石井町新婚世帯家賃補助金交付要綱 (趣旨) 第1条 この要綱は、若い世代の結婚への希望を実現し、本町への移住定住の促進を図る ため、町内の民間賃貸住宅に入居する新婚世帯に対して、予算の範囲内で補助金を交付 することについて定めるものとし、この要綱に定めるほか必要な事項については、石井 町補助金取扱規則(昭和47年規則第3号。以下「規則」という。)に定めるところによ る。 (定義) 第2条 この要綱において、次の各号に掲げる用語の意義は、当該各号に定めるところに よる。 (1)新婚夫婦 婚姻の届出をしてから1年以内の夫婦をいう。 (2)民間賃貸住宅 建物の所有者との間で賃貸借契約を締結して自己の居住の用に供 する住宅をいう。ただし、次に掲げる住宅を除く。 ア 町営住宅、県営住宅、雇用促進住宅等の公的賃貸住宅 イ 社宅、官舎、寮等の事業主から貸与を受けた住宅 ウ 新婚夫婦の2親等以内の親族が所有する住宅及び新婚夫婦の親族が所有し、かつ、 居住する住宅 (3)家賃 賃貸借契約に定められた家賃の月額をいう。ただし、共益費、管理費、業 務用部分に係る賃借料及び駐車場使用料等の直接住宅の賃貸料と認められないものを 除く。 (4)住宅手当 事業主が従業員に対して支給し、又は負担する住宅に関するすべての 手当等の月額をいう。 (5)実質家賃負担額 家賃から住宅手当を差し引いた額をいう。 (補助対象世帯) 第3条 補助金の交付対象となる世帯(以下「補助対象世帯」という。)は、新婚世帯が属 する世帯のうち、次の要件をすべて満たす世帯とする。 (1)新婚夫婦のいずれもが婚姻の届出の日現在において40歳未満であること。 (2)新婚夫婦のいずれもが現に町内の民間賃貸住宅に居住し、当該民間賃貸住宅の所 在地により住所を定め、住民基本台帳法(昭和42年法律第81号)の規定による住 民票への記載がなされていること。ただし、新婚夫婦の妻が出産により一時的に町外 へ転出し、又は町内の民間賃貸住宅以外の住居に転居している場合を除く。 (3)新婚夫婦のいずれかが居住する民間賃貸住宅に係る賃貸借契約の借主であること。 (4)生活保護法(昭和25年法律第144号)による住宅扶助その他の公的制度によ る家賃補助を受けていないこと。 (5)世帯全員が石井町の町税等を滞納していないこと。 (6)家賃を滞納していないこと。 (7)新婚夫婦のいずれもがこの要綱の規定による補助金の交付を受けたことがないも のであること。 (補助金の額及び交付対象期間) 第4条 補助金の額は月額1万円とする。ただし、実質家賃負担額が1万円に満たない場 合は、実質家賃負担額とする。なお、千円未満の金額は切り捨てる。 2 次の各号に該当する場合は、前項の補助金に当該各号に掲げる額を加算した額とする。 ただし、実質家賃負担額が前項の補助金に当該各号に掲げる額を加算した額に満たない 場合は、実質家賃負担額とする。なお、千円未満の金額は切り捨てる。 (1)夫婦がともに町外から転入した場合(夫若しくは妻が1年以内の再転入である場 合を除く。 )5千円 (2)町外で居住していた2人がそれぞれ転入から3箇月以内に婚姻した場合(夫若し くは妻が1年以内の再転入である場合を除く。 )5千円 3 補助金は、第5条の規定による補助金交付申請の属する日の翌月から当該年度の3月 分までを一括して交付する。 4 補助金の交付対象となる期間は、第5条の規定による補助金の交付申請の日の属する 月の翌月から起算して24箇月を限度とする。 (申請) 第5条 補助金の交付を受けようとする者は、石井町新婚世帯家賃補助金交付申請書(様 式第1号)に次に掲げる書類を添えて、町長に申請しなければならない。 (1)戸籍の謄本又は全部事項証明書 (2)住宅賃貸借契約書の写し(契約日、契約者、家賃及び家賃支払時期が分かるもの に限る。) (3) 家賃内訳証明書(様式第2号。賃貸借契約書で家賃の内訳が不明確な場合に限る。 ) (4)住宅手当支給証明書(様式第3号) (5)納税証明書 (6)その他町長が必要と認める書類 2 前項の申請は、当該年度の3月末日までにその申請を行わなければならない。 3 引き続き次年度分の補助金の交付を受けようとするものは、当該年度の3月末日まで に町長に対し更新の申請をしなければならない。 4 第1項の規定は、前項の更新申請について準用する。