コチラ - フィールドセンターロゴ

目
Ⅰ
Ⅱ
Ⅲ
Ⅳ
Ⅴ
Ⅵ
Ⅶ
次
沿革と概要
1
沿
革 …………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………
2
部門と附帯施設
………………………………………………………………………………………………………………………………………………………
1
1
教育活動
1
フィールドセンターの実験・実習科目
2
フィールドセンターを利用して行われた実験・実習科目
3
他大学の利用 …………………………………………………………………………………………………………………………………………………………… 11
4
南谷忠志
5
フィールドセンターを利用して作成された学位論文
客員教授
活動記録
…………………………………………………………………………………………………………
………………………………………………………………………
………………………………………………………………………………………………………………………
………………………………………………………………………………
5
7
12
13
研究課題
1
フィールドセンターを利用して行われた外部資金による研究プロジェクト …………………………………… 17
2
フィールドセンターを利用して作成された研究論文と報告書 ……………………………………………………………… 18
社会貢献活動
1
フィールドセンター開放
……………………………………………………………………………………………………………………………………
21
2
公開講座
……………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………
21
3
開放・社会貢献事業 ……………………………………………………………………………………………………………………………………………… 22
4
農学部外からの調査研究, 視察および見学などの利用 …………………………………………………………………………… 26
業務報告
1
技術職員が行った学外研修・出張など
…………………………………………………………………………………………………………
29
………………………………………………………………………………………………………………
2
田野フィールド (演習林) 気象年報
33
管理運営実績
1
木花フィールド (農場)
………………………………………………………………………………………………………………………………………
37
2
住吉フィールド (牧場)
………………………………………………………………………………………………………………………………………
51
3
田野フィールド (演習林)
組
織
…………………………………………………………………………………………………………………………………
57
平成25年10月1日付 スタッフ…………………………………………………………………………………………………………………………………… 61
Ⅰ 沿革と概要
1
1
沿
革
宮崎大学農学部附属フィールド科学教育研究センター (以下, フィールドセンターと略す) は, 平成13
年4月にそれまでの農学部附属3施設, すなわち附属農場 (牧場を含む), 附属演習林および附属水産実
験所を機能的に統合して設置された。 設置の理念として, 自然との共生および環境との調和を掲げ, これ
を実践するための総合的な農学教育研究に活用できる内外に開かれた附属施設を目指している。 平成22年
10月に農学部の改組に対応し, それまでの3部門体制から各附帯施設に対応した4部門体制に改組および
改称された。 その目的は, センターの教育機能の向上, 意思決定組織と実働組織の実質化, および併任教
員と運営委員の役割の明確化である。 部門は学科選出の併任教員と附帯施設から選出されたセンター専任
職員とで構成されるようになった。
2
部門と附帯施設
農業部門・木花フィールド (農場)
学内にあり, 水田, 露地野菜圃場, 花き圃場, 果樹園, 桑園およびトラクター練習場などを備える。 平
成23年12月に国内の大学で唯一のJGAP (国際的適正農業規範) 認証を取得した。
牧畜部門・住吉フィールド (牧場)
家畜生産のみならず飼料生産から畜産物利用までの総合的な畜産関連設備・施設を備える。 宮崎市東北
部, JR九州日豊本線日向住吉駅の東方約1kmに位置する。
森林部門・田野フィールド (演習林)
田野フィールド (演習林) は田野地区, 大納地区, 崎田地区の3地区からなり計約620 haの森林を所有
する。 田野地区は宮崎平野の西端に位置し, 面積は約500 haの里山である。 大納地区は日南海岸に面し面
積は約60 ha, 崎田地区は志布志湾に面し面積は約60 haあり全国的に貴重な天然性海岸風衝群落が残存す
る。 平成25年3月に国内の大学演習林として唯一の森林認証 (SGEC) を取得した。
海洋部門・延岡フィールド (水産実験所)
日向灘に面した延岡市に位置し, 実習船の他, 実験室, 海水飼育設備, 宿泊施設を所有する。 九州東岸
の太平洋側にある大学水産実験所としては唯一のものである。
Ⅱ 教育活動
5
1
フィールドセンターの実験・実習科目
科 目 名:フィールド体験講座
フィールド:センター各附帯施設他
担当教員:位田晴久, 内田好則, 國武久登, 井戸田幸子, 神田
猛,
木正博, 西脇亜也, 長谷川信美,
福山喜一, 松尾光弘
技術職員:安藤定美, 宇田津康弘, 蔭東清一, 満冨和満, 甲斐祐介, 黒木義一, 福重博貴, 村本康治,
山下祐成, 久寿米木一登, 竹ノ内
保
対
象:全学部2年
33名
時
期:前期
内
容:木花フィールドでの野菜観察, キャンパスがビオトープ, ガーデニング講座, 牛が創る豊かな
世界を見てみよう, 大淀川学習館見学, 田植体験, 牧場の体験学習, 野菜を作ろう, ブルーベ
リーの鉢植え, ミニグリーンインテリア, 森林観察, 下刈り体験, 野菜を食べよう・まとめ
科 目 名:フィールド体験学習指導講座
フィールド:センター各附帯施設他
担当教員:岩本俊孝, 神田
猛, 高木正博, 西脇亜也, 長谷川信美
対
象:全学部2年
11名
時
期:前期
内
容:田野フィールドにおける宿泊研修, および 「小学生のための自然体験教室」 の実施
科 目 名:フィールド体験実践講座
フィールド:センター各附帯施設他
担当教員:岩本俊孝, 神田
猛, 高木正博, 西脇亜也, 長谷川信美
対
象:全学部2年
31名
時
期:後期
内
容:野鳥観察, 森林観察, 自然保護についての講義など
科 目 名:企画実習
フィールド:木花フィールド
担当教員:内田好則
技術職員:安藤定美, 甲斐祐介, 黒木志郎, 福重博貴, 満冨和満
対
象:植物生産環境科学科2年
18名
時
期:通年
内
容:オリエンテーション, 石灰散布, 施肥, 播種, 間引き, 除草, 観察管理, 収穫, 後半作の設計,
育苗, 追肥, 中耕, 広報, 販売, 片付け, 圃場整理, 実習ノートのまとめ
6
科 目 名:フィールド実践実習 (農場)
フィールド:木花フィールド
担当教員:内田好則, 西脇亜也, 関係教員
技術職員:安藤定美, 甲斐祐介, 黒木志郎, 福重博貴, 満冨和満
対
象:学部共通3年
10名
時
期:通年
内
容:技術職員の個別指導による農業の実践的な実習, イネの播種から収穫まで, 果樹の剪定, 整枝
等, 野菜の播種から収穫まで, 畑作物の植え付けから収穫まで, トラクター, 草刈り等の操作
等
科 目 名:牧場実習Ⅰ
フィールド:住吉フィールド
担当教員:小林郁雄, 福山喜一
技術職員:宇田津康弘, 蔭東清一, 鶴原啓通, 邉見広一郎, 野村憲司, 本田直樹, 山下祐成, 弓削嗣彦,
緒方福三
対
象:畜産草地科学科2年
55 名
時
期:平成24年8月4日から6日, 8月7日から9月27日まで (10日間)
内
容:サイレージ調製, 体重測定, 家畜管理全般
科 目 名:牧場実習Ⅱ
フィールド:住吉フィールド
担当教員:小林郁雄, 福山喜一
技術職員:宇田津康弘, 蔭東清一, 鶴原啓通, 邉見広一郎, 野村憲司, 本田直樹, 山下祐成, 弓削嗣彦,
緒方福三
対
象:畜産草地科学科3年
36名
時
期:平成24年5月14日から16日, 10月15日から17日
内
容:除角・去勢・鼻環通し, トラクター運転, 乾草収納
科 目 名:畜産学実習
フィールド:住吉フィールド
担当教員:小林郁雄, 福山喜一
技術職員:宇田津康弘, 蔭東清一, 鶴原啓通, 邉見広一郎, 野村憲司, 本田直樹, 山下祐成, 弓削嗣彦,
緒方福三
対
象:獣医学科3年
32名
日
時:平成24年9月18日∼21日
内
容:家畜管理全般と飼料生産
7
科 目 名:樹木学実習
フィールド:田野フィールド
担当教員:
木正博
技術職員:久保田
要
対
象:森林緑地環境科学科2年
計43名
時
期:平成24年9月11日∼14日と9月25日∼28日
内
容:木本植物の同定技術の習得
科 目 名:植生調査実習
フィールド:田野フィールド
担当教員:
木正博, 西脇亜也
技術職員:村本康治
対
象:森林緑地環境科学科3年
時
期:平成24年9月∼12月の9回
内
容:植生調査技術の習得
2
のべ103名
フィールドセンターを利用して行われた実験・実習科目
[木花フィールド]
科 目 名:植物生産環境科学科基礎実験・実習Ⅰ
担当教員:植物生産環境科学科教員, 内田好則
技術職員:安藤定美, 甲斐祐介, 黒木志郎, 福重博貴, 満冨和満
対
象:植物生産環境科学科1年
50名
時
期:前期
内
容:施設および圃場観察, 水稲移植 (手植え), カキの摘果, サツマイモ植付
科 目 名:植物生産環境科学科基礎実験・実習Ⅱ
担当教員:植物生産環境科学科教員, 内田好則
技術職員:安藤定美, 甲斐祐介, 黒木志郎, 福重博貴, 満冨和満
対
象:植物生産環境科学科1年
50名
時
期:後期
内
容:露地野菜の定植, 水稲収穫 (手刈り), カキの収穫および調製, 施設野菜の管理, サツマイモ
収穫, 落葉果樹の剪定
科 目 名:植物生産環境科学科農場実習Ⅰ
担当教員:植物生産環境科学科教員, 内田好則
技術職員:安藤定美, 甲斐祐介, 黒木志郎, 福重博貴, 満冨和満
対
象:植物生産環境科学科2年
時
期:前期
内
容:ジャガイモ収穫調製, 水稲移植, カキの摘果, スイートコーンの播種と収穫, カラーピーマン
収穫調整
50 名
8
科 目 名:植物生産環境科学科農場実習Ⅱ
担当教員:植物生産環境科学科教員, 内田好則
技術職員:安藤定美, 甲斐祐介, 黒木志郎, 福重博貴, 満冨和満
対
象:植物生産環境科学科2年
50名
時
期:後期
内
容:オリエンテーション, 露地野菜の定植, カラーピーマン耕起・畝立て・定植管理と摘果誘引,
水稲収穫・籾乾燥, 露地野菜の管理, 乗用トラクター操作, 果樹病害虫の耕種的防除, カンキ
ツ収穫, 葉菜類の収穫調製, 常緑果樹の剪定, ジャガイモ植え付け, 小型機械操作
[住吉フィールド]
科 目 名:家畜飼養管理学実験
担当教員:長谷川信美, 小林郁雄
対
象:畜産草地学科3年
47名
日
時:平成24年5月24, 26, 27日
内
容:24時間行動調査
科 目 名:フィールド獣医学
担当教員:上村涼子, 小林郁雄
対
象:獣医学科2年
30名
日
時:平成24年6月13日
内
容:家畜の適正な管理法と異常牛の見つけ方
科 目 名:家畜生殖生理学実験
担当教員:續木靖浩, 小林郁雄
技術職員:邊見広一郎, 宇田津康弘, 緒方福三
対
象:畜産草地科学科3年
38名
日
時:平成24年6月19日と26日
内
容:直腸検査法
科 目 名:畜産草地科学科基礎実習
担当教員:平田昌彦他
畜産草地科学科教員
対
象:畜産草地科学科1年
50名
日
時:平成24年9月28日
内
容:家畜, 畜舎, 飼料畑, 大型作業機, 永年草地, 家畜糞尿処理施設に関する説明
科 目 名:入門セミナー
担当教員:小林郁雄
対
象:畜産草地学科1年
日
時:平成24年12月14日
内
容:家畜の飼養管理
8名
9
科 目 名:畜産草地科学基礎実験
担当教員:長谷川信美, 小林郁雄
対
象:畜産草地科学科1年
日
時:平成25年1月12日
内
容:家畜の保定と採血
50名
科 目 名:臨床繁殖学実習
担当教員:北原
豪, 小林郁雄
技術職員:宇田津康弘, 邉見広一郎, 満冨和満
対
象:獣医学科5年
35名
日
時:平成25年1月18日
内
容:乳房炎検査, 直腸検査法他
[田野フィールド]
科 目 名:森林計画学実習
担当教員:甲斐重貴
対
象:生物環境科学科4年
計17名
日
時:平成24年4月19日と26日
内
容:林分踏査
科 目 名:森林緑地フィールド実習Ⅰ
担当教員:亀井一郎, 雉子谷佳男,
木正博
技術職員:村本康治
対
象:森林緑地環境科学科1年
26名ずつ
日
時:平成24年5月18日および5月25日
内
容:森林生態系の観察
科 目 名:造林学実習
担当教員:伊藤
哲
技術職員:村本康治, 久保田
要, 黒木義一, 久寿米木一登, 竹ノ内
対
象:森林緑地環境科学科3年
日
時:平成24年7月2日
内
容:下刈り
18名
科 目 名:森林緑地フィールド実習Ⅱ
担当教員:伊藤
哲, 甲斐重貴,
技術職員:村本康治, 久保田
木正博
要
対
象:森林緑地環境科学科2年
計51名
日
時:平成24年8月7∼8日および9∼10日
内
容:毎木調査, 植生調査, 森林観察および土壌調査
保
10
科 目 名:森林計測学実習
担当教員:甲斐重貴
技術職員:村本康治, 黒木義一, 久保田
対
象:森林緑地環境科学科2年
日
時:平成24年10月∼25年1月に6回
内
容:林分材積調査法
要, 久寿米木一登, 竹ノ内
保
計67名
科 目 名:造林学実習
担当教員:伊藤
哲
技術職員:村本康治, 久保田
要, 黒木義一
対
象:森林緑地環境科学科3年
日
時:平成24年12月2日
内
容:間伐
13名
科 目 名:造林学実習
担当教員:伊藤
哲
技術職員:村本康治, 久保田
要, 黒木義一, 久寿米木一登, 竹ノ内
対
象:森林緑地環境科学科3年
日
