21 道路工事における安全管理等 長崎県土木施工管理技士会 株式会社 吉川組 工事課長 吉 保 則 工事場所:長崎県島原市北千本木地先 1.はじめに 工事内容 当工事は、北千本木を通る県道が雲仙普賢岳噴火 道路改良 に伴い砂防区域内となりそれを切替える為の道路新 土工 路体盛土 V=7, 4 0 0m3、路床盛土 法面整形 A=2, 4 2 0m2 V=3, 4 0 0m3、 設工事です。 法面工 本工事の施工にあたり現場における安全管理等に A=2, 4 1 0m2 種子吹付 排水構造物工 ついて紹介します。 側溝一式 2.工事概要 L=1, 1 1 8m 舗装 工 事 名:県道愛野島原線上流付替工事 工 村 期:自 平成1 7年1 1月1 5日 至 平成1 8年3月1 5日 舗装工 車道部 A=6, 9 5 0m2、歩道部 A=1, 7 9 0m2、取付道路 道路附属施設工 防護柵工 工事延長 縁石工 L=6 1 8m ガードレール L=2 1 0m 転落防止柵 L=6 1 8m A=4 9 0m2 No. 0〜No. 5 1、L=1, 0 2 0m 3.安全管理対策について 安全管理の基本計画 本工事においては、無事故無災害にて竣工を目指 すために、労働基準法労働安全衛生法及びその他の 関係法令を遵守し、全作業員に周知徹底させ災害の 防止を積極的に推進すると共に、工事の円滑な竣工 を期する。 〈重点目標〉 写真−1 −8 5− ! 第三者に対する災害防止 " 重機災害防止 ! 交通事故防止 本工事の作業内容で重機作業とダンプトラックの 作業が主要となるので上記の重点目標を掲げて災害 防止に努めてます。 1)新規入場社教育 当現場に新規に入場してくる作業員に対して、作 写真−3 業に入る前に工事内容や施工方法、運搬ルートや現 始業前点検状況 場のルールなどを説明し、作業員名簿による本人確 認や資格証の確認また現在の健康状態をチェックし た後、新規入場者教育資料誓約書に記述させていま す。(写真−2) 写真−4 始業前点検状況 また品質の ISO 関連の帳票等もチェックし現場 管理の向上に努めています。(写真−5) 写真−2 新規入場者教育状況 2)安全施工サイクル 写真−5 安全パトロール 4)安全教育 毎月1回現場従事者全員による安全教育を行うも ので、災害防止に対する知識の向上や健康管理につ いて教育を行うものです。また対話方式で現場の作 業に関する作業員の意見や要望などについて討論す 図−1 ることでより一層の災害防止に対する意識の向上を 図っています。(写真−6) 3)社内安全パトロール 毎月1回社内安全パトロールを行い現場の点検、 5)現場の安全管理 安全書類のチェックを行い不備な点等の是正するこ 当現場は前述の通り重機とダンプトラックの作業 とで事故防止に努めています。 が主要です。特にダンプトラックの運行に関しては −8 6− 写真−6 写真−8 安全教育 イノシシ用立入防止柵 貢献活動 公道も走りますので事故防止には十分な対策が必要 我社では地域貢献部会があり、昨年は地域の清掃 です。 活動や義援金を募り寄付したり、献血活動を行いま 対策として下記のような方法で安全管理を行って した。今回当現場でも寒い時期は献血の量が少なく います。 なるとの情報を基に、現場従事者による献血活動を !毎日の朝礼で必ず徐行場所での徐行の遵守の呼び 実施すべく現場事務所にて献血活動を行いました。 かけ 現場従事者や協力業者、また通りがかりの一般の人 "適時車両の走行状態を追走にてチェックする。 も含めて3 0人近くの方々で総量9リットルもの献血 #徐行区間において徐行状態をチェックする。 が出来ました。(写真−9、1 0) "、#については違反を見つけ次第すぐに注意し、 事故防止に努めています。 6)その他 安全運行管理の一つとして散水車を常駐し、運搬 写真−9 献血活動 路の路面散水や現場出入口の土砂の引き出し時の清 掃を行い、環境美化に努めました。(写真−7) 写真−7 写真−1 0 献血活動 散水 イノシシ対策 4.おわりに 現場では法面整形があり、綺麗に仕上げた法面が 一夜明けると二本抓めの跡があり、どうやらイノシ 本工事も折り返し地点を過ぎ、最後まで無事故無 シたちの通り道を我々が道路にしてしまっているよ 災害で行く為にも今までの安全管理に満足すること うで、工程上手戻りが無いよう法面の上下にネット なく、現場従事者全員が一丸となって事故防止に努 をはり、イノシシ用立入防止柵を設置しました。 (写 め最後には笑顔で終われるように今後も努力してい 真−8) きます。 −8 7−
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