す 平成 27 年 10 月から標準報酬制に移行します

平成 27 年 10 月から標準報酬制に移行します
対象となる給付等
被用者年金一元化により共済年金が厚生年金に統合されることに伴い、平成 27 年 10 月から掛金(保険料)の算
定方法が、手当率制から『標準報酬制』に移行することになります。
標準報酬制は、原則年 1 回 4 月∼6 月の 3 ヵ月の報酬の平均額を基に、その年の 9 月から翌年 8 月まで適用す
る標準報酬月額を決定しますが、導入時は経過措置として、平成 27 年 6 月の 1 ヵ月の報酬に基づき平成 27 年 10
月から翌年 8 月まで適用する標準報酬月額を決定します。
【 標準報酬を算定する平成 27 年 6 月の報酬例 】
300,000円
地域手当
13,000円
5,000円
時間外勤務手当
20,000円
347,000円
ポイント
この例では、標準報酬制導入により掛金算定の基礎額が 375,000 円から 340,000 円
に下がるため、負担する掛金額が少なくなります。
目安として給料月額の 25%以上の手当を受ける方は、導入前の掛金額より多くなり、反対に 25%より
少ない手当を受ける方は、導入前の掛金額より少なくなる見込みです。
標準報酬
等級
厚生
年金
退職等
年金
共済組合の掛金算定基礎
19
320,000 310,000 ∼
円未満
330,000
20
20
20
340,000 330,000 ∼
350,000
21
21
21
360,000 350,000 ∼
370,000
標準報酬
等級
標準報酬
月額
短期給付等事務
(短期・介護・保健)
第20等級
340,000円
厚生年金
第20等級
340,000円
退職等
年金給付
第20等級
340,000円
対象となる給付等
長期給付
定期券などは支給単位期間が最長 6 ヵ月のため、支給額を支給単位期間で除して1ヵ月あたり
通勤手当 の金額を算出し加算します。
2
7.15(5.72×1.25)
2,145 円
2.625(2.1×1.25)
787 円
107.9 875(8 6.3 9×1.25)
32,396 円
計
51,678 円
<平成 27 年 10 月から>
対象となる給付等
標準報酬の等級
標準報酬月額
第20等級
介護保険
340,000円
掛金額・保険料額
14,824 円
5.72
1,944 円
2.1
保健事業
長期給付
掛金率(‰)
4 3.6
短期給付(医療保険)
714 円
厚生年金保険料
第20等級
340,000円
8 6.3 9
退職等年金給付
第20等級
340,000円
7.5
29,372 円
2,550 円
計
49,404 円
平成27年10月からは、70歳未満の組合員は厚生年金に加入することになり、長期給付の掛金は厚生年金保険料
に変更となります。
また、公務員独自の年金である職域年金相当部分が廃止され、新たに上表の「退職等年金給付」が創設されます。
こちらは年齢に関わらず全組合員が加入し、新たな掛金の負担が必要となります。掛金率は7.5/1000を上限に率
が定められる予定ですが、現時点では未定のため、上の表では上限の率で計算しています。
(4∼5頁参照)
共済組合では、所属所からの給料及び諸手当の報告に基づき標準報酬月額を決定し、平成27年10月上旬頃に、
「標準報酬月額 決定通知書」を送付しますのでご確認ください。
平成 27 年 5 月に勤務した分のみ加算します。
平成 27 年 4 月以前に勤務した分が含まれる場合、
その額は除きます。
標準報酬制移行に伴い、短期給付金の算定方法も下表のとおり改正されます。
なお、給料日額及び標準報酬の日額は、月額の22分の1です。
給付の種類
災害給付
※標準報酬等級表は第 1 等級 (98,000 円 ) から第 43 等級 (1,210,000 円 ) まで区分がありますが、長期給付につい
ては上限が第 30 等級 (620,000 円 ) となります。
時間外
勤
勤務手当
務手当
長期給付(年金)
休業給付
19
300,000円
16,350 円
●短期給付金の算定方法
報酬月額
月額
円 円以上
19
介護保険
※介護保険は40歳以上65歳未満の組合員が負担します。
長期給付
掛金額
5 4.5(4 3.6×1.25)
短期給付(医療保険)
計
現行の手当率制では、給料月額 300,000 円に手当率 1.25 を乗じた 375,000 円が掛金算定の基礎額となってい
ますが、平成 27 年 10 月からの標準報酬制では、給料月額と各種手当の合計の 347,000 円を標準報酬等級表に
あてはめ、下表により 20 等級 340,000 円が掛金算定の基礎額となります。
短期
給付
等事務
掛金率(‰)
算定基礎に手当を含むため、手当率分(1.25)割り落とした率に変わります。
通勤手当
9,000円
掛金の標準となる給料月額
保健事業
●平成 27 年 10 月の掛金(保険料)算定基礎 平成 27 年 6 月の報酬で決定します
扶養手当
前頁の報酬例を基に平成27年9月と平成27年10月の掛金額を比較すると、次のとおりになります。
<平成 27 年 9 月まで>
∼掛金の算定方法∼
給料月額
●月額掛金(保険料)の比較
平成27年9月まで
平成27年10月から
傷病手当金
出産手当金
1日につき 給料日額×2/3×1.25
1日につき 標準報酬の日額×2/3
休業手当金
1日につき 給料日額×60/100
1日につき 標準報酬の日額×50/100
育児休業手当金
1日につき 給料日額×67/100(※)
×1.25
1日につき 標準報酬の日額×67/100
(※)
介護休業手当金
1日につき 給料日額×40/100×1.25
1日につき 標準報酬の日額×40/100
弔慰金
給料月額×1.25
標準報酬の月額
家族弔慰金
給料月額×1.25×70/100
標準報酬の月額×70/100
災害見舞金
損害の程度に応じて定められた月
数×給料月額×1.25
損害の程度に応じて定められた月
数×標準報酬の月額
(※)育児休業手当金は当分の間の措置として、
最初の180日は67/100、残りの期間は50/100とされています。
〈お問い合わせ先〉 共済組合保険課 TEL 029−301−1413
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