千歯会便り 164 号 - 医療法人社団 千歯会

になっているのです。
る事業に携わっています。
ど、 全 国 規 模、 地 域 連 携 が 必 要 と な
た め の、 冊 子 や ホ ー ム ペ ー ジ 作 り な
医療法人社団 千歯会 おゆみ野総
合歯科クリニックの歯科医師、
「伊藤
な お、 中 央 支 部 の 講 習 会 で は、 当
所在地により支部わけされています。
さ ざ な み 支 部・ 北 総 支 部 と、 会 員 の
「千葉県歯科衛生士会」では中央支
部・ と う か つ 支 部・ し お さ い 支 部・
「口腔の身体機能向上のために
鎌ヶ谷市中央公民館 知っておきたいこと」
理学療法士
学習室2
~ PT から学ぶ高齢者対応と機 河野 洋志先生
能改善の実際~
しおさい
支部
H26.12.7( 日 )
14:00 ~ 16:00
※受付 13:30 ~
旭中央病院
管理・研修二号館
三階会議室
国保旭中央病院
DH も知っておきたいインプラ
歯科・口腔外科部長
ント治療の明暗
秋葉 正一先生
さざなみ
支部
東京都歯科衛生士会
H26.10.26( 日 ) 市原市姉ヶ崎保健福
伊藤 眞知子先生
歯科衛生士が行う接触・嚥下リ
14:30 ~ 16:30
祉センター
東京技研営業部オーラルケア課歯科衛
ハビリテーション
※受付 14:00 ~ 「アネッサ」
生士
小泉 里香先生(商品案内)
北総支部
H27.1.24( 土 )
13:30 ~ 15:30
「歯科衛生士会」を
「
歯 科 衛 生 士 会 」 は、 国 民 の 健 康 と
会 が 存 在 す る こ と に よ り、 衛 生 士
一 人、 み な さ ま 一 人 だ け で は 出 来 な
創造先生」による講演が予定されて
H26.12.14( 日 )
13:30 ~ 15:30
2014 年
10 月 10 日 12 時~ 19 時
11 日 10 時~ 19 時
12 日 9 時~ 17 時
パシフィコ横浜展示ホール
※歯科医療器具・コンピュータ・
書籍・材料の展示
とうかつ
支部
ご存じですか?
福 祉 の 増 進 の た め、 歯 科 衛 生 を 幅 広
そ の た め「 日 本 歯 科 衛 生 士 会 」 を
中心として、
各県別に「歯科衛生士会」
く普及させる活動を行っております。
は 存 在 し、 さ ら に 地 域 に よ っ て 各 支
部に別れています。
歯 科 衛 生 士 の 資 質 向 上、 学 術 研 究
の 振 興 を 目 指 し て、 研 修 や フ ォ ー ラ
千葉県歯科衛生士会」の
「
い、 大 人 数 で の 意 見 交 換 や セ ミ ナ ー
おります。
支部活動報告について
ム を 開 催 し た り、 歯 科 衛 生 に 関 す る
国 際 協 力 を 進 め た り す る 他、 震 災 被
災 地 や 地 域 歯 科 へ の 支 援、 み な さ ま
の 開 催 や 他 国、 他 地 域 へ の 支 援、 村
に歯科衛生についての知識を広める
や町といった広範囲への歯科衛生の
会員外の方もお気軽にご参加くだ
さい。
普 及 と い っ た、 歯 科 衛 生 活 動 が 可 能
医療法人社団 千歯会
インプラント治療に大切なこと。
おゆみ野総合歯科クリニック
長期にわたるインプラントケア。
伊藤 創造先生
2014
千葉県口腔保険
センター
ワールドデンタルショー
中央支部
H26.12.7( 日 )
13:30 ~ 15:30
佐倉市
認知症に学び、認知症サポーター 千葉県認知症介護指導者
ミレニアムセンター になろう
土屋 亮太先生
2014.10.1 発行
千歯会便り
THE 7 th
WORLD DENTAL SHOW
講師
内容
会場
日時
支部
164 号
秋色もようよう濃くなってまいりました。みなさまいかがお過ごしでしょうか?
