関東第二ブロック ブロック賞 ◆茨城県立水戸農業高等学校 NPO団体 Free style[茨城県] 国営ひたち海浜公園から「戦前使っていた水田を農業高校の知識を生かして復元してほしい」との依頼を受け、水の 確保という大きな問題に直面しながらも、地域のボランティア団体およびさまざまな学科の生徒の力を合わせて復元 に成功した。また、つくば市の竜巻被害地でのがれき撤去作業など、農業に限らず多くのボランティアを行ってきた。 現在は、耕作放棄地を再生して有機野菜を育て、妊婦への食育活動や農作業体験の場を作るプロジェクトを進めてい る。 ◆東京都立新宿山吹高等学校 新宿山吹猫クラブ[東京都] 猫に関わるボランティアとして、主に「地域社会において野良猫をどう管理するか」という問題から生まれた地域猫 活動に取り組んでいる。校内では福島の被災猫の現状を伝えて支援を呼びかけているほか、地域のバザーへの参加、 映画部と協力して制作した猫部ドキュメンタリー映画などを通じて、地域猫への理解と協力を得るために努力してい る。ただ楽しいだけの活動ではないが、命の大切さやボランティアの存在意義について学ぶことのできるやりがいの ある活動だと感じている。 ◆東京都立六本木高等学校[東京都] 麻布十番商店街のイベント参加など、地域に密着した活動を先輩から受け継ぎ、106 名のメンバーで継続している。 六本木ヒルズの 10 周年行事では、フランスの劇団とともに『キリンたちのオペレッタ』を演じた。活動を通じて、地 域の行事に参加することの喜び、働くことの大変さ、お互いが助け合うことの重要性を知った。また、世代の異なる 人やさまざまな職業の人と関わり、地域の伝統や歴史を知ることで、社会に出てからの心構えやコミュニケーション 力が身についた。 ◆戸村 峻 さん[東京都] 米国ボランティア親善大使 障がい者の支援活動をしているNPOのイベントに参加して、大道芸のパフォーマンスを披露するなど、大道芸を通じ たボランティア活動を行っている。ショッピングモールなどでパフォーマンスをして得たお金を交通費などにあて、福 島県相馬市を訪れて子どもたちを対象に大道芸を披露した。練習と経験を重ね、観客に笑顔を届けるとともに、その 笑顔に自分が支えられていることに気づいた。現在も大道芸で資金を集めながら、みんなを笑顔にするために技術を 磨いている。 ◆神奈川県立吉田島総合高等学校 農業クラブ草花部[神奈川県] 自分たちの育てた植物を地域の行事などに役立ててもらおうという活動を 17 年間にわたって続けている。コサージ ュ教室、食育をテーマとした紙芝居上演など、無理のないように徐々に活動の幅を広げてきたが、特に最近では、地 元の学校での卒業式の飾花指導が活動の中心になっている。2013 年は、自分たち単独の活動ではなく、地域の人た ちが活動に参加してくれたことで多くの人とつながり、絆を深めることができた。 ※ボランティアグループ名などは、受賞者応募用紙の記載通りとさせていただいております。 1 ◆桐蔭学園高等学校インターアクトクラブ[神奈川県] 「もしも桐蔭学園高校インターアクトクラブがインドを支援したら」、略して「もしイン」というプロジェクトを立ち上 げ、インドの少数民族の女性自立支援活動を行った。あるイベントでは、地域の人に楽しみながらインドを知ってもら うことを目標とし、象のペーパークラフト、チャイのお茶会などのワークショップを実施、新たな発想を取り入れた高 校生らしい活動となった。各イベントでは、高校生が参加したことによる活性化、知名度の拡大などの反響を得るこ とができた。 ◆横浜市立金沢高等学校 森野 宇宙 さん[神奈川県] 文部科学大臣賞受賞 米国ボランティア親善大使 海岸清掃のイベントを月1回主催しているほか、難民への食糧支援募金の活動を主催するなど、幅広いボランティア に取り組んでいる。活動によっては年齢制限の壁があることから、中高生が中心となってプロジェクトを企画・進行す る団体の必要性を痛感し、「中高生ボランティア団体NEXUS」を設立。