時:平成24年2月20日
内
容:植栽, 枝打ち
保
18名
[延岡フィールド]
海洋生物環境学基礎実習
担当教員:幡手秀雄他11名
技術職員:道下
保
対
象:海洋生物環境科学科1年
31名
日
時:平成24年4月20日∼22日
内
容:海洋観測の基礎, プランクトン採集, および海洋生態系の理解
海洋生物学実習
担当教員:三浦知之他2名
技術職員:道下
保
対
象:海洋生物環境科学科2年
32名, TA4名
日
時:平成24年5月19日∼20日
内
容:プランクトン, 流藻生物, および潮間帯生物の採集と観察
11
3
他大学の利用
科 目 名:適正家畜生産規範学
フィールド:住吉フィールド
担当教員:森田哲夫
他関係教員
技術職員:宇田津康弘, 蔭東清一, 鶴原啓通, 邉見広一郎, 野村憲司, 本田直樹, 山下祐成, 弓削嗣彦,
緒方福三
対
象:3大学 (宮崎大学, 東海大学, 南九州大学) 学生30名, 教員14名
日
時:平成24年9月1日, 2日
内
容:家畜飼養管理実習, 繁殖診断実習, 畜舎環境管理実習, 草地管理実習, 超音波技術実習
科 目 名:牧場実習
フィールド:住吉フィールド
担当教員:小林郁雄
対
象:麻布大学獣医学部2年
日
時:平成24年9月4日∼13日
1名
技術職員:宇田津康弘, 蔭東清一, 鶴原啓通, 邉見広一郎, 野村憲司, 本田直樹, 山下祐成, 弓削嗣彦,
緒方福三
内
容:産業動物の飼養管理
科 目 名:産業動物牧場実習
フィールド:住吉フィールド
担当教員:小林郁雄
技術職員:宇田津康弘, 蔭東清一, 鶴原啓通, 邉見広一郎, 野村憲司, 本田直樹, 山下祐成, 弓削嗣彦,
緒方福三
対
象:大阪府立大学獣医学科3年
8名
日
時:平成25年3月11日∼15日
内
容:産業動物の飼養管理と衛生管理
科 目 名:乳加工実習
フィールド:住吉フィールド
担当教員:小林郁雄
技術職員:鶴原啓通
対
象:南九州大学健康栄養学部
日
時:平成25年3月26日
内
容:クリーム分離とバター作り
学生8名, 教員2名
12
4
南谷 忠志
客員教授
活動記録
科目名:森林緑地環境科学科
植生調査実習
場
所:田野フィールド (演習林)
対
象:森林緑地環境科学科2年
日
時:平成24年10月15日
内
容:里山の植物について林内を散策しながらの解説
12名
事業名:第21回九州地区国立大学法人農学部附属演習林等技術職員研修
場
所:田野フィールド (演習林)
対
象:演習林等技術職員
日
時:平成24年10月31日
内
容:シカの食害と希少植物の保護について
12名
科目名:フィールド体験実践講座
場
所:農学部
L109講義室
対
象:全学部2年
日
時:平成25年1月15日
内
容:宮崎県における希少植物の保護についての講義
31名
13
5
フィールドセンターを利用して作成された学位論文
卒業論文
氏
天里
名
所
康生
属
フィールド
食料生産科学科
木花
表
題
ヒュウガナツ‘西内小夏’の花粉を受粉して得られる未熟胚の
救助培養効率の向上の検討
皓
食料生産科学科
木花
室内環境条件下におけるビオラ( Viola cornuta L.)の栽培について
河野晃太郎
食料生産科学科
木花
フレンチマリーゴールドにおける雑草抑制効果とその栽培法の
尾上
検討
津曲ありさ
食料生産科学科
木花
夏場のホウレンソウ栽培におけるマルチ資材の影響
純子
食料生産科学科
木花
消化液由来の培養液を利用した養液栽培について
富樫つらね
食料生産科学科
木花
カキわい性台木 MKR1 のジベレリン反応性
十時
食料生産科学科
木花
倍数性の異なる台木と施肥方法がブドウ‘巨峰’の成長と果実
田
浩平
成長に及ぼす影響
永友芙由美
食料生産科学科
木花
施設栽培における湿度環境が植物の生育に及ぼす影響
平野江美子
食料生産科学科
木花
カキわい性台木が‘平核無’の花芽原基および葉芽原基形成時
期に及ぼす影響
森園今日子
食料生産科学科
木花
有機資材, 特に鰹エキスを用いた環境保全型農業について
三上
生物環境科学科
木花
異なる栽培密度と刈取り時期が矮性チガヤ ( Imperata cylindrica
貴裕
L.) の被度と乾物収量に与える影響
稲永
りさ 地域農業システム学科
木花
植物抽出液中のコマツナ根の成長阻害物質の探索
曽田
榛菜 地域農業システム学科
木花
ススキ属植物における倍数性と形態との関係に関する研究
樋口
奈菜 地域農業システム学科
木花
獣害対策を目的とした低コスト電気柵の開発
大坪
早貴
木花
常緑性在来野生種シャシャンボとブルーベリーとの節間雑種に
応用生物科学科
おける葉の機能性評価に関する研究
渡辺
咲
応用生物科学科
木花
ブラックベリー栽培種の機能性評価およびオオバライチゴとの
種間雑種の育成
今川
恵理
生物環境科学科
住吉
社会的隔離, 新奇環境, 新奇物ならびに採餌と社会性のトレー
ドオフに対する黒毛和種牛の反応
瓜生
篤史
生物環境科学科
住吉
南九州におけるバヒアグラス新品種 TifQuik の生育特性, 収量
性および飼料品質の評価‐草地造成3年目について‐
岡村
幸樹
生物環境科学科
住吉
草地間の移動時における黒毛和種牛の移動順位
曽我
唯
生物環境科学科
住吉
放牧牛におけるフィーディングステーション行動の個体間変動:
植生ならびに動物因子の影響
二宮
京平
生物環境科学科
住吉
無処理杉のノコクズの肥育牛への利用
野崎
太一
生物環境科学科
住吉
ネピアグラス新規導入品種のバイオエタノール原料としての生
育特性および構造性炭水化物組成の検討
三牧
成生
生物環境科学科
住吉
数種暖地型マメ科牧草の生育とアーバスキュラー菌根菌の菌根
形成
鎌田
立
獣
医
学
科
住吉
黒毛和種牛における抗ミューラー管ホルモン(AMH)の分泌動
態と臨床応用に関する研究
14
村田
望
獣
医
学
科
住吉
低濃度ポピドンヨード液が牛の子宮内感染および炎症に及ぼす
影響
岩元
卓也
生物環境科学科
田野
斜面に植栽されたスギとヒノキの成長と光合成・蒸散速度
大塚
温子
生物環境科学科
田野
スギコンテナ苗と裸苗の植栽後2年間の地上部成長と根系発達
片野
誠己
生物環境科学科
田野
木部形成開始期の広葉樹形成層に含まれる内生サイトカイニン
量について
冨田
亮介
生物環境科学科
田野
ヒノキ品種のさし木に含まれる内生オーキシン量‐4月採取の
さし木について‐
長友
真紀
生物環境科学科
田野
温暖化処理がブナ科常緑樹種の実生苗の成長に及ぼす影響
中村
友行
生物環境科学科
田野
微気象学的方法を用いた常緑広葉樹二次林における林分蒸発散
量の推定
新納
寛
生物環境科学科
田野
コナラ萌芽林の成長と林分構造の動態‐38年間の経過‐
西山
史恵
生物環境科学科
田野
林地残材の有無が植栽苗の成長と土壌養分に与える影響
道田
暢
生物環境科学科
田野
木材腐朽菌と細菌の共存が木材腐朽に与える影響に関する研究
杉浦
奈実
東京大学農学部
田野
葉緑体 DNAシーケンスを用いたイチイガシ( Quercus gilva)の遺
伝構造
後藤祥太郎
生物環境科学科
延岡
宮崎県北部の妙見湾に見られる魚類相と生息環境の保全に関す
る研究
修士論文
坂田
秋沙
生物生産科学
木花
ヒュウガナツ‘西内小夏’の非還元花粉を利用した三倍体個体
の作出とそれらのゲノム構成の解明
山下真結子
応用生物科学
木花
香気成分に着目した香酸カンキツの細胞育種に関する研究
山本
哲也
応用生物科学
木花
南九州地域におけるオリーブ栽培に関する研究
中原
智晃 森林草地環境科学
住吉
ネピアグラス ( Pennisetum purpureum) のバイオエタノール原
料としての炭水化物組成に及ぼす植物体諸要因および栽培法の
影響
野
琴美
森林草地環境科学
ネピアグラス ( Pennisetum purpureum) を用いたカドミウム汚染
住吉
土壌の浄化効率の向上および浄化後植物体の有効活用の検討
西田佐弥紀 森林草地環境科学
山本
佑介
山本麻菜美
田野
壮齢のヒノキ人工林と広葉樹二次林における蒸発散量の比較
九州大学生物資源環境科学府
水
産
科
学
田野
広葉樹種における枝の水分通導性と葉の水分生理的機能
延岡
農業の水の利用が淡水魚の分布に与える影響
博士論文
Md. Jahedur Rahman
農学工学総合研究科資源環境科学専攻
木花
Development of hydroponic cultivation techniques of sweet pepper
( Capsicum annuum L.) for tropical areas
Ⅲ 研究課題
17
1
フィールドセンターを利用して行われた外部資金による研究プロジェクト
タイトル
担当者
資金名
[木花フィールド]
外来牧草の雑草化防止に及ぼす草地の種多様性の影響に関する研究
文部科学省科学研究費補助金
西脇亜也
高機能触媒反応によるバイオマス資源のバイオ燃料及びバイオ有価物への変換プロセスの開発
西脇亜也
文部科学省特別教育研究費
日本のススキ向上機会の最大化
イリノイ大受託研究
西脇亜也
日本のススキ向上機会の最大化
イリノイ大受託研究
西脇亜也
野生動物共生プロジェクト;衝撃波・超音波によるイノシシ防除効果に関する研究
西脇亜也
アドキン環境株式会社
ナショナルバイオリソースプロジェクト ミヤコグサ・ダイズ
明石
文部科学省科学技術振興費
良
[田野フィールド]
環境省モニタリング1000プロジェクト
久保田
要,
(財)自然環境研究センター
木正博
伐採後の林地残材のバイオマス資源としての収穫が植栽木の成長に与える影響
木正博
長期的な温暖化操作が日本の森林土壌の炭素・窒素動態に及ぼす影響
文部科学省科学研究費補助金
文部科学省科学研究費補助金
木正博
[延岡フィールド]
内水面域魚類生育分布調査
神田
猛
宮崎県水産試験場
18
2
フィールドセンターを利用して作成された研究論文と報告書
[木花フィールド]
Dwiyanti, MS, A Rudolph, K Swaminathan, A Nishiwaki, Y Shimono, S, Kuwabara, H Matuura, M Nadir,
S Moose, JR Stewart, T Yamada (2012) Genetic snalysis of putative triploid Miscanthus hybrids and
tetraploid M. sacchariflorus collected from sympatric populations of Kushima, Japan, BioEnergy Research 6 :
486-493
Fuse, T, A Nishiwaki, H Kunitake (2013) An efficient method for the isolation of RNA from blueberry
leaves. Bulltin of Faculty of Agriculture, University of Miyazaki 59 : 57-60
野琴美, 石井康之, 山野明日香, 森康太郎, 井戸田幸子, 姜東鎮, 西脇亜也 (2012) ネピアグラス
(Pennisetum purpureum Schumach) のカドミウム集積能力の推定およびカドミウム汚染土壌の浄化に向
けた乾燥技術の開発, 日本作物学会九州支部 78 : 21-24
Howlett, DS, Y Toma, BH Wang, S Sugiyama, T Yamada, A Nishiwaki, F Fernandez, JR Stewart (2012)
Soil carbon source and accumulation over 12,000 years in a semi-natural Miscanthus sinensis grassland in
southern Japan, Catena 104 : 127-135
西脇亜也, 石井康之, 井戸田幸子, 横田雅人 (2013) 口蹄疫家畜埋却地における環境修復能力の高い飼料
作物利用の可能性, 日本草地学会誌 58 : 266-268
[住吉フィールド]
El-Sheikh Ali, H, G Kitahara, Y Tamura, I Kobayashi, K Hemmi, S Torisu, H Sameshima, Y Horii, S Zaabel,
S Kamimura (2013) Presence of a temperature gradient among genital tract portions and the thermal
changes within these portions over the estrous cycle in beef cows, Journal of Reproduction and Development 59 : 59-65
Hemmi, K, I Kobayashi, M Kajisa, G Kitahara, K Fukuyama, H Harada, S Kamimura (2013) Effects of AI
protocol and time interval from onset of estrus to AI on conception rate in Japanese black cows, Animal
Science Journal 84 : 23-27
Hirata, M., K Murakami, K Ikeda, K Oka, M Tobisa (2012) Cattle use protein as a currency in patch choice
on tropical grass swards, Livestock Science 150 : 209-219
Kitahara, G, H El-Sheikh Ali, T Sato, I Kobayashi, K Hemmi, Y Shirao, S Kamimura (2012) Anti-Mullerian
hormone (AMH) profiles as a novel biomarker to evaluate the existence of functional cryptorchid tissues