この度、千歯会便りをリニューアルいたしました。
よりわかりやすく歯の健康、千歯会の事業について、お伝えいたします。
開業
大網
歯科医院
院内
二十八周年、
新院長の刑部(おさかべ)
先生の元でがんばっていま
す。七月二十六日には毎年
恒例の「虫歯予防祭り」を開催
しました。歯医者さん体験・無料歯科検診・歯
のクリーニング・セルフケア用品の上手な使い
方・駐車場を使ったプチ縁日を行いました。
百名ほどの方々にご参加頂けて、歯の大切さを
意識して頂いたと思っています。(伊藤誠)
内宮先生
を中心に
医師五名・衛生士七名体制
で介護を必要とする患者さ
んの歯科診療を行っています。
千葉県は現在、六十五歳以上の
高齢者が二十二%近くを占める高齢社会です。
そして介護を必要とされる方の中には、ご自分
の意志をうまく伝えられない方がたくさんおら
れます。介護されている方々との連絡を密にし
て、安心して治療を受けて頂けるように――こ
れからも、努力していきます。
(長嶋)
大網歯科医院
大網歯科医院
訪問診療部
大網白里市みやこ野
2-2-1
TEL
FAX
大網
歯科医院
訪問
TEL
FAX
0475-72-6480
0475-72-8059
0475-73-6480
0475-53-6982
千歯会 事業所便り
今迄
、「院内」「訪問」
と分かれての仕事を行って
片貝
デンタル
クリニック
開業
おゆみ野
総合歯科
クリニック
から五ヶ月経ちま
して、すでに五百名を超
いましたが、診療所の隣に
訪問事務所が出来上がった
ことから、ミーティングなど
を合同で行うことになりました。河内院長を中
心に、片貝スタッフ全員が一緒に同じ方向を見
える患者の皆様をお迎えし
ております。院長の大橋先生
を中心に、総合歯科の一翼として
提案している精密な画像診断による治療法に合
わせ、伊藤創造先生のご指導による「インプラ
て頑張っていけるので、良い結果が出てくるだ
ろうと思っています。充実した楽しい職場であ
るように願っています。(江本)
ントセンター」を立ち上げました。その他、お
母様方が治療にいらっしゃる間のお子様のお世
話など、どなたも安心して受診できる環境につ
片貝デンタルクリニック
山武郡九十九里町片貝
2380
TEL
0475-73-6480
FAX
0475-53-6982
訪問診療部
TEL
FAX
0475-76-8201
0475-71-3472
いて考えております。
(阿南)
おゆみ野
総合歯科クリニック
緑区おゆみ野 4-3-9
TEL
FAX
043-300-3939
043-300-3940
千歯会カルチャー
植物と比べて七、八十年は保つであろ
や 月 と 同 様 に、 た だ 静 か に 見 下 ろ し
修 羅 ( 注 4)と 化 し、 吾 を 忘 れ て 地
球 上 に 蠢 く 人 間 の 姿 を、 神 は 他 の 星
一、一芸に勝れたものは、その分
別の一事に劣る。
おごるなかれ!
二、耳で聞いた説教ならば忘れも
しようが、痛みと屈辱で知っ
たことは身体が覚えている。
苦は呑み込め。
三、人 間 の 幸 福 は、
「これぐらい
で良い」という加減によって
もたらされる。
コンピューターと異なり、人
間は法則の系ではなく、満足
原理によって生きているのだ
から。程々を大切に。
四、人は貧富貴賤に関わらず、皆
つ ら い 道 中 を 行 く 旅 人 で す。
さ だ め と い っ た 荷 を 背 負 い、
懸命に歩いているのです。
な生き物です。
――さてさて、人間とは微妙
が助けてきた。
昔はその分、若い人の気働き
る。
とがわからなくなるからであ
じなくなる。面倒な難しいこ
五、老 齢 に な る に つ れ、 人 は 動
隣の芝生は綺麗に見える。 人生八十年オーバーの時代。体の健康はもちろん大事ですが、何を考えて、どのように生きるか。心の健康についても考えて見ましょう。
昨今のイソップ寓話
う 精 巧 な 肉 体 と 合 わ せ て、 元 気 に 生
ています。
(注1、注2)
き ら れ る よ う に と「 欲 」 と い う も の
神様が人間を作られました。他の動
を背負わ せ て 地 球 上 に 放 た れ ま し た 。
注1 イソップ
注4 修羅
……闘争や争い
諸悪の根源が詰まっている。
…… ギ リ シ ャ 神 話。 ゼ ウ ス が 人 類 最 初 の 女 性 パ
ンドラに、決してかけてはならないと厳命した箱。
