ドルビープロロジック IIx/バーチャルドルビーサラウンドデコーダ

NJU26206
ドルビープロロジック IIx/バーチャルドルビーサラウンドデコーダ
IIx/バーチャルドルビーサラウンドデコーダ
概 要
NJU26206は、マトリックスエンコード(Lt/Rt)されたPCM信号や、通常
のステレオPCM信号をDolby Pro Logic IIx処理により、最大7.1チャ
ンネルの信号に変換します。多チャンネルにデコードされた信号は、
Dolby社が開発したバーチャル技術により、2チャンネルのバーチャ
ルサラウンドとして出力することもできます。さらに、マルチチャンネ
ル入力、5-Band PEQ、リップシンク機能、Bass Management機能を
搭載し、セットのコンフィギュレーションを容易にします。
NJU26206のアプリケーションは、カーオーディオといったマルチチャ
ンネル製品や、液晶/プラズマTVといった2チャンネルの装置にも最
適です。
■ 外 形
NJU26206V
特 徴
◆ ソフトウェア
Dolby Pro Logic II
Dolby ProLogic IIx (最大 7.1ch 出力)
Virtual Dolby Surround (Dolby 社アルゴリズム)
Bass Management
7 バンドパラメトリックイコライザ
リップシンク機能 (デジタルオーディオディレイ)
サンプリング周波数
・32kHz/44.1kHz/48kHz 対応 (ただし、NJU26206 マスターモード時 44.1kHz 対応した MCK は発生できません。)
◆ ハードウェア
24bit 固定小数点デジタルシグナルプロセッサ
外部クロック周波数
: 12.288MHz, PLL を内蔵
デジタルオーディオインターフェース : 入力 4 ポート/出力 4 ポート
デジタルオーディオフォーマット
: I2S 24bit、 左詰め/右詰め対応、 BCK : 32fs/64fs
マスター/スレーブ対応
・マスター時、 MCK:256fs @fs=48kHz / 384fs @fs=32kHz
ホストインターフェース
・I2C バスインターフェース (Fast-mode/ 400kbps)
・シリアルインターフェース (4 線式:クロック、スレーブセレクト、入力データ、出力データ)
電源電圧
: VDD = VDDPLL = 1.8V
: VDDIO = 3.3V
入力専用端子許容電圧
: 5V トレラント
パッケージ
: SSOP44 (鉛フリー対応)
*ハードウェア仕様の詳細については「NJU26200 シリーズハードウェア共通仕様書」を参照願います。
Ver.2008-12-01
-1-
NJU26206
NJU26206 ブロック図
ブロック図
AD1/SDIN
NJU26206
AD2/SSb
SERIAL AUDIO
INTERFACE
24bit Fixed-point DSP Core
SCL/SCK
BCKO
SERIAL
HOST
INTERFACE
SDA/SDOUT
PROGRAM
CONTROL
LRO
LB/RB
24-BIT x 24-BIT
MULTIPLIER
SDI*
ALU
RESETb
MCK
TIMING
GENERATOR
/ PLL
CLK
CLKOUT
SDO0
L/R
SDO1
C/SW
SDO2
BCKI
ADDRESS GENERATION UNIT
SDO3
SL/SR
LRI
DATA
RAM
PROC
FIRMWARE
ROM
MUTEb
General I/O
INTERFACE
SEL
WDC
図1
NJU26206
NJU26206 ブロック図
ブロック図
機能ブロック
機能ブロック
NJU26206 Features Overview
ProLogicIIx and Virtual Dolby Surround Decorder Block Diagram
4ch/6ch Stereo proc.
Virtual Dolby
Surround
(*1) When the system is not using the SL/SR and LB/RB output,
it can be used as input delay.
(*2) Band4 and Band5 fo should not be set as low frequency.
図2
-2-
Noise generator proc.
Noise Generator
5bands
PEQ3(*2)
SDO3
LB RB
Virtual Dolby Surround proc.
WDTO
SDO2
SL SR
Smooth
Control
5bands
PEQ2(*2)
5bands
PEQ4(*2)
SDO0
SW
SW
WatchDog
Output
SDO1
C
ProLogic IIx
Extended
Surround proc.
5bands
PEQ1(*2)
R
LFE
Generator
Dolby ProLogic IIx proc.