in Japanese Black calves, Journal of Reproduction and Development 58 : 98-104
小林郁雄, 福山喜一 (2013) 2010 年口蹄疫発生時における宮崎大学農学部附属牧場での対応, 日本草地学
会誌 58 : 262-265
Kobayashi, I, Y Udatsu, K Hemmi, Y Tanaka, G Kitahara, K Fukuyama (2012) Immunoglobulin concentrations in colostrum and serum of Holstein and Japanese Black cows, The 15th AAAP Animal Science
Congress Proceedings
[田野フィールド]
伊藤 哲, 光田 靖 (2012) 九州南部のスギ人工林下層における絶滅危惧種ハナガガシの出現傾向, 景観生
態学 17 : 1-5
Suzuki SN et al. (2012) Nation-wide litter fall data from 21 forests of the Monitoring Sites 1000 Project in
Japan, Ecological Research 27 : 989-990
Takagi, M (2013) Evapotranspiration and deep percolation of small catchment with mature Japanese cypress
plantation, Journal of Forest Research 18 : 73-81
Ⅳ 社会貢献活動
21
1
フィールドセンター開放
場所:木花フィールド
日時:平成24年11月17日
対象:学生・市民等494名
内容:芋掘り, 鉢物販売, 農林産物牛乳販売, 金魚販売, 椎茸駒打体験, 園芸相談 (家庭菜園)
場所:住吉フィールド
日時:平成24年12月8日
対照:学生・市民等約1,960名
内容:搾乳体験, トラクタ体験, 牧場産牛肉・牛乳販売, バター作り, 子牛の心音聴取, 動物とのふ
れ合い, 農産物販売 (木花フィールド), 林産物販売 (田野フィールド)
2
公開講座
名称:親子でお芋を育てて食べてみよう
場所:木花フィールド
日時:平成24年 4月22日∼12月16日まで7日
担当:安藤定美
対象:15家族
51名
内容:さといも, さつまいも, じゃがいもを植え付けから, 手入れ, 収穫までを家族で体験する。
名称:春の森林・植物観察会
場所:田野フィールド
日時:平成24年4月28日
担当:
木正博
対象:一般18名
内容:林内を散策しながらの植物の観察
名称:第12回農場を利用した楽しい野菜栽培
場所:木花フィールド
日時:平成24年7月∼平成25年2月
担当:内田好則
対象:一般22名, 学生4グループ
内容:家庭菜園に関する講義と圃場での実際栽培
名称:乳牛とふれ合ってみよう
場所:住吉フィールド
日時:平成24年7月25日と8月22日
担当:満冨和満, 宇田津康弘, 鶴原啓通, 緒方福三
対象:小学生計34名
内容:搾乳, 哺乳, バター作り
22
名称:家庭菜園講座−プランター栽培で楽しむおうちのミニ農園
場所:木花フィールド
秋野菜編−
日時:平成24年9月1日∼12月1日
担当:福重博貴
対象:10名
内容:野菜栽培に関する基礎的な知識・技術の習得
名称:秋の森林・植物観察会
場所:田野フィールド
日時:平成24年10月20日
担当:
木正博
対象:一般10名
内容:林内を散策しながらの植物の観察
3
開放・社会貢献事業
名称:ふるさと探検スクール
場所:延岡フィールド
日時:平成24年5月23日∼24日
担当:神田
猛, 道下
保, 学生2名
対象:延岡市立名水小学校
教員児童36名
内容:乗船体験, 沿岸海洋生物の観察ほか
名称:現場実習
場所:住吉フィールド
日時:平成24年5月28日∼6月8日
対象:宮崎県立みやざき中央支援学校高等部
生徒, 引率
内容:家畜飼育管理全般
名称:キッズサマースクール
場所:田野フィールド
日時:平成24年8月28日
対象:小学生19名
名称:キッズサマースクール
場所:住吉フィールド
日時:平成24年8月24日
対象:小学生23名
名称:JICA
口蹄疫防疫対策上級専門家育成コース研修
場所:住吉フィールド
計50名
23
日時:平成24年9月13日, 19日
対象:JICA研修員
計16名
名称:産業動物獣医学教育研修
場所:住吉フィールド
日時:平成24年9月25日
対象:全国大学若手教員
4名
名称:技術研修
場所:住吉フィールド
日時:平成24年10月15日∼17日
対象:九州大学農学部附属高原農業実験実習所職員
計6名
名称:第21回九州地区国立大学法人農学部附属演習林等技術職員研修会
場所:田野フィールド
日時:平成24年10月31日∼11月2日
対象:演習林等技術職員
計36名
内容:宮崎の森林に関する研修会
名称:視察研修
場所:住吉フィールド
日時:平成24年11月6日
対象:下沼幌酪農振興会
9名
名称:作業体験実習
場所:住吉フィールド
日時:平成24年11月13日, 14日, 12月4日
対象:宮崎県立みやざき中央支援学校中等部
生徒, 引率計66名
内容:家畜飼育管理全般
名称:現場実習
場所:住吉フィールド
日時:平成24年11月19日∼30日
対象:宮崎県立みやざき中央支援学校高等部
内容:家畜飼育管理全般
名称:畜産技術研修
場所:住吉フィールド
日時:平成24年11月19日
対象:宮崎銀行行員
15名
生徒, 引率
計90名
24
名称:高校生のための森林・林業体験教室
場所:田野フィールド
日時:平成25年3月5日
担当:
木正博, 村本康治
対象:高校生および宮崎県環境森林部職員他
計28名
内容:宮崎県林業機械化センター主催の森林観察および高性能林業機械体験
名称:女子高生のためのサイエンス体験講座
場所:田野フィールド
日時:平成25年3月6日
担当:
木正博, 村本康治
対象:高校生29名
内容:清花Athenaサポート室主催による照葉樹林や実験設備の観察
名称:産業動物 (牛) ハンドリング講習会
場所:住吉フィールド
日時:平成25年3月11日
対象:畜産関係者
27名
名称:小学生親子のための森林教室
場所:田野フィールド
日時:平成25年3月23日
対象:小学生とその親17名
内容:植栽, シイタケ種駒うち, 林業機械操作体験ほか
いも掘り (数字は参加者数)
場所:木花フィールド
日時
平成24年
利用者
名
10月10日
高岡幼稚園
48
10月10日
加納ひまわり保育園
77
10月11日
宮崎ひがし幼稚園A (年少)
45
10月11日
宮崎イングリッシュキンダーガーデン
63
10月11日
月見ヶ丘幼稚園A (年中・年長)
53
10月11日
みくに幼稚園B (年中)
37
10月12日
月見ヶ丘幼稚園B (年少)
39
10月12日
宮崎カトリック幼稚園
130
10月12日
みくに幼稚園A (年長)
31
10月15日
南ヶ丘幼稚園A (年長)
36
10月16日
天神保育園
43
10月16日
桜ヶ丘幼稚園A (年長)
29
25
10月16日
清武みどり幼稚園
10月18日
南宮崎カトリック幼稚園
81
10月19日
くすの木保育園
10
10月19日
共愛幼稚園
71
10月19日
みくに幼稚園C (年少)
22
10月22日
みどり幼稚園
10月22日
成華幼稚園C (年少・年長)
54
10月23日
大塚あけぼの幼稚園A (年長)
59
10月23日
千代田幼稚園
68
10月23日
野の花幼稚園
115
10月25日
平和幼稚園A (年長・年少)
82
10月25日
大塚あけぼの幼稚園B (年中)
64
10月25日
宮崎西幼稚園A (年長)
23
10月25日
成華幼稚園A (のび)
11
10月25日
成華幼稚園B (年中)
32
10月26日
日の出幼稚園
91
10月26日
大塚あけぼの幼稚園C (年少)
58
10月26日
本郷幼稚園
79
10月29日
平和幼稚園B (年中)
56
10月29日
生目台幼稚園
50
10月29日
宮崎西幼稚園C (年少)
21
10月29日
宮崎西幼稚園A (年長)
23
10月30日
高千穂幼稚園
62
10月31日
昭和保育園
35
10月31日
桜ヶ丘幼稚園C (年少)
16
10月31日
あおぞら幼稚園B (年中)
48
10月31日
宮崎みなみ幼稚園
76
11月1日
わかば園A
36
11月2日
宮崎ひがし幼稚園C (年長)
30
11月2日
中央西地域子育て支援センター
24
11月2日
木花幼稚園
60
11月5日
わかば園B
36
11月6日
宮崎ひがし幼稚園B
48
11月7日
桜ヶ丘幼稚園ABC (年少中長)
35
11月9日
明星幼稚園
35
11月12日
平和が丘幼稚園
11月13日
南ヶ丘幼稚園C (年中)
50
11月14日
南ヶ丘幼稚園B (年少)
31
11月28日
みなみのかぜ支援学校A (小 5)
16
11月29日
みなみのかぜ支援学校A (小3/4小 2)
41
合
計
149
208
121
2,858名
26
4
農学部外からの調査研究, 視察および見学などの利用
利用者・人数
木花フィールド
JA宮崎経済連 3名
日本GAP協会他 4名
㈱スリーS 2名
JA宮崎経済連 4名
宮崎県 2名
JA宮崎経済連 2名
筑波大学 1名
東京大学 1名
農林水産省北農研 2名
宮崎県文化財課 1名
日時
目的
平成24年4月5日
平成24年6月20日
平成24年7月2日
平成24年7月13日
平成24年8月16日
平成24年9月20日
平成24年10月5日
平成24年10月24日
平成24年12月4日
平成25年1月18日
視察・見学
視察・見学
視察・見学
視察・見学
視察・見学
視察・見学
視察・見学
視察・見学
視察・見学
視察・見学
住吉フィールド
琉球大学農学部附属フィールド科学教育研究センター 2名
平成24年9月12日∼14日
学校法人善衛学園ひろせ幼稚園
平成25年1月30日
宮崎県総合農業試験場土壌環境部
平成24年5月28日
田野フィールド
独立行政法人森林総合研究所九州支所
㈱四国総合研究所 2名
北海道大学苫小牧研究林 3名
*東京大学農学部 2名
*東北大学フィールドセンター 1名
千葉大学園芸学部 2名
北海道大学苫小牧研究林 2名
国立科学博物館植物研究部 1名
国立科学博物館植物研究部 2名
てるはの森の会 38名
宮崎大学工学部 5名
首都大学東京理工学研究科
1名
平成25年1月17日
平成25年2月9日
1名
国立環境研究所 3名
独立行政法人森林総合研究所東北支所
国立科学博物館植物研究部
延岡フィールド
*筑波大学大学院生命環境科学研究科
*九州大学大学院農学研究科
*水産総合研究センター
(*印は宿泊を伴う)
1名
3名
平成24年度中計6回
平成24年4月23日
平成24年5月15日∼17日
平成24年8月6日∼7日
平成24年8月16日∼17日
平成24年9月20日∼21日
平成24年9月26日∼28日
平成24年11月28日
平成24年11月29日
平成24年12月15日
平成25年3月21日∼22日
1名
視察・研修
園外保育
土壌採取
シードトラップ回収
火山灰の調査
照葉樹林の調査
イチイガシの葉の採取
アカマツ枯死木の採取
ハナガガシの葉の採取
照葉樹林の調査
ラン科植物の調査
シダの調査
「森のお仕事を体験しよう」
ネイチャーゲームの実施
サクラの葉の採取
オオイタサンショウウオの
集団構造解析
土壌呼吸測定装置の点検
ハナガガシの種子の提供
ラン科植物の種子の提供
平成24年4月2日∼14日, 地質調査
6月29日∼7月19日
平成25年3月7日∼14日
平成24年9月12日∼14日 ウナギ目およびフグ目魚類
の採集
平成24年9月12日∼14日 岩礁貝類調査
Ⅴ 業務報告
29
1
技術職員が行った学外研修・出張など
宮崎大学工学部教育研究支援技術センター技術発表会 (宮崎大学工学部)
平成24年9月21日
発表:邉見広一郎, 福重博貴
農業部門
JGAP指導員基礎研修 (宮崎大学国際連携センター)
平成24年6月21日∼22日
黒木志郎, 野村憲司, 甲斐祐介, 福重博貴
乾燥設備作業主任者技能講習 (鹿児島市)
平成24年6月28日∼29日
黒木志郎
九州地区国立大学法人等技術専門職員・中堅技術職員研修 (佐賀大学)
平成24年8月27日∼28日
甲斐祐介
全国大学附属農場九州地域協議会 (佐賀大学)
平成24年9月5日∼6日
野村憲司, 福重博貴
危険物取扱者試験準備講習 (宮崎市)
平成24年10月15日∼16日
黒木志郎
全国大学附属農場協議会秋季全国協議会 (鹿児島大学)
平成24年11月15日
安藤定美, 甲斐祐介, 黒木志郎, 福重博貴, 野村憲司
生産者GAP協会2012年度GAPシンポジウム (東京大学)
平成25年2月21日∼22日
甲斐祐介, 野村憲司
乾燥作業主任者技能講習 (鹿児島市)
平成25年2月23日
野村憲司
リスクアセスメント研修 (学内)
平成25年3月8日
野村憲司
牧畜部門
全国大学附属農場九州地域協議会 (佐賀大学)
平成24年9月5日∼6日
蔭東清一, 鶴原啓通, 弓削嗣彦
リスクアセスメント研修 (学内)
平成25年3月8日
宇田津康弘
森林部門
丸のこ等取扱い作業従事者教育 (宮崎市)
平成24年8月17日
平成24年度全国大学演習林協議会秋季総会等 (京都大学)
平成24年9月20日∼21日
久保田
要
第21回九州地区国立大学法人農学部附属演習林等技術職員研修 (宮崎大学)
平成24年10月31日∼11月2日
久保田
要
30
農学部技術部報告会およびJGAP認証施設見学会
農学部技術部広報委員会
野村憲司
技術部広報委員会では, 平成24年12月より新たに発足した農学部技術部についてより知っていただく機
会として, 技術部の組織や今年度までの技術職員の主な実績について報告会を行った. また, 穀物での
JGAP認証取得したフィールドセンター木花フィールドの実習田において, 平成24年10月に更新された乾
燥調製施設の見学会を行った.
