ニュースレター Vol.108 (2015年05月31日発行)

QSK(沖縄ダルクからのメッセージ)1997年9月18日第三種郵便物承認
通巻5346号
OKINAWA DARC MESSAGE
2015年5月31日
Q S K
沖縄ダルクからのメッセージ
WHOS視察にて上岡
108
No.
2015年5月
陽江さんと
ハワイフェローシップにて
近藤
発行(日刊)
恒夫氏と
家族の会セミナーにて岩井
喜代仁氏と
初夏の風も爽やかな心地よい季節となりました。
法人化から二度目の決算も無事に終え、ホッと一息。約30名の仲間達と共に清々しく過ごして
おります。私事ですが、今月でクリーン8年を迎えます。例年、季節の変わり目で梅雨に入る
バースデーのこの時期は、気分が堕ちる事が多いのですが今年はなにやら穏やかです。
デイケアの拡張移転に際する様々な変化に漠然とした不安を感じてもいました。が、ハイヤー
パワーの配慮により、この春、国内外において、おおくの人達との繫りが順々に絶妙なタイミ
ングで与えられ大きなチカラとなりました。締めくくりに、沖縄での恩師岩井喜代仁との、ハ
ワイでは恩人近藤恒夫とのとてもスピリチャルな貴重な時を共に過ごす機会の中で目の前の靄
が消えて平安が訪れました。 “変えて行く勇気“ と “受け入れる落ち着き“ ハイヤーパワー
は必要な時に必要な事を必要なだけ与えてくれています。
偉大なる神の計画に感謝
平成27年 5月1日 沖縄ダルク代表 森 廣樹
◆もくじ◆
P1
P2
P3
P4
代表 森の挨拶
P5
仲間の体験談
P6
講演感想文、活動報告
活動報告
活動予定、報告
献金、献品報告
発行元:
九州障害者定期刊行物協会
福岡県福岡市東区馬出2-2-18
編集:沖縄ダルク
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QSK(沖縄ダルクからのメッセージ)1997年9月18日第三種郵便物承認
通巻5346号
64歳の薬物依存症
2015年5月31日
発行(日刊)
半魚
私は64歳の薬物依存症の半魚です。私は約20年くらい前に覚せい剤と出会い、十数年間ほぼ毎日使い続けていました。
知人の紹介で沖縄ダルクに繋がってから半年が経ちました。覚せい剤を使っていた頃は自分の中でコントロールが出来
て、自分ならいつでも絶対止められるし、体にはさほど影響がない物と思っていましたが、現実は違っていました。沖
縄ダルクに繋がり施設での入寮生活中に自分は薬物依存症で有り、体にも体や脳にも影響があったことがわかり、こん
なに恐ろしい物だと初めて気づき、後悔してます。今自分のする事は入寮中に再度使用しないために、覚せい剤は恐ろ
しいものだと強く認識ができるように役立つ知識を身につけて行きたいと思っています。確信はないのですが、脳に及
ぼしたであろう障害(思考力や感情)は、ダルクでのプログラムに有るミーティングで仲間たちの話に耳を傾けたりし
てリハビリに役立てて行きたいと思ってます。特に自分の人生で初体験の年下の若者たちとの寮での共同生活の苦楽が
とてもリハビリに役だっていることを確信しています。回復は一生続けていくものと理解して一日、一日精一杯頑張っ
ていきたいと思います。今の現状を保ち周囲の仲間たちと支えあいながら謙虚に楽しく、有意義に過ごすことに専念し
ていきたいと思います。施設のスタッフの方々と同じ回復への目標を持つ大切な仲間たちに本当に感謝しています。こ
れからもよろしくお願い申し上げます。
海開き!
4月に入り南国沖縄では早くも海開きしました! これから長い夏が到来します!