Output Trimmer
(Master & Each Channels)
ProLogic II
decoder
L
SL/SR->LB/RB
SL+SR->CS
SL-SR->CS
Output Delay
(C, SL/SR, LB/RB)
6ch stereo
L/R->SL/SR
Bass Management
System
L/R Input
Delay (*1)
SDI1
Input
Trimmer
SDI0
4 stereo
NJU26206 機能ブロック
機能 ブロック図
ブロック図
Ver.2008-12-01
NJU26206
NJU26206 Features Overview
Multi Channel Input mode (w/o Monitor output)
L/R
Noise Generator
WDC
図3
5bands
PEQ3(*2)
SDO3
LB RB
Noise generator proc.
SL SR
WatchDog
Output
L/R
Delay
Virtualizer
(for L/R, C, SL/SR)
SDO2
5bands
PEQ4(*2)
SDO0
SW
LB/RB
(*2) Band4 and Band5 fo should
not be set as low frequency.
5bands
PEQ2(*2)
C
SW
SDO1
R
SL/SR
5bands
PEQ1(*2)
L
C
Output Trimmer
(Master & Each Channels)
SDI0
SL/SR
LB/RB
Output Delay
(C, SL/SR, LB/RB)
SDI3
C/SW
Bass Management
System
SDI2
L/R
Input Trimmer
SDI1
NJU26206 機能ブロック
機能 ブロック図
ブロック図 (マルチチャネル
(マルチチャネル入力
マルチチャネル入力、
入力、モニター出力無
モニター出力無し
出力無し)
NJU26206 Features Overview
Multi Channel Input mode (with Monitor output)
(*2) Band4 and Band5 fo should
not be set as low frequency.
5bands
PEQ1(*2)
SDO1
5bands
PEQ2(*2)
SDO2
5bands
PEQ3(*2)
SDO3
SW
SL SR
Virtualizer
L/R
Delay
Lo/Ro Downmix
SW
C
SDI3
SL/SR
R
SL/SR
Output Trimmer
(Master & Each Channels)
C/SW
SDI2
C
L
SDI1
L/R
Output Delay
(C, SL/SR)
L/R
Bass Management
System
Input Trimmer
SDI0
Noise generator proc.
WatchDog
Output
Noise Generator
SDO0
WDC
図4
Ver.2008-12-01
NJU26206 機能ブロック
機能 ブロック図
ブロック図 (マルチチャネル
(マルチチャネル入力
マルチチャネル入力、
入力、モニター出力有
モニター出力有り
出力有り)
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NJU26206
端子配列 (SSOP44)
SDI3
1
44
VDD
SDI2
2
43
VSS
SDI1
3
42
VSSIO
SDI0
4
41
VDDIO
LRI
5
40
SDO0
VDDIO
6
39
SDO1
BCKI
7
38
SDO2
VSS
8
37
SDO3
VDD
9
36
LRO
TEST
10
35
BCKO
34
MCK
33
VDDIO
NJU26206
MUTEb
11
WDC
12
PROC
13
32
SDA/SDOUT
VSSIO
14
31
SCL/SCK
VDDIO
15
30
AD2/SSb
SEL
16
29
AD1/SDIN
VDDPLL
17
28
TEST
VSSPLL
18
27
TEST
VSS
19
26
TEST
VDD
20
25
RESETb
CLKOUT
21
24
VDDIO
CLK
22
23
VSSIO
SSOP44
図5
-4-
端子配列
Ver.2008-12-01
NJU26206
端子説明
表1
端子説明
Pin No.