報告会および見学会には, フィールドセンターを含め農学部より41名の参加者があり, また, 農学部
GAP事業推進室には多大な応援をしていただいた.
1. 実施日時
平成25年3月14日(木)
9:30∼11:40
2. 実施会場
農学部109教室 および フィールドセンター実習田
3. 実施内容
Ⅰ. 農学部技術部報告会
開催挨拶
村上
昇
報
弓削
嗣彦
告
農学部技術部長(学部長)
農学部総括技術長
農学部技術部について
受賞報告
安藤
定美
農学部技術長
平成24年度全国大学農場技術賞
受賞報告
久保田
要
農学部技術職員
第14回森林管理技術賞学術貢献賞
受賞報告
邉見広一郎
農学部技術職員
平成23年度全国大学農場技術賞
報
告
西脇
亜也
農学部フィールドセンター教授
JGAP認証 (穀物) 取得について
Ⅱ. JGAP認証施設見学会
施設見学
農学部フィールドセンター実習田水田作業舎
写真撮影
閉会挨拶
弓削
嗣彦
農学部総括技術長
31
4. 技術部報告会の様子
32
平成24年度
農学部技術部広報委員会
活動報告
本年度に農学部技術部が発足したことに伴い, 農学部技術部の下に広報委員会が置かれることになった.
年度途中での立ち上げであったため, 本格的な活動は次年度以降になるが, 本年度の活動を報告する.
1. 委員会
活動期間:平成25年1月∼平成25年3月
委 員 長:野村憲司
委
員:蔭東清一, 黒木義一, 久保田
要, 鶴原啓通, 山下祐成, 福重博貴
2. 活動内容
1) 広報委員会において, 委員会申合せ案と次年度事業計画を作成した.
2) 平成25年3月に農学部技術部報告会およびJGAP認証施設見学会を開催した.
33
2
田野フィールド (演習林) 気象年報
・現在, 月毎および日毎の集計結果をオンライン (http://www.fsc.miyazaki-u.ac.jp/muf/db/weather.htm) で
公表している。
田野地区
・北緯 31度51分19秒 東経 131度18分14秒 標高145m 日界24時
・管理棟屋上に設置
2000年4月から
・データは1分毎にデータロガーに収録され, 1時間毎および1日毎に平均値, 最高値, および最大値な
どが演算される。
・データロガーにはパーソナルコンピューターがオンラインで接続され集録・演算データは常時転送され,
データの保存と処理を容易にしている。
項
目
方
式
型
気温・湿度
白金測温抵抗体・静電容量式
CS215 Campbell
風 向 風 速
プロペラ飛行機型
05103 R.M.Young
日
照
太陽電池式
H0621 横河電子機器
雨
量
転倒マス型
B-011 横河電子機器
ロ
ガ
ー
式
CR510・Campbell
大納地区
・北緯 31度24分54秒
東経 131度20分14秒
・作業小屋前の庭に設置
標高22m
日界24時
平成2003年1月から
・データは1時間毎に演算および保存され, 月1回PDAを用いて回収している。
項
目
方
式
型
気温・湿度
白金測温抵抗体・静電容量式
CS500 Campbell
風
速
三杯風速計
03101 R.M.Young
日
射
量子型
LI200X Li-Cor
雨
量
転倒マス
−
ロ
ガ
ー
CR510 Campbell
式
19.1
12.5
7.9
3
4
5
6
7
8
9
2012
2012
2012
2012
2012
2012
2012
2012 10
2012 11
2012 12
23.4
19.0
13.2
8.9
2
3
4
5
6
7
8
9
2012
2012
2012
2012
2012
2012
2012
2012
2012 10
2012 11
2012 12
26.7
26.3
22.0
19.3
15.8
12.0
8.3
1
7.0
27.0
27.1
22.3
20.4
16.3
11.7
7.0
2012
大納地区
24.1
2
2012
5.0
1
2012
平均
気温
(℃)
月
年
田野地区
19.6
22.9
27.9
31.7
32.8
34.7
30.1
29.6
27.2
24.1
23.2
16.5
19.4
23.1
31.0
34.3
35.3
36.0
33.7
32.0
28.1
22.4
22.2
14.9
14
5
4
10
16
27
22
6
28
5
23
18
15
6
4
10
10
28
6
5
24
28
23
18
-1.3
4.5
10.0
16.8
22.9
20.2
13.0
13.0
4.4
-0.9
-3.4
-4.1
-1.5
2.6
7.7
15.7
22.4
20.0
15.7
12.1
3.3
-0.5
-6.2
-4.3
31
28
24
28
20
9
19
19
1
12
3
26
13
27
24
25
21
9
1
13
8
12
3
26
78
81
84
91
92
91
94
84
79
77
77
74
75
77
77
82
86
83
89
75
71
72
74
73
0.4
0.3
0.2
0.3
0.3
0.2
0.4
0.2
0.2
0.2
0.2
0.2
1.1
0.9
0.5
0.6
0.6
0.7
0.5
0.7
1.1
1.2
1.1
0.9
WSW
NW
W
WNW
W
WNW
7.7
6.4
2.8
6.2
6.3
1.6
0.4
0.4
0.9
0.5
0.3
0.3
13.4
13.2
9.6
23.0
14.5
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
WNW
NW
WNW
SSE
S
10.9 WNW
10.0
10.7
16.8
15.1
13.1
12.6
153.0
193.5
104.0
1054.5
509.0
652.0
484.5
82.5
108.0
93.0
24
3
7
19
3
28
16
23
13
9
23
14
23
30
4
9
1
1
3
23
7
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
187.0
2
23
56.0
23
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
31.5
26.5
68.0
178.5
92.5
89.5
190.0
28.0
36.0
29.5
46.5
24.0
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
28
5
17
16
27
2
21
2
30
23
28
16
74
79
123
170
193
200
332
211
191
141
99
88
158
153
184
146
124
152
42
165
175
170
132
174
0
0
13
25
31
31
29
13
3
0
0
0
0
0
19
28
31
30
17
22
6
0
0
0
0
0
0
9
17
20
1
0
0
0
0
0
0
0
1
16
22
22
5
5
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
3
4
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
8
1
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
5
6
0
0
0
0
0
0
5
0
0
0
0
0
0
0
0
1
8
6
6
0
0
0
0
0
0
0
0
1
10
14
0
0
0
0
9
3
0
0
0
0
0
0
7
11
5
11
21
16
25
6
12
13
11
5
0
0
0
0
2
1
0
0
0
0
0
0
5
4
1
7
13
11
17
5
6
7
8
2
日照 夏日 真夏日 熱帯夜 日最高 冬日 日降水量 日降水量
日降水量
最高
最低
平均相 平均 最大 最大風
気 温
同起日 雨量 の最大 同起日 時間
1mm 10mm
気温 同起日 気温 同起日 対湿度 風速 風速
35℃以上
(hour) 日数 日 数 日 数 日 数 日数 以上日数 以上日数
(℃)
(℃)
(%) (m/s) (m/s) 速風向
(mm) (mm)
34
Ⅵ 管理運営実績
37
1
木花フィールド (農場)
畑作係
安藤
定美
平成24年度の各畑作物の栽培暦を第1表に示し, 栽培面積と収穫量を第2表に示した。 また, 各作物の
施肥概要を第3表に, 防除概要を第4表に, 作付け圃場図を第5表にそれぞれ示した。
ばれいしょは, 平成23年12月27日から種芋の浴光育芽を行い, 種芋切りを1月21日に行った。 1月28日
に学生実習で植え付を行った。 芽だし作業を2月27日から3月18日まで行い, 5月9日・16日に学生実習
で収穫を行った。 10日・17日にそれぞれ調製をして出荷を行った。 昨年に比べて収量は少なかったが, 品
質は良かった。
かんしょは, 平成24年1月6日に種芋の伏せ込みを行い, 暖房機を今年から設置した。 4月25日から6
月11日まで植え付けを行い例年より2週間ぐらい早く終わった。 収穫は, 幼稚園の芋掘りを10月10日から
11月14日まで行い。 その後開放事業で11月17日に行い, 種芋の収穫を学生実習で12月2日に行った。
ズッキーニは, 今年から本格的に栽培を始めた, 播種を2月29日, 3月16日の2回に分け行い, 定植は,
4月10日, 4月16日に行い, 交配を5月5日から6月14日まで行い, 収穫を5月15日から6月18日まで行っ
た。
さといもは, 5月7日に植え付け, 雨のため遅れた。 追肥を7月9日と7月24日に行い, 例年どおりに
8月から乾燥防止のために畦間に水を溜めた, 収穫は, 11月8,9日に行った。
第1表
畑作の作物別栽培暦
作物
品種
面
4
5
6
7
8
9
10
11
12
1
2
3
積
(a) 上 中 下 上 中 下 上 中 下 上 中 下 上 中 下 上 中 下 上 中 下 上 中 下 上 中 下 上 中 下 上 中 下 上 中 下
圃
場
ばれいしょ メークィン
④-6
8
※
④-1
10
ばれいしょ メークィン
かんしょ
宮崎紅
かんしょ※
宮崎紅
ズッキーニ ダイナー
さといも
八っ頭
※:平成25年度
第2表
□□
☆
④-12345 45 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
⑧-1.2
10
eハウス
2
⑨-4
0.4
⑨-3.4
12
凡例
□
□
△
△
☆浴光育芽
□
□
●●
○
□
△伏せ込み ●播種
○植え付け □収穫
栽培面積と収穫量※
作物名
栽培面積(a)
収穫量(kg)
kg/10a
8
1,460
1,830
かんしょ
55
6,415
1,170
ズッキーニ
0.4
197
492
さといも
12
472
390
76
8,544
計
※
収穫量は販売数量を示す
□□
○
ばれいしょ
合
○
38
第3表
施肥概要
元肥 (kg/10a)
追肥 (kg/10a)
P
K 施肥日
N
P
K
施肥日
ばれいしょ
22.4 18.2 1月13日
10.8 14.6 4月12日
5月 4日
5月 4日
かんしょ
5月 8日
5月25日
ズッキーニ 21.2
8.0
4.0 3月30日
7.8 13.9
8.9 4月 9日 19.2 16.6 17.8 7月 9日
さといも
7月24日
作物名
第4表
N
18.2
3.2
全施肥量(kg/10a)
備
N
P
K
元肥
18.2 22.4 18.2 BB363
140㎏
3.2 10.8 14.6 BB824
40㎏
ヨウリン 30㎏
硫酸加里 10㎏
21.2
27.0
8.0
30.5
考
追肥
4.0 油粕
400㎏
26.7 黒潮有機 200㎏ 黒潮有機 460㎏
BB824
13㎏ NK7号
26㎏
ヨウリン 26㎏
病害虫防除暦
年 月
2012年
ばれいしょ
アディオン乳剤
ランマンフロアブル
かんしょ
ネマトリンエース粒剤
アクタラ粒剤
マッチ乳剤
アファーム乳剤
ネマトリンエース粒剤
アクタラ粒剤
アクタラ粒剤
トクチオン乳剤
ネマトリンエース粒剤
アクタラ粒剤
バスタ液剤
4月
5月
6月
8月
2013年
1月
3月
ズッキーニ
粘着くん液剤
ネマトリンエース粒剤
アクタラ粒剤
ベストガード粒剤
さといも
ネマトリンエース粒剤
アクタラ粒剤
アディオン乳剤
ネマトリンエース粒剤
アクタラ粒剤
バスタ液剤
第5表
作付圃場図
④ 1
2
3
かんしょ
25 a
4
ネマトリンエース粒剤
5
かんしょ
22 a
ハウス群
④ 6
ばれいしょ
8a
ハウス
⑧ 1
2
かんしょ
10 a
興津ミカン園
⑨ 3
4
4
さといも
12 a
ズッ
キーニ
39
露地野菜係
福重
博貴
平成24年度の各作物の栽培暦を第1表に示し, 栽培面積と収穫量を第2表に示した。 また, 各作物の施
肥概要を第3表に, 防除概要を第4表に, 作付け圃場図を第5表にそれぞれ示した。
スィートコーンは, 春作で25 a栽培し, 25年度の作付けの分10 aを3月に播種した。 また, 宮崎大学フィー