この場合において、第1項各号 に掲げる添付書類の一部は省略することができるものとする。 (補助金の交付決定) 第6条 町長は、前条の申請書の提出を受けたときは、速やかにその内容を審査し、補助 金の交付の適否を決定するものとする。 2 規則第4条の規定による通知は、石井町新婚世帯家賃補助金交付決定通知書(様式第 4号)によるものとする。 (申請内容の変更) 第7条 規則第4条の規定により補助金の交付の決定を受けた者(以下、 「交付決定者」と いう。 )は、第5条の規定による申請の内容に変更が生じた場合は、関係書類を添えて石 井町新婚世帯家賃補助金変更申請書(様式第5号)により町長に申請しなければならな い。 2 町長は、前項の規定による申請を承認するときは、石井町新婚世帯家賃補助金変更交 付決定通知書(様式第6号)により通知するものとする。 (交付の取消し) 第8条 町長は、規則に定めるもののほか、この要綱に定める補助金の交付認定要件を欠 くに至ったと認めるときは、補助金の交付の決定の全部又は一部を取り消すことができ る。 2 町長は、前項の規定により補助金の交付の決定の全部又は一部を取り消したときは、 交付決定者に対し、石井町新婚世帯家賃補助金交付取消決定通知書(様式第7号)によ り通知するものとする。 (補助金の実績報告及び請求) 第9条 交付決定者は、補助金の交付の決定の日の属する年度の3月末日までに、石井町 新婚世帯家賃補助金実績報告書(様式第8号)に次に関係書類を添えて、町長に報告しな ければならない。ただし、3月末日より前に補助対象期間が終了したときは、速やかに 当該実績報告書により報告しなければならない。 2 交付決定者は、補助金の請求をするときは、石井町新婚世帯家賃補助金交付請求書(様 式第 10 号)を町長に提出するものとする。 (補助金の交付) 第 10 条 町長は、前条第2項の規定による請求を受けたときは、その内容について審査を 行い、補助金の交付が適当と認めたときは、交付すべき補助金の額を確定し、交付決定 者に対し、石井町新婚世帯家賃補助金交付額確定通知書(様式第 11 号)により通知する ものとする。 2 補助金は口座振込により交付するものとする。 (現地調査) 第 11 条 町長は、必要があると認めたときは、交付決定者に対し、補助対象世帯となる要 件の現況等について報告を求め、又は調査することができる。 (交付決定の失効) 第 12 条 第6条の規定による補助金の交付決定は、補助対象世帯が次の各号のいずれかに 該当するときは、当該事由の生じた日の属する月の翌月からその効力を失う。ただし、 夫婦又は夫婦のいずれか一方が本町の住民基本台帳に登録を有しなくなったときは、 当該事由が生じた日の属する年度に行った交付決定時に遡ってその効力を失う。 (1)第3条第2号から第7号に規定する補助対象世帯の要件を有しなくなったとき。 (2)夫婦が離婚したとき。 (3)その他町長が必要と認めたとき。 2 交付決定者が、第5条第3項に規定する更新手続きを行わない場合は、補助金の交付 を受ける資格を喪失する。 (補助金の返還) 第 13 条 町長は、交付決定者に対し、虚偽の申請その他不正な手段により補助金の交付を 受けたと認めた場合は当該補助金を返還させることができる。 2 町長は、前項の規定により、補助金の返還を求めるときは、補助金を返還すべき者に 対し、石井町新婚世帯家賃補助金返還命令書(様式第 12 号)により通知するものとする。 (その他) 第 14 条 この要綱に定めるもののほか必要な事項は、別に定める。 附 則 (施行期日) 1 この要綱は、平成27年4月1日から施行する。 (適用区分) 2 この要綱の規定は、この要綱の施行の日以後に婚姻の届出をした新婚夫婦が同日以後 に賃貸借契約を締結し、借受けた民間賃貸住宅の家賃に係る補助金について適用する。 (この要綱の失効) 3 この要綱は、平成31年3月31日限り、その効力を失う。 (失効に伴う経過措置) 4 この要綱の失効の際、現に第5条の規定による補助金の交付申請をしている者につい ては、この要綱は、前項の規定にかかわらず、なおその効力を有する。
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