールのプログラム全体で出場者が演技する作品の作曲者や振付者など
の著作権に関わるすべての事柄は、ダンサー自身が手配する。ヴァルナ国際バレエコンク
ール財団は、未払いの著作権について責任を負わない。
16.5. 国際的な慣例により、コンクール期間中は国際プレスセンターが設置される。
ジャーナリストや写真記者は、事務局に認定書簡と申請書、顔写真を提示した後に認定さ
れる。(1つの)編集局から認定されるジャーナリストの数は1名までである。認定を受
けたすべてのジャーナリストと写真記者は、コンクールのイベントすべてに出席できる特
別パスを入手する。
16.6. すべての出場者には、主催者が適時に邪魔なくやりとりを行うために、読み
やすく正確に記入した必要書類を、返信先住所とEメールアドレス、ファックス番号と共
に送るよう要請する。
16.7. 第26回ヴァルナ国際バレエコンクール2014に参加する上でこの規定に対する
解釈に議論がある場合は、ブルガリア語の文章が有効である。
17. ヴァルナ国際夏期バレエ・アカデミー2014
17.1. 伝統的に、2014年7月15日から7月30日までのコンクール期間中、財団はブル
ガリア国内外からの指導者の参加を受けてヴァルナ国際夏期バレエ・アカデミーを開催す
る。
そのプログラムは後日発表される。
17.2. アカデミーへの参加者はすべて、第26回ヴァルナ国際バレエコンクール2014
のイベントに自由に出入りできる入場券を入手する。
17.3. 参加費:
1. ダンサー: 350ユーロ
14歳未満のダンサーは参加できない。
2. コーチと見学者:200ユーロ
17.4. 参加者の交通費とヴァルナでの滞在費のすべては、参加者が責任を負う。ア
カデミーの参加者は、ヴァルナでの滞在場所を自分で手配する。可能であれば、13.7項で
述べられた条件に基づき、主催者がCherno More Interhotelの予約に力を貸すことができる。
情報と申込について―コンクール主催者
2014 年 5 月 30 日 ま で に 、 参 加 者 は 主 催 者 に 以 下 の 書 類 を E メ ー ル で
[email protected]まで送付する。
• 同封書式での申込書
• 参加費の支払をしたことを示す受理証のコピー
銀行送金の手数料はすべて参加者が支払う。
• 顔写真1枚
その後、参加者はアカデミー受講申込が受理されたことを示す確認書を受領する。
アカデミーへの参加者は最大で 120 名である。定員に達したら、受講申込は受け付
けない。
ダンサーの訓練レベルが該当のマスタークラスのレベルに適合している場合にのみ、
そのクラスへの参加が認められる。マスタークラスの指導者は自分の裁量で、クラスに参
加するには訓練が不十分なダンサーを参加させない権利を有する。
注:
16.1項にある通り、財団が所有する著作権に関するすべての条件は、ヴァルナ国際夏期バ
レエ・アカデミー2014のレクチャーやデモンストレーションにも有効である。
18. 一般旅行者の見学
コンクールを見たい人のために、主催者は団体見学や個人見学を組み、優遇価格と特別サ
ービスで提供する。
さらなる情報は、コンクール主催者に問い合わせのこと。
問い合わせ先:
Foundation "International Ballet Competition - Varna"
67, Hristo Botev Blvd., entrance 1, floor 2, apt. 13
1303 Sofia, Bulgaria
Tel: (+359 2) 988 33 77
Fax: (+359 2) 986 19 01
e-mail: [email protected]
http://www.varna-ibc.org
Foundation "International Ballet Competition - Varna"
ヴァルナ国際バレエコンクール財団
会長―Dimitar Dimitrov, tel: + 359 888 416 588
事務局長―Vesselinka Nikolova, tel: +359 888 468 829