ルドセンター開放事業のプログラムの一つである
収穫体験
の内容を充実させる目的で, 秋作でも試作
として4a栽培した。 3月下旬から4月上旬にかけて播種した区は, 発芽・生育ともに順調で収穫時の秀
品率も高かったが, 4月中下旬に播種した区は開花期に大雨の影響を受け (平年比139∼399%), 結実が
非常に悪かった。 また, 秋作のスィートコーンは, 8月下旬に播種した区は生育も良好であったが, 9月
上旬に播種した区は生育がなかなか進まず, 鳥獣害の影響もあり収穫不能となってしまった。 来年度は播
種時期や対策等よく検討する必要がある。
ブロッコリーは発芽揃いが悪かったが, その後は概ね順調に生育し, 収量も平年より少し増収であった。
キャベツ・ハクサイは苗の出来も良く, 定植後も病虫害等の被害も少なく順調に生育したことから,
10 a当り収量はそれぞれ前年比で164%, 131%と増収であった。
また,
収穫体験
用として昨年度から試作的に栽培を行ってきたニンジン・ダイコン・カブであるが,
今年度は栽培面積を増やし, 実際に一般の方に収穫を体験してもらった。 普段なかなかそのような機会が
ないこともあってか, 多くの方に喜んでもらえ, 特に子供連れの方に好評であった。 来年度以降も継続し
て栽培を行っていきたい。
第1表
作物別栽培暦
作物
品種
圃場
4
5
6
7
8
9
10
11
12
1
2
3
面積
(a) 上 中 下 上 中 下 上 中 下 上 中 下 上 中 下 上 中 下 上 中 下 上 中 下 上 中 下 上 中 下 上 中 下 上 中 下
4-10
5
□
4-10
5
□
スィートコーン ゴールドラッシュ 4-9
(春作)
4-9
5 ○
5
○
4-8
3
○
4-8
2
スィートコーン ゴールドラッシュ88 7-1
(秋作)
2
スイートコーン※ ゴールドラッシュ 4-2
10
バニラッシュ
ブロッコリー
キャベツ
ハイツSP
4-6
10
14
○
□
○
□
○
鳥獣害により収穫不能
○
○
●
□
○
□
●
□
マルシェ
4-7
6
彩音
4-9
10
○
●
2
○
●
□□
4
○
●
□
4
4
○
●
8-2,3
4
黄ごころ75
黄ごころ85
ニンジン
□
2
ハートランド 4-8
黄ごころ65
ハクサイ
□
向陽二号
4-10
ダイコン
耐病総太り
8-3
4
カブ
スワン,本紅赤丸 8-4
2
※ 25年度作付分
○
○
●
□
○
□
□
□
□
凡例
□
□
□
○ ○
□
□
□
□
○ ○
□
○播種
□
●定植・移植
□収穫
40
第2表
栽培面積と収穫量
作物名
スィートコーン
ブロッコリー
キャベツ
ハクサイ
ニンジン
ダイコン
カブ
合
計
栽培面積(a)
29
24
16
10
4
4
2
89
収穫量(kg)
573
1,963
6,450
4,349
243
250
222
kg/10a
198
818
4,031
4,349
608
625
1,110
※収穫量は出荷・販売量を示す
第3表
施肥概要
作物名
スィートコーン
ブロッコリー
キャベツ
ハクサイ
ニンジン
ダイコン
カブ
第4表
N
37.5
19.8
19.8
19.8
16.4
16.4
16.4
元肥 (kg/10a)
P
K
30.3
21.8
23.2
15.8
23.2
15.8
23.2
15.8
19.6
12.9
19.6
12.9
19.6
12.9
N
8.4
11.2
8.4
5.6
8.4
8.4
0.0
追肥 (kg/10a)
P
K
0.0
10.2
0.0
13.6
0.0
10.2
0.0
6.8
0.0
10.2
0.0
10.2
0.0
0
全施肥量 (kg/10a)
N
P
K
45.9
30.3
32.0
31.0
23.2
29.4
28.2
23.2
26.0
25.4
23.2
22.6
24.8
19.6
23.1
24.8
19.6
23.1
16.4
19.6
12.9
病害虫防除暦
作物名
スィートコーン
(春作)
スィートコーン
(秋作)
ブロッコリー
キャベツ
散布日
3月22日
3月29日
4月 6日
4月12日
4月28日
5月18日
5月22日
5月29日
6月 1日
6月 6日
6月13日
6月22日
8月25日
8月30日
9月 3日
9月 7日
8月25日
8月30日
9月30日
10月20日
11月 1日
11月2日
11月27日
9月11日
9月13日
10月 4日
10月13日
10月20日
11月 1日
使用薬剤
ダイアジノン粒剤
ダイアジノン粒剤
ダイアジノン粒剤
ダイアジノン粒剤
ダイアジノン粒剤
ダイアジノン粒剤
ダイアジノン粒剤
ダイアジノン粒剤
アディオン乳剤
パダンSG水溶剤
リゾレックス水和剤
ダイアジノン粒剤
ダイアジノン粒剤
スミチオン乳剤
ダイアジノン粒剤
ダイアジノン粒剤
ダイアジノン粒剤
ダイアジノン粒剤
スピノエース顆粒水和剤
ジュリボフロアブル
ジュリボフロアブル
カスケード乳剤
カスケード乳剤
フェニックス顆粒水和剤
プレバソンフロアブル5
ジュリボフロアブル
ジュリボフロアブル
ジュリボフロアブル
オルトラン粒剤
カスケード乳剤
カスケード乳剤
対象病害虫
ネキリムシ類
ネキリムシ類
ネキリムシ類
ネキリムシ類
ネキリムシ類
アワノメイガ
アワノメイガ
アワノメイガ
アワノメイガ
アワノメイガ
紋枯病
アワノメイガ
アワノメイガ
アワノメイガ・カメムシ類
ネキリムシ類
ネキリムシ類
ネキリムシ類
ネキリムシ類
コナガ
コナガ・アオムシ
コナガ・アオムシ
ハスモンヨトウ
ハスモンヨトウ
ヨトウムシ・ハスモンヨトウ
ハスモンヨトウ
コナガ・アオムシ
コナガ・アオムシ
コナガ・アオムシ
コナガ・ヨトウムシ
コナガ・ヨトウムシ
コナガ・ヨトウムシ
41
11月 2日
10月23日
11月27日
10月 4日
11月 1日
11月27日
12月10日
8月 3日
8月13日
8月25日
9月 5日
9月18日
10月 4日
10月20日
10月20日
ハクサイ
ニンジン
ダイコン
カブ
第5表
フェニックス顆粒水和剤
カスケード乳剤
プレバソンフロアブル5
ジュリボフロアブル
オルトラン粒剤
プレバソンフロアブル5
ウララDF
ネマトリンエース粒剤
ネマトリンエース粒剤
ネマトリンエース粒剤
ネマトリンエース粒剤
ネマトリンエース粒剤
カスケード乳剤
オルトラン水和剤
オルトラン水和剤
アオムシ・ヨトウムシ
コナガ・ヨトウムシ
コナガ・ヨトウムシ
コナガ・ヨトウムシ
アオムシ・ヨトウムシ
コナガ・ヨトウムシ
アブラムシ類
ネコブセンチュウ
ネコブセンチュウ
ネコブセンチュウ
ネコブセンチュウ
ネコブセンチュウ
ハイマダラノメイガ
アブラムシ類
コナガ・アオムシ
圃場図
平成24年度
春作
ハウス群
4-8
4-9
4-10
スィートコーン
14 a
ハウス
興津ミカン園
平成24年度
秋作
ハウス群
4-6
4-7
4-8
ブロッコリー キャベツ ブロッコリー
10 a
6a
14 a
興津ミカン園
4-9
4-10
キャベツ
10 a
ハクサイ
10a
7-1
スィートコーン
4a
ハウス
8-2
8-3
8-4
ニンジン
4a
ダイコン
4a
カブ
2a
42
水田係
野村
憲司
早期水稲 (コシヒカリ)
平成24年産の早期水稲の栽培は, 前年に引き続き西水田6圃場174.9 aで行った. 本年は台風の影響もな
く, 概ね順調に生育し, 10 aあたり玄米収量は昨年比52.4増の385.2 kg/10 aであった.
普通期水稲 (ヒノヒカリ, まいひかり)
普通期水稲の栽培は東水田で行った. 本年の栽培前に行った水田均平化や, 石灰窒素を使用したことな
どによりスクミリンゴガイの被害は減少した. ヒノヒカリは6圃場141.3 aで栽培し, 10 aあたり玄米収量
は昨年比37.1増の296.0 kg/10 aであった. まいひかりは5圃場134.9 aで栽培し, 10 aあたり玄米収量は昨年
比8.6減の328.6 kg/10 aであった.
平成24年10月にライスセンターの乾燥機, 籾摺機等の機械が更新され, 他項でも触れているように12月
には, 木花フィールド(農場)では水田でのJGAP認証を取得している. また, 平成25年の栽培から種籾の
消毒方法を温湯消毒に変更した.
第1表
栽培歴
作目
品種
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
1月
2月
3月
上 中 下 上 中 下 上 中 下 上 中 下 上 中 下 上 中 下 上 中 下 上 中 下 上 中 下 上 中 下 上 中 下 上 中 下
米 (平成24年産) コシヒカリ ▲
■
〃
ヒノヒカリ
●
▲
〃
まいひかり
●
▲
■
■
米 (平成25年産) コシヒカリ
●
●…播種
第2表
12月
▲…移植
■…収穫
栽培面積および玄米収量
作目
品種
面積(a)
玄米収量(kg)
反当収量(kg/10a)
米 (平成24年産)
コシヒカリ
174.9
6,737
385.2
〃
ヒノヒカリ
141.3
4,183
296.0
〃
まいひかり
134.9
4,433
328.6
43
表3表
病害虫防除歴
品種
散布日
対象病害虫
コシヒカリ (平成24年産)
4月 7日
4月16日
7月 5日
スクミノン
スクミリンゴガイ
サラブレッドRXフロアブル
水田雑草
ビームエイトスタークルゾル
カメムシ・いもち病
種籾消毒:テクリードCフロアブル
ばか苗病, いもち病, 立枯れ病
種籾消毒:スミチオン乳剤
イネシンガレセンチュウ
育苗:ダコニール1000
立枯れ病
育苗:タチガレエース
立枯れ病
石灰窒素ペルカ
スクミリンゴガイ
スクミノン
スクミリンゴガイ
サラブレッドRXフロアブル
水田雑草
ビームエイトスタークルゾル
カメムシ・いもち病
種籾消毒:テクリードCフロアブル
ばか苗病, いもち病, 立枯れ病
種籾消毒:スミチオン乳剤
イネシンガレセンチュウ
育苗:ダコニール1000
立枯れ病
育苗:タチガレエース
立枯れ病
スクミノン
スクミリンゴガイ
サラブレッドRXフロアブル
水田雑草
ビームエイトスタークルゾル
カメムシ・いもち病
ダコニール1000
立枯れ病
タチガレエース
立枯れ病
石灰窒素ペルカ
スクミリンゴガイ
ヒノヒカリ (平成24年産)
5月17日
5月17日
5月23日
5月28日
6月 6日
6月22・29日
7月10日
9月14日
まいひかり (平成24年産)
5月17日
5月17日
5月23日
5月28日
6月22・29日
7月10日
9月14日
コシヒカリ (平成25年産)
3月 4日
3月11日
3月25日
第4表
施肥量
基肥施肥量 (kg/10a)
圃場名
品種
N
P
K
西1号水田
コシヒカリ
9.4
9.6
7.7
西2号水田
コシヒカリ
9.4
9.6
8.9
西3号水田
コシヒカリ
9.4
9.6
8.9
西4号水田
コシヒカリ
9.4
9.6
8.9
西5号水田
コシヒカリ
9.4
9.6
7.7
西6号水田
コシヒカリ
9.4
9.6
7.7
東1号水田
ヒノヒカリ
11.4
9.6
7.7
東2号水田
ヒノヒカリ
11.4
9.6
7.7
東3号水田
ヒノヒカリ
11.4
9.6
7.7
東4号水田
ヒノヒカリ
11.4
9.6
7.7
東7号水田
まいひかり
11.4
9.6
7.7
東8号水田
まいひかり
11.4
9.6
7.7
東9号水田
ヒノヒカリ
11.8
10.0
9.3
東10号水田
ヒノヒカリ
11.8
10.0
9.3
東11号水田
まいひかり
11.8
10.0
9.3
東12号水田
まいひかり
11.8
10.0
9.3
東13号水田
まいひかり
11.8
10.0
9.3
44
果樹係
黒木
志郎
平成24年度の作物別栽培暦を第1表に示し, 作物別の出荷量を第2表に示した。 また, 施肥及び液肥散
布概要をそれぞれ第3表, 第4表に示し, 病害虫防除歴を第5表に示した。
本年度は, 福岡県久留米市の事業所よりスイートスプリングの更新用苗木30本を購入し一次植付けを行っ
た。 また, 21年度から3年間中止していた 「みかん狩り」 をフィールド開放にて再開することが出来た。
昨年度被害にあったサルによる食害については西脇附帯施設長の研究室生による柿園での獣害対策が功
を奏しほとんど見られなかった。 また, カンキツ園では日向夏に若干の被害が及んだが収穫量に影響する
ものではなく, むしろ豊作すぎて袋掛けすることがその半数で出来ず, 多くの 「日焼け果」 を発生させて
しまった。 柿園でも摘果が上手く出来ておらず豊作となり, 結果平種無の収穫適期を逃し, その多くを廃
棄することとなった。
果樹の害虫, 疫病について, カンキツ園では 「アカマルカイガラムシ」 「ゴマダラカミキリ」 「ハモグリ
ガ」 柿園で 「カメムシ類」 の発生が観られた。 また, 疫病としてカンキツ園ではスイートスプリング, レ
モンに 「かいよう病」 が多く観られた。 また, 害虫ではないが日向夏に 「コガタスズメバチ」 と思われる
スズメバチが営巣していたため専門業者による撤去を行ってもらったが, その際使用した殺虫剤が適用外
薬であったため, その樹の果実は廃棄することとした。
第1表