SSOP44
6, 15, 24, 33, 41
7
14, 23, 42
8. 19, 43
9, 20, 44
10
11
12
13
16
17
18
21
22
25
26
27, 28
29
30
31
VDDIO
BCKI
VSSIO
VSS
VDD
TEST
MUTEb
*
WDC
*
PROC
*
SEL
VDDPLL
VSSPLL
CLKOUT
CLK
RESETb
TEST
TEST
AD1/SDIN
AD2/SSb
SCL/SCK
-
I
-
-
-
I
I
OD
I
I
-
-
O
I
I
I
I
I
I
I
32
SDA/SDOUT
I/O
34
35
36
37
38
39
40
1
2
3
4
5
MCK
BCKO
LRO
SDO3
SDO2
SDO1
SDO0
SDI3
SDI2
SDI1
SDI0
LRI
端子名
I/O
O
O
O
O
O
O
O
I
I
I
I
I
機 能
I/O 電源 +3.3V
ビットクロック入力
I/O 電源 GND
内部電源 GND
内部電源 +1.8V
テスト端子 (必ず 3.3kΩの抵抗を介して VSSIO に接続してください)
リセット後のマスタボリューム状態 (”1” : 0dB、”0” : ミュート)
ウォッチドッグタイマ用クロック出力端子 (オープンドレイン出力)
リセット後の信号処理 (“1” : 通常処理する、”0” : 処理しないでコマンド待ち)
ホストインターフェース選択 (“1” : シリアル(4 線式)、“0” : I2C バス)
PLL 電源 +1.8V
PLL 電源 GND
水晶発振用クロック出力端子
水晶発振用クロック入力端子 (12.288MHz)
リセット (RESETb=“0” でリセット)
テスト端子 (必ず VDDIO に接続してください)
テスト端子 (必ず VSSIO に接続してください)
I2C アドレス選択 1 / シリアル(4 線式)データ入力
I2C アドレス選択 2 / シリアル(4 線式)スレーブセレクト
シリアルクロック
/ シリアル(4 線式)クロック
I2C データ入出力 / シリアルデータ出力(シリアル 4 線式)
・I2C バス時、オープンドレイン出力のため、プルアップ抵抗を接続してください。
・シリアル 4 線式時、CMOS 出力のため、プルアップ抵抗を接続する必要ありません。
マスタークロック出力 (CLK 端子のバッファ出力)
ビットクロック出力
LR クロック出力
オーディオデータ出力 3 (SL/SR)
オーディオデータ出力 2 (C/SW)
オーディオデータ出力 1 (L/R)
オーディオデータ出力 1 (LB/RB)
オーディオデータ入力 3
オーディオデータ入力 2
オーディオデータ入力 1
オーディオデータ入力 0
LR クロック入力
I :入力
O :出力
OD :オープンドレイン出力
I/O :双方向
端子名に * が付いている端子は、必ず抵抗(推奨 3.3kΩ)を介して VDDIO または VSSIO に接続してください。
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NJU26206
デジタルオーディオインターフェース
デジタルオーディオフォーマットは、I2S、MSB ファースト左詰め、及び MSB ファースト右詰めをサポートしています。
NJU26206 は、4 ポートのオーディオデータ入力端子(SDI0~3)と、4 ポートのオーディオデータ出力端子(SDO0~3)
を備えています。入出力信号の割り当ては表 2,表 3 及び図 2,図 3,図 4 機能ブロック図を参照してください。
表2
オーディオデータ入力端子
オーディオデータ 入力端子
Pin No.
SSOP44
4
3
2
1
表3
端子名
SDI0
SDI1
SDI2
SDI3
機能
ステレオ入力モード
(Pro Logic II/IIx, 4/6 Stereo)
モニター出力有 モニター出力無
ステレオ L/R
ステレオ L/R
(端子選択可能) (端子選択可能)
未使用
端子名
モニター出力有
L/R
(端子選択可能)
C/SW
SL/SR
未使用
オーディオデータ出力端子
オーディオデータ 出力端子
Pin No.
SSOP44
マルチチャネル入力モード
モニター出力無
LB/RB
L/R
C/SW
SL/SR
機能
ステレオ入力モード
(Pro Logic II/IIx, 4/6 Stereo)
モニター出力有 モニター出力無
モニター出力 A
LB/RB
L/R
L/R
C/SW
C/SW
SL/SR
SL/SR
40
SDO0
39
SDO1
38
SDO2
37
SDO3
Note: L/R ・・・・・ フロント
LB/RB・・・・ バックサラウンド
C/SW・・・・・ センター/サブウーファー
SL/SR・・・・ サラウンド
モニター出力 A・・・ステレオ L/R 信号のスルー出力
モニター出力 B・・・L/R, C, SL/SR 信号の Downmix 出力(Lo/Ro)
マルチチャネル入力モード
モニター出力有
モニター出力 B
L/R
C/SW
SL/SR
モニター出力無
LB/RB
L/R
C/SW
SL/SR
・Dolby Pro Logic II / Virtual Dolby Surround の動作モードにより、出力されないチャネルがあります。
・マルチチャネル入力モードは、Dolby Digital EX デコーダとして動作させることを想定していません。
・マルチチャネル入力モードにおいて、バーチャライザー
バーチャライザーを
ProLogicII/IIx
バーチャライザーを使用する
使用 する場合
する場合、使用するセットの
場合
の使用如何に関らず、ドルビーラボラトリーズの許可を受ける必要があります。
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NJU26206
ホストインターフェース
NJU26206 の制御インターフェースは、I2C バスインターフェース、あるいは、シリアルインターフェース(4 線式) です。
I2C バスインターフェースで制御する場合、リセット解除時、SEL 端子を”L”に設定し、シリアルインターフェース(4 線
式)で制御する場合、リセット解除時、SEL 端子を”H”に設定します。(表 4)
ホストインターフェース端子機能は、表 5 の通りです。
データ転送は共に 8 ビット(1 バイト)単位です。 ホストインターフェースは常にスレーブで、ホストコントローラからク
ロック(SCL/SCK)に同期してデータが転送されます。
表4
ホストインターフェース設定
ホストインターフェース 設定
Pin No.