注3 パンドラの箱
…… 動 物 な ど を 用 い て 述 べ た い こ と を 間 接 的 に
伝える物語にする話法
注2 寓話
……紀元前六世紀頃、ギリシャの寓話作者
人 間 は 仏 に な れ て も、 神 に は な れ
ないのです。
そ れ だ け で す む で し ょ う か? い
つか、神の行いが心配です。
と こ ろ が、 そ の 人 間 が い つ し か 神
の 思 い を 超 え て、 科 学 と い っ た 鍵 を
創り上げ、いろいろなパンドラの箱(注
3)
を次 々 と こ じ 開 け て し ま い ま し た 。
そのために人間社会では大小の欲
が 火 花 を 散 ら し、 至 る 所 で 争 い や 殺
し 合 い を 始 め て し ま い ま し た。 せ っ
かく頂いた身体も自然の摂理を外れ
た た め に、 様 々 な 病 や 故 障 に 悩 む こ
とになっ て し ま い ま し た 。
そ れ ど こ ろ か、 自 分 た ち の 住 ん で
い る 奇 跡 の 星「 地 球 」 を 食 い 尽 く し、
破壊しよ う と し て い ま す 。
寸 言 ~滋味きく すべき事柄~
ざっと世間を眺めれば 狂乱する拝金社会
金・金・金と国民が狂奔した時代でした。
経済成長率十五パーセントといった好景気
を 背 景 に、 日 経 平 均 株 価 は 三 万 六 千 円 ま で
悠々と生きられます」
円 を 持 っ て 老 後 に 備 え な さ い。 そ の 利 息 で
拭い切れぬ将来への不安
最 近 は、 七 千 円 台 ま で 落 ち て い た 株 価 が
一 万 六 千 円 台 ま で 回 復 し、 景 気 も 小 康 状 態
に 戻 り ま し た。 し か し グ ロ ー バ ル 経 済 の 中
で様々な外圧に晒されているこの国の将来
は、 予 断 を 許 し ま せ ん。 さ ら に 超 少 子 化・
高齢化社会においての医療福祉予算と原発
災 害 復 興 の 巨 費 に よ っ て、 我 が 国 は 世 界 最
大の借金国になっているのです。
国 民 か ら の 借 金 ―― 国 債 を 買 っ て も ら う
こ と で、 債 務 超 過 に な り な が ら も 他 の 国 へ
の 支 払 い を 滞 ら せ る こ と な く、 経 営 が 続 け
られているのです。
ん で い ま す。 こ の よ う な 状 態 で は、 誰 も が
将来への不安を払拭できません。
年 金 は も ら え る の か、 税 金 が 上 が ら な い
か、子供世代へ残す借金はどうなるのか―
文:千歯会理事長 父 ※兵站基地……戦争に必要な物資を集める場所
※下克上……上のものに逆らう風潮
くより他のない生き物なのですから。
他 の 動 植 物 と 同 様、 自 ら ら の 力 で 生 き て い
――いかに精巧なロボットが出来ようと、
偉 大 な 政 治 家 が 現 れ よ う と、 人 間 も 結 局 は
悟しなければならないのです。
内 を し っ か り と 見 つ め て、 身 の 処 し 方 を 覚
だ か ら こ そ、 自 ら の 立 っ て い る 足 下 と 胸 の
現 代 を「 漂 流 の 時 代 」 だ と い っ て い ま す。
こ の よ う に、 私 達 は 常 に 不 確 か な 波 の う
ね り の 中 で 生 き て い る の で す。 社 会 学 者 は
―― 公 職 追 放・ 財 閥 解 体・ 農 地 解 放・ 男 上 り、 土 地 は 田 中 内 閣 の「 列 島 改 造 計 画 」 ―。 杞 憂 で あ れ ば 良 い の で す が、 過 去 の 歴
女 平 等・ 自 由 と 人 権・ 民 主 主 義 な ど な ど が のもとで倍々と高値を付けられて 土地転 が 史 は 突 然 の 法・ や 思 想 の 変 更 を も っ て、 容
し の 対 象 と さ れ ま し た。 ゴ ル フ の 会 員 権 赦なく国民を襲いました。
導入されたのが、この時代です。
と い っ た 紙 切 れ が、 何 千 万 と い っ た 値 段 で 神 な ら ぬ 身 で あ れ ば、 何 時 か 大 き な 期 待
学 校 か ら は 御 真 影 奉 安 所 や、 二 宮 尊 徳 の
はずれが起こることが容易に想像できてし