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QSK(沖縄ダルクからのメッセージ)1997年9月18日第三種郵便物承認
通巻5346号
2015年5月31日
発行(日刊)
講演感想文
2月20日沖縄女子学園での講演の感想文頂きました。その中から抜粋しました。
○私は、薬物の講話を何回か受けましたが改めて薬物の怖さを知りました。私が初めて知ったこともあって、お店で売っ
ている薬や、病院からもらった薬でも使い方を間違えれば危険だし、中毒になるんだってこと知ることができて、いい
経験になりました。
○今日は森さんの体験や違法ドラッグについて話を聞きました。森さんは周りの人を失ったりしてとても辛かったと思
う。でも森さん頑張って13年もやめられているのはとてもすごいと思ったし、自分の経験を語ってくれたことはとても
かっこよかったです。薬を使う人の気持ちは使用していない人にはわからないと思う。また、薬をやめてもフラッシュ
バックや何かのきっかけで使用する可能性もあると思うし、薬を手に入れることは簡単です。だけど、今日本当の怖さ
を知ったのでやりません。友達にも使用している人や使用するという人がいたら本当の怖さを教えていこうと思いまし
た。
○私は森さんお話を聞けて本当に良かったと思ったし薬物の恐ろしさというのが、これまでよりもっと深く知る事がで
きて、感じることもできて自分は得した気持ちなりました。今学園に入院していなかったら、こんな森さんの貴重な話
を聞くこともできなかったと思うし、薬物に手を出すことになっていたかも知れません。けれどこうして話も聞けて、
しかも実際に薬物に依存していた経験がある森さんから話を聞けたというのが、今回ここ入院することになってよかっ
たなという思いにもつながることができました。また、薬物に依存して苦しんでいる人がいる、やめたいのにやめきれ
ない人がいる、そんな人たちと一緒に自分自身も成長してしくって本当にすばらしいことだなと思ったし、そういう人
たちを助けてあげる立場にも立って自分の経験を活かしてる森さんは、本当にすごいなって思いました。
○自分は薬に振り回されるなんてかっこ悪いなと思っていた人です。やめたいときにやめられないなんてかっこ悪い。
そう思っていたけ「依存症」は「病気」なんだから、やめられないだと学び、依存症はカッコ悪くもないし弱いからな
るのでもないんだと気づくことができました。社会にも戻れば(バレなければ)薬物は好きなだけ使用できると思いま
す。でも、たくさんの薬物の誘惑を断れるように、今、自分は幸せなんだと思えるような生活をしていきたいです。ま
た、10代前半は、薬物に逃げる生活をしていたけど、残りの半分は辛いことや苦しいことがあった時、しっかりと立ち
向かえるように少年院の生活を頑張りたいです。
那覇西ロータリークラブ寄付金贈呈式
那覇西ロータリークラブ様より、寄付金を頂きました。贈呈式には松本、長久保が出席しました。
温かいご支援は薬物依存症の仲間たちの回復にとって大きな支えになります。
頂いた寄付金は新デイケア移転費用の資金に充当させて頂きます。
本当にありがとうございました。
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QSK(沖縄ダルクからのメッセージ)1997年9月18日第三種郵便物承認
通巻5346号
2015年5月31日
発行(日刊)
エイサー演舞
4月18日泡瀬北デイサービスセンターで行われたフェスティバルにてエイサーを演舞させて頂きました!
ボランティア報告
毎週金曜日はボランティアの日です。地域社会と接点を持つことにより、仲間たちが再び自信を取り戻し、社会の有用
な一員であると確信できることをを願っています。
那覇バプテスト教会(清掃)
デイサービス風雅(清掃)
ミミズク農場(弁当作り)
特別養護老人ホーム森城(清掃)
金武バプテスト(清掃、庭の手入れ)
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QSK(沖縄ダルクからのメッセージ)1997年9月18日第三種郵便物承認
4月
4日(土)
11日(土)
家族の会セミナー
12日(日)
NA運営委員会
14日(火)
沖縄ダルク家族教室
15日(水)
スポーツ交流
18日(土)
泡瀬北デイサービス
30日(木)
タイフーンFMラジオ
活 動 報 告
北谷
カルチャーリゾート・フェストーネ
森
出席
JCO
北谷保健相談センター
対ガイア
野球試合
宜野湾市民グラウンド
エイサー演舞
泡瀬北デイサービス
森
出演
タイフーンFM
5月
サポートセンターぴゅあバザー
沖縄ダルク
発行(日刊)
沖縄ダルク・デイケア
家族の会懇親会
