「嚥下機能スクリーニングテストを指標とした胃食道逆流症 (GERD)と 口腔内症状に関する後ろ向き臨床研究」へご協力のお願い -平成 21 年 12 月 1 日~平成 25 年 2 月 5 日までの間に当科を受診された 患者さんのうち、逆流性食道炎の診断・治療を受けられた方へ- 研究機関名 島根大学医学部歯科口腔外科学講座 研究責任者 島根大学医学部附属病院 歯科口腔外科 教 授 関根 浄治 研究事務局 島根大学医学部附属病院 歯科口腔外科 歯科医員 渡邊 正章 1. 研 究 の 意 義 と 目 的 等 1) 研 究 の 意 義 本研究の意義は、逆流性食道炎と口腔内症状の相関関係を、唾液分泌と嚥下機能を指標として 明らかにすることです。本研究を継続しその相関が明らかとなることで、最終的に口腔内症状 から逆流性食道炎を早期に発見できることを期待しております。 2) 研 究 の 目 的 本研究は逆流性食道炎の患者さんの唾液分泌と嚥下機能を指標として口腔内症状を調べることで、 それらの相関を知ることが目的です。 3) 被 験 者 が 被 る 利 益 ・ 不 利 益 等 この調査は過去の診療録の調査を行うものであり、研究によって個人の不利益や危険性が生じる可 能性はありません。研究実施に関わる診療記録の情報を取り扱う際は、患者さんの個人情報保護に十 分配慮いたします。研究責任者は患者さんの住所および氏名を調査票に記載せず、診療記録と調査票 の対応表を作って補完します(連結可能匿名化)。対応表および調査票は研究機関において厳重に管 理します。学会や論文などで結果を公表する場合にも、症例番号を使用し、患者さんを特定できる情 報は一切使用しません。 2. 研 究 の 方 法 1) 研 究 対 象 : 平成 21 年 12 月 1 日から平成 25 年 2 月 5 日の期間に島根大学医学部附属病院歯科口腔外科を 受診した患者さんのうちで、同院消化器内科あるいはそれ以外の内科医療機関で、逆流性食道炎 という診断を受けた方、その治療を受けた方が対象です。 2) 研 究 期 間 : 平成 27 年 2 月の倫理委員会承認後から 3 ヶ月を目途に行います。 3) 研 究 方 法 : 本研究対象者について,以下の 2 点を確認します。 ・体重(kg),身長(cm),BMI ・逆流性食道炎の重症度:ロサンゼルス分類 その上で,以下に示した 8 項目の口腔内のことについて、情報を得ます。 ① ② 歯の状態(虫歯、治療歯、喪失歯等) 歯牙酸蝕症の部位とその程度 ③ 口腔内粘膜(舌・口唇・頬粘膜・口蓋)の状態 ④ 唾液分泌量検査:サクソンテスト ⑤ 嚥下機能検査:RSST ⑥ 口腔内の自覚症状(口渇感・酸味感・口臭の自覚・舌痛等) ⑦ 飲酒・喫煙の有無,日常の嗜好品 ⑧ 逆流性食道炎の治療内容:投薬内容,治療経過 4) 調 査 票 等 : 研究資料にはカルテから以下の情報を抽出し使用させていただきますが、患者さんの個人情報は 削除し匿名化し、個人情報などが漏洩しないようプライバシーの保護には細心の注意を払います。 以上を遵守し、上記 3)にお示しした内容について調査致します。 5) 情 報 の 保 護 : 調査情報は島根大学医学部歯科口腔外科学講座にて厳重に取り扱います。電子情報の場合は パスワード等で制御されたコンピュータに保存し、その他の情報は施錠可能な保管庫に保存します。 調査結果は個人を特定できない形で関連の学会および論文にて発表する予定です。 この研究にご質問等がありましたら下記までお問い合わせ下さい。御自身の情報が研究に使用されるこ とについてご了承いただけない場合には研究対象としませんので、平成 27 年 3 月 31 日までの間に下記の 連絡先までお申出ください。この場合も診療など病院サービスにおいて患者の皆様に不利益が生じること はありません。 <問い合わせ・連絡先> 島根大学医学部附属病院 歯科口腔外科 職名:歯科医員 氏名:渡邊 正章 電話:0853-20-2301 FAX:0853-20-2299
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