4人のメンバーで始めたが、2013 年8月末 には 86 人の団体へと成長した。これまでアクションを起こしたくても起こせなかった中高生に、活動の場を提供す ることができた。 ◆聖光学院中学校・高等学校 SVC委員会[神奈川県] 東日本大震災で津波の被害を受けた写真のデータ化ボランティアに取り組んでいる。被災した写真を洗浄している団 体から送られた写真をスキャンし、データを整理して送り返す。関東圏にいながらできる震災復興ボランティアとして、 「継続すること」の重要性を考え、長期間にわたって続けられるよう、やり方を工夫している。また、企業のCSR活動 に協力する形で、福島復興応援イベントのブース設営をするなど、企業とのコラボレーションによるボランティアも行 っている。 コミュニティ賞 ◆茨城県立勝田特別支援学校 サッカー部[茨城県] サッカーチーム「水戸ホーリーホック」のホームゲーム会場において、場内の清掃やチラシの配布、チケット確認等 の活動に取り組んだ。活動をくりかえし行なうにつれ、あいさつの声が大きくなったり、自信を持って話をする機会 が増えていることを実感。自分達にもできるという意識の芽生えや、サッカーを「する」以外の楽しみ方を見い出すこ とにもつながった。 ◆茨城県立多賀高等学校ボランティア部 Small Hands[茨城県] エコをテーマに、キャンドルの火のイベントを開催。PR に力を入れたことで、地域に浸透し、エコキャンドル作りを 教えてほしいというリクエストも増えてきている。また、被災地の海岸の清掃・がれき撤去・花壇の花植えを実施。特 別支援学校と協力し、復興へのメッセージや、被災地に来るボランティアの方へ感謝の気持ちを込めて、土のう袋に 絵や励ましの言葉を書く、土のう袋描きにも取り組んだ。 ※ボランティアグループ名などは、受賞者応募用紙の記載通りとさせていただいております。 2 ◆茨城県立竹園高等学校 JRC部[茨城県] 全校で古紙を集めてお金に換え、車イスを購入して寄贈する活動が 6 年目を迎え、今年も車イスを市の福祉協議会へ 寄付した。また、今年新たに、海外たすけあい募金を実施した他、平成 24 年 5 月に発生した竜巻災害地区での瓦礫 処理ボランティアでお礼のお手紙を下さった方のお宅を訪問した。 ◆取手聖徳女子中学校・高等学校 図書委員会[茨城県] 東日本大震災被災者支援としてチャリティ―古本市を企画・提案し、学校図書館の雑誌バックナンバーや生徒たちが 持ち寄った書籍を販売して、その売り上げを「あしなが育英会」に寄付する活動を行った。第一回目は昨年の文化祭 で実現し、今年の文化祭で続く第二回目を実施、息の長い活動となるようにしていきたい。 ◆日立一高JRC部[茨城県] 高齢者施設や特別支援学校、児童クラブなどを訪問し、食事のお手伝いや、楽器演奏の披露など、さまざまな世代の 方との交流を深めている。校内では、献血への協力の呼びかけや、東日本大震災復興支援金の募金活動などにも取 り組み、学校のテスト終了日には毎回、災害時に備えた炊き出し訓練を実施、チームワークづくりにも役立っている。 ◆千葉萌陽高校ボランティア部[千葉県] 毎週、高齢者施設を訪問し、高齢者の方々との触れ合いの時間を通してさまざまなことを学ばせてもらうと同時に、 思いやりや笑顔の大切さを実感している。また、アフガニスタン難民へ衣類を贈る支援活動にも長年取り組んでおり、 今では全国から衣類が届くようになった。地域の方も手伝ってくださり、協力の輪が広がっている。 ◆浮間中学校 茶道部[東京都] 月に一度高齢者施設を訪問し、お菓子やお抹茶をお出しする活動をしている。活動を続ける中で、高齢者の方々とお 話しすることがとても大切だという考えから、会話の時間を大事にするようにしている。高齢者の方に戦時中の体験 談を聞かせていただくこともあり、貴重な経験をさせていただいていると実感している。 ◆調布市立第五中学校 ボランティア部[東京都] 地域のイベントや高齢者施設、特別支援学校などで踊りを披露し、利用者の方々に楽しんでいただく活動を行ってい る。