像が取り除かれ、質素倹約・質実剛健といっ 取引されていたのです。
まいます。
た気風は一掃されました。
中 で も 忘 れ ら れ な い の が、 国 民 の 老 後 に
「平等」の名の下に、何代にも渡って営々 備 え た 貯 蓄 の 話 で す。 当 時 都 知 事 で も あ っ 「漂流の時代」を
と 土 地 を 購 っ て き た 人 や、 倹 約 に 努 め て 蓄 た経済学者の美濃部さんが
え て き た 人 々 の 財 産 は、 全 て 取 り 崩 さ れ ま 「今こそ借金するときです」と語ったのです。
生きるものとして
「六~七年で借金はゼロになります。三千万
した。
国家や社会はウソもつく
私達は国や社会といった枠組みの中の一
員 と し て 生 き て い ま す。 だ か ら、 ど ん な 国
や 社 会 で あ る の か、 ど ん な 流 れ が あ る の か
と い っ た こ と が、 私 達 の 生 活 を 支 配 し て い
ます。
と こ ろ が、 そ の 国 や 社 会 の 様 相 は、 移 り
ゆ く 時 代 や 権 力 者 の 交 代 に よ っ て、 色 々 と
変化し ま す 。
振 り 返 れ ば 八 十 余 年 の 人 生 の 中 で、 移 ろ
う 世 の 中 の 変 化 に、 た く さ ん 騙 さ れ て き ま
し た。
有 徳 な 旦 那 や 地 主 が 没 落 し、 成 り 上 が り
が 勃 興 し、 下 克 上( ※ ) の 風 潮 が 国 を 乱 し
で し た の で、 本 来 の 意 義 を 取 り 違 え た「 自
分 勝 手 主 義 」 が 横 行 し て し ま っ た の で す。
この悪弊は、現在も色濃く残っております。
戦後復興~そしてバブルへ
と は い え、 そ の 後 の 日 本 経 済 の 発 展 は 目
覚ましいものでした。
アベノミクスの小康も
ました。
当 然 で す。 何 し ろ 利 息 が 十 パ ー セ ン ト 以
軍国主義と敗戦
「 平 等 」 上の時代でしたから。月に三、四十万円の利
―― 自 ら 闘 っ て 獲 得 し た「 自 由 」
ま ず、 私 達 世 代 は「 軍 国 少 年 」 と し て、
息 収 入 が 見 込 め た の で す。 と こ ろ が 今 は な
で
は
な
く
、
占
領
政
策
に
よ
っ
て
与
え
ら
れ
た
物
んと……変われば変わる物です。
永 久 不 滅 の 神 国 日 本 を 信 じ 込 ま さ れ ま し た。
現人神天皇の名の下に身命をなげうって太
平 洋 戦 争 を 戦 わ さ れ ま し た。 挙 国 一 致・ 米
英 駆 逐・ 東 洋 平 和 と い っ た 言 葉 が、 未 だ 耳
に残っ て い ま す 。
―― 今 に し て 思 え ば 、 米 英 の な ん た る か
も知らずに、また中国やフィリピン・タイ・
マレイと悲惨な戦禍を拡大させていたので
兵 站 基 地( ※ ) と し て 軍 需 物 資 の 調 達 を 分
担 し た こ と で す。 低 迷 し て い た 日 本 経 済 は
一 挙 に 活 況 を 呈 し、 以 後、
「神武景気」
「岩
戸景気」
「いざなぎ景気」というほどに天井
知らずの右肩上がりを辿りました。
―― そ し て つ い に、 バ ブ ル と い っ た 拝 金
主義社会を迎えてしまったのです。
し か し そ の 借 金 額 も す で に 一 千 兆 円( 年
間 予 算 の 十 年 分 以 上 ) を 超 え、 さ ら に 膨 ら
発行元 医療法人社団 千歯会
編集 ウノ
す…… 。
そ の 最 大 の 要 因 は、 現 在 盛 ん に 論 議 さ れ
て い る、
「占領下に作られた平和憲法」の規
そ し て 私 達 は 徹 底 的 に 叩 き の め さ れ、
三 百 万 の 命 と 共 に 全 て を 失 い ま し た。 廃 墟 定 に よ り、 南 北 朝 鮮 戦 争 へ 参 加 せ ず、 専 ら
と 化 し た 国 土 か ら、 新 た な 国 作 り が 始 ま っ
たので す 。
占 領 軍 下 の 施 政 で し た の で、 旧 来 の 日 本
を支えてきた組織や考え方が強引に否定さ
れ、変 更 さ れ ま し た 。
与えられた平等による
自分勝手主義
千歯会便り 164 号
2014 年 10 月 1 日 発行