2日(土)
2015年5月31日
沖縄ダルク家族の会
10日(金)
2日(土)
通巻5346号
活 動 予 定
エイサー演舞
サポートセンターぴゅあ
家族の会
沖縄ダルク・デイケア
19日(火)
沖縄ダルク
家族教室
北谷町保健相談センター
20日(水)
沖縄県立浦添工業高等学校
森
講演
沖縄県立浦添高等学校
21日(木)
沖縄県立コザ高等学校
森
講演
沖縄県立コザ高等学校
24日(日)
支援者ご子息結婚式
26日(火)
DV防止について考える講座・ワークショップ
披露宴余興
エイサー演舞
那覇テラス
駐車場係り・会場設営
手伝い
沖縄県総合福祉センター
27日(水)
沖縄県立本部中学校
毎週火曜日
ヨーガプログラム
毎週金曜日
ボランティアの日
森講演
沖縄県立本部中学校
デイケアサービス竹園、特別養護老人ホーム森城(清掃)
金武バプテスト教会(清掃)那覇バプテスト教会(清掃)ミミズク農場(弁当作り)
デイサービス風雅(清掃)
デイケア移転による緊急支援のお願い
この度デイケアが移転することになりました。6月中を目途に準備を進めているところです。
今よりもデイケアが広くなる分、机やイス等の家具、エアコン等の設備、費用が必要となります。
心苦しいお願いなのですが、引き続き皆様方の温かいご支援をお待ちしております。
宜しくお願い致します。
編集後記
皆さまこんにちは。沖縄はこれから梅雨に季節に入ろうとしています。湿気が多く、不快な気候です。この梅雨が過ぎ
去ると、今度は台風がやってきます。沖縄というと晴天で青い海というイメージですが、厳しい自然が猛威を振るう一
面もあります。さて、全国でも一足先に沖縄では海開きしました。部屋に閉じこもって薬を使っていた人にとっては、
厳しい日差しですが、顔色もよくなり健康的になっていきます。人間も植物と同じように太陽の光が必要なのです。
(油断しているとやけどしていましますが…)自然と触れ合うことは、人によっては回復に大きな役割を果たします。
現に私も、暇があれば海へ向かい、サーフィンしています。(ちゃんと仕事もしています。)皆それぞれ回復の形は違
いますが、薬を使わない「シラフ」の生き方を楽しんで送れるように願っています。
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スタッフ
佐藤(ジャンボ)
QSK(沖縄ダルクからのメッセージ)1997年9月18日第三種郵便物承認
通巻5346号
2015年5月31日
発行(日刊)
支援者の皆様方へ
沖縄ダルクへの献金、献品を頂いた方々ありがとうございます。
心より感謝申し上げます
3月25日~4月25日到着分の献金
中村
綾子
立松
薫
中村
佐路
森下 幸子
小池 和弘
澄子
祥子
ヒューバー
大渕
信子
和恵
竹田
大城
佳代子
坂本 悦夫
山本 奈央
埼玉県立大学・横山 恵子
博愛病院
㈲沖縄サンコースト
開南修道院・宮城
涼子
光子
荻野
村吉 政秀
稲村
沖縄ダルク家族の会
那覇西ロータリークラブ
与那原第一修道院
小田桐
美穂子
恵美子
屋宜
有江
世憲
幸子
引地 喜恵子
吉村正夫法律事務所
文子
加藤
我那覇
清乃
郁雄
後藤 晃司
㈱沖縄歯科器材
医療法人一灯の会・沖縄中央病院
㈱アソシア
家族セミナー参加者の皆様
その他多数の匿名の方々(順不動
敬称略)
3月25日~4月25日到着分の献品
沖縄ダルク家族の会
納谷
政信
大淵
信子
立松
薫
ラツィエル
家族セミナー参加者の皆様
その他多数の匿名の方々(順不動
敬称略)
3月25日~4月25日の献金合計\525,990発送作簡素化の為、郵便振替用紙は皆様全員に同封させて頂いております。ご理解
の程お願い致します。また、お手数ですが匿名希望の方は、その旨を通信欄にその
都度お書きくださるようお願い致します。
facebookでも活動の様子をご覧になれます。facebookページで「沖縄ダルク」と検索してください。
メールアドレス、FAX番号、ホームページアドレスが変更になりました。
編集
沖縄ダルク
〒 901-2221
沖 縄 県 宜 野 湾 市 伊 佐 1-7-19
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Eメール
d a y c a r e@ ok i d a r c . o r . j p
アドレス
h t t p : / /o ki d a r c . o r . j p
定価
100円(会費に含む)
郵便振替口座
01770-1-142380
発行:九州障害者定期刊行物協会
沖縄ダルクを支援する会
福岡県福岡市東区馬出2-2-18
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