UNICEF Goodwill Ambassador Leo Messi responds to questions from children in Barcelona ユニセフ親善大使、レオ・メッシが、バルセロナの子供達のインタビューに答える 2010 年 12 月 9 日 バルセロナ・スペイン(ユニセフ)―アルゼンチンを代表するサッカー選手でもあり、FC バルセロナのメンバーで もあるレオ・メッシ選手(ユニセフ親善大使)は、今日 12 月 9 日、アルゼンチンとスペインの 12 の学校からやっ てきた子供達からたくさんの質問を受けた。この子供達は、11 月に子供達の権利条約に記されているスポー ツの権利などについて、すでに学んでいる。そして、メッシに聞きたい質問をいろいろと準備し、リサイクル品を 使ったゲームなどで遊んだ。 2010 年 3 月に UNICEF 親善大使に任命されたレオメッシ選手©UNICEF アルゼンチンにいる子供たちは、ビデオを通じてメッシに質問した。スペインにいる子供達はバルセロナのサッ カークラブ内にあるヌー・キャンプというところで直接対面し、質問した。 子供達と会っている間、メッシは次のように語った。『サッカーを通じて、子供達と接することの重要さを痛感し た。サッカーは単なるスポーツ以上のものだと思う。もし可能なら、僕の得点(ゴール)できた喜びを、子供達の 学校や先生らと分かち合いたいし、また子供達がすくすくと成長できるような食べ物と交換できたら、良いなと 思う』 子供達からメッシへの最も意外な質問は、『今、一番こだわっている目標は?』というものだった。メッシは、率 直にこう言った。『子供の死亡率を減らすこと。今、毎日 2 万 2 千人もの 5 歳以下の子供たちが世界中で亡く なっている。これは減らすことが、出来る』 ユニセフの活動についてもメッシは、『世界中の子供達の生活を改善するという貴重な活動を続けるユニセフ に深く共感している。ユニセフの活動は世界中の何百万という子供達の生活を変えることができるから』とも言 っている。 『スポーツには人をつなぐ力がある。僕らはスポーツを通じて、たくさんの子供達に出会うことが出来る。また 色々な国の人や、年齢の離れた人達とも、友達になれる』 『みんなが一緒に行動すれば、もっと多くの子供達を救うことができると信じている。私がユニセフをサポートす る理由は、ユニセフは世界中のいたるところで活動しているので、助けの必要な何百万人という子供達に手を 差し伸べることができると思うからである』 子供達は、またメッシに、何か、具体的な目標があるのか、と尋ねた。これに対して、メッシは『幼い子供を襲う 病気と闘うのが私のゴールだ』と答えた。メッシは自分の財団を通じて、障がい児向けのいくつかのプロジェクト を立ち上げている。そのプロジェクトのひとつとして、バルセロナ市内にある病院の中に、こうした障がい児が 遊べるような特別の施設をつくったりしている。 ハイチの地震に関して、彼は『とても良い経験だったけれども、同時にハードな経験でもあった。テレビで見て 知っていても、実際に自分で訪問してみると、とてもつらい。ハイチの人達は、これまでとても過酷な生活をして きたことを、皆、忘れてはいけない。我々の助けを求めている子供たちが、ハイチにたくさんいるのだから、 我々は今後も援助を続けていかなければならない』と言っている。 アルゼンチンの子供達がビデオを通じて聞いてきた質問は、愉快なものだった。子供のころ学校でサッカー遊 びをしていた時代、いつかそれが自分の職業になるなんて、考えたことはあるのか、という質問だ。『学校でサ ッカーをしていたのは、それが面白かったから。それは今でも変わらない。サッカーをするのが楽しくて、サッカ ーボールやサッカーグランドが大好きなんだ。』 でも、メッシは決して忘れることはない。プロとしての生活を始めたころは、楽ではなかった。『まだ 13 歳という 年齢で幼かったし、何もかも新しい挑戦だった。しかし、自分の夢をかなえようと決心したのは自分。でも家族も みな私の決断を応援してくれた。』 レオ・メッシ選手は、2010 年 3 月にユニセフ国連親善大使に任命された。夏にはハイチを訪れる機会があった が、そこで彼は、何百万人もの子供達が地震の大きな被害を受けていることをまのあたりにした。この年、メッ シは『ブラザーズ・フォー・ライフ』というプロジェクトにも参加した。これは、南アフリカでのワールドカップ開催中、 エイズ予防を呼びかけるキャンペーンである。メッシは過去、アルゼンチンでいくつものユニセフ事業を支援し ている。 出展: UNOSDP 翻訳:Akiko
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