平成22年度事業報告書 特定非営利活動法人NPO子どもネットワークセンター天気村 1事業の成果 事業全般 NPO法人設立より 11 年目を迎え、設立当初よりの目標でもあった教育、環境、福祉の様々な 方面からの地域課題に対してのアプローチが確立できた年であった。 今後はそれぞれの事業を広め深めることを目指す。 1)自主事業 2) こんぺいとう自然保育園 野外保育開始から 20 年目。当初は野外保育の言葉も保育では困難であるという認識であったが 親子サークルにおいて、野外で遊ぼう!!という気運が生まれてきた。 これも天気村が野外保育こんぺいとう自然保育園を 20 年間継続した結果、子どものあそびの重 要性が社会的にかくだいしてきているのではないかと思われる。 こんぺいとうクラブ 野外自然体験活動として幼稚園児から小学生までの子どもが毎週土曜日に参加する。 年間 40 回開催の中で、内容は自然体験、地域交流、環境活動等様々なジャンルの体験メニュー を企画した。 滋賀大学環境学習支援士の実習先にもなっているので年間延べ 20 名に学生も参加した。 古民家Z再生プロジェクト 大津市葛川細川町古民家 Zutto の企画運営する活動。 構成員は天気村だけでなく外部構成員を入れ 6 名、でありそのメンバーをコアメンバーと呼ぶ。 今年度は古民家 Zutto で行う企画をコアメンバーが事業企画を行う。(コアメンバー子どもネッ トワークセンター天気村、琵琶湖博物館はしかけグループ、近江昔くらし倶楽部) コアメンバ ー会議年間 10 回開催。 古民家 Zutto 夏の暮らし合宿 購入から 3 年目でようやく合宿が行える部屋が 3 部屋完成を機に夏の暮らし合宿を開催。これま で細川地域の暮らしに関した活動を行い、古民家Z再生プロジェクトからの協力を得て企画運営 を行う。夏休み期間 2 泊 3 日 3 コースの参加者の他に、滋賀大学環境学習支援士、立命館大学ボ ランティア、こんぺいとう卒園生、社会人ボランティアの協力を得る。また細川町住民主催の盆 祭りにも呼ばれ、昔の暮らし方などを聞く機会に恵まれた。9 月以降、こんぺいとうクラブの 1 回を古民家Zクラブとし暮らし合宿の継続活動行う。 2)委託事業 草津市ファミリーサポート事業 子育ての援助を受けたい人と援助を行いたい人のネットワークをつくり助け合う会員組織のコ ーディネート業務と、またその広報活動としてファミサポキャラバン隊が市内の公民館を巡回し て親子遊び場を企画提供している。 登録者依頼会員 315 名、提供会員 88 名年間利用件数 2750 件と滋賀県内でも契約件数が多く、利 用者は増え続けている。また「遊び広場大集合」開催して、大会場にて市内親子約300組に親 子で楽しんでもらった。 草津市つどいの広場事業 この事業の目的は市内の 0 才から 3 才ぐらいの親子に対象に親子で遊べる場を提供し、子育ての 孤立化を軽減することであり、草津市保健センター内にプレイルームを設置、年間 244 日開所し 親子で遊べる場を提供。毎日子育て中の親子が約 40 組程度来所月に 2~3 回「ステップ広場」と して地域の協力者のもと様々な親子で楽しめるイベントを企画し、共に育ち合う関係づくりをめ ざしている。 守山市指定管理制度小津・玉津児童クラブ運営管理 学童保育所において適切な遊びの場と生活の場を提供し、児童の健全育成を図り、 小津学区、 玉津学区の両児童クラブの運営し、授業終了後の生活面をサポート。夏休みには日帰りディキャ ンプや2児童クラブの交流会伝統文化子ども教室茶道体験などを行った。また 9 月には親子レク レーションとして古民家 Zutto で親子昔暮らし体験として親子活動を行った。(各児童クラブ定 員35名) 3)助成金補助金 子育て家族防災トレーニングプログラム 今年度は滋賀県協働提案制度創造型に採択され、防災危機管理局、流域治水政策課、土砂災害課、 砂防課、県民活動課、子ども青 少年少年局の各課に渡る協働事業を行う。各課と調整会議を行い、滋賀県が作成した災害データ ーや各課の子育て家族防災資料を 提示、それと子育て家族防災トレーニングシナリオと合わせ「子育て家族防災トレーニングプロ グラム」として完成させ、1 月にイ オンモール草津において子育て家族防災トレーニングトークライブを行った。このように「子育 て家族防災トレーニングプログラ ム」としては、行政の委託事業を受けて滋賀県内外にも展開できる成果となった。 伝統文化こども教室(伝統文化活性化国民協会) 日本古来からの伝統文化を子どもたちの体験をとおしてふれる場を設定することにより、今後将 来的に大人になったとき伝統文化を学ぶ機会、関わりを持つ。通年を通しての茶道教室12回と お茶会発表会を1回開催。来年度も伝統文化教室開催が決定しより多くの子どもたちまたはより たくさんの文化にふれる場を増やすことができるようになった。 緑の幼年団(国土緑化推進機構) 4 月 29 日みどりの日の募金活動を始め、各月 1 回の活動は子ども達の自然との関わりや接し方 など実際のフィールドで学習することによって、環境への配慮の意識が高まった。
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