作物別栽培歴
作物
品種
4
圃 面積
場 a,(本) 上 中
5
6
7
8
9
10
11
12
1
2
3
下 上 中 下 上 中 下 上 中 下 上 中 下 上 中 下 上 中 下 上 中 下 上 中 下 上 中 下 上 中 下 上 中 下
ミカン類
興津早生(幼木)
岩崎早生(幼木)
⑪
⑬
180
120
八朔55号
農間紅八朔
⑫
⑫
15
15
普通日向夏
日向夏(幼木)
⑫
⑫
15
15
はるか
⑫
10
スイートスプリング
⑫
20
■
雑柑類
■
△
■△
■■
■
■
タンゼロ類
■
スイートスプリング(幼木) (30)
タンゴール類
せとか
⑫ 10
甘柿
富有
⑮ 10
太秋
⑮
2
次郎
⑮ (2)
正月
⑮ (1)
渋柿
刀根早生
⑮ 10
平核無
⑮ 15
△
▲
■
■
■
△
■■
△…剪定
■…収穫
×…間伐・伐採
▲…移植・定植
45
第2表
作物別出荷数量
作物名
八朔 55 号
紅八朔
スイートスプリング
興津早生
レモン
刀根早生
平核無
富有
次郎
太秋
西村早生
第3表
散布月
5月
第5表
品種名
柑橘
収穫量
342.6
873.1
1,207.8
315.0
31.5
653.0
272.8
150.7
123.5
18.8
6.7
0.1
10
15
出荷量
237.7
757.0
642.0
315.0
4.0
78.5
0
58.0
68.0
8.5
4.0
(kg /10 a)
N
1.1
8.3
11.4
11.4
7.2
14.0
7.2
P
0.1
0.7
9.1
9.1
5.8
11.2
5.8
K
0.1
0.6
8.0
8.0
5.0
9.8
5.0
日向夏みかん
1号
液肥散布概要
作 物 名
カンキツ全般
肥 料 名
パワフルグリーン2号
成分量 N-P-K
10-4-3
希釈濃度(倍)
900
病害虫防除歴
散布月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
3月
柿
栽培面積
15
15
20
施肥概要
作物名及び面積
興津早生 70 a
八朔 30 a
普通日向夏 15 a
スイートスプリング 20 a
日向夏 (幼木) 15 a
せとか 10 a
はるか 10 a
第4表
(kg)
4月
5月
7月
8月
9月
薬剤名
Zボルドー水和剤
クレフノン水和剤
デランフロアブル
オルトラン水和剤
ストロビードライフロアブル
まくぴか
バイオリサカミキリスリム
ペンコゼブ水和剤
スプラサイド水和剤
バイオリサカミキリスリム
バリュースターフロアブル
ナリアWDG
スタークル顆粒水和剤
ハーベストオイル
デランフロアブル
オルトラン水和剤
ストロビードライフロアブル
ペンコゼブ水和剤
スプラサイド水和剤
ナリアWDG
スタークル顆粒水和剤
トップジンM水和剤
対象病害虫
そうか病・かいよう病
薬害軽減
黒点病・そうか病
ヤノネカイガラムシ・ツノロウムシ
黒点病・そうか病
展着剤
カミキリムシ類
そうか病・黒点病
ヤノネカイガラムシ・カイガラムシ類
カミキリムシ類
ミカンハダニ・ミカンサビダニ
黒点病・そうか病
ミカンハモグリガ・アカマルカイガラムシ・コナカイガラムシ類
ミカンハダニ・ヤノネカイガラムシ・アカマルカイガラムシ
炭疽病・落葉病
フジコナカイガラムシ
炭疽病・落葉病
炭疽病・落葉病
カメムシ類
炭疽病・落葉病
カキノヘタムシガ・コナカイガラムシ類
炭疽病・落葉病
46
施設野菜係
甲斐
祐介
平成24年度は, メロン・キュウリ・トマト・ミニトマト・カラーピーマンの5品目を栽培し, 各実習を
行った。 また11月28日に 「JGAP/青果物2010」 の維持審査を受けた。
「JGAP/青果物2010」 の認証取得を機に, 今後は科学的な視点から, 安全・安心な農作物の生産と労働
環境にも重きを置き, 品種や圃場のローテーションと作型を見直し, 「農業技術検定」及び「フィールド実
践実習」を柱とした生産のみに偏らない栽培体型・作業体型を作っていく必要があると考える。
[メロン]
作型を夏作 (Gハウス:面積150 m2) にて, 品種‘アールスセイヌ夏Ⅱ’(八江農芸) を栽培した。 4月
4日に焼土に80粒播種を行った。 鉢上げは子葉完全展開時に, 10.5 cm鉢を用い75鉢行った。 鉢土消毒に
は蒸気土壌消毒装置を用いた。 トンネル育苗を行い, ポット内温度は午前8時 (晴天時) の段階で21℃を
記録している。 定植は株間50 cmで, 4月29日に実践実習生4名で行った。 5月28日から5月31日の4日
間に交配を行い, 6月6日に摘果及び玉吊り, 及び6月8日に袋かけを行った。 7月20日に糖度検定を行っ
た結果, 内側13.0 Brix%, 外側10.9 Brix%の値を示したことを踏まえ, 7月23日に収穫を行った。 病虫
害では, 5月18日 (本葉11枚時) にハダニを確認した。 また, メロン栽培を通して, うどんこ病防除に対
する微酸性電解水の散布試験を行った。
[キュウリ]
作型をハウス抑制栽培 (Cハウス:面積200 m2) にて, 品種‘クセレント節成1号’(埼玉原種育英会),
台木カボチャは‘ゆうゆう一輝 (黒タイプ)’(埼玉原種育成会) を選定し栽培した。 播種を9月12日 (台
木カボチャ:9月13日) に行い, 鉢土消毒には蒸気土壌消毒装置で行い, 育苗は12 cm鉢を用いた。 接木
を9月20・21日に呼び接ぎにて行った。 11月14日から13 ℃設定での加温を開始した。 土壌診断を基に施
肥設計を行い, 7月23日から10月2日までの71日間, ハウス内の太陽熱処理を行った。 最高温度は, 深さ
5cmで62.1℃, 15 cmで51.1℃, 30 cmで40℃まで上昇した。 結果, ネコブセンチュウの寄生は認められな
かった。 また, 栽培期間中の畝上部からの雑草種子の発芽も認められなかった。 ハウス加温機は13℃設定
とした。 定植前の労力分散にも繋がるため, 今後も太陽熱処理法を用いた土壌消毒を行っていく。 今年は
接ぎ木時において, キュウリに対し台木カボチャの胚軸部が短く, 2日間にわたり接ぎ木を行ったため,
効率の面から来年はキュウリと台木カボチャは同日播種を行うことを検討する。 実収量は目標収量の51%
に留まった。
[トマト]
作型をハウス抑制栽培 (Dハウス:面積200 m2) にて, 品種‘CF桃太郎ファイト’(タキイ種苗) を栽
培した。 DハウスはUVカットフィルム使用のハウスとなる。 播種箱上でトマト苗立枯病に罹病した株が
20株出た。 鉢土消毒には蒸気土壌消毒装置で行い, 育苗は15 cm鉢を用いた。 育苗時に夏期の高温で葉焼
けの症状が数株あった。 土壌診断を基に施肥設計を行った。 交配はトマトトーン100倍液にジベレリン10
ppmを加えて行った。 10上旬にトマトサビダニの発生を確認した。 また, ネコブセンチュウの寄生株がハ
ウス東側に連続して見られたが, 寄生はごく小さいものであり, 株の樹勢を落とすような被害のものでは
なかった。 実収量が目標収量の54%に留まった。 作型をハウス半促成栽培 (Bハウス:面積200 m2) にて,
品種‘CF桃太郎ファイト’(タキイ種苗) を栽培した。 Bハウスは4月3日の強風でハウスが半壊すると
いう事態となったが, 6月14日まで収穫作業を続けることが出来た。 実収量は目標収量の37.1%と大きく
47
下回った。 秋作では, 作型をハウス半促成栽培 (Cハウス:面積200 m2) にて, 品種‘桃太郎はるか’(タ
キイ種苗) を栽培した。 当初予定していたBハウスは, 強風によるハウス半壊の影響でハウスビニルの展
張が出来ないことと労働安全の面からも, Bハウスの利用は困難と判断し, Cハウスで栽培を行うことと
した。 栽培期間中, 黄化葉巻病罹病と見られる株が数株認められた。 ハウス加温機は13℃設定とした。 3
月下旬から輪紋病の発生が認められた。 育苗ハウスにおいては重油の配管が無く加温が出来ないため, 急
遽ビニルトンネルで保温に努め育苗を行った。 辛うじて寒害は出なかったが, 充分な育苗を行うことと,
収穫開始期を早めるために, 平成25年度は10月中旬に播種を行うこととした。
[ミニトマト]
作型ハウス抑制栽培 (Aハウス:面積200 m2) 品種‘CF千果’(タキイ種苗) を栽培した。 土壌診断を
基に施肥設計を行った。 交配はトマトトーン100倍液にて行った。 薬剤散布をほとんど行わなかったため
に, タバココナジラミが蔓延し, すす病の発病に繋がった。 ネコブセンチュウの寄生株はハウス北側に数
株見られただけで, 被害としてはごく小さいものであった。 実収量が目標収量の82.8%となった。
[カラーピーマン]
作型をハウス促成栽培 (GAPハウス:面積200 m2) 品種‘くれない’,‘やまぶき’および‘にしきおり’
(エンザ社) を栽培した。 土壌診断を基に施肥設計を行った。 セル苗を購入し, 主に農場実習Ⅱで定植や
整枝誘引・収穫調製作業を行った。 整枝方法は4本仕立てを行った。 第3節まで摘果を行い, 第4節の果
実から収穫につなげた。 12月19日にワタアブラムシ, 1月27日にハダニを確認した。 また, 1月下旬より
うどんこ病がまん延し, 防除に苦慮した。
栽培概要
第1表
作物別栽培暦
作目及び作型
メロン
夏作
品種
圃 場
面 積
4
アールスセイヌ夏Ⅱ Gハウス 150 m2 ●
4/4
6
▲
4/29
トマト
CF桃太郎ファイト Bハウス 200 m2
ハウス半促成栽培
トマト
ハウス抑制栽培
5
桃太郎はるか
Cハウス 200 m2
ミニトマト
ハウス抑制栽培
CF千果
Aハウス 200 m2
8
200m2
10
11
12
1
2
■
6/14
●
7/18
▲
8/30
■
10/22
■
1/29
●
10/26
●
7/31
▲
9/5
キュウリ
エクセレント節成 Cハウス 200 m2
1号
ハウス抑制栽培
カラーピーマン くれない・やまぶき GAP
にしきおり
ハウス
ハウス促成栽培
9
■
7/23
CF桃太郎ファイト Dハウス 200 m2
トマト
ハウス半促成栽培
7
■
10/11
● ▲ ■
9/12 10/9 10/31
■
4/2
●播種
■
7/11
▲定植
▲
10/26
■収穫
▲
1/16
■
1/17
■
12/24
■
2/25
3
48
第2表
栽培面積・収穫量
作目
圃場
面積
収穫量 (kg)
kg/10a
2
メロン
Gハウス
150 m
トマト①
Dハウス
200 m2
809.0
4045.0
トマト②
Cハウス
200 m2
742.9
3714.5
ミニトマト
Aハウス
200 m
2
662.5
4968.8
キュウリ
Cハウス
200 m2
511.3
2556.5
2
482.7
2413.5
カラーピーマン
第3表
GAPハウス
200 m
施肥概要
作目
kg/10a
N
P2O5
K2O
メロン
17.5
13.3
8.2
トマト
10.6
4
2
ミニトマト
10.6
4
2
キュウリ
12.6
4.6
3
10
10
10
カラーピーマン
第4表
病害虫防除暦
作目及び作型
散布日
Aハウス
ミニトマト
9月 4日 ネマトリンエース粒剤
ネコブセンチュウ
9月 5日 ベストガード粒剤
アブラムシ類・コナジラミ類・マメハモグリバエ
ハウス抑制栽培
使用農薬
10月11日 アファーム乳剤
トマトサビダニ・マメハモグリバエ・オオタバコガ
10月31日 イオウフロアブル
うどんこ病・トマトサビダニ
粘着くん液剤
Bハウス
トマト
対象病害虫
4月23日 イオウフロアブル
粘着くん液剤
アブラムシ類・コナジラミ類・ハダニ類
うどんこ病・トマトサビダニ
アブラムシ類・コナジラミ類・ハダニ類
ハウス半促成栽培
Cハウス
キュウリ
ハウス抑制栽培
10月 7日 ダコニール1000
うどんこ病・べと病・灰色かび病
10月 7日 ベストガード粒剤
アブラムシ類・コナジラミ類
10月11日 アファーム乳剤
ミナミキイロアザミウマ・ハスモンヨトウ
10月25日 アプロードエースフロアブル
コナジラミ類
アミスター20フロアブル
10月31日 イオウフロアブル
粘着くん液剤
Cハウス
トマト
ハウス半促成栽培
11月 7日 マッチ乳剤
ダコニール1000
12月 9日 サンマイトフロアブル
ダコニール1000
12月26日 ベストガード水溶剤
モレスタン水和剤
うどんこ病・褐斑病・菌核病・べと病
うどんこ病
アブラムシ類・コナジラミ類・ハダニ類
コナジラミ類・トマトサビダニ・オオタバコガ
うどんこ病・疫病・葉かび病
コナジラミ類・トマトサビダニ・ハダニ類
うどんこ病・疫病・葉かび病
アブラムシ類・コナジラミ類・マメハモグリバエ
トマトサビダニ・コナジラミ類
1月 7日 ベストガード粒剤
アブラムシ類・コナジラミ類
1月23日 スタークル顆粒水溶剤
コナジラミ類
1月27日
トリフミン水和剤
葉かび病
粘着くん液剤
アブラムシ類・コナジラミ類・ハダニ類
2月 6日 チェス顆粒水和剤
ハーモメイト水溶剤
2月20日 サンヨール
アブラムシ類・コナジラミ類
灰色かび病・うどんこ病
葉かび病・うどんこ病・コナジラミ類・アブラムシ類
49
3月 8日 カスミンボルドー