端子名
設定
ホストインターフェース
SSOP44
L (※)
I2C バスインターフェース
H (※)
シリアルインターフェース(4 線式)
※ リセット解除時に設定します。
表 5 ホストインターフェース端子機能
ホストインターフェース 端子機能
I2C バスインターフェース
Pin No.
シリアルインターフェース
端子名
2
選択時
(4 線式)選択時
(I C /Serial)
SSOP44
16
SEL
29
30
31
AD1/SDIN
AD2/SSb
SCL/SCK
32
SDA/SDOUT
I2C アドレス選択 Bit1
I2C アドレス選択 Bit2
シリアルクロック
シリアルデータ入出力
(オープンドレイン出力)
シリアルデータ入力
スレーブセレクト
シリアルクロック
シリアルデータ出力
(CMOS 出力)
注意:
注意: SDA/SDOUT 端子は、
I2C バスインターフェース選択時:オープンドレイン出力となります。適切なプルアップ抵抗を接続してください。
シリアルインターフェース(4 線式)選択時:CMOS 出力となります。プルアップ抵抗は必要有りません。
また、SDA/SDOUT 端子は、5V トレラントではないため、電圧レベルに注意してください。(最大で VDDIO まで)
SCL/SCK 端子は、5V トレラントです。 I2C バスインターフェース時は SCL/SDA 端子のプルアップ電圧を SDA
側に統一してください。
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NJU26206
I2C バスインターフェース
I2C バスインターフェースでは、データを SDA 端子に、クロックを SCL 端子に転送します。 SDA 端子はオープンドレ
イン構造で、外部にプルアップ抵抗が必要です。 AD1,AD2 端子は、7 ビットからなるスレーブアドレスの下位 2 ビット
の設定に用います。 アドレスは、表 6 に示す固定値と AD1/AD2 端子により、4 種類設定できます。
I2C バスインターフェーススレーブアドレス設定
バスインターフェーススレーブアドレス 設定
表6
bit7
0
0
0
0
固定値
bit5
1
1
1
1
bit6
0
0
0
0
AD2 端子
bit4
1
1
1
1
bit3
1
1
1
1
AD1 端子
bit2
0
0
1
1
bit1
0
1
0
1
R/W
bit0
R/W
データ形式
Start
bit
R/W
bit
Slave Address (7bit )
ACK
※ AD1 端子、AD2 端子において“0”=”L”、”1”=”H”
I2C バスインターフェースのタイミング等、詳細については、「NJU26200 シリーズハードウェア共通仕様書」を参照し
てください。
注意:
注意: I2C バスは、“Standard-Mode” (100kbps) および “Fast-Mode” (400kbps) をサポートします。 また、S(「START」条件)
を送った後、Sr(反復「START」条件)を受け付けず、P:「STOP」条件待ちになります。そのため、必ず P:「STOP」条件を送っ
てください。
シリアルインターフェース(4
シリアルインターフェース(4 線式)
線式)
シリアルインターフェース(4 線式)回路は、スレーブセレクト端子(SSb 端子)が”L”レベルで動作状態となります。
SDIN 端子に入力されるデータは、SCK 端子の立ち上がりに同期して DSP に読み込まれます。
SDOUT 端子からのデータは、SSb 端子の立ち下がりに同期して bit7 が出力され、次に SCK 端子の立ち下りに同期し
て bit6, bit5, bit4, bit3, bit2, bit1, bit0 が出力されます。入出力共に MSB ファーストで通信されます。(図 6)
通信は 8bit 単位です。8bit に満たなかった場合や 8bit を超えた場合は、正しく動作しません。SDOUT 端子は、常時
CMOS 出力のため、プルアップ抵抗は必要有りません。また、SSb='H'時に SDOUT 端子に現れる値は不定となります。
SSb
SCK
SDIN
bit7
bit6
bit5
bit1
MSB
SDOUT
不定
bit7
bit0
LSB
bit6
bit5
bit1
bit0
不定
図 6 シリアルインターフェース(4
シリアルインターフェース 線式)タイミング
線式 タイミング
シリアルインターフェース(4 線式)のタイミング等、詳細については、「NJU26200 シリーズハードウェア共通仕様書」
を参照してください。
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Ver.2008-12-01
NJU26206
端子設定
NJU26206 はリセット解除後の動作を PROC、MUTEb 端子により設定することができます。(表 7)
PROC、MUTEb 端子は、抵抗(推奨 3.3kΩ)を介して VDDIO または VSSIO に接続してください。
表7
機能設定ピン
機能設定ピン
Pin No.