また、今年三月には、調布市で開催された「東日本大震災慰霊祭」のお手伝いに参加し、被災地の子どもたちの 「震災のことを忘れないでほしい」という思いを何か形にできないかと考えるなかで、しおりを制作・配布する企画を 考え、実施した。 ◆東京学芸大学附属国際中等教育学校 2012年度2年2組[東京都] 「地域の方々を笑顔にする」という目標のもと、近所の商店街の春のお祭りでスタンプラリーイベントを行うという企 画を立ち上げ、クラス一丸となって取り組んだ。商店街と世界の国々に関するクイズを出題し、商店街をめぐりなが ら参加できる内容を考えた。景品や手作りスタンプの制作、商店街との打ち合わせ、当日までの準備など、活動を通 して、さまざまな学びを得ることができた。 ◆東京学芸大学附属国際中等教育学校 ボランティア部[東京都] イベントのお手伝いや、海外の子どもたちへの寄付活動など、校内で情報を紹介しながら様々な活動に参加してきた。 また、今年の夏の東日本大震災被災地訪問では、参加者 19 名で宮城県内各地を巡り、仮設住宅で暮らす高齢者の 方々への肩もみボランティアなどに取り組んだ。交流を通してみんなが意見を出し合い、ニーズにあったボランティ アや継続して行う活動が重要だと実感した。 ※ボランティアグループ名などは、受賞者応募用紙の記載通りとさせていただいております。 3 ◆府中市立府中第一中学校 ボランティア部[東京都] 地域の清掃や、週に一度高齢者施設に通って高齢者の方々と交流したり、お手伝いをするボランティアに取り組むほ か、東日本大震災被災地支援のボランティアに参加した。夏休みには、南三陸町の漁師の方々へ送るワカメ養殖用の サンドバックづくりを行った。全校に呼びかけ、たくさんの生徒も参加しての取り組みになった。 ◆安部学院高等学校 腰本 衣美 さん[東京都] 小学校6年生の時から始めたガールスカウトの活動では、団の年長者として、年少の子の遠足の企画や募金活動・清 掃など、責任感を感じながらさまざまな活動に取り組んでいる。路上生活者を支援するフードドライブや日用品の寄 付活動などに3年間にわたって携わり、地域の方にも呼びかけ、協力の輪を広めている。 ◆淑徳巣鴨高等学校 美子文会[東京都] 募金活動以外の社会貢献を模索中に、小学生を対象とした学習支援ができないだろうかというアイデアが生まれ、新 企画として実現した。準備期間を経て実現した 8 月、小学生約25名が参加してくれた。勉強ばかりでなくスポーツ や茶道や工作、クイズも取り入れるなどの工夫をしたが、子どもたちの笑顔は、自分達に自信とやりがいを感じさせ てくれた。 ◆東京国際学園高等部 国際交流委員会[東京都] 東南アジアにあるラオスでは、5 千校もの学校が不足しているということをふまえ、「ラオスに学校をつくろう」とい うボランティアに取り組んできた。募金活動や文化祭の収益金で学校建設基金を集めているほか、ラオス大使館と共 同主催でラオスフェスティバルを実施、ラオスについての情報普及にも努め、年々交流を深めている。 ◆藤村女子高等学校 児童文化部[東京都] 高齢者施設や保育園、障がい者施設などを訪問して、ハンドベルの演奏を中心に、手品、三線、パネルシアター人形 劇などを披露している。訪れる施設に応じてプログラムの内容を変える工夫をしており、利用者の年齢や状況にあっ た曲選びをするなど、雰囲気づくりを心がけている。また、慰問活動にとどまらず、活動の場を地域で広めている。 ◆和洋九段女子高等学校 渡部 翔美子 さん[東京都] 今年で二年目のこども園での活動は、一緒に遊んだり、おやつの配膳、ケンカの解決などを任された。また、児童館 では創作活動のサポートを行い、手話サークルでは手話を学んで自己紹介や一日の生活を手話で表せるようになっ た。ボランティア活動を続けていることで、少しでも誰かの力になりたいと思うようになった。 ◆町田総合高校 有志[東京都] 同好会を作り、有志でボランティア活動に取り組んでいる。夏休みは宮城県の被災地での炊き出しのボランティアに 参加し、仮設住宅で生活されている方々や放射能汚染のことなど、現地の状況を目の当たりにした。