葉かび病・疫病・輪紋病
3月14日 コルト顆粒水和剤
アブラムシ類・コナジラミ類
アフェットフロアブル
3月22日 アクタラ顆粒水溶剤
Dハウス
トマト
ハウス抑制栽培
イオウフロアブル
うどんこ病・トマトサビダニ
アブラムシ類・コナジラミ類
7月28日 マッチ乳剤
コナジラミ類・トマトサビダニ・ハスモンヨトウ
ダコニール1000
8月24日 マッチ乳剤
コナジラミ類・トマトサビダニ・ハスモンヨトウ
ハウス促成栽培
うどんこ病・疫病・葉かび病
アブラムシ類・コナジラミ類・マメハモグリバエ
10月11日 アファーム乳剤
トマトサビダニ・マメハモグリバエ・オオタバコガ
10月25日 アプロードエースフロアブル
コナジラミ類・トマトサビダニ
4月12日 アファーム乳剤
ダコニール1000
灰色かび病・葉かび病
ミナミキイロアザミウマ・ハモグリバエ類
うどんこ病・べと病
4月23日 ベストガード粒剤
アブラムシ類・コナジラミ類・ミナミキイロアザミウマ
6月24日 イオウフロアブル
うどんこ病
ダコニール1000
GAPハウス
カラーピーマン
うどんこ病・疫病・葉かび病
ネコブセンチュウ
アミスター20フロアブル
夏作
トマトサビダニ・コナジラミ類
8月23日 ネマトリンエース粒剤
8月30日 ベストガード粒剤
メロン
コナジラミ類
3月28日 チェス顆粒水和剤
モレスタン水和剤
ダコニール1000
Gハウス
灰色かび病・うどんこ病・葉かび病
7月 4日 ダコニール1000
12月 9日 サンマイトフロアブル
ダコニール1000
12月26日 ベストガード水溶剤
モレスタン水和剤
1月23日 スタークル顆粒水溶剤
トリフミン水和剤
うどんこ病・べと病
うどんこ病・べと病
コナジラミ類
うどんこ病・炭そ病・斑点病
アブラムシ類・コナジラミ類・ミナミキイロアザミウマ
うどんこ病
コナジラミ類・アブラムシ類・アザミウマ類
うどんこ病
1月27日 粘着くん液剤
アブラムシ類・コナジラミ類・ハダニ類
1月31日 モスピラン水和剤
アブラムシ類・コナジラミ類・アザミウマ類
トリフミン水和剤
2月 6日 チェス顆粒水和剤
ハーモメイト水溶剤
うどんこ病
アブラムシ類
灰色かび病・うどんこ病
2月14日 アフェットフロアブル
灰色かび病・うどんこ病
2月20日 サンヨール
うどんこ病・アブラムシ類
2月28日 モレスタン水和剤
うどんこ病
3月 8日 カスミンボルドー
うどんこ病・斑点細菌病
3月14日 コルト顆粒水和剤
アブラムシ類・コナジラミ類
アフェットフロアブル
灰色かび病・うどんこ病
3月22日 アクタラ顆粒水溶剤
ミナミキイロアザミウマ・アブラムシ類
イオウフロアブル
3月28日 チェス顆粒水和剤
アブラムシ類
モレスタン水和剤
うどんこ病
うどんこ病
50
第5表
フィールド実践実習
月日
実習内容
人数
時間(h)
4月19日
草刈り
1
4
4月29日
メロン定植
4
3
5月 1日
トマト収穫調製・メロン支柱立て
4
7
5月 2日
メロン誘引・トマト摘葉
1
3
5月 7日
トマト収穫調製
1
3
5月12日
メロン整枝誘引・ロータリ耕
1
6
5月18日
メロン整枝誘引
1
1.5
5月21日
メロン整枝誘引・摘花
6月 8日
メロン袋かけ
1
1
1.5
2
7月23日
メロン収穫
1
3
7月27日
メロン整理
1
4
10月 9日
トマト整枝誘引・キュウリ定植準備
1
3
10月21日
キュウリ整枝誘引
1
3
10月29日
キュウリ整枝誘引・トマト摘葉
3
4
11月 2日
トマト
1
1
11月 5日
ミニトマト調製
3
4
11月 9日
キュウリ収穫・整枝・ミニトマト
1
3
11月14日
ハウス加温機
1
3.5
12月 7日
ミニトマト収穫調製
1
3
12月24日
トマト・ミニトマト収穫調製
1
7
1月29日
カラーピーマン誘引
1
3.5
2月 5日
トマト整理
1
3.5
2月12日
トマト整枝誘引
1
3
2月18日
トマト整枝誘引
1
2
合計
81.5
トマトトーン処理
ダクト設置
トマトトーン処理
トマトトーン処理
51
2
住吉フィールド (牧場)
家畜部 (蔭東・満冨・宇田津・邉見・緒方・黒木, 鶴原 (兼任))
月別家畜頭数
平成24年度の家畜飼養頭数を表1に示した. 平均飼養頭数は193.3頭 (前年度200.4頭) となり昨年より
約7頭減少した. これは, 家畜飼養頭数の見直しを行ったことによる減少である.
表1
家畜月別飼養頭数
畜
乳用牛
種
性別
ホルスタイン種
(繁殖用)
雌
ホルスタイン種
(肥育用)
去
雌
F1種(肥育用)
去
肉用牛
黒毛和種(繁殖用)
雌
雌
黒毛和種(肥育用)
去
牛
計
めん羊
日本コリデール雑種
H24
H25
区
分
4
5
6
7
8
9
10
11
12
1
2
3
成
21
21
19
19
19
20
21
20
20
20
20
20
育
10
10
10
10
10
9
9
9
10
10
10
10
成
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
育
2
0
0
0
0
2
1
1
2
1
0
1
成
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
育
2
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
成
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
育
1
1
1
1
1
3
1
1
2
1
1
1
成
56
56
54
54
52
52
52
53
54
57
60
58
育
38
38
39
41
41
42
39
38
36
35
23
21
成
8
9
9
10
7
5
4
4
3
0
1
1
育
15
15
14
13
12
11
17
16
16
18
26
26
成
6
7
8
11
17
18
16
17
16
13
13
11
育
42
41
38
39
36
36
39
33
33
33
31
33
201
198
192
198
195
198
199
192
192
188
185
182
0
0
0
0
0
0
0
5
0
0
0
0
粗飼料給与状況
平成24年度の粗飼料給与状況を表2に示した。
表2
区
粗飼料給与状況
分
草
種
サイレージ
トウモロコシ
ヘイレージ
イタリアンライグラス
エンバク
スーダングラス
乾草
放牧
前年度繰越
(kg)
生産量
(kg)
使用期間
H24.4.1∼5.2,11.13∼H25.3.31
使用量
(kg)
残量
(kg)
193,845
83,945
69,665
208,125
3,410
78,665
H24.4.1∼H24.11.6
82,075
0
0
23,218
H24.4.6∼H25.1.31
23,218
0
404
14,900
H24.4.1∼H25.3.31
14,501
399
イタリアンライグラス
2,380
11,591
H24.4.1∼H25.3.31
10,820
771
ローズグラス
6,612
40,348
H24.4.1∼H25.3.31
27,599
19,361
ギニアグラス
0
32,832
H24.9.21∼H25.3.31
12,512
20,320
バヒアグラス
0
500,000
H24.5.1∼10.31
500,000
0
センチピードグラス
0
42,000
H24.5.1∼10.31
42,000
0
ネピアグラス
0
850,000
H24.5.1∼10.31
850,000
0
52
肉用牛の出荷状況
平成24年度の肉用牛の出荷状況を表3に示した。 出荷頭数の総計は73頭であり, 枝肉出荷が43頭 (うち
黒毛老廃牛4頭, ホルス老廃牛2頭), 生体の出荷が30頭であった。 通常肥育の黒毛和種枝肉出荷頭数は
37頭であり, 上物率は43%であった。 平均枝肉重量は455 kgであり, 市場価格の低迷もあり枝肉単価は
1,552円/kg, 販売価格707千円と前年度並みの低調に推移した。
表3
肉用牛出荷成績
区
分
性
頭
別
数
出荷時
体 重
(kg)
去
24
雌
黒毛 (老廃)
ホル (老廃)
品
種
黒毛和種
枝肉 (肥育)
老廃
若牛
仔牛
黒毛和種
黒毛和種
生体
F1
ぬれ仔
ホル
出荷時
日 齢
(日)
一日増
体 重
(kg/日)
販売価格
生体単価
枝肉単価
(円/頭)
(円/kg)
(円/kg)
741
909
0.80
726,205
1,022
1,544
13
669
903
0.72
670,983
1,055
1,569
雌
4
535
4,953
-
143,669
281
481
雌
2
-
2,849
-
143,242
-
327
雌
6
471
3,798
-
233,981
497
-
雌
1
-
559
-
385,350
-
-
去
5
287
281
0.89
434,889
1,514
-
雌
5
289
293
0.84
415,737
1,440
-
雄
4
64
42
0.69
106,803
1,662
-
雌
0
-
-
-
-
-
-
雄
9
64
41
0.63
15,244
237
-
雌
0
-
-
-
-
-
-
繁殖成績
平成24年の繁殖成績 (受胎頭数 / 実頭数) を表4に, 月毎の授精頭数ならびに受胎頭数について表5に
示した。 黒毛和種の受胎率 (46 / 57頭) は80.7%で前年度の83.1%に比べ2.4%低下した。 ホルスタイン種
の受胎率 (17 / 21頭) は81.0%で前年度の69.2%に比べ約12%も上昇した。 なお, 24年に受胎した黒毛和
種46頭, ホルスタイン種17頭の受胎までの授精回数は両方とも1.5回であった。
月別の授精延べ頭数に対する受胎頭数を受胎率としてみると, 黒毛和種では5月が最も高く100.0%,
前年度とは異なり12月が最も低く0.0%であった。 また, 放牧期間中 (5-10月) の受胎率は49.1%で放牧
期間中以外 (11-4月) は51.2%であり, ほぼ同じであった。 ホルスタイン種では前年度とは異なり, 2,
4, 6, 8, 9, 11月が50%以上で高く, それ以外の月は 5, 10, 12が約20%, 1, 3, 7月が0%であった。
表4
牛の繁殖成績 (平成24年)
実頭数
(頭)
延 AI 回数
(回)
受胎までの
平均 AI 回数
(回)
妊娠頭数
(頭)
妊娠率1)
(%)
初産月齢
黒毛和種
57
92
1.5
46
80.7
26.1 (9頭平均)
ホルスタイン種
21
37
1.5
17
81.0
24.4 (2頭平均)
品種\項目
1) 成牛で販売した牛については妊娠が不明であるので, 受胎率の計算は受胎率=受胎頭数 / (実頭数-販売頭数)×100
で計算している。
53
表5
月別授精頭数及び受胎頭数 (平成24年)
H24
黒毛和種
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
授精延頭数 (頭)
7
5
11
2
7
11
9
6
12
8
10
4
92
受 胎 頭 数 (頭)
2
2
8
1
7
5
3
5
4
2
7
0
46
0.0
50.0
受
ホルスタイン種
計
1
胎
率 (%) 28.6 40.0 72.7 50.0 100.0 45.5 33.3 83.3 33.3 25.0 70.0
授精延頭数 (頭)
1
5
1
3
5
1
2
2
5
5
3
4
37
受 胎 頭 数 (頭)
0
4
0
2
1
1
0
1
4
1
2
1
17
0.0
80.0
0.0
受
胎
率 (%)
66.7 20.0 100.0 0.0
50.0 80.0 20.0 66.7 25.0
45.9
注) 成牛で販売した牛については妊娠が不明なので、 表からは除いてある。
疾病状況
平成24年度の疾病発生状況を表6に示した。 例年と比較して4月に腸炎が多く, 平成25年3月には仔牛
で気管支炎が多発した。 乳房炎は平年並み。 その他の疾患として, 蹄病, 分娩牛や肥育牛の食欲不振, 急
性鼓脹症などが発生した。
表6
家畜疾病発生状況
病名/年月
H24
H25
計
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
1月
2月
3月
腸炎 (下痢等)
8
0
2
4
2
0
3
0
3
0
1
0
23
気管支炎
0
1
0
0
0
0
0
0
0
0
0
12
13
乳房炎
2
4
3
2
0
3
3
3
2
2
1
0
25
その他
0
2
0
3
0
0
1
2
0
0
0
1
9
斃死・死産
0
0
1
1
0
0
0
0
1
0
0
0
3
10
7
6
10
2
3
7
5
6
2
2
13
73
合
計 (頭数)
圃場部 (弓削・本田・山下)
飼料作物, 牧草の作付け状況および生産量
平成24年度の飼料作物, 牧草の作付け結果および生産量を表7に, またその際の種子, 肥料等の使用量
を表8に示した. ただし冬作のイタリアンライグラス, エンバクおよびライムギについては平成24年10月
に播種し, 平成25年5月までの生産の結果である.