端子名
SSOP44
設定
H
13
PROC
11
MUTEb
機能
(※)
リセット解除後、デフォルト設定に従って信号処理を行います。
リセット解除後、信号処理を行いません。信号処理の開始には、
L (※)
専用のスタートコマンドを送信する必要があります。
H (※)
リセット解除後、マスターボリュームを 0dB に設定します。
L (※)
リセット解除後、マスターボリュームをミュートに設定します。
※ リセット解除時に設定します。
ウォッチドッグクロック出力端子
ウォッチドッグクロック出力端子
NJU26206 は、Watch Dog クロック出力端子(WDC)を持っています。音声信号処理の過程で、一定の間隔で WDC
端子をトグルすることにより、外部にファームウェアが動作していることを通知します。この出力と外部 Watch Dog 監
視 IC やマイコン等の端子でモニタすることで、異常状態を検出することができます。WDC 端子からの出力トグル周
期は、約 10ms~640ms の範囲で設定可能です。初期設定は、約 200ms に設定されています。
WDC 端子は、オープンドレイン出力となっているため、表 8 のように設定してください。
表8
WDC ピン設定
ピン設定
Pin No.
端子名
SSOP44
設定
WDC 使用する場合
12
WDC
WDC 使用しない場合
抵抗(推奨 3.3kΩ)を介して VDDIO に接続してください。
抵抗(推奨 3.3kΩ)を介して VSSIO に接続してください。
(端子をフローティング状態にしないでください)
注意:
注意:
・WDC 端子出力は、音声処理の過程に挿入されており、周期は正確ではありません。
・スレーブモードにおいて、BCKI/LRI の入力が無い場合には出力できません。
・サンプリングレートを正しく設定することが必要です。
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NJU26206
NJU26206
NJU26206 コマンド一覧
コマンド一覧
表 9 NJU26206 コマンド表
コマンド表
No.
機 能
1
SET_TASK_CMD
2
PRO2MODE_CMD
3
PRO2CDCFG_CMD
4
PRO2FLAGS_CMD
5
VIRTUAL_CMD
6
BM_CFG_CMD
7
SAMPLERATE_CMD
8
PNG_MODE_CMD
9
DELAY_CMD
10 GAIN_CMD
11 SYSTEM_STATE_CMD
12 WATCHDOG_CMD
13 SMOOTH_CMD
14 PEQ_SEL_CMD
15 PEQ_CFG_CMD
16 BM_EXTEND_CMD
17 REINIT_CMD
18 MON_OUT_DISABLE_CMD
19 MON_OUT_ENABLE_CMD
20 START_CMD
21 NOP_CMD
コマンドの詳細については別途、ご請求下さい。
また、コマンド開示するにはドルビーラボラトリーズの許可が必要となります。
ライセンスについて
ライセンスについて
ドルビーラボラトリーズからの実施権に基づき製造されています。
Dolby、ドルビー、Pro Logic及びダブルD記号(2)はドルビーラボラトリーズの商標です。
NJU26206の使用にあたっては,ドルビーラボラトリーズ発行のライセンシーインフォメーションを御参照ください。
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Ver.2008-12-01
NJU26206
パッケージ寸法
パッケージ寸法
( SSOP44、
、 鉛フリー )
+0.3
11 .0 -0.1
0 ∼1 0 ゜
44
1
0.5 ±0. 2
7.6 ±0.3
5.6 ±0. 2
23
22
0.5
0.1
0. 2 ±0 .1
0.1
+ 0.10
0.15 - 0.05
+0.1 0
0 .1-0 .05
1.1 5 ±0.1
0.7 5MA X
M
端子処理:SnBi メッキ
<注意事項>
このデータブックの掲載内容の正確さには
万全を期しておりますが、掲載内容について
何らかの法的な保証を行うものではありませ
ん。とくに応用回路については、製品の代表
的な応用例を説明するためのものです。また、
工業所有権その他の権利の実施権の許諾を伴
うものではなく、第三者の権利を侵害しない
ことを保証するものでもありません。
Ver.2008-12-01
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