また、点字の本 や盲学校へ送る朗読 CD 制作にも取り組んでいる。将来は、音楽療法についての知識を深め、活動の場を広げていけ たらと考えている。 ◆大楠高校ボランティア同好会[神奈川県] 高齢者施設のお手伝いや学校の花壇の手入れなどを中心に活動してきたが、今年は新たな活動として、生ゴミを土 に変えるダンボールコンポストを作り、学校で排出された生ゴミを回収して土を作る研究に取り組みはじめた。少し ずつであるが、校内や地域の方々の間でも認識されるようになっている。今後も充実化を図ってエコ活動の意識を広 めていきたい。 ※ボランティアグループ名などは、受賞者応募用紙の記載通りとさせていただいております。 4 ◆神奈川県立吉田島総合高等学校 小林 茉祐加 さん[神奈川県] 地元の足柄茶の紙芝居を制作し、PR 活動に取り組んだ。紙芝居を作ることになった背景には、足柄茶が原発事故の 風評被害を受けた影響があった。紙芝居は、知事との対話の広場で披露したり、地元新聞などに取り上げられた。足 柄茶の効果について多くの方に情報が広がるきっかけになったので、今後も地域活性化に向けて紙芝居を活用してい きたい。 ◆カリタス女子高等学校 佐保田 京香 さん[神奈川県] 地域のボランティア団体に所属し、地元の海岸の清掃活動や難民食糧支援街頭募金に取り組んでいるほか、通ってい る学校からの派遣で東北の被災地ボランティアに参加させていただいた。たくさんの方々との出会いがあり、そこに 多くの学びがあった。特に、議論の場では物怖じせずに発言することの大切さを学び、貴重な経験となった。 ◆クラーク記念国際高等学校横浜青葉[神奈川県] 被災地復興支援として瓦礫撤去作業のほかに、昨年秋から、農地再生プロジェクトとして、津波の影響で塩害を受け た畑を、作物が育ちやすい畑に戻すための企画をはじめた。仙台キャンパスとの協力で、作物を育て、収穫後はお菓 子に加工して販売する。第一弾では小豆、第二弾ではホウレンソウが成功し、現在、茶豆づくりに取り組んでいる。 ◆県立藤沢清流高校ボランティア部[神奈川県] 介護施設や高齢者施設を訪問し、手話コーラスや書道のパフォーマンスを行う活動、JICA「世界の笑顔のために」 というプログラムに参加し、物資提供を校内の生徒へ呼びかけ、取り組んだ。地域のフリーマガジンから取材を受け たことにより、多くの人に知ってもらうようになり、さまざまな施設から訪問依頼が届くようになっている。 ◆高橋 恵理紗 さん[神奈川県] 地元のゆるきゃらの着ぐるみに入るなど、ゆるきゃらのサポートを通じて地域のイベントを盛り上げる活動をしている。 大人のグループに入り共に活動することには、大きなプレッシャーや責任もあったが、自分の意思を相手に伝える力 や、自分で考えて行動する決断力が必要とされ、成長できたと実感している。地元が好きな気持ちは一層大きくなっ た。 ◆日本女子大学附属高等学校 人形劇団ペロッコ[神奈川県] 長期休暇中に高齢者施設や保育園、障がい者施設などを訪問し、人形劇の公演を行っている。これまで少人数だった が、今年度は七人の新入生が加わり、劇もより賑やかなものを披露することができた。観てくださる方々との温かい 交流や、快く協力してくださる介護士の方々への感謝の気持ち、部員同士の絆を大切にしながら活動を続けていきた い。 ◆身延山高等学校 手話コミュニケーション部[山梨県] 聴覚障がい者の方を対象としたさまざまな行事などに参加し、活動を行っている。関東ろう者体育大会でのお手伝い や、山梨県高等学校芸術文化祭での手話歌レクチャーや手話通訳、山梨国民文化祭における手話パフォーマンスフェ スタの開催などに取り組んだ。また、東北被災地の仮設住宅を訪問し、手話教室を開催する企画も実現した。 ※ボランティアグループ名などは、受賞者応募用紙の記載通りとさせていただいております。 5
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