作付け草種は例年とほぼ同様であったが, 一部夏作でパールミレットなどのミレット類を導入した. 更
に冬作ではイタリアンライグラスとの混播で, 収量の多い草種であるライムギを導入した. またバヒアグ
ラス放牧草地へイタリアンライグラスを簡易更新機により一部導入し, 冬季から春先の放牧草の確保に努
めた. 作付け面積は例年とほぼ同様であった. また冬作のイタリアンライグラス採草圃場のほぼ全てにエ
ンバクまたはライムギを混播した. そのため冬作では播種量が前年と比べ約163%に増加し, 乾物生産量
は約143%となった. 全体の乾物収量は約39万㎏で, 前年度の約103%であった.
例年通り, ギニアグラスの一部 (2.0ha) は前年度までの自然下種を利用し, 冬作との連年栽培を継続し
た.
作付け草種は例年とほぼ同様であった。 作付け面積は冬作のイタリアンライグラスとエンバクの混播栽
培面積を増やし, 夏作のトウモロコシ後のスーダングラス作付けを止めたため全体の面積は例年とほぼ同
54
様となった。 また冬作のイタリアンライグラスの収納時期に天候が不安定であったため, 乾草での生産が
困難でその分ラップサイレージとして生産した。 乾物生産量は前年度と比較し, イタリアンライグラスの
乾草およびラップサイレージでそれぞれ約41%および182%であった。 全体の乾物収量は約38万㎏で, 前
年度の約105%であった。 また例年通り, ギニアグラスの一部 (2.5 ha) は前年度までの自然下種を利用し,
冬作との連年栽培を継続した。
表7
飼料作物, 牧草の作付けおよび生産実績
利用方法
作付面積
(ha)
草種名
放牧
バヒアグラス
525,000
105,000
1.0
50,000
10,000
2.0
120000
24,000
イタリアンライグラス
2.5
100,000
20,000
16.0
795,000
159,000
−
13,856
11,778
34
エンバク・イタリアン混播
11.9
35,256
29,968
136
ライムギ・イタリアン混播
2.4
12,095
10,281
59
ローズグラス
6.7
40,348
34,296
141
1,605
ギニアグラス
5.0
38,716
32,134
170
74
計
イタリアンライグラス
ミレット
0.3
640
538
79
26.3
140,911
118,994
540
イタリアンライグラス
−
14,776
10,195
46
エンバク・イタリアン混播
−
46,437
32,042
143
スーダングラス
2.4
14,900
11,175
50
小
2.4
76,113
53,412
239
6.6
208,125
62,438
51.3
1,220,149
393,843
小
サイレージ
計
計
トウモロコシ
合
表8
梱包数 (個)
ロール
タイト
ネピアグラス
小
ラップサイレージ
乾物生産量
(kg)
10.5
センチピードグラス
乾草
現物生産量
(kg)
計
779
飼料畑および草地における種子・肥料の使用量
草
種
種子
(kg)
化成肥料
(14‐12‐10)
20kg/袋
苦土石灰
20kg/袋
尿素
20kg/袋
自家堆肥
(t)
バヒアグラス
−
122
135
17
−
トウモロコシ
142
131
259
23
208
ローズグラス
165
92
201
29
114
ギニアグラス
66
72
156
20
−
115
56
104
16
−
10
4
9
−
−
イタリアンライグラス
679
49
44
10
−
エンバク (イタリアン混播)
610
169
426
50
106
ライムギ (イタリアン混播)
スーダングラス
ミレット
120
34
72
−
−
ネピアグラス
−
2
6
2
−
センチピードグラス
−
10
31
3
−
1907
741
1443
170
428
合
計
920
2,678
2,678
55
加工部 (鶴原, 邉見・本田・山下・黒木 (兼任))
住吉フィールドでは, 当フィールドで生産した生乳を原料として, 熱処理充填した牛乳 (500 mlパック)
を【大学牛乳】として, 大学職員や宮崎大学生協, 及び近隣住民に対して販売しており, また余剰分の牛
乳を県経済連に出荷している。 平成24年度は昨年度と比較して, 搾乳牛の頭数が若干減少したことにより,
生乳出荷量, 牛乳処理量共に減少した。
平成24年度の牛乳処理量および生乳出荷量を表9に示した。 牛乳処理量は26,476 kgと前年度より1,558 kg
減少した。 生乳出荷量は46,976 kgと前年度より1,328 kg減少した。 その結果, 販売合計では73,452 kgと前
年度より2,886 kg減少した。
平成24年度の月別牛乳販売個数を表10に示した。 牛乳販売個数は46,289個で, 前年度より3,954個減少し
た。
県経済連に出荷した生乳の成分検査結果並びに単価を表11に示した。
表9
牛乳処理量および牛乳出荷量
年
月
牛乳処理量(kg)
生乳出荷量(kg)
合計(kg)
H12. 4
1,988
7,069
9,057
5
2,622
5,815
8,437
6
2,142
4,921
7,063
7
2,426
2,547
4,973
8
2,209
2,524
4,733
9
1,563
3,388
4,951
10
2,644
2,541
5,185
11
2,448
1,408
3,856
12
2,433
2,873
5,306
H13. 1
2,026
4,026
6,052
2
2,016
4,352
6,368
3
1,959
5,512
7,471
26,476
46,976
73,452
合
表 10
計
月別牛乳販売個数
年
月
H12. 4
販売個数(個)
3,614
5
4,163
6
4,317
7
4,235
8
3,810
9
2,713
10
4,498
11
4,125
12
4,316
H13. 1
3,188
2
3,417
3
3,893
合
計
46,289
56
表 11
出荷生乳検査結果
乳脂率
(%)
タンパク質
(%)
SNF
(%)
MUN
(mg/dl)
体細胞数
(万/ml)
細菌数
(万/ml)
上期
3.97
3.20
8.81
9.7
9
3
93.68
下期
4.04
3.16
8.68
9.2
6
3
93.18
上期
4.26
3.26
8.77
11.8
6
3
98.19
下期
4.03
3.34
8.93
13.9
9
3
97.90
上期
3.97
3.28
8.87
10.5
10
3
106.66
下期
3.94
3.36
8.93
9.2
6
3
106.83
上期
3.87
3.25
8.75
9.0
9
3
117.40
下期
3.75
3.20
8.73
11.3
7
3
116.38
上期
3.93
3.28
8.72
9.5
9
3
118.81
下期
0.00
0.00
0.00
0.0
0
0
120.08
上期
4.15
3.24
8.66
10.5
10
3
125.70
下期
3.92
3.35
8.77
5.7
10
3
124.24
上期
4.03
3.36
8.77
9.1
24
3
110.41
下期
3.96
3.14
8.59
10.8
57
3
98.80
上期
4.28
3.19
8.61
10.0
8
3
105.61
下期
4.12
3.19
8.63
8.4
7
3
105.00
上期
0.00
0.00
0.00
0.0
0
0
94.41
下期
3.91
3.39
8.87
12.8
4
3
93.30
上期
4.19
3.23
8.68
9.0
13
3
92.15
下期
4.39
3.35
8.83
6.9
9
3
92.92
上期
4.22
3.11
8.65
10.2
7
3
92.69
下期
3.86
3.14
8.64
8.0
8
3
91.51
上期
3.91
3.14
8.62
9.0
7
3
88.97
下期
3.81
3.01
8.49
8.3
5
3
88.25
年月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
1月
2月
3月
単価
(円/kg)
57
3
田野フィールド (演習林)
1
保育実績
項
目
数
量
場
所
田野地区
下刈り
除
10.2 ha
6に15, 8う1, 13い2, ろ4,9,11-15, 15ろ4, と2-4,6-9, ち2,3, る2, 20に5, 21ろ2
伐
9.5 ha
8ろ,ほ,ち,るの一部,か,よ,た,な,ら,を,
枝打ち
5.5 ha
6に1,6,8,10,18,19,21 (4.22ha委託), 8ろ
保育間伐
9.5 ha
8ろ,ほ,ち,るの一部,を,か,よ,た,な,ら, 18への一部
植
1.2 ha
7に, へ2
栽
18への一部
大納地区
除伐・つる切り
植
2
栽
1ち,り,か,み,ま,え
0.1 ha
2と
1への一部
林産物売払
地区名
産物区分
生産数量:m3
契約年月
生産数量 収入金額
金額・単位:円
売払先
立米単価
場所
宮崎県森林組合連合会
3,362・9,749
7に
168,975
宮崎県森林組合連合会
4,670
10ろ
72.4
524,869
宮崎県森林組合連合会
7,250
7に
18.0
142,037
宮崎県森林組合連合会 10,998・3,376
7に
1.0
1,942
宮崎県森林組合連合会
1,876
7に
H24.10
10.9
116,118
宮崎県森林組合連合会
10,608
7へ2
スギ材
H24.10
146.9
849,603
宮崎県森林組合連合会
5,782
7へ2
田野地区
広葉樹パルプ材
H24.10
108.1
879,664
宮崎県森林組合連合会
8,138
7へ2
田野地区
スギ材
H24.11
58.2
229,437
宮崎県森林組合連合会
3,943
18へ
田野地区
スギ材
H24.12
63.5
192,562
宮崎県森林組合連合会
3,035
1へ
田野地区
広葉樹パルプ材
H25.2
17.5
142,406
宮崎県森林組合連合会
8,137
8な
田野地区
スギ材
H25.2
9.7
45,336
宮崎県森林組合連合会
4,676
8ら
田野地区
木工品他
H24.11・H24.12
田野地区
乾燥椎茸
H24.4-H25.3
5.75kg
28,750
学内販売
田野地区
生椎茸
H24.4-H25.3
287.7kg
218,800
学内販売
田野地区
なめこ
H24.4-H25.3
17kg
17,000
学内販売
田野地区
スギ材・ヒノキ材
H24.4
田野地区
スギ材
H24.5
36.2
田野地区
広葉樹パルプ材
H24.5
田野地区
広葉樹用材・スギ材 H24.5
田野地区
マツ材
H24.7
田野地区
広葉樹用材
田野地区
合
計
175.9 1,711,197
178,950
718.3 5,447,646
フィールド開放 (木花,住吉)
Ⅶ 組 織
61
平成25月10日1日付スタッフ
フィールドセンター長
福山
喜一
客員教授
南谷
忠志
併任教員
井戸田幸子
位田
晴久
高橋
俊浩
幡手
英雄
専任教員
内田
好則
西脇
亜也
技術専門職員
安藤
定美
黒木
志郎
技術職員
甲斐
祐介
福重
博貴
技能補佐員
内田
真貴
太田原鉄秀
末吉なつみ
専任教員
小林
郁雄
福山
喜一
藤代
剛
技術専門職員
蔭東
清一
野村
憲司
技術職員
宇田津康弘
緒方
福三
鶴原
啓通
山下
祐成
弓削
嗣彦
黒木
江い子
黒木
義一
大澤
健司
満冨
和満
甲斐
重貴
富永
充洋
邉見
広一郎
佐伯
雄一
農業部門
牧畜部門
技能補佐員
本田
森林部門
専任教員
木
正博
技術専門職員
村本
康治
技術職員
久保田
技能補佐員
池田
技術補佐員
黒木眞知子
要
鉄平
久寿米木一登
松下
広幸
海洋部門
専任教員
神田
猛
技術専門職員
道下
保
附帯施設長
部門長
木花フィールド (農場)
西脇
亜也
農業部門
位田
晴久
住吉フィールド (牧場)
小林
郁雄
牧畜部門
高橋
俊浩
木
正博
森林部門
甲斐
重貴
神田
猛
海洋部門
幡手
英雄
田代
幸子
田野フィールド (演習林)
延岡フィールド (水産実験所)
事務職員
事務課長
福留
孝司
事務次長
横山
昌生
事務係長
鎌田
早苗
事務職員
大寶
文
事務補佐員
南園
美加
田ノ上美喜
河野このみ
直樹